JP2007258518A - 半導体装置、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

半導体装置、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】電極パッドに対する拡散防止性が高いと共に接続の信頼性に優れた導電部材を備えた半導体装置、該半導体装置を備えた電気光学装置及び該電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】弾性部材23の頂部には設けられておらず電極パッド22上等に設けられた第1の導電部材24aと、第1の導電部材24a上から弾性部材23上に延設された第2の導電部材24bとを備えていると共に、第1の導電部材24aは、第2の導電部材24bより、電極パッド22に対する拡散防止性が高い。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器並びにこれらの電子機器
に用いられる電気光学装置及び半導体装置に関する。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話機等といった電子機器の表示装置として電気
光学装置例えば液晶装置等が用いられている。この液晶装置等は、例えば、液晶パネルを
備えており、液晶パネル上にはドライバICが実装されている。ドライバICには、複数
のバンプが形成されており、ドライバICの小型化に伴いバンプの狭ピッチ化が要求され
るようになっている。
この要求にこたえるために、アスペクト比を高くし材料の使用量を低減可能な半導体チ
ップ、電子機器等の技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−110831号公報(段落[0031]、図1)。
しかしながら、上述した技術では、例えば電極パッドと金製の導電体とが接触している
ので、電極パッドと導電体との間で拡散による腐食が生じる場合がある、という問題があ
る。
また、例えば、弾性部材と金製の導電体との密着性を向上させるために、弾性部材と金
製の導電体との間に別の導電体を設ける場合には、押圧時に、弾性部材の弾性変形により
大きくこの別の導電体が変形する等してこの別の導電体が破損しこの破損に伴い金製の導
電体が破損する、という問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、電極パッドに対する拡散防止性が高い
と共に接続の信頼性に優れた導電部材を備えた半導体装置、該半導体装置を備えた電気光
学装置及び該電気光学装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る半導体装置は、基材と、前記基
材に設けられた電極と、前記電極から離間して前記基材に設けられた弾性部材と、前記弾
性部材の頂部には設けられておらず少なくとも前記電極上に設けられた第1の導電部材と
、前記第1の導電部材上から前記弾性部材上に延設された第2の導電部材と、を備え、前
記第1の導電部材は、前記第2の導電部材より、前記電極に対する拡散防止性が高いこと
を特徴とする。
本発明では、弾性部材の頂部には設けられておらず少なくとも電極上に設けられた第1
の導電部材と、第1の導電部材上から弾性部材上に延設された第2の導電部材と、を備え
ているので、例えば、半導体装置を基板等に実装するために、基板に対して半導体装置を
押圧すると、弾性部材の弾性変形に伴い第2の導電部材が変形するが、第1の導電部材が
弾性部材の頂部等の上にないため第1の導電部材が大きく変形して破損することを防止す
ることができ、第1の導電部材の破損に伴う第2の導電部材の破損を防止して第2の導電
部材の接続の信頼性を向上させることができる。また、第1の導電部材は、第2の導電部
材より、電極に対する拡散防止性が高いので、第2の導電部材と電極とが接触して設けら
れている場合に比べて、第2の導電部材と電極との間で生じる拡散による腐食の進行を防
止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の導電部材は前記弾性部材上に設けられていない
ことを特徴とする。これにより、第1の導電部材は弾性部材上に設けられていないので、
例えば弾性部材の弾性変形に伴い第1の導電部材が変形することをなくし第1の導電部材
が破損することを防ぎ、第1の導電部材の破損に伴う第2の導電部材の破損を防止するこ
とができる。
本発明の他の観点に係る半導体装置は、基材と、前記基材に設けられた電極と、前記電
極から離間して前記基材に設けられた弾性部材と、前記電極上から前記弾性部材上に延設
された第1の導電部材と、前記第1の導電部材上で前記電極上から前記弾性部材上に延設
された第2の導電部材と、を備え、前記第1の導電部材は、少なくとも前記弾性部材上の
厚さが前記第2の導電部材の厚さより薄いことを特徴とする。
本発明では、電極上から弾性部材上に延設された第1の導電部材と、第1の導電部材上
で電極上から弾性部材上に延設された第2の導電部材と、を備え、第1の導電部材は、少
なくとも弾性部材上の厚さが第2の導電部材の厚さより薄いので、例えば、半導体装置を
基板等に実装するために、基板に対して半導体装置を押圧すると、弾性部材の弾性変形に
伴い第1及び第2の導電部材が変形するが、少なくとも弾性部材上の第1の導電部材の厚
さが第2の導電部材の厚さより薄いため、弾性部材上の第1の導電部材の柔軟性が向上し
、弾性部材が大きく弾性変形しても弾性部材上の第1の導電部材に働く応力を抑制して、
弾性部材上の第1の導電部材が破損することを防止することができ、弾性部材上の第1の
導電部材の破損に伴う第2の導電部材の破損を防止して、第2の導電部材の接続の信頼性
を向上させることができる。また、例えば、第1の導電部材が、第2の導電部材より、電
極に対する拡散防止性が高い場合には、第2の導電部材と電極とが接触して設けられてい
る場合に比べて、第2の導電部材と電極との間で生じる拡散による腐食の進行を防止する
ことができる。
また、第1の導電部材が電極上から弾性部材上に延設され、第2の導電部材が第1の導
電部材上で電極上から弾性部材上に延設されているので、例えば材料が金である第2の導
電部材が直接弾性部材上に設けられる場合には電荷を持ちにくい金製の第2の導電部材と
弾性部材とが接着しにくいのに対して、例えばチタンタングステン製の第1の導電部材と
、弾性部材、金製の第2の導電部材との密着性を向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第2の導電部材は前記第1の導電部材より硬度が低い
ことを特徴とする。これにより、第2の導電部材は第1の導電部材より硬度が低いので、
例えば弾性部材の弾性変形に伴い弾性部材上の第2の導電部材が延びる等して変形し易く
なり、弾性部材上の第2の導電部材が破損することを防止でき、第2の導電部材による導
通の信頼性を向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の導電部材は、材料がチタンタングステンであり
、前記電極上での厚さが50μm以上であることを特徴とする。これにより、第1の導電
部材は、材料がチタンタングステンであり、電極上での厚さが50μm以上であるので、
