JP2007232838A - 電気光学装置、実装構造体、電気光学装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、実装構造体、電気光学装置の製造方法及び電子機器 Download PDF

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JP2007232838A
JP2007232838A JP2006051873A JP2006051873A JP2007232838A JP 2007232838 A JP2007232838 A JP 2007232838A JP 2006051873 A JP2006051873 A JP 2006051873A JP 2006051873 A JP2006051873 A JP 2006051873A JP 2007232838 A JP2007232838 A JP 2007232838A
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Takeshi Kaneko
健 金古
Takayuki Onouchi
隆行 小野内
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Abstract

【課題】導電部材への過大な応力の発生を防ぎ、基板側端子と、電子部品側端子との電気
的な接続の信頼性に優れた電気光学装置、実装構造体、該電気光学装置の製造方法及び該
電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】
基板側出力端子11a等が設けられた基板4と、基板側出力端子11aに電気的に接続さ
れたドライバ側出力端子17とドライバ側出力端子17が設けられた基材21とを備える
ドライバIC15と、基板4とドライバIC15とを接着する接着材20とを備え、ドラ
イバ側出力端子17は、基材21に突設された弾性部材23と、弾性部材23上に設けら
れた導電部材24とを備え、接着材20は、ドライバ側出力端子17から離間して設けら
れている。
【選択図】図3

Description

本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器並びにこれらの電子機器
に用いられる電気光学装置、実装構造体及び電気光学装置の製造方法に関する。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話機等といった電子機器の表示装置として電気
光学装置例えば液晶装置等が用いられている。この液晶装置等は、例えば、2枚の基板の
間に液晶を保持する液晶パネルを備えており、バンプを備えたドライバICが液晶パネル
の基板上に接着材を介して実装されており、端子の狭ピッチ化に伴い、コスト高になると
いう問題があった。
この問題を解決するために、ドライバICのバンプを、弾性変形可能な内部樹脂と、導
電膜とで構成し、例えば、バンプの内部樹脂の熱膨張係数を、接着材の熱膨張係数以上に
することで、接続の信頼性を高めると共に、低コスト化を図ろうとする技術が開示されて
いる。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−101527号公報(段落[0056]、図4)。
しかしながら、上述した技術では、例えば、ドライバICと、基板との間に接着材が充
填されており、ドライバICのバンプの周りに接着材が接触して設けられている。このた
め、熱硬化性の接着材を用いて基板にドライバICを加熱圧着する場合に、加熱して接着
材を硬化させた後に接着材の温度が低下するのに伴い、接着材が収縮し、バンプの導電膜
等に接着材の収縮に伴う過大な力が働き場合によっては導電膜にクラックが発生すること
が考えられ、その場合には、ドライバICと基板との電気的な接続の信頼性が低下すると
いう問題が考えられる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、導電部材への過大な応力の発生を防ぎ
、基板側端子と、電子部品側端子との電気的な接続の信頼性に優れた電気光学装置、実装
構造体、該電気光学装置の製造方法及び該電気光学装置を備えた電子機器を提供すること
を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る電気光学装置は、基板側端子を
有する基板と、前記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前記電子部品側端
子が設けられた基材とを有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを接着する接着材
と、を備え、前記電子部品側端子は、前記基材に突設された弾性部材と、前記弾性部材上
に設けられた導電部材と、を有し、前記接着材は、前記電子部品側端子の少なくとも一部
から離間して設けられていることを特徴とする。
本発明では、基板側端子を有する基板と、基板側端子に電気的に接続された電子部品側
端子と電子部品側端子が設けられた基材とを有する電子部品と、基板と電子部品とを接着
する接着材と、を備え、電子部品側端子は、基材に突設された弾性部材と、弾性部材上に
設けられた導電部材と、を有し、接着材は、電子部品側端子の少なくとも一部から離間し
て設けられているので、例えば熱硬化性の接着材を介して電子部品を基板に対して押圧す
ることで、電子部品を基板に実装するときに、例えば接着材を加熱し硬化させた後接着材
の温度が低下するのに伴い接着材が収縮しても、収縮する前から電子部品側端子の少なく
とも一部と接着材とが離間しているため、接着材の収縮時に少なくとも導電部材の一部分
には接着材の収縮に伴う力が直接には働かないようにすることができ、接着材の収縮に伴
い導電部材にかかる力を抑制して、例えば導電部材にクラックが生じることを防止し、基
板側端子と、電子部品側端子との電気的な接続の信頼性を向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記接着材は、前記電子部品側端子と平面的に重ならない
ことを特徴とする。これにより、接着材は、電子部品側端子と平面的に重ならないので、
例えば、電子部品側端子の表面と、接着材とが接触する部分をなくすことができ、電子部
品を基板に加熱圧着した後に接着材の温度が低下するのに伴い、接着材が収縮しても、接
着材の収縮に伴い導電部材に働く力をなくすことができ、導電部材にクラックが発生する
ことをより確実に防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記接着材は前記弾性部材との間に空間を有するように設
けられていることを特徴とする。これにより、接着材は弾性部材との間に空間を有するよ
うに設けられているので、例えば、電子部品側端子の弾性部材と、接着材とが接触する部
分を空間の分だけ減少させることができ、電子部品を基板に加熱圧着した後に接着材の温
度が低下するのに伴い接着材が収縮しても、接着材の収縮に伴い弾性部材上の導電部材に
働く力を減少させることができ、導電部材にクラックが発生することをより確実に防止す
ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記接着材は、前記導電部材との間に空間を有するように
設けられていることを特徴とする。これにより、接着材は、導電部材との間に空間を有す
るように設けられているので、例えば、電子部品側端子を構成する導電部材と、接着材と
が接触する部分を空間の分だけ減少させることができ、電子部品を基板に加熱圧着した後
に接着材の温度が低下するのに伴い接着材が収縮しても、接着材の収縮に伴い導電部材に
働く力を減少させることができ、導電部材にクラックが発生することをより確実に防止す
ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記電子部品側端子は、複数設けられてなり、前記複数の
電子部品側端子のそれぞれと前記接着材との間に前記空間を有することを特徴とする。こ
れにより、電子部品側端子は、複数設けられてなり、複数の電子部品側端子のそれぞれと
接着材との間に空間を有するので、例えば、複数設けられたそれぞれの電子部品側端子と
、接着材とが接触する部分をそれぞれの空間の分だけ減少させることができ、温度低下時
等の接着材の収縮によりそれぞれの電子部品側端子に働く力をそれぞれ減少させてクラッ
クの発生等を防止することができる。従って、電子部品側端子のそれぞれの接続を確保す
ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記接着材は、前記電子部品側端子の頂部を挟んだ両側の
一側にだけ設けられていることを特徴とする。ここで、「頂部」とは、例えば電子部品側
端子のうちの基材の表面から最も離れた高い位置にある部分をいう。これにより、接着材
は、電子部品側端子の頂部を挟んだ両側の一側にだけ設けられているので、接着材の収縮
に伴い導電部材に力が働くことを抑制しクラックの発生を防止することができると共に、
多様性に富んだ電気光学装置を得ることができる。
また、例えば電子部品と基板との間で電子部品の基板側の面の中央領域等に接着材が設
けられ電子部品の基板側の面の中央領域とは異なる外周側の領域等に接着材が設けられて
いない場合に、例えば、電子部品の基板側の面の外周側の領域にも接着材が設けられてい
る場合に比べて、電子部品の基板側の面の外周側の領域の接着材と、電子部品側端子との
接触を確実に防止することができ、より確実に、例えば加熱圧着工程時等における加熱後
に接着材の温度が低下するのに伴い、収縮する接着材により電子部品側端子にかかる力を
抑制して、導電部材にクラックが生じることを防止することができる。
逆に、例えば電子部品と基板との間で電子部品の基板側の面の中央領域等に接着材が設
けられず、電子部品と基板との間で電子部品の基板側の面の中央領域とは異なる外周側の
領域等に接着材が設けられている場合には、電子部品の基板側の面の中央領域の接着材と
、電子部品側端子との接触を確実に防止することができ、収縮する接着材により電子部品
側端子にかかる力を抑制して、導電部材にクラックが生じることを防止することができる
本発明の一の形態によれば、前記電子部品側端子は、2列に並設されてなり、前記接着
材は、前記2列の間に設けられていることを特徴とする。これにより、電子部品側端子は
、2列に並設されてなり、接着材は、前記2列の間に設けられているので、例えば、2列
の電子部品側端子間の距離が大きくなるように電子部品側端子が設けられ電子部品の2列
間の基材上の面が広くなっている場合に、電子部品の2列間の基材上の面と、接着材との
接触面積を大きく確保することができ、電子部品と基板とを確実に接着することができる
本発明の他たる観点に係る電気光学装置の製造方法は、基板側端子を有する基板と、前
