JP2007255340A - 空冷エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーケース等の各ケース内に泥土や泥水が溜まりにくい空冷エンジンを提供する。
【解決手段】リコイルケース4の上部にリコイルハンドル着座部6を設け、このリコイルハンドル着座部6にリコイルハンドル7を着座させ、カバーケース5の上部にカバー上開口5bをあけ、このカバー上開口5bの上方にリコイルハンドル着座部6に着座させたリコイルハンドル7を配置するに当たり、左右横方向と直交する水平方向を前後方向、その任意の一方を後として、リコイルハンドル7の真後ろで、カバーケース5の上部にカバー膨出部5cを設け、このカバー膨出部5cをカバー上開口5b及びリコイルハンドル着座部6よりも高い位置まで上向きに突出させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、空冷エンジンに関し、詳しくは、カバーケース等の各ケース内に泥土や泥水が溜まりにくいとともに、リコイルロープの損傷を抑制することができる空冷エンジンに関するものである。
従来の空冷エンジンとして、本発明と同様、クランク軸の架設方向を左右横方向として、クランクケースの横端壁にファンケースを取り付け、ファンケースの横端壁にリコイルケースとカバーケースとを取り付け、リコイルケースにカバーケースを被せ、リコイルケースにリコイル吸風口をあけ、カバーケースにカバー吸風口をあけ、カバー吸風口からリコイル吸風口を介してファンケースに冷却風を導入するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種の空冷エンジンは、歩行型管理機等に搭載され、カバーケースで泥土や泥水を受け止め、泥土や泥水がリコイル吸風口からファンケースに進入するのを抑制することができる利点がある。
しかし、上記従来のエンジンでは、リコイルケースの上部にリコイルハンドル着座部を設け、このリコイルハンドル着座部にリコイルハンドルを着座させ、カバーケースの上部にカバー上開口をあけ、このカバー上開口の上方にリコイルハンドル着座部に着座させたリコイルハンドルを配置するに当たり、リコイルハンドル着座部やカバー上開口に泥土や泥水が飛来するのを抑制する手段がないため、問題が生じる。
特開2003−166426号公報(図1参照)
上記従来技術では、次の問題がある。
《問題》 カバーケース等の各ケース内に泥土や泥水が溜まりやすい。
カバー上開口に泥土や泥水が飛来するのを抑制する手段がないため、飛来した多くの泥土や泥水がカバー上開口からカバーケース内に進入し、リコイル吸風口からリコイルケース、ひいてはファンケース内にも進入する。このため、ガバーケース内、リコイルケース内、ファンケース内に泥土や泥水が溜まりやすい。各ケース内に溜まった泥土や泥水はファンケースの吸風の邪魔になり、エンジン冷却性能を低下させる。
《問題》 リコイルロープが損傷しやすい。
リコイルハンドルのリコイルハンドル着座部に泥土や泥水が飛来するのを抑制する手段がないため、飛来した多くの泥土や泥水がリコイルハンドル着座部に付着し、この泥土や泥水がリコイルハンドルの操作時にリコイルロープに付着する。このため、リコイルハンドル操作時に、泥土や泥水が付着したリコイルロープがロープガイドと擦れ合い、リコイルロープが損傷しやすい。
本発明は、上記問題点を解決することができる空冷エンジン、すなわち、カバーケース等の各ケース内に泥土や泥水が溜まりにくいとともに、リコイルロープの損傷を抑制することができる空冷エンジンを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図3に例示するように、クランク軸(1)の架設方向を左右横方向として、クランクケース(2)の横端壁にファンケース(3)を取り付け、ファンケース(3)の横端壁にリコイルケース(4)とカバーケース(5)とを取り付け、リコイルケース(4)にカバーケース(5)を被せ、図2(A)に例示するように、リコイルケース(4)にリコイル吸風口(4a)をあけ、図1に例示するように、カバーケース(5)にカバー吸風口(5a)をあけ、カバー吸風口(5a)からリコイル吸風口(4a)を介してファンケース(3)に冷却風を導入するようにした、空冷エンジンにおいて、
図2(A)に例示するように、リコイルケース(4)の上部にリコイルハンドル着座部(6)を設け、このリコイルハンドル着座部(6)にリコイルハンドル(7)を着座させ、カバーケース(5)の上部にカバー上開口(5b)をあけ、このカバー上開口(5b)の上方にリコイルハンドル着座部(6)に着座させたリコイルハンドル(7)を配置するに当たり、
