JP2007254247A - ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法 - Google Patents

ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007254247A
JP2007254247A JP2006084473A JP2006084473A JP2007254247A JP 2007254247 A JP2007254247 A JP 2007254247A JP 2006084473 A JP2006084473 A JP 2006084473A JP 2006084473 A JP2006084473 A JP 2006084473A JP 2007254247 A JP2007254247 A JP 2007254247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
glass
molded product
glass molded
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006084473A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Igusa
正明 井草
Kazuyuki Kishi
和之 岸
Tomio Kojima
富美夫 小島
Motohiro Tajima
基弘 田島
Makoto Kidachi
誠 木立
Kenji Sugisaki
健児 杉▲さき▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohara Inc
Original Assignee
Ohara Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohara Inc filed Critical Ohara Inc
Priority to JP2006084473A priority Critical patent/JP2007254247A/ja
Priority to KR1020070028331A priority patent/KR20070096870A/ko
Priority to TW96110122A priority patent/TWI405735B/zh
Priority to CN2007100915265A priority patent/CN101045602B/zh
Publication of JP2007254247A publication Critical patent/JP2007254247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/02Forehearths, i.e. feeder channels
    • C03B7/06Means for thermal conditioning or controlling the temperature of the glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/02Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing in machines with rotary tables

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

【課題】原料を溶融してガラス成形品を製造するガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のガラス成形品製造装置10は、原料を溶融して溶融ガラスにする溶融槽と、溶融槽に接続され溶融ガラスを溶融槽から流出する誘導路200とを有する溶解装置100と、誘導路200を介して流出された溶融ガラスを流下させる流下装置300と、流下された溶融ガラスを成形する複数の成形型を有するガラス成形装置400と、複数の成形型それぞれにより成形されたガラス成形品を搬送する搬送装置800と、ガラス成形品を搬送装置800に逐次移載する第1の移載装置500と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法に関する。
従来、光学素子などの元材料として利用されるガラスプリフォーム(ガラスゴブ、ガラス塊、ガラス成形品)は、原料ガラスを溶解装置で溶解し、得られた溶融ガラスを適当な大きさに成形することにより得られる。
ガラスプリフォームの製造過程で用いられる溶解方法としては、連続溶解、及び間欠溶解が知られている。連続溶解においては、ガラス原料の投入、溶解、清澄、及び攪拌の各工程を連続的に行うことができるため、ガラスプリフォームを大量に生産する場合などに適している。一方、間欠溶解においては、ガラス原料の投入、溶解、清澄、及び攪拌を単一の溶解ポットで間欠的に行うため、総生産量の少ないガラスプリフォームを生産する場合などに適している。
ガラスプリフォームの製造においては、高精度に均質で一定の光学特性を有するガラスプリフォームを製造することが重要である。このためには、適切なガラス原料の選択のほか、原料ガラスの溶解、清澄、及び攪拌の段階でも、さまざまに配慮を行う必要があった。特に間欠溶解により溶融ガラスを供給する場合においては、原料ガラスが連続的に溶解されないため、気泡や脈理等或いは失透が発生しやすく、ガラスプリフォームの光学特性が不安定になる原因となっていた。このような問題を解決するため、従来、スクリュー羽根を有する攪拌器具を用いて、溶融ガラスに対流を起こし、攪拌するなどの方法がとられてきた(特許文献1参照)。
特開平2−252626号公報
しかしながら、近年、口径の小さいガラスプリフォームの製造が可能になると、従来においては、見られなかった問題が発生するようになった。
すなわち、口径の小さいガラスプリフォームの生産のように、単位時間当たりの溶融ガラスの消費量の少ないガラス製造過程においては、いったん溶解した溶融ガラスを長時間かけて成形するため、溶融ガラスが長時間、溶解した状態に置かれ、溶融ガラスに脈理などが生じて、溶融ガラスの均質性が損なわれるといった問題が生じていた。
これは、溶融ガラスの組成物の比重の違いから、溶融ガラスが不均一となるため、あるいは、溶融ガラスの一部の成分の揮発により、溶融ガラス表面付近での溶融ガラスの組成が不均一になるためであった。
このようにして生じた溶融ガラス中の脈理がそのまま、ガラス成形装置に送られ、成形されることにより、脈理を取り込んだガラスプリフォームが成形され、屈折率などの光学特性に異常を来したガラスプリフォームが生産される結果となっていた。そして、これらのことが本発明の課題といってよい。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、原料を溶融してガラス成形品を製造する際に生じる脈理のような欠陥の少ないガラスを製造できるガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法を提供することを課題とする。
ガラスの溶融成形過程において、前述のような脈理や失透現象が生じる理由は必ずしも明確ではない。しかし、本発明者らは、溶融ガラスを誘導路中で流す際の温度勾配条件等もその要因のひとつであるという知見を得ることができた。
そこで本発明者らは、原料を溶融する溶融槽に接続され原料が溶融されてなる溶融ガラスを流下装置まで導く誘導路を誘導路の長手方向にわたって所定の温度状態に加熱制御することで、溶融ガラス及び該溶融ガラスを成形したガラス成形品を均質化することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
(1) 原料を溶融して溶融ガラスにする溶融槽と、溶融槽に接続され溶融ガラスを溶融槽から流出する誘導路とを有する溶解装置と、誘導路を介して流出された溶融ガラスを流下させる流下装置と、流下された溶融ガラスを成形する複数の成形型を有するガラス成形装置と、溶融ガラスの流動方向に従うにつれて誘導路の温度が低くなるように、誘導路の温度制御を行う誘導路制御装置と、を備えるガラス成形品製造装置。
(1)の発明におけるガラス成形品製造装置は、原料を溶融して溶融ガラスにする溶融槽と、溶融槽に接続され溶融ガラスを溶融槽から流出する誘導路とを有する溶解装置と、誘導路を介して流出された溶融ガラスを流下させる流下装置と、流下された溶融ガラスを成形する複数の成形型を有するガラス成形装置と、溶融ガラスの流動方向に従うにつれて誘導路の温度が低くなるように、誘導路の温度制御を行う誘導路制御装置と、を備える。
仮に、溶融槽から出た溶融ガラスが誘導路の中を流れる際に、その溶融ガラスの温度が単調減少せずに増加するような部分が誘導路にあると、泡、脈理又は失透が溶融ガラスの中に発生しやすくなる。
本発明の方法によれば、誘導路の内部の温度は、溶融ガラスが流れる方向に進むにつれて、単調減少するため、泡、脈理又は失透が溶融ガラスの内部に発生しにくくなる。
なお、本発明において「溶融ガラスの流動方向に従うにつれて誘導路の温度が低くなる」とは、巨視的に見た場合に流動炉内の温度が単調減少しているという意味である。例えば、下記直接加熱を用いた場合、厳密には、とりわけ加熱箇所付近の温度が局所的にやむを得ず高くなる場合があるが、そのような場合をも除外する意図ではない。
ただし、本発明においては、誘導路の温度が、流動方向に進むにつれて、局所的に単調減少する傾向に反し、局所的に温度が上昇する箇所があったとしても、当該温度が降下から上昇に転じた時点の温度とその後の温度の極大値との温度差は、ガラス溶融炉出口の温度と誘導路末端との温度差の好ましくは15%以内、より好ましくは10%以内である。もっとも、温度が上昇する点が皆無であれば、最も好ましい。
また、本発明において溶融ガラスは、誘導路を通過し、流下装置より流下される。ここで、誘導路とは、例えばいわゆる「パイプ」であり、流下装置とはいわゆる「オリフィス」を意図している。いわゆるオリフィス自体はパイプと材質及び形状が異なることが多く、オリフィスの温度はパイプの温度よりも高く設定されることがある。
(2) 前記誘導路制御装置は、前記誘導路に取り付けられた温度調整器と、前記誘導路の温度を測定する複数の温度測定器と、温度調整器の加熱能力を制御する温度制御手段と、を備え、前記複数の温度測定器それぞれは、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記温度制御手段に出力し、前記温度制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記温度調整器の加熱能力を制御し、前記温度調整器は、前記電源制御手段からの制御に基づいて、前記誘導路を加熱する請求項1に記載のガラス成形品製造装置。
