JP2007252900A - キンヒドロンを有するゴム組成物およびそのゴルフボールへの利用 - Google Patents

キンヒドロンを有するゴム組成物およびそのゴルフボールへの利用 Download PDF

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Abstract

【課題】製造上の困難を伴わず、所定の圧縮で大きな弾力性を有するゴルフボール用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】ベースゴム、フリーラジカル開始剤、およびキンヒドロンを有するゴム組成物からなる少なくとも1つの層を有するゴルフボールである。フリーラジカル開始剤は一般に重量基準でベースゴム100部に対して少なくとも0.05部の量だけゴム組成物中にある。キンヒドロンは一般に重量基準でベースゴム100部に対して少なくとも0.05の量だけゴム組成物中にある。このゴム組成物はコア層、カバー層、または中間層の任意の1または複数の層に存在して良い。
【選択図】なし

Description

この発明は、ベースゴム、フリーラジカル開始剤、およびキンヒドロンを有するゴム組成物に向けられている。この発明はそのような組成物をゴルフ用品に使用することにも向けられている。
商業的に入手可能なゴルフボールにおいて、反発係数(「COR」)として測定される弾力性の源泉は、プロブタジエンゴムであり、これは一般にコアの全部または一部を形成するのに用いられる。有機硫黄化合物を有するゴム組成物からコア層を形成することにより、ゴルフボールの所定の圧縮の弾力性が増大することが知られている。ただし、有機硫黄化合物は高価であり、製造上の困難性を伴う。
したがって、ゴルフボール製造業界において、所定の圧縮で大きな弾力性を有する新規なゴム組成物に対する要望が依然として存在する。この発明はそのような組成物を実現し種々のゴルフボールコア、カバーおよび中間層にこれを利用できるようにする。
背景をなす参考文献は、例えば、米国特許第6,339,119号(Ladd等。特許文献1)、米国特許第6,767,940号(Voorheis等。特許文献2)、米国特許第6,919,393号(Mano等。特許文献3)、米国特許第6,956,128号(Higuchi等。特許文献4)、米国特許出願公開2002/0052253(Fushihara等。特許文献5)、および米国特許第6,488,597号(Iwami等。特許文献6)を含む。
米国特許第6,339,119号 米国特許第6,767,940号 米国特許第6,919,393号 米国特許第6,956,128号 米国特許出願公開2002/0052253 米国特許第6,488,597号
1実施例において、この発明は、ベースゴム、フリーラジカル開始剤、およびキンヒドロンを有するゴム組成物から形成された少なくとも1つの層を有するゴルフボールに向けられている。
他の実施例において、この発明は、コアおよびカバーを有し、そのコアが、ベースゴム、フリーラジカル開始剤、およびキンヒドロンを有するゴム組成物からなる少なくとも1つの層を有するゴルフボールに向けられている。フリーラジカル開始剤は重量基準でベースゴム100部に対して少なくとも0.05部の量だけゴム組成物中にあり、キンヒドロンは重量基準でベースゴム100部に対して少なくとも0.15の量だけゴム組成物中にある。
他の実施例において、この発明は、コアおよびカバーを有し、そのコアが、ベースゴム、フリーラジカル開始剤、およびキンヒドロンを有し、かつ、実質的に有機硫黄がフリーなゴム組成物からなる少なくとも1つの層を有するゴルフボールに向けられている。フリーラジカル開始剤は重量基準でベースゴム100部に対して少なくとも0.05部の量だけゴム組成物中にあり、キンヒドロンは重量基準でベースゴム100部に対して少なくとも0.15の量だけゴム組成物中にあり、ベースゴム100部に対して重量基準で測定されたゴム組成物中のキンヒドロンの量の、ベースゴム100部に対して重量基準で測定されたゴム組成物中のフリーラジカル開始剤の量に対する比が0.05から2である。キンヒドロンは、つぎの化学式で表される化合物およびその水和物から選択される。
Figure 2007252900