図1に例示するように、左右横方向と直交する水平方向を前後方向、その任意の一方を後として、図1・図3、または、図5・図6、または、図8〜図10に例示するように、リコイルハンドル(7)の真後ろで、カバーケース(5)の上部にカバー膨出部(5c)を設け、このカバー膨出部(5c)をカバー上開口(5b)及びリコイルハンドル着座部(6)よりも高い位置まで上向きに突出させた、ことを特徴とする空冷エンジン。
(請求項1に係る発明)
《効果》 カバーケース等の各ケース内に泥土や泥水が溜まりにくい。
図1・図3、または、図5・図6、または、図8〜図10に例示するように、リコイルハンドル(7)の真後ろで、カバーケース(5)の上部にカバー膨出部(5c)を設け、このカバー膨出部(5c)をカバー上開口(5b)よりも高い位置まで上向きに突出させたので、カバー膨出部(5c)の後方から飛来した泥土や泥水がカバー膨出部(5c)で受け止められ、この泥土や泥水がカバー上開口(5b)からカバーケース(5)内に進入する不具合が起こりにくく、カバーケース(5)内、リコイルケース(4)内、ファンケース(3)内に泥土や泥水が溜まりにくい。このため、ファンケース(3)の吸風が各ケース(3)(4)(5)内の泥土や泥水で邪魔されず、高いエンジン冷却性能を確保することができる。
《効果》 リコイルロープの損傷が起こりにくい。
図1・図3、または、図5・図6、または、図8〜図10に例示するように、リコイルハンドル(7)の真後ろで、カバーケース(5)の上部にカバー膨出部(5c)を設け、このカバー膨出部(5c)をリコイルハンドル着座部(6)よりも高い位置まで上向きに突出させたので、カバー膨出部(5c)の後方から飛来した泥土や泥水がカバー膨出部(5c)で受け止められ、この泥土や泥水がリコイルハンドル着座部(6)に飛来するのを抑制することができる。このため、リコイルハンドル(7)の操作時にリコイルロープに泥土や泥水が付着しにくく、泥土や泥水が付着したリコイルロープがロープガイドと擦れ合うことによって生じていたリコイルロープの損傷が起こりにくい。
(請求項2に係る発明)
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ファンケースの吸風効率が高い。
図1、または、図5、または、図8〜図10に例示するように、カバー膨出部(5c)にもカバー吸風口(5a)をあけたので、カバー膨出部(5c)のカバー吸風口(5a)の分だけ、カバー吸風口(5a)の総開口面積を大きくとることができ、ファンケース(3)の吸風効率が高い。
(請求項3に係る発明)
請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 カバーケース等の各ケース内に泥土が溜まりにくい。
図1に例示するように、カバー膨出部(5c)の後面にカバー吸風口(5a)をあけるに当たり、図4、または、図7に例示するように、このカバー吸風口(5a)に真後ろからエアクリーナ(8)を臨ませたので、エアクリーナ(8)の後方から飛来する泥土や泥水がエアクリーナ(8)で受け止められ、この泥土や泥水がカバー膨出部(5c)の後面のカバー吸風口(5a)からカバーケース(5)内に進入する不具合が起こりにくい。このため、カバーケース(5)内、リコイルケース(4)内、ファンケース(3)内に泥土や泥水が溜まりにくい。
(請求項4に係る発明)
請求項3に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 カバーケース等の各ケース内に泥土や泥水が溜まりにくい。
図1、または、図5、または、図8〜図10に例示するように、エアクリーナ(8)下部とカバーケース(5)下部との間に燃料フィルタ(9)を配置したので、燃料フィルタ(9)の下方から飛来する泥土や泥水が燃料フィルタ(9)で受け止められ、この泥土や泥水がカバー膨出部(5c)の後面のカバー吸風口(5a)からカバーケース(5)内に進入する不具合が起こりにくい。このため、カバーケース(5)内、リコイルケース(2)内、ファンケース(3)内に泥土や泥水が溜まりにくい。
(請求項5に係る発明)
請求項1から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 リコイルケース内とファンケース内に泥土や泥水が溜まりにくい。