(2)の発明におけるガラス成形品製造装置は、前記誘導路制御装置が、誘導路を加熱する温度調整器、温度調整器の加熱能力を制御する温度制御手段を備えるものであって、温度制御手段は、誘導路に取り付けられた温度測定器の情報に基づいて制御する。その際、温度制御手段は前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるように温度調整器を制御する。
(2)の発明によれば、(1)に記載のガラス成型品製造装置のように、誘導路内の温度を調節するために、誘導路内の温度測定器の測定温度をフィードバックさせることができるので、より繊細な誘導路の温度調節が可能である。また、誘導路に取り付ける温度測定器の数は、1つよりも複数であることが好ましい。
(3) 前記誘導路制御装置は、前記誘導路に互いに間隔をおくように取り付けられた複数の温度調整器と、それぞれが隣接する温度調整器の間に設けられた、前記誘導路の温度を測定する複数の温度測定器と、電流を前記温度調整器に出力する電源装置と、前記電源装置から出力される電流を制御する電源制御手段と、を備え、前記複数の温度測定器それぞれは、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記電源制御手段に出力し、前記電源制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記電源装置から出力される電流の強さを制御し、前記電源装置は、前記電源制御手段からの制御に基づいて、前記複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、前記複数の温度調整器それぞれは、前記電源装置から出力される所定強さの電流により前記誘導路を加熱する(1)又は(2)に記載のガラス成形品製造装置。
(3)の発明におけるガラス成形品製造装置は、前記誘導路を電流による直接加熱することにより制御するものである。この装置においては、誘導路制御装置が、誘導路に互いに間隔をおくように取り付けられた複数の温度調整器と、それぞれが隣接する温度調整器の間に設けられた複数の温度測定器と、電流を温度調整器に出力する電源装置と、電源装置から出力される電流を制御する電源制御手段と、を備える。そして、複数の温度測定器それぞれが、誘導路の温度に関する温度情報を電源制御手段に出力し、電源制御手段が、温度情報に基づいて、誘導路の温度が流動方向に従うにつれて低くなるよう電源装置から出力される電流の強さを制御し、電源装置が、電源制御手段からの制御に基づいて、複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、複数の温度調整器それぞれが、電源装置から出力される所定強さの電流により誘導路を加熱する。
このような直接加熱は、後述の間接加熱に比べて、誘導路の周辺のスペースを必要としない、という特徴を有する。また、直接加熱による誘導路の温度変化速度は、間接加熱による誘導路の温度変化速度に比べて早いので、誘導路を短い時間で所望の温度に調整できる。
(4) 前記誘導路制御装置は、前記誘導路に隣接して取り付けられた温度調整器と、前記誘導路の温度を測定する複数の温度測定器と、燃料および空気を前記温度調整器に供給する燃料等供給装置と、前記燃料等供給装置から供給される燃料及び空気量を制御する温度制御手段と、を備え、前記温度調整機は火炎流を誘導路に吹き付けることにより、誘導路を外部から加熱し、前記複数の温度測定器それぞれは、前記誘導路の温度に関する温度情報を温度制御手段に出力し、前記温度制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記燃料等供給装置から供給される燃料の量及び空気量を制御し、前記燃料等供給装置は、前記温度制御手段からの制御に基づいて、前記温度調整器にし所定量の燃料及び空気を供給し、前記複数の温度調整器それぞれは、前記燃料等供給装置から供給される燃料を燃焼させ前記誘導路を加熱する(1)又は(2)に記載のガラス成形品製造装置。
(4)の発明におけるガラス成形品製造装置は、前記誘導路を外部から火炎流等により間接加熱することにより制御するものである。この装置においては、前記誘導路に隣接して取り付けられた温度調整器と、前記誘導路の温度を測定する複数の温度測定器と、燃料および空気を前記温度調整器に供給する燃料等供給装置と、前記燃料等供給装置から供給される燃料及び空気量を制御する温度制御手段と、を備える。そして前記温度調整機は火炎流を誘導路に吹き付けることにより、誘導路を外部から加熱し、前記複数の温度測定器それぞれは、前記誘導路の温度に関する温度情報を温度制御手段に出力し、前記温度制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記燃料等供給装置から供給される燃料の量及び空気量を制御し、前記燃料等供給装置は、前記温度制御手段からの制御に基づいて、前記温度調整器に所定量の燃料及び空気を供給し、前記複数の温度調整器それぞれは、前記燃料等供給装置から供給される燃料を燃焼させ前記誘導路を加熱する。
(4)の発明は(3)に記載のガラス成型品製造装置のような直接加熱に対し、いわゆる間接加熱と呼ばれる。間接加熱は、前記直接加熱に比べより誘導路のより広範囲な部分を加熱することが可能である、という特徴を有する。
また、製造されるガラスの着色性は、溶融されるガラスや誘導路の材質によっては、直接的な通電過熱より良好なことがある。また、誘導路自体の寿命も長くすることができる。
ここで火炎流等とは火炎流に加え高温の気体流を含むことを意図するものであり、使用される温度調節器としては公知のガスバーナー、重油バーナーなどの燃料を燃焼させることにより誘導路を加熱することができる加熱器具を想定している。もちろん(3)に記載の発明における通電による直接加熱と(4)に記載の間接加熱を併用してもよい。
(5) さらに、複数の成形型それぞれにより成形されたガラス成型品を搬送する搬送装置を備える(1)から(4)のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
(5)の発明におけるガラス成形品製造装置は、さらに、複数の成形型それぞれにより成形されたガラス成型品を搬送する搬送装置を備える。この搬送装置を使用することにより、成形型で成形されたガラス成形品を次工程、例えば重量測定工程や包装工程へ搬送することができる。
(6) さらに、ガラス成形品をガラス成形装置から搬送装置に逐次移載する第1の移載装置を備える(5)に記載のガラス成形品製造装置。
(6)の発明におけるガラス成形品製造装置は、さらに、ガラス成形品をガラス成形装置から搬送装置に逐次移載する第1の移載装置を備える。この移載装置を使用することにより、ガラス成形型上のガラス成形品を、搬送工程に送ることができる。
(7) さらに、搬送装置により搬送されるガラス成形品の重量を測定する重量測定装置と重量測定装置における測定結果に基づいてガラス成形品の選別を行う選別装置とを有する重量選別装置と、搬送装置と重量選別装置との間でガラス成形品を移載する第2の移載装置と、を備える(5)又は(6)に記載のガラス成形品製造装置。
(7)の発明におけるガラス成形品製造装置は、さらに、搬送装置により搬送されるガラス成形品の重量を測定する重量測定装置と重量測定装置における測定結果に基づいてガラス成形品の選別を行う選別装置とを有する重量選別装置と、搬送装置と重量選別装置との間でガラス成形品を移載する第2の移載装置と、を備える。この重量選別装置を備えることにより、所定の規格の範囲内にあるガラス成形品とそうでないものを選別することができる。
(8) 誘導路は白金又は白金合金製パイプからなる(1)から(7)のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
(8)の発明におけるガラス成形品製造装置は、誘導路が白金又は白金合金製パイプからなる。誘導路は、白金又は白金合金を使用することにより、高温の溶融ガラスにも耐えることができる。
(9) 複数の成形型それぞれには、溶融ガラスを受ける所定の受け面が形成され、受け面は、通気性を有する多孔材料により構成され、成形型それぞれの内部には、所定の気体供給室が形成され、さらに、気体供給室に連続して形成される気体供給路と、気体供給路に連結され気体供給室に気体を供給可能な気体供給源と、を備える(1)から(8)のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
(9)の発明におけるガラス成形品製造装置は、複数の成形型それぞれには、溶融ガラスを受ける所定の受け面が形成され、受け面は、通気性を有する多孔材料により構成され、成形型それぞれの内部には、所定の気体供給室が形成され、さらに、気体供給室に連続して形成される気体供給路と、気体供給路に連結され気体供給室に気体を供給可能な気体供給源と、を備える。このような装置態様により、溶融ガラスを成形する際に溶融ガラスを浮上させ、受け面とガラス表面とが非接触状態になるように成形することが可能になる。
(10) 誘導路制御装置は、誘導路の所定位置から誘導路の下流側端部までの範囲における温度勾配が、誘導路の上流側端部から誘導路の所定位置までの範囲における温度勾配より緩やかになるように誘導路を温度制御する(1)から(9)のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
(10)の発明におけるガラス成形品製造装置は、誘導路制御装置が、誘導路の所定位置から誘導路の下流側端部までの範囲における温度勾配が、誘導路の上流側端部から誘導路の所定位置までの範囲における温度勾配より緩やかになるように誘導路を温度制御する。
(1)の発明のようにガラス誘導路内の温度は、流動方向に進むにつれて単調減少していることが好ましい。特に、負の温度勾配の絶対値が溶融ガラスの流動方向に進むにつれて小さくなるように温度調整すると、特にガラス成形品は、泡、脈理又は失透などの影響を受けにくい。すなわち誘導路の温度勾配が、流動方向に進むにつれて徐々に緩やかになっていくことが好ましい。
また(1)の場合と同様に、「誘導路の所定位置から誘導路の下流側端部までの範囲における温度勾配が、誘導路の上流側端部から誘導路の所定位置までの範囲における温度勾配より緩やかになるように」とは、巨視的に見た場合であり、例えば、下記直接加熱を用いた場合のように、厳密には、とりわけ加熱箇所付近の温度勾配が局所的に緩やかに低くならなかったとしても、そのような場合をも除外する意図ではない。
