JP2007255682A - 軸受用シールおよび軸受 - Google Patents

軸受用シールおよび軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2007255682A
JP2007255682A JP2006084547A JP2006084547A JP2007255682A JP 2007255682 A JP2007255682 A JP 2007255682A JP 2006084547 A JP2006084547 A JP 2006084547A JP 2006084547 A JP2006084547 A JP 2006084547A JP 2007255682 A JP2007255682 A JP 2007255682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
inner ring
seal
displacement head
lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006084547A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Sato
孝彦 佐藤
Takahiro Ishii
隆裕 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakanishi Metal Works Co Ltd
Original Assignee
Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakanishi Metal Works Co Ltd filed Critical Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority to JP2006084547A priority Critical patent/JP2007255682A/ja
Publication of JP2007255682A publication Critical patent/JP2007255682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/784Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
    • F16C33/7843Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
    • F16C33/7853Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with one or more sealing lips to contact the inner race
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/7816Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material
    • F16C33/782Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material of the sealing region

Abstract

【課題】十分な密封性能を有する軸受用シールを提供する
【解決手段】本発明は、内輪2および外輪3間における開放端部に設けられる円環状の軸受用シールを対象とする。外周縁部が、外輪3の内周面における開放端部に設けられた外輪内周溝3aに嵌着されるシール本体20と、シール本体20の内周側に設けられたシール内周部22と、を備える。シール内周部22は、内輪2の外周面における開放端部に設けられた内輪外周溝2aに配置される変位ヘッド30と、変位ヘッド30をシール本体20の内周縁に接続し、かつ弾力性ないし柔軟性を有する揺動連接片23と、を有する。変位ヘッド30に、内輪外周溝2aの対向壁面2b、2cにそれぞれ接触する2つのリップ部31,32が設けられる。
【選択図】図1

Description

この発明は、たとえば自動車における電装関連品用の密封軸受等に好適に採用される軸受用シールおよび軸受に関する。
転がり軸受における内輪および外輪間に、塵埃が侵入するのを防止するために、さらには内輪および外輪間のグリース等の潤滑剤が漏出するのを防止するために、内輪および外輪間における環状開放部に軸受用シールが装着されるものがある。
たとえば下記特許文献1に示す軸受(1)は図8に示すように、内輪(2)および外輪(3)間における環状開放部(4)に、軸受用シール(5)が装着されている。この軸受用シール(5)は、ゴム被覆タイプのもので、所要領域にインサートされた環状の金属製芯金(6)と、その芯金(6)の外周に被覆成形された弾性被覆層(7)とを有している。
この軸受用シール(5)には、外周縁部に弾性リップ部(7a)が設けられ、この弾性リップ部(7a)が、外輪(3)の内周面における開放端部に設けられた外輪内周溝(3a)に嵌着固定される。さらに軸受用シール(5)には、内周縁部に弾性リップ片(7b)が設けられ、このリップ片(7b)の先端が、内輪(2)の外周面における開放端部に設けられた内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)のうち、開放方向に対し内側の壁面(2c)に弾性接触されている。