図1・図2(A)に例示するように、リコイルケース(4)の横端壁とカバーケース(5)の横端壁にそれぞれリコイル吸風口(4a)とカバー吸風口(5a)を開口するに当たり、図8(B)に例示するように、クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、リコイル吸風口(4a)とカバー吸風口(5a)の位置をずらすことにより、リコイル吸風口(4a)の一部または全部がカバーケース(5)の横端壁(5d)と重なるようにしたので、横方向から飛来する泥土や泥水がカバーケース(5)の横端壁(5d)で受け止められ、この泥土や泥水がリコイル吸風口(4a)からリコイルケース(4)内、ひいてはファンケース(3)内に進入する不具合が起こりにくい。このため、リコイルケース(4)内とファンケース(3)内に泥土や泥水が溜まりにくい。
《効果》 ファン風切り音の音漏れを抑制することができる。
図8(B)に例示するように、リコイル吸風口(4a)の一部または全部がカバーケース(5)の横端壁(5d)と重なるようにしたので、ファンケース(3)内で発生したファン風切り音は、リコイル吸風口(4a)から放出された後、カバーケース(5)の横端壁(5d)に遮られ、カバー吸風口(5a)から漏れにくい。このため、ファン風切り音の音漏れを抑制することができる。
(請求項6に係る発明)
請求項1から請求項5のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ファンケースの吸風効率が高まる。
図9に例示するように、カバー膨出部(5c)の横端壁にもカバー吸風口(5a)をあけるに当たり、クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、クランク軸中心軸線(1a)を通過する仮想垂線(1b)を想定し、クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、カバー膨出部(5c)の後面を含むカバーケース(5)のカバー後周壁部分(5e)がカバーケース(5)のカバー前周壁部分(5f)よりも仮想垂線(1b)から遠ざかるように、カバー後周壁部分(5e)を後方に進出させたので、カバー膨出部(5c)の横端壁に前後方向に長いカバー吸風口(5a)をあけることができ、カバー吸風口(5a)を前後に長くできる分だけ、カバー吸風口(5a)の総開口面積を大きくとることができ、ファンケース(3)の吸風効率が高まる。
《効果》 泥土や泥水がカバー上開口やリコイルハンドル着座部に到達する不具合が起こりにくい。
図9に例示するように、カバー膨出部(5c)の後面を含むカバーケース(5)のカバー後周壁部分(5e)がカバーケース(5)のカバー前周壁部分(5f)よりも仮想垂線(1b)から遠ざかるように、カバー後周壁部分(5e)を後方に進出させたので、カバー膨出部(5c)の後面からカバー上開口(5b)やリコイルハンドル着座部(6)までの距離が長くなり、その分だけ、カバー膨出部(5c)の後下方から飛来する泥土や泥水がカバー膨出部(5c)を越えてカバー上開口(5b)やリコイルハンドル着座部(6)に到達する不具合が起こりにくい。
(請求項7に係る発明)
請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 操作しやすいリコイルハンドルの着座位置と着座姿勢を選択することができる。
図10に例示するように、リコイルケース(4)を所定の回動姿勢に調節することができるため、これに伴ってリコイルハンドル(7)の位置と姿勢を調節することができる。これにより、エンジン搭載条件に応じ、操作しやすいリコイルハンドル(7)の着座位置と着座姿勢を選択することができる。
《効果》 泥土や泥水が飛来しにくいリコイルハンドル着座部の位置と姿勢を選択することができる。
図10に例示するように、リコイルケース(4)を所定の回動姿勢に調節することができるため、これに伴ってリコイルハンドル着座部(6)の位置と姿勢を調節することができる。これにより、エンジン搭載条件に応じ、泥土や泥水が飛来しにくいリコイルハンドル着座部(6)の位置と姿勢を選択することができる。
(請求項8に係る発明)
請求項1から請求項7のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エンジンの始動操作が容易になる。
図1〜図4、または、図8〜図10に例示するように、カバーケース(5)の後方にエアクリーナ(8)を配置し、このエアクリーナ(8)とシリンダヘッド(10)との間にキャブレータ(11)を配置し、エアクリーナ(8)にポンプステー(12)を介して手動プライミングポンプ(13)を取り付け、エンジン始動前に、この手動プライミングポンプ(13)でキャブレータ(11)に手動で燃料を供給できるようにし、ポンプステー(12)にキャブレータ(11)のチョーク弁操作レバー(14)を貫通させたので、エンジン始動を行う場合には、操作者は、リコイルハンドル(7)の操作位置で、手動プライミングポンプ(13)の操作やチョーク弁操作レバー(14)の操作を行うことができ、エンジンの始動操作が容易になる。
