JP2007256732A - 記憶性表示装置 - Google Patents

記憶性表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007256732A
JP2007256732A JP2006082253A JP2006082253A JP2007256732A JP 2007256732 A JP2007256732 A JP 2007256732A JP 2006082253 A JP2006082253 A JP 2006082253A JP 2006082253 A JP2006082253 A JP 2006082253A JP 2007256732 A JP2007256732 A JP 2007256732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display body
temperature
display
driving
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006082253A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Hiramatsu
和憲 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006082253A priority Critical patent/JP2007256732A/ja
Publication of JP2007256732A publication Critical patent/JP2007256732A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】温度特性の顕著な記憶性表示体において高品位な表示が可能な記憶性表示装置を
提供する。
【解決手段】電力供給を受けずに表示状態を維持可能な記憶性表示体1と、記憶性表示体
1を駆動する表示体駆動回路2と、装置内部の温度を測定する温度センサ4,5と、表示
体駆動用の電力を供給する表示体駆動用電源回路3と、を備え、温度センサ4,5は、表
示体駆動用電源回路2の起動前に温度を測定する。これにより、外来ノイズの影響を受け
ずに、精度の高い温度測定が可能になる。
【選択図】図7

Description

本発明は、温度特性が顕著な記憶性表示体において、高品位な表示が可能な記憶性表示
装置に関する。
昨今、電子ペーパーと呼ばれる記憶性表示体を有する表示装置の実用化が進められてい
る。記憶性表示体は書換え時のみに電力消費を消費するので、通常の表示体に比べて圧倒
的に消費電力が少なく、少ない電池容量で機器を構成できる。従って、機器の軽量化と小
型・薄型化を実現し、紙や書籍の様に、「手で持って読む」ことができる表示装置の実現
を可能とする。
表示体に用いられる液晶は、一般的に温度によって反射率が変化するという特性を持つ
。つまり、表示材料に加えられる電圧パターン(駆動波形)が一定の場合、表示材料の温
度によって表示反射率は変化する。その原因は主に温度によって表示材料の粘性が変化す
ることによる。よって、従来においても、表示体駆動において、表示体やその周囲の温度
を測定し、それに応じて駆動波形を補正する制御が行われる場合がある(例えば、特許文
献1)。
記憶性表示体においても、表示体の温度に応じて駆動波形を最適化する温度補償が行わ
れている。記憶性表示体の表示材料は、温度による特性の変化がとりわけ顕著であるため
、非常に正確に表示材料の温度を測定する必要がある。例えば、コレステリック液晶のダ
イナミック駆動方式の場合、多段階の中間調表示を行うには、数分の1℃の違いで最適な
駆動条件が異なってくるため、数分の1℃の測定精度が要求される。
特開平2−278229号公報
しかしながら、表示装置の動作時は、特に表示体の駆動時や表示体駆動用の電源が起動
するときなどにノイズが発生している。一般に記憶性表示装置の駆動電圧は高いため(例
えば、コレステリック液晶を用いる場合、一般に40Vクラスである。)、ノイズも大き
い。このため、必要な温度測定の精度を確保することができない場合があった。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、温度特性の顕著な記憶性表示体にお
いて高品位な表示が可能な記憶性表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る記憶性表示装置によれば、電力供給
を受けずに画像の表示状態を維持可能な記憶性表示体と、温度センサと、前記温度センサ
によって測定された温度に基づいて前記記憶性表示体を駆動する表示体駆動手段と、前記
表示体駆動用の電力を供給する表示体駆動用電源回路と、を備え、前記温度センサは、前
記表示体駆動用電源回路の起動前に温度を測定することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る記憶性表示装置によれば、電力供給を受けずに画像の表示
状態を維持可能な記憶性表示体と、温度センサと、前記温度センサによって測定された温