(11) 誘導路制御装置は、複数の温度測定器それぞれにより測定される温度の全てが、溶融槽の温度よりも低くなるよう誘導路を温度制御する(2)から(9)のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
(11)の発明におけるガラス成形品製造装置は、誘導路制御装置が、複数の温度測定器それぞれにより測定される温度の全てが、溶融槽の温度よりも低くなるよう誘導路を温度制御する。誘導路内の温度が溶融槽の温度より大きくなると、溶解ガラスは、脈理などの影響を受けやすいという知見に基づくものである。
(12) 誘導路制御装置は、誘導路の上流側端部から誘導路の所定位置までの範囲を自然冷却し、かつ、誘導路の所定位置から誘導路の下流側端部までの範囲を自然冷却よりも緩やかな温度勾配となるように温度制御する(1)から(11)のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
(12)の発明におけるガラス成形品製造装置は、誘導路制御装置が、誘導路の上流側端部から誘導路の所定位置までの範囲を自然冷却し、かつ、誘導路の所定位置から誘導路の下流側端部までの範囲を自然冷却よりも緩やかな温度勾配となるように温度制御する。誘導路内の温度を自然冷却による誘導路内の温度勾配より緩やかな勾配に設定すると、溶融ガラスは脈理などの影響を受けにくいという知見に基づくものである。
(13) (1)から(12)のいずれかに記載のガラス成形品製造装置を用いたガラス成形品の製造方法であって、溶解装置により原料を溶融槽中で溶融して得られた融解ガラスを誘導路を介して流出する溶解工程と、流下装置により流出された溶融ガラスを流下させる流下工程と成形装置により流下された溶融ガラスを成形する成形工程と、を含み、溶解工程において、誘導路は、誘導路制御装置により流動方向に従うにつれて温度が低くなるよう温度制御されるガラス成形製品の製造方法。
(13)の発明におけるガラス成形製品の製造方法は、溶解装置により原料を溶融槽中で溶融して得られた融解ガラスを誘導路を介して流出する溶解工程と、流下装置により流出された溶融ガラスを流下させる流下工程と成形装置により流下された溶融ガラスを成形する成形工程と、を含み、溶解工程において、誘導路は、誘導路制御装置により流動方向に従うにつれて温度が低くなるよう温度制御される。
(14) (13)に記載の製造方法であって、前記複数の温度測定器は、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記電源制御手段に出力し、前記電源制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記電源装置から出力される電流の強さを制御し、前記電源装置は、前記電源制御手段からの制御に基づいて、前記複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、前記複数の温度調整器それぞれは、前記電源装置から出力される所定強さの電流により前記誘導路を加熱するガラス成形品の製造方法。
(14)の発明におけるガラス成形製品の製造方法は、(13)の方法において、前記誘導路を電流による直接加熱することにより制御するものである。すなわち(13)の方法において、前記複数の温度測定器は、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記電源制御手段に出力し、前記電源制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記電源装置から出力される電流の強さを制御し、前記電源装置は、前記電源制御手段からの制御に基づいて、前記複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、前記複数の温度調整器それぞれは、前記電源装置から出力される所定強さの電流により前記誘導路を加熱する。
(15) (13)に記載のガラス成形品製造装置を用いたガラス成形品の製造方法であって、前記複数の温度測定器は、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記温度制御手段に出力し、前記温度制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記燃料等供給装置から供給される燃料の量及び空気量を制御し、前記燃料等供給装置は、前記温度制御手段からの制御に基づいて、前記温度調整器にし所定量の燃料及び空気を供給し、前記複数の温度調整器それぞれは、前記燃料等供給装置から供給される燃料を燃焼させ前記誘導路を加熱するガラス成形品の製造方法。
(15)の発明におけるガラス成形製品の製造方法は、(13)の方法において、前記誘導路を外部から火炎流等により間接加熱することにより制御するものである。すなわち(13)の方法において、前記複数の温度測定器は、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記温度制御手段に出力し、前記温度制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記燃料等供給装置から供給される燃料の量及び空気量を制御し、前記燃料等供給装置は、前記温度制御手段からの制御に基づいて、前記温度調整器にし所定量の燃料及び空気を供給し、前記複数の温度調整器それぞれは、前記燃料等供給装置から供給される燃料を燃焼させ前記誘導路を加熱する。
(16) 溶解工程において、複数の温度測定器は、誘導路の温度に関する温度情報を電源制御手段に出力し、電源制御手段は、温度情報に基づいて、誘導路の温度が流動方向に従うにつれて低くなるよう電源装置から出力される電流の強さを制御し、電源装置は、電源制御手段からの制御に基づいて、複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、複数の温度調整器それぞれは、電源装置から出力される所定強さの電流により誘導路を加熱する(13)から(15)のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
(16)の発明におけるガラス成形品の製造方法は、溶解工程において、複数の温度測定器は、誘導路の温度に関する温度情報を電源制御手段に出力し、電源制御手段は、温度情報に基づいて、誘導路の温度が流動方向に従うにつれて低くなるよう電源装置から出力される電流の強さを制御し、電源装置は、電源制御手段からの制御に基づいて、複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、複数の温度調整器それぞれは、電源装置から出力される所定強さの電流により誘導路を加熱する。
(17) さらに、成形工程により成形されたガラス成形品を、搬送装置により搬送する搬送工程を含む(13)から(16)のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
(17)の発明におけるガラス成形品の製造方法は、さらに、成形工程により成形されたガラス成形品を、搬送装置により搬送する搬送工程を含む。
(18) さらに、ガラス成形品を、第1の移載装置により搬送装置に逐次移載する第1の移載工程を含む(13)から(17)のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
(18)の発明におけるガラス成形品の製造方法は、さらに、ガラス成形品を、第1の移載装置により搬送装置に逐次移載する第1の移載工程を含む。
(19) 溶解工程における誘導路は、白金又は白金合金製パイプからなり、成形工程における複数の成形型それぞれには、溶融ガラスを受ける所定の受け面が形成され、受け面は、通気性を有する多孔材料により構成され、複数の成形型それぞれの内部には、所定の気体供給室が形成され、さらに、気体供給室に連続して気体供給路が形成され、該気体供給路には気体供給室に気体を供給可能な気体供給源が連結され、気体供給源から気体供給室に供給された気体は、気体供給室から受け面側に通気し、溶融ガラスは、受け面側に通気した気体により、該受け面に非接触の状態で成形される(13)から(18)のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
(19)の発明におけるガラス成形品の製造方法は、溶解工程における誘導路が、白金又は白金合金製パイプからなり、成形工程における複数の成形型それぞれには、溶融ガラスを受ける所定の受け面が形成され、受け面は、通気性を有する多孔材料により構成され、複数の成形型それぞれの内部には、所定の気体供給室が形成され、さらに、気体供給室に連続して気体供給路が形成され、該気体供給路には気体供給室に気体を供給可能な気体供給源が連結され、気体供給源から気体供給室に供給された気体は、気体供給室から受け面側に通気し、溶融ガラスは、受け面側に通気した気体により、該受け面に非接触の状態で成形される。
(20) さらに、重量選別装置により搬送工程におけるガラス成形品の重量を測定し選別する重量選別工程と、搬送工程における搬送装置と重量選別工程における重量選別装置との間で第2の移載装置によりガラス成形品を移載する第2の移載工程と、を含む(13)から(19)のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
(20)の発明におけるガラス成形品の製造方法は、重量選別装置により搬送工程におけるガラス成形品の重量を測定し選別する重量選別工程と、搬送工程における搬送装置と重量選別工程における重量選別装置との間で第2の移載装置によりガラス成形品を移載する第2の移載工程と、を含む。
(21) (13)から(20)のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法により製造されたガラス成形品を精密プレス成形する精密プレス工程を含む光学素子の製造方法。
(21)の発明における光学素子の製造方法は、製造されたガラス成形品を精密プレス成形する精密プレス工程を含む。
(13)から(20)の方法により製造されたプリフォームを精密プレス成形する場合は、プリフォーム製造工程と精密プレス工程が連結されており、ガラス溶解から光学素子のプレスまでが連続的な工程になっていてもよい。逆に、プリフォーム製造と精密プレス工程とが不連続であってもよい。
本発明によれば、原料を溶融して、泡、脈理等の少ないガラス成形品を製造するガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法を提供することができる。
