JP2007255072A - 鋼矢板打設用治具 - Google Patents

鋼矢板打設用治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2007255072A
JP2007255072A JP2006081194A JP2006081194A JP2007255072A JP 2007255072 A JP2007255072 A JP 2007255072A JP 2006081194 A JP2006081194 A JP 2006081194A JP 2006081194 A JP2006081194 A JP 2006081194A JP 2007255072 A JP2007255072 A JP 2007255072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
sheet pile
hat
shaped steel
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006081194A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuruwa Arimura
鶴和 有村
Masaki Kamimura
正樹 上村
Fujio Yamashita
富士雄 山下
Akira Sakakida
明 榊田
Itsuo Uchimura
五男 内村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2006081194A priority Critical patent/JP2007255072A/ja
Publication of JP2007255072A publication Critical patent/JP2007255072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】既設鋼矢板と新設鋼矢板とを連結後、鋼矢板打設用治具を容易に取り外し可能に構成することで、鋼矢板打設時の施工能率を向上することが可能な鋼矢板打設用治具を提供する。
【解決手段】鋼矢板打設用治具1は、既設鋼矢板2aの平面視フック状に形成された継手部6上面を覆う被覆部18と、被覆部18に連設され、新設鋼矢板2bの平面視フック状に形成された継手部6下端面を嵌挿可能な嵌挿口19を形成する嵌挿部20とを有するガイド部10を備え、ガイド部10は、新設鋼矢板2bの継手部6の返し方向に開口部22を有し、開口部22の開口幅は、新設鋼矢板2bの継手部6の幅よりも大きく形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、鋼矢板の打設施工時に使用される鋼矢板打設用治具に関する。
一般的に、開削基礎の築造時に必要となる土止壁又は締切壁として鋼矢板が用いられている。
かかる鋼矢板は、長手方向縁部に相互連結のため断面フック状であって鍵と鍵溝の結合関係となる連結用縁部が曲折されており、既設の鋼矢板の連結用縁部へ、次に打設する鋼矢板の連結用縁部を吊り下げ状態から合致嵌入して順次連結することにより土止壁又は締切壁が形成される。
そして、クレーン等で吊り下げられて揺れる鋼矢板の連結用縁部を作業員の介錯により既設の鋼矢板の連結縁部に嵌入する危険性及び困難性に鑑み、鋼矢板の連結時には鋼矢板打設用治具が用いられている。
従来の鋼矢板打設用治具として、例えば図6に示す鋼矢板打設用地具40が知られている(特許文献1参照)。
図6に示す鋼矢板打設用治具40は、既設鋼矢板(図示せず)の端縁部に被冠するための被冠溝41が開設されたグリップ部42と、既設鋼矢板の連結用縁部端面を覆う被覆部43及び被覆部43に隣接し且つガイド斜面44の下方終端位置に開設された新設鋼矢板(図示せず)の連結用縁部端面形の空間46を構成したインサートガイド部45とからなり、これらが被冠溝41に被覆部43を連続させて一体結合されている。
そして、鋼矢板打設用治具40によれば、インサートガイド部45の先端部に新設する鋼矢板の接続面端部を挿入することにより、既設鋼矢板と新設鋼矢板とを容易に連結することが可能となる。
実開昭61−26738号公報
ここで、鋼矢板の打設においては、既設鋼矢板の連結用縁部と新設鋼矢板の連結用縁部とを連結後、バイブロハンマー等による新設鋼矢板の打ち込みが行われて、既設鋼矢板と新設鋼矢板との嵌合を完了する。よって、鋼矢板打設用治具40を用いた鋼矢板の打設においては、鋼矢板打設用治具40を用いて既設鋼矢板の連結用縁部と新設鋼矢板の連結用縁部とを連結した後、新設鋼矢板の打ち込みを行う前に鋼矢板打設用治具40を取り外すことが必要となる。