例えば第2の導電部材の材料が金であり電極の材料がアルミニウムである場合に金とアル
ミニウムとの接触による拡散によって腐食が生じることを確実に防止することができる。
本発明の他の観点に係る電気光学装置は、基材と、前記基材に設けられた電極と、前記
電極から離間して前記基材に設けられた弾性部材と、前記電極上から前記弾性部材上に延
設された第1の導電部材と、前記第1の導電部材上で前記電極上から前記弾性部材上に延
設された第2の導電部材と、を備え、前記第1の導電部材は、前記弾性部材上の厚さが前
記電極上の厚さより薄いことを特徴とする。
本発明では、基材と、基材に設けられた電極と、電極から離間して基材に設けられた弾
性部材と、電極上から弾性部材上に延設された第1の導電部材と、第1の導電部材上で電
極上から弾性部材上に延設された第2の導電部材と、を備え、第1の導電部材は、弾性部
材上の厚さが電極上の厚さより薄いので、例えば弾性部材上の第1の導電部材の柔軟性が
向上し、弾性部材が弾性変形するときに第1の導電部材に働く応力を小さくすることがで
き、第1の導電部材の破損を防止し、第1の導電部材の破損に伴う第2の導電部材の破損
を防止することができると共に、弾性部材上の薄い第1の導電部材を介して第2の導電部
材を弾性部材に密着して配置しておくことができる。また、電極上では、弾性部材上での
厚さより厚い第1の導電部材により、電極と第2の導電部材との拡散による腐食を防止す
ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の導電部材は、材料がチタンタングステンである
とともに、前記電極上での厚さが50μm以上であり、前記弾性部材上での厚さが50μ
m未満であることを特徴とする。これにより、第1の導電部材は、材料がチタンタングス
テンであるとともに、電極上での厚さが50μm以上であり、弾性部材上での厚さが50
μm未満であるので、例えば第2の導電部材の材料が金であり電極の材料がアルミニウム
である場合に金とアルミニウムとの接触による拡散によって腐食が生じることを厚さ50
μm以上のチタンタングステン製の第1の導電部材により確実に防止することができる。
本発明の他の観点に係る電気光学装置は、上述した半導体装置と、前記半導体装置が実
装された基板とを具備することを特徴とする。
本発明では、上述した半導体装置と、半導体装置が実装された基板とを備えるので、例
えば、半導体装置を基板等に実装するために、基板に対して半導体装置を押圧すると、弾
性部材の弾性変形に伴い導電部材が変形するが、例えば弾性部材上には第1の導電部材が
設けられていない場合には、第1の導電部材が大きく変形し破損することを防止すること
ができ、第1の導電部材が破損することに伴う第2の導電部材の破損を防止することがで
き、第2の導電部材の接続の信頼性を向上させることができる。また、第1の導電部材は
、第2の導電部材より、電極に対する拡散防止性が高いので、第2の導電部材と電極とが
接触して設けられている場合に比べて、第2の導電部材と電極との間に生じる拡散による
腐食の進行を抑制することができる。従って、基板側と半導体装置側との接続性に優れた
電気光学装置を得ることができる。
本発明の他の観点にかかる電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とす
る。
本発明では、電極パッドに対する拡散防止性が高いと共に接続の信頼性に優れた導電部
材を備えた半導体装置を具備する電気光学装置を備えているので、表示性能に優れた電子
機器を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあ
たっては、電気光学装置の例として液晶装置、具体的にはTFT(Thin Film
Transistor)反射半透過型のアクティブマトリックス方式の液晶装置、半導体
装置としてのドライバIC、液晶装置を用いた電子機器について説明するがこれに限られ
るものではない。また、以下の図面においては各構成を分かりやすくするために、実際の
構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の外観斜視図、図2は図1の液晶装置の
A−A断面図、図3は図2のドライバICのドライバ側出力端子の拡大断面図、図4は第
1の実施形態の液晶装置に用いられるドライバICの底面図である。
(液晶装置の構成)
液晶装置1は、液晶パネル2と、液晶パネル2に接続された回路基板3とを備えている
。なお、液晶装置1は、液晶パネル2を支持する図示を省略したフレーム等のその他の付
帯機構が必要に応じて付設される。
液晶パネル2は、基板4と、基板4に対向するように設けられた基板5と、基板4、5
の間に設けられたシール材6及び基板4、5により封止された図示しない液晶とを備えて
いる。液晶には、例えばTN(Twisted Nematic)が用いられている。
基板4及び基板5は、例えばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からなる板
状部材である。基板4の液晶側には、ゲート電極7、ソース電極8、薄膜トランジスタ素
子T、画素電極9、ゲート電極7に接続された出力配線11、ソース電極8に接続された
出力配線12、ドライバIC15、16の後述するドライバ側入力端子に接続された入力
配線13、14が形成されている。
ゲート電極7はX方向に、ソース電極8はY方向に、それぞれ形成されている。ソース
電極8は、図1に示すように例えば液晶装置1の右側に引き回されて形成されている。な
お、ゲート電極7及びソース電極8の本数は、液晶装置1の解像度や表示領域の大きさに
応じて適宜変更可能である。
薄膜トランジスタ素子Tは、ゲート電極7、ソース電極8及び画素電極9にそれぞれ接
続される3つの端子を備えている。薄膜トランジスタ素子Tは画素電極9、ゲート電極7
、ソース電極8に接続されている。これにより、ゲート電極7に電圧を印加したときにソ
ース電極8から画素電極9に又はその逆に電流が流れるように構成されている。
出力配線11は、基板5の外周縁から基板4が張り出した領域(以下、「張り出し部」
と表記する)4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に並設されている。出力配線11
は、一端部がそれぞれゲート電極7に接続されており、出力配線11の他端部に位置する
基板側出力端子11aがそれぞれ図2に示すように後述するドライバIC15のドライバ
側出力端子17に接続されている。
出力配線12は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に並設されてい
る。出力配線12は、一端部がそれぞれソース電極8に接続されており、出力配線12の
他端部に位置する基板側出力端子がそれぞれ後述するドライバIC16の図示しないドラ
イバ側出力端子に接続されている。
入力配線13は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に複数並設され
ている。入力配線13の一端部は図2に示すように回路基板3に設けられている配線18
に図示を省略したACF等を介して接続されており、入力配線13の他端部に位置する基
板側入力端子13aは図2に示すようにそれぞれ後述するドライバIC15のドライバ側