このようにリップ片(7b)を内輪外周溝(2a)の内面に弾性接触させて密封することによって、内輪(2)および外輪(3)間に、塵埃が侵入するのを防止するとともに、両輪(2)(3)間の潤滑剤が軸受外部に漏出するのを防止するようにしている。
一方、上記図8に示す軸受用シール(5)は、内周縁部に1つの弾性リップ片(7b)が設けられるものであるが、下記特許文献2,3に示すように、内周縁部に2つの弾性リップ片が設けられる軸受用シールも従来より周知である。同文献に示す軸受用シールにおいて、2つの弾性リップ片は、内輪外周溝周辺に弾性接触されている。
この軸受用シールにおいては、2つの弾性リップ片によって二重にシールしているため、塵埃の侵入や潤滑剤の漏出を、より確実に防止することができる。
特開2000−110842号(図1) 特開平9−329148号(図2,3,4) 実開平8−966号(図2,4)
ところで、転がり軸受は、回転中の温度上昇による内輪および外輪の熱膨張差を吸収するために、内輪、外輪および転動体の各間に僅かな隙間(遊び)が設けられている。このため回転中には、内輪および外輪が相対的にアキシャル方向およびラジアル方向に移動し、両輪間において相対的に微妙な振動、変位が生じる。
特に自動車のタイミングベルトなどのアイドラープーリーに使用される軸受においては、走行中の振動、衝撃、ベルト送り速度の変化など、様々な変動荷重が軸受に負荷されるため、上記した内輪および外輪の相対的な振動が発生し易くなっている。
たとえば、プーリー等の外輪回転タイプの軸受においては図8に示すように、内輪(2)が外輪(3)に対して相対的に振動する。この振動時には、シール(5)のリップ片(7b)が自身の弾性復元力によって、内輪(2)に同期して揺動し、両者(2)(7b)間の密封状態を維持するようにしている。
しかしながら上記従来の軸受は、リップ片(7b)を自身の弾性力によって内輪(2)に密着させるようにしているため、図8の想像線に示すように、内輪(2)の振動にリップ片(7b)が確実に追従できずに位相差が生じてしまい、リップ片(7b)が開いて両者(2)(7b)間に隙間が形成されてしまう。こうしてリップ片(7b)が開いてしまうと、そこから泥水や、ダスト等が侵入したり、あるいはグリースが漏出してしまい、密封性を著しく低下させてしまうという問題が発生する。
一方、リップ片(7b)の弾性力を大きくして、内輪(2)への密着性を向上させることによって、振動時におけるリップ片(7b)の内輪(2)への追従性を向上させることができ、これによりリップ片(7b)の不用意な開きを防止することが可能である。
しかしながら、リップ片(7b)の弾性力を大きくして内輪(2)に強く圧接させた場合、軸受回転中におけるリップ片(7b)の内輪(2)に対する摺動抵抗が大きくなり、その抵抗により熱が生じて、いわゆる軸受回転中の有害な昇温などの不具合が発生するという問題があった。
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、軸受回転中の内輪への摺動抵抗を抑制しつつ、十分な密封性能を確保することができる軸受用シールおよび軸受を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は下記の手段を提供する。
[1] 内輪および外輪間における開放端部に設けられる円環状の軸受用シールであって、
外周縁部が、外輪の内周面における開放端部に設けられた外輪内周溝に嵌着されるシール本体と、前記シール本体の内周側に設けられたシール内周部と、を備え、
前記シール内周部は、内輪の外周面における開放端部に設けられた内輪外周溝に配置される変位ヘッドと、前記変位ヘッドを前記シール本体の内周縁に接続し、かつ弾力性ないし柔軟性を有する揺動連接片と、を有し、
前記変位ヘッドに、前記内輪外周溝の対向壁面にそれぞれ接触する2つのリップ部が設けられたことを特徴とする軸受用シール。
[2] 前記変位ヘッドは、広角扇形の断面形状を有し、その変位ヘッドにおける円弧部の両端が、前記リップ部として構成される前項1に記載の軸受用シール。
なお本発明において、広角扇形は、内角(開き角度)が180°以上の扇形によって構成されるものである。
[3] 前記変位ヘッドは、先端が前記リップ部として構成され、かつ基端側が前記揺動連接片に接続される第1および第2リップ片と、先端が内輪外周溝の内周面に向けて延び、かつ基端側が前記揺動連接片に接続される延設片と、を有する前項1に記載の軸受用シール。
[4] 前記変位ヘッドは、棒状の断面形状を有し、その変位ヘッドの両端が前記リップ部として構成されるとともに、中間部に前記揺動連接片が接続される前項1に記載の軸受用シール。
[5] 前記内輪外周溝は、その対向壁面が、溝底の幅が溝開口部の幅よりも狭くなるように傾斜面に形成され、その傾斜面に前記リップ部が接触される前項1〜4のいずれか1項に記載の軸受用シール。
[6] 前項1〜5のいずれかに記載された軸受用シールが、外輪および内輪間における開放端部に装着されたことを特徴とする軸受。
上記発明[1]における軸受用シールによれば、変位ヘッドが内輪外周溝の対向壁面にリップ部を介して挟み込まれるように配置されるとともに、変位ヘッドが揺動連接片を介してシール本体に接続されるものであるため、内輪が外輪に対し相対的に振動した際に、変位ヘッドが、揺動連接片の揺動を伴って内輪に追従して移動する。このため変位ヘッドのリップ部が内輪に対し離間することがなく、十分な密封性を維持することができる。
さらに変位ヘッドはリップ部を介して内輪外周溝内に挟み込まれるように取着されているため、リップ部を内輪外周溝に軽度に接触させておくだけでも確実に密着状態を維持することができる。このためシール内周部の内輪に対する接触抵抗(摺動抵抗)を小さくでき、その摺動抵抗に起因する軸受回転中の昇温などの不具合を有効に防止することができる。
