JP2007260982A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Noritsugu Itou
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head

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Abstract

【課題】インク吐出口の吐出状態を回復させる適切なタイミングを検出できると共に、インクの消費を抑制できるインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】印刷ヘッドのインク吐出口を開放及び封止する封止手段と、封止時間を計時する封止時間計時手段と、封止手段がインク吐出口を開放している時間を計時する開放時間計時手段と、開放時間及び封止時間に基づいてインク吐出口の乾燥度を取得する乾燥度取得手段と、乾燥度の限界値を記憶する限界値記憶手段と、乾燥度取得手段で取得した乾燥度が限界値以上になった場合にメンテナンス手段を作動させる制御手段を備えたインクジェットプリンタの提供。
【選択図】図6

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関し、特に、インク吐出口の吐出状態を回復させる適切なタイミングを検出できると共に、インクの消費を抑制できるインクジェットプリンタに関するものである。
従来より、複数のインク吐出口が形成された印刷ヘッドからインクを吐出して記録紙(印刷媒体)に印刷すると共に、非印刷状態の場合にはヘッドキャップ(封止手段の一部)により印刷ヘッドが封止されるインクジェットプリンタが知られている。かかるインクジェットプリンタにおいて、印刷ヘッドのインク吐出口を封止するヘッドキャップは、そのインク吐出口に付着したインクの乾燥を抑制し、そのインク吐出口の吐出状態を維持するものである。しかし、印刷ヘッドのインク吐出口がヘッドキャップで封止されていても、そのインク吐出口に付着したインクは少しずつ乾燥する。よって、非印刷状態が長時間に渡って連続した場合、インク吐出口に付着したインクは、乾燥することでその粘度が大きくなる。粘度の大きなインクはインク吐出口に詰まり、そのインク吐出口からインクが正常に吐出されない吐出不良を引き起こす。
これに対し、特開平10−146993号公報(特許文献1)には、ヘッドキャップ24により印刷ヘッド21のノズル22が封止された状態の経過時間を計測するタイマ140と、そのタイマ140の計測結果に基づいて、ノズル22からインクを吐出してノズル22の吐出状態を回復させるフラッシングを行う増粘インク除去手段とを備えたインクジェットプリンタが開示されている。なお、フラッシングによりノズル22から吐出されたインクは、ポンプ28によりヘッドキャップ24内を介して吸引され、インク吸収材26により吸収される。
特開平10−146993号公報
しかしながら、特許文献1にかかるインクジェットプリンタが印刷状態である場合、印刷ヘッド21とヘッドキャップ24とが離間するので、ヘッドキャップ24は大気に開放されその内部が乾燥する。その後、再び非印刷状態となってヘッドキャップ24により印刷ヘッド21のノズル22が封止されても、ヘッドキャップ24の内部は乾燥により湿度が低下しているので、ノズル22に付着したインクは素早く乾燥する。よって、タイマ140でノズル22が封止された状態の経過時間を計測するだけでは、適切なフラッシングタイミングを検出できないという問題点があった。ヘッドキャップ24の内部の乾燥度合により、フラッシングタイミングの到来時期は異なるからである。従って、吐出不良の防止のためにはフラッシングの間隔を短くして頻繁なフラッシングが必要となるが、その分、インクの浪費に繋がるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、インク吐出口の吐出状態を回復させる適切なタイミングを検出できると共に、インクの消費を抑制できるインクジェットプリンタを提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載のインクジェットプリンタは、インクを吐出する複数のインク吐出口を有し、そのインク吐出口からインクを吐出し印刷媒体に対して印刷を行う印刷ヘッドと、その印刷ヘッドのインク吐出口からインクを吐出又は吸引してそのインク吐出口の吐出状態を回復させるメンテナンス手段とを備えたものであり、前記印刷ヘッドのインク吐出口を開放及び封止する封止手段と、その封止手段が前記印刷ヘッドのインク吐出口を封止している場合に、その封止時間を計時する封止時間計時手段と、前記封止手段が前記印刷ヘッドのインク吐出口を開放している場合に、その開放時間を計時する開放時間計時手段と、その開放時間計時手段及び封止時間計時手段により計時された開放時間及び封止時間に基づいて、前記印刷ヘッドのインク吐出口の乾燥度を取得する乾燥度取得手段と、その乾燥度取得手段により取得される乾燥度の限界値を記憶する限界値記憶手段と、前記乾燥度取得手段で取得した乾燥度が前記限界値記憶手段により記憶された限界値以上になった場合に、前記メンテナンス手段を作動させて、前記印刷ヘッドのインク吐出口の吐出状態を回復させる制御手段とを備えている。
請求項2記載のインクジェットプリンタは、請求項1記載のインクジェットプリンタにおいて、前記乾燥度取得手段は、前記開放時間計時手段により計時される開放時間を複数の範囲に区切り、その複数の範囲に区切られた開放時間の各々に対応する乾燥係数をそれぞれ記憶する乾燥係数記憶手段と、その乾燥係数記憶手段により記憶された乾燥係数をその開放時間計時手段により計時された開放時間に基づいて取得する乾燥係数取得手段とを備え、その乾燥係数取得手段により取得された乾燥係数と、前記封止時間計時手段により計時された封止時間とに基づいて、前記印刷ヘッドのインク吐出口の乾燥度を取得するものである。
請求項3記載のインクジェットプリンタは、請求項2記載のインクジェットプリンタにおいて、前記乾燥度取得手段は、前記乾燥係数記憶手段により記憶された乾燥係数毎に、前記封止時間計時手段により計時される封止時間を複数の範囲に区切り、その複数の範囲に区切られた封止時間の各々に対応する前記乾燥度をそれぞれ記憶する乾燥度記憶手段を備え、前記乾燥係数取得手段により取得された乾燥係数と、前記封止時間計時手段により計時された封止時間とに基づいて、前記乾燥度記憶手段により記憶された前記乾燥度を取得するものである。
