JP2007258930A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファクシミリ装置において、原稿データの所有者である送信側の意思で、送信データに対してセキュリティ処置を行うことを可能とする。
【解決手段】複数のセキュリティ機能を有し、受信側ファクシミリ装置の特定の機能情報を含むデバイス情報を取得するデバイス情報取得手段と、デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報に基づいて、原稿データに施すセキュリティ機能を複数のセキュリティ機能から選択するセキュリティ機能選択手段と、セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能の処理を原稿データに対して施すセキュリティ実行手段と、セキュリティ実行手段によりセキュリティ処理が施された原稿データを送信するデータ送信手段とを備える。
【選択図】図17

Description

本発明は、重要なファクシミリ文書の複写による不正な偽造や情報漏洩を抑止する目的で、複写抑制ためのセキュリティ機能を施すファクシミリ装置の技術に関する。
印刷文書のセキュリティ機能として、地紋印刷やスタンプ印刷の機能がある。これらの機能は、原本の複写を抑制する効果を持っている。地紋印刷では、ほぼ同じ濃度をもつ、複写後にドットが残る領域と、複写後にドットが消える領域の2つの領域からなる地紋パターンを用いる。この2つの領域はほぼ同じ濃度であることから、マクロ的には、一見すると地紋パターンである「コピー禁止」などの文字や画像が隠れていることが分からないが、ミクロ的にはそれぞれの領域は異なる特性を持っている。なお、この隠された文字や画像のことを「潜像」と呼ぶ。
例えば、複写後にドットが残る領域(潜像部と呼ぶ)は、各々のドットが集中した固まりのドットで構成し、複写後にドットが消える領域(背景部と呼ぶ)は、各々のドットが分散したドットで構成する。これらの領域は、濃度がほぼ同じでそれぞれ特性が異なる二つの領域とすることができる。
集中したドットや分散したドットは、画像処理的には、異なる線数の網点を用いた網点処理や、異なる特徴のディザマトリクスを用いたディザ処理によって生成できる。この網点処理においては、集中したドット配置を得るためには低い線数の網点を用い、分散したドット配置を得るためには高い線数の網点を用いると良い。
従って、上述した網点処理を用いて地紋パターンを生成する場合は、潜像部は低い線数の網点処理が、背景部は高い線数の網点処理が適する。一方、ディザ処理を用いて地紋画像を生成する場合は、潜像部にはドット集中型ディザマトリクスを用いたディザ処理が適し、背景部はドット分散型ディザマトリクスを用いたディザ処理が適する。
一般に、複写機には、複写原稿の微小なドットを読み取る入力解像度や微小なドットを再現する出力解像度に依存した画像再現能力の限界が存在する。従って、複写機の画像再現能力の限界を超えた孤立した微小なドットが原稿中に存在すると、その複写物では微小なドットを完全には再現できず、孤立した微小なドットの部分が抜け落ちてしまう。
つまり、複写によって偽造抑止地紋の大きなドット(集中したドット)は再現できるが、小さなドット(分散したドット)は再現できない。このように地紋パターンの背景部が複写機で再現できるドットの限界を超えるように作成されている場合には、隠された画像(潜像)が浮かび上がる現象が起きる。また、複写により分散したドットが完全に消えなくとも、集中したドットと比較して明らかに複写後の濃度差があるような場合にも、隠された画像(潜像)が浮かび上がる。
一方、スタンプ印刷は、原稿文書に、「コピー禁止」等の文字列(スタンプ文字)を重ね合わせて印刷を行う。スタンプ文字の文章で警告することにより、複写の抑制の効果を持たせる。スタンプ文字は、原稿文書が隠れたり、見えづらくならいないように、透かし文字で印刷したり、原稿文書と異なる色もしくは異なる濃度の文字にする。また、スタンプ文字のサイズを大きくすることで、抑制効果を高めることもできる。
特開2003−72166号公報
上述した従来の地紋印刷やスタンプ印刷の機能では、印刷時に原稿データと、地紋パターンもしくはスタンプ文字とが合成され、出力される。ファクシミリ装置で複写抑制のセキュリティ処置を行う場合、地紋印刷では受信したデータと地紋パターンとを合成し、一方、スタンプ印刷では受信したデータとスタンプ文字とを合成して、合成したデータを印刷する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来のファクシミリ装置では、地紋印刷やスタンプ印刷の機能は受信側のファクシミリ装置で実行されるために、地紋印刷やスタンプ印刷は、受信側ファクシミリ装置で、機能の設定をする必要があった。したがって、ファクシミリ装置での複写抑制のセキュリティ処置の有無は、受信側の意思で決定されてしまい、原稿データの元々の所有者である送信側でセキュリティ処置を設定することができないという問題があった。
