JP2007253667A - 車両のシートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置検出手段による検出部がレールの外部にあると、誤検出を生じる場合がある。
【解決手段】上部が開口する略コ字形状に屈曲形成され車両のフロアに固定されたロアレール1の前記開口部に、下部が開口する略コ字形状に屈曲形成されシートに固定されたアッパレール2がスライド自在に嵌挿され、ロアレール1のロックプレート10に対してアッパレール2を固定するロック機構6が設けられ、アッパレール2の位置を検出する近接センサ30がアッパレール2に設けられる一方、ロックプレート10には近接センサ30により検出される被検出面10dが設けられている。そして、近接センサ30の反検出面側を当接させることにより検出面30bと被検出面10dとの検出距離aを必然的に設定させる距離設定部10cがロックプレート10に一体成形されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のシートスライド装置に関し、シート位置検出手段を設けたものである。
近年の自動車においては、乗員を保護するために運転席および助手席にエアバッグが装備されている。一方、車両用シートには、シート位置を車両の前後方向で調整するための機構が設けられている。
エアバッグを一定の作動力で展開させたとき、シート位置すなわち乗員の位置によっては好適な効果が得られない場合がある。このため、シート位置に応じてエアバッグを展開させるときの作動力を切り替えることが提案されており、シート位置に応じて作動力を切り替えるために、車両のシート位置検出手段が設けられている。
従来の車両のシート位置検出手段としては、特許文献1のものが開示されている。このシート位置検出手段は、アッパレールの側面にセンサを設け、該センサによりロアレールの上面を検出することにより、アッパレールの位置を検出するように構成されている。
特開2004−203150号公報
ところが、センサがアッパレールの外部に設けられているため、ロアレール以外の対象物をロアレールと誤って認識してしまったり、あるいはセンサが車内で物に接触して破損したりする虞がある。
一方、アッパレールの内部にセンサを設けると、アッパレールの内部は外部から見えないので、センサの検出面とロアレールの被検出面との検出距離を調整できないだけでなく、車両のシートスライド装置ごとの検出距離のばらつきが大きくなってしまう。
そこで本発明は、上記の課題を解決したシート位置検出手段を有する車両のシートスライド装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る車両のシートスライド装置の構成は、車両のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定されたアッパレールがスライド自在に組み付けられ、前記ロアレールは上部が開口する略コ字形状に屈曲形成される一方、前記アッパレールは下部が開口する略コ字形状に屈曲形成され、前記アッパレールが前記ロアレールの前記開口部に嵌挿され、前記アッパレールに回動可能に支持されたロック爪と、前記ロアレールに形成され前記ロック爪が係脱可能に設けられた爪係合部とにより、前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロック機構が構成され、前記ロアレールに対する前記アッパレールの位置を検出する位置検出手段が設けられた車両のシートスライド装置において、前記位置検出手段として、前記アッパレールの内部に近接センサを設ける一方、該近接センサにより検出される被検出面を有する被検出部を前記ロアレールに設け、該近接センサの反検出面側が当接することにより検出面と前記被検出面との検出距離を所定の値に設定する距離設定部を前記被検出部と一体成形したことを特徴とする。
この発明によれば、ロアレールとアッパレールとにより囲まれたレールの内部において、近接センサが被検出面の検出を行なう。このため、検出の誤認が生じない。そして、近接センサの組み付けの際に近接センサの反検出面側を距離設定部に当接させて位置決めした状態で、近接センサをアッパレールに結合することにより、近接センサの検出面と被検出面との検出距離が必然的に所定の値に設定される。このため、検出距離を設定する作業が容易であり近接センサの組み付けの際の作業性が良い。そして、車両のシートスライド装置ごとの近接センサの検出面と被検出面との検出距離のばらつきが小さい。
