JP2007261952A - クロマン誘導体及び当該化合物を含有する液晶組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
以上より、負の誘電率異方性の絶対値が大きく、液晶組成物との相溶性に優れた液晶化合物の開発が求められていた。
本願発明は、一般式(I)
エチル基、プロピル基、ブチル基及びペンチル基が特に好ましい。
Rbは炭素原子数1から5の直鎖状アルキル基又は炭素原子数2から5の直鎖状アルケニル基が好ましく、アルキル基においてはエチル基、プロピル基、ブチル基及びペンチル基がより好ましく、アルケニル基では式(a)〜(e)の構造がより好ましく、エチル基、プロピル基、ブチル基及びペンチル基が特に好ましい。m及びnは、mが1又は0を表しnが0を表すことが好ましく、mが1表しnが0を表すことがより好ましい。m又はnが1を表す場合、Za及びZbは単結合又は-CH2CH2-が好ましいが少なくとも一方は単結合であることが好ましく、共に単結合であることがより好ましい。Aa及びAbはトランス-1,4-シクロヘキシレン基が好ましい。
一般式(I)で表される化合物は、具体的には以下の一般式(I-1)及び一般式(I-2)で表される化合物
本願発明の誘電率異方性が負のネマチック液晶組成物は、構成成分として一般式(I)で表される化合物を1種又は2種以上含有し、一般式(II)
本発明の液晶組成物においては一般式(I)で表される化合物を組成物中に1質量%(以下組成物中の%は質量%を表す)以上50%以下含有することが好ましく、2%から40%含有することがより好ましく、4から30%含有することがさらに好ましい。一般式(II)で表される化合物を10%から70%含有することが好ましく、20%から50%含有することがより好ましい。
本発明の液晶組成物において一般式(III)
一般式(III)には多くの化合物が含まれるが、以下の一般式(III-1)から一般式(III-7)で表される化合物が好ましい。
また、本発明の液晶組成物において、一般式(IV)から一般式(VIII)
(製法1) Xaがメチル基を表しXbが水素原子を表す化合物の合成
一般式(IX)で表されるケトン誘導体
(製法2) Xaが水素原子を表しXbがメチル基を表す化合物の合成
一般式(XVI)
化合物記載に下記の略号を使用する。
Me :メチル基
Et :エチル基
Pr :プロピル基
Bu :ブチル基
Pen :ペンチル基
SBMEA :水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム
Ms :メタンスルホニル基
Py :ピリジン
又、相転移温度の記載において次の記号を使用する。
C 結晶相
N ネマチック相
S 未知のスメクチック相
I 等方性液体相
(実施例1) 7,8-ジフルオロ-2-ペンチル-6-(3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ブトキシ)クロマン(I-1)の合成
水素化ナトリウム(60%鉱物油分散物、17.6 g、0.440 mol)のトルエン(200 ml)懸濁溶液を10 ℃以下に冷却しながら激しく攪拌している中に、その温度を保ちながら、ジエチルホスホノ酢酸エチル(99.6 g、0.440 mol)を滴下して加えた。10 ℃以下に保ちながら1-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)エタノン(1) (100.0 g、0.399 mol)のトルエン(200 ml)溶液を滴下して加えた。2時間加熱還流した後、水を滴下して加えて反応を停止させた。トルエンで有機層を抽出し(3回)、集めた有機層を3 M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、そのままその溶液をカラム(シリカゲル、トルエン)により精製し、さらに減圧蒸留(160-210℃、1.0 KPa)し3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)-2-ブテン酸エチル(2)の微黄色液体を得た。
収量 129.3 g (収率 92.0%)
(以下、オートクレーブ中で行う。)(1-1)で得た化合物(2)(129.3 g、0.368 mol)のエタノール/酢酸エチル(200 ml/200 ml)混合溶液中に、5 %パラジウム−炭素(50%含水物、12.6 g)を加えた後、水素圧(0.5 MPa)下、室温で6時間攪拌した。粉末セルロースを用いて触媒を濾別した後、濾液を減圧濃縮し、3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ブタン酸エチル(3)の微黄色液体を得た。
収量 133.3 g (収率 定量的)