記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前記電子部品側端子が設けられた基
材とを有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを接着する接着材とを備えた電気光
学装置の製造方法であって、前記電子部品側端子は、前記基材に突設された弾性部材と、
前記弾性部材上に設けられた導電部材とを有し、前記基材上に前記電子部品側端子から離
間して前記接着材を配置する工程と、前記接着材が、前記電子部品側端子の少なくとも一
部から離間して設けられるように、前記電子部品を前記基板に圧着する圧着工程と、を具
備することを特徴とする。
本発明では、基材上に電子部品側端子から離間して接着材を配置する工程と、接着材が
、電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられるように、電子部品を基板に圧
着する圧着工程と、を備えているので、例えば、圧着工程において、接着材を介して電子
部品を基板に対して押圧するときに、接着材が電子部品側端子側に押し出されても、接着
材が電子部品側端子から離間して設けられることになり、その後、接着材が収縮しても、
収縮する前から電子部品側端子の少なくとも一部と接着材とが離間しているため、接着材
の収縮時に少なくとも導電部材の一部分には接着材の収縮に伴う力が直接には働かないよ
うにすることができ、接着材の収縮に伴い導電部材にかかる力を抑制して、例えば導電部
材にクラックが生じることを防止し、基板側端子と、電子部品側端子との電気的な接続の
信頼性を向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記電子部品側端子は、複数並設されてなり、前記配置す
る工程は、前記接着材を前記複数の電子部品側端子間に配置することを特徴とする。これ
により、電子部品側端子は、複数並設されてなり、配置する工程は、接着材を複数の電子
部品側端子間に配置するので、例えば、圧着工程後に複数並設されて隣り合う電子部品側
端子間においても接着材により基板と基材とを接着することができると共に、例えば電子
部品側端子の少なくとも一部と、隣り合う電子部品側端子間の接着材とを離間させること
ができ、隣り合う電子部品側端子間の接着材の収縮時に導電部材にかかる力を抑制して、
導電部材にクラックが生じることを防止し、基板側入出力端子と、電子部品側端子との電
気的な接続の信頼性を向上させることができる。
本発明の他たる観点に係る電気光学装置の製造方法は、基板側端子を有する基板と、前
記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前記電子部品側端子が設けられた基
材とを有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを接着する接着材とを備えた電気光
学装置の製造方法であって、前記電子部品側端子は、少なくとも2列に並設されてなり、
それぞれ前記基材に突設された弾性部材と、前記弾性部材上に設けられた導電部材とを有
し、前記接着材は、第1の接着材、第2の接着材及び第3の接着材からなり、前記2列間
で前記電子部品側端子から離間させて前記基材上に前記第1の接着材を配置する第1の配
置工程と、前記第1の接着材と前記第2及び前記第3の接着材とで前記2列の電子部品側
端子のそれぞれの列を挟むように、前記基材上に前記第2及び前記第3の接着材を前記電
子部品側端子から離間して配置する第2の配置工程と、前記第1、前記第2及び前記第3
の接着材が、前記電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられるように、前記
電子部品を前記基板に圧着する圧着工程とを具備することを特徴とする。
本発明では、電子部品側端子は、少なくとも2列に並設されてなり、それぞれ基材に突
設された弾性部材と、弾性部材上に設けられた導電部材とを有し、接着材は、第1の接着
材、第2の接着材及び第3の接着材からなり、2列間で電子部品側端子から離間させて基
材上に第1の接着材を配置する第1の配置工程と、第1の接着材と第2及び第3の接着材
とで2列の電子部品側端子のそれぞれの列を挟むように、基材上に第2及び第3の接着材
を電子部品側端子から離間して配置する第2の配置工程と、第1、第2及び第3の接着材
が、電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられるように、電子部品を基板に
圧着する圧着工程とを備えるので、例えば、圧着工程後においても電子部品側端子に接着
材が接触しないサイズに配置する接着材のサイズを予め設定しておくことで、圧着工程に
おいて、例えば熱硬化性の接着材を介して電子部品を基板に対して押圧するときに、接着
材が電子部品側端子側に押し出されても、接着材が電子部品側端子から離間して設けられ
ることになり、この状態で例えば接着材を加熱し硬化させることができる。従って、その
後、接着材の温度が低下するのに伴い接着材が収縮しても、収縮する前から電子部品側端
子の少なくとも一部と接着材とが離間しているため、接着材の収縮時に少なくとも導電部
材の一部分には接着材の収縮に伴う力が直接には働かないようにすることができ、接着材
の収縮に伴い導電部材にかかる力を抑制して、例えば導電部材にクラックが生じることを
防止し、基板側端子と、電子部品側端子との電気的な接続の信頼性を向上させることがで
きる。なお、第2の配置工程で第2、第3の接着材を配置する工程の後に、第1の配置工
程を行うようにしてもよいし、同時に行うようにしてもよい。
また、第1の配置工程の代わりに、基板側端子間で基板側端子から離間して基板上に第
1の接着材を配置してもよいし、第2の配置工程の代わりに、第1の接着材と第2、第3
の接着材とで基板側端子のそれぞれの列を挟むように、基板上に第2及び第3の接着材を
基板側端子から離間して配置してもよい。
本発明の他たる観点に係る電気光学装置の製造方法は、基板側端子を有する基板と、前
記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前記電子部品側端子が設けられた基
材とを有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを接着する接着材とを備えた電気光
学装置の製造方法であって、前記電子部品側端子は、少なくとも2列に並設されてなり、
それぞれ前記基材に突設された弾性部材と、前記弾性部材上に設けられた導電部材とを有
し、前記接着材は、第1の接着材、第2の接着材及び第3の接着材からなり、前記2列間
で前記電子部品側端子から離間させて前記基材上に前記第1の接着材を配置する配置工程
と、前記第1の接着材が、前記電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられる
ように、前記電子部品を前記基板に圧着する圧着工程と、前記第1の接着材と前記第2、
第3の接着材とで前記2列の前記電子部品側端子のそれぞれの列を挟むように、前記電子
部品側端子の少なくとも一部から離間させて前記第2及び前記第3の接着材を前記基板と
前記電子部品との間に注入する注入工程とを具備することを特徴とする。
本発明では、電子部品側端子の2列間で電子部品側端子から離間させて基材上に第1の
接着材を配置する配置工程と、第1の接着材が、電子部品側端子の少なくとも一部から離
間して設けられるように、電子部品を基板に圧着する圧着工程と、第1の接着材と第2、
第3の接着材とで2列の電子部品側端子のそれぞれの列を挟むように、電子部品側端子の
少なくとも一部から離間させて第2及び第3の接着材を基板と電子部品との間に注入する
注入工程とを備えるので、例えば、圧着工程後においても電子部品側端子に第1の接着材
が接触しないサイズに配置する第1の接着材のサイズを予め設定しておくと共に、注入工
程において注入した第2、第3の接着材が電子部品側端子の少なくとも一部に接触しない
量に予め注入する第2、第3の接着材の量を設定しておき、圧着工程において、熱硬化性
の第1の接着材を介して電子部品を基板に対して押圧することで、例えば第1の接着材を
加熱し硬化させた後第1の接着材の温度が低下するのに伴い第1の接着材が収縮しても、
収縮する前から電子部品側端子の少なくとも一部と第1の接着材とが離間しているため、
第1の接着材の収縮時に少なくとも導電部材の一部分には第1の接着材の収縮に伴う力が
直接には働かないようにすることができ、第1の接着材の収縮に伴い導電部材にかかる力
を抑制して、例えば導電部材にクラックが生じることを防止することができる。また、注
入した第2、第3の接着材を加熱硬化させた後温度が低下するのに伴い第2、第3の接着
材が収縮しても、収縮する前から電子部品側端子の少なくとも一部と第2、第3の接着材
とが離間しているため、第2、第3の接着材の収縮に伴い導電部材に働く力を抑制して、
例えば導電部材にクラックが生じることを防止することができる。
なお、配置工程の代わりに、基板側端子間で基板側端子から離間して基板上に第1の接
着材を配置するようにしてもよい。
本発明の他の観点に係る実装構造体は、基板側端子を有する基板と、前記基板側端子に
電気的に接続された電子部品側端子と前記電子部品側端子が設けられた基材とを有する電
子部品と、前記基板と前記電子部品とを接着する接着材と、を備え、前記電子部品側端子
は、前記基材に突設された弾性部材と、前記弾性部材上に設けられた導電部材と、を有し
、前記接着材は、前記電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられていること
を特徴とする。
本発明では、基板側端子を有する基板と、基板側端子に電気的に接続された電子部品側
端子と電子部品側端子が設けられた基材とを有する電子部品と、基板と電子部品とを接着
する接着材と、を備え、電子部品側端子は、基材に突設された弾性部材と、弾性部材上に
設けられた導電部材と、を有し、接着材は、電子部品側端子の少なくとも一部から離間し
て設けられているので、例えば熱硬化性の接着材を介して電子部品を基板に対して押圧す
ることで、電子部品を基板に実装するときに、例えば接着材を加熱し硬化させた後接着材
の温度が低下するのに伴い接着材が収縮しても、収縮する前から電子部品側端子の少なく
とも一部と接着材とが離間しているため、接着材の収縮時に少なくとも導電部材の一部分
には接着材の収縮に伴う力が直接には働かないようにすることができ、接着材の収縮に伴
い導電部材にかかる力を抑制して、例えば導電部材にクラックが生じることを防止し、基
板側端子と、電子部品側端子との電気的な接続の信頼性を向上させることができる。
本発明の他の観点にかかる電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とす
