JP2007258815A - スピーカ装置 - Google Patents

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Naoki Takada
直樹 高田
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Abstract

【課題】スピーカ後部側たとえば車体の横側から衝撃的荷重が作用したときに、フレームが緩衝作用を発揮することができ、しかも磁気回路部の飛び出しを確実に防止することができる安全性の高いスピーカ装置を提供する。
【解決手段】フロントバッフル面が車室側に臨むように設けられる車載用のスピーカであって、フロント側に剛性のある前部フレームを設け、該前部フレームの中央背部に磁気回路部を吊持固定し、該磁気回路部を内包するコーン紙をシェル状の後部フレームで囲繞した。
【選択図】図4

Description

本発明は車両のドアマウントなどに好適なスピーカ装置に関する。
自動車用フルレンジスピーカは、内側の容積をエンクロージャとして使用し、低音の再生能力を高める効果が大きいため、車両のドア部分にマウントされる場合が最も多い。
ところが、ドア部分にスピーカがマウントされた場合、車体の横側から衝突を受けたような際にスピーカがトリム内側から車室内へ押し出されて乗員に危害を加える可能性がある。
この対策として、従来では、図1のようにフレームFをクラッシャブル構造にして衝撃を吸収するようにしている。しかし、従来の多くのスピーカは磁気回路部Mが車両の外側に面して位置する構造になっていた。
すなわち、磁気回路部Mは、ヨークM1とプレートM2間にマグネットM3を挟持し、ボイスコイルM4をヨークM1の端部に嵌めて構成された重量部品であり、かかる磁気回路部Mの前記プレートM2が、フレームFの後端面に固定され、ボイスコイルM4がコーンC内に伸びるようにくみつけられていた。
この構造では、硬い重量部品である磁気回路部Mがつぶれやすくしてある部分にぶら下がっているため、車体の横側からの衝突を受けたときに磁気回路部Mに直接、大きな力が加わることになり、弱い衝撃である場合にはフレームが曲がる程度でおさまるが、強い衝撃を受けたときには、図1(b)のように磁気回路部MがフレームFを突き破り、さらにドアトリムを破って車室内に飛び出してしまうおそれがあった。
また、他のタイプとして、図2のような磁気回路反転型スピーカがあるが、この先行技術は、磁気回路部Mがコーン中央前部に位置するものの、その磁気回路部MがフレームFの底側に固定された柱状支えSで支持されているので、衝撃を受けたときにフレームFが潰れて緩衝する作用を発揮できず、ともに重量があり硬い柱状支えSと磁気回路部Mがドアトリムを破って車室内に飛び出してしまう可能性があった。
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、スピーカ後部側たとえば車体の横側から衝撃的荷重が作用したときに、フレームが緩衝作用を発揮することができ、しかも磁気回路部の飛び出しを確実に防止することができる安全性の高いスピーカ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、フロントバッフル面が車室側に臨むように設けられる車載用のスピーカであって、フロント側に剛性のある前部フレームを設け、該前部フレームの中央背部に磁気回路部を吊持固定し、該磁気回路部を内包するコーン紙をシェル状の後部フレームで囲繞したことを特徴としている。
本発明によれば、磁気回路部をコーン紙より前方の車室内側に位置することができ、しかも磁気回路部を剛性のある前部フレームで強固に吊り上げているので、後部フレームのクラッシャブル構造による衝撃吸収機能を有効に活用でき、しかも剛性があり頑丈な前部フレームの面で支える強固な磁気回路固定構造によって車室内へのスピーカの飛び出しを確実に防止することができる。
好適には、前部フレームが、パネルに固定されるリング部と、これから求心方向に伸び中央に磁気回路部固定用の盤部を有する複数本のリブを備え、盤部の背面側にヨークの内筒部に嵌合するボスが設けられている。
これによれば前部フレームと磁気回路部との組付け固定を簡単に行え、衝突時にリブにより後部フレームの飛び出しを防止できると共に、盤部により磁気回路部に後方から加わる荷重をしっかりと受け止め、その力をリブからリング部に分散して伝達できるので車室内へのスピーカの飛び出しを確実に防止することができる。
前部フレームがアルミ系金属からなっている。
これによれば、軽量でありながら頑丈で、しかも熱伝導性が高く、振動伝達性がよく振動の減衰が少ないので、磁気回路部からの熱を効果的に拡散して放熱することもできる。
以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3ないし図6は本発明にかかるスピーカ装置の一実施例を示しており、1は比較的厚さの薄い(たとえば0.5〜0.7mm)冷間圧延鋼板などでシェル状に作られた後部フレームであり、皿状の底部1aとテーパー状に拡径した側壁部1bとこれの前端からL状に屈曲したフランジ部1cとを有し、側壁部は等間隔で開口が形成されており、底部1aにはキャップ1dが取り付けられている。
2はコーン紙(円錐状振動板)であり、基部外周のダンパー3が前記フレーム1の底部1a近傍に位置するように内装されており、前端のリング状部2aが後部フレーム1のフランジ部1cの内径部位に固定されている。
4は磁気回路部であり、コーン紙1の中心部に基部が取り付けられ、前方に延出した部分の外周にボイスコイル6を巻装したボビン5と、ボビン5の前端内径部位に嵌着されたプレート7と、プレートに支持されたマグネット8と、円筒状をなしていて後端内径を前記ボイスコイル6に密着させたヨーク9とを有している。