入力端子19に接続されている。
入力配線14は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に複数並設され
ている。入力配線14の一端部は回路基板3に設けられた図示しない配線に図示を省略し
たACF等を介して接続されており、入力配線14の他端部に位置する基板側入力端子は
それぞれ後述するドライバIC16の図示しないドライバ側入力端子に接続されている。
ドライバIC15は、図2及び図3に示すように、張り出し部4aに例えばNCF(N
on Conductive Film)等の接着材20により固定されている。ドライ
バIC15は、図4に示すように、例えば、基材21と、基材21の実装面21aにゲー
ト電極7の配列方向(Y方向)に対応するようにそれぞれ配列された複数のドライバ側出
力端子17と、ドライバ側入力端子19とを備えている。
基材21は、図1、図4に示すように、例えば矩形板状である。例えば基材21の実装
面21a側には、図4に示すように、ドライバ側入出力端子19、17に対応するように
ドライバ側入出力端子19、17の近くに複数の電極としての電極パッド22が形成され
ている。電極パッド22は、その形状が、図4に示すように、例えば矩形板状とされてお
り、例えば基材21の実装面21aに複数配列して設けられている。電極パッド22の材
質は、例えばアルミニウム等である。
ドライバ側出力端子17は、図3に示すように、実装面21aに突設された弾性を有す
る弾性部材23と、弾性部材23上に設けられた導電部材24とを備えている。
弾性部材23は、例えば略蒲鉾形状であり、図4に示すように、基材21の長手方向(
Y方向)に亘って設けられている。弾性部材23は、図3、図4に示すように、例えば、
電極パッド22から離間して設けられている。弾性部材23は、図4に示すように、例え
ば、基材21の長手方向(Y方向)に交差する方向(X方向)に離間して略平行に2本設
けられている。弾性部材23は弾性を有しており、その構成材料には例えばアクリル樹脂
、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂等が用いられている。
導電部材24は、図3に示すように、例えば弾性部材23の頂部23aには設けられて
おらず電極パッド22上等に設けられた第1の導電部材24aと、第1の導電部材24a
上から弾性部材23上に延設された第2の導電部材24bとを備えている。ここで、「頂
部23a」とは、例えば弾性部材23のうちの基材21の実装面21aから最も離れた高
い位置にある部分をいう。
第1の導電部材24aは、例えば、図4に示すように、電極パッド22を平面的に略完
全に覆うように設けられている。第1の導電部材24aのドライバ側出力端子17の配列
方向(図4のY方向)の幅bは、例えば電極パッド22の同じ方向(図4のY方向)の幅
より大きく設定されている。ドライバ側入出力端子19、17を結ぶ方向(図3のX方向
)の第1の導電部材24aの長さcは、電極パッド22の同じ方向(図3のX方向)の長
さより大きく設定されている。第1の導電部材24aは図3に示すように、弾性部材23
と第2の導電部材24bとの間に挟まるように設けられていない。第1の導電部材24a
は、例えば図3に示すようにその一端が弾性部材23に接触するように実装面21a上に
設けられている。
なお、第1の導電部材24aは、例えばその弾性部材23側の一端部が弾性部材23の
頂部23aとは異なる弾性部材23の一部分に積層されていてもよいし、弾性部材23側
のその一端部が弾性部材23から離間して電極パッド22と弾性部材23との間に設けら
れていてもよい。
第1の導電部材24aは、例えば第2の導電部材24bより、電極パッド22に対する
拡散防止性が高い。第1の導電部材24aの材料は、例えば、チタンタングステン(Ti
W)であり、図3に示すように電極パッド22上での厚さa1が50μm以上、例えば1
00μmに設定されている。なお、第1の導電部材24aの材料として、例えば、チタン
(Ti)を用いてもよい。第1の導電部材24aは、電極パッド22と第2の導電部材2
4bとの拡散による腐食を防止するためのバリアメタルとして機能する。
第2の導電部材24bは、例えば弾性部材23に接触して設けられていると共に、電極
パッド22から離間して第1の導電部材24a上に設けられている。第2の導電部材24
bは、例えば第1の導電部材24aに密着して設けられている。例えば図4に示すように
、第2の導電部材24bのドライバ側出力端子17の配列方向(図4のY方向)の幅bは
、例えば第1の導電部材24aの幅bと同じになっている。例えば第2の導電部材24b
は、金メッキにより形成されている。第2の導電部材24bは、第1の導電部材24aよ
り硬度が低く、例えば延性が優れている。例えば、第2の導電部材24bが基板側出力端
子11aに接続されている。
接着材20は、ドライバIC15を基板4に接着するために、例えば、基板4と、ドラ
イバIC15との間等に設けられている。接着材20には、例えば、NCF(Non C
onductive Film)等が用いられている。
回路基板3は、図1に示すように、張り出し部4aに例えばACF等の接着材を介して
接続されている。回路基板3は、図1に示すように可撓性基材28を備えており、可撓性
基材28は、図2に示すように、例えば入力配線13に図示を省略したACF等を介して
接続された配線18を備えており、配線18を介して図示しない外部機器に接続されてい
る。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置1の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図5は第1の実施形態の液晶装置1の製造工程を示すフローチャート、図6は基材21
の実装面21aに第1の導電部材24aを配置した状態(S2)の断面図、図7は弾性部
材23上等に第2の導電部材24bを配置した状態(S3)の断面図である。なお、本実
施形態では、ドライバIC15等の実装前の液晶パネル2の製造工程(S4)、回路基板
3の製造工程(S6)等については、公知技術と同様なのでその説明を省略し、第1、第
2の導電部材24a、24bの配置工程(S2、S3)等について中心的に説明する。
まず、基材21の実装面21aに複数の弾性部材23を電極パッド22から離間して形
成する(S1)。
続いて、図6に示すように、例えば、電極パッド22を平面的に覆うと共に弾性部材2
3に一端部が接触するように実装面21aに第1の導電部材24aをめっき等により配置
する(S2)。このとき、第1の導電部材24aの厚さa1は、例えば電極パッド22と
第2の導電部材24bとの拡散による腐食を防止することができるように、少なくとも電
極パッド22上での厚さa1を50μm以上、例えば100μmにする。また、弾性部材
23上には、第1の導電部材2aは設けられないようにする。
次いで、図7に示すように、例えば、めっき等を施すことで、第1の導電部材24a上
及び弾性部材23上等に第2の導電部材24bを配置する(S3)。これにより、第2の
導電部材24bが弾性部材23と接触して設けられる。
続いて、例えばドライバIC15から基板4に向かう方向(図3の矢印D方向)に、ス
テップ4で製造したドライバIC15実装前の液晶パネル2に対して、図示しない押圧ヘ