度に基づいて前記記憶性表示体を駆動する表示体駆動手段と、前記表示体駆動用の電力を
供給する表示体駆動用電源回路と、を備え、前記温度センサは、前記表示体駆動用電源回
路の起動後でかつ前記表示体駆動手段による記憶性表示体の駆動前に温度を測定すること
を特徴とする。
このように構成すれば、温度測定の際、表示体駆動用電源回路の起動に伴う起動ノイズ
の影響を防止でき、高精度な温度測定が可能である。また、ノイズの影響を低減するため
に、例えば、温度センサの出力を大きくするという対策も考えられる。しかし大きな出力
を得るためには、それだけ電力消費量も大きくなる。この点、本構成では、測定タイミン
グを調整しているので、低消費電力で高精度な温度測定を実現できる。
本発明の一態様に係る記憶性表示装置によれば、前記温度センサにより測定された温度
に応じて前記表示体駆動手段の駆動条件を決定し、該駆動条件によって前記憶性表示体を
駆動する表示体駆動制御手段を備えることを特徴とする。
このような構成であれば、高精度な温度測定に基づき、記憶性表示体の温度に応じた最
適な駆動条件で表示体を駆動できるので、高精度な温度補償を行うことができる。このた
め、温度特性の影響を受けやすい中間階調の表示も精度高く行うことができ、階調再現性
の高い高品位な表示が可能である。
(第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は第1実施形態に係る記憶性表示装置Aの外観構成図((a)は平面図、(b)は
断面図)、図2は第1実施形態に係る記憶性表示装置Aの内部構成を示すブロック図、図
3は第1実施形態に係る記憶性表示体1の構成を示す断面図、図4は第1実施形態に係る
表示体温度センサ4の構成を示す図である。
図1の記憶性表示装置Aは、記憶性表示体1がその表示面を外側に向けて筺体7の前面
中央部に組み込まれている。筺体7の内部には、記憶性表示体1を制御する制御回路群が
収納されると共に、記憶性表示体1の裏面に表示体温度センサ4が設けられ、また筺体7
の内壁に筺体温度センサ5が設けられている。なお、筺体7は、マグネシウムなどの金属
材料で形成されている。また、符号8は操作スイッチであり、ユーザが表示内容を書き換
えたい場合などに押すことで、表示体駆動制御回路6などが起動される。なお、図1(b
)では制御回路群の図示を省略している。
この記憶性表示装置Aは、図2に示すように、記憶性表示体1と、表示体駆動回路(表
示体駆動手段に相当する)2と、表示体駆動用電源回路3と、表示体温度センサ4と、筺
体温度センサ5と、表示体駆動制御回路(表示体駆動制御手段に相当する)6と、を備え
て構成される。
記憶性表示体1は、文字や画像などを表示面に表示するものであり、さらにその表示内
容を電力供給を受けずに維持することが可能になっている。本実施形態では、図3に示す
コレステリック液晶方式の記憶性表示体1を用いる。
図3において記憶性表示体1は、表示材料としてのコレステリック液晶層11の両面に
、透明電極21を介してガラス基板12が積層されており、さらに裏面側のガラス基板1
2には光吸収層13が積層されている。コレステリック液晶層11の液晶分子の配向状態
によって光の反射率が異なるため、各画素領域におけるコレステリック液晶分子の配向状
態を制御することで、表示面に目的の文字や画像を表示できる。このコレステリック液晶
層11の配向状態は、透明電極21により印加する電圧によって設定できるが、一度設定
された配向状態は電圧を印加しない時にも維持されるため、一度書換えた表示内容は電力
を消費することなく維持される。
表示体駆動回路2は、表示体駆動制御回路6から駆動条件情報(駆動電圧の電圧値、印
加タイミング、印加時間などの情報)が出力されると、当該駆動条件で記憶性表示体1を
駆動する。具体的には、表示体駆動回路2は、駆動条件情報に基づいて駆動電圧波形を生
成し、記憶性表示体1に組み込まれた上述の透明電極21を介して、コレステリック液晶
層11の各画素領域に印加する。これにより、コレステリック液晶分子の配向状態が変更
され、表示内容が書換えられる。
表示体駆動用電源回路3は、表示体駆動制御回路6からオン信号が出力されると、オン
状態となって駆動電力を生成し、表示体駆動回路2に出力する。同様にオフ信号が出力さ
れるとオフ状態となる。
表示体温度センサ4は、上述のように記憶性表示体1の裏面に設けられ、記憶性表示体
1の温度(実際には光吸収層13の温度)に応じた値を表示体駆動制御回路6に出力する
。本実施形態では、図4に示すように、温度検知素子として、温度が上昇すると抵抗が小
さくなるサーミスタ41を使用している。図4のサーミスタ41は、抵抗43が直列接続
すると共に、一端が電源VTに接続される。また、サーミスタ41と抵抗43との間から
分岐して、ADコンバータ42が接続されており、サーミスタ41の抵抗と抵抗43の比
によって分割された電圧が当該ADコンバータ42に出力される。ADコンバータ42は
、アナログ信号で出力された電圧値をデジタル信号に変換して表示体駆動制御回路6に出
力する。
筺体温度センサ5は、上述のように筺体7の内壁に設けられ、筺体7の温度に応じた値
を表示体駆動制御回路6に出力する。なお、本実施形態では、筺体温度センサ5は、上記
