JP2007255618A - ダイナミックダンパ - Google Patents

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JP2007255618A
JP2007255618A JP2006081984A JP2006081984A JP2007255618A JP 2007255618 A JP2007255618 A JP 2007255618A JP 2006081984 A JP2006081984 A JP 2006081984A JP 2006081984 A JP2006081984 A JP 2006081984A JP 2007255618 A JP2007255618 A JP 2007255618A
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Mitsutaka Yamada
充孝 山田
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Abstract

【課題】ダイナミックダンパの弾性部材と軸部材の間に水分が溜まらないようにすることである。
【解決手段】筒状の弾性部材1の内径面から外径面に貫通する貫通孔3と、内径面で貫通孔3に連なる周溝4aおよび螺旋溝4bを設けることにより、弾性部材1と軸部材11の間に浸入した水分を、軸部材11の回転に伴う遠心力によって、周溝4aと螺旋溝4bから貫通孔3に導いて外部へ放出し、弾性部材1と軸部材11の間に水分が溜まらないようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドライブシャフトやプロペラシャフト等の回転する軸部材に装着されて、軸部材の撓み振動や捩じり振動等の有害振動を吸収するダイナミックダンパに関する。
自動車のドライブシャフトやプロペラシャフト等の回転する軸部材には、その撓み振動や捩じり振動等の有害振動を吸収するために、筒状の弾性部材と、この弾性部材に固定される質量部材とからなるダイナミックダンパが装着される。このようなダイナミックダンパを装着した軸部材では、外周に装着された筒状の弾性部材との間に雨水等の水分が浸入し、弾性部材と軸部材との間に溜まった水分が、ダイナミックダンパの振動吸収性能を低下させたり、軸部材を腐食させたりすることがある。
このようなダイナミックダンパの弾性部材と軸部材の間への水分の浸入を防止する手段としては、筒状の弾性部材の軸端部に、外側に向けて内径が小さくなるように突出する中空円錐台状の遮断部材を設け、弾性部材の軸端部からの水分の浸入を防止するようにしたダイナミックダンパがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−248045号公報
特許文献1に記載されたダイナミックダンパは、弾性部材と軸部材の間への水分の浸入をある程度防止できるが、水分が毛細管現象等によって中空円錐台状の遮断部材と軸部材との間から浸入することがあり、一度浸入した水分は外部へ逃げることがないので、弾性部材と軸部材との間に溜る。このためやはり、ダイナミックダンパの振動吸収性能を低下させたり、軸部材を腐食させたりする問題がある。
そこで、本発明の課題は、ダイナミックダンパの弾性部材と軸部材の間に水分が溜まらないようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、回転する軸部材の外周に装着される筒状の弾性部材と、この弾性部材に固定される質量部材とからなるダイナミックダンパにおいて、前記筒状の弾性部材の内径面から外径面に貫通する貫通孔を設けた構成を採用した。
すなわち、筒状の弾性部材の内径面から外径面に貫通する貫通孔を設けることにより、筒状の弾性部材と軸部材との間に浸入した水分を、軸部材の回転に伴う遠心力で、弾性部材の内径面から外径面に貫通する貫通孔から外部へ放出し、弾性部材と軸部材の間に水分が溜まらないようにした。
前記筒状の弾性部材の内径面に、前記貫通孔に連なる溝を設けることにより、弾性部材と軸部材の間に浸入した水分をこの溝で貫通孔の部位に導き、より効率よく水分を外部へ放出することができる。
前記貫通孔に連なる溝は円周方向に延びる周溝とすることができる。
前記貫通孔に連なる溝は螺旋溝とすることもできる。
本発明のダイナミックダンパは、筒状の弾性部材の内径面から外径面に貫通する貫通孔を設けることにより、筒状の弾性部材と軸部材の間に浸入した水分を、軸部材の回転に伴う遠心力で、弾性部材の内径面から外径面に貫通する貫通孔から外部へ放出するようにしたので、弾性部材と軸部材の間に水分が溜まることはなく、ダイナミックダンパの振動吸収性能の低下や軸部材の腐食を防止することができる。
前記筒状の弾性部材の内径面に、貫通孔に連なる溝を設けることにより、弾性部材と軸部材の間に浸入した水分をこの溝で貫通孔の部位に導き、より効率よく水分を外部へ放出することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。このダイナミックダンパは、図1(a)、(b)に示すように、回転する軸部材11の外周に装着された筒状の弾性部材1と、この弾性部材1に固定された金属製の質量部材2とからなる。軸部材11は拡径部11aを有し、弾性部材1はこの拡径部11aとその両側で軸部材11を覆うように装着されており、拡径部11aの外周側で大径とされた弾性部材1の大径部1aに、質量部材2が埋め込んで固定されている。
前記弾性部材1の大径部1aの両側には、内径面から外径面に貫通する貫通孔3が、90°の位相で円周方向の4箇所に設けられ、弾性部材1の内径面には、これらの貫通孔3に連なる周溝4aと、周溝4aを介して貫通孔3に連なる複数の螺旋溝4bとが設けられている。したがって、弾性部材1と軸部材11の間に浸入する水分が、軸部材11の回転に伴う遠心力によって、周溝4aと螺旋溝4bから貫通孔3に導かれ、外部に放出される。
上述した実施形態では、弾性部材の貫通孔を軸方向の2箇所で円周方向に4つずつ設け、これらの貫通孔に連なる溝を周溝と螺旋溝としたが、貫通孔の位置や個数、およびこれらに連なる溝の形態は、実施形態のものに限定されることはない。
aはダイナミックダンパの実施形態を示す切欠き縦断面図、bはaのIb−Ib線に沿った断面図
符号の説明
1 弾性部材
1a 大径部
2 質量部材
3 貫通孔
4a 周溝
4b 螺旋溝
11 軸部材
11a 拡径部

Claims (4)

  1. 回転する軸部材の外周に装着される筒状の弾性部材と、この弾性部材に固定される質量部材とからなるダイナミックダンパにおいて、前記筒状の弾性部材の内径面から外径面に貫通する貫通孔を設けたことを特徴とするダイナミックダンパ。
  2. 前記筒状の弾性部材の内径面に、前記貫通孔に連なる溝を設けた請求項1に記載のダイナミックダンパ。
  3. 前記貫通孔に連なる溝を円周方向に延びる周溝とした請求項2に記載のダイナミックダンパ。
  4. 前記貫通孔に連なる溝を螺旋溝とした請求項2に記載のダイナミックダンパ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012709A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Honda Motor Co Ltd ダイナミックダンパ
JP2011137506A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Nok Corp 中空回転軸用ダイナミックダンパ

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