(1-2)で得た化合物(3) (133.3 g、0.368 mol)のトルエン(400 ml)溶液を、室温で激しく攪拌している中に、70%水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミン酸ナトリウムトルエン溶液(SBMEA、120.0 g、0.416 mol)を滴下して加えた。室温で1時間攪拌を続けた後、水に滴下して加えて反応を停止させた。析出した固体が溶解するまで3 M塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出し(3回)、集めた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ブタノール(4)の薄黄色液体を得た。
収量 108.0 g (収率 定量的)
(1-3)で得た化合物(4) (108.0 g、0.368 mol)のジクロロメタン(300 ml)溶液に、水冷下、メタンスルホニルクロリド(31.0 ml、0.401 mol)を滴下して加えた後、さらにその温度を保ったままピリジン(35.5 ml、0.439 mol)を滴下して加えた。続けて4-ジメチルアミノピリジン(5.4 g、0.044 mol)を加えた後、室温で8時間攪拌を続けた。反応液に水を加えて反応を停止させた後、有機層を分離し、水層からジクロロメタンで抽出した(2回)。集めた有機層を3 M塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、得られた液体をカラム(アルミナ、トルエン)を用いて精製し、さらに再結晶(ヘキサン)することにより、メタンスルホン酸3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ブチル(5)の白色固体を得た。
収量 103.0 g (収率 75.4%)
(以下、窒素雰囲気中で行う。) 7,8-ジフルオロ-2-ペンチルクロマン-6-オール(6) (14.3 g、0.056 mol)のDMF(300 ml)溶液に、無水リン酸三カリウム(23.7 g、0.112 mol)を加えた後、(1-4)で得たメタンスルホン酸3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ブチル(5) (20.0 g、0.056 mol)を加えた。2時間加熱還流した後、室温まで冷却し、水を滴下して加えて反応を停止させた。トルエンで抽出し(3回)、集めた有機層を、3 M塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、そのままの溶液をカラム(シリカゲル+アルミナ、トルエン)を用いて精製し、再結晶(アセトン)することにより、7,8-ジフルオロ-2-ペンチル-6-(3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ブトキシ)クロマン(I-1)の白色粉末を得た。収量 25.2 g (収率 87.1%)
1H-NMR (400MHz, CDCl3) d (ppm) 0.77-2.02 (m, 43H, CH+CH2+CH3), 0.85 (t, J=7.2Hz, 3H, CH3), 2.60-2.80 (m, 2H, CH2), 3.88-3.99 (m, 3H, CH2O+CHO), 6.38 (dm, J=6.4Hz, 1H, ArH)、純度 99.9%(GC)、
相転移温度(℃) C 91.5 (S 55 N 76.5) I
(実施例2) 7,8-ジフルオロ-2-ペンチル-6-(2-メチル-3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロポキシ)クロマン(I-2)の合成
(以下、窒素雰囲気下で行う。)メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(7) (370 g、1.079 mol)のテトラヒドロフラン(THF、740 ml)溶液を氷冷下で激しく攪拌している中に、内温を保ちながらt-ブトキシカリウム(121 g、1.078 mol)のTHF(600 ml)溶液を滴下して加えた。内温を保ちながら30分間激しく攪拌を続けた後、内温を保ちながら4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロシクロヘキサノン(1、200 g、0.899 mol)のTHF(400 ml)溶液を滴下して加えた。内温を保ちながら1時間激しく攪拌を続けた後、水を滴下して加えて反応を停止させ、ヘキサン、メタノールを加えた後、有機層を分離し、水層をヘキサンで抽出した(2回)。集めた有機層を、50%メタノール水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、カラム(シリカゲル、ヘキサン)を用いて精製することにより薄黄色の液体を得た(224.7 g)。
収量 210 g (収率 95.8%)