しかしながら、特許文献1に係る鋼矢板打設用治具40においては、被覆部43が、インサートガイド部45への新設鋼矢板の連結用縁部の嵌挿時において、新設鋼矢板の連結用縁部の折り返し先端部にまで至る構成となっている。したがって、鋼矢板打設用治具40においては、既設鋼矢板の連結用縁部と新設鋼矢板の連結用縁部とを連結した後に鋼矢板打設用治具40を取り外す場合、鋼矢板打設用治具40を、新設鋼矢板の鉛直方向上方へスライドさせて押し上げ、新設鋼矢板の鉛直方向上方先端部から抜き取る必要があり、打設時の施工能率が悪くなるという問題がある。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、既設鋼矢板と新設鋼矢板とを連結後、鋼矢板打設用治具を容易に取り外し可能に構成することで、鋼矢板打設時の施工能率を向上することが可能な鋼矢板打設用治具を提供することにある。
本発明のうち請求項1に係る鋼矢板打設用治具は、既設鋼矢板の継手部上面を覆う被覆部と、前記被覆部に連設され、新設鋼矢板の継手部下端面を嵌挿可能な嵌挿口を形成する嵌挿部とを有するガイド部を備えてなる鋼矢板打設用治具であって、
前記ガイド部は、嵌挿される前記新設鋼矢板の継手部の返し方向に開口部を有し、
前記開口部の開口幅は、前記新設鋼矢板の継手部の幅よりも大きく形成されていることを特徴とする。
また、本発明のうち請求項2に係る鋼矢板打設用治具は、請求項1記載の鋼矢板打設用治具において、前記鋼矢板は、ウエブの両側に連設されるフランジ部と、前記各フランジ部と連設される腕部と、前記各腕部の先端部に設けられる前記継手部とを備えてなり、
前記鋼矢板打設用治具は、前記腕部側面に並設され、前記フランジ部と前記腕部との接合部内側に当接することで、前記ガイド部の前記既設鋼矢板の継手部上における位置合わせが可能な側面位置決めプレートを備えてなることを特徴とする。
本願請求項1に係る鋼矢板打設用治具によれば、ガイド部は、嵌挿される前記新設鋼矢板の継手部の返し方向に開口部を有し、前記開口部の開口幅は、前記新設鋼矢板の継手部の幅よりも大きく形成されている構成により、既設鋼矢板と新設鋼矢板とを連結後、鋼矢板打設用治具を容易に取り外すことができ、鋼矢板打設時の施工能率を向上することが可能となる。
また、本願請求項2に係る鋼矢板打設用治具によれば、請求項1記載の鋼矢板打設用治具において、鋼矢板は、ウエブの両側に連設されるフランジ部と、前記各フランジ部と連設される腕部と、前記各腕部の先端部に設けられる前記継手部とを備えてなり、前記鋼矢板打設用治具は、前記腕部側面に並設され、前記フランジ部と前記腕部との接合部内側に当接することで、前記ガイド部の前記既設鋼矢板の継手部上における位置合わせが可能な側面位置決めプレートを備えてなる構成により、既設鋼矢板に鋼矢板打設用治具を設置する際に、ガイド部の既設鋼矢板の継手部上における位置合わせを容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る鋼矢板打設用治具を図面を参照して説明する。
本発明に係る鋼矢板打設用治具は、ハット形鋼矢板、U形鋼矢板等の鋼矢板の打設時に用いられるものであり、本実施形態においては、鋼矢板打設用治具をハット形鋼矢板の打設に適用する場合を例にして説明する。
図1はハット形鋼矢板の平面図である。図2は本発明の第一実施形態に係る鋼矢板打設用治具の平面図である。図3は鋼矢板打設用治具の正面図である。図4は鋼矢板打設用治具の側面図である。
ハット形鋼矢板2は、公知のハット形鋼矢板であり、図1に示すように、ウエブ3の両端から斜め方向に延びるフランジ部4と、各フランジ部4の端部からウエブ3と並行に互いに逆方向に延びる腕部5と、各腕部5の先端部に設けられる継手部6とを備えてなる。
各継手部6は、平面視フック状に折り返されて形成されており、各ハット形鋼矢板2における両継手部6の開口方向は互いに逆向きとなっている。
そして、ハット形鋼矢板2は、新設されるハット形鋼矢板2bを、既設のハット形鋼矢板2aのウエブ3の突出方向と新設されるハット形鋼矢板2bのウエブ3の突出方向とを同一方向として配置し、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6へ、新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6を嵌挿し、両継手部6を嵌合することにより連設される。
鋼矢板打設用治具1は、図2から図4に示すように、上面プレート11と、側面位置決めプレート12と、側面補助プレート13と、ガイド部10と、把持部14とを備えてなる。
上面プレート11は、略方形の板材により形成され、鋼矢板打設用治具1の既設のハット形鋼矢板2aへの設置時において、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の上端面に載置され、ガイド部10の鉛直方向(図3における上下方向)の位置決めを行うものである。
側面位置決めプレート12は、略方形の板材により形成され、上面プレート11の下面に接続され、鉛直方向下方に延びている。