る。
本発明では、基板側の端子と、導電部材への過大な応力の発生を防止し、電子部品側の
端子との電気的な接続の信頼性に優れた電気光学装置を備えているので、表示性能に優れ
た電子機器を得ることができる。
以下、本発明に実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあ
たっては、電気光学装置の例として液晶装置、具体的にはTFT(Thin Film
Transistor)反射半透過型のアクティブマトリックス方式の液晶装置、液晶装
置の製造方法、液晶装置を用いた電子機器について説明するがこれに限られるものではな
い。また、以下の図面においては各構成を分かりやすくするために、実際の構造と各構造
における縮尺や数等が異なっている。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の外観斜視図、図2は図1の液晶装置の
A−A断面図、図3は図2のドライバICのドライバ側出力端子の拡大断面図、図4は第
1の実施形態の液晶装置に用いられるドライバICの底面図である。
(液晶装置の構成)
液晶装置1は、液晶パネル2と、液晶パネル2に接続された回路基板3とを備えている
。なお、液晶装置1は、液晶パネル2を支持する図示を省略したフレーム等のその他の付
帯機構が必要に応じて付設される。
液晶パネル2は、基板4と、基板4に対向するように設けられた基板5と、基板4、5
の間に設けられたシール材6及び基板4、5により封止された図示しない液晶とを備えて
いる。液晶には、例えばTN(Twisted Nematic)が用いられている。
基板4及び基板5は、例えばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からなる板
状部材である。基板4の液晶側には、ゲート電極7、ソース電極8、薄膜トランジスタ素
子T、画素電極9、ゲート電極7に電気的に接続された出力配線11、ソース電極8に電
気的に接続された出力配線12、電子部品としてのドライバIC15、16の後述するド
ライバ側入力端子に電気的に接続された入力配線13、14が形成されている。
ゲート電極7はX方向に、ソース電極8はY方向に、それぞれ形成されている。ソース
電極8は、図1に示すように例えば液晶装置1の右側に引き回されて形成されている。な
お、ゲート電極7及びソース電極8の本数は、液晶装置1の解像度や表示領域の大きさに
応じて適宜変更可能である。
薄膜トランジスタ素子Tは、ゲート電極7、ソース電極8及び画素電極9にそれぞれ接
続される3つの端子を備えている。薄膜トランジスタ素子Tは画素電極9、ゲート電極7
、ソース電極8に接続されている。これにより、ゲート電極7に電圧を印加したときにソ
ース電極8から画素電極9に又はその逆に電流が流れるように構成されている。
出力配線11は、基板5の外周縁から基板4が張り出した領域(以下、「張り出し部」
と表記する)4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に並設されている。出力配線11
は、一端部がそれぞれゲート電極7に電気的に接続されており、出力配線11の他端部に
位置する基板側端子としての基板側出力端子11aがそれぞれ図2に示すように後述する
ドライバIC15のドライバ側出力端子17に電気的に接続されている。
出力配線12は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に並設されてい
る。出力配線12は、一端部がそれぞれソース電極8に電気的に接続されており、出力配
線12の他端部に位置する基板側出力端子がそれぞれ後述するドライバIC16の図示し
ないドライバ側出力端子に電気的に接続されている。
入力配線13は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に複数並設され
ている。入力配線13の一端部は図2に示すように回路基板3に設けられている配線18
に図示を省略したACF等を介して電気的に接続されており、入力配線13の他端部に位
置する基板側端子としての基板側入力端子13aは図2に示すようにそれぞれ後述するド
ライバIC15のドライバ側入力端子19に電気的に接続されている。
入力配線14は、張り出し部4aでゲート電極7の配列方向(Y方向)に複数並設され
ている。入力配線14の一端部は回路基板3に設けられた図示しない配線に図示を省略し
たACF等を介して接続されており、入力配線14の他端部に位置する基板側端子として
の基板側入力端子はそれぞれ後述するドライバIC16の図示しないドライバ側入力端子
に電気的に接続されている。
ドライバIC15は、図2及び図3に示すように、張り出し部4aに例えばNCF(N
on Conductive Film)等の接着材20により固定されている。ドライ
バIC15は、図4に示すように、例えば、基材21と、基材21の実装面21aにゲー
ト電極7の配列方向(Y方向)に対応するようにそれぞれ配列された複数のドライバ側出
力端子17と、ドライバ側入力端子19とを備えている。
基材21は、図1、図4に示すように、例えば矩形板状である。例えば基材21の実装
面21a側には、図4に示すように、ドライバ側入出力端子19、17に対応するように
ドライバ側入出力端子19、17の近くに複数の電極パッド22が形成されている。電極
パッド22の形状は、図4に示すように、例えば矩形板状とされており、例えば基材21
の実装面21aに複数設けられている。
ドライバ側出力端子17は、図3に示すように、実装面21aに突設された弾性を有す
る弾性部材23と、弾性部材23上に設けられた導電部材24とを備えている。なお、延
設部材25、125は、導電部材24に電気的に接続され基材21の実装面21a上等に
延設されている。ドライバ側入出力端子19、17を結ぶ方向(図3のX方向)のドライ
バ側出力端子17の幅cは、例えば30μmとされている。
弾性部材23は、例えば略蒲鉾形状であり、図4に示すように、基材21の長手方向(
Y方向)に亘って設けられている。弾性部材23は、図4に示すように、例えば、基材2
1の長手方向(Y方向)に交差する方向(X方向)に離間して略平行に2本設けられてい
る。弾性部材23は弾性を有しており、その構成材料には例えばアクリル樹脂、エポキシ
樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂等が用いられている。
導電部材24は、図3に示すように、例えば弾性部材23上に設けられており、例えば
断面略U字状の形状を有している。導電部材24は、例えば弾性部材23側に設けられた
例えばチタンタングステン(TiW)製の第1の金属層24aと、例えば第1の金属層2
4aに積層するように例えば金メッキにより形成された第2の金属層24bとを備えてい
る。例えば、導電部材24の第2の金属層24b側が基板側出力端子11aに電気的に接
続されている。
延設部材25は、図3に示すように、例えば導電部材24に電気的に接続されて実装面
21aに延設されている。延設部材25は、電極パッド22に電気的に接続されている。
延設部材25は、例えば第1の金属層24a及び電極パッド22に電気的に接続された例
えばチタンタングステン(TiW)製の第1の金属層25aと、例えば第1の金属層25
aに積層するように例えば金メッキにより形成された第2の金属層25bとを備えている
。なお、例えば、導電部材24の第1の金属層24aと延設部材25の第1の金属層25
aとが一体的に形成されていると共に、導電部材24の第2の金属層24bと延設部材2
5の第2の金属層25bとが一体的に形成されている。
接着材20は、ドライバIC15を基板4に接着するために、例えば、基板4と、ドラ
イバIC15との間等に設けられている。接着材20には、例えば、NCF(Non C
onductive Film)等が用いられている。接着材20は、例えば、基材21
と基板4との間でドライバ側入出力端子19、17間に設けられた第1の接着材20Aと
、第1の接着材20Aとでドライバ側出力端子19を挟むように基板4と基材21との間
等に設けられた第2の接着材20Bと、第1の接着材20Aとでドライバ側入力端子19
を挟むように基板4と基材21との間等に設けられた第3の接着材20Cとを備えている
第1の接着材20Aは、例えば、ドライバ側入出力端子19、17から離間して設けら
れている。ドライバ側入出力端子19、17上には、第1の接着材20Aが設けられてい
ない。第1の接着材20Aは、ドライバ側入出力端子19、17と平面的に重ならないよ
うに設けられている。第1の接着材20Aは、ドライバ側入出力端子19、17の周りと
は異なる基板4と基材21との間に設けられている。ここで、「周り」とは、図2、図3
に示すように、例えばドライバ側入出力端子19、17の表面の近傍の領域の少なくとも
一部を含むドライバ側入出力端子19、17に近い領域G(空間)をいう。第1の接着材
20Aは、導電部材24との間に領域(空間)Gを有するように設けられている。
領域(空間)Gは、例えば、ドライバIC15の基材21と基板4との間、かつ第1の
接着材20Aと第2の接着材20Bとの間で、ドライバ側出力端子17の近傍に形成され
ている領域である。領域(空間G)は、複数のドライバ側入出力端子19、17のそれぞ
れと、第1の接着材20Aとの間に位置している。
なお、第1の接着材20Aは、例えば、ドライバ側入出力端子19、17の少なくとも
一部から離間して設けられていればよい。
第2の接着材20Bは、例えば、第1の接着材20Aとでドライバ側出力端子17を挟
むようにドライバ側出力端子17から離間して、基板4と基材21との間等に設けられて
いる。第2の接着材20Bと、ドライバ側出力端子17とは、例えば接触せずに離間して
設けられている。ドライバ側出力端子17上には、第2の接着材20Bが設けられていな
い。第2の接着材20Bは、ドライバ側出力端子17と平面的に重ならないように設けら
れている。第2の接着材20Bは、導電部材24との間に領域(空間)Gを有するように
設けられている。第2の接着材20Bは、ドライバ側出力端子17の周りの領域Gとは異
なる基板4と基材21との間等に設けられている。領域(空間G)は、複数のドライバ側
出力端子17のそれぞれと、第2の接着材20Bとの間に位置している。
ドライバ側入出力端子19、17を結ぶ方向(図2のX方向)の第2の接着材20Bと
第1の接着材20Aとの間隔dは、図3に示すように、例えば、同じ方向(図2のX方向
)のドライバ側出力端子17の幅cより大きく設定されている。
第2の接着材20B及び第1の接着材20Aは、ドライバ側出力端子17の頂部17a
を挟んだ両側に設けられている。ここで、「頂部17a」とは、例えばドライバ側出力端
子17のうちの基材21の実装面21aから最も離れた高い位置にある部分をいう。
第3の接着材20Cは、例えば、第1の接着材20Aとでドライバ側入力端子19を挟