ここで、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、水素、ハロゲン基(F,Cl、Br、I)、アルキル基、カルボキシル基(−COOH)およびカルボキシル基の金属塩(例えば−COO)、アセテート基(−CHCOOH)およびそのエステル(−CHCOOR)、ホルミル基(−CHO)、アシル基(−COR)、アセチル基(−COCH)、ハロゲン化カルボニル基(−COX)、スルホ基(−SOH)およびそのエステル(−SOR)、ハロゲン化スルホニル基(−SOX)、スルフィノ基(−SOH)、アルキルスルフィニル基(−SOR)、カルバモイル基(−CONH)、ハロゲン化アルキル基、シアノ基(−CN)、アルコキシ基(−OR)、ヒドロキシ基(−OH)およびその金属塩(例えば−O)、アミノ基(−NH)、ニトロ基(−NO)、アリール基(例えばフェニル、トリル等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ等)、アリールアルキル[例えばクミル(−C(CHフェニル);ベンジル(−CHフェニル)]、ニトロソ基(−NO)、アセトアミド基(−NHCOCH)、およびビニル基(−CH=CH)からなるグループから相互に独立に選択される。
この発明のゴルフボールは、種々の構造、中間層、カバーおよびコーティングを具備するワンピース、ツーピース(すなわちソリッドコアおよびカバー)、多層(すなわち、1または複数層のソリッドコアおよび/または1または複数層のカバー)、および糸巻ゴルフボールを含む。ゴルフボールコアは、コア中心から外側周囲まで全体としてのコアを有する単一の、一体の層からなってもよいし、少なくとも1つの外側コア層に包囲されたセンタからなってもよい。センタ、すなわち、コアの最内部分は好ましくは、ソリッドであるけれども、空洞、あるいは液体、ゲルまたは気体充填でもよい。外側コア層はソリッドであってもよいし、引っ張られたエラストマー性材料から形成された糸巻層でもよい。ゴルフボールカバー層も1または複数の層、例えば、内側および外側カバー層を具備する二重カバーを含んで良い。オプションとして、付加的な層をコアおよびカバーの間に配置してもよい。
この発明のゴルフボールは、この発明のゴム組成物から製造された少なくとも1つの層を具備する。具体的な実施例では、この発明のゴム組成物はツーピースまたは多層ゴルフボールの少なくとも1つのコア層に存在する。
[ゴム組成物]
この発明のゴム組成物は、ベースゴム、少なくとも1つのフリーラジカル開始剤、および少なくとも1つのフリーラジカル捕捉剤を有する。
ベースゴムは、天然ゴム、および合成ゴム、およびその混合物から選択され、これに限定されないが、ポリブタジエン;2以上のポリブタジエンの混合物;スチレンブタジエン;2以上のポリブタジエンおよびスチレンブタジエンの混合物;および、ポリブタジエンと、天然ゴム、ポリイソプレンゴムエチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレンブロックコポリマーゴム(例えば、SI、SIS、SB、SBS、SIBS、その他、ただし「S」はスチレン、「I」はイソブチレン、「B」はブタジエンである)、ブチルゴム、ハロブチルゴム、ポリスチレンエラストマー、ポリエチレンエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリ尿素エラストマー、メタローセン触媒エラストマー、およびプラストマーを含む1または複数の付加的なゴムとの混合物から選択される。ベースゴムが、ポリブタジエンと少なくとも1つの付加的なゴムとの混合物のときには、混合物中のポリブタジエンの量は好ましくは混合物の全重量を基準にして少なくとも40wt%である。具体的な実施例では、ベースゴムはポリブタジエンである。商業的に入手可能なポリブタジエンの適切な例は、これに限定されないが、LANXESS社から商業的に入手可能なBuna23;Dow Chemical社から商業的に入手可能なSE BR−1220、Polimeri Europaから商業的に入手可能なEuroprene(商標)NEOCIS(商標)BR40およびBR60;UBE Industry社から商業的に入手可能なUBEPOL−BR(商標)ゴム;およびJapan Synthetic Rubber社から商業的に入手可能なBR01を含む。