請求項2に係る車両のシートスライド装置の構成は、請求項1に記載の車両のシートスライド装置において、前記爪係合部として、前記ロック爪が嵌合される嵌合孔を形成したロックプレートが前記ロアレールの上面に結合され、該ロックプレートに前記被検出部および前記距離設定部が一体成形されていることを特徴とする。
この発明によれば、爪係合部であるロックプレートに被検出部および距離設定部を一体成形したので、3つの部品がひとつになり、車両のシートスライド装置の製造コストが安くなるだけでなく、部品点数が少なくてすむ。
本発明に係る車両のシートスライド装置によれば、レールの内部において近接センサが被検出部の被検出面を検出するので、従来のレールの外部で検出する構成を採用した場合のように検出誤認を生じたり、あるいはセンサが車内で物に衝突して破損するようなことが生じない。また、被検出部と一体に距離設定部を設けたので、該距離設定部に近接センサの反検出面側を当接させることにより近接センサの検出面と被検出面との検出距離が必然的に所定の値に設定される。このため、外部から見ることのできないレールの内部で検出距離を設定する作業が容易であり、近接センサの組み付けの際の作業性が良い。そして、車両のシートスライド装置ごとの近接センサの検出面と被検出面との検出距離のばらつきが小さい。
次に、本発明による車両のシートスライド装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1について説明する。図2は、本発明にかかるシートスライド装置の分解斜視図、図3はシートスライド装置の部分断面側面図、図4は図3のA−A矢視図である。図2に示すように、シートスライド装置は、車両のフロアに固定設置されるロアレール1と、シートの下面に取り付けられるアッパレール2とを備え、ロアレール1とアッパレール2が、リテーナ3に保持されたローラ4,ガイドボール5を介して長手方向へスライド自在に組み付けられている。
具体的には、ロアレール1は、上部が開口する略コ字形状の基本断面部の側壁上端の内側に下向屈曲部1aが夫々屈曲形成されている。そして、ロアレール1の両端近傍には孔1bが形成され、該孔1bに挿通されたボルト22を介して、ロアレール1が車両のフロアに固定されている。一方、アッパレール2は、同様の略コ字形状であって下部が開口する基本断面部の側壁下端の外側に上向屈曲部2aが夫々屈曲形成されている。そして、アッパレール2は、ロアレール1の開口部に嵌挿されている。
このように構成されたアッパレール2とロアレール1の間のレール内にはアッパレール2をスライドさせて固定するためのロック機構6が配置されている。このロック機構6は、アッパレール2に揺動自在に支持され複数のロック爪7を有する略コ字形状のラッチレバー8と、ロアレール1に結合され前記ロック爪7と係脱可能な複数の嵌合孔9を有する爪係合部としてのロックプレート10と、前記ロック爪7を嵌合孔9と係合する方向に付勢する棒状ばね11と、ロック時にロックプレート10の手前側でロック爪7の付根部を係合支持する爪支持プレート12とを備えている。
前記ラッチレバー8は、軸部19,20を有する一対の軸支持部材16を介してアッパレール2の内部に支持されており、一対の軸支持部材16はリベット13を介してアッパレール2の上壁2dの下面に夫々支持されている。ラッチレバー8の一方の辺には入力アーム18が一体成形されており、ラッチレバー8はこの入力アーム18を介して外部から操作力を取り入れる。
前記棒状ばね11は、その両端部がアッパレール2の上壁2dに支持されており、該棒状ばね11の湾曲した中央部がラッチレバー8を付勢し、ロック爪7の先端部がアッパレール2の一方の側壁2bへ向かって変位する。
前記ロックプレート10はロアレール1の内部底面に設けられており、ロアレール1の長手方向の所定範囲に亘って長尺に形成されている。このロックプレート10はほぼL字形であり、その底辺を成す基壁10aは、ロアレール1の底面の幅方向略中央部にスポット溶接やプロジェクション溶接等によって結合されている。基壁10aの一方側には高い垂立壁10bが形成されている。垂立壁10bには、複数の前記嵌合孔9が長手方向に沿って形成されており、図4に示すように垂立壁10bの部分は、爪支持プレート12とアッパレール2の一方の側壁2bとの間に配置されている。
爪支持プレート12は、アッパレール2の長手方向の略中央部の上壁2dに一対のリベット13を介して取り付けられており、爪支持プレート12の下端近傍には、ラッチレバー8の各ロック爪7が挿入係合される複数の支持孔14が形成されている。図4に示すようにアッパレール2の一方の側壁2bのうちの、爪支持プレート12の支持孔14と対応する位置には、支持孔26が形成されている。この支持孔26には、ロック時にロック爪7の先端部が挿入係合される。