上述した課題を解決するために、本発明は、ファクシミリ装置において、複数のセキュリティ機能を有し、受信側ファクシミリ装置の特定の機能情報を含むデバイス情報を取得するデバイス情報取得手段と、前記デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報に基づいて、原稿データに施すセキュリティ機能を複数のセキュリティ機能から選択するセキュリティ機能選択手段と、前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能の処理を原稿データに対して施すセキュリティ実行手段と、前記セキュリティ実行手段によりセキュリティ処理が施された原稿データを送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする。
また、前記セキュリティ機能は、複写抑制効果の高い順にレベル付けがされていることを特徴とする。
また、前記デバイス情報取得手段は、前記デバイス情報として、少なくとも受信側ファクシミリ装置が設定可能なセキュリティ機能の情報および受信側ファクシミリ装置の印刷解像度の情報を含む情報を取得することを特徴とする。
また、前記セキュリティ機能選択手段は、前記デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報により、原稿データに設定可能なセキュリティ機能を選択する際、複写抑制効果が一番高いレベルのセキュリティ機能を選択することを特徴とする。
また、前記セキュリティ機能は、少なくとも地紋印刷機能およびスタンプ印刷機能であることを特徴とする。
また、前記セキュリティ機能決定手段は、前記デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報に基づき、受信側ファクシミリ装置が地紋印刷機能を有すると判定された場合は、前記セキュリティ機能決定手段において、受信側ファクシミリ装置での地紋印刷機能を選択し、受信側ファクシミリ装置が地紋印刷機能を有せず、かつ受信側ファクシミリ装置の印刷解像度が高解像度であると判定された場合は、送信側ファクシミリ装置での地紋印刷機能を選択し、受信側ファクシミリ装置が地紋印刷機能を有せず、かつ受信側ファクシミリ装置の印刷解像度が低解像度であると判定された場合は、スタンプ印刷機能を選択することを特徴とする。
また、前記セキュリティ機能選択手段は、前記セキュリティ機能選択手段は、前記デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報により、送信データに設定可能なすべてのセキュリティ機能を表示するユーザインターフェイスを備え、該ユーザインターフェイスに表示された複数のセキュリティ機能の選択肢から、送信データに施すセキュリティ機能をユーザが選択可能としたことを特徴とする。
また、前記セキュリティ機能選択手段は、送信データに設定可能なセキュリティ機能の種類に応じた複数のユーザインターフェイスを備え、現に設定可能なセキュリティ機能に応じたユーザインターフェイスを表示させることを特徴とする。
また、前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能が受信側ファクシミリ装置での地紋印刷機能である場合は、前記セキュリティ実行手段において原稿データに地紋印刷の情報を付加し、前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能が送信側ファクシミリ装置での地紋印刷機能である場合は、前記セキュリティ実行手段において原稿データに地紋パターンを合成し、前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能がスタンプ印刷機能である場合は、前記セキュリティ実行手段において原稿データにスタンプパターンを付加し、前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能がOFFである場合は、前記セキュリティ実行手段において原稿データにセキュリティ機能を施さないことを特徴とする。
本発明によれば、ファクシミリ装置でデータを送信する際に、送信側で原稿データに対してセキュリティ処置を行うことができる。すなわち、原稿データの所有者である送信側の意思または主導で、送信データに対して受信側の機器に合わせた最適なセキュリティ処置を行うことが可能になる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。本実施形態では、複写抑制のセキュリティ機能を、地紋印刷機能とスタンプ印刷機能とする。なお、地紋印刷機能とスタンプ印刷機能については前述したが、以下でさらに詳しく述べる。
[実施形態1]
はじめに、地紋印刷機能について説明する。
地紋印刷機能において、背景部に対応する画像は、ドット分散型ディザマトリクスを用いてドットが離散的に配置されるように設計し、潜像部に対応する画像は、ドット集中型ディザマトリクスを用いてドットが集中して配置されるように設計するものとする。