上記発明[2]〜[4]における軸受用シールによれば、リップ部の内輪外周溝に対する接触圧を微調整することができるため、十分な密封性を維持しつつ、シール内周部の内輪に対する摺動抵抗をより確実に抑制することができる。
上記発明[5]における軸受用シールによれば、変位ヘッドのリップ部を内輪外周溝に対しラジアル方向からも接触させることができるため、アキシャル方向の振動のみならず、ラジアル方向の振動に対しても、変位ヘッドを内輪に確実に追従させることができ、より一層密封性能を向上させることができる。
上記発明[6]の発明によれば、上記と同様の作用効果を奏する軸受を提供することができる。
<第1実施形態>
図1はこの発明の第1実施形態である軸受用シール(11)が装着された軸受(1)のシール部周辺を拡大して示す断面図である。同図に示すように、軸受(1)の内輪(2)および外輪(3)間における環状開放部(4)には、軸受用シール(11)が装着されている。
軸受内輪(2)の外周面には、環状開放部(4)に対応して、周方向に沿って連続する内輪外周溝(2a)が設けられている。この内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)は、溝底側(軸受内径側)よりも溝開放側(軸受外径側)が幅広となるように傾斜する傾斜面として構成されている。
外輪(3)の内周面には、環状開放部(4)に対応して、周方向に沿って連続する外輪内周溝(3a)が設けられている。
軸受用シール(11)は、ゴム被覆タイプのもので、所要領域にインサートされた環状の金属製芯金(25)と、その芯金(25)の外周に被覆成形された弾性被覆層(26)とを備えている。
本実施形態において、弾性被覆層(26)としては合成ゴム材料からなるものを好適に用いることができる。この合成ゴム材料としてたとえば、アクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、水素添加ニトリルゴム(HNBR)、フッ素ゴム(FKM)を使用することができる。さらにこれらの合成ゴム材料は、耐熱性、耐油性、耐寒性、耐オゾン性などの使用用途に応じて、適宜選択して使用するのが良い。
軸受用シール(11)は、芯金(25)を含む中間部から外周縁部にかけての領域を構成するシール本体(20)と、シール(11)の内周側を構成し、かつ芯金(25)を含まないシール内周部(22)とにより構成されている。
シール本体(20)の外周縁部には、軸受外輪(3)の内周溝(3a)に嵌着自在な外周リップ部(21)が周方向に連続して形成されている。
またシール内周部(22)は、シール本体(20)の内周縁部に接続する揺動連接片(23)と、その揺動連接片(23)の内周端部に連接された変位ヘッド(30)とにより構成されている。
変位ヘッド(30)は、円形の断面形状を有し、内輪外周溝(2a)に対応して周方向に連続して設けられている。また揺動連接片(23)は、薄肉状に形成されて、弾力性ないし柔軟性を有しており、変位ヘッド(30)に対応して周方向に沿って連続して設けられている。
なお揺動連接片(23)および変位ヘッド(30)を含む弾性被覆層(26)は、一体成形されている。
以上のように構成された本実施形態の軸受用シール(11)は、外周リップ部(21)が、軸受外輪(3)の内周溝(3a)に圧縮状態に挿入されて固定されるとともに、変位ヘッド(30)が、軸受内輪(2)の外周溝(2a)に挿入配置される。このとき変位ヘッド(30)は、内輪外周溝(2a)における対向壁面(2b)(2c)にそれぞれ1箇所ずつ計2箇所において所定の圧力で接触されており、各接触点がリップ部(31)(32)として構成されている。
本実施形態において、軸受回転時には、軸受用シール(11)が外輪(3)と共に回転する一方、軸受用シール(11)の変位ヘッド(30)におけるリップ部(31)(32)が、内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)に摺接する。このように軸受内輪(2)に、軸受用シール(11)の変位ヘッド(30)が2箇所のリップ部(31)(32)において密接しているため、内輪(2)および軸受用シール(11)間の密封を確実に図ることができ、内輪(2)および外輪(3)間に、塵埃が侵入するのを確実に防止できるとともに、両輪(2)(3)間の潤滑剤が軸受外部に漏出するのを確実に防止することができる。
特に外側のリップ部(31)が内輪外周溝(2a)の外側壁面(2b)に接触することによって、塵埃などの異物が軸受外部から内部に侵入するのを防止するとともに、内側のリップ部(32)が内輪外周溝(2a)の内側壁面(2c)に接触することによって、潤滑剤が軸受内部から外部に漏出されるのを防止している。
また本実施形態においては、軸受用シール(11)における変位ヘッド(30)のリップ部(31)(32)が、内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)にそれぞれ圧接されることによって、変位ヘッド(30)が内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)にリップ部(31)(32)を介して挟み込まれるように配置される。このため軸受回転時に、内輪(2)が外輪(3)に対し振動したとしても、リップ部(31)(32)の内輪(2)に対する密着性を良好に維持することができる。