表示体温度センサ4と略同様にサーミスタ51(図1(b)参照)及びADコンバータを
備えて構成される。
なお、表示体温度センサ4、筺体温度センサ5及び後述する表示体駆動制御回路6は、
表示体駆動用電源回路3とは別電源系統で設けられている。そして、表示体駆動制御回路
6は、ユーザが操作スイッチ8を押すと起動される。
表示体駆動制御回路6は、表示体温度センサ4及び筺体温度センサ5の出力に基づいて
、駆動時におけるコレステリック液晶層11の温度を推定する。そして、コレステリック
液晶層11の温度に応じて定まる記憶性表示体1の最適な駆動条件(駆動電圧の電圧値、
印加タイミング、印加時間など)を決定し、表示体駆動回路2に出力する。このため、表
示体駆動制御回路6は、コレステリック液晶層11の温度と当該温度における最適な駆動
条件との対応テーブルを保持している。これとともに、表示体駆動用電源回路3にオン信
号を出力する。
ここで、コレステリック液晶層11の温度の推定動作について説明する。
図5は、例えば、屋外から屋内へ移動した場合など、外気温が5℃から20℃に急激に
変化した場合における記憶性表示体1裏面の温度TA、筺体7の温度TB及びコレステリッ
ク液晶層11の温度TXの変化を示すグラフである。
図5に示すように、外気温が変化する前に外気温が5℃で安定しているとき、夫々の温
度TA,TB,TXは、外気温に平衡しているためほぼ同じである。しかし、外気温が20
℃まで急激に変化した後は、各温度TA,TB,TXもこれに追従するが、外気温に収束す
るのに要する時間は各部材の熱伝導率に依存する。すなわち、金属製の筺体7は熱伝導率
が高いため外気温に迅速に収束し、5℃から20℃に達するまでの過渡状態の時間が極め
て短い。一方、記憶性表示体1の裏面やコレステリック液晶層11は、光吸収層13やガ
ラス基板12などで構成されるため筺体7よりも熱伝導率が低く、筺体7よりも時間をか
けて徐々に外気温と平衡する。すなわち、外気温が変化し、コレステリック液晶層11の
温度が変化すると、過渡的にこれらの温度TA,TB,TXの間に差が生じる。
そこで、本実施形態では、例えば、以下の近似式(1)を用いて、駆動時におけるコレ
ステリック液晶層11の温度を推定する。この式(1)では、筺体7の温度TBが短時間
に外気温に収束することから、温度測定時における筺体7の温度TBを外気温に近似して
いる。
X(t2) ≒ F(TB(t1),A(t1),2−t1) ・・・(1)
なお、上記式(1)において、t1は温度TA及びTBの測定時刻を示しており、TA(t1)
及びTB(t1)は時刻t1に測定された温度であることを示す。このTA(t1)は表示体温度セ
ンサ4によって測定し、TB(t1)は筺体温度センサ5によって測定する。また、t2は記憶
性表示体1の駆動時刻を示しており、TX(t2)は駆動時刻t2におけるコレステリック液晶
層11の温度の推定値を示す。ここで、式(1)の関数Fは記憶性表示装置の構造に固有
である。よって、式(1)の関数Fつまり、温度TB(t1)と温度TA(t1)と駆動開始までの
時間t2−t1とコレステリック液晶層11の温度TX(t2)の対応を数値テーブル化し、温
度TB(t1)と温度TA(t1)と駆動開始までの時間t2−t1の情報をもとにその数値テーブル
を検索することによって、コレステリック液晶層11の温度TX(t2)を推定することがで
きる。
次に、表示体駆動制御回路6の動作について、図6及び図7を用いて具体的に説明する

図6は第1実施形態に係る記憶性表示装置Aの表示体駆動制御回路6の動作を示すフロ
ーチャート、図7は表示体駆動用電源回路、表示体駆動及び温度測定処理の状態遷移の関
係を示す図である。
ユーザが操作スイッチ8を押すと、表示体駆動制御回路6が起動され、ステップS10
1〜S107の動作を行う。まず、ステップS101では、表示体駆動用電源回路6がオ
フの状態で、表示体温度センサ4から電圧情報を取得し、温度情報に変換することで、記
憶性表示体1裏面の温度情報を取得する。この温度情報への変換は、例えば電圧と温度の
対応テーブルを用いて行う。次に、ステップS102では、筺体温度センサ5から電圧情
報を取得し、温度情報に変換することで、筺体7の温度情報を取得する。
ステップS103では、ステップS101及びS102で取得した記憶性表示体1裏面
及び筺体7の温度情報に基づいて、コレステリック液晶層11の駆動時における温度を推
定する。この推定動作については上述したので詳細は省略する。なお、この推定ステップ
が本発明の推定手段に相当する。また、本実施形態の表示体駆動制御回路6は、CPUや
ROM等からなる演算処理装置を備えており、上記推定動作は当該演算処理装置がプログ
ラムを実行することで実現される。
ステップS104では、ステップS103で推定したコレステリック液晶層11の駆動
時における温度に基づいて、当該温度における最適な駆動条件を決定する。ステップS1
05では、表示体駆動用電源回路3にオン信号を出力し、表示体駆動用電源回路3を起動
させる。これとともに、ステップS106においてタイマーを起動し、所定時間が経過す
るまで待機してステップS107に移行する。ステップS107においては、ステップS