ッドによりドライバIC15を接着材20を介して押圧し、ドライバIC15を基板4に
加熱圧着する(S5)。
このとき、弾性部材23及び第2の導電部材24bは、基板4側からドライバ側出力端
子17に向かう方向(図3の矢印U方向)に押し戻され変形するが、弾性部材23と第2
の導電部材24bとの間には、第1の導電部材24aが設けられていないので、弾性部材
23の弾性変形に伴い第1の導電部材24aが変形したり破損したりすることはない。
そして、例えばドライバIC15を実装済みの液晶パネル2と、ステップ6で製造した
回路基板3とを例えばACF等の接着材を介して接続し(S7)、液晶パネル2に図示を
省略した導光板や反射シート等を設ける等して液晶装置1を製造する(S8)。
以上で液晶装置1の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、弾性部材23の頂部23aには設けられおらず電極パ
ッド22上等に設けられた第1の導電部材24aと、第1の導電部材24a上から弾性部
材23上に延設された第2の導電部材24bとを備えているので、例えば、ドライバIC
15を基板4等に実装するために、図3に示すように基板4に対してドライバIC15を
押圧すると、弾性部材23の弾性変形に伴い第2の導電部材24bが押し潰されるように
変形するが、弾性部材23上に第1の導電部材24aが設けられていないため、第1の導
電部材24aが大きく変形して破損することを防止することができ、第1の導電部材24
aの破損に伴う第2の導電部材24bの破損を防止することができ、第2の導電部材24
bの接続の信頼性を向上させることができる。また、第1の導電部材24aは、第2の導
電部材24bより、電極パッド22に対する拡散防止性が高いので、第2の導電部材24
bと電極パッド22とが接触して設けられている場合に比べて、電極パッド22と第2の
導電部材24bとに生じる拡散による腐食の進行を防止することができる。
また、第2の導電部材24bは、第1の導電部材24aより硬度が低く、例えば延性が
優れているので、例えば弾性部材23の弾性変形に伴い弾性部材23上の第2の導電部材
24bが延びる等して変形し易くなり、弾性部材23上の第2の導電部材24bが破損す
ることを防止でき、第2の導電部材24bによる導通の信頼性を向上させることができる
更に、第1の導電部材24aは、材料が例えばチタンタングステン(TiW)であり、
電極パッド22上での厚さa1が50μm以上であるので、例えば第2の導電部材24b
の材料が金であり電極パッド22の材料がアルミニウムである場合に金とアルミニウムと
の接触による拡散によって生じる腐食を確実に防止することができる。
また、第1の導電部材24aの厚さa1が100μmなので、第1の導電部材24aの
製膜むら等が生じても確実に50μm以上の膜厚を確保することことができ、確実に電極
パッド22と第2の導電部材24bとの拡散による腐食を防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2の実施の形態の液晶装置について説明する。なお、本実施形態
以降においては、上記実施形態と同一の構成部材等には同一の符号を付しその説明を省略
し、異なる箇所を中心に説明する。
図8は第2の実施の形態の液晶装置の拡大部分断面図である。
(液晶装置の構成)
本実施形態では、第1の実施の形態のドライバIC15に代えて後述するドライバ側入
出力端子の構造の異なるドライバIC15´が、接着材20を介して基板4に実装されて
いるので、ドライバIC15´について中心的に説明する。
ドライバIC15´は、図8に示すように、張り出し部4aに例えばNCF(Non
Conductive Film)等の接着材20により固定されている。ドライバIC
15´は、例えば、基材21と、基材21の実装面21aにゲート電極7の配列方向(Y
方向)に対応するようにそれぞれ配列された複数のドライバ側出力端子17´と、図示し
ないドライバ側入力端子とを備えている。
ドライバ側出力端子17´は、図8に示すように、実装面21aに突設された弾性を有
する弾性部材23と、弾性部材23上等に設けられた導電部材24´とを備えている。
導電部材24´は、図8に示すように、例えば電極パッド22上から弾性部材23上に
延設された第1の導電部材24a´と、第1の導電部材24a´上で電極パッド22上か
ら弾性部材23上に延設された第2の導電部材24b´とを備えている。
第1の導電部材24a´は、例えば、電極パッド22を平面的に略完全に覆うように設
けられている。第1の導電部材24a´は、図8に示すように、電極パッド22上、電極
パッド22と弾性部材23との間の実装面21a上及び弾性部材23上等に設けられてい
る。第1の導電部材24a´の厚さa1は、略一定の厚さa1になっている。第1の導電
部材24a´の(弾性部材23上の)厚さa1は、第2の導電部材24b´の厚さa2よ
り薄い。なお、弾性部材23上に少しでも第1の導電部材24a´の膜が形成されていれ
ばよい。
第1の導電部材24a´は、例えば第2の導電部材24b´より、電極パッド22に対
する拡散防止性が高い。第1の導電部材24a´の材料は、例えば、チタンタングステン
(TiW)であり、図8に示すように電極パッド22上での厚さa1が50μm以上、例
えば100μmに設定されている。なお、第1の導電部材24a´の材料として、例えば
、チタン(Ti)を用いてもよい。第1の導電部材24a´は、電極パッド22と第2の
導電部材24b´との拡散による腐食を防止するためのバリアメタルとして機能する。
第2の導電部材24b´は、例えば第1の導電部材24a´上に積層して、電極パッド
22上、電極パッド22と弾性部材23との間の実装面21a上及び弾性部材23上等に
設けられている。第2の導電部材24b´は、弾性部材23に接触することなく、弾性部
材23に積層された第1の導電部材24a´に密着して設けられている。第2の導電部材
24b´は例えば金メッキにより形成されている。第2の導電部材24b´は、第1の導
電部材24a´より硬度が低く、例えば延性が優れている。例えば、第2の導電部材24
b´が基板側出力端子11aに接続されている。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置の製造方法について説明する。なお、本実施形態では、ドライバIC1
5´等の実装前の液晶パネルの製造工程、回路基板3の製造工程等については、公知技術
と同様なのでその説明を省略し、第1、第2の導電部材24a´、24b´の配置工程等
について中心的に説明する。
まず、基材21の実装面21aに複数の弾性部材23を電極パッド22から離間して形
成する。
続いて、例えば、電極パッド22上から弾性部材23上に延設するように第1の導電部
材24a´をめっき等により配置する。このとき、第1の導電部材24aの厚さa1は、
例えば電極パッド22と第2の導電部材24b´との拡散による腐食を防止することがで
きるように、少なくとも電極パッド22上での厚さa1を50μm以上、例えば100μ
mにする。また、第1の導電部材24a´が電極パッド22を平面的に略完全に覆うよう
にする。
次いで、例えば、めっき等を施すことで、第1の導電部材24a´上等に第2の導電部
材24b´を配置する。これにより、弾性部材23に積層された第1の導電部材24a´