すなわち軸受回転中には、内輪(2)が外輪(3)に対し、アキシャル方向に0.05〜0.15mm程度、ラジアル方向に0〜0.1mm程度の変位量で振動するが、図2の想像線に示すように内輪(2)がアキシャル方向、たとえば図2の上方に移動した場合には、変位ヘッド(30)の下側(内側)リップ部(32)が、内輪(2)の下側(内側)壁面(2c)によって上方へ押される。これにより揺動連接片(23)の揺動変形を伴って、変位ヘッド(30)が、シール本体(20)、つまり外輪(3)に対し変位しつつ、内輪(2)に追従して上方へと移動する。こうして下側のリップ部(32)における内輪外周溝(2a)の内側壁面(2c)との接触状態は維持されることはもちろん、上側のリップ部(31)における内輪外周溝(2a)の外側壁面(2b)との接触状態も良好に維持される。
さらに内輪(2)が外輪(3)に対し図2の下方に移動した場合には、変位ヘッド(30)の上側(外側)リップ部(31)が、内輪(2)の上側(外側)壁面(2b)によって下方に押されて、変位ヘッド(30)は、揺動連接片(23)の揺動変形を伴って内輪(2)に追従して下方(内方)へと移動し、上記と同様に、両リップ部(31)(32)の内輪(2)との接触状態が良好に維持される。
このように本実施形態の軸受(1)によれば、内輪(2)が外輪(3)に対し相対的に振動が発生したとしても、変位ヘッド(30)が内輪(2)に正確に追従して移動するため、変位ヘッド(30)のリップ部(31)(32)が内輪(2)に対し離間することがなく、内輪(2)および軸受用シール(11)間の密封性が低下するのを確実に防止することができ、塵埃の侵入や、潤滑剤の漏出を確実に防止することができる。
ここで、変位ヘッド(30)の圧縮変形力、つまり内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)によって変位ヘッド(30)がリップ部(31)(32)を介して締め付けられる際の締め付け力(挟持力)と、揺動連接片(23)の揺動変形力、つまり揺動連接片(23)の反力との関係について説明する。
本実施形態においては、軸受回転中の振動発生時に、軸受用シール(11)の揺動連接片(23)を揺動変形させて、変位ヘッド(30)を内輪(2)に対し追従させるものであるが、仮に、変位ヘッド(30)の締め付け力を、揺動連接片(23)の反力よりも小さく設定してしまうと、軸受用シール(11)の揺動連接片(23)が揺動変形されずに、変位ヘッド(30)が圧縮変形してしまい、リップ部(31)(32)が内輪(2)から離間してしてしまい、変位ヘッド(30)を内輪(2)に追従させることができなくなってしまう。従って本実施形態では、変位ヘッド(30)の締め付け力を、揺動連接片(23)の反力よりも大きく設定する必要がある。
具体的に本実施形態において、揺動連接片(23)の反力と、変位ヘッド(30)の締め付け力(両リップ部における接触部の応力の合計)とは、1:5〜1:10に設定するのが好ましい(以下の第2〜第4実施形態においても同じ)。すなわち変位ヘッド(30)の締め付け力が、揺動連接片(23)の反力に対し、5倍に満たない場合には、リップ部(31)(32)が柔軟性が低下して、振動発生時に変位ヘッド(30)の内輪(2)に対する追従性が低下するおそれがあり、好ましくない。また変位ヘッド(30)の締め付け力が、揺動連接片(23)の反力に対し、10倍を超える場合には、リップ部(31)(32)の反力が大きくなり過ぎて、リップ部(31)(32)の内輪(2)に対する接触トルクが過度に増大し、軸受回転中に有害な昇温(温度上昇)を来すおそれがあり、好ましくない。
さらに本実施形態においては、揺動連接片(23)の長さを厚さに対し1.5〜2.5倍に設定するのが良い。すなわちこの構成を採用する場合には、揺動連接片(23)の反力を適度に調整することができる。
また本実施形態においては、内輪外周溝(2a)における対向壁面(2b)(2c)が、溝底から溝開口側に向かうに従って傾斜するように形成しているため、変位ヘッド(30)のリップ部(31)(32)が対向壁面(2b)(2c)に対しラジアル方向(内径方向)にも圧接している。このため軸受回転中の振動により、内輪(2)が外輪(3)に対しラジアル方向に移動した場合であっても、揺動連接片(23)の伸縮変形を伴って、変位ヘッド(30)が内輪(2)に対し追従して移動する。このため変位ヘッド(30)のリップ部(31)(32)が、内輪(2)から離間することがなく、密着状態が維持されるため、良好な密封性を確保でき、塵埃の侵入や潤滑剤の漏出を確実に防止することができる。
また本実施形態においては、変位ヘッド(30)がリップ部(31)(32)を介して内輪外周溝(2a)内に挟み込まれるように配置されているため、リップ部(31)(32)を内輪(2)に軽く接触させておくだけでも十分な密封性を得ることができる。このためリップ部(31)(32)の内輪(2)に対する摺動抵抗を小さくできて、その摺動抵抗に起因する軸受回転中の昇温などの不具合を有効に防止することができる。
<第2実施形態>
図3はこの発明の第2実施形態である軸受用シール(12)が装着された軸受(1)のシール部周辺を拡大して示す断面図である。同図に示すように、この軸受(1)における軸受用シール(12)は、変位ヘッド(40)の構成が、上記第1実施形態のものと相違している。
すなわち本実施形態の軸受用シール(12)における変位ヘッド(40)は、断面形状が広角扇形を有しており、換言すればこの変位ヘッド(40)は、内輪(2)側に向けて開放するV字状の切欠部(45)が形成された切欠付き円形断面形状を有している。さらにこの変位ヘッド(40)の円弧部の両端、つまり変位ヘッド(40)の外周面における切欠部(45)の両側縁部がリップ部(41)(42)として構成されている。