[ガラス成形品製造装置]
図1に示すように、ガラス成形品製造装置10は、ガラス原料を溶解する溶解装置100と、溶解装置100により溶解された溶融ガラスCを流下させる流下装置300と、流下装置300により流下された溶融ガラスCを成形するガラス成形装置400と、を備える。
図1に示すように、ガラス成形品製造装置10は、ガラス成形装置400により成形されたガラス成形品Eを搬送する搬送装置800と、ガラス成形装置400により成形されたガラス成形品Eを搬送装置800に移載する第1の移載装置500と、搬送装置800により搬送されるガラス成形品Eの重量を測定すると共にその測定結果に基づいて選別する重量選別装置700と、搬送装置800により搬送されるガラス成形品Eを重量選別装置700に移載する第2の移載装置600と、を更に備えることができる。
[溶解装置及び流下装置]
図2に示すように、溶解装置100は、溶解炉120を内部に備えた溶融槽110と、通電により発熱し溶解炉120に熱を供給するための発熱体116と、溶解炉120の内部の溶融ガラスCを攪拌するための攪拌器具140とを含む。溶解炉120は、ガラス原料の投入、溶解、清澄、及び攪拌を行うための耐火るつぼである。耐火るつぼとしては例えば金、白金、白金合金、石英るつぼが好ましい。
溶融槽110は、ガラス原料を溶解させ、清澄させ、均質化させるまでの機能をもった間欠式の間欠炉を構成するが、これらの機能をユニット型に連結した連結式の連結炉を構成してもよい。
溶解炉120は、溶解炉120の内部に形成された対流攪拌室に半球体と円筒体とを備えることが好ましい。この場合、半球体と円筒体とは、半球体と円筒体との中心が溶解炉120の中心線上に位置するように、溶解炉120の内部で組み合わさっていることが好ましい。しかし、溶解炉120の内部に形成された対流攪拌室は、これに限定されるものではない。すなわち、対流攪拌室は、溶融ガラスCの滞留を引き起こさない形状のものであればどのようなものでもよい。
溶解炉120は、さらに、ガラス原料を投入するための投入部126と、投入部126の最上部に開口する円形の開口部130と、開口部130を覆う蓋128とを備えることが好ましい。
また、溶解炉120の内部に配置される攪拌器具140は、回転軸142と、この回転軸に一体的に固定されたスクリュー羽根144とを有する。攪拌器具140の形状は、螺旋状スクリュー状のもののみからなるものであってもよい。1つの溶解炉120あたりの攪拌器具の個数は、1つであってもよく、また、複数であってもよい。溶融ガラスの攪拌は攪拌器具によるものでなくともよく、例えば空気や不活性ガスによるバブリング等の公知の攪拌方法が使用でき、酸化アンチモンなどの脱泡剤を用いて、脱泡剤の添加と攪拌を同時に行ってもよい。
溶融槽110は、ガラス原料を溶解させ、清澄させ、均質化させるまでの機能をもった間欠式の間欠炉を構成するが、これらの機能をユニット型に連結した連結式の連結炉を構成してもよい。
溶解炉120を加熱する加熱手段として通電により発熱する発熱体116を用いているが、これに限定されない。例えば、加熱手段は、燃料の燃焼により加熱する方法、及び溶解炉120に直接通電して加熱する方法や高周波誘導加熱法でもよい。すなわち、加熱手段は、溶解炉120を均一に加熱できるものであれば、どのようなものでもよい。
図3に示すように、誘導路200の一端は、溶解炉120のせん断攪拌室124の側面の最下部に接続している。誘導路200の他端は、後述する流下装置300を構成する。誘導路200は、一端から他端に向けてほぼ同一の割合で下がる直線降下パイプ210と、直線降下パイプ210に連続して接続され直線降下パイプ210に流れた溶融ガラスを垂直方向に転向させる転向パイプ220と、一端が転向パイプ220に接続し、他端が溶融ガラスをガラス成形装置400の成形型430(図4参照)に滴下させる流下パイプ230とを備える。本実施形態においては、転向パイプ220及び流出パイプにより流下装置300を構成する。
誘導路200は誘導路自体に通電することにより加熱する直接加熱又は外部の加熱器具により外側から加熱する間接加熱のいずれか一方又は両方を用いて、温度制御することができる。
誘導路200を直接加熱する場合は、これに直接通電することにより加熱され、誘導路200の内部を流れる溶融ガラスの粘度を所定の値に調節することができる白金あるいは白金合金で構成されている。誘導路200は、細長いパイプで構成されているが、これに限らず、溶融ガラスが流れる方向にわたって上部が開放している樋のような形状であってもよい。
誘導路200は、誘導路制御装置により温度制御される。誘導路制御装置は、誘導路200の温度を制御することで、流下装置300から流下される溶融ガラスCの単位時間あたりの流下量を調整することができる。
誘導路制御装置は、溶融ガラスCの流動方向Fに従うにつれて誘導路200の温度が低くなうように温度制御する。詳細には、誘導路200の所定位置から下流側端部までの範囲における温度勾配が、誘導路200の上流側端部から誘導路の所定位置までの範囲における温度勾配よりも緩やかになるよう誘導路200の温度を制御する。例えば、誘導路200の上流端部から所定位置までの範囲を自然冷却し、この所定位置から下流端部までの範囲を自然冷却された場合よりも緩やかな温度勾配で温度が低下していくように温度制御することができる。
誘導路制御装置は、例えば、誘導路200の表面に互いに間隔を置くように取り付けられた温度調整器である第1リード板251、第2リード板252、第3リード板253、第4リード板254及びオリフィスリード板255と、それぞれが隣接する温度調整器の間に設けられた第1温度測定器256、第2温度測定器257、第3温度測定器258及び第4温度測定器259と、上記温度調整器に電流を出力する不図示の電源装置と、電源装置により出力される電流を制御する不図示の電源制御手段と、を備える。
第1リード板251は、溶融槽110に最も近い位置に取り付けられている。第2リード板252は、直線降下パイプ210の中央に取り付けられている。第3リード板253は、直線降下パイプ210と転向パイプ220との連結部に設けられている。第4リード板254は、転向パイプ220と流下パイプ230との連結部に設けられている。オリフィスリード板255は、流下パイプ230の最下部近傍に設けられている。
第1リード板251、第2リード板252、第3リード板253、第4リード板254及びオリフィスリード板255に所定の電流を印加することで、誘導路200が電気抵抗として作用し、発熱し、ひいては、誘導路200が加熱する。これにより、誘導路制御装置は、流下パイプ230の内部を流れる溶融ガラスCの流出量を制御することができる。
第1温度測定器256、第2温度測定器257、第3温度測定器258及び第4温度測定器259は、それぞれ第1リード板251と第2リード板252との間、第2リード板252と第3リード板253との間、第3リード板253と第4リード板254との間、第4リード板254とオリフィスリード板255との間に配置される。
第1温度測定器256、第2温度測定器257、第3温度測定器258及び第4温度測定器259は、それぞれ取り付けられた位置における誘導路200の温度を測定する。そして、測定された温度に関する温度情報は、不図示の電源制御手段に出力される。
不図示の電源制御手段は、第1温度測定器256、第2温度測定器257、第3温度測定器258及び第4温度測定器259それぞれから出力される温度情報に基づいて、電源装置から出力される電流の強さを制御する。具体的には、電源制御手段は、誘導路200の温度が流動方向Fに従うにつれて温度が低くなるように、電源装置から第1リード板251、第2リード板252、第3リード板253、第4リード板254及びオリフィスリード板255それぞれに出力される電流の強さを制御する。
不図示の電源装置は、電源制御手段からの制御に基づいて、所定強さの電流を第1リード板251、第2リード板252、第3リード板253、第4リード板254及びオリフィスリード板255それぞれに出力する。
具体的には、測定された温度が第1温度測定器256、第2温度測定器257、第3温度測定器258及び第4温度測定器259の順で高くなるように、電源装置から、第1リード板251、第2リード板252、第3リード板253、第4リード板254及びオリフィスリード板255それぞれに所定強さの電流が出力される。その結果として、第1温度測定器256、第2温度測定器257、第3温度測定器258及び第4温度測定器259それぞれにより測定される温度の全てが、溶融槽110における溶融ガラスCの温度よりも低くなるように温度制御される。
詳細には、第1温度測定器256から出力される温度情報に基づいて、第1リード板251と第2リード板252とに出力する電流の強さを調整することで第1リード板251と第2リード板252との間の直線降下パイプ210の温度を制御することができる。
同様に、第2温度測定器257から出力される温度情報に基づいて、第2リード板252と第3リード板253とに出力する電流の強さを調整することで第2リード板252と第3リード板253との間の直線降下パイプ210の温度を制御することができる。
また、第3温度測定器258から出力される温度情報に基づいて、第3リード板253と第4リード板254とに出力する電流の強さを調整することで第3リード板253と第4リード板254との間の転向パイプ220との温度を制御することができる。
また、第4温度測定器259から出力される温度情報に基づいて、第4リード板254とオリフィスリード板255とに出力する電流の強さを調整することで第4リード板254とオリフィスリード板255との間の流下パイプ230の温度を制御することができる。
次に誘導路200を間接加熱する場合について説明する。この場合、誘導路内の温度条件は直接加熱の場合と大差は無いが、温度制御のために誘導路周辺に温度調節器、例えばガスバーナーや重油バーナーが複数設置されていることが好ましい。ここで温度調節器はそれぞれ燃料等供給装置から供給される燃料を使用して誘導路を加熱することができる。温度測定器256〜259によってもたらされる温度情報を温度制御手段が受け取ると、温度制御手段は燃料等供給装置から供給される燃料等を調節し、温度調節器による加熱能力を制限し、誘導路の温度勾配が前記態様になるように調節する。
本発明において誘導路の加熱は直接又は間接或いは両方を使用することができる。間接加熱の場合、複数の温度調節器を使用することが好ましいが、これに制限されるものではない。例えば大型のバーナー等であれば、一定の燃焼量のまま、誘導路との距離を部分的に調節することにより、温度調節が可能である。