請求項4記載のインクジェットプリンタは、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタにおいて、前記制御手段は、前記乾燥度取得手段で取得した乾燥度が前記限界値記憶手段により記憶された限界値以上になった場合に、前記印刷ヘッドのインク吐出口からインクを吐出させるフラッシング動作を実行してそのインク吐出口の吐出状態を回復させるものである。
請求項5記載のインクジェットプリンタは、請求項4記載のインクジェットプリンタにおいて、前記メンテナンス手段は、前記封止手段が前記印刷ヘッドのインク吐出口を封止した状態で、その封止手段を介して前記印刷ヘッドのインク吐出口からインクを吸引する吸引手段を備えており、前記乾燥係数記憶手段で取得された乾燥係数と前記限界値記憶手段に記憶された限界値とに基づいて、前記フラッシング動作を次回実行するまでの間隔を算出するフラッシング動作算出手段と、前記フラッシング動作を次回実行するまでの間隔の最小値を記憶する最小値記憶手段と、前記フラッシング動作算出手段により算出された間隔が前記最小値記憶手段により記憶された最小値以下になった場合に、前記吸引手段を作動させてその封止手段を介して前記インク吐出口からインクを吸引するパージ実行手段とを備えている。
請求項1記載のインクジェットプリンタよれば、封止時間計時手段は、印刷媒体に対して印刷を行う印刷ヘッドのインク吐出口が封止手段により封止されている場合にその封止時間を計時し、また、開放時間計時手段は、印刷ヘッドのインク吐出口が封止手段により開放されている場合にその開放時間を計時する。乾燥度取得手段は、この開放時間計時手段及び封止時間計時手段により計時された開放時間及び封止時間に基づいて、インク吐出口の乾燥度を取得する。そして、取得された乾燥度が限界値記憶手段に記憶された限界値以上になった場合に、制御手段によりメンテナンス手段が作動され、印刷ヘッドのインク吐出口からインクを吐出又は吸引して印刷ヘッドのインク吐出口の吐出状態が回復される。
よって、封止時間及び開放時間に基づいたインク吐出口の乾燥度が取得され、また、その乾燥度が限界値に達した場合にメンテナンス手段を作動させるので、封止手段が大気に開放されその内部が乾燥しても、インク吐出口が所定の乾燥度合になったときにその吐出状態を回復できる。従って、インク吐出口の吐出状態を回復させる適切なタイミングを検出できるという効果がある。また、インク吐出口の吐出状態を回復させる適切なタイミングを検出できるので、吐出不良の防止のためにメンテナンス手段の作動間隔を短くしてメンテナンス手段の作動を頻繁に行う必要がない。よって、その分、インクの消費を抑制できるという効果がある。
請求項2記載のインクジェットプリンタよれば、請求項1記載のインクジェットプリンタの奏する効果に加え、乾燥係数取得手段は、複数の範囲に区切られた開放時間の各々に対応して乾燥係数記憶手段にそれぞれ記憶される乾燥係数の中から、開放時間計時手段により計時された開放時間に基づいて、1の乾燥係数を取得する。よって、この乾燥係数取得手段に取得された1の乾燥係数と、封止時間計時手段により計時された封止時間とに基づいて、乾燥度取得手段はインク吐出口の乾燥度を適切に取得できるという効果がある。
請求項3記載のインクジェットプリンタによれば、請求項2記載のインクジェットプリンタの奏する効果に加え、まず、複数の範囲に区切られた開放時間の各々に対応して乾燥係数記憶手段にそれぞれ記憶される乾燥係数の中から、開放時間計時手段により計時された開放時間に基づいて、1の乾燥係数が乾燥係数取得手段により取得される。そして、乾燥度取得手段は、乾燥係数取得手段に取得された1の乾燥係数と、封止時間計時手段により計時された封止時間とに基づいて、乾燥係数毎に複数の範囲に区切られた封止時間の各々に対応して乾燥度記憶手段にそれぞれ記憶される乾燥度の中から、1の乾燥度を取得する。よって、乾燥度取得手段は開放時間に基づいた1の乾燥係数から封止時間に基づいた1の乾燥度を取得できるので、インク吐出口の乾燥度を適切に取得できるという効果がある。
請求項4記載のインクジェットプリンタによれば、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタの奏する効果に加え、制御手段は、乾燥度取得手段で取得した乾燥度が限界値記憶手段により記憶された限界値以上になった場合に、印刷ヘッドのインク吐出口からインクを吐出させるフラッシング動作を実行して、そのインク吐出口の吐出状態を回復する。即ち、フラッシング動作によりインク吐出口の吐出状態を回復できるという効果がある。
請求項5記載のインクジェットプリンタによれば、請求項4記載のインクジェットプリンタの奏する効果に加え、フラッシング動作算出手段は、乾燥係数記憶手段で取得された乾燥係数と限界値記憶手段に記憶された限界値とに基づいて、フラッシング動作を次回実行するまでの間隔を算出する。そして、そのフラッシング動作算出手段により算出された間隔が最小値記憶手段に記憶された最小値以下になった場合に、パージ実行手段は、封止手段にインク吐出口が封止された状態で、吸引手段を作動させてその封止手段を介してインク吐出口からインクを吸引する。すると、封止手段内はインクで濡れるので、その封止手段内の湿度が上昇する。よって、封止手段にインク吐出口が封止されている場合、そのインク吐出口に付着したインクの乾燥を抑制できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態における多機能周辺装置1の斜視図である。この多機能周辺装置1は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、及びビデオプリンタ機能の各種機能を備えており、これらの機能の実行時に行われる印刷のために、フルカラー印刷が可能なインクジェットプリンタ29(図2参照)を搭載している。
図1に示すように、多機能周辺装置1の装置本体2は箱状体に形成され、その上面前部には操作パネル3が配設されている。操作パネル3には、「0」〜「9」の数字ボタン3aや、スタートボタン3bなどの各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。後述する計時回路28に計時される時間の初期設定、フラッシング間隔メモリ24a及び乾燥度限界値メモリ24b(図3参照)の数値設定も、この操作パネル3上の各ボタンを操作することにより行われる。
