JP2007260537A - 光化学処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光洗浄効率を低下させることなく長尺化を図ることが可能な光化学処理装置を提供する。
【解決手段】所定の周期Tで平行に配置され、被処理基板1に紫外線を照射するための複数の管状の紫外線光源2と、紫外線光源に高周波電圧を印加するための電極と、紫外線光源を保持するための灯具3と、紫外線光源2を収納し、非酸素雰囲気を保持するための光源収納室5と、光源収納室5に設けられ、紫外線光源2から照射される紫外線を透過するための照射窓4と、複数の紫外線光源2間の下方の少なくとも1か所に設けられ、複数の紫外線光源2の軸方向に照射窓4を支えるための支え軸4bを備える。
【選択図】図1
【解決手段】所定の周期Tで平行に配置され、被処理基板1に紫外線を照射するための複数の管状の紫外線光源2と、紫外線光源に高周波電圧を印加するための電極と、紫外線光源を保持するための灯具3と、紫外線光源2を収納し、非酸素雰囲気を保持するための光源収納室5と、光源収納室5に設けられ、紫外線光源2から照射される紫外線を透過するための照射窓4と、複数の紫外線光源2間の下方の少なくとも1か所に設けられ、複数の紫外線光源2の軸方向に照射窓4を支えるための支え軸4bを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば液晶基板などの洗浄に用いられる光化学処理装置に関する。
一般に、液晶基板などの洗浄に、紫外線と、これにより励起された酸素原子により、有機物を酸化分解させ、揮発させることにより、液晶基板などを洗浄する光洗浄方法が用いられている。このような光洗浄に用いられる紫外線光源として、例えば、Xeエキシマランプなどが用いられている。これは、Xeガスを封入した石英ガラス管の内部に内部電極を、外周部に外部電極を設け、高周波電圧を印加することにより、放電発光させるものであり、発光波長が172nmと短波長であることから、高い洗浄性が得られるものである。
このような紫外線を用いた光化学処理装置において、紫外線の酸素による減衰や、灯具、電極の劣化などによる割れ、熱膨張収縮などによる擦れに起因して発生するダストの落下や不純物の付着を抑えるために、紫外線光源を被処理基板と分離された光源収納室に設置し、窒素ガスなどをパージする構造が採られている(例えば特許文献1参照)。このような光源収納室には、紫外線光源より照射される紫外線を透過するための照射窓が設けられるが、このような照射窓には、通常、紫外線に対して透明且つ安定な石英ガラスが用いられている。
近年、液晶パネルの大型化に伴い、光化学処理装置の長尺化が求められているが、照射窓についても同様に長尺化の必要がある。しかしながら、長尺化に伴いコストが増大する上に、たわみ、割れなどの問題を回避するため、ある程度厚いものを用いる必要があり、紫外線の透過率が低下することにより光洗浄効率が低下するという問題がある。
特開平9−302326号公報([請求項4]、[図1]など)
本発明は、光洗浄効率を低下させることなく長尺化を図ることが可能な光化学処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様によれば、所定の周期Tで平行に配置され、被処理基板に紫外線を照射するための複数の管状の紫外線光源と、紫外線光源に高周波電圧を印加するための電極と、紫外線光源を保持するための灯具と、紫外線光源を収納し、非酸素雰囲気を保持するための光源収納室と、光源収納室に設けられ、紫外線光源から照射される紫外線を透過するための照射窓と、複数の紫外線光源間の下方の少なくとも1か所に設けられ、複数の紫外線光源の軸方向に照射窓を支えるための支え軸を備えることを特徴とする光化学処理装置が提供される。
本発明の一実施態様によれば、光化学処理装置において、光洗浄効率を低下させることなく長尺化を図ることが可能となる。
以下本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
図1に本実施形態の光化学処理装置を示す。図に示すように、被処理基板1に紫外線を照射するための管状の紫外線光源である複数のエキシマランプ2が、所定の周期Tで平行に配置されており、これらエキシマランプ2の夫々の両端に、高周波電圧を印加するための電極部(図示せず)が配置され、反射板(外部電極)3aなどが設けられた灯具3により保持されている。灯具3との下方には、エキシマランプ2から照射される紫外線を透過するための照射窓4が設置されており、灯具3と照射窓4の間には、例えば窒素ガスがパージされ、非酸素雰囲気を保持するための光源収納室5が形成されている。照射窓4は、複数の短尺の石英ガラス4aと、エキシマランプ2と同じ軸方向に配置されたSUS、Al、セラミックスなどからなる支え軸4bが、エキシマランプ2の配置方向(軸方向と垂直方向)に交互に接着されて構成されている。石英ガラス4aは、透過率に影響しない厚さ3〜5mm程度のものが用いられている。支え軸4bは、各エキシマランプ2の直下中心から、エキシマランプ2の配置方向に、配置周期Tの半周期分ずれた位置、すなわち、各エキシマランプ2の間の下方となる位置に配置されている。灯具3内部には、エキシマランプ2の発熱による温度上昇を抑制するための水冷管6が設置されている。
このような光化学処理装置を用いて、以下のようにして例えば被処理基板の光洗浄処理を行う。先ず、窒素パージされた光源収納室5において、灯具3に保持され、所定の周期Tで配置された複数のエキシマランプ2に、インバータ電源(図示せず)からの高周波電圧を、夫々電極部より印加することにより、紫外線が照射される。このとき、エキシマランプ2は、灯具3内に形成された水冷管6により、上方から冷却されている。照射された紫外線は、照射窓4に至るが、このとき、光源収納室5は窒素によりパージされているため、光源収納室5において、紫外線の酸素による減衰などは抑えられる。