図4に示すようにアッパレール2の軸方向略中央には、一方の側壁2bと上壁2dとに跨るように切欠き27が形成され、ラッチレバー8の前記入力アーム18がその切欠き27を介してアッパレール2の外部に僅かに突出している。一方、図2に示すようにホルダー29が孔29bの部分に挿通した図示しない軸ピンを介してアッパレール2上の断面L字形の支持ブラケット21(図1)に揺動自在に軸支され、ホルダー29の後端部の操作片29aの部分が、前記入力アーム18の先端を上下方向に揺動操作するようになっている。車両のシートの下には略U字形であって中央部がシートの前側下方に位置する操作レバー28が設けられており、該操作レバー28の両端がホルダー29に装着されている。操作レバー28の中央部を上方へ回動操作すると、操作片29aが入力アーム18を下方に押し下げ、それによってラッチレバー8が棒状スプリング11の付勢力に抗して回動操作される。
前記アッパレール2の内部には近接センサ30が設けられ、該近接センサ30は、ロック機構6よりも車体の前方に取り付けられている。即ち、図2に示すようにアッパレール2の上壁2dを上から下へ貫通する長方形の貫通孔31と取付孔32が形成され、図1に示すように該貫通孔31に近接センサ30の検出部30cを嵌め込んだ状態で、取付部30dに形成されて上下方向に貫通する孔30aおよび取付孔32にボルト38が挿通され、該ボルト38にアッパレール2の内部に配置したナット39がねじ込まれることにより、近接センサ30がアッパレール2に取り付けられている。貫通孔31は、近接センサ30の検出部30cがアッパレール2の長さ方向に対して直角な水平方向へ移動できるように、検出部30cの短辺の長さよりも少し大きく形成されている。また、ボルト38を挿通させる孔30aについても、アッパレール2の長さ方向と直角な水平方向へ移動できるように、長孔状に形成されており、近接センサ30の位置調整が可能となっている。これにより、図1(a)に示すように、近接センサ30における検出部30cの検出面30bが、ロックプレート10の垂立壁10bの被検出面10dに臨んだ状態となる。なお、前記支持ブラケット21には、前記貫通孔31および前記取付孔32と対応する位置に孔が形成されている。
ここで、近接センサ30について説明する。近接センサ30は、図6のように検出部30cと取付部30dと配線部30eとにより構成されている。近接センサ30の検出原理を図7に基づいて説明する(特表平9−511357公報)。図7(a)に示すように、第1磁石33,第2磁石34,第3磁石35をU字形に配置すると、磁気回路は第1磁石33,第2磁石34,第3磁石35に沿って左右対称に形成される。このため、第1磁石33,第2磁石34,第3磁石35によって形成される各磁界も左右対称となる。そして、図7(a)のように近接センサ30の図中の上方にロックプレート10が存在しない場合は、左右の中間位置には互いに相殺された零の磁力が作用する磁界零領域36が存在するので、該磁界零領域36にホールIC37を固定する。ロックプレート10が存在しない場合は、ホールIC37には零の磁力に応じた電流が出力される。
次に、図7(b)に示すように近接センサ30の図中の上方にロックプレート10が存在する場合は、磁場が変化して磁場の変化に応じた大きさの磁力が作用する。したがって、ホールIC37には当該磁力に応じた電流が出力される。ホールIC37から出力された電流が図示しないコントローラに読み込まれ、ロアレール1に対するアッパレール2の位置が検出される。
ロアレール1に対するアッパレール2の位置は換言すればシートの前後方向での位置を示すものであり、シートの位置が車両の前側を占める場合は例えばエアバッグの展開速さを遅くし、車両の後側を占める場合は展開速さを速くし、作動速さの切り替えが行われる。近接センサ30のホールIC37は、配線部30eから図示しない前記コントローラに接続される。
近接センサ30とロックプレート10との関係を図1に示す。図1(a)に示すように近接センサ30の検出面30bが被検出部としてのロックプレート10の垂立壁10bにおける被検出面10dと対向しており、ロックプレート10の前側の端面の位置が検出の切換点Pとなる。切換点Pを境界としてロックプレート10が存在する範囲Aでは近接センサ30による検出が行われシートが所定位置よりも後退した位置を占めていることが検出され、範囲Bでは近接センサ30による検出が行われずシートが所定位置よりも前進した位置を占めていることが検出される。