操作パネル3の後部には、矩形状の液晶ディスプレイ(以下「LCD」と称す)6が設けられ、多機能周辺装置1の設定状態や各種の操作メッセージなどが必要に応じて表示される。なお、多機能周辺装置1が待機状態にある場合には、操作パネル3を介して設定された時間がLCD6に表示される。
LCD6の後方(図1左側)には、ファクシミリ機能時に相手ファクシミリ装置51(図3参照)に送信されるファクシミリ原稿や、コピー機能時に複写されるコピー原稿などを積層載置する原稿載置部4が設けられている。この原稿載置部に載置された各種の原稿は、装置本体2内へ搬送され、スキャナ19(図3参照)によりその原稿の表面に描かれた画像が読み取られる。画像を読み取られた原稿は、更に搬送され、操作パネル3の下方に設けられた原稿排出部9へ排出される。
原稿載置部4の後部には、カセット挿嵌部5が設けられている。このカセット挿嵌部5には、複数枚の記録紙E(図2参照)を積層収納する用紙カセット(図示せず)が着脱可能に取り付けられる。記録紙Eは、カセット挿嵌部5に装着された用紙カセットから供給され、後述するインクジェットプリンタ29によって印刷された後、原稿排出部9の下方に設けられた記録紙排出部10から排出される。
記録紙排出部10の右下方部には、ビデオ信号入力端子7が設けられている。このビデオ信号入力端子7に接続されたビデオカメラ等から出力されるビデオ信号は、多機能周辺装置1の内部へ取り込まれ、インクジェットプリンタ29によってフルカラーで印刷される。
次に、図2を参照してインクジェットプリンタ29について説明する。図2は、本実施形態の多機能周辺装置1の装置本体2に収納されるインクジェットプリンタ29の斜視図である。このインクジェットプリンタ29は、印刷ヘッド65を図2中矢印A及び反矢印A方向へ移動させて印刷を行うシリアルプリンタである。
図2に示すように、インクジェットプリンタ29の略コの字状のフレーム63には、円柱状のプラテンローラ61がその軸心を中心に回転可能に取着されている。プラテンローラ61は、そのプラテンローラ61と連動する搬送モータ79が駆動することにより回転して、記録紙Eを搬送する。また、フレーム63には、プラテンローラ61と平行に設けられた直線棒状のガイドロッド62が固着されている。ガイドロッド62上には、印刷ヘッド65を搭載したキャリッジ66が設けられている。キャリッジ66は、フレーム63の一側に設けられたキャリッジモータ67によって回転される移動プーリ68及び従動プーリ69間に掛け渡されたベルト70を介して、ガイドロッド62に沿って図2中矢印A方向及び反矢印A方向に移動される。
キャリッジ66に搭載される印刷ヘッド65は、4色のインクカートリッジ65a〜65dを備えており、各インクカートリッジ65a〜65dには、図2の左から順に、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色のインクが充填されている。これら4色のインクは、印刷ヘッド65における記録紙Eとの対向面に設けられた複数のインク吐出口(図示せず)から吐出され、記録紙Eにフルカラーの印刷が行われる。各インクカートリッジ65a〜65dはそれぞれ個別に着脱可能であり、インクの不足したインクカートリッジ65a〜65dのみを個別に取り替えることができる。
フレーム63の他側(図2の左側)には、印刷ヘッド65のインク吐出口からインクを吸引する定期パージ実行処理(図6のS24)を実行して、インクの吐出状態を回復させる回復機構71が設けられている。回復機構71は、印刷ヘッド65のインク吐出口の乾燥を抑制するため、非印刷状態の場合にそのインク吐出口の各々を一度に封止する略直方体状の吸引キャップ72を備えている。吸引キャップ72の裏面には、その吸引キャップ72を印刷ヘッド65の方向へ突出させる突出部材73が取着されている。突出部材73の一端は、円弧状に形成された突出レバー74の表面に当接し、かかる突出レバー74が図2の状態から印刷ヘッド65の方向へ移動されると、突出部材73と共に吸引キャップ72が印刷ヘッド65の方向へ突出される。これにより、キャリッジ66を図2中矢印Pの位置(以下「位置P」と称す)へ移動させた後、突出レバー74を印刷ヘッド65の方向へ移動させることにより、吸引キャップ72を印刷ヘッド65のインク吐出口に被せて封止する。
突出レバー74の印刷ヘッド65の方向への移動は、キャッピングモータ75の駆動により回転されるカム体76によって行われる。カム体76は、キャッピングモータ75を駆動してカム体76の軸心Cを中心にカム体76を図2中矢印B方向に回転させることにより、突出レバー74を押圧して、突出レバー74を印刷ヘッド65の方向へ移動させる。
吸引キャップ72には、その非吸引面にチューブ77が接続されている。チューブ77は、吸引ポンプ(図示せず)に接続されている。吸引ポンプは、パージモータ80が駆動することにより作動するものであり、印刷ヘッド65に吸引キャップ72が被せられた状態で作動されると、印刷ヘッド65のインク吐出口からインクが吸引される。
なお、インクの吐出状態を回復させる別の方式として、印刷ヘッド65のインク吐出口からインクを吐出させる定期フラッシング実行処理(図6のS27)を実行する場合もある。かかる場合には、キャリッジ66を図2中矢印Dの位置(以下「位置D」と称す)へ移動させた後、印刷ヘッド65のインク吐出口からインクを吐出させる。これにより、そのインク吐出口の吐出状態を回復できる。なお、吐出されたインクは、位置Dに移動された印刷ヘッド65に対向して設けられたインク吸収材(図示せず)により吸収される。
次に、図3を参照して多機能周辺装置1の電気的構成を説明する。図3は、本実施形態の多機能周辺装置1の電気的構成を示したブロック図である。図3に示すように、多機能周辺装置1は、ファクシミリユニットFU及びプリンタユニットPUの2つのユニットがインターフェイス30により相互に接続されて構成されている。ファクシミリユニットFUは、CPU11、ROM12、RAM13、EEPROM14、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)15、モデム16、符号器17、復号器18、スキャナ19、操作パネル3、LCD6、ビデオ信号入力端子7、原稿センサ8、及び計時回路28を備えており、これらはファクシミリ制御回路20を介して相互に接続されている。