むようにドライバ側入力端子19から離間して、基板4と基材21との間等に設けられて
いる。第3の接着材20Cと、ドライバ側入力端子19とは、例えば接触せずに離間して
設けられている。ドライバ側入力端子19上には、第3の接着材20Cが設けられていな
い。第3の接着材20Cは、ドライバ側入力端子19と平面的に重ならないように設けら
れている。第3の接着材20Cは、ドライバ側入力端子19の周りの領域Gとは異なる基
板4と基材21との間等に設けられている。第3の接着材20Cは、導電部材24との間
に領域(空間)Gを有するように設けられている。領域(空間G)は、複数のドライバ側
入力端子19のそれぞれと、第3の接着材20Cとの間に位置している。
ドライバ側入出力端子19、17を結ぶ方向(図2のX方向)の第3の接着材20Cと
、第1の接着材20Aとの間隔fは、図2に示すように、例えば、同じ方向(図2のX方
向)のドライバ側入力端子19の図2に示す幅より大きく設定されている。
第3の接着材20C及び第1の接着材20Aは、ドライバ側入力端子19の頂部19a
を挟んだ両側に設けられている。ここで、「頂部19a」とは、例えばドライバ側入力端
子19のうちの基材21の実装面21aから最も離れた高い位置にある部分をいう。
ドライバIC16及びドライバIC16を基板4に接着するための図示しない接着材に
ついては、例えばドライバIC15及び接着材20と同様に構成されているので、その説
明を省略する。
回路基板3は、図1に示すように、張り出し部4aに例えばACF等の接着材を介して
電気的に接続されている。回路基板3は、図1に示すように可撓性基材28を備えており
、可撓性基材28は、図2に示すように、例えば入力配線13に図示を省略したACF等
を介して電気的に接続された配線18を備えており、配線18を介して図示しない外部機
器に接続されている。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置1の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図5は第1の実施形態の液晶装置1の製造工程を示すフローチャート、図6は基材21
の実装面21aに接着材20を貼り付けた状態(S2)の底面図である。なお、本実施形
態では、ドライバIC15等の製造工程(S1)、ドライバIC15等の実装前の液晶パ
ネル2の製造工程(S3)、及び回路基板3の製造工程(S5)等については、公知技術
と同様なのでその説明を省略し、接着材20の貼り付け工程(S2)及びドライバIC1
5等の加熱圧着工程(S4)等について中心的に説明する。
まず、基材21の実装面21aに複数のドライバ側入出力端子19、17が形成された
ドライバIC15等を製造する(S1)。
続いて、図6に示すように、例えば、実装面21aのうちのドライバ側入出力端子19
、17の2列間に、ドライバ側入出力端子19、17を結ぶ方向(図6のX方向)の幅が
幅w1の第1の接着材20Aをドライバ側入出力端子19、17から離間させて配置し(
貼り付け)、第1の接着材20Aとでドライバ側出力端子17の列を挟むように実装面2
1aに、この方向(図6のX方向)の幅が幅w2の第2の接着材20Bをドライバ側出力
端子17から離間させて配置し(貼り付け)、第1の接着材20Aとでドライバ側入力端
子19の列を挟むように実装面21aに、この方向(図6のX方向)の幅が幅w3の第3
の接着材20Cをドライバ側入力端子19から離間させて配置(貼り付け)する(S2)
第1の接着材20Aの幅w1は、例えば後述する加熱圧着工程(S4)時に押圧ヘッド
によりドライバIC15が押下されることで、第1の接着材20Aがドライバ側入出力端
子19、17側(図6に示す矢印S側)に押し出されても、第1の接着材20Aがドライ
バ側入出力端子19、17から離間して設けられるように、予め長さが設定されている。
例えば、図6に示すように、ドライバ側入力端子19の弾性部材23と、ドライバ側出力
端子17の弾性部材23との間隔kに応じて幅w1が設定されている。また、第2の接着
材20Bの幅w2は、例えば後述する加熱圧着工程(S4)時に押圧ヘッドによりドライ
バIC15が押下されることで、第2の接着材20Bがドライバ側出力端子17側(図6
の矢印T側)に押し出されても、第2の接着材20Bがドライバ側出力端子17から離間
して設けられるように、予め長さが設定されている。更に、第3の接着材20Cの幅w3
は、例えば後述する加熱圧着工程(S4)時に押圧ヘッドによりドライバIC15が押下
されることで、第3の接着材20Cがドライバ側入力端子19側(図3の矢印P側)に押
し出されても、第3の接着材20Cがドライバ側入力端子19から離間して設けられるよ
うに、予め長さが設定されている。
続いて、例えばドライバIC15から基板4に向かう方向(図3のD方向)に、図示し
ない押圧ヘッドにより、ドライバIC15を押圧し、ドライバIC15を基板4に加熱圧
着する(S4)。
この加熱圧着工程(S4)では、例えば、第1、第2及び第3の接着材20A、20B
及び20CがドライバIC15に押下されて、第1の接着材20Aがドライバ側入出力端
子19、17側(図6の矢印S側)に押し出され、第2の接着材20B、第3の接着材2
0Cがそれぞれドライバ側出力端子17、ドライバ側入力端子19側(図3の矢印T側、
図3の矢印P側)に押し出される。しかし、例えば、第1、第2及び第3の接着材20A
、20B及び20Cの幅w1、w2及びw3は、押圧後に第1、第2及び第3の接着材2
0A、20B及び20Cがドライバ側入出力端子19、17から離間して設けられるよう
に予め設定されているため、ドライバ側入出力端子19、17と、第1の接着材20A、
20B及び20Cとが接触せずに設けられ、例えば250°C等の温度で硬化することに
なる。
その後、接着材20の温度が例えば低下するのに伴い、加熱により硬化した第1、第2
の接着材20A、20Bは、例えば図3に示すように導電部材24から離れる方向(図3
の矢印R、矢印L)に収縮するが、接着材20が収縮する前からドライバ側入出力端子1
9、17の導電部材24の表面は、それぞれ接着材20から離間して設けられているため
、収縮する接着材20の移動により直接ドライバ側入出力端子19、17に力がかかるこ
とはない。
そして、例えばドライバIC15を実装済みの液晶パネル2と、ステップ5で製造した
回路基板3とを例えばACF等の接着材を介して電気的に接続し(S6)、液晶パネル2
に図示を省略した導光板や反射シート等を設ける等して液晶装置1を製造する(S7)。
以上で液晶装置1の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、基板側出力端子11a等が設けられた基板4と、基板
側出力端子11aに電気的に接続されたドライバ側出力端子17とドライバ側出力端子1
7が設けられた基材21とを備えるドライバIC15と、基板4とドライバIC15とを
接着する接着材20とを備え、ドライバ側出力端子17は、基材21に突設された弾性部
材23と、弾性部材23上に設けられた導電部材24とを備え、接着材20は、ドライバ
側出力端子17から離間して設けられている。このため、例えば熱硬化性の接着材20を
介してドライバIC15を基板4に対して加熱しながら押圧することで、ドライバIC1
5を基板4に実装するときに、例えば接着材20を加熱し硬化させた後接着材20の温度
が低下するのに伴い例えば図3に示すように第1、第2の接着材20A、20Bが導電部
材24から離れる方向(図3のR方向、L方向)に収縮しても、収縮する前からドライバ
側出力端子17と接着材20とが離間しているため、接着材20の収縮時に導電部材24
には接着材20の収縮に伴う力が直接には働かないようにすることができ、接着材20の
収縮に伴い導電部材24にクラックが生じることを防止し、基板側出力端子11aと、ド
ライバ側出力端子17との電気的な接続の信頼性を向上させることができる。
また、第1の接着材20A、第2の接着材20Bは、ドライバ側出力端子17と平面的
に重ならないので、例えば、ドライバ側出力端子17の表面と、第1の接着材20A、第
2の接着材20Bとが接触する部分をなくすことができ、ドライバIC15を基板5に加
熱圧着した後に第1の接着材20A、第2の接着材20Bの温度が低下するのに伴い、第
1の接着材20A、第2の接着材20Bが収縮しても、収縮に伴い導電部材24に働く力
をなくすことができ、導電部材24にクラックが発生することをより確実に防止すること
ができる。
更に、ドライバ側出力端子17は、複数列をなして設けられており、複数のドライバ側
出力端子17のそれぞれと第1の接着材20A、第2の接着材20Bとの間に領域(空間
)Gを有するので、例えば、複数設けられたそれぞれのドライバ側出力端子17と、第1
の接着材20A、第2の接着材20Bとが接触する部分をなくすことができ、それぞれの
ドライバ側出力端子17に働く力をなくしてクラックの発生等を防止することができる。
従って、ドライバ側出力端子17のそれぞれの接続を確保することができる。
また、接着材20は、ドライバ側出力端子17の周りの領域Gとは異なる基板4と基材
21との間に設けられているので、ドライバIC15の基板4への加熱圧着時(S4)に
おいて、基板側出力端子11aと、ドライバ側出力端子17との間に接着材20が介在す
ることがなく、基板側出力端子11aとドライバ側出力端子17とを例えば直接に接触さ
せることができ、基板側出力端子11aとドライバ側出力端子17との電気的な接続の信
頼性を向上させることができる。
更に、例えば、第1の接着材20A及び第2の接着材20Bは、ドライバ側出力端子1
7の頂部17aを挟んだ両側に設けられているので、接着材20とドライバIC15との
接触面積を増加させることができ、基板4に対するドライバIC15の密着性を向上させ
ることができる。
また、第1の接着材20Aは、ドライバ側入出力端子19、17の間に設けられている
ので、例えば、本実施形態のように基材21上の実装面21aのうちのドライバ側入出力
端子19、17間の面積が広くなっている場合に、実装面21aのうちのドライバ側入出
力端子19、17間の面と、第1の接着材20Aとの接触面積を大きく確保することがで
き、ドライバIC15と基板4とを確実に接着することができる。
更に、例えばドライバIC15の実装面21aのうちのドライバ側入出力端子19、1
7のそれぞれの列間にドライバ側入出力端子19、17から離間させて実装面21a上に
第1の接着材20Aを配置し(第1の貼り付け工程)、実装面21a上に配置された第1
の接着材20Aと、第2の接着材20B、第3の接着材20Cとでドライバ側入出力端子
19、17のそれぞれの列を挟むように、実装面21a上に第2、第3の接着材20B、
20Cをドライバ側入出力端子19、17から離間させて配置する(第2の貼り付け工程