なお、距離設定部10cを設ける位置は、組み立て時のアッパレール2とロアレール1との嵌合位置および近接センサ30の取り付け位置とを考慮してロックプレート10の任意の位置に設定するが、ロックプレート10の長さ方向の全長にわたって設けるようにしてもよい。
この発明では、近接センサ30の反検出面側を当接させることにより、検出面30bと垂立壁10bの被検出面10dとの検出距離aが必然的に設定されるように、距離設定部10cが被検出部を兼用する垂立壁10bと一体成形されている。即ち、図1(b)に示すように、ロアレール1の長さ方向の一部には、図1(a)に示すように垂立壁10bとは反対側に距離設定部10cが一体成形され、垂立壁10bの部分と距離設定部10cの部分とが略U字形に繋がっている。そして、垂立壁10bの部分と距離設定部10cの部分との間隔がbに設定されている。このため、近接センサ30における検出部30cの幅寸法をcとすると、近接センサ30の反検出面側を距離設定部10cに当接させることにより、検出面30bと被検出面10dとの検出距離aは、a=(b−c)となって、必然的に所定の値aに設定される。
シートスライド装置を組み付ける際に、近接センサ30をアッパレール2に取り付ける手順について説明する。ロックプレート10をロアレール1の上面に結合し、ロアレール1にアッパレール2を挿入させたときに、図1(b)に示すように貫通孔31のレールの長さ方向での位置が距離設定部10cと対応するように、ロアレール1に対するアッパレール2の位置を調整する。この状態で検出部30cを貫通孔31へ挿入し、ボルト38を孔30aから取付孔32に挿通し、該ボルト38をアッパレール2の内部に配置したナット39にねじ込んで締め付ける。これにより、近接センサ30は、検出面30bと被検出面10dとの検出距離が必然的に所定の値a以下となるように設定された状態で、アッパレール2に結合される。
次に、シートスライド装置の作用を説明する。シートが任意のスライド位置でロックされているときには、図4に示すようにラッチレバー8が棒状ばね11の付勢力を受けてロックプレート10へ向かって回動変位しており、このとき、ロック爪7は、爪支持プレート12の支持孔14、ロックプレート10の嵌合孔9、アッパレール2の支持孔26の三者に跨って係合している。このため、ロアレール1に対してアッパレール2が固定されている。
図4の状態からシートのスライド位置を変更する場合には、操作レバー28の中央を上方へ引き上げて回動操作すると、ラッチレバー8が棒状ばね11の付勢力に抗して回動変位し、ラッチレバー8のロック爪7が支持孔26,嵌合孔9,支持孔14の三者から引き抜かれる。そのため、ロアレール1に対してアッパレール2が移動可能となり、シートの自由なスライドが可能となる。この状態においてシートのスライド位置を任意位置に変更し、その後に操作レバー28から手を放すと、ラッチレバー8が棒状ばね11の付勢力によって元に戻され、ロック爪7が再び支持孔14,嵌合孔9,支持孔26の三者に跨って係合する。このため、ロアレール1に対してアッパレール2が再び固定される。
図1(a)に示すように近接センサ30の検出面30bがロックプレート10の垂立壁10bと対向している場合、つまり近接センサ30が図1(b)中の範囲Aに存在する場合と、検出面30bがロックプレート10と対向していない場合、つまり近接センサ30が図1(b)中の範囲Bに存在する場合とで近接センサ30からの出力が異なるので、近接センサ30による検出があった場合はシートが所定位置よりも後退した位置を占めていることが検出され、近接センサ30による検出がなかった場合はシートが所定位置よりも前進した位置を占めていることが検出される。図8(a)はシートが最も後退した場合を示しており、図8(b)はシートが最も前進した場合を示している。
この発明によれば、ロアレール1とアッパレール2とにより囲まれたレールの内部において、近接センサ30が被検出面10dの検出を行なう。レールの内部で検出するため、検出の誤認が生じない。そして、検出部30cの反検出面側を距離設定部10cに当接させるだけで検出距離aを設定できるため、検出距離を設定する作業が容易であり近接センサ30の組み付けの際の作業性が良い。そして、車両のシートスライド装置ごとの近接センサ30の検出面30bと被検出面10dとの検出距離aのばらつきが小さい。
この発明によれば、爪係合部であるロックプレート10に被検出部および距離設定部10cを一体成形したので、3つの部品がひとつになり、車両のシートスライド装置の製造コストが安くなるだけでなく、部品点数が少なくてすむ。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2を図9に基づいて説明する。なお、実施の形態2は実施の形態1の一部を変更したものなので、異なる部分のみを説明する。図9は実施の形態1の図1と対応させて示すものである。