CPU11は、NCU15を介して送受信される各種の信号に基づいて、ファクシミリ制御回路20に接続された各部を制御し、ファクシミリ動作を実行するものである。ROM12は、この多機能周辺装置1で実行される各種の制御プログラムを記憶する書換不能なメモリであり、RAM13は各種のデータを記憶するための書換可能なメモリである。EEPROM14は書換可能な不揮発性のメモリであり、このEEPROM14に記憶されたデータは、多機能周辺装置1の電源オフ後も保持される。
NCU15は電話回線52に対するダイヤル信号の送出や、電話回線52からの呼出信号の応答等の動作を行うものである。モデム16は、NCU15を介して画像データを変調及び復調し、相手ファクシミリ装置51へ伝送すると共に、伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。符号器17は、スキャナ19により読み取られた原稿の画像データなどを圧縮するために符号化するものであり、復号器18は、受信されたファクシミリデータなどの符号化されたデータを復号化するものである。スキャナ19は、原稿載置部4から装置内部へ挿入された原稿の画像を読み取るためのものである。また、ファクシミリ制御回路20には、上記した操作パネル3、LCD6、及びビデオ信号入力端子7が設けられている。原稿センサ8は、原稿載置部4に原稿が載置されているかを検出するセンサである。
計時回路28は、時間(日付を含む)を計時する回路であり、多機能周辺装置1の電源オフ後も時間の計時を継続するための電池28aを備えている。この計時回路28の時間の初期設定は、操作パネル3を介して行われる。計時回路28により計時される時間は、多機能周辺装置1の待機時、即ち、各動作機能の停止時にLCD6に出力されて時計表示が行われる。なお、ファクシミリユニットFUは、NCU15、電話回線52を介して、相手ファクシミリ装置51と接続されている。
プリンタユニットPUは、演算装置であるCPU21と、後述する図6から図9のフローチャートに示す各処理を始め、CPU21により実行される制御プログラムを記憶するROM22と、CPU21の実行時に参照及び更新される各種のワークメモリや印刷用データを記憶するプリントメモリ等を備えたRAM23と、書換可能な不揮発性のメモリであるEEPROM24と、主装置としてのパーソナルコンピュータ(以下「PC」と称す)53が接続されるパソコン用インターフェイス(以下「PC用インターフェイス」と称す)25と、印刷用の文字等のベクトルフォントを記憶するキャラクタジェネレータ(以下「CG」と称す)26と、上述したインクジェットプリンタ29とを備えている。これらはプリンタ制御回路27を介して相互に接続されている。なお、PC用インターフェイス25は、例えば、セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイスであり、多機能周辺装置1は、このパソコン用インターフェイス25に接続されたケーブル54を介して、PC53とデータの送受信が可能にされている。また、インクジェットプリンタ29は、上述したキャリッジモータ67、キャッピングモータ75、搬送モータ79、パージモータ80、及び印刷ヘッド65を備えている。
ROM22には、キャップ内乾燥係数テーブル22a(図4(a)参照)、ノズル乾燥度テーブル22b(図4(b)参照)、及びフラッシング周期グラフデータ22c(図5参照)が設けられている。キャップ内乾燥係数テーブル22aは、後述するアンキャップ時間メモリ23bの値に基づいた1のキャップ内乾燥係数αを読み出すためのデータテーブルであり、ノズル乾燥度テーブル22bは、その1のキャップ内乾燥係数α及び非印刷状態の時間に基づいた1のノズル乾燥度βを読み出すためのデータテーブルである。なお、キャップ内乾燥係数αとは、吸引キャップ72の乾燥度合を示す数値(係数)であり、ノズル乾燥度βとは、印刷ヘッド65のインク吐出口の乾燥度合を示す数値である。
フラッシング周期グラフデータ22cは、キャップ内乾燥係数α及び乾燥度限界値βl(図5参照)に基づいて定期フラッシング実行処理(図6のS27)を次回実行するまでの時間間隔Tを予測するためのグラフデータである。乾燥度限界値βlとは、ノズル乾燥度βにおける所定の数値のことであり、これ以上乾燥すると、定期フラッシング実行処理(S27)及び定期パージ実行処理(図6のS24)を実行しても、印刷ヘッド65のインク吐出口の吐出状態を回復できないという数値を示している。なお、キャップ内乾燥係数テーブル22a及びノズル乾燥度テーブル22bの詳細については図4を参照して、また、フラッシング周期グラフデータ22cの詳細については図5を参照して説明する。
RAM23には、キャップ時間メモリ23a、アンキャップ時間メモリ23b、乾燥係数記憶メモリ23c、フラッシング時間メモリ23d、及びノズル乾燥度メモリ23eが設けられている。キャップ時間メモリ23aは、非印刷状態、即ち、吸引キャップ72により印刷ヘッド65のインク吐出口が封止される状態(以下「キャップ状態」と称す)の開始時間を記憶するメモリである。キャップ状態になったことが確認されると、CPU21は、計時回路28の値を読み出し、その値をキャップ時間メモリ23aへ書き込む。その後、計時回路28の値からキャップ時間メモリ23aの値を減算することで、キャップ状態が連続した時間(以下「キャップ時間」と称す)を算出できる。なお、キャップ時間メモリ23aの値は、印刷処理、定期フラッシング実行処理(S27)、及び定期パージ実行処理(S24)の各処理の後に、その値がCPU21により0とされる。印刷処理、定期フラッシング実行処理(S27)、及び定期パージ実行処理(S24)が実行された場合、印刷ヘッド65のインク吐出口からインクが吐出又は吸引されるので、そのインク吐出口の吐出状態が回復するからである。
アンキャップ時間メモリ23bは、印刷状態、即ち、印刷ヘッド65のインク吐出口が開放されている状態(以下「アンキャップ状態」と称す)の時間を記憶するメモリである。ここで、アンキャップ状態にある場合、吸引キャップ72は大気に開放されその内部が乾燥する。すると、吸引キャップ72内の湿度が低下するので、インク吐出口に付着したインクは素早く乾燥する。即ち、アンキャップ状態の時間(以下「アンキャップ時間」と称す)の長さによって、インク吐出口に付着したインクの乾燥の進行度が異なる。これに対応するため、アンキャップ時間メモリ23bが設けられており、アンキャップ時間メモリ23bの値によって、吸引キャップ72の乾燥度合が判断できる。アンキャップ時間メモリ23bの値は、後述するメンテナンス処理(図6参照)において、アンキャップ状態であると判断される毎に1ずつ加算されていく。これにより、アンキャップ時間メモリ23bの値は、アンキャップ時間が長い程大きくなる。なお、アンキャップ時間メモリ23bの値は、定期パージ実行処理(図6のS24)後に0とされる。定期パージ実行処理(S24)により印刷ヘッド65のインク吐出口からインクが吸引されると、吸引キャップ72内がインクで濡れるので、吸引キャップ72内の湿度が上昇するからである。