この構成の軸受用シール(12)における変位ヘッド(40)が内輪外周溝(2a)に対応して配置された状態で、2つのリップ部(41)(42)が内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)にそれぞれ密着される。これにより上記第1実施形態と同様に、2つのリップ部(41)(42)による2重シールによって、良好な密封性を得ることができ、塵埃の侵入や潤滑剤の漏出を確実に防止することができる。
さらに本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、変位ヘッド(40)が内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)にリップ部(41)(42)を介して挟み込まれるように配置されるため、内輪(2)が外輪(3)に対し相対的に振動が発生したとしても、変位ヘッド(40)が内輪(2)にアキシャル方向およびラジアル方向ともに正確に追従して移動する。このため変位ヘッド(40)のリップ部(41)(42)が内輪(2)に対し離間することがなく、内輪(2)および軸受用シール(12)間の密封性が低下するのを確実に防止することができ、塵埃の侵入や、潤滑剤の漏出を防止することができる。
しかも本実施形態においては、変位ヘッド(40)における両リップ部(41)(42)間に切欠部(45)を形成しているため、切欠部(45)の形状や大きさを変更することによって、両リップ部(41)(42)の対向壁面(2b)(2c)に対する圧接力を自在に調節することができる。このため、十分な密封性を確保しつつ、リップ部(41)(42)の内輪(2)に対する摺動抵抗を小さくでき、軸受回転中に有害な発熱(昇温)を有効に防止することができ、より高い品質の軸受用シール(11)、ひいては軸受(1)を提供することができる。
<第3実施形態>
図4はこの発明の第3実施形態である軸受用シール(13)が装着された軸受(1)のシール部周辺を拡大して示す断面図である。同図に示すように、この軸受(1)における軸受用シール(13)は、変位ヘッド(50)の構成が、上記第1および第2実施形態のものと相違している。
すなわち本実施形態の軸受用シール(13)における変位ヘッド(50)は、第1および第2リップ片(51)(52)と、延設片(53)とを備えている。第1リップ片(51)は、細幅の先端がリップ部(51a)として内輪外周溝(2a)の外側壁面(2b)に接触し、かつ広幅の基端が揺動連接片(23)の内周端部に連接されている。第2リップ片(52)は、細幅の先端がリップ部(52a)として内輪外周溝(2a)の内側壁面(2c)に接触し、かつ幅広の基端が揺動連接片(23)の先端部(内周端部)に連接されている。
延設片(53)は、幅広の先端が内輪外周溝(2a)の底面に向けて延び、かつ広幅の基端が揺動連接片(23)の内周端部に連接されている。なおこの延設片(53)の先端は、内輪外周溝(2a)の内周面に接触させても、接触させなくとも良い。
この実施形態においても、上記と同様、第1および第2リップ部(51a)(52a)を内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)に密着しているため、2重シールによって、良好な密封性を得ることができる。しかも本実施形態においては、延設片(53)をシール部材としても利用できるため、一層優れた密封性を得ることができる。特に延設片(53)の先端を第3リップ部として内輪外周溝(2a)の内周面に密着させる場合には、第1〜第3リップ部による3重シールによって、より一層優れた密封性を得ることができる。
また本実施形態においては、上記実施形態と同様、変位ヘッド(50)が内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)にリップ片(51)(52)を介して挟み込まれるように配置されるため、内輪(2)が外輪(3)に対し相対的に振動が発生したとしても、変位ヘッド(50)が内輪(2)にアキシャル方向およびラジアル方向ともに正確に追従して移動する。このため変位ヘッド(50)のリップ部(51a)(52a)が内輪(2)に対し離間することがなく、内輪(2)および軸受用シール(13)間の密封性を良好に維持することができる。
さらに本実施形態においては、両リップ片(51)(52)を先細に形成して、その細幅の先端部をリップ部(51a)(52a)として使用するものであるため、各リップ片(51)(52)の形状や大きさを変更することによって、両リップ部(51a)(52a)の対向壁面(2b)(2c)に対する圧接力を適度に調整することができる。このため密封性を十分に確保しつつ、リップ部(51a)(52a)の内輪(2)に対する摺動抵抗を小さくでき、軸受回転中に有害な昇温を有効に防止することができる。
<第4実施形態>
図5はこの発明の第4実施形態である軸受用シール(14)が適用された軸受(1)のシール部周辺を拡大して示す断面図である。同図に示すように、この軸受(1)における軸受用シール(14)は、変位ヘッド(60)の構成が上記実施形態のものと相違している。
すなわち本実施形態における軸受用シール(14)における変位ヘッド(60)は、内輪外周溝(2a)の幅方向に延びる略棒状(略帯板状)の断面形状を有しており、その変位ヘッド(60)の両端がリップ部(61)(62)として構成されるとともに、中間部が揺動連接片(23)の内周端部に連接されている。
この構成の軸受用シール(14)における変位ヘッド(60)が内輪外周溝(2a)に収容されるようにして、2つのリップ部(61)(62)が内輪外周溝(2a)の対向壁面(2b)(2c)における対向位置に密着される。これにより上記実施形態と同様に、2つのリップ部(61)(62)による2重シールによって、良好な密封性を得ることができる。