以下では、背景部の画像生成に用いるディザマトリクスを背景ディザマトリクス、潜像部の画像生成に用いるディザマトリクスを潜像ディザマトリクスと呼ぶこととする。また、周知のようにディザ法は、多値の入力画像信号を一定の規則により算出された閾値と比較して、その大小関係で2値画像を出力する方法である。ディザマトリクスはディザ法で入力画像信号を2値化する際の閾値が2次元的に配置された閾値マトリクスである。
入力画像信号の画素値を対応するディザマトリクスの閾値で2値化処理することにより、2値画像(閾値パターン)が得られる。得られる2値画像は、入力画像信号の階調がディザマトリクスの閾値未満の場合には、画素値に一方のビット(例えば1)、閾値以上の場合には他方のビット(例えば0)が割り当てられる。本実施形態では、背景を構成する2値画像(背景パターン)、および潜像部を構成する2値画像(潜像パターン)は、背景部と潜像部がほぼ同じ濃度となるよう、それぞれ適切な入力画像信号を入力して、ディザ法によって予め生成されているとする。
図1は、本実施形態における地紋印刷機能の地紋合成の内部処理を示すブロック図である。
この地紋合成は、地紋情報処理部101、地紋画像生成部102、合成部103から構成されている。
地紋情報処理部101は、地紋画像生成のための情報として、入力背景画像111、色情報112、処理領域情報113、潜像背景領域指定画像114、潜像パターン115、背景パターン116を保持している。
処理領域情報113は、入力画像情報中で地紋の埋め込み処理を行う領域を示す情報である。潜像背景領域指定画像114は、潜像部と背景部を指定するための画像であり、1画素1ビットで構成される。この潜像背景領域指定画像114は、一方のビット(例えば1)は潜像部を表し、他方のビット(例えば0)は背景部を表す。既に述べたように、潜像パターン115と背景パターン116は、等しい濃度なるように、所定の画像信号をそれぞれ背景ディザマトリクスと潜像ディザマトリクスの閾値で閾値処理して生成されている。
地紋画像生成部102では、地紋情報処理部101から入力背景画像111、色情報112、処理領域情報113、潜像背景領域指定画像114、潜像パターン115、背景パターン116が入力され、地紋画像117を生成し、合成部103に出力される。地紋画像117の生成方法については後に詳しく述べる。
合成部103では、原稿データ118と地紋画像生成部102で生成された地紋画像117を合成し、地紋合成データ119を生成する。
次に、図2を参照し、地紋画像生成について説明する。
図2は、本実施形態における地紋画像生成部102の内部処理の流れを示すフローチャートである。
初めにユーザインターフェイスを介した命令や所定の実行命令等を通じてステップS201で、地紋画像生成処理が開始される。
次に、ステップS202で、入力背景画像111、潜像パターン115、背景パターン116、潜像背景領域指定画像114を読み込む。
次に、ステップS203で、地紋画像を生成する際の初期画素を決定する。例えば、入力画像全体に対して左上から右下までラスター走査順に画像処理を行い、地紋画像に変換する場合、左上を初期位置とする。
次に、ステップS204では、背景パターン116、潜像パターン115、潜像背景領域指定画像114は、入力背景画像111の左上からタイル状に配置するとする。処理対象となっている入力背景画像111の画素に対して、ドット計算処理をし、印刷時のドットに対応する画素値を書き込むか否かを決定する。このとき画素値は入力された色情報112に対応する。
このドット計算処理は、
(a)潜像背景領域指定画像114で潜像部に相当する画素で、潜像パターンの画素値が黒であれば1,白であれば0
(b)潜像背景領域指定画像114で背景部に相当する画素で、背景パターンの画素値が黒であれば1,白であれば0
となる。
次に、ステップS205では、ステップS204での計算結果を判定する。ここで、1ならばステップS206へ進み、0ならばステップS207へ進む。
このステップS206では、印刷時のドットに対応する画素値を書き込む処理を行う。画素値の値は、地紋画像117の色により変えることができる。黒色の地紋を作成したい場合、入力背景画像111の処理対象画素を黒に設定する。その他、プリンタのトナー又はインクの色に合わせてシアン、マゼンダ、イエローに設定すれば、カラーの地紋画像117を作成することもできる。
ステップS207では、入力背景画像111の処理対象領域の全画素が処理されたかを判定する。入力背景画像111の処理対象領域の全画素が処理されていない場合はステップS208へ進み、未処理の画素を選択し、再びステップS204〜ステップS206の処理を実行する。また、入力背景画像111の処理対象領域の全画素に対する処理が完了していれば、ステップS209へ進み、地紋画像生成部102における画像処理を終了する。上述の処理により、入力背景画像111に対して画像処理を加えた地紋画像117が生成できる。
次に、本実施形態での潜像部と背景部におけるドットの配置方法について説明する。
本実施形態では、潜像部をドット集中型ディザマトリクス、背景部をドット分散型ディザマトリクスに基づいて生成する場合について説明する。なお、潜像部を生成する際に用いるドット集中型ディザマトリクスの代表としては、渦巻き型ディザマトリクスが挙げられる。