前記ヨーク9は、図4のように、前端側中央部から後方に向かって適度に延びる有底内筒部9aを有しており、該有底内筒部9aの底壁をもってマグネット8を前記プレート7に押し付けている。
10は前部フレームであり、前面が平坦状になっている。この前部フレーム10は剛性が高く機械的強度が十分にある金属で厚手に作られている。その例としては鉄系材用でもよいが、この実施例ではアルミニウム系金属のプレス加工品やダイキャスト成形品からなっている。
前部フレーム10は、比較的高さの短い側壁部100を外周に有する皿状のリング部10aと、リング部10aから求心方向に伸びる複数本の帯状のリブ10bを有し、各リブ10bの間には音声放出に十分な大きさの開口102が画成されている。各リブ10bは厚さがたとえば3〜8mmと厚くなっている。
前記リブ10bが集合する中央部には支持固定用の厚い盤部10cが形成されており、盤部10cの背面側からは前記ヨーク9の内筒部9aに内嵌するボス10dが突設されている。前記盤部10cからボス10dには通孔103が貫設されていて、ここにねじ部材11を通し、前記ヨーク9の内筒部9aに螺合することで前記磁気回路部4をフロント側からブリッジ式に吊持保持している。
前記リング部10aにはねじ部材12でパネル15に締付固定するために、等間隔で複数の固定用通孔104が配設されている。固定用通孔104は図3,5のようにリング部10aに直接設けられてもよいし、図4のようにリング部10aの外周に突起またはフランジ105を設け、そこに配してもよい。
なお、前記前部フレーム10は、リング部10aとリブ10bを含む全体を一体形成してもよいが、図7のように、リング部体10Aとリブ部体10Bを別々に作り、リング部体にリブ部体の幅と厚みに対応した溝106を形成しておき、ここにリブ部体の端部を嵌め、溶接あるいはねじ止めするなどしてリング部10aとリブ10bを一体化してもよい。
本発明の作用を説明すると、本発明によるスピーカは、ドアパネル15に設けた開口を通してはめ込まれ、前部フレーム10のリング部10aに配されている固定用通孔104にねじ部材12が挿通され、ドアパネル15に螺合されることにより固定される。
このような状態で磁気回路部4を駆動すれば、コーン紙2が振動し、音波が前部フレーム10の各リブ10b間の開口102を通して放射される。
本発明においては、前部フレーム10が頑丈で機械的強度が高く構成されており、重量がある磁気回路部4が前部フレーム10の盤部10cに直接固定されて一体化しており、そのブリッチ自体がドアパネル15に装着されているため、固定強度が非常に強いものとなる。そして磁気回路部4の後方を囲繞してコーン紙2があり、そのコーン紙2を相対的に強度を小さくした後部フレーム1がカバーしている。
したがって、車体の横側に他の車両から衝突を受けた場合、図6のように、磁気回路部4に力が加わる前に後部フレーム1が衝撃を吸収してから磁気回路部4へ衝撃が伝わることになり、この緩衝作用で磁気回路部4が外へ出ようとする力は小さくなる。しかも磁気回路部4は前部フレーム10の中央にある盤部10cの背面に固定されているため、磁気回路部4が単体で飛び出すことがない。また、後部フレーム1がひしゃげても、前部フレーム10はリブ10cが走っているので、そのリブ10cにあたることにより、後部フレーム1のドアトリム16側への飛び出しが防止される。
万一、ねじ部材12が外れて前部フレーム10がドアパネル15から脱出した場合でも、前部フレーム10は前面に突起物がなく、広く平らな形状であるため、ドアトリム16に衝突した際に面で力を分散し、車室内への飛び出しを防止することができる。
なお、後部フレーム1をアルミニウム系など熱伝導性のよい材質で構成した場合には、ヨーク9に後部フレーム110のボス10cが連結されているので、磁気回路部4の熱は各リブ10cやリング部10aに伝達され、効率よく拡散して放熱される。したがって、冷却効果のよいスピーカシステムとすることができる。
(a)は従来の車載用スピーカの使用状態を示す部分切欠側面図、(b)は衝突時の状態を示す部分切欠側面図である。 従来の車載用スピーカの使用状態を示す部分切欠側面図である。 本発明にかかるスピーカ装置の一例を示す斜視図である。 本発明スピーカ装置の使用状態を示す部分切欠側面図である。 本発明スピーカ装置の分解斜視図である。 本発明スピーカ装置の衝突時の状態を示す部分切欠側面図である。 本発明スピーカ装置の他の例を示す正面図である。
符号の説明
1 後部フレーム
2 コーン紙
4 磁気回路部
5 ボイス
9 ヨーク
10 前部フレーム
10a リング部
10b リブ
10c 盤部
10d ボス

Claims (3)

  1. フロントバッフル面が車室側に臨むように設けられる車載用のスピーカであって、フロント側に剛性のある前部フレームを設け、該前部フレームの中央背部に磁気回路部を吊持固定し、該磁気回路部を内包するコーン紙をシェル状の後部フレームで囲繞したことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前部フレームが、パネルに固定されるリング部と、これから求心方向に伸び中央に磁気回路部固定用の盤部を有する複数本のリブを備え、盤部の背面側にヨークの内筒部に嵌合するボスが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前部フレームがアルミ系金属からなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ装置。
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