また、側面位置決めプレート12は、鋼矢板打設用治具1の既設のハット形鋼矢板2aへの設置時において、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の側面と並設され、側面位置決めプレート12の内側側面25と既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の側面とが接触した状態において、ガイド部10の水平上下方向(図2における上下方向)の位置決めを行うものである。
側面補助プレート13は、略方形の板材により形成され、上面プレート11の下面に接続され、鉛直方向下方であって側面位置決めプレート12と並行に延びている。そして、側面補助プレート13には、固定用ボルト28を螺挿可能なねじ孔29が2箇所設けられている。
ガイド部10は、下端面が既設のハット形鋼矢板2aの継手部6の上端面を覆う被覆部18と、被覆部18と連設され、ガイド部10の下面において、新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6の下端面を嵌挿可能な嵌挿口19を形成する嵌挿部20とを備えて形成されている。そして、ガイド部10は、嵌挿口19から鉛直方向上方にかけて開口が大きくなるテーパー面17を備えて略逆円錐状に形成されている。
ここで、ガイド部10は、新設されるハット形鋼矢板2bの嵌挿時における、そのフック状に形成された継手部6の折り返し方向側となる側面に開口部22が形成されており、鉛直方向から見た断面が略C字形に形成されている。また、開口部22の開口幅αは、新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6の幅βよりも大きく形成されている。
そして、ガイド部10は、ガイド部10の下端面の鉛直方向位置と上面プレート11の下面の鉛直方向位置とが略一致するように、上面位置プレート11に接続板16を介して接続される。この場合、ガイド部10は、鋼矢板打設用治具1の既設のハット形鋼矢板2aへの設置時において、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の上端面に載置される上面位置プレート11に対して、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端面上にガイド部10の下端面が位置するように設けられるとともに、ガイド部10の開口部22は、新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6を嵌挿可能なように、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6の先端部方向に開口するように配置されている。
把持部14は、略く字形に折り曲げられた棒状体により形成されており、把持部14の両端部のうち一方がガイド部10の側面に、他方が上面プレート11の上面に接続されている。
次に、鋼矢板打設用治具1を用いたハット形鋼矢板2の打設方法について説明する。
まず、バイブロハンマーにより打設された既設のハット形鋼矢板2aに鋼矢板打設用治具1を設置する。
かかる鋼矢板打設用治具1の設置は、鋼矢板打設用治具1の把持部14を把持し、略並行に設けられている側面位置決めプレート12と側面補助プレート13との間に既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の上端部が嵌合するように、既設のハット形鋼矢板2aの鉛直方向に鋼矢板打設用治具1を冠設することにより行われる。この場合、側面位置決めプレート12と、側面補助プレート13と、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5とは並設された状態となる。
また、この場合、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の上端面は、鋼矢板打設用治具1の上面プレート11の下面に当接した状態となり、これにより、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端面と鋼矢板打設用治具1のガイド部10の下端面との鉛直方向の位置合わせが完了した状態となる。
一方、側面位置決めプレート12と側面補助プレート13との間に、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の上端部を嵌合した状態においては、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端面と鋼矢板打設用治具1のガイド部10の下端面との水平左右方向(図2における左右方向)の位置合わせは完了していない状態となっている。そこで、既設のハット形鋼矢板2a上において鋼矢板打設用治具1を水平左右方向にスライドさせ、ガイド部10の被覆部18の下端面が既設のハット形鋼矢板2aの継手部6の上端面を覆う位置となるように、目視により既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端面と鋼矢板打設用治具1のガイド部10の下端面との水平左右方向の位置合わせを行う。