図3は、4×4の渦巻き型ディザマトリクスの一例を示す図である。4×4の渦巻き型ディザマトリクスの閾値は、渦巻状に中心から数値が増加する形で配置されている。
図4は、図3の4×4の渦巻き型ディザマトリクスを用いて所定の入力画像信号を閾値処理して得られるパターン(ドット配置)を表す図である。図4において、401、402、403は、入力画像信号のレベルがそれぞれ3、6、9である3つの入力背景画像111を図3のディザマトリクスでそれぞれ閾値処理して得られるパターンを示している。ここで得られるパターン(ドット配置)は、各々のドットが集中して配置されるパターンとなっている。
一方、背景部を構成するドット分散型ディザマトリクスの代表としては、Bayer型ディザマトリクスが挙げられる。
図5は、4×4のBayer型ディザマトリクスの一例を示す図である。任意の入力画像信号をBayer型ディザマトリクスでディザ処理を行って生成されるパターンは、各々のドットが分散して配置されるように設計されている。
図6は、図5の4×4のBayer型ディザマトリクスを用いて所定の入力画像信号を閾値処理して得られるパターン(ドット配置)を表す図である。図6において、601、602、603は、入力画像信号のレベルが2、4、5である3つの入力背景画像111を図5のディザマトリクスでそれぞれ閾値処理して得られるパターンを示している。ここで得られるパターン(ドット配置)は、各々のドットがお互いに分散して配置されるパターンとなっている。Bayer型ディザマトリクスでは、閾値マトリクスの各要素は相互になるべく接触しない位置に順に配置され、そのパターンは孤立した格子状のドット配置を取る。
本実施形態では、背景に用いるディザマトリクスとして以降、Bayer型ディザマトリクスを用いる場合を中心に説明するが、Bayer型ディザマトリクスに限定するものではない。その他のドット分散型ディザマトリクスを用いても良い。
図7は、入力画像信号をディザマトリクスで閾値処理して得られるパターンの黒画素の面積比率と、パターンを印刷した時の濃度との関係を表す図である。なお、ディザ処理では、入力画像信号の階調に従って黒画素の面積比率が変化するため、図7の横軸を入力画像信号の階調と見ても良い。
ここで、背景ディザマトリクスと潜像ディザマトリクスの階調特性が701に示すような階調特性であって同一の階調特性であるとする。この場合、背景部のディザマトリクスと潜像部のディザマトリクスの横軸の値(黒画素の面積比率)がほぼ等しいならば、背景パターンと潜像パターンの濃度はほぼ等しくなり、潜像が目立たない地紋画像を生成することができる。しかしながら、実際には、プリンタの特性により、背景ディザマトリクスと潜像ディザマトリクスの階調特性が必ずしも同一になるとは限らない。
例えば、潜像ディザマトリクスの階調特性は702に示すような緩やかなS字カーブで、背景ディザマトリクスの階調特性は703に示すような急峻なS字カーブで表されるとする。このような場合、背景パターンと潜像パターンの黒画素の面積比率をほぼ等しく設定しても、印刷時の背景部と潜像部の濃度は同一にはならない。しかしながら、背景部又は潜像部の一方、又は双方のディザマトリクスに対する入力画像信号を適当に調節することで、できるだけ他方の印刷時の濃度に近づけることが可能である。
潜像ディザマトリクスが、図3に示すようなドット集中型ディザマトリクスの場合、入力画像信号の階調が一定以下となると孤立ドットに近くなり、複写時に潜像部が消失し易くなる。一方、入力画像信号の階調が一定以上となるとドットが集中して、潜像を構成する固まりのドット自体が人の目にはっきりと認識され易くなる。従って、潜像ディザマトリクスにおいては、取り得る入力画像信号の階調は一定の範囲に留めておいたほうが良い。一方、背景ディザマトリクスが図7に示すようなドット分散型ディザマトリクスの場合、入力画像信号の階調を変化させることで全体的に均一にドットを打ちながら濃度を変化させることができる。
図8は、図1の地紋印刷機能を用いて地紋画像を生成する様子を示す模式図である。図8において、801、802、803はそれぞれ、潜像パターン、背景パターン、潜像背景領域指定画像を示し、804はこれらの潜像パターン、背景パターン、潜像背景領域指定画像を用いドット計算処理(S204)に基づいて生成した地紋画像を示している。
図11は、地紋画像生成部102で生成された地紋画像の一部を示す図である。
図11で示す地紋画像を生成する際には、潜像背景領域指定画像は、図9に示す901の入力背景画像を用い、潜像パターン、背景パターンは、それぞれ図10に示す1001、1002の画像を用いている。なお、901、1001、1002の画像を囲む破線は画像の境界を示しており、実際の画像には存在しない。また、図11で潜像部と背景部を可視的に示すために若干濃度を変えているが、実際の画像は同じ濃度となる。
次に、上述した地紋画像生成部102で生成された地紋画像と、入力される原稿データ(例えば、文書のスキャンデータ)を合成する合成部103における処理について説明する。