(請求項9に係る発明)
請求項3または請求項4に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 カバーケース内に泥土や泥水が溜まりにくい。
図5〜図7に例示するように、エアクリーナ(8)上部とカバー膨出部(5c)との間にキャブレータ(11)に燃料を供給する燃料供給ポンプ(15)を配置したので、カバー膨出部(5c)の後上方から飛来する泥水や泥土が燃料供給ポンプ(15)によって受け止められ、この泥土や泥水がカバー膨出部(5c)の後面のカバー吸風口(5a)からカバーケース(5)内に進入する不具合が起こりにくい。このため、カバーケース(5)内、リコイルケース(4)内、ファンケース(3)内に泥土や泥水が溜まりにくい。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図10はいずれも本発明の実施形態に係る空冷エンジンを説明する図で、図1から図4は第1実施形態、図5から図7は第2実施形態、図8は第3実施形態、図9は第4実施形態、図10は第5実施形態である。各実施形態では、単気筒の傾斜型空冷ガソリンエンジンについて説明する。
本発明の第1実施形態の概要は、次の通りである。
図3に示すように、クランク軸(1)の架設方向を左右横方向とし、左右横方向と直交する水平方向を前後方向とし、クランクケース(2)のある方を前、ヘッドカバー(18)のある方を後とする。このエンジンでは、クランクケース(2)から後方斜め上向きにシリンダを突出させ、シリンダの突出端にシリンダヘッド(10)を組み付け、シリンダヘッド(10)にヘッドカバー(18)を組み付けている。このエンジンは歩行型管理機に搭載し、クランクケース(2)を進行方向に向け、ヘッドカバー(18)を操作者側に向ける。歩行型管理機では、ヘッドカバー(18)の後方に燃料タンクを搭載し、燃料タンクの後方にミッションケースを搭載し、その後方に操向ハンドルを配置する。
空冷装置の構造は、次の通りである。
図3に示すように、クランクケース(2)の横端壁にファンケース(3)を取り付け、ファンケース(3)の横端壁にリコイルケース(4)とカバーケース(5)とを取り付け、リコイルケース(4)にカバーケース(5)を被せ、図2(A)に示すように、リコイルケース(4)にリコイル吸風口(4a)をあけ、図1に示すように、カバーケース(5)にカバー吸風口(5a)をあけ、カバー吸風口(5a)からリコイル吸風口(4a)を介してファンケース(3)に冷却風を導入するようにしている。リコイル吸風口(4a)は、リコイルケース(4)の横端壁の全域に形成している。カバー吸風口(5a)は、カバーケース(5)の上半部の横端壁と周壁に形成している。カバーケース(5)の下半部には、周壁下部にドレン孔がある以外は、開口は形成されていない。クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、リコイルケース(4)の横端壁に設けたリコイル吸風口(4a)のうち、上半部のものは、カバーケース(5)の横端壁に設けたカバー吸風口(5a)と重なっている。リコイルケース(4)の横端壁に設けたリコイル吸風口(4a)のうち、下半部のものは、カバーケース(5)の横端壁の下半部で覆われている。
カバーケース等の各ケース内に泥土や泥水が溜まりにくくする工夫は、次の通りである。
図2(A)に示すように、リコイルケース(4)の上部にリコイルハンドル着座部(6)を設け、このリコイルハンドル着座部(6)にリコイルハンドル(7)を着座させ、カバーケース(5)の上部にカバー上開口(5b)をあけ、このカバー上開口(5b)の上方にリコイルハンドル着座部(6)に着座させたリコイルハンドル(7)を配置するに当たり、次のようにしている。図1・図3に示すように、リコイルハンドル(7)の真後ろで、カバーケース(5)の上部にカバー膨出部(5c)を設け、このカバー膨出部(5c)をカバー上開口(5b)及びリコイルハンドル着座部(6)よりも高い位置まで上向きに突出させている。このため、カバー膨出部(5c)の後方から飛来する泥水や泥土がカバー膨出部(5c)で受け止められ、この泥水や泥土がカバー上開口(5b)からカバーケース(5)内に進入する不具合が起こりにくく、またリコイルハンドル着座部(6)に付着する不具合が起こりにくい。