)工程(S2)と、第1、第2及び第3の接着材20A、20B及び20Cが、ドライバ
側入出力端子19、17から離間して設けられるように、ドライバIC15を基板4に圧
着する加熱圧着工程(S4)とを備え、例えば、加熱圧着工程(S4)後においてもドラ
イバ側出力端子17等に接着材20が接触しないサイズに配置する(貼り付ける)第1、
第2及び第3の接着材20A、20B及び20Cのサイズ(例えば幅w1、w2及びw3
)を予め設定する。
このため、加熱圧着工程(S4)において、例えば第1の接着材20Aが実装面21a
に押下されドライバ側入出力端子19、17側(図6の矢印S側)に押し出されたり、第
2、第3の接着材20B、20Cが実装面21aに押下され第2、第3の接着材20B、
20Cがドライバ側出力端子17、ドライバ側入力端子19側(図6の矢印T側、矢印P
側)に押し出されたりても、第1、第2及び第3の接着材20A、20B及び20Cをド
ライバ側入出力端子19、17から離間させて設けるようにすることができ、例えばこの
状態で接着材20を硬化させることができる。
その後、接着材20の温度が低下するのに伴い接着材20が収縮しても、収縮する前か
らドライバ側出力端子17の導電部材24と接着材20とが離間しているため、導電部材
24には接着材20の収縮に伴う力が直接には働かないようにすることができ、接着材2
0の収縮に伴い導電部材24にかかる力を抑制して、例えば導電部材24にクラックが生
じることを防止し、基板側出力端子11aと、ドライバ側出力端子17との電気的な接続
の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、まず、第1の接着材20Aを配置し(貼り付け)、その後、第
2、第3の接着材20B、20Cを配置する(貼り付ける)例を示した。しかし、第1、
第2及び第3の接着材20A、20B及び20Cを配置する(貼り付ける)順序はこれに
限定されず、例えば、まず、第2、第3の接着材20B、20Cを配置し(貼り付け)、
その後、第1の接着材20Aを配置する(貼り付ける)ようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1、第2及び第3の接着材20A、20B及び20Cをドラ
イバIC15の基材21の実装面21aに配置する(貼り付ける)例を示した。しかし、
第1、第2及び第3の接着材20A、20B及び20Cを配置する(貼り付ける)位置は
、これに限定されず、例えば、基板4側に配置する(貼り付ける)ようにしてもよい。例
えば、基板側入出力端子11a、13aの2列間で基板側入出力端子11a、13aから
離間させて基板4上に第1の接着材20Aを配置し(貼り付け)、基板4上に配置される
(貼り付けられる)第1の接着材20Aと第2、第3の接着材20B、20Cとで基板側
入出力端子11a、13aのそれぞれの列を挟むように、基板側入出力端子11a、13
aから離間させて基板4上に第2、第3の接着材20B、20Cを配置する(貼り付ける
)ようにしてもよい。
更に、本実施形態では、例えば、第1の接着材20Aがドライバ側入出力端子19、1
7から離間して設けられている例を示した。しかし、第1の接着材20Aの配置位置は、
これに限定されず、例えば、第1の接着材20Aが、ドライバ側入出力端子19、17の
列間で、ドライバ側入出力端子19、17の少なくとも一部から離間して設けられるよう
にすればよい。また、第2の接着材20B、第3の接着材20Cの配置位置についても、
例えば、第2の接着材20Bが、ドライバ側出力端子17の少なくとも一部から離間して
設けられるようにすればよい。
図7は別の接着材の配置例を示す断面図である。
例えば図3に示す第1の接着材20Aと第2の接着材20Bとの間の間隔dの領域(空
間)Gに、接着材20が設けられていない例を示したが、例えば、図3に示す領域(空間
)G内の一部に、図7に示すように、ドライバ側入出力端子19、17の表面から離間し
つつ表面に沿うように、図7に示す接着材120A、120Bを設けるようにしてもよい
。この場合には、例えば、接着材120Bのドライバ側出力端子17に対向する面120
bは、ドライバ側出力端子17の表面に沿うように曲面形状となっている。面120bと
ドライバ側出力端子17との間に空間である領域Gaが設けられることになる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2の実施の形態の液晶装置について説明する。なお、本実施形態
以降においては、上記実施形態と同一の構成部材等には同一の符号を付しその説明を省略
し、異なる箇所を中心に説明する。
図8は第2の実施の形態の液晶装置に用いられるドライバICの部分底面図である。
(液晶装置の構成)
本実施形態では、第1の実施の形態のドライバIC15に代えて後述するドライバ側入
出力端子の構造が異なるドライバIC15´が、後述する接着材20A´を介して基板4
に実装されているので、ドライバIC15´及び接着材20A´について中心的に説明す
る。
ドライバIC15´は、図3に示すように、張り出し部4aに例えばNCF(Non
Conductive Film)等の接着材20A´により固定されている。ドライバ
IC15´は、図8に示すように、例えば、基材21と、基材21の実装面21aにゲー
ト電極7の配列方向(Y方向)に対応するようにそれぞれ配列された複数のドライバ側出
力端子17´と、ドライバ側入力端子19´とを備えている。隣り合うドライバ側入力端
子19´同士の間は窪んだ状態となっており、隣り合うドライバ側出力端子17´同士の
間も窪んだ状態となっている。
ドライバ側出力端子17´は、図3に示すように、実装面21aに突設された略半球形
状の弾性を有する弾性部材23´と、弾性部材23´上に設けられた導電部材24´とを
備えている。
弾性部材23´は、例えば略半球形状である。弾性部材23´は、図8に示すように、
例えば基材21の長手方向(Y方向)にそれぞれ離間して設けられていると共に、基材2
1の長手方向(Y方向)に交差する方向(X方向)に離間して略平行に2列になるように
設けられている。例えば、基材21の長手方向(Y方向)に隣り合う弾性部材23´間は
窪んだ状態となっている。弾性部材23´は弾性を有しており、その構成材料には例えば
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂等が用いられている。
導電部材24´は、図3に示すように、例えば弾性部材23´上に設けられている。導
電部材24´は、例えば弾性部材23´側に設けられた例えばチタンタングステン(Ti
W)製の第1の金属層24a´と、例えば第1の金属層24a´に積層するように例えば
金メッキにより形成された第2の金属層24b´とを備えている。例えば、第2の金属層
24b´側が基板側出力端子11aに電気的に接続されている。
接着材20A´は、ドライバIC15´を基板4に接着するために、例えば、基板4と
、ドライバIC15´との間等に設けられている。接着材20A´には、例えば、NCF
等が用いられている。接着材20A´は、例えば、基材21と基板4との間でドライバ側
入出力端子19´、17´間に設けられると共に例えば隣り合うドライバ側出力端子17
´の間及び隣り合うドライバ側入力端子19´の間に設けられている。
第1の封止材20B´は、図3に示すように、ドライバ側出力端子17´から離間して
基板4と基材21との間等に設けられ、図示しない第2の封止材は、ドライバ側入力端子
19´から離間して基板4と基材21との間等に設けられている。
接着材20A´は、例えば、ドライバ側入出力端子19´、17´間、隣り合うドライ
バ側出力端子17´の間及び隣り合うドライバ側入力端子19´の間に、ドライバ側入出
力端子19´、17´から離間して設けられている。ドライバ側入出力端子19´、17
´上には、接着材20A´が設けられない。接着材20A´は、ドライバ側入出力端子1
9´、17´と平面的に重ならないように設けられている。接着材20A´は、導電部材
24との間に領域(空間)G´を有するように設けられている。接着材20A´は、ドラ
イバ側入出力端子19´、17´の周りの領域(空間)G´とは異なる位置に設けられて
いる。ここで、「周り」とは、図3に示すように、例えばドライバ側出力端子17´の表
面の近傍の領域の少なくとも一部を含むドライバ側出力端子17´に近い領域(空間)G
´をいう。
領域(空間)G´は、例えば、ドライバIC15´の基材21と基板4との間、及び接
着材20A´と第1の封止材20B´との間で、ドライバ側出力端子17´の周りに形成
されている領域等である。
第1の封止材20B´は、図3に示すように、例えば、ドライバ側出力端子17´から
離間して、ドライバIC15´の基材21と基板4との間に設けられている。第1の封止
材20B´と、ドライバ側出力端子17´とは、例えば接触せずに離間して設けられてい
る。ドライバ側出力端子17´上には、第1の封止材20B´が設けられていない。第1
の封止材20B´は、ドライバ側出力端子19´と平面的に重ならないように設けられて
いる。第1の封止材20B´は、導電部材24との間に領域(空間)G´を有するように
設けられている。第1の封止材20B´は、ドライバ側出力端子17´の周りの領域(空
間)G´とは異なる基板4と基材21との間等に設けられている。第1の封止材20B´
と、接着材20A´との間隔dは、例えば、ドライバ側出力端子17´の幅cより大きく
設定されている。
なお、本実施形態の第2の封止材については、第1の封止材20B´と略同様にドライ
バ側入力端子19´側に設けられているのでその説明を省略する。
なお、本実施形態では、例えば、接着材20A´がドライバ側入出力端子19´、17
´間、隣り合うドライバ側出力端子17´の間及び隣り合うドライバ側入力端子19´の
間でドライバ側入出力端子19´、17´から離間して設けられている例を示した。しか
し、接着材20A´の配置位置は、これに限定されず、例えば、接着材20A´が、ドラ
イバ側入出力端子19´、17´の少なくとも一部から離間して設けられるようにすれば
よい。また、第1の封止材20B´の配置位置についても、例えば、第1の封止材20B
´が、ドライバ側出力端子17´の少なくとも一部から離間して設けられるようにすれば
よい。
例えば図3に示す接着材20A´と第1の封止材20B´との間の間隔dの領域(空間
)G´に、接着材20A´が設けられていない例を示した。しかし、例えば、ドライバ側
出力端子17´の表面から離間しつつ表面に沿うように、図3に示す領域(空間)G´内
の一部にも接着材を設けるようにしてもよい。
(液晶装置の製造方法)
次に、本実施形態の液晶装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図9は第2の実施形態の液晶装置の製造工程を示すフローチャート、図10は図8のド