図12は、入力原稿画像と地紋画像の合成処理を示す模式図である。図12において、1201は入力原稿画像のデータ(原稿データ)、1202は地紋画像を表している。
合成部103では、1201、1202の夫々の画像を配置に関する所定の優先順位(レイヤー構造)に従って重ね合わせ、1203に示すような入力原稿画像のデータと地紋画像が合成された画像を生成する。図12に示す例では、地紋画像1202は、入力原稿画像のデータ1201と比べて最下位のレイヤーとして重ね合わせられている。例えば、地紋画像1202と入力原稿画像のデータ1201が重なる位置では、入力原稿画像のデータ1201を優先して描画する。従って、地紋画像は入力原稿画像の背景に適切に配置され、入力原稿画像の視認性を低下させることは無い。
以上が地紋印刷機能の説明である。
次に、スタンプ印刷機能について説明する。
図13は、スタンプ印刷機能のスタンプ画像合成の内部処理を示すブロック図である。
このスタンプ画像合成は、スタンプ情報処理部1301、スタンプ画像生成部1302、合成部1303から構成されている。
まず、スタンプ情報処理部1301では、スタンプ画像生成のための情報として、背景文字画像1311、色情報1312を保持している。背景文字画像1311は、原稿の背景に埋め込むメッセージを形成する領域を示す情報である。色情報1312は、メッセージの色の情報である。
スタンプ画像生成部1302では、スタンプ情報処理部1301から背景文字画像1311、色情報1312が入力され、スタンプ画像1314を生成し、合成部1303に出力される。スタンプ画像1314の生成方法については後に詳しく述べる。合成部1303において、原稿データ1313とスタンプ画像生成部1302で生成されたスタンプ画像1314を合成し、スタンプ合成データ1315を生成する。
次に、図14を用いて、スタンプ画像生成について説明する。
図14は、スタンプ画像生成部1302の内部処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、ユーザインターフェイス等を通じた命令等により、ステップS1401で、スタンプ画像生成処理が開始される。
次に、ステップS1402で、背景文字画像1311、色情報1312を読み込む。
次に、ステップS1403で、スタンプ画像を生成する際の初期画素を決定する。例えば、画像全体に対して左上から右下までラスター走査順に画像処理を行い、対象をスタンプ画像に変更する場合、左上を初期位置とする。
次に、ステップS1404では、背景文字画像1311の画素に対して、ドット計算処理をし、印刷時のドットに対応する画素値を書き込むか否かを決定する。このとき画素値は入力された色情報1312に対応する。ドット計算処理の結果は、背景文字画像1311の画素値が黒であれば1、白であれば0となる。
次に、ステップS1405では、ステップS1404での計算結果を判定する。ここで、計算結果が1ならばステップS1406へ進み、0ならばステップS1407へ進む。ステップS1406では、対象のドットに対応する画素値として色情報1312の色を書き込む処理を行う。一方、ステップS1407では、背景文字画像1311の処理対象領域の全画素が処理されたかを判定する。
ステップS1407での判定の結果、背景文字画像1311の処理対象領域の全画素が処理されていない場合はステップS1408へ進み、未処理の画素を選択し、再びステップS1404〜ステップS1406の処理を実行する。一方、入力背景画像1311の処理対象領域の全画素に対する処理が完了していれば、ステップS1409へ進み、スタンプ画像生成部1302における画像処理を終了する。上述の処理により、背景文字画像1311に対して画像処理を加えたスタンプ画像1314が生成できる。
次に、上述したスタンプ画像生成部1302で生成されたスタンプ画像と原稿データ(例えば、文書のスキャンデータ)を合成する合成部1303における処理について説明する。
図15は、入力原稿画像とスタンプ画像の合成処理を示す模式図である。図15において、1501は入力原稿画像のデータ(原稿データ)、1502はスタンプ画像を表している。
合成部1303では、1501、1502の夫々の画像を、配置に関する所定の優先順位(レイヤー構造)に従って重ね合わせ、1503に示すような入力原稿画像のデータとスタンプ画像が合成された画像を生成する。図15に示す例では、スタンプ画像1502は、入力原稿画像のデータ1501と比べて最下位のレイヤーとして重ね合わせられている。例えば、スタンプ画像1502と入力原稿画像のデータ1501が重なる位置では、入力原稿画像のデータ1501を優先して描画する。従って、スタンプ画像は原稿画像の背景に適切に配置され、原稿画像の視認性の低下を極力抑えることができる。
地紋印刷機能はオリジナルの印刷物では可視にできず、複写機で複写した複写物には、メセージが表示される。これに対して、スタンプ印刷は、オリジナルの印刷物に対してメッセージが表示されるものであるため、複写抑制のセキュリティ機能としては、地紋印刷は高機能であり、効果も高く、スタンプ印刷は、地紋印刷より効果が低い。
次に、ファクシミリ装置におけるデータの送信について説明する。
図16は、ファクシミリ装置のデータ送受信の構成を示す図である。