フリーラジカル開始剤は有機ペルオキシド、フリーラジカルを発生可能な高エネルギ放射源、およびこれらの組み合わせから選択される。適切な有機ペルオキシドは、これに限定されないが、n−ブチル−4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)バレレート;1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン;ジ−t−ブチルペルオキシ;ジ−t−アミルペルオキシ;t−ブチルペルオキシ;t−ブチルクミルペルオキシ;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3;ジ(2−t−ブチル−ペルオキシイソプロピル)ベンゼン;ジラウロイルペルオキシド;ジベンゾイルペルオキシド;t−ブチルヒドロペルオキシド;およびこれらの混合物を含む。具体的な実施例では、フリーラジカル開始剤はジクミルペルオキシドであり、これは、非限定的には、Akzo Nobelから商業的に入手可能なPerkadox(商標)を含む。ペルオキシドのフリーラジカル開始剤は一般にゴム組成物中に重量基準でベースゴム100部に対して少なくとも0.05部の量だけ存在し、または、重量基準でベースゴム100部に対して0.05部または0.1部または1部または1.25部または1.5部の下限および重量基準でベースゴム100部に対して2.5部または3部または5部または6部または10部または15部の上限を有する範囲内の量だけ存在する。
コエージェントは一般にペルオキシドとともに使用され硬化状態を増大させる。適切なコエージェントは、これに限定されないが、3から8個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸の金属塩;不飽和ビニル化合物および多価モノマー(例えばトリメチロールプロパントリメクリレート);フェニレンビスマレイミド;およびこれらの混合物を含む。適切な金属塩の具体的な例は、これに限定されないが、アクリレート、ジアクリレート、メタクリレート、およびジメタクリレートの1または複数の金属塩を含む。ただし、金属はマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、リチウム、およびニッケルから選択される。具体的な実施例では、コエージェントは、アクリレート、ジアクリレート、メタクリレートおよびジメタクリレートの亜鉛塩から選択される。他の実施例では、コエージェントは亜鉛ジアクリレートである。コエージェントが亜鉛ジアクリレートおよび/または亜鉛ジメタクリレートの場合、コエージェントは、ゴム組成物中に重量基準でベースゴム100部に対して1部または5部または10部の下限および重量基準でベースゴム100部に対して19部または20部または25部または30部または35部または40部または45部または50部または60部の上限を有する範囲内の量だけ存在する。1または複数の活性コエージェントが使用される場合、使用されるコエージェントの量は、亜鉛ジアクリレートおおび亜鉛ジメタクリレートのコエージェントに対する量と同じまたはより多い。
この発明の組成物中に硬化剤を用いてもよい。硬化剤は、これに限定されないが、硫黄;N−オキシジエチレン2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド;N,N−ジ−オルト−トリルグアニジン;ビスマスジメチルジチオカルバメート;N−シクロヘキシル2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド;N,N−ジフェニルグアニジン;4−モルホリニル−2−ベンゾチアゾールジスルフィド;ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィド;チウラムジスルフィド;メルカプトベンゾチアゾール;スルフェンアミド;ジチオカルバメート;チウラムスルフィド;グアニジン;チオ尿素;キサントエート;ジチオホスフェート;アルデヒド−アミン;ジベンゾチアジルジスルフィド;テトラエチルチウラムジスルフィド;テトラブチルチウラムジスルフィド;およびこれらの組み合わせを含む。
フリーラジカルを発生可能な高エネルギ放射源は、これに限定されないが、電子ビーム、紫外線放射、ガンマ放射、X−線放射、赤外線放射、熱、およびこれらの組み合わせを含む。
適切なフリーラジカル開始剤、コエージェント、および硬化剤の他の適切な例は米国特許出願公開2004/0214661および同2003/0144087および米国特許第6,566,483号、同6,695,718号、および同6,939,907号に開示されており、これらの内容は参照してここに組み入れる。
この発明のゴム組成物は少なくとも1つのフリーラジカル捕捉剤を有する。好ましい実施例では、フリーラジカル捕捉剤はキンヒドロン化合物である。キンヒドロンは、ヒドロキノン(ヒドロキノン誘導体を含む)とベンゾキノン(ベンゾキノン誘導体を含む)との等モル量の錯体である。具体的な好ましい実施例では、フリーラジカル捕捉剤は、つぎの化学式で表される1または複数の化合物およびその水和物から選択される1のキンヒドロンである。