104で決定した駆動条件情報を表示体駆動回路2に出力し、記憶性表示体1を駆動する
以上のように、各温度センサ4,5による測定を、表示体駆動用電源回路3が起動する
前に行うようにしている。例えば、サーミスタの電源電圧VTが3V程度の場合、コレス
テリック液晶方式では数分の1℃の温度精度を求めるため、10bitのADコンバータ
により、数mVの分解能で電圧測定を行う必要がある。しかし、表示体駆動用電源回路3
は、一般にスイッチングレギュレータによるDC−DCコンバータ回路により構成される
ため、起動時や表示体駆動中などの過渡状態においてコイルに大きな電流が流れる場合に
、顕著なノイズ源となる。従って、上記のようなタイミングで温度測定を行うことで、表
示体駆動用電源回路3の起動ノイズの影響を防止でき、高精度な温度測定が可能になる。
また、ノイズの影響が少なくなることで、低消費電力で温度測定を行うことができる。
例えば、ノイズの影響を低減するための対策として、サーミスタの抵抗値を下げることが
ある。しかし、そうすると大きな電流が流れてしまうため、消費電力が大きくなるという
問題がある。一方、本実施形態では、測定タイミングを調整することによりのみで、ノイ
ズの影響を大きく低減できるので、サーミスタの抵抗値を下げたりする必要はなく、低消
費電力で高精度な温度測定を実現できる。
そして、上記のようにして高い精度で測定された温度情報を基に、精度の高い温度推定
を行なうことで、最適な駆動させることができる。よって、実使用環境において、例えば
、室外から室内へ記憶性表示体を移動させた直後に、温度測定誤差により、表示画像の階
調が濃くなったり、逆に薄くなってしまうという事態を回避でき、階調再現性の高い、高
品位な表示が可能になる。
なお、本発明は温度の推定方法を特に限定するものではない。但し、上記実施形態のよ
うに互いに熱伝導率の異なる筺体7及び記憶性表示体1裏面の温度情報を取得し、これに
基づいて温度を推定すると次のことから好ましい。すなわち、記憶性表示装置の構成部材
うち、伝熱特性の異なる構成部材の温度を測定する温度センサを複数設け、これら複数の
の温度センサで測定した温度情報に基づき駆動時における表示材料の温度を推定する。こ
の構成によれば、少なくとも1回ずつ異なる構成部材の温度情報を取得すれば駆動時にお
ける(すなわち将来の)温度推定を行うことができるので、温度変化を検出するために時
間をかけて温度測定を行う必要がない。上記のように、高い精度で温度測定を行うことが
できるタイミングは限定されている。従って、少なくとも1回で取得した温度情報に基づ
いて温度推定が可能な構成を採用すれば、ユーザの書き換えの要求に迅速に応答すること
ができ、それでいて高精度な温度測定に基づく、高精度な温度補償が可能である。
また、上記構成において、伝熱特性の異なる構成部材の温度情報の1つとして、筺体7
の温度TBを用いることで、雰囲気温度を近似できるので、簡便な推定式が成り立つとと
もに、高精度の推定が可能になる。また、他の1つとしては、記憶性表示体1の構成部材
のうち表示材料を封入する封入部材(上記実施形態では光吸収層13がこれに相当、その
ほかに、透明電極21、ガラス基板12及び光吸収層13がこれに相当)の温度を用いる
と、表示材料の温度を高精度に推定することが可能である。
また、筺体7の内壁や記憶性表示体1の裏面等の記憶性表示装置Aの内部の温度に基づ
いて、駆動時における温度を推定することができるので、雰囲気温度を取得するために筺
体7に開口を設けたりしなくてもよく、記憶性表示装置Aを防水構造にできる。また、少
なくとも各温度センサ4,5から1回ずつ測定すれば、駆動時における推定を行うことが
できるので、低消費電力で高品位の表示が可能になる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る記憶性表示装置Aは、第1実施形態と略同様の構成であるが、表示
体駆動制御回路6による表示体駆動回路2や表示体駆動用電源回路3の駆動タイミングが
異なっている。以下、この点について、図8及び図9を用いて説明する。
図8は第2実施形態に係る記憶性表示装置Aの表示体駆動制御回路6の動作を示すフロ
ーチャート、図9は表示体駆動用電源、表示体駆動及び温度測定処理の状態遷移の関係を
示す図である。
ユーザが操作スイッチ8を押すと、表示体駆動制御回路6が起動され、以下に示すステ
ップS201〜S207の動作を行う。各ステップは第1実施形態で示したステップS1
01〜S107に対応したステップがあるので、各ステップについての詳細な説明は省略
する。第2実施形態では、これら各ステップの順番、特に温度測定のタイミングが第1実
施形態と異なっている。
第2実施形態では、表示体駆動用電源回路3をオンにした後(ステップS201)、起
動ノイズが低減するまで待機し(ステップS202)、表示体駆動用電源回路3が安定し
てから各温度センサで温度測定を行い、その情報を取得する(ステップS203及びS2
04)。その後、駆動時におけるコレステリック液晶層11の温度を推定し(ステップS
205)、当該推定温度における最適な駆動条件を決定し(ステップS206)、表示体
駆動回路2に出力する(ステップS207)。この表示体駆動回路2が記憶性表示体1に