図1に示すように、ファンケース(3)の吸風効率を高めるため、カバー膨出部(5c)の横端壁と後面にもカバー吸風口(5a)をあけている。カバー膨出部(5c)の後面にカバー吸風口(5a)をあけるに当たり、図4に示すように、このカバー吸風口(5a)に真後ろからエアクリーナ(8)を臨ませている。このため、エアクリーナ(8)の後方から飛来する泥土や泥水がエアクリーナ(8)に受け止められ、この泥土や泥水がカバー吸風口(5a)に到達する不具合が起こりにくい。
図1に示すように、エアクリーナ(8)下部とカバーケース(5)下部との間に燃料フィルタ(9)を配置している。このため、燃料フィルタ(9)の下方から飛来する泥土や泥水が燃料フィルタ(9)で受け止められ、この泥土や泥水がカバー膨出部(5c)の後面のカバー吸風口(5a)にからカバーケース(5)内に進入する不具合が起こりにくい。
各ケースの取り付け構造は、次の通りである。
図1に示すように、ファンケース(3)をファンケース専用ボルト(19)でクランクケース(2)に固定している。図2に示すように、リコイルケース(4)をリコイル専用ボルト(16)でファンケース(3)に固定し、カバーケース(5)を共締め用ボルト(17)でリコイルケース(4)と共にファンケース(3)に固定している。このため、共締め用ボルト(17)の数だけ、リコイル専用ボルト(16)の数を減らすことができ、ボルトの総数が少なくなる。これにより、カバーケース(5)内とリコイルケース(4)内の泥土や泥水の清掃作業を行う場合に脱着するボルトの数が少なくなり、その清掃作業が容易になるとともに、エンジンの部品点数を少なくすることができる。
エンジン始動装置の構成は、次の通りである。
図1に示すように、エンジン始動前に手動プライミングポンプ(13)でキャブレータ(11)に燃料を供給できるようにするに当たり、リコイルハンドル着座部(6)にリコイルハンドル(7)を後方斜め上向きの姿勢で着座させ、にリコイルハンドル(7)の後方に手動プライミングポンプ(13)を配置している。このため、エンジンを始動させる場合、操作者はリコイルハンドル(7)の後方で手動プライミングポンプ(13)を操作した後、移動することなく、リコイルハンドル(7)を後方に引っ張ることができ、エンジン始動操作が簡単になる。
手動プライミングポンプの取り付け構造は、次の通りである。
図3に示すように、カバーケース(5)の真後ろにエアクリーナ(8)を配置し、このエアクリーナ(8)とシリンダヘッド(10)との間にキャブレータ(11)を配置し、エアクリーナ(8)にポンプステー(12)を介して手動プライミングポンプ(13)を取り付け、ポンプステー(12)にキャブレータ(11)のチョーク弁操作レバー(14)を貫通させている。このため、エンジン始動を行う場合には、操作者は、リコイルハンドル(7)の操作位置で、手動プライミングポンプ(13)の操作やチョーク弁操作レバー(14)の操作を行うことができ、エンジンの始動操作が容易に行える。手動プライミングポンプ(13)は、エンジン始動後はキャブレータ(11)に燃料を供給する燃料供給ポンプ(15)として機能する。この燃料供給ポンプ(15)は、クランクケース(2)内の脈動圧によって作動する。
図5から図7に示す第2実施形態は、次の点で第1実施形態と異なる。
燃料供給ポンプ(15)としても機能する手動プライミングポンプ(13)がエアクリーナ(8)上部とカバー膨出部(5c)との間に配置されている。このため、カバー膨出部(5c)の後上方から飛来する泥水や泥土が燃料供給ポンプ(15)によって受け止められ、この泥土や泥水がカバー膨出部(5c)の後面のカバー吸風口(5a)からカバーケース(5)内に進入する不具合が起こりにくい。手動プライミングポンプ(13)はポンプステー(12)を介してファンケース(3)に固定されている。このポンプステー(12)にはキャブレータ(11)のチョーク弁操作レバーは貫通していない。他の構成と機能は、第1実施形態と同一であり、図5から図7中、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付しておく。
図8に示す第3実施形態は、次の点で第1実施形態と異なる。