水素化ナトリウム(60%鉱物油分散物、8.4 g、0.210 mol)のトルエン(120 ml)懸濁溶液を10 ℃以下に冷却しながら激しく攪拌している中に、その温度を保ちながら、2-ホスホノプロピオン酸トリエチル(50.0 g、0.210 mol)を滴下して加えた。10 ℃以下に保ちながら(2-1)で得たトランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシルアセトアルデヒド(8) (46.1 g、0.189 mol)のトルエン(90 ml)溶液を滴下して加えた。2時間加熱還流した後、水を滴下して加えて反応を停止させた。トルエンで有機層を抽出し(3回)、集めた有機層を3 M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、そのままその溶液をカラム(シリカゲル、トルエン)により精製し、2-メチル-3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)アクリル酸エチル(9)の黄色液体を得た。
収量 68.0 g (収率 定量的)
(以下、オートクレーブ中で行う。)(2-2)で得た化合物(3) (68.0 g、0.189 mol)のエタノール/酢酸エチル(300 ml/300 ml)混合溶液中に、5 %パラジウム−炭素(50%含水物、8.0 g)を加えた後、水素圧(0.5 MPa)下、室温で6時間攪拌した。粉末セルロースを用いて触媒を濾別した後、濾液を減圧濃縮し、2-メチル-3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロパン酸エチル(10)の黄色液体を得た。
収量 55.4 g (収率 90.0%)
(2-3)で得た化合物(10) (55.4 g、0.170 mol)のトルエン(150 ml)溶液を、室温で激しく攪拌している中に、70%水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミン酸ナトリウムトルエン溶液(SMEBA、60.0 g、0.208 mol)を滴下して加えた。室温で1時間攪拌を続けた後、水に滴下して加えて反応を停止させた。析出した固体が溶解するまで3 M塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出し(3回)、集めた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、2-メチル-3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロパノール(11)の黄色液体を得た。
収量 49.4 g (収率 定量的)
(2-4)で得た化合物(11) (49.4 g、0.170 mol)のジクロロメタン(250 ml)溶液に、水冷下、メタンスルホニルクロリド(15.5 ml、0.200 mol)を滴下して加えた後、さらにその温度を保ったままピリジン(20.0 ml、0.247 mol)を滴下して加えた。続けて4-ジメチルアミノピリジン(2.6 g、0.021 mol)を加えた後、室温で8時間攪拌を続けた。反応液に水を加えて反応を停止させた後、有機層を分離し、水層からジクロロメタンで抽出した(2回)。集めた有機層を3 M塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、得られた液体をカラム(アルミナ、トルエン)を用いて精製し、さらに再結晶(ヘキサン)することにより、メタンスルホン酸2-メチル-3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロピル(12)の白色固体を得た。
収量 50.5 g (収率 77.1%)
(以下、窒素雰囲気中で行う。) 7,8-ジフルオロ-2-ペンチルクロマン-6-オール(16)(7.1 g、0.028 mol)のDMF(100 ml)溶液に、無水リン酸三カリウム(11.8 g、0.056 mol)を加えた後、(2-4)で得たメタンスルホン酸2-メチル-3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロピル(12) (10.0 g、0.028 mol)を加えた。2時間加熱還流した後、室温まで冷却し、水を滴下して加えて反応を停止させた。トルエン/ヘキサン混合溶液で抽出し(3回)、集めた有機層を、3 M塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、そのままの溶液をカラム(シリカゲル+アルミナ、トルエン/ヘキサン=1/1)を用いて精製し、再結晶(アセトン)することにより、7,8-ジフルオロ-2-ペンチル-6-(2-メチル-3-(トランス-4-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロポキシ)クロマン(I-2)の白色粉末を得た。収量 11.8 g (収率 82.1%)