[ガラス成形装置]
図4は、ガラス成形装置400の構成の概略の一例である。ガラス成形装置400は、概略、回転自在に支承された回転テーブル422と、回転テーブル422の周縁部の同心位置上に配置され流下パイプ230の下端から流出された溶融ガラスを受け入れ可能な複数の成形型430とを有する。
具体的には、ガラス成形装置400は、回転軸425を回転自在に支承され、右回り又は左回りに回転可能な円盤状の回転テーブル422と、不図示の回転用駆動源に連結する回転軸425とを有する。ガラス成形装置400は、場合によっては回転軸425の周辺に冷却装置423を設けてもよい。
ガラス成形装置400は、さらに、成形型430の凹状成形面430aに開口する細孔から加熱された気体が噴出するように、回転軸425に設けられたセンターパイプから、気体パイプ427、428、429を含む気体供給路426を通じて成形型430の内部433(図6参照)に供給される。
また、ガラス成形装置400及びその近傍には、成形型430の移動経路近傍に位置し、成形型430の移動経路上に位置する溶融ガラス供給手段である流下パイプ230と、成形型430の移動経路上に位置するガラス成形品E回収手段である第1の移載装置500とが、回転テーブル422の回転方向に向かって、バーナー450、流下パイプ230及び第1の移載装置500の順に配置されている。成形されるガラスの種類により、成形型430を個別に加熱する成形型加熱装置であるバーナー450を設けてもよい。
バーナー450は、回転テーブル422が静止状態の時には、複数の成形型430のうち、ひとつの成形型430に向かって火炎を照射できる位置に配置されている。
流下パイプ230の下端230aは、回転テーブル422が静止状態の時には、複数の成形型430のうち、ひとつの成形型430の直上に位置している。
第1の移載装置500は、回転テーブル422が静止状態の時には、複数の成形型430のうち、ひとつの成形型430の直上に位置している。第1の移載装置500は水平方向に180度回転することができ、上下方向に昇降することができる。第1の移載装置500は、テイクアウト装置とも呼ばれる。
図5に示すように、複数の成形型430は、回転テーブル422の周縁部の同心位置上になるように、回転テーブル422に、配置されている。
成形型430は、溶融ガラスC及び/又はガラス成形品Eを受けた状態において、所定の温度条件になるよう温度制御される。例えば、成形型430は、成形型加熱装置であるバーナー450により溶融ガラスCを受けた状態の成形型430及び/又は溶融ガラスCを受けていない状態の成形型430が加熱され、該成形型430が溶融ガラスCを受けてからガラス成形品Eが第1の移載装置500により搬送装置800に移載されるまでの間である溶融ガラスC及び/又はガラス成形品Eを受けた状態における温度が制御される。
例えば、成形型430が溶融ガラスCを受けてからガラス成形品Eが第1の移載装置500により搬送装置800に移載されるまでの間である溶融ガラスC又はガラス成形品Eを受けた状態における所定時に、溶融ガラスCを受けたときよりも高い温度になるよう温度制御される。
また、例えば、成形型430が溶融ガラスCを受けてからガラス成形品Eが第1の移載装置500により搬送装置800に移載されるまでの間である溶融ガラスC又はガラス成形品Eを受けた状態において、複数の成形型430それぞれにおける最高温度と最低温度との差が10℃以下になるよう温度制御される。
また、例えば、所定のガラス成形品Eを受けている成形型430の温度が該所定のガラス成形品Eが第1の移載装置500により移載される先の所定のパレット862のような収容容器における温度よりも高くなるよう温度制御される。
すなわち、本発明において成形型を加熱する場合は、加熱手段の個数、場所は特に限定するものでなく、ガラスの成分によって適宜変更することが好ましい。
図6に示すように、成形型430の上面には、受け面である凹状成形面430aが形成されている。凹状成形面430aは、流下パイプ230の下端230aから流出された溶融ガラスCを受け入れる面である。凹状成形面430aには、気体を噴出可能な細孔(図示せず)が形成される通気性の多孔材料体431で構成されることが好ましい。多孔材料体431の内部433には空間が形成されている。成形型430は、多孔材料体431の内部433の空間から細孔を通って凹状成形面430aに気体を噴出させることにより、凹状成形面430aにある溶融ガラスを浮上させてプリフォームを成形させるようにするためである。
また溶融ガラスを浮上成形するためには、必ずしも成形型は多孔質材料からなるものでなくともよく、特開2003−40632号公報に記載されるようなものであってもよい。
本発明における成形型については、特開2003−20248、特開2000−95531のような公知の手法を使用することができる。
また、成形するガラスの熱特性により、適宜、成形型を加熱してもよい。
[第1の移載装置]
図7及び図8に示すように、第1の移載装置500は、回転可能な回転軸501と、回転軸501に支承され、水平方向にかつ互いに反対方向に延びている一対の回転アーム521、522を備えている。回転アーム521、522はその先端に一対の吸着ハンド503c、503dを備えている。
第1の移載装置500は、回転軸501を昇降、移動させる移動装置504、505、506を有する。移動装置506は、取り付け部材506aを介して冷却装置423に組み付けられている。この第1の移載装置500を昇降、回転させることにより、成形されたガラス成形品を成形型内から取出し、移載することができる。
本発明において使用される移載装置のガラス取出し方法は、吸着によるものでなくともよい。
[搬送装置]
図9に示すように、搬送装置800は、ガラス成形品Eを収容するパレット862と、パレット862を載置して移動させる容器移動装置である2つのベルト864を有するベルトコンベア860と、パレット862を加熱する容器加熱装置850と、を備える。
パレット862は、例えば、4つのガラス成形品Eを載置することができるように、表面に4つの凹状形成面862aが形成される。凹状形成面の個数は任意の数でよい。
容器加熱装置850は、ガラス成形品Eが成形型430から複数のパレット862に移載される前に、該複数のパレット862それぞれを加熱する。これにより、ガラス成形品Eの温度との差異を小さくして、温度差による悪影響を排除することができる。
なお、容器加熱装置の数は任意の数でよく、加熱方法もガス等の燃料による加熱でも、電気による加熱でもよい。ただし、パレットの材質は、当該加熱装置により加熱されても変形等の不利益を受けないことが必要である。
[第2の移送装置]
第2の移載装置600は、ベルトコンベア860よりも高い位置に設けられている。ベルトコンベア860の長手方向に対して垂直に延伸する構造となっている。ベルトコンベア860は、レール682と、レール682から垂直方向に突出している天板684と、天板684の底面の四隅から、鉛直方向に延伸している4つの吸引パイプ692とを有する。なお、第2の移載装置600は、ガラスゴブ移送装置とも呼ばれる。
天板684は、ベルトコンベア860の直上から、重量選別装置700の4つの秤量装置710の直上までレール682に沿って水平方向に移動可能である。吸引パイプ692は、上下方向に伸縮可能な構造となっている。吸引パイプ692は、大気を吸引、吐出することが可能な構造となっており、大気を吸引することによってガラス成形品Eを一定期間、吸引し、吸着保持することができ、一方、大気を吐出することによってガラス成形品Eを吸引パイプ692から放出することが可能となっている。
第2の移載装置600は、ベルトコンベア860によってパレット862が所定の取出し位置である移送位置864bに移載された場合、パレット862からガラス成形品Eを取り出すとともに、秤量装置710にガラス成形品Eを移送する(第一移送手段)。
第2の移載装置600は、4つの秤量表示装置722が、ガラス成形品Eの重量が所定の基準範囲内であると判断した場合に、所定の秤量位置からガラス成形品Eをパレット62に移送する(第二移送手段)。
なお、第2の移載装置600は、第一移送手段と第二移送手段を同一としているが、別々に第一移送手段と第二移送手段を設けるようにしてもよい。
[重量選別装置]
重量選別装置700は、ガラス成形品Eを秤量するためにガラス成形品Eの重量を電気信号に変換する4つの秤量装置710と、ガラス成形品Eを秤量した結果を表示するとともに、所定の基準範囲内であるか否かを判断する秤量表示装置群720と、基準範囲内でないガラス成形品Eを吸引してガラス成形品製造装置10から排出する4つのバキュームダクト712と、このバキュームダクト712とそれぞれに連通している4つの真空ポンプ713とを有する。なお、バキュームダクト712は、その一部を省略して記載している。
秤量装置710の上面の所定の秤量位置に相当する位置に凹状形成面710aが形成されている。第2の移載装置600によって移送されたガラス成形品Eは、凹状形成面710aに載置される。秤量装置710は、ガラス成形品Eが凹状形成面710aに載置されると、ガラス成形品Eを秤量し、ガラス成形品Eの重量に対応する電気信号を秤量表示装置722に伝達する。信号の伝達経路は、有線であっても無線であってもよい。なお、秤量装置710は、電子天秤の一例である。
秤量表示装置群720は、4つの秤量表示装置722を含む。秤量表示装置722は、液晶表示装置723を有するとともに、CPU、ROM、RAM(いずれも図示せず)等を備えている。この秤量表示装置722は、秤量装置710から送信された電気信号に基づいて、ガラス成形品Eの重量を算出し、当該ガラス成形品Eが所定の基準範囲内の重量であるか否かを判断する。すなわち、秤量表示装置722は、秤量装置710によって秤量された結果が所定の基準範囲内であるか否かを判断(判定)する合否判断(判定)手段として機能する。
バキュームダクト712は、その末端部712aを秤量装置710の近傍に設けた、金属製の断面が矩形の筒状体であるが、その材質は金属以外、例えば、プラスチック等であってもよい。
真空ポンプ713は、不図示の不良品回収部を経由して、バキュームダクト712と連通している。真空ポンプ713の電源が投入されると、バキュームダクト712を真空状態にして凹状形成面710aに載置されたガラス成形品Eが吸引され、不良品回収部にガラス成形品Eが回収される。すなわち、秤量表示装置722が、ガラス成形品Eの重量が所定の基準範囲内でないと判断した場合に、真空ポンプ713を作動させて、ガラス成形品Eを吸引して外部に排出することになる。なお、バキュームダクト712及び真空ポンプ713は、外部排出手段の一例である。