さらに本実施形態においても、振動が発生した際に、上記と同様に変位ヘッド(60)を内輪(2)に対しアキシャル方向およびラジアル方向ともに追従させることができ、良好な密封性を確保することができる。
また本実施形態においては、変位ヘッド(60)を断面棒状に形成して両端をリップ部(61)(62)として使用するものであるため、変位ヘッド(60)の形状や大きさを変更することによって、両リップ部(61)(62)の対向壁面(2b)(2c)に対する圧接力を適度に調整することができる。このため密封性を十分に確保しつつ、リップ部(61)(62)の内輪(2)に対する摺動抵抗を小さくでき、軸受回転中に有害な昇温を有効に防止することができる。
なおこの第4実施形態においては、変位ヘッド(60)における内側リップ部(62)を、内輪外周溝(2a)内に確実に収容されるように配置しているが、それだけに限られず、本発明においては、図6に示すように、変位ヘッド(60)における内側リップ部(62)を、内輪外周溝(2a)の内側壁面(2c)における開口縁部の角アール部(2d)に密着させるようにしても良く、この場合においても、上記と同様に、同様の作用効果を得ることができる。しかもリップ部(62)を角アール部(2d)に密着させる場合には、リップ部先端を溝内周面に突き付ける場合と比較して、密着力の調整を容易に行うことができる。
さらに本実施形態においては、外側リップ部(61)を、内輪外周溝(2a)の外側側壁(2b)における開口縁部の角アール部(2e)に密着させるように構成することも可能である。
また図6などに示す変形例は、第2および第3実施形態の軸受用シール(12)(13)に対しても適用することができる。つまり第2および第3実施形態において、リップ部(41)(42)(51a)(52a)を、角アール部(2d)(2e)に密着させるように配置することも可能である。
また上記各実施形態においては、変位ヘッドにリップ部を2つ設ける場合を例に挙げて説明したが、本発明はそれだけに限られず、変位ヘッドにリップ部を3つ以上設けるようにしても良く、本発明は、変位ヘッドにリップ部が少なくとも2つ設けられていれば良い。
<実施例および比較例>
Figure 2007255682
表1に示すように実施例1〜3および比較例1,2の軸受サンプルを準備した。
すなわち表1において、実施例1の軸受サンプルは、上記図3の第2実施形態に示す広角扇型ヘッドの軸受用シール(12)と同様にして、ACM(アクリルゴム)からなる合成ゴム材料を弾性被覆層(26)とする軸受用シールを作製し、この軸受用シールを単列深溝玉軸受(♯6203)に組み込んだものである。この軸受(隙間C3)の寸法は、内径17mm、外径40mm、幅12mmである。
実施例2の軸受サンプルは、上記図4の第3実施形態に示す先細複数リップ型ヘッドの軸受用シール(13)と同形状の軸受用シールを、上記実施例1と同様に作製して、同様の軸受に組み込んだものである。
実施例3の軸受サンプルは、上記図5の第4実施形態に示す棒状ヘッド型の軸受用シール(14)と同形状の軸受用シールを、上記実施例1と同様に作製して、同様の軸受に組み込んだものである。
比較例1の軸受サンプルは、上記図8の従来例に示すヘッド無しタイプの軸受用シール(5)と同形状の軸受用シールを、上記実施例1と同様に作製して、同様の軸受に組み込んだものである。
比較例2の軸受サンプルは、合成ゴム材料として、NBR(ニトリルゴム)を用いた以外は、上記比較例1と同様にして作製したものである。
<泥水浸水試験>
上記各軸受サンプルを、以下の試験条件で、泥水浸水試験を行った。
すなわち5重量%の泥(関東ローム粉)が混入された水温20℃の泥水に、上記各軸受サンプルを水深100mmの位置に没入する。その没入状態で、外輪を内輪に対し1500rpmの回転速度で1時間回転させた。さらに外輪に対する内輪への曲げモーメントを15N・cmに設定して、内輪を外輪に対し強制的に振動させた。
そしてこの泥水浸水試験の前後において、各サンプルの重量を計測し、試験前後の重量差(泥水浸入量)を測定した。その測定結果を図7のグラフに示す。
<評価>
図7の測定結果から明らかなように、本発明の要旨を逸脱する比較例1,2の軸受は、0.5g,0.3gの泥水が浸入しているのに対し、本発明に関連した実施例1〜3の軸受における泥水浸入量は、0.005g、0.015g、0.020gと明らかに少ないものであった。従って実施例の軸受は、泥水の浸入を有効に抑制することができ、密封性に優れているのが判る。
ここで実施例および比較例の各軸受サンプルにおける軸受用シールに用いられたゴム材料について説明する。実施例1〜3の合成ゴム材料として採用されたACMと、比較例の合成ゴム材料として採用されたNBRとを比較した場合、軸受回転中の振動発生時に、軸受用シールの内周側リップ部における内輪に対する追従性は、実施例のACMよりも比較例のNBRの方が優れている。すなわちゴム追従性を評価する物性指標のひとつにTanδという物性値が用いられているが、このTanδは、軸受回転中の振動時において、内輪に対するリップ部の位相差に相当する。たとえばこの物性値が「0」の場合、位相差がなく、最も追従性に優れていることとなる。従ってこのTanσが大きくなるに従って、位相差が大きくなり追従性が低下することとなる。