乾燥係数記憶メモリ23cは、キャップ内乾燥係数テーブル22a(図4(a)参照)から取得した1のキャップ内乾燥係数αを記憶するメモリである。このキャップ内乾燥係数αは、アンキャップ時間メモリ23bの値に基づいて取得される。乾燥係数記憶メモリ23cの値は、定期パージ実行処理(S24)後に最小の値である「1」とされる。定期パージ実行処理(S24)が実行されると、吸引キャップ72内がインクで濡れるからである。
フラッシング時間メモリ23dは、乾燥係数記憶メモリ23cに記憶されたキャップ内乾燥係数αと、後述する乾燥度限界値メモリ24bに記憶された乾燥度限界値βlとに基づいて算出された定期フラッシング実行処理(図6のS27)を次回実行するまでの時間間隔Tを記憶するメモリである(図5参照)。この時間間隔Tが、後述するフラッシング間隔メモリ24aに記憶された時間間隔TAよりも小さい場合には、定期パージ実行処理(S24)が行われる。
ノズル乾燥度メモリ23eは、乾燥係数記憶メモリ23cに記憶された1のキャップ内乾燥係数αと、キャップ時間とに基づいてノズル乾燥度テーブル22b(図4(b)参照)から取得された印刷ヘッド65のインク吐出口のノズル乾燥度βを記憶するメモリである。このノズル乾燥度βが乾燥度限界値βl以上になった場合に、定期フラッシング実行処理(S27)が実行される。なお、かかる定期フラッシング実行処理(S27)、定期パージ実行処理(S24)、及び印刷処理の実行後、印刷ヘッド65のインク吐出口からインクが吐出又は吸引されたので、そのインク吐出口の吐出状態が回復する。よって、ノズル乾燥度メモリ23eの値は、これら各処理が行われた後に、最小の値である「100」とされる。
EEPROM24には、フラッシング間隔メモリ24a及び乾燥度限界値メモリ24bが設けられている。フラッシング間隔メモリ24a及び乾燥度限界値メモリ24bに記憶されるそれぞれの値は、操作パネル3を介して自由に設定できる。
フラッシング間隔メモリ24aは、定期フラッシング実行処理(図6のS27)を次回実行するまでの時間間隔Tの最小値を記憶するメモリである。本実施形態ではこの時間間隔Tの最小値として「TA」が設定されており、上述したフラッシング時間メモリ23dに記憶された時間間隔Tがその最小値TA以下になった場合、定期パージ実行処理(図6のS24)が実行される。
乾燥度限界値メモリ24bは、上述したノズル乾燥度βの上限となる乾燥度限界値βl(図5参照)を記憶するメモリである。本実施形態の乾燥度限界値メモリ24bには乾燥度限界値βlとして「400」が設定されており、ノズル乾燥度βが「400」に達した場合、CPU21により定期フラッシング実行処理(S27)が実行される。
次に、図4を参照してキャップ内乾燥係数テーブル22a及びノズル乾燥度テーブル22bについて説明する。図4(a)は、キャップ内乾燥係数テーブル22aの構成を模式的に示した図であり、図4(b)は、ノズル乾燥度テーブル22bの構成を模式的に示した図である。
図4(a)に示すように、キャップ内乾燥係数テーブル22aは、アンキャップ時間メモリ23bの値を複数の範囲に区切り、その複数の範囲に区切られたアンキャップ時間メモリ23bの値の各々に対応するキャップ内乾燥係数αをそれぞれ記憶するデータテーブルである。CPU21は、このキャップ内乾燥係数テーブル22aからアンキャップ時間メモリ23bの値に対応した1のキャップ内乾燥係数αを読み出し、その1のキャップ内乾燥係数αを乾燥係数記憶メモリ23cへ書き込む。例えば、CPU21は、アンキャップ時間メモリ23bの値が「5」であれば、キャップ内乾燥係数テーブル22aから「1.2」を読み出し、その「1.2」を乾燥係数記憶メモリ23cへ書き込む。また、CPU21は、アンキャップ時間メモリ23bの値が「55」であれば、キャップ内乾燥係数テーブル22aから「2」を読み出し、その「2」を乾燥係数記憶メモリ23cへ書き込む。即ち、アンキャップ時間メモリ23bの値に基づいて、「1」、「1.2」、「2」、及び「10」の中のいずれかの値が、乾燥係数記憶メモリ23cに記憶される。
図4(b)に示すように、ノズル乾燥度テーブル22bは、キャップ内乾燥係数α毎にキャップ時間を複数の範囲に区切り、その複数の範囲に区切られたキャップ時間の各々に対応するノズル乾燥度βをそれぞれ記憶するデータテーブルである。CPU21は、乾燥係数記憶メモリ23cに記憶された1のキャップ内乾燥係数αと、キャップ時間とに基づいて1のノズル乾燥度βを読み出し、そのノズル乾燥度βをノズル乾燥度メモリ23eへ書き込む。例えば、CPU21は、乾燥係数記憶メモリ23cの値が「1.2」であってキャップ時間が40時間であれば、ノズル乾燥度テーブル22bから「300」を読み出し、その「300」をノズル乾燥度メモリ23eへ書き込む。また、CPU21は、乾燥係数記憶メモリ23cの値が「10」であってキャップ時間が40時間であれば、ノズル乾燥度テーブル22bから「400」を読み出し、その「400」をノズル乾燥度メモリ23eへ書き込む。なお、本実施形態の乾燥度限界値メモリ24bの値は「400」に設定されており、ノズル乾燥度メモリ23eへ書き込まれた値が「400」以上になった場合には定期フラッシング実行処理(図6のS27)が実行される。また、キャップ時間は、計時回路28の値からキャップ時間メモリ23aの値を減算することにより算出される。
次に、図5を参照して、フラッシング周期グラフデータ22cについて説明する。図5は、フラッシング周期グラフデータ22cの構成を模式的に示した図である。図5に示すように、フラッシング周期グラフデータ22cは、定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tとノズル乾燥度βとの関係を示したグラフデータである。図5の横軸(図5左右方向)は、定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tを示しており、図5の縦軸(図6上下方向)は、ノズル乾燥度βを示している。