以上のガラス成形品製造装置10は、以下のようにガラス成形品Eを製造する。
ガラス成形品Eの製造に際しては、まず、カレットなどのガラス原料を投入部126から溶解炉120内に投入する。発熱体116を通電により発熱させることにより、溶解炉120に熱が伝わり、溶解炉120と溶解炉120内部のカレットが加熱される。カレットの温度が融点に達すると、カレットは溶解をはじめ、不均一な溶融ガラスとなる。
カレットが溶解され、不均一な溶融ガラスとなった後は、溶解炉120内に攪拌器具140を挿入し、対流攪拌を行う。対流攪拌においては、回転軸142が回転することにより、スクリュー羽根144が回転し、溶融ガラスの液中の気泡が除去される(脱泡)。
溶融ガラスに対流が引き起こされると、溶融ガラスの一部に滞留している成分が、対流による攪拌により溶融ガラスの全体に広がり、結果として均一な溶融ガラスが得られる。
しかしながら、対流攪拌により得られた均一な溶融ガラスは、長時間均一な状態を保つことができない。具体的には、口径の小さいガラス成形品Eの製造過程においては、単位時間当たりのガラス消費量が少ないため、溶融ガラスが長時間溶解した状態に置かれることになる。この結果、溶融ガラスの組成物の比重の違いから、溶融ガラスの一部の成分の部分的な分離が起こり、あるいは、溶融ガラスの一部の成分の揮発により、溶融ガラスの表面付近での溶融ガラスの組成が不均一になり、脈理が発生する。
脈理を含む溶融ガラスの一部は、せん断攪拌室124に送られる。対流攪拌室122とせん断攪拌室124の境界に障壁146が存在することにより、せん断攪拌室124へ、脈理を含む溶融ガラスが大量に流入することを防止することができる。せん断攪拌室124に送られた溶融ガラスは、せん断攪拌により攪拌される。
誘導路200は、溶融ガラスの流動方向に従うにつれて、誘導路200の温度が低くなるように、誘導路制御装置によって、温度制御されている。
具体的には、直接加熱の場合、誘導路制御装置は、第1リード板251と第2リード板252とに印可する電圧を調節することで、第1リード板251と第2リード板252との間の直線降下パイプ210の温度を制御する。誘導路制御装置は、第2リード板252と第3リード板253とに印可する電圧を調節することで、第2リード板252と第3リード板253との間の直線降下パイプ210の温度を制御する。誘導路制御装置は、第3リード板253と第4リード板254とに印可する電圧を調節することで、第3リード板253と第4リード板254との間の転向パイプ220の温度を制御する。誘導路制御装置は、第4リード板254とオリフィスリード板255とに印可する電圧を調節することで、第4リード板254とオリフィスリード板255との間の流下パイプ230の温度を制御する。間接加熱の場合は、これに加え誘導路の近傍に設置されたガスバーナー等の温度調節器により温度調節される。
したがって、せん断攪拌室124でせん断攪拌され、均一になった溶融ガラスは、その状態を維持したまま、誘導路200を通じてガラス成形装置400に送られる。
回転軸425は、一定の速度で間欠的に回転する。回転軸424が回転することにより、回転軸425が支承する回転テーブル422が回転する。
回転テーブル422に配置された成形型430は、回転テーブル422が回転することにより、流下パイプ230の直下に移動する。
図10に示すように、流下パイプ230から成形型430に溶融ガラスが滴下されると、図11に示すように、成形型430から噴出する気体の圧力により、成形型430と溶融ガラスCとが非接触状態に保たれ、溶融ガラスCを成形する。
流下パイプ230が成形型430に溶融ガラスを滴下すると、不図示のセンサーが溶融ガラスCを検知して回転テーブル422を回転させ、溶融ガラスCを受け入れた成形型430が回転テーブル422の回転に伴って移動する。回転テーブル422の回転に伴い、成形型430が流下パイプ230の直下から第1の移載装置500の直下に移動する。この間に溶融ガラスは曲面体に成形され、冷却され、ガラス成形品Eとなる。
具体的には、凹状成形面430aに受け入れられた溶融ガラスは、徐々に冷却、固化されてガラス成形品E(ガラスゴブ、ガラス塊、ガラスプリフォームともいう)となるとともに、細孔から噴出された気体により、凹状成形面430aから非接触状態の位置に浮遊し成形されていく。
また、急激な温度降下がガラス成型品Eの成形の最中に生じると、ガラス成形品にワレ、カケ等の不利益をもたらす。このような場合には、任意の箇所に加熱装置を配置させ、この加熱装置により、成形型を所定の温度になるように加熱することが好ましい。これにより成形型の急激な温度低下が起こらなくなり、結果としてガラス成形品の不良率を下げることとなる。
そして、形成されたガラス成形品Eは、第1の移載装置500によって回収される。
第1の移載装置500は吸着ハンド503a、503b、503c、503dを備え、成形型内のガラス成形品を吸着し、回転軸を中心に回転することにより、搬送装置800へ移載する。
第1の移載装置500がガラス成形品Eを回収した後の、空になった成形型430は、回転テーブル422の回転に伴って、再びバーナー450による火炎の照射位置まで移動し、バーナー450により加熱してもよい。
溶融ガラスを受け入れる成形型430がバーナー450により加熱されることにより、溶融ガラスCと成形型430との温度差が減少し、溶融ガラスCが急冷されないため、溶融ガラスCの急激な体積変化を防止し、溶融ガラスCが冷却されて得たガラスに亀裂が入ることを防止できる。
また、成形型430から気体を噴出させ、成形型430と溶融ガラスCとを非接触状態に保ち、溶融ガラスCを回転させながら冷却するため、成形型430と溶融ガラスCが接触せず、溶融ガラスCが冷却されて得たガラスの表面に接触跡のないガラス成形品Eを得ることができる。
ガラス成形装置400には、ガラス成形品Eを生産している間、回転軸425を冷却し、回転軸425の焼きつき等を防ぐための冷却装置423を設けてもよい。
そして、この冷却装置423があれば、成形型430をバーナー450により加熱することにより回転軸425が間接的に熱せられても、回転テーブル422の動きをスムーズに保つことができる。
次に、重量選別装置700の動作について説明する。
第1の移載装置500によって、成形型430から移送されたガラス成形品Eは、ベルトコンベア860のベルト864上の移送位置864aでパレット862に載置される。パレット862に、4つのガラス成形品Eが載置されると、ベルトコンベア860は、不図示のモータを駆動させてベルト864を所定時間(所定距離)移動させることにより、パレット862を移送位置864bまで搬送する。
パレット862が移送位置864bまで搬送されると、4つの吸引パイプ692の末端部がパレット862の凹状形成面862aの上方に位置するように、天板684が平行移動する。
そして、吸引パイプ692によってガラス成形品Eが吸着保持されると、吸引パイプ692が秤量装置710の上方に位置するように、天板84が平行移動する。吸引パイプ692はガラス成形品Eを放出し、ガラス成形品Eはそれぞれ秤量装置710の凹状形成面710aに載置される。
秤量装置710は、凹状形成面710aに載置されたガラス成形品Eを秤量する。秤量装置710は、ガラス成形品Eの重量に対応した電気信号を秤量表示装置722に伝達する。この電気信号に基づいてガラス成形品Eの重量を算出した秤量表示装置722は、凹状形成面710aに載置されたガラス成形品Eが所定の基準範囲内の重量であるか否かを判断する。基準の範囲外となったガラス成形品は排出される。
真空ポンプ713が作動された後に、吸引パイプ792が昇降して、排出されなかったガラス成形品E、すなわち、基準範囲内のガラス成形品Eはパレット862に戻される。
搬送装置800は、搬送されたパレット862からガラス成形品Eを回収して、次工程にガラス成形品を移送する。
図12は本発明の実施態様(実施例1及び2)の誘導路内に設置された複数の各温度測定点における温度と溶融ガラスの流動距離との関係を図示したものである。
図13は本発明の規定に反する実施態様(比較例1及び2)の誘導路内に設置された複数の各温度測定点における温度と溶融ガラスの流動距離との関係を図示したものである。
実施例1及び2並びに比較例1及び2において、ガラス溶融槽の温度はいずれも1200℃で、誘導路末端の温度は930℃で共通している。また、いずれの例においても誘導路としては白金パイプを使用し、白金パイプには溶融ガラスの流動方向に従いNo.1からNo.7の温度測定器が設置されている。No.1は溶融槽出口直後であり、No.7はパイプの末端で、オリフィスとの接合部近傍である。パイプの加熱は直接加熱及び/又は間接加熱により制御することにより、図1及び図2の温度曲線を実現した。
図12において実施例1は、溶融ガラス流の流動方向に向かって誘導路の温度が単調減少し、かつその勾配も徐々に緩やかになっている。このような温度制御が本発明の理想的な実施態様である。また実施例2はNo.6でわずかに誘導路の温度が上昇している。実施例1及び2の態様にて製造されたガラスは、泡、脈理、失透のいずれも発生しておらず、光学素子の成形に適したものであった。
一方、図13において、比較例1は誘導路の温度勾配が徐々に大きくなっている。このように誘導路内を長時間高温で流動した結果、得られたガラスは大量の泡が混入していた。また、比較例2は誘導路の温度を下げすぎて急激に上げた場合であるが、この場合、得られたガラスには大量の失透が生じており、光学ガラスとして使用できるものではなかった。
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明に係るガラス成形品製造装置の構成の概略の一例を示す図である。 図1に示したガラス成形品製造装置の一部を構成する溶解装置の断面の概略の一例を示す図である。 図1に示したガラス成型品製造装置の一部を構成する誘導路及び流下パイプの断面の概略の一例を示す図である。 図1に示したガラス成型品製造装置の一部を構成するガラス成形装置の構成の概略の一例である。 図4に示したガラス成形装置の上面図である。 図5に示したガラス成形装置の成形型の構成の垂直断面の概略の一例である。 図1に示したガラス成型品製造装置の一部を構成する第1の移載装置の構成の正面概略の一例である。 図7に示した第1の移載装置の構成の上面概略の一例である。 図1に示したガラス成型品製造装置の一部を構成する搬送装置の構成の概略の一例である。 図3に示した流下パイプから成形型に溶融ガラスが滴下される状態の一例である。 図10に続く状態の一例である。 本発明の好ましい実施態様における、誘導路内の温度を表すグラフである。 本発明の実施態様でない比較例の、誘導路内の温度を表すグラフである。