今回の実施例1〜3で使用したACMは、Tanδが0.20〜0.30であり、比較例2で使用したNBRは、0.1〜0.15である。つまりこの物性値(Tanδ)から判断した場合、実施例1〜3の軸受用シールよりも、比較例2の軸受用シールの方が、ゴムの追従性に優れているものである。従って仮に、ゴム材料以外の構成が同じ場合には当然、比較例2の軸受サンプルが、実施例1〜3の軸受サンプルよりも密封性に優れていることになる。
ところが、上記試験結果に示すように、実施例1〜3のサンプルは、物性値(Tanδ)の劣るACMを用いているにもかかわらず、物性値の優れたNBRを用いた比較例2のものよりも、密封性に優れているものであった。つまり本発明に関連した実施例の軸受は、比較例1,2の形状の軸受よりも、振動発生時などの密封性に格段に優れていることが明らかである。
この発明の第1実施形態である軸受用シールが装着された軸受のシール部周辺を拡大して示す断面図である。 第1実施形態の軸受におけるシール内周部を拡大して示す断面図である。 この発明の第2実施形態である軸受用シールが装着された軸受のシール部周辺を拡大して示す断面図である。 この発明の第3実施形態である軸受用シールが装着された軸受のシール部周辺を拡大して示す断面図である。 この発明の第4実施形態である軸受用シールが装着された軸受のシール部周辺を拡大して示す断面図である。 この発明の変形例である軸受におけるシール内周部を拡大して示す断面図である。 この発明に関連した実施例と従来例に準拠した比較例の軸受における泥水試験結果を示すグラフである。 従来の軸受におけるシール部周辺を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1…軸受
2…内輪
2a…内輪外周溝
2b,2c…対向壁面
3…外輪
3a…外輪内周溝
4…環状開放部
11〜14…軸受用シール
20…シール本体
22…シール内周部
23…揺動連接片
30,40,50,60…変位ヘッド
31,32…リップ部
41,42…リップ部
51a,52a…リップ部
51,52…リップ片
53…延設片
61,62…リップ部

Claims (6)

  1. 内輪および外輪間における開放端部に設けられる円環状の軸受用シールであって、
    外周縁部が、外輪の内周面における開放端部に設けられた外輪内周溝に嵌着されるシール本体と、前記シール本体の内周側に設けられたシール内周部と、を備え、
    前記シール内周部は、内輪の外周面における開放端部に設けられた内輪外周溝に配置される変位ヘッドと、前記変位ヘッドを前記シール本体の内周縁に接続し、かつ弾力性ないし柔軟性を有する揺動連接片と、を有し、
    前記変位ヘッドに、前記内輪外周溝の対向壁面にそれぞれ接触する2つのリップ部が設けられたことを特徴とする軸受用シール。
  2. 前記変位ヘッドは、広角扇形の断面形状を有し、その変位ヘッドにおける円弧部の両端が、前記リップ部として構成される請求項1に記載の軸受用シール。
  3. 前記変位ヘッドは、先端が前記リップ部として構成され、かつ基端側が前記揺動連接片に接続される第1および第2リップ片と、先端が内輪外周溝の内周面に向けて延び、かつ基端側が前記揺動連接片に接続される延設片と、を有する請求項1に記載の軸受用シール。
  4. 前記変位ヘッドは、棒状の断面形状を有し、その変位ヘッドの両端が前記リップ部として構成されるとともに、中間部に前記揺動連接片が接続される請求項1に記載の軸受用シール。
  5. 前記内輪外周溝は、その対向壁面が、溝底側の幅が溝開口側の幅よりも狭くなるように傾斜面に形成され、その傾斜面に前記リップ部が接触される請求項1〜4のいずれか1項に記載の軸受用シール。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載された軸受用シールが、外輪および内輪間における開放端部に装着されたことを特徴とする軸受。
JP2006084547A 2006-03-27 2006-03-27 軸受用シールおよび軸受 Pending JP2007255682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084547A JP2007255682A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 軸受用シールおよび軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084547A JP2007255682A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 軸受用シールおよび軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007255682A true JP2007255682A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38630124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006084547A Pending JP2007255682A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 軸受用シールおよび軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007255682A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117548A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Nsk Ltd シールリング付転がり軸受及び電動モータ及び自動車用スロットル装置