Figure 2007252900
ここで、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、水素、ハロゲン基(F,Cl、Br、I)、アルキル基、カルボキシル基(−COOH)およびカルボキシル基の金属塩(例えば−COO)、アセテート基(−CHCOOH)およびそのエステル(−CHCOOR)、ホルミル基(−CHO)、アシル基(−COR)、アセチル基(−COCH)、ハロゲン化カルボニル基(−COX)、スルホ基(−SOH)およびそのエステル(−SOR)、ハロゲン化スルホニル基(−SOX)、スルフィノ基(−SOH)、アルキルスルフィニル基(−SOR)、カルバモイル基(−CONH)、ハロゲン化アルキル基、シアノ基(−CN)、アルコキシ基(−OR)、ヒドロキシ基(−OH)およびその金属塩(例えば−O)、アミノ基(−NH)、ニトロ基(−NO)、アリール基(例えばフェニル、トリル等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ等)、アリールアルキル[例えばクミル(−C(CHフェニル)、ベンジル(−CHフェニル)]、ニトロソ基(−NO)、アセトアミド基(−NHCOCH)、およびビニル基(−CH=CH)からなるグループから相互に独立に選択される。
他の具体的な好ましい実施例では、フリーラジカル捕捉剤は、上述の化学式を有するキンヒドロンである。ただし、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、カルボキシル基の金属塩(例えば−COO)、アセテート基(−CHCOOH)およびそのエステル(−CHCOOR)、ヒドロキシ基(−OH)、ヒドロキシ基の金属塩(例えば−O)、アミノ基(−NH)、ニトロ基(−NO)、アリール基(例えばフェニル、トリル等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ等)、アリールアルキル[例えばクミル(−C(CHフェニル)、ベンジル(−CHフェニル)]、ニトロソ基(−NO)、アセトアミド基(−NHCOCH)、およびビニル基(−CH=CH)からなるグループから相互に独立に選択される。
他の具体的な好ましい実施例では、フリーラジカル捕捉剤は、上述の化学式を有するキンヒドロンである。ただし、R、R、R、R、R、R、RおよびRは水素である。
この発明はキンヒドロンを製造するどのような方法にも制約されない。具体的な実施例では、等モル量のヒドロキノンおよびベンゾキノンを適切な溶媒中で混合してキンヒドロンを準備する。他の具体的な実施例では、芳香族ジオールを触媒酸化させてキンヒドロンを準備する。キンヒドロンを準備する方法はさらに例えば米国特許第4,149,849号(Bellas等)に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。
フリーラジカル捕捉剤は2または複数のキンヒドロンの組み合わせであって良く、各キンヒドロンは上述の化学式で表される化合物から独立に選択される。フリーラジカル捕捉剤は1または複数のキンヒドロンと1または複数の非キンヒドロンのフリーラジカル捕捉剤との組み合わせであってもよく、これは、非制限的には、ヒドロキノン、キンヒドロン、カテコール、およびレゾルシノールを含む。
フィリーラジカル捕捉剤は典型的には液体または固体の形態で利用される。具体的な実施例では、フリーラジカル捕捉剤は固体形態で使用され、粒子サイズが0.25mm以下、または0.125mm以下、または0.09mm以下となるように合成または処理されてよい。他の具体的な実施例では、フリーラジカル捕捉剤は固体の形態で使用され、65.6°C(150°F)以下、または48.9°C(120°F)以下、またはベースゴムの混合温度と同一またはそれ以下で溶解する。
フリーラジカル捕捉剤は、ゴム組成物中に重量基準でベースゴム100部に対して少なくとも0.1部または少なくとも0.15部または少なくとも0.2部の量だけ、あるいは、重量基準でベースゴム100部に対して0.1部または0.15部または0.25部または0.3部または0.375部の下限、および重量基準でベースゴム100部に対して0.5部または1部または1.5部または2部または3部の上限の範囲の量だけ存在する。