と第2の導電部材24b´とが密着して設けられる。
続いて、例えばドライバIC15´から基板4に向かう方向に、基板4に対して、図示
しない押圧ヘッドによりドライバIC15´を接着材20を介して押圧し、ドライバIC
15´を基板4に加熱圧着する。
このとき、弾性部材23、第1、第2の導電部材24a´、24b´は、基板4側から
ドライバ側出力端子17´に向かう方向に押し戻され変形するが、弾性部材23と第2の
導電部材24b´との間の第1の導電部材24a´は厚さa1が薄くなっているので、弾
性部材23の弾性変形に伴い比較的容易に変形し、弾性部材23と第2の導電部材24b
´との間の第1の導電部材24a´が破損したりすることはない。
そして、例えばドライバIC15´を実装済みの液晶パネルと、回路基板3とを例えば
ACF等の接着材を介して接続し、液晶パネルに図示を省略した導光板や反射シート等を
設ける等して液晶装置を製造する。
以上で液晶装置の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、電極パッド22上から弾性部材23上に延設された第
1の導電部材24a´と、第1の導電部材24a´上で電極パッド22上から弾性部材2
3上に延設された第2の導電部材24b´とを備え、第1の導電部材24a´は、弾性部
材23上の厚さa1が第2の導電部材24b´の厚さa2より薄いので、例えば、ドライ
バIC15´を基板4等に実装するために、基板4に対してドライバIC15´を押圧す
ると、弾性部材23の弾性変形に伴い第1及び第2の導電部材24a´、24b´が変形
するが、弾性部材23上の第1の導電部材24a´の厚さa1が第2の導電部材a2の厚
さより薄いため、弾性部材23上の第1の導電部材24a´の柔軟性を向上させ、弾性部
材23上の第1の導電部材24a´に働く応力を抑制でき、弾性部材23上の第1の導電
部材24a´が破損することを防止することができ、弾性部材23上の第1の導電部材2
4a´の破損に伴う第2の導電部材24b´の破損を防止して、第2の導電部材24b´
の接続の信頼性を向上させることができる。
また、万一、例えば実装時等に第1の導電部材24a´が破損しても、第1の導電部材
24a´が薄いため、第2の導電部材24b´が破損することがなく導電性を確保するこ
とができる。
更に、例えば、第1の導電部材24a´が、第2の導電部材24b´より、電極パッド
22に対する拡散防止性が高いので、第2の導電部材24b´と電極パッド22とが接触
して設けられている場合に比べて、電極パッド22と第2の導電部材24b´と野間に生
じる拡散による腐食の進行を防止することができる。
また、弾性部材23上で第1の導電部材24a´に密着して第2の導電部材24b´が
積層されているので、例えば弾性部材23上に直接金製の第2の導電部材24b´が設け
られている場合に電荷を持ちにくい金製の第2の導電部材24b´と弾性部材23とが接
着しにくいのに対して、例えばチタンタングステン製の第1の導電部材24a´と弾性部
材23、金製の第2の導電部材との密着性を向上させて、例えば製造工程中等に、第2の
導電部材24b´が剥離することを防止することができる。
(第1の変形例)
次に、本発明に係る第1の変形例の液晶装置について説明する。なお、上記実施形態と
同一の構成部材等には同一の符号を付しその説明を省略し、異なる箇所を中心に説明する
図9は第1変形例のドライバIC側出力端子の拡大断面図である。
(液晶装置の構成)
本変形例では、第2の実施の形態のドライバIC15´に代えて後述するドライバ側入
出力端子の構造の異なるドライバIC50が、接着材20を介して基板4に実装されてい
るので、ドライバIC50について中心的に説明する。
ドライバIC50は、図9に示すように、例えば、基材21と、基材21の実装面21
aにゲート電極7の配列方向(Y方向)に対応するようにそれぞれ配列された複数のドラ
イバ側出力端子51と、図示しないドライバ側入力端子とを備えている。
ドライバ側出力端子51は、図9に示すように、実装面21aに突設された弾性を有す
る弾性部材23と、弾性部材23上に設けられた導電部材52とを備えている。
導電部材52は、図9に示すように、例えば電極パッド22上から弾性部材23上に延
設された第1の導電部材53と、第1の導電部材53上で電極パッド22上から弾性部材
23上に延設された第2の導電部材54とを備えている。
第1の導電部材53は、例えば、電極パッド22を平面的に略完全に覆うように設けら
れている。第1の導電部材53は、図9に示すように、電極パッド22上、電極パッド2
2と弾性部材23との間の実装面21a上及び弾性部材23上等に設けられている。第1
の導電部材53は、図9に示すように、電極パッド22上で50μm以上、例えば100
μmの厚さa3であり、電極パッド22と弾性部材23との間の実装面21a上及び弾性
部材23上等で厚さa3より薄い厚さa4になっている。なお、弾性部材23上に少なく
とも第1の導電部材53の膜が形成されていればよい。弾性部材23上等の第1の導電部
材53の厚さa4は、第2の導電部材54の厚さa2より薄い。
第1の導電部材53は、例えば第2の導電部材54より、電極パッド22に対する拡散
防止性が高い。第1の導電部材53の材料は、例えば、チタンタングステン(TiW)で
ある。なお、第1の導電部材53の材料として、例えばチタン(Ti)を用いてもよい。
第2の導電部材54は、例えば第1の導電部材53上に積層して、電極パッド22上、
電極パッド22と弾性部材23との間の実装面21a上及び弾性部材23上等に設けられ
ている。第2の導電部材54は、弾性部材23に接触することなく、弾性部材23に積層
された第1の導電部材53に密着して設けられている。第2の導電部材54は、例えば金
メッキにより形成されている。第2の導電部材54は、第1の導電部材53より硬度が低
く、例えば延性が優れている。例えば、第2の導電部材54が基板側出力端子11aに接
続されている。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置の製造方法について説明する。なお、本変形例では、ドライバIC50
等の実装前の液晶パネルの製造工程、回路基板3の製造工程等については、公知技術と同
様なのでその説明を省略し、第1、第2の導電部材53、54の配置工程等について中心
的に説明する。
まず、例えば基材21の実装面21aに、弾性部材23を基材21の長手方向(Y方向
)に交差する方向(X方向)に離間して略平行に2列になるように形成する。
続いて、例えば、めっきやスパッタによりTiWの膜を形成しレジスト層を形成し露光
現像後エッチングを施すことを複数回繰り返す等して、電極パッド22上と弾性部材23
上等とで厚さが異なるように第1の導電部材53を延設する。このとき、電極パッド22
上の第1の導電部材53の厚さa3を、例えば電極パッド22と第2の導電部材54との
拡散による腐食を防止することができるように、少なくとも50μm以上、例えば100
μmにする。また、第1の導電部材53が電極パッド22を平面的に略完全に覆うように
する。また、電極パッド22と弾性部材23との間の実装面21a上及び弾性部材23上
等の第1の導電部材53の厚さa4を、厚さa3より薄くする。