図5に示した4本のグラフは、それぞれ「β=f(α,T)」で表される関数のグラフである。なお、図5のグラフにおいて、実線は「α=10」のグラフであり、点線は「α=2」のグラフであり、一点鎖線は「α=1.2」のグラフであり、二点鎖線は「α=1」のグラフである。
また、図5における「βl」は、乾燥度限界値メモリ24bに記憶される乾燥度限界値βlを示している。本実施形態の乾燥度限界値メモリ24bは「400」が使用者により設定されているので、「βl=400」となる。次回定期フラッシング時間算出処理(図6のS22)では、CPU21により定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tが予測される。予測される時間間隔Tは、「β=400」と「β=f(α,T)」とのグラフの交点を求めることで算出する。即ち、関数「β=f(α,T)」へ「α」と「β=400」とを代入することで、予測する時間間隔Tを算出するのである。なお、算出された時間間隔Tは、フラッシング時間メモリ23dに記憶される。また、予測される時間間隔Tはそれぞれ、「α=1」の場合には「T4」となり、「α=1.2」の場合には「T3」となり、「α=2」の場合には「T2」となり、「α=10」の場合には「T1」となる。
定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tは、「T1」が最小であると共に、「T1」,「T2」,「T3」,「T4」の順に大きくなっている。これにより、アンキャップ時間が長い程、予測される時間間隔Tは小さく算出される。アンキャップ時間が長い程、吸引キャップ72内が乾燥してその湿度が低下し、その分、インク吐出口に付着したインクが素早く乾燥するからである。
アンキャップ時間メモリ23bの値が大きくなっていくと、アンキャップ内乾燥係数αが「10」になる。かかる場合、予測される時間間隔Tは「T1」となり、その「T1」の値は「T2」〜「T4」の値よりも小さいので、「T2」〜「T4」の場合よりも頻繁に定期フラッシング実行処理(S27)が実行され、インクの消費が大きくなることが予測される。これを防ぐため、フラッシング間隔メモリ24a(図3参照)には、定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tの最小値となる時間間隔「TA」が記憶されている。上述したように、CPU21は、フラッシング時間メモリ23dに記憶された時間間隔Tが時間間隔「TA」以下の場合、定期パージ実行処理(S24)を実行する。ここで、本実施形態の時間間隔「TA」は、「T1」よりも大きく、且つ「T2」よりも小さい値に設定されている。即ち、定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tが「T1」であると予測されると、定期パージ実行処理(図6のS24)が実行される。定期パージ実行処理(S24)が実行されると、吸引キャップ72内がインクで塗れるので、吸引キャップ72内の湿度が上昇する。これにより、印刷ヘッド65のインク吐出口に付着したインクの乾燥を抑制できる。よって、頻繁な定期フラッシング実行処理(S27)の実行が不要となるので、CPU21は、キャップ時間メモリ23a及びアンキャップ時間メモリ23bの値を0とし、また、乾燥係数記憶メモリ23cの値(キャップ内乾燥係数α)を「1」とし、更に、ノズル乾燥度メモリ23eの値(ノズル乾燥度β)を「100」とする。これにより、定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tは「T4」と算出されるので、予測される時間間隔Tが長くなり、その分、インクの消費を抑制できる。
次に、図6から図9のフローチャートを参照して、本実施形態の多機能周辺装置1で実行される、メンテナンス処理について説明する。図6は、多機能周辺装置1のプリンタユニットPUで実行されるメンテナンス処理のフローチャートである。図6のメンテナンス処理では、まず、乾燥係数記憶メモリ23cの値を「1」とする(S11)。次に、キャップ時間メモリ23aの値を0とし(S12)、アンキャップ時間メモリ23bの値を0とし(S13)、ノズル乾燥度メモリ23eの値を「100」とする(S14)。次に、キャリッジ66が位置Pにあり、且つキャッピングモータ75が印刷ヘッド65に吸引キャップ72を被せているかを確認する(S15)。即ち、S15の処理はキャップ状態(非印刷状態)かアンキャップ状態(印刷状態)かを確認する処理である。キャリッジ66が位置Pにあり、且つキャッピングモータ75が印刷ヘッド65に吸引キャップ72を被せていなければ(S15:No)、アンキャップ状態であるので、アンキャップ時間メモリ23bの値を1加算する(S16)。そして、アンキャップ時間メモリ23bの値に基づいてキャップ内乾燥係数テーブル22aから1のキャップ内乾燥係数αを読み出し、その1のキャップ内乾燥係数αを乾燥係数記憶メモリ23cへ書き込む(S17,図4(a)参照)。そして、キャップ時間メモリ23aの値を0とし(S18)、ノズル乾燥度メモリ23eの値を「100」とする(S19)。そして、処理をS15へ移行して、キャップ状態(非印刷状態)を確認するまで、S15からS19の処理を繰り返す。
一方、キャリッジ66が位置Pにあり、且つキャッピングモータ75が印刷ヘッド65に吸引キャップ72を被せていれば(S15:Yes)、キャップ状態であることが確認されたので、キャップ時間メモリ23aの値が0かを確認する(S20)。キャップ時間メモリ23aの値が0であれば(S20:Yes)、キャップ状態の開始時間を記憶させるため、計時回路28の値を読み出し、その値をキャップ時間メモリ23aへ書き込む(S21)。そして、次回定期フラッシング時間算出処理(S22)を実行する。一方、キャップ時間メモリ23aの値が「0」でなければ(S20:No)、キャップ状態が連続して継続されているので、処理をS22へ移行する。
ここで、図7を参照して次回定期フラッシング時間算出処理(S22)について説明する。図7は、多機能周辺装置1のプリンタユニットPUで定期的に実行される次回定期フラッシング時間算出処理(S22)のフローチャートである。図7の次回定期フラッシング時間算出処理(S22)では、まず、乾燥係数記憶メモリ23cの値をα、乾燥度限界値メモリ24bの値をβとして、フラッシング周期グラフデータ22c(図5参照)の「β=f(α,T)」の関数にそれぞれの値を代入して定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tを算出する(S31)。そして、算出された値Tをフラッシング時間メモリ23dへ書き込む(S32)。例えば、算出された値が「T3」の場合、その「T3」がフラッシング時間メモリ23dへ書き込まれる。