ライバIC15´の実装面21aに接着材20A´を配置した(貼り付けた)状態の部分
底面図である。なお、本実施形態では、ドライバIC15´の製造工程(S1)、ドライ
バIC15等の実装前の液晶パネル2の製造工程(S3)、及び回路基板3の製造工程(
S5)等については、公知技術と同様なのでその説明を省略し、接着材20A´の配置(
貼り付け)工程(S2´)及び第1の封止材20B´等の注入工程(S14)等について
中心的に説明する。
まず、基材21の実装面21aに複数のドライバ側入出力端子19´、17´が形成さ
れたドライバIC15´等を製造する(S1´)。
続いて、図10に示すように、例えば、実装面21aのうちのドライバ側入出力端子1
9´、17´の間、隣接するドライバ側出力端子17´間及び隣接するドライバ側入力端
子19´間に位置するように、図10で斜線で示す接着材20A´を配置する(貼り付け
る)(S2´)。
例えば、後述する(仮)加熱圧着工程(S4´)において、図示しない押圧ヘッドによ
りドライバIC15´が押下されることで、接着材20A´が押下されドライバ側入出力
端子19´、17´側(図10の矢印Q側)に押し出されても、ドライバ側入出力端子1
9´、17´と接着材20A´とが離間して設けられるように、接着材20A´には、ド
ライバ側入出力端子19´、17´に対応した欠損部30aが予め形成されている。
欠損部30aの大きさ(例えばXY方向の長さ)は、例えば、弾性部材23´上の導電
部材24´の大きさ(例えばXY方向の長さ)等に応じて、弾性部材23´上の導電部材
24´の大きさ(例えばXY方向の長さ)より大きく設定されている。欠損部30aの形
状は、ドライバIC15´の実装面21aに平行な面内において、略矩形状の形状である
。なお、欠損部30aの形状については、これに限定されず、例えば、半円形状であって
もよい。
続いて、例えばドライバIC15´から基板4に向かう方向(図3のD方向)に、図示
しない押圧ヘッドにより、ドライバIC15´を押圧し、ドライバIC15´を基板4に
(仮)加熱圧着する(S4´)。
この加熱圧着工程(S4´)では、例えば、接着材20A´がドライバIC15´によ
り押下されドライバ側入出力端子19´、17´側(図10の矢印Q側)に押し出される
。しかし、例えば、接着材20A´には、押下後に接着材20A´がドライバ側入出力端
子19´、17´から離間して設けられるように予め欠損部30aが複数形成されている
ため、ドライバ側入出力端子19´、17´と、接着材20A´とが接触せずに設けられ
る。
次に、例えば基板4とドライバIC15´との間で接着材20A´の欠損部30aによ
り形成された領域に、第1の封止材20B´、第2の封止材を例えば図9の矢印N方向に
注入する(S14)。
このとき、例えば、注入した第1の封止材20B´、図示しない第2の封止材が、それ
ぞれ、ドライバ側入出力端子19´、ドライバ側出力端子17´から離間するようにする
その後、図示しない押圧ヘッドにより接着材20A´を例えば250°Cまで加熱しな
がらドライバIC15を加熱圧着する(S15)。
その後、接着材20A´の温度が例えば低下するのに伴い、加熱により硬化した接着材
20A´等は、例えば図3に示すように導電部材24から離れる方向(図3の矢印R方向
)に収縮するが、接着材20A´が収縮する前からドライバ側入出力端子19´、17´
の導電部材24の表面は、それぞれ接着材20A´から離間して設けられているため、収
縮する接着材20A´の移動により直接ドライバ側入出力端子19´、17´に力がかか
ることはない。
そして、例えばドライバIC15´を実装済みの液晶パネル2と、ステップ5で製造し
た回路基板3とを例えばACF等の接着材を介して電気的に接続し(S6)、液晶パネル
2に図示を省略した導光板や反射シート等を設ける等して液晶装置を製造する(S7)。
以上で液晶装置の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、弾性部材23´は略半球形状であり、複数の略半球形
状の弾性部材23´が離間して配列して設けられているので、隣り合う半球形状のドライ
バ側出力端子17´間及び隣り合うドライバ側入力端子19´間が窪んだ状態となり、ド
ライバ側入出力端子19´、17´間、隣り合う半球形状のドライバ側出力端子17´間
及び隣り合うドライバ側入力端子19´間に対応する実装面21a上に接着材20A´を
ドライバ側入出力端子19´、17´に接触しないように離間させて配置し(貼り付け)
(S2´)た後に、加熱圧着する(S4´)ことで、接着材20A´がドライバ側入出力
端子19´、17´側(図9の矢印Q側)に押し出されドライバ入出力端子19´、17
´から離間した状態で(仮)硬化させることができる。その後、例えば、第1の封止材2
0B´等を注入し加熱圧着(S15)した後に、例えば接着材20A´の温度が低下する
のに伴い接着材20A´が導電部材24´から離れる方向(図3に示す矢印R)に収縮す
るが、収縮前においてドライバ側入出力端子19´、17´と、接着材20A´とは離間
して設けられているので、例えば接着材20A´の収縮に伴い導電部材24´に直接力が
働くことを防止しつつ窪みに配置された接着材20A´によりドライバIC15´と基板
4との接着力を向上させることができる。
なお、本実施形態では、第1の封止材20B´、第2の封止材等を注入する例を示した
。しかし、第1の封止材20B´等を注入せずに、接着材20A´のみを用いるようにし
てもよい。これにより、製造コストを削減、製造工程の短縮が可能になる。
(第1の変形例)
次に、本発明に係る第1の変形例の液晶装置について説明する。
図11は第1の変形例のドライバICに接着材が貼り付けられた状態の底面図である。
本変形例では、液晶装置の構成等については、第1の実施の形態と略同様なので、その
説明を省略し、液晶装置の製造方法について説明する。液晶装置の製造方法については、
ドライバIC15の実装面21aに第1の接着材20Aを貼り付けるまでは、第1の実施
形態と同様なので、第1の接着材20Aを貼り付けた後の製造工程について中心的に説明
する。
(液晶装置の製造方法)
まず、例えば、実装面21aのうちのドライバ側入出力端子19、17の列間に、ドラ
イバ側入出力端子19、17を結ぶ方向(図11のX方向)の幅が幅w1の第1の接着材
20Aをドライバ側入出力端子19、17から離間するように配置する(貼り付ける)。
第1の接着材20Aの幅w1は、例えば後述する加熱圧着工程により、第1の接着材2
0Aがドライバ側入出力端子19、17側(図11の矢印S側)に押し出されても、第1
の接着材20Aがドライバ側入出力端子19、17から離間して設けられるように、予め
長さが設定されている。
続いて、例えばドライバIC15から基板4に向かう方向に、図示しない押圧ヘッドに
より、ドライバIC15を押圧し、ドライバIC15を基板4に(仮)加熱圧着する。
この(仮)加熱圧着工程では、例えば、第1の接着材20Aがドライバ側入出力端子1
9、17側(図11の矢印S側)に押し出される。しかし、例えば、第1の接着材20A
の幅w1は、押圧後に第1の接着材20Aがドライバ側入出力端子19、17から離間し
て設けられるように予め設定されているため、ドライバ側入出力端子19、17と、第1
の接着材20Aとが接触せずに設けられることになる。
次に、例えば基板4と、ドライバIC15の外縁部との間でドライバ側入出力端子19
、17の外側に形成された領域Kに、第1の接着材20Aと流動性の接着材とでドライバ
側入出力端子19、17のそれぞれの列を挟むように、流動性の接着材を例えば図11に
示す矢印N方向に注入し、図示しない押圧ヘッドにより例えば250°Cに加熱し圧着す
る。
このとき、例えば、注入した接着材が、ドライバ側入出力端子19、17から離間する
ようにする。これにより、ドライバIC15は、第1の接着材20Aと、注入した接着材
とにより基板4側に固定される。
その後、第1の接着材20A、注入した接着材の温度が例えば低下するのに伴い、加熱
により硬化した第1の接着材20A、注入した接着材は、例えば収縮するが、ドライバ側
入出力端子19、17の導電部材24の表面は、それぞれ第1の接着材20、注入した接
着材から離間して設けられているため、収縮する第1の接着材20等の移動により直接ド
ライバ側入出力端子19、17に力がかかることはない。
このように本変形例によれば、例えば加熱圧着工程後に、第1の接着材20Aの温度が
低下するのに伴い第1の接着材20Aが収縮しても、収縮する前からドライバ側出力端子
17の導電部材24と第1の接着材20Aとが離間しているため、導電部材24には第1
の接着材20Aの収縮に伴う力が直接には働かないようにすることができ、第1の接着材
20Aの収縮に伴い導電部材24にかかる力を抑制して、例えば導電部材24にクラック
が生じることを防止し、基板側出力端子11aと、ドライバ側出力端子17との電気的な
接続の信頼性を向上させることができる。
また、ドライバ側入出力端子19、17から離間するように注入した接着材が、ドライ
バ側入出力端子19、17から離間するように、注入する接着材の量が設定されているの
で、例えば、ドライバ側入出力端子19、17に注入した接着材が接触することなく離間
して設けられ、注入した接着材によってドライバ側入出力端子19、17に直接力が働く
ことを防止でき、ドライバ側入出力端子19、17の導電部材24にクラックが生じるこ
とが防止することができる。
(第2の変形例)
次に、本発明に係る第2の変形例の液晶装置について説明する。
図12は第2の変形例のドライバICに接着材が配置された(貼り付けられた)状態の
部分底面図である。本変形例では、第2の実施の形態と同一の構成部材には、同一の符号
を付しその説明を省略し、異なる箇所を中心的に説明する。
(液晶装置の構成)
液晶装置の構成等については、液晶パネルに実装されるドライバICの構造が異なるの
で、ドライバICの構造について中心的に説明する。
本変形例のドライバIC35は、図12に示すように、例えば、例えばNCF(Non
Conductive Film)等の後述する接着材36等により張り出し部4aに
固定されている。ドライバIC35は、図12に示すように、例えば、基材21と、基材
21の実装面21aにゲート電極7の配列方向(Y方向)に対応するようにそれぞれ配列
された複数のドライバ側出力端子37と、ドライバ側入力端子39とを備えている。
本変形例のドライバIC35は、第2の実施形態のドライバIC15´に比べてドライ
バ側入出力端子39、37の間隔が狭くなっているだけであり、例えばドライバ側入出力
端子39、37の構造等についてはそれぞれ第2の実施の形態のドライバ側入出力端子1
9´、17´と同様なのでそれらの説明を省略する。ドライバ側入出力端子39、37の
それぞれの列に平行な基材21の縁21bとドライバ側入出力端子39、37との間隔が
第2の実施形態より大きくなっている。