次いで、例えば、第1の導電部材53上等に例えばめっき等により第2の導電部材54
を配置する。これにより、弾性部材23に積層された第1の導電部材53と第2の導電部
材54とが密着して設けられると共に、第2の導電部材54と電極パッド22とが離間し
て設けられる。
続いて、例えばドライバIC50から基板4に向かう方向に、液晶パネルに対して、図
示しない押圧ヘッドによりドライバIC50を接着材20を介して押圧し、ドライバIC
50を基板4に加熱圧着する。
このとき、弾性部材23、第1、第2の導電部材53、54は、基板4側からドライバ
側出力端子51に向かう方向に押し戻され変形するが、弾性部材23と第2の導電部材5
4との間の第1の導電部材53は厚さa4が薄くなっているので、弾性部材23の弾性変
形に伴い第1の導電部材53が比較的容易に変形し、弾性部材23と第2の導電部材54
との間の第1の導電部材53が破損したりすることはない。
以上で液晶装置の製造方法についての説明を終了する。
このように本変形例によれば、第1の導電部材53は、弾性部材23上の厚さa4が電
極パッド22上の厚さa3より薄いので、例えば第1の導電部材53の柔軟性を向上させ
て、弾性部材23が弾性変形するときに第1の導電部材53に働く応力をより小さくする
ことができ、第1の導電部材53の破損をより確実に防止し、第1の導電部材53の破損
に伴う第2の導電部材54の破損をより確実に防止することができる。
また、例えば厚さa4が50μm未満ではあるものの弾性部材23と第2の導電部材5
4との間に挟まるように第1の導電部材53が配置されているので、例えば接着力の小さ
い弾性部材23と金製の第2の導電部材54とが直接接触することを防止し、第1の導電
部材53と、弾性部材23、第2の導電部材54とを密着させて、第2の導電部材54が
剥離したりすることを確実に防止することができる。
更に、第1の導電部材53の電極パッド22上の厚さa3を50μm以上とすることで
、確実に電極パッド22と第2の導電部材54との拡散による腐食を防止することができ
る。
(第2の変形例)
次に、本発明に係る第2の変形例の液晶装置について説明する。なお、上記実施形態等
と同一の構成部材等には同一の符号を付しその説明を省略し、異なる箇所を中心に説明す
る。
図10は第2の変形例のドライバICの部分底面図である。
(液晶装置の構成)
本変形例では、第1の実施の形態のドライバIC15に代えて後述するドライバ側入出
力端子の構造の異なるドライバIC60が、接着材20を介して基板4に実装されている
ので、ドライバIC60について中心的に説明する。
ドライバIC60は、図10に示すように、例えば、基材21と、基材21の実装面2
1aにゲート電極7の配列方向(Y方向)に対応するようにそれぞれ配列された複数のド
ライバ側出力端子61と、ドライバ側入力端子62とを備えている。
ドライバ側出力端子61は、図10に示すように、実装面21aに突設された略半球形
状の弾性を有する弾性部材23´と、弾性部材23´上に設けられた導電部材63とを備
えている。
弾性部材23´は、例えば略半球形状である。弾性部材23´は、例えば基材21の長
手方向(Y方向)にそれぞれ離間して設けられていると共に、基材21の長手方向(Y方
向)に交差する方向(X方向)に離間して略平行に2列になるように設けられている。弾
性部材23´は弾性を有しており、その構成材料には例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂
、ウレタン樹脂等の樹脂等が用いられている。
導電部材63は、図10に示すように、例えば電極パッド22上から弾性部材23´と
電極パッド22との間の実装面21aに設けられた第1の導電部材64と、第1の導電部
材64上及び弾性部材23´上等に延設された第2の導電部材65とを備えている。
第1の導電部材64は、例えば、電極パッド22を平面的に略完全に覆うように設けら
れている。第1の導電部材64は、例えば弾性部材23´上に設けられていない。第1の
導電部材64は、例えば第2の導電部材65より、電極パッド22に対する拡散防止性が
高い。第1の導電部材64の材料は、例えば、チタンタングステン(TiW)である。な
お、第1の導電部材64の材料として、例えばチタン(Ti)を用いてもよい。第1の導
電部材64の厚さは、電極パッド22上で50μm以上、例えば100μmである。第1
の導電部材64の厚さは、第2の導電部材65の厚さより薄い。
第2の導電部材65は、例えば第1の導電部材64から弾性部材23´上等に延設され
ている。第2の導電部材65は、電極パッド22に接触することなく、第1の導電部材6
4に密着して設けられている。第2の導電部材65は、例えば金メッキにより形成されて
いる。第2の導電部材65は、第1の導電部材64より硬度が低く、例えば延性が優れて
いる。例えば、第2の導電部材65が基板側出力端子11aに接続されている。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置の製造方法について説明する。なお、本変形例では、ドライバIC60
等の実装前の液晶パネルの製造工程、回路基板3の製造工程等については、公知技術と同
様なのでその説明を省略し、第1、第2の導電部材64、65の配置工程等について中心
的に説明する。
まず、例えば基材21の実装面21aに、複数の半球状の弾性部材23´を、基材21
の長手方向(Y方向)にそれぞれ離間すると共に、基材21の長手方向(Y方向)に交差
する方向(X方向)に離間して略平行に2列になるように形成する。
続いて、例えば、めっき等により、電極パッド22を覆い弾性部材23´を覆わずに第
1の導電部材64を配置する。このとき、電極パッド22上の第1の導電部材64の厚さ
を、例えば電極パッド22と第2の導電部材64との拡散による腐食を防止することがで
きるように、少なくとも50μm以上、例えば100μmにする。
次いで、例えば、めっき等により、第1の導電部材64上及び弾性部材23´上等に第
2の導電部材65を配置する。これにより、弾性部材23´上に第2の導電部材65が配
置される。
続いて、例えばドライバIC60から基板4に向かう方向に、液晶パネルに対して、図
示しない押圧ヘッドによりドライバIC60を接着材20を介して押圧し、ドライバIC
60を基板4に加熱圧着する。
このとき、弾性部材23´、第1、第2の導電部材64、65は、基板4側からドライ
バ側出力端子61に向かう方向に押し戻され変形するが、弾性部材23´と第2の導電部
材65との間の第1の導電部材64が設けられていないので、弾性部材23´の弾性変形
に伴い第1の導電部材64が変形することがない。
以上で液晶装置の製造方法についての説明を終了する。
このように本変形例によれば、弾性部材23´は、略半球状を有しているので、基材2
1を基板4に実装するときや実装後の基材に外力が働いたとき等に弾性部材23´を容易
に変形し易くさせたり追従し易くさせたりすることで接続を確保することができると共に
、第1の導電部材64は弾性部材23´上に設けられておらず、第2の導電部材65は弾
性部材23´に接触して設けられているので、弾性部材23´の弾性変形に伴い第1の導
電部材64が変形することを防止することができ、第1の導電部材64の弾性部材23´
上での破損を防止し、従来では大きな弾性変形のために破損し易かった半球状の弾性部材