送信側のファクシミリ装置である送信デバイス1601と受信側のファクシミリ装置である受信デバイス1602は、公衆通信網等のネットワークで接続されている。送信デバイス1601と受信デバイス1602の間では、図16に示すように、セキュリティ機能の有無や出力解像度等の情報を含むデバイス情報の要求1603、デバイス情報の通知1604、データの送信1605が行われる。
ここで、送信デバイス1601と受信デバイス1602間の動作を具体的に説明する。 図17は、送信側と受信側のファクシミリにおける処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、送信デバイス1601にて原稿を送信デバイス1601に備わる読取装置(スキャナ)で読取る(ステップS1701)。
次に、ステップS1702で送り先である受信デバイス1602のデバイス情報を獲得する。
次に、ステップS1703では、獲得した受信デバイス1602のデバイス情報に基づいて、送信データに施すセキュリティ機能を選択する。
次に、ステップS1704では、選択されたセキュリティ機能を送信するデータに対して施すセキュリティ実行処理を行う。
次いで、ステップS1705でセキュリティ処理を施したデータを受信デバイス1602へ送信し、処理を終了する。
図18に、デバイス情報のセキュリティ機能に関する情報の一例を示す。
この受信デバイス1602から提供されるデバイス情報は、セキュリティ機能に関する情報を含む。このセキュリティ機能に関する情報として、受信デバイス1602が、受信データに対して地紋画像を合成して地紋印刷を行う地紋印刷機能を有しているか否かの情報や、地紋画像が合成されたデータを印刷可能か否かを判断するための解像度情報が含まれる。
送信デバイス1601によるセキュリティ選択処理の詳細を説明する。
図19は、図17におけるセキュリティ選択処理(ステップS1703)の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、受信デバイス1602から受信デバイス情報1801を獲得する(ステップS1901)。次いで、ステップS1902で受信したデバイス情報より受信デバイス1602が地紋印刷機能を有しているか否かを判定する。受信デバイス1602が地紋印刷機能をもつ場合は、ステップS1903に進み、地紋印刷機能をもたない場合はステップS1904へ進む。
ステップS1903では“受信側での地紋印刷”をセキュリティ機能として選択し、処理を終了する。ステップS1094では、デバイス情報より受信デバイス1602がもつ解像度が400dpi以上である否かを判定し、400dpi以上の高解像度である場合は、ステップS1905へ進む。一方、受信デバイス1602がもつ解像度が400dpi未満の低解像度である場合は、ステップS1906へ進む。
ステップS1095では、受信デバイス1602が地紋画像の印刷が可能な高解像度であるため“送信側での地紋印刷”をセキュリティ機能として選択し、処理を終了する。ステップS1096では、受信デバイス1602の解像度が低く地紋画像の印刷ができないため“スタンプ印刷”をセキュリティ機能として選択し、処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、複写抑制効果のより高い地紋印刷機能がスタンプ印刷機能より優先されて選択される。つまり、各セキュリティ機能は、複写抑制効果の高い順にレベル付けがされ、利用可能な複写抑制効果が一番高いレベルのセキュリティ機能が選択される。
次ぎに、送信デバイス1601によるセキュリティ実行処理の詳細を説明する。
図20は、図17におけるセキュリティ実行処理(ステップS1704)の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、セキュリティ選択処理(ステップS1703)で選択されたセキュリティ機能の種別を獲得する(ステップS2001)。ステップS2002でセキュリティ機能が“受信側での地紋印刷”であるか否か判定し、“受信側での地紋印刷”の場合は、ステップS2003に進み、そうでない場合はステップS2004へ進む。
ステップS2003では図21に示す原稿データ2102に地紋情報データ2101を付加した送信データ(地紋情報付加データ2103)を生成し、処理を終了する。ステップS2004では、セキュリティ機能が“送信側での地紋印刷”であるか否か判定する。この判定の結果、“送信側での地紋印刷”の場合は、ステップS2005に進み、そうでない場合はステップS2006へ進む。
ステップS2005では、図1に示した地紋合成処理で原稿データと地紋画像を合成した送信データ(地紋合成データ1203)を生成し、処理を終了する。ステップS2006では、セキュリティ機能が“スタンプ印刷”であるか否か判定する。この判定の結果、“スタンプ印刷”の場合は、ステップS2007に進み、そうでない場合は処理を終了する。