リコイルケース(4)の横端壁とカバーケース(5)の横端壁にそれぞれリコイル吸風口(4a)とカバー吸風口(5a)を開口するに当たり、クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、リコイル吸風口(4a)とカバー吸風口(5a)の位置をずらすことにより、リコイルケース(4)の上半部のリコイル吸風口(4a)の一部がカバーケース(5)の横端壁(5d)と重なるようにしている。このため、横方向から飛来する泥土や泥水がカバーケース(5)の横端壁(5d)で受け止められ、この泥土や泥水がリコイル吸風口(4a)からリコイルケース(4)内、ひいてはファンケース(3)内に進入する不具合が起こりにくい。ファンケース(3)内で発生したファン風切り音は、リコイル吸風口(4a)から放出された後、カバーケース(5)の横端壁(5d)に遮られ、カバー吸風口(5a)から漏れにくい。リコイル吸風口(4a)とカバー吸風口(5a)の位置を更にずらし、リコイル吸風口(4a)の全部がカバーケース(5)の横端壁(5d)と重なるようにしてもよい。他の構成と機能は、第1実施形態と同一であり、図8中、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付しておく。
図9に示す第4実施形態は、次の点で第1実施形態と異なる。
カバー膨出部(5c)の横端壁にもカバー吸風口(5a)をあけるに当たり、クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、クランク軸中心軸線(1a)を通過する仮想垂線(1b)を想定し、クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、カバー膨出部(5c)の後面を含むカバーケース(5)のカバー後周壁部分(5e)がカバーケース(5)のカバー前周壁部分(5f)よりも仮想垂線(1b)から遠ざかるように、カバー後周壁部分(5e)を後方に進出させている。このため、カバー膨出部(5c)の横端壁に前後方向に長いカバー吸風口(5a)をあけることができ、カバー吸風口(5a)を前後に長くできる分だけ、カバー吸風口(5a)の総開口面積を大きくとることができ、ファンケース(3)の吸風効率が高まる。他の構成と機能は、第1実施形態と同一であり、図9中、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付しておく。
図10に示す第5実施形態は、次の点で第1実施形態と異なる。
クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、リコイルケース(4)のボルト挿通孔(4b)をクランク軸中心軸線(1a)を中心とする円弧状とし、リコイルケース(4)を所定の回動姿勢に調節して、ボルト挿通孔(4b)に挿通させたリコイル専用ボルト(16)と共締め用ボルト(17)でリコイルケース(4)をファンケース(3)に固定できるようにしている。このため、リコイルハンドル(7)の位置と姿勢を調節することができ、エンジン搭載条件に応じ、操作しやすいリコイルハンドル(7)の着座位置と着座姿勢を選択することができる。
本発明の第1実施形態に係る空冷エンジンを右横から見た立面図である。 図1の空冷エンジンを説明する図で、図2(A)はカバーケースを想像線で示した図1相当図、図2(B)は図2(A)のB−B線断面図、図2(C)は図2(A)のC−C線断面図である。 図1の空冷エンジンの平面図である。 図1の空冷エンジンを後方から見た立面図である。 本発明の第2実施形態に係る空冷エンジンを右横から見た立面図である。 図4の空冷エンジンの平面図である。 図4の空冷エンジンを後方から見た立面図である。 本発明の第3実施形態に係る空冷エンジンを説明する図で、図8(A)はエンジンを右横から見た立面図、図8(B)は図8(A)のB矢視部分の拡大図である。 本発明の第4実施形態に係る空冷エンジンを右横から見た立面図である。 本発明の第5実施形態に係る空冷エンジンを右横から見た立面図である。
符号の説明
(1) クランク軸
(1a) クランク軸中心軸線
(1b) 仮想垂線
(2) クランクケース
(3) ファンケース
(4) リコイルケース
(4a) リコイル吸風口
(4b) ボルト挿通孔
(5) カバーケース
(5a) カバー吸風口
(5b) カバー上開口
(5c) カバー膨出部
(5d) 横端壁
(5e) カバー後周壁部分
(5f) カバー前周壁部分
(6) リコイルハンドル着座部
(7) リコイルハンドル
(8) エアクリーナ
(9) 燃料フィルタ
(10) シリンダヘッド
(11) キャブレータ
(12) ポンプステー
(13) 手動プライミングポンプ
(14) チョーク弁操作レバー
(15) 燃料供給ポンプ

Claims (9)

  1. クランク軸(1)の架設方向を左右横方向として、クランクケース(2)の横端壁にファンケース(3)を取り付け、ファンケース(3)の横端壁にリコイルケース(4)とカバーケース(5)とを取り付け、リコイルケース(4)にカバーケース(5)を被せ、リコイルケース(4)にリコイル吸風口(4a)をあけ、カバーケース(5)にカバー吸風口(5a)をあけ、カバー吸風口(5a)からリコイル吸風口(4a)を介してファンケース(3)に冷却風を導入するようにした、空冷エンジンにおいて、