照射窓4に到達した紫外線は、照射窓4を透過するが、照射窓4中には、石英ガラス4aのたわみ、割れを抑えるために、紫外線を透過しない支え軸4bが配置されている。従って、紫外線は支え軸4bにおいて遮光されるが、その照度は、所定の周期Tで配置されているエキシマランプ2の下方で高く、T/2シフトしたエキシマランプ2間の下方では低くなっており、照度が低くなるエキシマランプ2間の下方に支え軸4bを設けることで、支え軸4bによる遮光の影響をできるだけ小さくすることができる。
照射窓4を透過した紫外線は、大気中を経由して被処理基板1に到達する。このとき、支え軸4bにより、照射窓4のたわみが抑制されているため、透過窓5と被処理基板1間の距離は一定となり、大気中の酸素による減衰のバラツキが抑えられる。
そして、被処理基板1に到達した紫外線により、光洗浄処理が行なわれる。
本実施形態によれば、照射窓4中に支え軸4bを設けることにより、透過率に影響しない厚さの石英ガラスを用いて照射窓4のたわみ、割れを抑えることができる。さらに、支え軸4bを、エキシマランプ2の下方から半周期ずれた位置に設けることにより、エキシマランプ2間の下方はエキシマランプ2の下方より照度が低くなるため、支え軸4bによる遮光の影響を抑えることができる。従って、光洗浄効率を低下させることなく長尺化を図ることが可能となる。
本実施形態において、照射窓4は、複数の短尺石英ガラス4aと支え軸4bが交互に接着されているが、このような構造に限定されるものではなく、例えば、図2に示すように、ワイヤ状の支え軸4b1が、薄い長尺の石英ガラス4a1の内部に設けられ一体化されているような構造でも、図3に示すように、支え軸4b2が、間に窒素ガスなどが導入された2枚の薄い長尺の石英ガラス4a2に挟まれた構造といったように、照射窓の内部に支え軸を設ける構造でも良い。また、図4に示すように、薄い長尺の石英ガラス4a3の下部に支え軸4b3が設けられた構造のように、照射窓の下部に支え軸を設ける構造でも良い。
また、本実施例において、支え軸は、各エキシマランプ間の下方に設けられているが、必ずしも全てのエキシマランプ間の下方に設ける必要はなく、少なくとも1か所以上に適宜設けることが可能である。
また、本実施例においては、エキシマランプ2の発熱を水冷方式により冷却しているが、図5に示すように、反射板(外部電極)3a上方よりファン7により送風することにより冷却する空冷方式を用いても良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。その他要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1…被処理基板、2…エキシマランプ、3…灯具、4…照射窓、4a…石英ガラス、4b…支え軸、5…光源収納室、6…水冷管、7…ファン
Claims (5)
- 所定の周期Tで平行に配置され、被処理基板に紫外線を照射するための複数の管状の紫外線光源と、
前記紫外線光源に高周波電圧を印加するための電極と、
前記紫外線光源を保持するための灯具と、
前記紫外線光源を収納し、非酸素雰囲気を保持するための光源収納室と、
前記光源収納室に設けられ、前記紫外線光源から照射される前記紫外線を透過するための照射窓と、
複数の前記紫外線光源間の下方の少なくとも1か所に設けられ、複数の前記紫外線光源の軸方向に前記照射窓を支えるための支え軸を備えることを特徴とする光化学処理装置。 - 前記支え軸は、前記紫外線光源より、前記紫外線光源の配置方向にd=T/2ずれた位置の下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光化学処理装置。
- 前記照射窓は、前記支え軸により分割されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光化学処理装置。
- 前記支え軸は、前記照射窓の内部に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の光化学処理装置。
- 前記支え軸は、前記照射窓の下部に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の光化学処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006087596A JP2007260537A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 光化学処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=38634060
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JP2006087596A Pending JP2007260537A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 光化学処理装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005458A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Quark Technology Co Ltd | 紫外線照射装置用フランジ部材および紫外線照射装置 |
JP2011245811A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Iwasaki Electric Co Ltd | 紫外線照射器のケース |
JP2013055141A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
JP7483208B2 (ja) | 2020-06-12 | 2024-05-15 | 東芝ライテック株式会社 | 紫外線照射装置 |
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