これは、実施の形態1のロックプレート10の前側の端部近傍に、垂立壁10bを上方へ延長させて被検出部10xを形成したものである。範囲Aでは近接センサ30による被検出部10xの検出が行われシートが所定位置よりも前進した位置を占めていることが検出される。一方、範囲Bでは近接センサ30による検出が行われずシートが所定位置よりも後退した位置を占めていることが検出される。切換点Pの位置は実施の形態1の場合と異なってロックプレート10の前側端部ではないので、アッパレール2への近接センサ30の取り付け位置は実施の形態1の場合よりも後方となる。
その他の構成,作用は実施の形態1と同じなので説明を省略する。
実施の形態2では被検出部をロックプレートの前側に設け、検出時はシートが前進した位置を占めている構成にしたが、被検出部をロックプレートの後側に設けて検出時はシートが後退した位置を占めている構成にしてもよい。更に、実施の形態2では被検出部10xをロックプレート10の車体前側の端部近傍に配置したが、被検出部の位置はアッパレールの長さ方向での近接センサ30の取り付け位置に応じて設定すればよく、近接センサ30の取り付け位置の自由度が向上する。
なお、実施の形態1〜2では近接センサとして磁場の変化を利用して検出する構造のものを用いたが、磁場に限らず光の授受を利用して検出する構造のもの等種々の構造のものが考えられる。また、爪係合部としてロックプレートを用い、該ロックプレートの一部を被検出部とし、かつロックプレートに距離設定部を形成した場合を示したが、ロック機構としてロックプレートを用いない場合は、被検出部と距離設定部とからなる断面略U字形の部材を別個に設ければよい。
アッパレール・ロアレールと近接センサとの関係に係り、(a)は左側面断面図、(b)は正面断面図(実施の形態1)。 シートスライド装置の分解斜視図(実施の形態1)。 シートスライド装置の部分断面側面図(実施の形態1)。 図3のA−A矢視図(実施の形態1)。 アッパレールの内部に近接センサを取り付けた状態を示す斜視図(実施の形態1)。 近接センサの斜視図(実施の形態1)。 近接センサに係り、(a)は原理を示す構成図、(b)は作用説明図(実施の形態1)。 シートスライド装置の作用説明図(実施の形態1)。 アッパレール・ロアレールと近接センサとの関係に係り、(a)は左側面断面図、(b)は正面断面図(実施の形態2)。
符号の説明
1…ロアレール
2…アッパレール
6…ロック機構
7…ロック爪
10…ロックプレート(爪係合部)
10b…垂立壁(被検出部)
10c…距離設定部
10d…被検出面
10x…被検出部
30…近接センサ
30b…検出面
30c…検出部

Claims (2)

  1. 車両のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定されたアッパレールがスライド自在に組み付けられ、前記ロアレールは上部が開口する略コ字形状に屈曲形成される一方、前記アッパレールは下部が開口する略コ字形状に屈曲形成され、前記アッパレールが前記ロアレールの前記開口部に嵌挿され、
    前記アッパレールに回動可能に支持されたロック爪と、前記ロアレールに形成され前記ロック爪が係脱可能に設けられた爪係合部とにより、前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロック機構が構成され、
    前記ロアレールに対する前記アッパレールの位置を検出する位置検出手段が設けられた車両のシートスライド装置において、
    前記位置検出手段として、前記アッパレールの内部に近接センサを設ける一方、該近接センサにより検出される被検出面を有する被検出部を前記ロアレールに設け、該近接センサの反検出面側が当接することにより検出面と前記被検出面との検出距離を所定の値に設定する距離設定部を前記被検出部と一体成形したことを特徴とする車両のシートスライド装置。
  2. 請求項1に記載の車両のシートスライド装置において、前記爪係合部として、前記ロック爪が嵌合される嵌合孔を形成したロックプレートが前記ロアレールの上面に結合され、該ロックプレートに前記被検出部および前記距離設定部が一体成形されていることを特徴とする車両のシートスライド装置。

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