ステップS2007では、図13に示したスタンプ合成処理で原稿データとスタンプ画像を合成した送信データ(スタンプ合成データ1203)を生成し、処理を終了する。生成した送信データは、ネットワークを介して、受信デバイス1602に送信される。受信デバイス1602では、受信したデータが地紋情報付加データ2103の場合は、受信デバイス1602において図1に示した地紋合成処理で、地紋情報を基に原稿データと地紋画像を合成し、印刷する。
受信データが、地紋合成データ1203もしくはスタンプ合成データ1203の場合は、受信データをそのまま印刷する。
以上説明したように本発明によって、ファクシミリ装置でデータを送信する際に、原稿データに対してセキュリティ処理を行うため、原稿データの所有者である送信側の意思で、送信データに対してセキュリティ処理を行うことが可能になる。
[実施形態2]
次に、図面を参照しながら、本発明による第2の実施形態(実施形態2)について説明する。
本実施形態2は、実施形態1の図17、図19で説明したセキュリティ選択処理(ステップ1703)において、ユーザインターフェイスを用いてユーザがセキュリティ機能を選択する点に特徴がある。以下ではその方法について説明する。
図19に示したステップS1901で送信デバイス1601が受信デバイス1602のデバイス情報が獲得される。ステップS1902で受信デバイス1602が地紋印刷機能を有すると判定された場合、セキュリティ機能は、“受信側での地紋印刷”、“送信側での地紋印刷”、“スタンプ印刷”のいずれもが設定可能となる。これら設定可能なセキュリティ機能を図22に示すユーザインターフェイスに表示し、ユーザに選択を求める。
一方、受信デバイス1602からデバイス情報が得られなかった場合や受信したデバイス情報から受信デバイス1602に地紋印刷機能がなく受信デバイス1602が低解像度であると判定された場合は、次のようにする。つまり、すべてのファクシミリで設定可能なセキュリティ機能であるスタンプ印刷のみを有効とする。この結果、セキュリティ設定のユーザインターフェイスは、図23に示すような“スタンプ印刷”と“セキュリティなし”のみを表示したものになる。
他方、受信したデバイス情報から受信デバイス1602に地紋印刷機能がなく中解像度(例えば、200〜400dpi)であると判定された場合は、次のようにする。つまり、“送信側での地紋印刷”と、すべてのファクシミリで設定可能なセキュリティ機能であるスタンプ印刷を有効とする。この結果、このときのセキュリティ設定のユーザインターフェイスは、“送信側での地紋印刷”、“スタンプ印刷”、“セキュリティなし”を表示したものになる(図示せず)。このケースで、“送信側での地紋印刷”がユーザにより選択された場合に、地紋情報を付加したデータが受信側で印刷されたとき、隠れ文字が浮き上がり地紋の効果が得られないこともある。しかし、隠し文字が“コピー禁止”等の抑制メッセージであれば、スタンプと同じ効果を得ることができる。
以上のように、設定可能なセキュリティ機能をデバイス情報から判定し、ユーザインターフェイスに表示することにより、ユーザは原稿データに対して、設定可能でかつ目的に応じた最適なセキュリティ機能を施すことが可能になる。
地紋印刷機能の地紋合成の内部処理を示すブロック図である。 地紋画像生成部102の内部処理の流れを示すフローチャートである。 4×4の渦巻き型ディザマトリクスの一例を示す図である。 図3の4×4の渦巻き型ディザマトリクスを用いて所定の入力画像信号を閾値処理して得られるパターン(ドット配置)を表す図である。 4×4のBayer型ディザマトリクスの一例を示す図である。 図5の4×4のBayer型ディザマトリクスを用いて所定の入力画像信号を閾値処理して得られるパターン(ドット配置)を表す図である。 入力画像信号をディザマトリクスで閾値処理して得られるパターンの黒画素の面積比率と、パターンを印刷した時の濃度との関係を表す図である。 図1の地紋印刷機能を用いて地紋画像を生成する様子を示す模式図である。 潜像背景領域指定画像114の一例を示す図である。 潜像パターン115及び背景パターン116の一例を示す図である。 バウンダリ処理により地紋画像生成部102で生成された地紋画像の一部を示す図である。 入力原稿画像と地紋画像の合成処理を示す模式図である。 スタンプ印刷機能のスタンプ画像合成の内部処理を示すブロック図である。 スタンプ画像生成部1302の内部処理の流れを示すフローチャートである。 入力原稿画像とスタンプ画像の合成処理を示す模式図である。 ファクシミリ装置のデータ送受信の構成を示す図である。 送信側と受信側のファクシミリにおける処理の流れを示すフローチャートである。 デバイス情報のセキュリティ機能に関する情報の一例を示す図である。 セキュリティ選択処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 セキュリティ実行処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 地紋情報付加データの一例を示す構成図である。 セキュリティ機能選択のユーザインターフェイスの一例を示す図である。 デバイス情報が得られなかった場合のセキュリティ機能選択のユーザインターフェイスの一例を示す図である。
符号の説明
101 地紋情報処理部