CN102116349A (zh) * 2011-03-07 2011-07-06 田建军 刹车轴承及其增加摩擦力的方法
US20130323061A1 (en) * 2012-06-04 2013-12-05 Defontaine Sealing device
DE102012223903A1 (de) * 2012-12-20 2014-06-26 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Dichtung für ein Wälzlager und Wälzlager
WO2015122099A1 (ja) * 2014-02-17 2015-08-20 日本精工株式会社 シール付き玉軸受
DE102011012942B4 (de) * 2010-03-10 2015-11-19 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Radlagerung
JP2020026862A (ja) * 2018-08-15 2020-02-20 住友重機械工業株式会社 シール構造

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117548A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Nsk Ltd シールリング付転がり軸受及び電動モータ及び自動車用スロットル装置
DE102011012942B4 (de) * 2010-03-10 2015-11-19 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Radlagerung
CN102116349A (zh) * 2011-03-07 2011-07-06 田建军 刹车轴承及其增加摩擦力的方法
US20130323061A1 (en) * 2012-06-04 2013-12-05 Defontaine Sealing device
FR2991415A1 (fr) * 2012-06-04 2013-12-06 Defontaine Dispositif d'etancheite
EP2672134A1 (fr) * 2012-06-04 2013-12-11 Defontaine Dispositif d'étanchéité de roulement de grande dimension
CN103452770A (zh) * 2012-06-04 2013-12-18 德丰泰纳股份公司 密封装置
US9976652B2 (en) 2012-06-04 2018-05-22 Defontaine Sealing device
DE102012223903A1 (de) * 2012-12-20 2014-06-26 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Dichtung für ein Wälzlager und Wälzlager
CN106030135A (zh) * 2014-02-17 2016-10-12 日本精工株式会社 带密封件的球轴承
JPWO2015122099A1 (ja) * 2014-02-17 2017-03-30 日本精工株式会社 シール付き玉軸受
WO2015122099A1 (ja) * 2014-02-17 2015-08-20 日本精工株式会社 シール付き玉軸受
JP2020026862A (ja) * 2018-08-15 2020-02-20 住友重機械工業株式会社 シール構造
JP7077179B2 (ja) 2018-08-15 2022-05-30 住友重機械工業株式会社 シール構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007255682A (ja) 軸受用シールおよび軸受
JP5041137B2 (ja) 密封装置
US8505926B2 (en) Low torque shaft seal with improved seal element bond joint
JPWO2007049429A1 (ja) 自在継手用ブーツ
US20070065057A1 (en) Sealed spherical bearing
EP1538376A1 (en) Sealing device
JP2007198478A (ja) 密封装置
JP2009250285A (ja) 転がり軸受および一方向クラッチ
SE540557C2 (en) Low friction seal
JP5889566B2 (ja) 転がり軸受およびその製造方法
JP5926061B2 (ja) 密封型転がり軸受
JP2005069404A (ja) 密封型転がり軸受
JP2009115110A (ja) 密封装置
JP4601555B2 (ja) 密封型転がり軸受
JP2014202288A (ja) ボールジョイント用ダストカバー
JPH08226449A (ja) 転がり軸受の密封装置およびそのシール
JPH10159983A (ja) 密封装置
JP6074171B2 (ja) 軸受密封装置およびその製造方法
JP2008169933A (ja) 密封装置
JP2018076903A (ja) 密封装置
WO2013038989A1 (ja) 密封装置
JP2001208212A (ja) 密封装置
JP2005265162A (ja) 密封装置
JPH11280916A (ja) 回転軸シール
JP2004108463A (ja) 樹脂製転がり軸受