そして、水平左右方向の位置合わせを完了後、鋼矢板打設用治具1の側面補助プレート13のねじ孔29に固定用ボルト28を螺挿することで、鋼矢板打設用治具1を既設のハット形鋼矢板2aに固定する。
ここで、固定用ボルト28を締めることにより、側面位置決めプレート12の内側側面25は、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の側面に接触することとなる。これにより、ガイド部10の被覆部18の下端面が既設のハット形鋼矢板2aの継手部6の上端面を覆う位置となり、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端面と鋼矢板打設用治具1のガイド部10の下端面との水平上下方向の位置決めが完了する。
既設のハット形鋼矢板2aへの鋼矢板打設用治具1の設置が完了後、新設されるハット形鋼矢板2bをクレーンにより吊り下げ、新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6の下端部を、鋼矢板打設用治具1のガイド部10内に誘導する。この場合、ガイド部10は、上方にかけて開口が大きくなっているとともに、ガイド部10の側面には開口部22が設けられているため、ガイド部10内への新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6の下端部の誘導を容易に行うことが可能となる。
そして、ハット形鋼矢板2bの継手部6の下端部をガイド部10内へ誘導後、クレーンにより吊り下げられた新設されるハット形鋼矢板2bの下降を開始する。
新設されるハット形鋼矢板2bが下降することにより、ガイド部10のテーパー面17が、ハット形鋼矢板2bの継手部6の下端面をガイド部10の嵌挿口19へと誘導していく。そして、ハット形鋼矢板2bの継手部6の下端面がガイド部10の嵌挿口19を通過することにより、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端部へ、新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6の下端部が嵌挿される。
そして、かかる既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端部への、新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6の下端部の嵌挿が行われた段階において、既設のハット形鋼矢板2aから鋼矢板打設用治具1の取り外しを行う。この場合において、鋼矢板打設用治具1のガイド部10においては、新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6の幅βよりも大きく形成された開口部22が設けられているため、鋼矢板打設用治具1を新設されるハット形鋼矢板2bの鉛直方向上端部までスライドして押し上げる必要がなく、鋼矢板打設用治具1の取り外しを容易に行うことができ、ハット形鋼矢板2の打設時の施工能率を向上することが可能となる。
さらに、既設のハット形鋼矢板2aから鋼矢板打設用治具1の取り外しを完了後、新設されるハット形鋼矢板2bを、クレーンによりさらに下降させるとともに、バイブロハンマーによる打ち込みを行うことで、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6と新設されるハット形鋼矢板2bの継手部6との嵌合が完了し、新設されるハット形鋼矢板2bの打設が完了する。
そして、上記作業を順次繰り返し、ハット形鋼矢板2を連設することにより、土止壁又は締切壁が形成される。
次に、本発明の第二実施形態に係る鋼矢板打設用治具を図面を参照して説明する。
図5は本発明の第二実施形態に係る鋼矢板打設用治具の平面図である。
本発明の第二実施形態に係る鋼矢板打設用治具30の基本的構成は、鋼矢板打設用治具1と同様であるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
鋼矢板打設用治具30は、図5に示すように、鋼矢板打設用治具1において、側面位置決めプレート12の代わりに側面位置決めプレート31を備えている。
側面位置決めプレート31は、略方形の板材により形成され、上面プレート11の下面に接続され、鉛直方向下方に延びている。