23´上の第2の導電部材65の破損を防止することができる。
また、第1の導電部材64により、電極パッド22と第2の導電部材65との接触によ
り拡散が生じ腐食することを防止することができる。
(第3の変形例)
次に本発明に係る第3の変形例の液晶装置について図面を参照しながら説明する。
図11は第3の変形例のドライバIC側出力端子の拡大断面図である。
本変形例の液晶装置70は、基板4に実装されているドライバIC71のドライバ側入
出力端子等が第1の実施形態等と異なっており、他の構成及び製造方法等については第1
の実施形態と略同様であるので異なる箇所を中心的に説明する。
本変形例の液晶装置70は接着材20を介して基板4に実装されたドライバIC71を
備えている。
ドライバIC71は、図11に示すように、例えば、第1の実施の形態のドライバ側入
出力端子19、17の代わりに形状の異なるドライバ側出力端子72等を備えている。ド
ライバIC71は、第1の実施の形態のドライバIC15に比べてドライバ側出力端子7
2等の形状等が異なっているので、ドライバ側出力端子72の形状等について説明する。
ドライバ側出力端子72は、図11に示すように、実装面21aに突設された弾性を有
する断面略台形状の弾性部材73と、弾性部材73上に設けられた導電部材74とを備え
ている。
弾性部材73は、例えば断面略台形状であり、基材21の長手方向(Y方向)に亘って
設けられている。弾性部材73は、例えば、基材21の長手方向(Y方向)に交差する方
向(X方向)に離間して略平行に2本設けられている。弾性部材73は弾性を有しており
、その構成材料には例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂等が用い
られている。
導電部材74は、図11に示すように、例えば弾性部材73の一方の斜面75が露出す
るように弾性部材73上に設けられている。導電部材74は、電極パッド22を覆うよう
に配置された第1の導電部材74aと、第1の導電部材74a上から弾性部材73上に延
設された第2の導電部材74bとを備えている。
第1の導電部材74aは、例えば、図11に示すように、電極パッド22を平面的に略
完全に覆うように設けられている。ドライバ側出力端子72と図示しないドライバ側入力
端子とを結ぶ方向(図11のX方向)の第1の導電部材72の長さcは、電極パッド22
の同じ方向(図11のX方向)の長さより大きく設定されている。第1の導電部材74a
は、図11に示すように、弾性部材73と第2の導電部材74bとの間に挟まるように設
けられていない。第1の導電部材74aは、例えば図11に示すようにその一端部が弾性
部材73に接触するように実装面21a上に設けられている。
なお、第1の導電部材74aは、例えばその弾性部材73側の一端部が弾性部材73の
頂部73aとは異なる弾性部材73の一部分に積層されていてもよいし、弾性部材73側
のその一端部が弾性部材73から離間して電極パッド22と弾性部材73との間に設けら
れていてもよい。
第1の導電部材74aは、例えば第2の導電部材74bより、電極パッド22に対する
拡散防止性が高い。第1の導電部材74aの材料は、例えば、チタンタングステン(Ti
W)であり、図11に示すように電極パッド22上での厚さa1が50μm以上、例えば
100μmに設定されている。なお、第1の導電部材74aの材料として、例えばチタン
(Ti)を用いてもよい。
第2の導電部材74bは、例えば弾性部材73に接触して設けられていると共に、電極
パッド22から離間して第1の導電部材74a上に設けられている。第2の導電部材74
bは、例えば第1の導電部材74aに密着して設けられている。第2の導電部材74bは
、例えば金メッキにより形成されている。第2の導電部材74bは、第1の導電部材74
aより硬度が低く、例えば延性が優れている。例えば、第2の導電部材74bが基板側出
力端子11aに接続されている。
このように本変形例によれば、弾性部材73上に重なるように第1の導電部材74aが
設けられておらず、第2の導電部材74bが弾性部材73上に重なるように設けられてい
る。このため、ドライバIC71を基板4に実装するときに、弾性部材73が弾性変形す
る場合に、第1の導電部材74aを弾性変形させず破損させることなく、第1の導電部材
74aの破損に伴う第2の導電部材74bの破損を防止し、第2の導電部材74bと基板
側出力端子11aとを接続することができる。
また、電極パッド22と第2の導電部材74bとが、拡散防止性が高い第1の導電部材
74aにより離間して設けられており、電極パッド22上での第1の導電部材74aの厚
さa1が50μm以上に設定されているので、電極パッド22と第2の導電部材74bと
が接触することによる拡散によって生じる腐食を確実に防止することができる。
更に、ドライバ側出力端子72は、基材21に突設された断面略台形状の弾性部材73
と、弾性部材73上に設けられた導電部材74とを備え、導電部材74が電極パッド22
を覆い弾性部材73上に設けられていない第1の導電部材74aと、弾性部材73の一方
の斜面75が露出するように弾性部材73上に設けられると共に第1の導電部材74a上
に設けられた第2の導電部材74bとを備えている。このため、例えばドライバIC71
を基板4に実装するために図示しない押圧ヘッドによりドライバIC71を押圧すると、
変形する弾性部材73を露出する斜面75側に開放することができ、第2の導電部材74
bに働く力を抑制することができ、第2の導電部材74bのクラックの発生を防止するこ
とができると共に、弾性部材73の弾性変形に伴い第1の導電部材74aが変形して破損
することがない。従って、第1の導電部材74aの破損に伴う第2の導電部材74bの破
損を防止することができ、ドライバ側出力端子72の接続信頼性を向上させることができ
る。
(第3の実施形態・電子機器)
次に、上述した液晶装置1を備えた本発明の第3の実施形態に係る電子機器について説
明する。
図12は本発明の第3の実施形態にかかる電子機器の表示制御系の全体構成の概略構成
図である。
電子機器300は、表示制御系として例えば図12に示すように液晶パネル2及び表示
制御回路390などを備え、その表示制御回路390は表示情報出力源391、表示情報
処理回路392、電源回路393及びタイミングジェネレータ394などを有する。
また、液晶パネル2には表示領域Iを駆動するドライバIC15等を含む駆動回路36
1を有する。
表示情報出力源391は、ROM(Read Only Memory)やRAM(R
andom Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや
光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同
調回路とを備えている。更に表示情報出力源391は、タイミングジェネレータ394に
よって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形
で表示情報を表示情報処理回路392に供給するように構成されている。
また、表示情報処理回路392はシリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ロー
テーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した
表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路361へ
供給する。また、電源回路393は、上述した各構成要素に夫々所定の電圧を供給する。
このように本実施形態によれば、電極パッド22に対する拡散防止性が高いと共に接続
の信頼性に優れた導電部材24を備えたドライバIC15を備える液晶装置1を備えてい
るので、表示性能に優れた電子機器300を得ることができる。
具体的な電子機器としては、携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの他に液晶装置
が搭載されたタッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直
視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓、ワード
プロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。そして、こ
れらの各種電子機器の表示部として、上述した例えば液晶装置1等が適用可能なのは言う
までもない。
なお、本発明の電子機器、液晶装置、ドライバICは、上述した例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ることは勿論である。
また、本発明の要旨を変更しない範囲で、上記各実施形態、変形例を組み合わせてもよい
例えば、上述の実施形態ではTFT型の液晶装置1等について説明したがこれに限られ
るものではなく、例えばTFD(Thin Film Diode)型アクティブマトリ
ックス型、パッシブマトリクス型の液晶装置であってもよい。また、プラズマディスプレ
イ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置(Field Emis
sion Display及びSurface‐Conduction Electro
n‐Emitter Display等)などの各種電気光学装置に本発明を適用しても
よい。
また、上記実施形態等では、COGの液晶パネル2を備えた液晶装置1等を例示したが
、これに限定されず、例えば、COF(Chip on Film)の液晶装置に本発明
を適用するようにしてもよい。
本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の外観斜視図である。 図1の液晶装置のA−A断面図である。 図2のドライバICのドライバ側出力端子の拡大断面図である。 第1の実施形態の液晶装置に用いられるドライバICの底面図である。 第1の実施形態の液晶装置の製造工程を示すフローチャートである。 基材の実装面に第1の導電部材を配置した状態(S2)の断面図である。 弾性部材に第2の導電部材を配置した状態(S3)の断面図である。 第2の実施形態の液晶装置の拡大部分断面図である。 第1変形例のドライバIC側出力端子の拡大断面図である。 第2の変形例のドライバICの部分底面図である。 第3の変形例のドライバIC側出力端子の拡大断面図である。 本発明に係る第3の実施形態の電子機器の表示制御系の概略構成図である。
符号の説明
1、70 液晶装置、 2 液晶パネル、 3 回路基板、 4、5 基板、 6 シ
ール材、 7 ゲート電極、 8 ソース電極、 T 薄膜トランジスタ素子、 9 画
素電極、 11、12 出力配線、 15、15´、16、50、60、71 ドライバ
IC、 13、14 入力配線、 4a 張り出し部、 11a、72 基板側出力端子
、 17、17´、51、61 ドライバ側出力端子、 18 配線、 13a 基板側
入力端子、 19、62 ドライバ側入力端子、 20 接着材、 21 基材、 21
a 実装面、 22 電極パッド、 23、23´、73 弾性部材、 24、24´、
52、63、74 導電部材、 23a、73a 頂部、 24a、24a´、53、6
4、74a 第1の導電部材、 24b、24b´、54、65、74b 第2の導電部
材、 28 可撓性基材、 75 斜面、 c 長さ、 a1、a2、a3、a4 厚さ
、 b 幅、 D、U 矢印、 300 電子機器

Claims (9)

  1. 基材と、
    前記基材に設けられた電極と、
    前記電極から離間して前記基材に設けられた弾性部材と、
    前記弾性部材の頂部には設けられておらず少なくとも前記電極上に設けられた第1の導
    電部材と、
    前記第1の導電部材上から前記弾性部材上に延設された第2の導電部材と、を備え、
    前記第1の導電部材は、前記第2の導電部材より、前記電極に対する拡散防止性が高い
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の導電部材は前記弾性部材上に設けられていないことを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
  3. 基材と、
    前記基材に設けられた電極と、
    前記電極から離間して前記基材に設けられた弾性部材と、
    前記電極上から前記弾性部材上に延設された第1の導電部材と、
    前記第1の導電部材上で前記電極上から前記弾性部材上に延設された第2の導電部材と
    、を備え、
    前記第1の導電部材は、少なくとも前記弾性部材上の厚さが前記第2の導電部材の厚さ
    より薄いことを特徴とする半導体装置。
  4. 前記第2の導電部材は前記第1の導電部材より硬度が低いことを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のうちのいずれか一項に記載に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の導電部材は、材料がチタンタングステンであり、前記電極上での厚さが50
    μm以上であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の半導
    体装置。
  6. 基材と、
    前記基材に設けられた電極と、
    前記電極から離間して前記基材に設けられた弾性部材と、
    前記電極上から前記弾性部材上に延設された第1の導電部材と、
    前記第1の導電部材上で前記電極上から前記弾性部材上に延設された第2の導電部材と
    、を備え、
    前記第1の導電部材は、前記弾性部材上の厚さが前記電極上の厚さより薄いことを特徴
    とすることを特徴とする半導体装置。
  7. 前記第1の導電部材は、材料がチタンタングステンであるとともに、前記電極上での厚
    さが50μm以上であり、前記弾性部材上での厚さが50μm未満であることを特徴とす
    る請求項6に記載の半導体装置。
  8. 請求項1から請求項7のうちのいずれか一項に記載の半導体装置と、
    前記半導体装置が実装された基板と
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項8に記載の電気光学装置を具備することを特徴とする電子機器。
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