符号の説明
10 ガラス成形品製造装置
100 溶解装置
200 誘導路
300 流下装置
400 ガラス成形装置
500 第1の移載装置
600 第2の移載装置
700 重量選別装置
800 搬送装置

Claims (21)

  1. 原料を溶融して溶融ガラスにする溶融槽と、前記溶融槽に接続され前記溶融ガラスを前記溶融槽から流出する誘導路とを有する溶解装置と、
    前記誘導路を介して流出された溶融ガラスを流下させる流下装置と、
    前記流下された溶融ガラスを成形する複数の成形型を有するガラス成形装置と、
    前記溶融ガラスの流動方向に従うにつれて前記誘導路の温度が低くなるように、前記誘導路の温度制御を行う誘導路制御装置と、を備えるガラス成形品製造装置。
  2. 前記誘導路制御装置は、前記誘導路に取り付けられた温度調整器と、
    前記誘導路の温度を測定する複数の温度測定器と、
    温度調整器の加熱能力を制御する温度制御手段と、を備え、
    前記複数の温度測定器それぞれは、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記温度制御手段に出力し、
    前記温度制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記温度調整器を制御し、
    前記温度調整器は、前記温度制御手段からの制御に基づいて、前記誘導路を加熱する請求項1に記載のガラス成形品製造装置。
  3. 前記誘導路制御装置は、前記誘導路に互いに間隔をおくように取り付けられた複数の温度調整器と、
    それぞれが隣接する温度調整器の間に設けられた、前記誘導路の温度を測定する複数の温度測定器と、
    電流を前記温度調整器に出力する電源装置と、
    前記電源装置から出力される電流を制御する電源制御手段と、を備え、
    前記複数の温度測定器それぞれは、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記電源制御手段に出力し、
    前記電源制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記電源装置から出力される電流の強さを制御し、
    前記電源装置は、前記電源制御手段からの制御に基づいて、前記複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、
    前記複数の温度調整器それぞれは、前記電源装置から出力される所定強さの電流により前記誘導路を加熱する請求項1又は2に記載のガラス成形品製造装置。
  4. 前記誘導路制御装置は、前記誘導路に隣接して取り付けられた温度調整器と、
    前記誘導路の温度を測定する複数の温度測定器と、
    燃料および空気を前記温度調整器に供給する燃料等供給装置と、
    前記燃料等供給装置から供給される燃料及び空気量を制御する温度制御手段と、を備え、
    前記温度調整機は火炎流を誘導路に吹き付けることにより、誘導路を外部から加熱し、
    前記複数の温度測定器それぞれは、前記誘導路の温度に関する温度情報を温度制御手段に出力し、
    前記温度制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記燃料等供給装置から供給される燃料の量及び空気量を制御し、
    前記燃料等供給装置は、前記温度制御手段からの制御に基づいて、前記温度調整器に所定量の燃料及び空気を供給し、
    前記複数の温度調整器それぞれは、前記燃料等供給装置から供給される燃料を燃焼させ前記誘導路を加熱する請求項1又は2に記載のガラス成形品製造装置。
  5. 前記複数の成形型それぞれにより成形されたガラス成型品を搬送する搬送装置を備える請求項1から4のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
  6. 前記ガラス成形品をガラス成形装置から前記搬送装置に逐次移載する第1の移載装置を備える請求項5に記載のガラス成形品製造装置。
  7. 前記搬送装置により搬送されるガラス成形品の重量を測定する重量測定装置と前記重量測定装置における測定結果に基づいて前記ガラス成形品の選別を行う選別装置とを有する重量選別装置と、
    前記搬送装置と前記重量選別装置との間で前記ガラス成形品を移載する第2の移載装置と、を備える請求項5又は6に記載のガラス成形品製造装置。
  8. 前記誘導路は白金又は白金合金製パイプからなる請求項1から7のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
  9. 前記複数の成形型それぞれには、前記溶融ガラスを受ける所定の受け面が形成され、
    前記受け面は、通気性を有する多孔材料により構成され、
    前記成形型それぞれの内部には、所定の気体供給室が形成され、
    さらに、前記気体供給室に連続して形成される気体供給路と、該気体供給路に連結され前記気体供給室に気体を供給可能な気体供給源と、を備える請求項1から8のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
  10. 前記誘導路制御装置は、前記誘導路の所定位置から前記誘導路の下流側端部までの範囲における温度勾配が、前記誘導路の上流側端部から前記誘導路の所定位置までの範囲における温度勾配より緩やかになるように前記誘導路を温度制御する請求項1から9のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
  11. 前記誘導路制御装置は、前記複数の温度測定器それぞれにより測定される温度の全てが、前記溶融槽の温度よりも低くなるよう前記誘導路を温度制御する請求項2から10のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
  12. 前記誘導路制御装置は、前記誘導路の上流側端部から前記誘導路の所定位置までの範囲を自然冷却し、かつ、前記誘導路の所定位置から前記誘導路の下流側端部までの範囲を自然冷却よりも緩やかな温度勾配となるように温度制御する請求項1から11のいずれかに記載のガラス成形品製造装置。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載のガラス成形品製造装置を用いたガラス成形品の製造方法であって、
    前記溶解装置により原料を前記溶融槽中で溶融して得られた融解ガラスを、前記誘導路を介して流出する溶解工程と、
    前記流下装置により前記流出された溶融ガラスを流下させる流下工程と、
    前記成形装置により前記流下された溶融ガラスを成形する成形工程と、を含み、
    前記溶解工程において、前記誘導路は、前記誘導路制御装置により前記流動方向に従うにつれて温度が低くなるよう温度制御されるガラス成形製品の製造方法。
  14. 請求項13に記載のガラス成形品製造装置を用いたガラス成形品の製造方法であって、
    前記複数の温度測定器は、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記電源制御手段に出力し、
    前記電源制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記電源装置から出力される電流の強さを制御し、
    前記電源装置は、前記電源制御手段からの制御に基づいて、前記複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、
    前記複数の温度調整器それぞれは、前記電源装置から出力される所定強さの電流により前記誘導路を加熱するガラス成形品の製造方法。
  15. 請求項13に記載のガラス成形品製造装置を用いたガラス成形品の製造方法であって、
    前記複数の温度測定器は、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記温度制御手段に出力し、
    前記温度制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が前記流動方向に従うにつれて低くなるよう前記燃料等供給装置から供給される燃料の量及び空気量を制御し、
    前記燃料等供給装置は、前記温度制御手段からの制御に基づいて、前記温度調整器にし所定量の燃料及び空気を供給し、
    前記複数の温度調整器それぞれは、前記燃料等供給装置から供給される燃料を燃焼させ前記誘導路を加熱するガラス成形品の製造方法。
  16. 溶解工程において、前記複数の温度測定器は、前記誘導路の温度に関する温度情報を前記電源制御手段に出力し、
    前記電源制御手段は、前記温度情報に基づいて、前記誘導路の温度が流動方向に従うにつれて低くなるよう前記電源装置から出力される電流の強さを制御し、
    前記電源装置は、前記電源制御手段からの制御に基づいて、前記複数の温度調整器それぞれに所定強さの電流を出力し、前記複数の温度調整器それぞれは、前記電源装置から出力される所定強さの電流により前記誘導路を加熱する請求項13から15のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
  17. さらに、前記成形工程により成形されたガラス成形品を、前記搬送装置により搬送する搬送工程を含む請求項13から16のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
  18. さらに、前記ガラス成形品を、前記第1の移載装置により前記搬送装置に逐次移載する第1の移載工程を含む請求項13から17のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
  19. 前記溶解工程における前記誘導路は、白金又は白金合金製パイプからなり、
    前記成形工程における前記複数の成形型それぞれには、前記溶融ガラスを受ける所定の受け面が形成され、
    前記受け面は、通気性を有する多孔材料により構成され、
    前記複数の成形型それぞれの内部には、所定の気体供給室が形成され、
    さらに、前記気体供給室に連続して気体供給路が形成され、該気体供給路には前記気体供給室に気体を供給可能な気体供給源が連結され、
    前記気体供給源から前記気体供給室に供給された気体は、前記気体供給室から前記受け面側に通気し、
    前記溶融ガラスは、前記受け面側に通気した気体により、該受け面に非接触の状態で成形される請求項13から18のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