102 地紋画像生成部
103 合成部
1301 スタンプ情報処理部
1302 スタンプ画像生成部
1303 合成部
1601 送信デバイス
1602 受信デバイス

Claims (9)

  1. ファクシミリ装置において、
    複数のセキュリティ機能を有し、
    受信側ファクシミリ装置の特定の機能情報を含むデバイス情報を取得するデバイス情報取得手段と、
    前記デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報に基づいて、原稿データに施すセキュリティ機能を複数のセキュリティ機能から選択するセキュリティ機能選択手段と、
    前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能の処理を原稿データに対して施すセキュリティ実行手段と、
    前記セキュリティ実行手段によりセキュリティ処理が施された原稿データを送信するデータ送信手段と
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記セキュリティ機能は、複写抑制効果の高い順にレベル付けがされていることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記デバイス情報取得手段は、前記デバイス情報として、少なくとも受信側ファクシミリ装置が設定可能なセキュリティ機能の情報および受信側ファクシミリ装置の印刷解像度の情報を含む情報を取得することを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記セキュリティ機能選択手段は、前記デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報により、原稿データに設定可能なセキュリティ機能を選択する際、複写抑制効果が一番高いレベルのセキュリティ機能を選択することを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記セキュリティ機能は、少なくとも地紋印刷機能およびスタンプ印刷機能であることを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
  6. 前記セキュリティ機能決定手段は、前記デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報に基づき、
    受信側ファクシミリ装置が地紋印刷機能を有すると判定された場合は、前記セキュリティ機能決定手段において、受信側ファクシミリ装置での地紋印刷機能を選択し、
    受信側ファクシミリ装置が地紋印刷機能を有せず、かつ受信側ファクシミリ装置の印刷解像度が高解像度であると判定された場合は、送信側ファクシミリ装置での地紋印刷機能を選択し、
    受信側ファクシミリ装置が地紋印刷機能を有せず、かつ受信側ファクシミリ装置の印刷解像度が低解像度であると判定された場合は、スタンプ印刷機能を選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記セキュリティ機能選択手段は、前記デバイス情報取得手段により取得した前記デバイス情報により、送信データに設定可能なすべてのセキュリティ機能を表示するユーザインターフェイスを備え、該ユーザインターフェイスに表示された複数のセキュリティ機能の選択肢から、送信データに施すセキュリティ機能をユーザが選択可能としたことを特徴とする請求項3のファクシミリ装置。
  8. 前記セキュリティ機能選択手段は、送信データに設定可能なセキュリティ機能の種類に応じた複数のユーザインターフェイスを備え、現に設定可能なセキュリティ機能に応じたユーザインターフェイスを表示させることを特徴とする請求項7に記載のファクシミリ装置。
  9. 前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能が受信側ファクシミリ装置での地紋印刷機能である場合は、前記セキュリティ実行手段において原稿データに地紋印刷の情報を付加し、
    前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能が送信側ファクシミリ装置での地紋印刷機能である場合は、前記セキュリティ実行手段において原稿データに地紋パターンを合成し、
    前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能がスタンプ印刷機能である場合は、前記セキュリティ実行手段において原稿データにスタンプパターンを付加し、
    前記セキュリティ機能選択手段により選択されたセキュリティ機能がOFFである場合は、前記セキュリティ実行手段において原稿データにセキュリティ機能を施さない
    ことを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載のファクシミリ装置。
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