1H-NMR (400MHz, CDCl3) d (ppm) 0.77-1.17 (m, 16H, CH+CH2), 0.87 (t, J=7.3Hz, 3H, CH3), 0.99 (d, J=6.6Hz, 3H, CH3), 1.23-1.83 (m, 22H, CH+CH2), 1.96-2.07 (m, 2H, CH2), 2.64-2.81 (m, 2H, CH2), 3.65 (dd, J1=8.9Hz, J2=7.2Hz, 1H, CH2O), 3.78 (dd, J1=8.9Hz, J2=5.5Hz, 1H, CH2O), 3.94-4.00 (m, 1H, CHO), 6.38 (dm, J=7.8Hz, 1H, ArH)、純度 99.9%(GC)、
相転移温度(℃) C 66.5 (N 56.5) I
(実施例3) 液晶組成物の調製(1)
以下の組成からなるホスト液晶組成物(H)
誘電率異方性(Δε): 0.04
屈折率異方性(Δn): 0.098
この母体液晶(H)80%と実施例1で得られた式(I-1)20%からなる液晶組成物(M-1)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
誘電率異方性(Δε): −1.08
屈折率異方性(Δn): 0.095
本発明の化合物(I-A)を含有する液晶組成物(M-1)は、母体液晶(H)に比べ、誘電率異方性(Δε)は大きく減少して負の値となった。このことから、本発明の化合物(I-A)は、誘電率異方性が負であり、その絶対値が極めて大きいことがわかる。
実施例3で調製した母体液晶(H)80%と実施例2で得られた式(I-2)20%からなる液晶組成物(M-2)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
ネマチック相上限温度(TN-I): 92.1℃
誘電率異方性(Δε): −1.01
屈折率異方性(Δn): 0.093
本発明の化合物(I-2)を含有する液晶組成物(M-2)もまた、母体液晶(H)に比べ、誘電率異方性(Δε)は大きく減少して負の値となった。このことから、本発明の化合物(I-2)は、誘電率異方性が負であり、その絶対値が極めて大きいことがわかる。
また、液晶組成物(M-2)の電圧保持率を80℃で測定したところ、ホスト液晶組成物(H)の電圧保持率に対して98%以上と高い値を示した。このことから本発明の化合物(I-2)は安定性の面からも液晶表示材料として十分使用可能であることがわかる。
実施例3で調製した母体液晶(H)80%と本願発明の化合物類似する以下の化合物 (R-1)
この組成物の物性値は以下の通りである。
誘電率異方性(Δε): −0.53
屈折率異方性(Δn): 0.098
比較例の化合物 (R-1)を含有する液晶組成物(M-R2)は、実施例3及び4記載の液晶組成物に比べてネマチック相上限温度は高いものの、Δεの絶対値が半分程度と低い値となってしまった。
以上より、本願発明の化合物は液晶組成物との高い相溶性と大きいΔεの絶対値を併せ持っていることが明らかである。
(実施例5) 液晶組成物の調製(4)
以下の組成からなる液晶組成物(M-3)を調製した。
ネマチック相上限温度(TN-I): 82.0℃
誘電率異方性(Δε): −3.20
屈折率異方性(Δn): 0.092
ここで作製した組成物を用いて、電圧保持率を測定したところ80℃で98%と高い値を示し、優れた表示特性を示す液晶表示装置を作成することができた。
以下の組成からなる液晶組成物(M-4)を調製した。
ネマチック相上限温度(TN-I): 80.1℃
誘電率異方性(Δε): −3.16
屈折率異方性(Δn): 0.091
ここで作製した組成物を用いて、電圧保持率を測定したところ80℃で98%と高い値を示し、優れた表示特性を示す液晶表示装置を作成することができた。
Claims (11)
- 一般式(I)
- 一般式(I)において、mが1を表し、nが0を表す請求項1記載の化合物。
- 一般式(I)において、R1及びR2が炭素原子数1から5の直鎖状アルキル基を表す、請求項1又は2記載の化合物。
- 一般式(I)
- 一般式(IV)、一般式(V)、一般式(VI)、一般式(VII)及び一般式(VIII)
- 一般式(III)で表される化合物を2種以上含有し、一般式(IV)、一般式(V)、一般式(VI)、一般式(VII)及び一般式(VIII)で表される化合物群から選ばれる2種以上を含有する請求項6記載の液晶組成物。
- ネマチック相上限温度が70℃以上であり、ネマチック相下限温度が-20℃以下であり、一般式(I)で表される化合物の含有量が1から50質量%の範囲である請求項4から7の何れかに記載の液晶組成物。
- 請求項4から8記載の液晶組成物を使用した液晶表示素子。
- アクティブマトリックス駆動される請求項9記載の液晶表示素子。
- 垂直配向モードで表示される請求項10記載の液晶表示素子。
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