駆動電圧を生成、印加する時点では、温度測定が完了した状態である。
以上のように、表示体駆動用電源回路3が起動した後であって、表示体駆動回路2が記
憶性表示体1を駆動する前に、各温度センサ4,5による温度測定を完了する。一般に記
憶性表示装置Aの駆動電圧は高く(例えば、コレステリック液晶方式の場合は一般に40
Vクラス)、駆動ノイズが大きい。従って、タイミングを調整することで誘導ノイズの干
渉を防止し、低消費電力で精度の高い温度測定を行うことができる。
第1実施形態と同様の効果であるが、第2実施形態のようなタイミングで測定すると、
温度測定終了から表示体駆動開始までの時間を短くできる(例えば1秒程度)。このため
、回路発熱などにより記憶性表示体1の温度に急激な変動が生じている場合にも、その影
響を受けずに済む。また、連続的にページ(複数の表示画面)を書き換えるような場合に
も、その都度、表示体駆動用電源回路3のオン、オフを繰り返したりする必要はなく、1
画面分の表示体駆動が完了してから次画面の表示体駆動を開始するまでの間に温度を測定
できる。
なお、本発明の適用は上記実施の形態に限定されない。
例えば、記憶性表示体1は、コレステリック液晶方式のものに限られず、例えば表示材
料としてマイクロカプセルを用いた電気泳動方式の記憶性表示体であってもよい。また、
温度センサは2つに限定されず、温度の推定方法に応じて1つ又は3つ以上設けてもよく
、またADコンバータは全ての温度検知素子に共通に設けても、個々に設けてもよい。
(a)は記憶性表示装置の平面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。 記憶性表示装置の内部構成を示すブロック図である。 記憶性表示体の構成を示す断面図 表示体温度センサの構成を示す図である。 外気温が急激に変化した場合の各温度の変化を示すグラフである。 表示体駆動制御回路の動作を示すフローチャートである(第1実施形態)。 温度測定タイミングを説明する図である(第1実施形態)。 表示体駆動制御回路の動作を示すフローチャートである(第2実施形態)。 温度測定タイミングを説明する図である(第2実施形態)。
符号の説明
1 記憶性表示体、11 コレステリック液晶層、12 ガラス基板、13 光
吸収層、2 表示体駆動回路、21 透明電極、3 表示体駆動用電源回路、4
表示体温度センサ、41 サーミスタ、42 ADコンバータ、43 抵抗、5
筺体温度センサ、6 表示体駆動制御回路、7 筺体、A 記憶性表示装

Claims (3)

  1. 電力供給を受けずに画像の表示状態を維持可能な記憶性表示体と、
    温度センサと、
    前記温度センサによって測定された温度に基づいて前記記憶性表示体を駆動する表示体
    駆動手段と、
    前記表示体駆動用の電力を供給する表示体駆動用電源回路と、を備え、
    前記温度センサは、前記表示体駆動用電源回路の起動前に温度を測定することを特徴と
    する記憶性表示装置。
  2. 電力供給を受けずに画像の表示状態を維持可能な記憶性表示体と、
    温度センサと、
    前記温度センサによって測定された温度に基づいて前記記憶性表示体を駆動する表示体
    駆動手段と、
    前記表示体駆動用の電力を供給する表示体駆動用電源回路と、を備え、
    前記温度センサは、前記表示体駆動用電源回路の起動後でかつ前記表示体駆動手段によ
    る記憶性表示体の駆動前に温度を測定することを特徴とする記憶性表示装置。
  3. 前記温度センサにより測定された温度に応じて前記表示体駆動手段の駆動条件を決定し
    、該駆動条件によって前記憶性表示体を駆動する表示体駆動制御手段を備えることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の記憶性表示装置。
JP2006082253A 2006-03-24 2006-03-24 記憶性表示装置 Withdrawn JP2007256732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006082253A JP2007256732A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 記憶性表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006082253A JP2007256732A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 記憶性表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007256732A true JP2007256732A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38631019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006082253A Withdrawn JP2007256732A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 