ドライバ側入出力端子39、37の表面の少なくとも一部は、例えば接着材36から離
間して設けられている。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。なお、液晶装置の製
造方法については、本変形例のドライバIC35の実装面21aに接着材を配置する(貼
り付ける)工程等が異なるので接着材36の貼り付け工程等について中心的に説明する。
まず、例えば、ドライバ側入出力端子39、37に接着材36が重ならないように、複
数の開口36aが形成された図11で斜線で示す接着材36を実装面21aに配置する(
貼り付ける)。このとき、後述する加熱圧着工程時に、ドライバIC35が押圧ヘッドに
より押圧されて、接着材36がドライバ側入出力端子39、37側(図12の矢印F側)
に押し出されるときに、少なくともドライバ側入出力端子39、37の一部が接着材36
から離間して設けられるように、予め開口36aの大きさ(例えば矩形状の開口36aの
一辺の長さa)や接着材36の厚さ等が設定されている。
接着材36の開口36aは、例えばドライバ側入出力端子39、37に対応して形成さ
れている。例えば、後述する加熱圧着工程時に、接着材36が基材21に押圧されてドラ
イバ側入出力端子39、37側(図12の矢印F側)に押し出されたときに、ドライバ側
入出力端子39、37の少なくとも一部が接着材36から離間して設けられるように、例
えば開口36aの形状は略矩形状とされており、開口36aの一辺の長さaが予め定めら
れている。
続いて、例えばドライバIC35から基板4に向かう方向に、図示しない押圧ヘッドに
より、ドライバIC35を押圧し、ドライバIC35を基板4に加熱圧着する。
この加熱圧着工程では、例えば、接着材36が基材21に押下されドライバ側入出力端
子39、37側(図12の矢印F側)に押し出されるが、例えば、少なくともドライバ側
入出力端子39、37の一部が接着材36から離間して設けられ、例えば250°C等の
温度で硬化することになる。
その後、接着材36の温度が例えば低下するのに伴い、加熱により硬化した接着材36
は、例えば収縮するが、ドライバ側入出力端子39、37の導電部材24´の表面は、そ
れぞれ接着材36から少なくとも一部が離間して設けられているため、収縮する接着材3
6の移動により直接ドライバ側入出力端子39、37に力がかかる力が抑制される。
このように本変形例によれば、例えばドライバ側入出力端子39、37に接着材36が
重ならないように、複数の開口36aが形成された図12で斜線で示す接着材36を実装
面21aに配置する(貼り付ける)工程と、接着材36が、ドライバ側入出力端子39、
37から離間して設けられるように、ドライバIC35を基板4に圧着する加熱圧着工程
とを備え、例えば、加熱圧着工程時に、接着材36がドライバ側入出力端子39、37側
(図12の矢印F側)に押し出されるときに、少なくともドライバ側入出力端子39、3
7の一部が接着材36から離間して設けられるように、予め開口36aの大きさ(例えば
矩形状の開口36aの一辺の長さa)を設定する。このため、加熱圧着工程において、例
えば接着材36がドライバ側入出力端子39、37側(図12の矢印F側)に押し出され
ても、接着材36がドライバ側入出力端子39、37の少なくとも一部から離間して設け
られるようにすることができ、例えばこの状態で接着材36を更に加熱し硬化させること
ができる。その後、接着材36の温度が低下するのに伴い接着材36が収縮しても、収縮
する前からドライバ側出力端子37の導電部材24´と接着材36とが離間しているため
、導電部材24´には接着材36の収縮に伴う力が直接には働かないようにすることがで
き、接着材36の収縮に伴い導電部材24´にかかる力を抑制して、例えば導電部材24
´にクラックが生じることを防止し、基板側出力端子11aと、ドライバ側出力端子37
との電気的な接続の信頼性を向上させることができる。
(第3の変形例)
次に本発明に係る第3の変形例の液晶装置について図面を参照しながら説明する。
図13は第3の変形例の液晶装置の断面図である。
本変形例の液晶装置50は、基板4に実装されているドライバIC51のドライバ側入
出力端子等が第1の実施形態等と異なっており、他の構成及び製造方法等については第1
の実施形態と略同様であるので異なる箇所を中心的に説明する。
本変形例の液晶装置50は、第1の実施形態と略同じ第1の接着材20A及びドライバ
側出力端子42に接触して設けられた第2の接着材220B等を介して基板4に実装され
たドライバIC50を備えている。
ドライバIC50は、図13に示すように、例えば、第1の実施の形態のドライバ側入
出力端子19、17の代わりに形状の異なるドライバ側出力端子42等を備えている。ド
ライバIC50は、第1の実施の形態のドライバIC15に比べてドライバ側出力端子4
2等の形状等が異なっているので、ドライバ側出力端子42の形状等について説明する。
ドライバ側出力端子42は、図13に示すように、実装面21aに突設された弾性を有
する断面略台形状の弾性部材40と、弾性部材40上に設けられた導電部材41とを備え
ている。なお、延設部材25は、導電部材41及び電極パッド22に電気的に接続され基
材21の実装面21a上等に延設されている。図示しないドライバ側入力端子とドライバ
側出力端子42とを結ぶ方向(図13のX方向)のドライバ側出力端子42の幅cは、例
えば30μmとされている。
弾性部材40は、例えば断面略台形状であり、基材21の長手方向(Y方向)に亘って
設けられている。弾性部材40は、例えば、基材21の長手方向(Y方向)に交差する方
向(X方向)に離間して略平行に2本設けられている。弾性部材40は弾性を有しており
、その構成材料には例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂等が用い
られている。
導電部材41は、図13に示すように、例えば弾性部材40の一方の斜面44が露出す
るように弾性部材40上に設けられている。
例えば、ドライバ側出力端子42の表面は、例えば第1の接着材20Aから離間し、第
2の接着材220Bに接触している。例えば、第1の接着材20Aは、ドライバ側出力端
子42の頂部42aの両側のうちの一側に導電部材41から離間して設けられている。第
1の接着材20Aは、ドライバ側出力端子42と平面的に重ならないように設けられてい
る。第1の接着材20Aは、導電部材24との間に離間した領域(空間)Gを有している
。領域(空間)Gは、例えば、ドライバIC50の基材21と基板4との間、かつ第1の
接着材20Aと導電部材41との間の領域である。「頂部42a」とは、例えばドライバ
側出力端子42のうちの基材21の表面から最も離れた高い位置にある部分をいう。
このように本変形例によれば、ドライバ側出力端子42は、基材21に突設された断面
略台形状の弾性部材40と、弾性部材40上に設けられた導電部材41とを備え、例えば
第1の接着材20Aはドライバ側出力端子42から離間して設けられ、第2の接着材22
0Bはドライバ側出力端子42に接触して設けられているので、例えば熱硬化性の第1、
第2の接着材20A、220B等を介してドライバIC51を基板4に対して加熱しなが
ら押圧することで、ドライバIC51を基板4に実装するときに、例えば第1、第2の接
着材20A、220B等を加熱し硬化させた後第1、第2の接着材20A、220B等の
温度が低下するのに伴い、第1、第2の接着材20A、220B等が例えばドライバ側出
力端子42から離れる側(図13の矢印R側、矢印L側)に収縮しても、収縮する前から
ドライバ側出力端子42と第1の接着材20Aとが離間しているため、第1の接着材20
Aの収縮時に導電部材41には第1の接着材20Aの収縮に伴う力が直接には働かないよ
うにすることができ、第1の接着材20Aの収縮に伴い導電部材41にクラックが生じる
ことを防止し、基板側出力端子11aと、ドライバ側出力端子42との電気的な接続の信
頼性を向上させることができる。このように、ドライバICの入出力端子の形状に依存せ
ずにドライバIC側と基板側との電気的な接続の信頼性を向上させることができる。
(第3の実施形態・電子機器)
次に、上述した液晶装置1を備えた本発明の第3の実施形態に係る電子機器について説
明する。
図14は本発明の第2の実施形態にかかる電子機器の表示制御系の全体構成の概略構成
図である。
電子機器300は、表示制御系として例えば図14に示すように液晶パネル2及び表示
制御回路390などを備え、その表示制御回路390は表示情報出力源391、表示情報
処理回路392、電源回路393及びタイミングジェネレータ394などを有する。
また、液晶パネル2には表示領域Iを駆動するドライバIC15等を含む駆動回路36
1を有する。
表示情報出力源391は、ROM(Read Only Memory)やRAM(R
andom Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや
光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同
調回路とを備えている。更に表示情報出力源391は、タイミングジェネレータ394に
よって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形
で表示情報を表示情報処理回路392に供給するように構成されている。
また、表示情報処理回路392はシリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ロー
テーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した
表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路361へ
供給する。また、電源回路393は、上述した各構成要素に夫々所定の電圧を供給する。
このように本実施形態によれば、基板側入出力端子11a、13aと、ドライバ側入出
力端子19、17との電気的な接続の信頼性に優れた液晶装置1を備えているので、表示
性能に優れた電子機器を得ることができる。
具体的な電子機器としては、携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの他に液晶装置
が搭載されたタッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直
視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓、ワード
プロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。そして、こ
れらの各種電子機器の表示部として、上述した例えば液晶装置1等が適用可能なのは言う
までもない。