図6に戻る。次回定期フラッシング時間算出処理(S22)の実行後は、そのフラッシング時間メモリ23dの値がフラッシング間隔メモリ24aの値TAよりも小さいかを確認する(S23)。フラッシング時間メモリ23dの値がフラッシング間隔メモリ24aの値TAよりも小さければ(S23:Yes)、定期パージ実行処理(S24)を実行する。例えば、「T1」である場合、フラッシング間隔メモリ24aの値「TA」よりも小さいので、定期パージ実行処理(S24)が実行される。
定期パージ実行処理(S24)は、パージモータ80を所定時間駆動して吸引ポンプ(図示せず)を作動させる処理である。これにより、印刷ヘッド65のインク吐出口から吸引キャップ72を介してインクが吸引される。よって、定期パージ実行処理(S24)を実行することで、インク吐出口の吐出状態を回復させ、また、吸引キャップ72内を濡らすことができる。そして、処理をS11へ移行し、S11からの処理を繰り返す。一方、フラッシング時間メモリ23dの値がフラッシング間隔メモリ24aの値TAよりも小さくなければ(S23:No)、ノズル乾燥度算出処理(S25)を実行する。
ここで、図8を参照してノズル乾燥度算出処理(S25)について説明する。図8は、多機能周辺装置1のプリンタユニットPUで定期的に実行されるノズル乾燥度算出処理(S25)のフローチャートである。図8のノズル乾燥度算出処理(S25)では、まず、計時回路28の値からキャップ時間メモリ23aの値を減算し、キャップ時間を算出する(S41)。そして、算出したキャップ時間及び乾燥係数記憶メモリ23cの値(キャップ内乾燥係数α)に基づいて、ノズル乾燥度テーブル22b(図4(b)参照)から1のノズル乾燥度βを読み出し、読み出した値をノズル乾燥度メモリ23eへ書き込む(S42)。例えば、乾燥係数記憶メモリ23cの値が「1.2」であってキャップ時間が40時間の場合、ノズル乾燥度として「300」が読み出される。そして、ノズル乾燥度メモリ23eへ「300」が書き込まれる。
図6に戻る。ノズル乾燥度算出処理(S25)の実行後は、ノズル乾燥度メモリ23eの値は乾燥度限界値メモリ24bの値以上かを確認する(S26)。ノズル乾燥度メモリ23eの値が乾燥度限界値メモリ24bの値以上でなければ(S26:No)、処理をS15へ移行し、S15からの処理を繰り返す。一方、ノズル乾燥度メモリ23eの値が乾燥度限界値メモリ24bの値以上であれば(S26:Yes)、定期フラッシング実行処理(S27)を実行する。
ここで、図9を参照して定期フラッシング実行処理(S27)について説明する。図9は、多機能周辺装置1のプリンタユニットPUで定期的に実行される定期フラッシング実行処理(S27)のフローチャートである。図9の定期フラッシング実行処理(S27)では、まず、キャッピングモータ75を駆動して、印刷ヘッド65から吸引キャップ72を離間させる(S51)。そして、キャリッジモータ67を駆動してキャリッジ66を位置D(図2参照)まで移動させ(S52)、印刷ヘッド65のインク吐出口からインクを所定量吐出させる(S53)。そして、キャリッジモータ67を駆動してキャリッジ66を位置P(図2参照)まで移動させ(S54)、キャッピングモータ75を駆動して印刷ヘッド65に吸引キャップ72を被せる(S55)。これにより、印刷ヘッド65のインク吐出口の吐出状態を回復できる。
図6に戻る。定期フラッシング実行処理(S27)の実行後は、キャップ時間メモリ23aの値を「0」とし(S28)、ノズル乾燥度メモリ23eの値を「100」として(S29)、処理をS15へ移行する。そして、S15からの処理を繰り返す。
よって、本実施形態の多機能周辺装置1によれば、計時回路28の値からキャップ時間メモリ23aの値を減算してキャップ時間を算出し、また、アンキャップ時間メモリ23bによりアンキャップ時間が計時される。そして、アンキャップ時間メモリ23bの値に基づいて、キャップ内乾燥テーブル22aから1のキャップ内乾燥係数αが取得される。そして、その1のキャップ内乾燥係数α及びキャップ時間に基づいて、ノズル乾燥度テーブル22bから1のノズル乾燥度βが取得される。このノズル乾燥度βが乾燥度限界値βl以上になった場合に、定期フラッシング実行処理(S27)が実行され、印刷ヘッド65のインク吐出口からインクを吐出してインク吐出口の吐出状態が回復される。
よって、キャップ時間及びアンキャップ時間に基づいたノズル乾燥度βを適切に取得できることにより、そのノズル乾燥度βが乾燥度限界値βlに達した場合に定期フラッシング実行処理(S27)を実行できるので、吸引キャップ72が大気に開放されその内部が乾燥しても、インク吐出口が所定の乾燥度合になったときにその吐出状態を回復できる。従って、印刷ヘッド65のインク吐出口の吐出状態を回復させる適切なタイミングを検出できる。また、印刷ヘッド65のインク吐出口の吐出状態を回復させる適切なタイミングを検出できるので、吐出不良の防止のために定期フラッシング実行処理(S27)の実行間隔を短くしてその定期フラッシング実行処理(S27)の実行を頻繁に行う必要がない。よって、その分、インクの消費を抑制できる。
また、本実施形態の多機能周辺装置1によれば、キャップ内乾燥テーブル22aから取得されたキャップ内乾燥係数αと、乾燥係数記憶メモリ23cに記憶された乾燥度限界値βlとに基づいて、定期フラッシング実行処理(S27)を次回実行するまでの時間間隔Tを予測する。そして、予測された時間間隔Tがフラッシング時間メモリ23dに記憶された最小値TA以下になった場合に、キャップ状態でパージモータ80を駆動させて、吸引キャップ72を介してインク吐出口からインクを吸引する。すると、吸引キャップ72内はインクで濡れるので、その吸引キャップ72内の湿度が上昇する。よって、キャップ状態におけるインク吐出口に付着したインクの乾燥を抑制できる。