記憶性表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007256732A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013205670A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Seiko Epson Corp 集積回路装置、電気光学装置及び電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013205670A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Seiko Epson Corp 集積回路装置、電気光学装置及び電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5255186B2 (ja) 画像表示装置および画像表示装置におけるオーバードライブ係数の最適化方法
JP2005084260A (ja) 表示パネルの変換データ決定方法および測定装置
JP5080681B1 (ja) 表示装置、コンピュータプログラム、記録媒体及び温度推定方法
US20200126482A1 (en) Temperature compensation method and device, and display apparatus
JP5066959B2 (ja) 画像表示装置、及び画像表示方法
RU2518348C2 (ru) Устройство и способ для детектирования инфракрасного излучения с помощью матрицы резистивных болометров
US20100207924A1 (en) Apparatus for driving electrophoretic display unit, electrophoretic apparatus, electronic device, and method of driving electrophoretic display unit
US20060007207A1 (en) Liquid crystal display device and method of driving liquid crystal display device
EP1233401A3 (en) Liquid crystal projector apparatus and driving method for liquid crystal projector apparatus
US20100163717A1 (en) Calibration method for calibrating ambient light sensor and calibration apparatus thereof
KR20180025436A (ko) 표시 장치의 온도 보상 전원 회로
JP2009265074A5 (ja)
KR20090008950A (ko) 표시 장치 및 그 구동 방법
KR20060080930A (ko) 감소된 룩업표 메모리를 가진 전기 영동 디스플레이
US20110069092A1 (en) Liquid crystal temperature sensor, temperature detecting method by liquid crystal temperature sensor, liquid crystal device and liquid crystal device drive method
KR20080112104A (ko) 센싱 회로, 광검출 회로, 표시 장치 및 전자 기기
US20160179150A1 (en) Thermal management method and electronic system with thermal management mechanism
TW200812249A (en) Electronic circuit, and electric optical apparatus and electronic apparatus comprising the same
JP2009294266A (ja) 画像表示装置及び画像表示システム
JP2011095087A (ja) 温度センサ及び温度検出方法
JP2007310051A (ja) 電子回路、電気光学装置およびこれを備える電子機器
US7385582B2 (en) Temperature control and compensation method for microdisplay systems
JP2007256732A (ja) 記憶性表示装置
JP2009058342A (ja) センシング回路、光検出回路、電気光学装置および電子機器
JP2007256727A (ja) 記憶性表示装置、表示システム、温度推定装置、及び、温度推定プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090602