  20. さらに、前記重量選別装置により前記搬送工程におけるガラス成形品の重量を測定し選別する重量選別工程と、
    前記搬送工程における前記搬送装置と前記重量選別工程における重量選別装置との間で前記第2の移載装置により前記ガラス成形品を移載する第2の移載工程と、を含む請求項13から19のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法。
  21. 請求項13から20のいずれかに記載のガラス成形品の製造方法により製造されたガラス成形品を精密プレス成形する精密プレス工程を含む光学素子の製造方法。
JP2006084473A 2006-03-27 2006-03-27 ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法 Pending JP2007254247A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084473A JP2007254247A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法
KR1020070028331A KR20070096870A (ko) 2006-03-27 2007-03-22 유리 성형품 제조 장치 및 유리 성형품의 제조 방법
TW96110122A TWI405735B (zh) 2006-03-27 2007-03-23 A glass molded article manufacturing apparatus, and a method of manufacturing the glass molded article
CN2007100915265A CN101045602B (zh) 2006-03-27 2007-03-27 玻璃成形品制造装置及玻璃成形品的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084473A JP2007254247A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007254247A true JP2007254247A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38628866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006084473A Pending JP2007254247A (ja) 2006-03-27 2006-03-27 ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2007254247A (ja)
KR (1) KR20070096870A (ja)
CN (1) CN101045602B (ja)
TW (1) TWI405735B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102424515A (zh) * 2011-07-26 2012-04-25 凤阳县龙兴玻璃有限公司 一种生产泡料水晶玻璃柱的方法
CN102849927B (zh) * 2011-07-27 2015-01-14 湖北新华光信息材料有限公司 一种光学玻璃一次热成型装置
JP5919109B2 (ja) * 2012-06-15 2016-05-18 Hoya株式会社 ガラス塊成形装置、ガラス塊の製造方法及びガラス光学素子の製造方法
CN106742417A (zh) * 2016-10-27 2017-05-31 贵州省兴仁县荣凯五金搪瓷制品有限公司 一种搪瓷桶烘烤转接台及其操作方法
CN109553280B (zh) * 2018-10-11 2021-12-07 金玛瑙香水(明光)有限公司 一种香水用玻璃瓶加工装置
CN109320056A (zh) 2018-10-15 2019-02-12 基智精密科技(深圳)有限公司 玻璃生产设备及玻璃制备方法
KR102092477B1 (ko) * 2018-11-02 2020-03-23 코오롱데크컴퍼지트 주식회사 레진 주입 장치 및 이를 포함하는 복합재 제조장치
WO2023211264A1 (en) * 2022-04-26 2023-11-02 Tech Glove Innovations Sdn. Bhd. An automated guided vehicle (agv) system for seamless thin-walled articles production facility and method thereof
CN115521045B (zh) * 2022-10-29 2024-04-19 刘益友 光学镜头的自动化生产线

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06345443A (ja) * 1993-06-08 1994-12-20 Canon Inc ガラスの流量制御方法および装置
JP2002274859A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Fuji Photo Optical Co Ltd 光学素材製造装置
JP2002348132A (ja) * 2001-05-24 2002-12-04 Canon Inc 光学素子成形素材の製造方法並びに光学素子及びその成形方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2816649C3 (de) * 1978-04-17 1980-10-02 H. Putsch Gmbh & Co, 5800 Hagen Maschine zur Herstellung von Kelchglasern durch Pressen von Kelch und Stiel
CN2050038U (zh) * 1989-04-26 1989-12-27 广东玻璃厂 玻璃液加热供料道
US5588979A (en) * 1993-11-08 1996-12-31 Kabushiki Kaisya Ohara Apparatus for continuously forming and processing a glass-ceramic
JP3853622B2 (ja) * 2001-09-20 2006-12-06 Hoya株式会社 ガラス成形体の製造方法、プレス成形品の製造方法、ガラス光学素子の製造方法及びガラス成形体の製造装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06345443A (ja) * 1993-06-08 1994-12-20 Canon Inc ガラスの流量制御方法および装置
JP2002274859A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Fuji Photo Optical Co Ltd 光学素材製造装置
JP2002348132A (ja) * 2001-05-24 2002-12-04 Canon Inc 光学素子成形素材の製造方法並びに光学素子及びその成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW200804209A (en) 2008-01-16
TWI405735B (zh) 2013-08-21
CN101045602B (zh) 2011-11-30
KR20070096870A (ko) 2007-10-02
CN101045602A (zh) 2007-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007254247A (ja) ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法
JP3853622B2 (ja) ガラス成形体の製造方法、プレス成形品の製造方法、ガラス光学素子の製造方法及びガラス成形体の製造装置
CN100422100C (zh) 玻璃成形体及光学元件的制造方法、熔融玻璃流出装置及玻璃成形体的制造装置
CN100441530C (zh) 玻璃块、压力成形用坯料、玻璃成形制品及光学元件的制法
KR20010049665A (ko) 유리 제품을 제조하기 위한 방법, 압축 몰딩된 제품을제조하기 위한 방법, 및 유리 매스 제품을 제조하기 위한장치
CN102887622B (zh) 用于制造具有预定内型面的玻璃管的方法和设备
JP4836627B2 (ja) ガラス成形品製造装置及びガラス成形品の製造方法
JP4835162B2 (ja) 光学素子の製造方法及び光学素子の製造装置
CN100387534C (zh) 玻璃流出管、玻璃成型体的制造方法及光学元件的制造方法
CN1958487B (zh) 玻璃制预成形件组、玻璃制预成形件的制造方法、光学元件的生产方法
CN104066691B (zh) 玻璃块的制造方法和玻璃块的成型装置、以及冲压成型用坯料、玻璃成型品、球预制件和光学元件的制造方法
JP4849919B2 (ja) 重量選別装置及び重量選別方法
JP2009511406A (ja) 低粘度溶融ガラスを小さな分割部分に正確に分割する方法及び装置
JP4778452B2 (ja) 精密プレス成形用プリフォーム製造装置、精密プレス成形用プリフォーム製造方法、ガラス成形品製造装置及びガラス成形品製造方法
JP3986064B2 (ja) ガラス塊の製造方法、及び光学素子の製造方法
JP5150081B2 (ja) ガラス成形品製造装置及びガラス成形品製造方法
JP2003054955A (ja) 光学素子成形素材の製造装置
JPH10182168A (ja) ガラスゴブの製造方法
JPH0881228A (ja) ガラス塊の成形装置
JPH08188423A (ja) ガラス溶融供給方法および装置
JP2003073130A (ja) ガラス溶融炉の流出装置
JP2011102207A (ja) 溶融ガラスの供給装置及び供給方法
JPH07277741A (ja) ガラスゴブの製造方法および装置
JP2007223898A (ja) ガラス塊の製造装置及びその制御方法、並びにガラス塊、ガラス成形品及び光学素子の製造方法
JP2004250267A (ja) ガラス球の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110705