なお、請求項に記載のインクジェットプリンタの封止時間計時手段としては、図6に示すCPU21によるS21の処理、及び図8に示すCPU21によるS41の算出処理を例示することができる。開放時間計時手段としては、図6に示すS16の処理が該当する。乾燥度取得手段としては、図6及び図8に示すノズル乾燥度算出処理や、CPU21によるS17の処理を例示することができる。制御手段としては、図6に示すS26の判断処理や、S27の処理が該当する。フラッシング動作算出手段としては、図6及び図7に示す次回定期フラッシング時間算出処理が該当する。パージ実行手段としては、図6に示すS23の判断処理、定期パージ実行処理が該当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、乾燥度限界値メモリ24bの値(乾燥度限界値βl)は「400」に設定されたが、多機能周辺装置1の使用する場所に応じて「300」としても良い。かかる場合には、高温且つ湿度が低くインクの乾燥が素早い気候においても、印刷ヘッド65のインク吐出口の吐出状態を保持できる。
また、上記実施形態では、フラッシング間隔メモリ24a及び乾燥度限界値メモリ24bの値は操作パネル3を介して自由に設定されるものであったが、固定値としても良い。かかる場合においても、ノズル乾燥度βが乾燥度限界値βlに達した場合に定期フラッシング実行処理(S27)を実行できるので、吸引キャップ72が大気に開放されその内部が乾燥しても、インク吐出口が所定の乾燥度合になったときにその吐出状態を回復できるのである。
本発明の一実施形態における多機能周辺装置の斜視図である。 多機能周辺装置の装置本体内部に収納されるインクジェットプリンタの斜視図である。 本実施形態の多機能周辺装置の電気的構成を示したブロック図である。 (a)は、キャップ内乾燥係数テーブルの構成を模式的に示した図であり、(b)は、ノズル乾燥度テーブルの構成を模式的に示した図である。 フラッシング周期グラフデータの構成を模式的に示した図である。 多機能周辺装置のプリンタユニットで実行されるメンテナンス処理のフローチャートである。 多機能周辺装置のプリンタユニットで定期的に実行される次回定期フラッシング時間算出処理のフローチャートである。 多機能周辺装置のプリンタユニットで定期的に実行されるノズル乾燥度算出処理のフローチャートである。 多機能周辺装置のプリンタユニットで定期的に実行される定期フラッシング実行処理のフローチャートである。
符号の説明
1 多機能周辺装置
22a キャップ内乾燥テーブル(乾燥係数記憶手段)
22b ノズル乾燥度テーブル(乾燥度記憶手段)
24a フラッシング間隔メモリ(最小値記憶手段)
24b 乾燥度限界値メモリ(限界値記憶手段)
29 インクジェットプリンタ
65 印刷ヘッド
72 吸引キャップ(封止手段の1部)

Claims (5)

  1. インクを吐出する複数のインク吐出口を有し、そのインク吐出口からインクを吐出し印刷媒体に対して印刷を行う印刷ヘッドと、その印刷ヘッドのインク吐出口からインクを吐出又は吸引してそのインク吐出口の吐出状態を回復させるメンテナンス手段とを備えたインクジェットプリンタにおいて、
    前記印刷ヘッドのインク吐出口を開放及び封止する封止手段と、
    その封止手段が前記印刷ヘッドのインク吐出口を封止している場合に、その封止時間を計時する封止時間計時手段と、
    前記封止手段が前記印刷ヘッドのインク吐出口を開放している場合に、その開放時間を計時する開放時間計時手段と、
    その開放時間計時手段及び封止時間計時手段により計時された開放時間及び封止時間に基づいて、前記印刷ヘッドのインク吐出口の乾燥度を取得する乾燥度取得手段と、
    その乾燥度取得手段により取得される乾燥度の限界値を記憶する限界値記憶手段と、
    前記乾燥度取得手段で取得した乾燥度が前記限界値記憶手段により記憶された限界値以上になった場合に、前記メンテナンス手段を作動させて、前記印刷ヘッドのインク吐出口の吐出状態を回復させる制御手段とを備えていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記乾燥度取得手段は、前記開放時間計時手段により計時される開放時間を複数の範囲に区切り、その複数の範囲に区切られた開放時間の各々に対応する乾燥係数をそれぞれ記憶する乾燥係数記憶手段と、その乾燥係数記憶手段により記憶された乾燥係数をその開放時間計時手段により計時された開放時間に基づいて取得する乾燥係数取得手段とを備え、その乾燥係数取得手段により取得された乾燥係数と、前記封止時間計時手段により計時された封止時間とに基づいて、前記印刷ヘッドのインク吐出口の乾燥度を取得するものであることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記乾燥度取得手段は、前記乾燥係数記憶手段により記憶された乾燥係数毎に、前記封止時間計時手段により計時される封止時間を複数の範囲に区切り、その複数の範囲に区切られた封止時間の各々に対応する前記乾燥度をそれぞれ記憶する乾燥度記憶手段を備え、前記乾燥係数取得手段により取得された乾燥係数と、前記封止時間計時手段により計時された封止時間とに基づいて、前記乾燥度記憶手段により記憶された前記乾燥度を取得するものであることを特徴とする請求項2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記制御手段は、前記乾燥度取得手段で取得した乾燥度が前記限界値記憶手段により記憶された限界値以上になった場合に、前記印刷ヘッドのインク吐出口からインクを吐出させるフラッシング動作を実行してそのインク吐出口の吐出状態を回復させるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記メンテナンス手段は、前記封止手段が前記印刷ヘッドのインク吐出口を封止した状態で、その封止手段を介して前記印刷ヘッドのインク吐出口からインクを吸引する吸引手段を備えており、
    前記乾燥係数記憶手段で取得された乾燥係数と前記限界値記憶手段に記憶された限界値とに基づいて、前記フラッシング動作を次回実行するまでの間隔を算出するフラッシング動作算出手段と、
    前記フラッシング動作を次回実行するまでの間隔の最小値を記憶する最小値記憶手段と、
    前記フラッシング動作算出手段により算出された間隔が前記最小値記憶手段により記憶された最小値以下になった場合に、前記吸引手段を作動させてその封止手段を介して前記インク吐出口からインクを吸引するパージ実行手段とを備えていることを特徴とする請求項4記載のインクジェットプリンタ。
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