また、側面位置決めプレート31は、鋼矢板打設用治具30の既設のハット形鋼矢板2aへの設置時において、側面位置決めプレート31の内側側面32と、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の側面とが並設されるように備えられている。そして、側面位置決めプレート31は、鋼矢板打設用治具30が既設のハット形鋼矢板2aに設置され、側面位置決めプレート31の内側側面32と、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の側面とが接触した状態においては、側面位置決めプレート31の水平方向両端部27のうち、一方が既設のハット形鋼矢板2aのフランジ部4と腕部5との接合部33の内側に当接し、他方が既設のハット形鋼矢板2aの継手部6と腕部5との接合部34に当接するように形成されており、かかる状態において、ガイド部10の水平左右方向及び水平上下方向の位置決めを行うことが可能に形成されている。
上記構成を備える鋼矢板打設用治具30によれば、側面位置決めプレート31と側面補助プレート13との間に、既設のハット形鋼矢板2aの腕部5の上端部を挿入し、固定用ボルト28を締めつけるだけで、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端面と鋼矢板打設用治具1のガイド部10の下端面との鉛直方向、水平上下方向及び水平左右方向の位置合わせが完了することとなる。
よって、鋼矢板打設用治具30によれば、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端面と鋼矢板打設用治具1のガイド部10の下端面との位置合わせを容易に行うことが可能となり、ハット形鋼矢板2の打設を迅速に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態においては、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の第二実施形態においては、側面位置決めプレート31の水平方向両端部27は、鋼矢板打設用治具30の既設のハット形鋼矢板2aへの設置時において、その一方が既設のハット形鋼矢板2aのフランジ部4と腕部5との接合部28の内側に当接し、他方が既設のハット形鋼矢板2aの継手部6と腕部5との接合部33に当接することで、ガイド部10の水平左右方向及び水平上下方向の位置決めを行うことが可能に形成されている。しかしながら、側面位置決めプレート31の水平方向両端部27のうち一方のみを、既設のハット形鋼矢板2aのフランジ部4と腕部5との接合部33の内側に当接させる構成とし、かかる当接状態において、既設のハット形鋼矢板2aの継手部6上端面と鋼矢板打設用治具1のガイド部10の下端面との水平左右方向及び水平上下方向の位置合わせが完了した状態となるように、上面プレート11において側面位置決めプレート31を接続するように構成しても構わない。
ハット形鋼矢板の平面図である。 本発明の第一実施形態に係る鋼矢板打設用治具の平面図である。 鋼矢板打設用治具の正面図である。 鋼矢板打設用治具の側面図である。 本発明の第二実施形態に係る鋼矢板打設用治具の平面図である。 特許文献1に係る鋼矢板打設用治具の平面図である。
符号の説明
1 鋼矢板打設用治具
2 ハット形鋼矢板
2a 既設のハット形鋼矢板
2b 新設されるハット形鋼矢板
3 ウエブ
4 フランジ部
5 腕部
6 継手部
10 ガイド部
11 上面プレート
12 側面位置決めプレート
13 側面補助プレート
14 把持部
16 接続板
17 テーパー面
18 被覆部
19 嵌挿口
20 嵌挿部
22 開口部
25 内側側面
27 端部
28 固定用ボルト
29 ねじ孔
30 鋼矢板打設用治具
31 側面位置決めプレート
32 内側側面
33 接合部
34 接合部
40 鋼矢板打設用治具
41 被冠溝
42 グリップ部
43 被覆部
44 ガイド斜面
45 インサートガイド部
46 空間

Claims (2)

  1. 既設鋼矢板の継手部上面を覆う被覆部と、前記被覆部に連設され、新設鋼矢板の継手部下端面を嵌挿可能な嵌挿口を形成する嵌挿部とを有するガイド部を備えてなる鋼矢板打設用治具であって、
    前記ガイド部は、嵌挿される前記新設鋼矢板の継手部の返し方向に開口部を有し、
    前記開口部の開口幅は、前記新設鋼矢板の継手部の幅よりも大きく形成されていることを特徴とする鋼矢板打設用治具。
  2. 前記鋼矢板は、ウエブの両側に連設されるフランジ部と、前記各フランジ部と連設される腕部と、前記各腕部の先端部に設けられる前記継手部とを備えてなり、
    前記鋼矢板打設用治具は、前記腕部側面に並設され、前記フランジ部と前記腕部との接合部内側に当接することで、前記ガイド部の前記既設鋼矢板の継手部上における位置合わせが可能な側面位置決めプレートを備えてなることを特徴とする請求項1記載の鋼矢板打設用治具。