    リコイルケース(4)の上部にリコイルハンドル着座部(6)を設け、このリコイルハンドル着座部(6)にリコイルハンドル(7)を着座させ、カバーケース(5)の上部にカバー上開口(5b)をあけ、このカバー上開口(5b)の上方にリコイルハンドル着座部(6)に着座させたリコイルハンドル(7)を配置するに当たり、
    左右横方向と直交する水平方向を前後方向、その任意の一方を後として、リコイルハンドル(7)の真後ろで、カバーケース(5)の上部にカバー膨出部(5c)を設け、このカバー膨出部(5c)をカバー上開口(5b)及びリコイルハンドル着座部(6)よりも高い位置まで上向きに突出させた、ことを特徴とする空冷エンジン。
  2. 請求項1に記載した空冷エンジンにおいて、
    カバー膨出部(5c)にもカバー吸風口(5a)をあけた、ことを特徴とする空冷エンジン。
  3. 請求項2に記載した空冷エンジンにおいて、
    カバー膨出部(5c)の後面にカバー吸風口(5a)をあけるに当たり、
    このカバー吸風口(5a)に真後ろからエアクリーナ(8)を臨ませた、ことを特徴とする空冷エンジン。
  4. 請求項3に記載した空冷エンジンにおいて、
    エアクリーナ(8)下部とカバーケース(5)下部との間に燃料フィルタ(9)を配置した、ことを特徴とする空冷エンジン。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載した空冷エンジンにおいて、
    リコイルケース(4)の横端壁とカバーケース(5)の横端壁にそれぞれリコイル吸風口(4a)とカバー吸風口(5a)を開口するに当たり、
    クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、リコイル吸風口(4a)とカバー吸風口(5a)の位置をずらすことにより、リコイル吸風口(4a)の一部または全部がカバーケース(5)の横端壁(5d)と重なるようにした、ことを特徴とする空冷エンジン。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載した空冷エンジンにおいて、
    カバー膨出部(5c)の横端壁にもカバー吸風口(5a)をあけるに当たり、
    クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、クランク軸中心軸線(1a)を通過する仮想垂線(1b)を想定し、
    クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、カバー膨出部(5c)の後面を含むカバーケース(5)のカバー後周壁部分(5e)がカバーケース(5)のカバー前周壁部分(5f)よりも仮想垂線(1b)から遠ざかるように、カバー後周壁部分(5e)を後方に進出させた、ことを特徴とする空冷エンジン。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載した空冷エンジンにおいて、
    クランク軸中心軸線(1a)と平行な向きに見て、リコイルケース(4)のボルト挿通孔(4b)をクランク軸中心軸線(1a)を中心とする円弧状とし、リコイルケース(4)を所定の回動姿勢に調節して、ボルト挿通孔(4b)に挿通させたボルト(16)(17)でリコイルケース(4)をファンケース(3)に固定できるようにした、ことを特徴とする空冷エンジン。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載した空冷エンジンにおいて、
    カバーケース(5)の後方にエアクリーナ(8)を配置し、このエアクリーナ(8)とシリンダヘッド(10)との間にキャブレータ(11)を配置し、エアクリーナ(8)にポンプステー(12)を介して手動プライミングポンプ(13)を取り付け、エンジン始動前に、この手動プライミングポンプ(13)でキャブレータ(11)に手動で燃料を供給できるようにし、ポンプステー(12)にキャブレータ(11)のチョーク弁操作レバー(14)を貫通させた、ことを特徴とする空冷エンジン。
  9. 請求項3または請求項4に記載した空冷エンジンにおいて、
    エアクリーナ(8)上部とカバー膨出部(5c)との間にキャブレータ(11)に燃料を供給する燃料供給ポンプ(15)を配置した、ことを特徴とする空冷エンジン。

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