なお、本発明の電子機器、液晶装置は、上述した例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ることは勿論である。また、本発明の
要旨を変更しない範囲で、上記各実施形態、変形例を組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態ではTFT型の液晶装置1等について説明したがこれに限られ
るものではなく、例えばTFD(Thin Film Diode)型アクティブマトリ
ックス型、パッシブマトリクス型の液晶装置であってもよい。また、プラズマディスプレ
イ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置(Field Emis
sion Display及びSurface‐Conduction Electro
n‐Emitter Display等)などの各種電気光学装置に本発明を適用しても
よい。
また、上記実施形態等では、COGの液晶パネル2を備えた液晶装置1等を例示したが
、これに限定されず、例えば、COF(Chip on Film)の液晶装置に本発明
を適用するようにしてもよい。
更に、例えば、第1の実施の形態等において、第1の接着材20Aの熱膨張係数と、基
板4、基材21の熱膨張係数とを略同じにするようにすることが好ましい。
本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の外観斜視図である。 図1の液晶装置のA−A断面図である。 図2のドライバICのドライバ側出力端子の拡大断面図である。 第1の実施形態の液晶装置に用いられるドライバICの底面図である。 第1の実施形態の液晶装置の製造工程を示すフローチャートである。 基材の実装面に接着材を配置した(貼り付けた)状態(S2)の底面図である。 別の接着材の配置例を示す断面図である。 第2の実施の形態の液晶装置に用いられるドライバICの部分底面図である。 第2の実施形態の液晶装置の製造工程を示すフローチャートである。 図8のドライバICの実装面に接着材を配置した状態の部分底面図である。 第1変形例のドライバICに接着材が配置された状態の底面図である。 第2の変形例のドライバICに接着材が配置された部分底面図である。 第3の変形例の液晶装置の断面図である。 本発明に係る第3の実施形態の電子機器の表示制御系の概略構成図である。
符号の説明
a 長さ、 T 薄膜トランジスタ素子、 G、G´、Ga 領域(空間)、 K 領
域、 c 幅、 1、50 液晶装置、 2 液晶パネル、 3 回路基板、 4、5
基板、 6 シール材、 7 ゲート電極、 8 ソース電極、 9 画素電極、 11
出力配線、 11a 基板側出力端子、 12 出力配線、 15、15´、16、3
5、51 ドライバIC、 13、14 入力配線、 17、37 ドライバ側出力端子
、 4a 張り出し部、 18 配線、 13a 基板側入力端子、 19、39 ドラ
イバ側入力端子、 21 基材、 21a 実装面、 17、17´、42 ドライバ側
出力端子、 19、19´ ドライバ側入力端子、 20、20A´、36、120A、
120B 接着材、 22 電極パッド、 23、23´、40 弾性部材、 24、2
4´、41 導電部材、 25、125 延設部材、 24a、24a´、25a 第1
の金属層、 24b、24b´、25b 第2の金属層、 20A 第1の接着材、 2
0B、220B 第2の接着材、20B´ 第1の封止材、 20C 第3の接着材、
d、k 間隔、 17a、19a、42a 頂部、 28 可撓性基材、 w1、w2、
w3 幅、 F、L、Q、P、R、S、T 矢印、 D、 方向、 30a 欠損部、
36a 開口、 44 斜面、 120b 面、 300 電子機器

Claims (13)

  1. 基板側端子を有する基板と、
    前記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前記電子部品側端子が設けられ
    た基材とを有する電子部品と、
    前記基板と前記電子部品とを接着する接着材と、を備え、
    前記電子部品側端子は、前記基材に突設された弾性部材と、前記弾性部材上に設けられ
    た導電部材と、を有し、
    前記接着材は、前記電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられていること
    を特徴とする電気光学装置。
  2. 前記接着材は、前記電子部品側端子と平面的に重ならないことを特徴とする請求項1に
    記載の電気光学装置。
  3. 前記接着材は前記弾性部材との間に空間を有するように設けられていることを特徴とす
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記接着材は、前記導電部材との間に空間を有するように設けられていることを特徴と
    する請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記電子部品側端子は、複数設けられてなり、
    前記複数の電子部品側端子のそれぞれと前記接着材との間に前記空間を有することを特
    徴とする請求項3又は請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 前記接着材は、前記電子部品側端子の頂部を挟んだ両側の一側にだけ設けられているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記電子部品側端子は、2列に並設されてなり、
    前記接着材は、前記2列の間に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6
    のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置。
  8. 基板側端子を有する基板と、前記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前
    記電子部品側端子が設けられた基材とを有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを
    接着する接着材とを備えた電気光学装置の製造方法であって、
    前記電子部品側端子は、前記基材に突設された弾性部材と、前記弾性部材上に設けられ
    た導電部材とを有し、
    前記基材上に前記電子部品側端子から離間して前記接着材を配置する工程と、
    前記接着材が、前記電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられるように、
    前記電子部品を前記基板に圧着する圧着工程と、
    を具備することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  9. 前記電子部品側端子は、複数並設されてなり、
    前記配置する工程は、前記接着材を前記複数の電子部品側端子間に配置することを特徴
    とする請求項8に記載の電気光学装置の製造方法。
  10. 基板側端子を有する基板と、前記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前
    記電子部品側端子が設けられた基材とを有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを
    接着する接着材とを備えた電気光学装置の製造方法であって、
    前記電子部品側端子は、少なくとも2列に並設されてなり、それぞれ前記基材に突設さ
    れた弾性部材と、前記弾性部材上に設けられた導電部材とを有し、
    前記接着材は、第1の接着材、第2の接着材及び第3の接着材からなり、
    前記2列間で前記電子部品側端子から離間させて前記基材上に前記第1の接着材を配置
    する第1の配置工程と、
    前記第1の接着材と前記第2及び前記第3の接着材とで前記2列の電子部品側端子のそ
    れぞれの列を挟むように、前記基材上に前記第2及び前記第3の接着材を前記電子部品側
    端子から離間して配置する第2の配置工程と、
    前記第1、前記第2及び前記第3の接着材が、前記電子部品側端子の少なくとも一部か
    ら離間して設けられるように、前記電子部品を前記基板に圧着する圧着工程と
    を具備することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  11. 基板側端子を有する基板と、前記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前
    記電子部品側端子が設けられた基材とを有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを
    接着する接着材とを備えた電気光学装置の製造方法であって、
    前記電子部品側端子は、少なくとも2列に並設されてなり、それぞれ前記基材に突設さ
    れた弾性部材と、前記弾性部材上に設けられた導電部材とを有し、
    前記接着材は、第1の接着材、第2の接着材及び第3の接着材からなり、
    前記2列間で前記電子部品側端子から離間させて前記基材上に前記第1の接着材を配置
    する配置工程と、
    前記第1の接着材が、前記電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられるよ
    うに、前記電子部品を前記基板に圧着する圧着工程と、
    前記第1の接着材と前記第2、第3の接着材とで前記2列の前記電子部品側端子のそれ
    ぞれの列を挟むように、前記電子部品側端子の少なくとも一部から離間させて前記第2及
    び前記第3の接着材を前記基板と前記電子部品との間に注入する注入工程と
    を具備することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  12. 基板側端子を有する基板と、
    前記基板側端子に電気的に接続された電子部品側端子と前記電子部品側端子が設けられ
    た基材とを有する電子部品と、
    前記基板と前記電子部品とを接着する接着材と、を備え、
    前記電子部品側端子は、前記基材に突設された弾性部材と、前記弾性部材上に設けられ
    た導電部材と、を有し、
    前記接着材は、前記電子部品側端子の少なくとも一部から離間して設けられていること
    を特徴とする実装構造体。
  13. 請求項1から請求項7のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴
    とする電子機器。
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