JP2006081194A 2006-03-23 2006-03-23 鋼矢板打設用治具 Pending JP2007255072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006081194A JP2007255072A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 鋼矢板打設用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006081194A JP2007255072A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 鋼矢板打設用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007255072A true JP2007255072A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38629583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006081194A Pending JP2007255072A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 鋼矢板打設用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007255072A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016069837A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 新日鐵住金株式会社 嵌合補助治具及び継手部の嵌合方法
WO2020158186A1 (ja) * 2019-02-01 2020-08-06 日本製鉄株式会社 鋼矢板の連結方法、引き込み治具、および連続壁
WO2020158534A1 (ja) * 2019-02-01 2020-08-06 日本製鉄株式会社 嵌合治具、鋼矢板、および鋼矢板の嵌合方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016069837A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 新日鐵住金株式会社 嵌合補助治具及び継手部の嵌合方法
WO2020158186A1 (ja) * 2019-02-01 2020-08-06 日本製鉄株式会社 鋼矢板の連結方法、引き込み治具、および連続壁
WO2020158534A1 (ja) * 2019-02-01 2020-08-06 日本製鉄株式会社 嵌合治具、鋼矢板、および鋼矢板の嵌合方法
JP6782876B1 (ja) * 2019-02-01 2020-11-11 日本製鉄株式会社 嵌合治具、嵌合治具付き鋼矢板、および鋼矢板の嵌合方法
JPWO2020158186A1 (ja) * 2019-02-01 2021-09-30 日本製鉄株式会社 鋼矢板の連結方法、引き込み治具、および連続壁
JP7150889B2 (ja) 2019-02-01 2022-10-11 日本製鉄株式会社 鋼矢板の連結方法、引き込み治具、および連続壁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007255072A (ja) 鋼矢板打設用治具
KR100792031B1 (ko) 거푸집 테두리 결속용 클램프
JP3164320U (ja) 足場固定具
KR20090059552A (ko) 천공기
JP5356981B2 (ja) 足場用パネル連結具
KR20160053432A (ko) 보조말뚝 공법 및 이에 사용되는 말뚝 조립체
JP6432248B2 (ja) 嵌合補助治具及び継手部の嵌合方法
KR100428439B1 (ko) 선박건조용 지그
KR100844524B1 (ko) 벽체 끝단용 거푸집에 설치되는 클램핑 장치
KR102269025B1 (ko) 조적벽체 보수를 위한 장치 및 공법
JP2007107218A (ja) 鋼矢板把持装置および鋼矢板打設装置
JP2011106126A (ja) 補充パネル付き作業足場
JP4829706B2 (ja) パイプクランプの固定構造
KR200303756Y1 (ko) 거푸집용 각목고정구
JP4457380B2 (ja) 配線・配管用の取付体
JP5356788B2 (ja) トップチェーンの分解連結用治具
KR200249933Y1 (ko) 건축용 폼의 연결 고정장치
CN219930834U (zh) 河道斜面挡土墙木模板
JP5009198B2 (ja) 配線ボックス用カバー及び配線ボックス装置
KR20230136576A (ko) 시트파일 시공용 체결가이드유닛과 이를 이용한 시트파일의 시공공법.
CN215864964U (zh) 一种装配式施工钢筋位置对孔检测集成工具
CN202344669U (zh) 一种桥梁预制梁的铰缝钢筋定位装置
JP2010209530A (ja) 地盤貫入部材用の把持装置およびそれを用いた地盤貫入部材の施工方法並びに基礎構造
KR101170542B1 (ko) 수직재와 횡재의 체결구
JP2002030881A (ja) 立坑用ケーシング