具体的な実施例では、ベースゴム100部に対して重量基準で測定されたゴム組成物中のキンヒドロンの量(PQUINHYDRONE)の、ベースゴム100部に対して重量基準で測定されたゴム組成物中のフリーラジカル開始剤の量(PINITIATOR)に対する比(PQUINHYDRONE/PINITIATOR)は0.05から2である。他の実施例では、PQUINHYDRONE/PINITIATORは少なくとも0.05であり、かつ0.5未満である。他の実施例では、PQUINHYDRONE/PINITIATORは少なくとも0.2であり、かつ0.5未満である。他の実施例では、PQUINHYDRONE/PINITIATORは少なくとも0.25であり、かつ0.5未満である。さらに他の実施例では、PQUINHYDRONE/PINITIATORは、0.05または0.2または0.25の下限および0.4または0.45または0.5または2の上限の範囲内である。
この発明のゴム組成物はオプションとして1または複数の酸化防止剤を含む。いくつかの酸化防止剤はフリーラジカル捕捉剤としても働く。そのため、ゴム組成物中に酸化防止剤が含まれると、使用されるフリーラジカルの量はここで開示される量と同等かそれより大きくなる。
この発明のゴム組成物はオプションとして1または複数種類の粒状のフィラーを含み、これは無機フィラー、例えば、酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化錫、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、マイカ、タルク、クレイ、シリカ、珪酸鉛、その他;高比重金属粉末状フィラー、例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末、その他;リグリンド、すなわち、粉砕またはリサイクルされたコア材料;およびナノフィラーから選択される。この発明のゴム組成物中に存在する粒状材料の量は、典型的には、重量基準でベースゴム100部に対して5部または10部の下限および重量基準でベースゴム100部に対して50部または100部の上限の範囲である。
この発明のゴム組成物はオプションとして処理助剤、処理オイル、可塑剤、着色剤、香料、化学吹き出しまたは発泡剤、脱泡剤、安定剤、軟化剤、衝撃修正剤、その他から選択された1または複数種類の添加剤を含む。この発明のゴム組成物中に典型的に存在する添加剤の量は、典型的には、重量基準でベースゴム100部に対して0部の下限および重量基準でベースゴム100部に対して20部または50部または100部または150部の上限の範囲である。
フィラー材料は二重の機能を持つフィラー、例えば、酸化亜鉛(フィラー/酸捕捉剤として使用されてよい)および二酸化チタン(フィラー/光沢剤として使用されてよい)であってよい。さらに適切なフィラーおよび添加剤の例は、これに限定されないが、米国特許出願公開2003/0225197に開示されているものを含み、その内容は参照してここに組み入れる。
この発明のゴム組成物は、既知のゴルフボール組成物に対してつぎのような特性のうちの1または複数を有して良く、それは、より大きな弾力性、より小さな圧縮、同じ圧縮の下でのより大きな弾力性、同じ弾力性の下でのより小さな圧縮、結晶性の減少、ガラス転移温度の上昇、およびレオメータ曲線の「S形状」シフトである。
いくつかの実施例において、この発明のゴム組成物は、当該ゴム組成物から製造されたゴルフボールコアに関して測定すると、有機硫黄をゴム組成物に付加して先に実現されたゴム組成物と同様の圧縮およびCOR値の組み合わせを有する。いくつかの実施例では、この発明のゴム組成物は、当該ゴム組成物から製造されたゴルフボールコアに関して測定すると、既知の組成物より優れた圧縮およびCOR値の組み合わせを有する。したがって、この発明のゴム組成物は1または複数の有機硫黄化合物を含んでよいけれども、それがなくても、所望の圧縮およびCORを実現できる。適切な有機硫黄化合物は例えば米国特許第6,635,716号および同第6,919,393号に十分に開示されており、それらの内容は参照してここに組み入れる。具体的な実施例では、ゴム組成物は有機硫黄化合物に関し実質的にフリーである。ここで用いられる「実質的にフリー」は、ゴム組成物が有機硫黄化合物を含まない、または、1または複数の有機硫黄化合物を重量基準でベースゴム100部に対して0.01部未満の量しか含まないことを意味する。
この発明はゴム組成物のどのような具体的な製造方法にも限定されない。
この発明のゴム組成物は種々の用途に採用できる。例えば、この発明のゴム組成物はゴルフ用品に使用して好適であり、これは比制限的にはゴルフボール、ゴルフシューズおよびゴルフクラブを含む。
[ゴルフボールへの応用]
この発明のゴルフボールはワンピース、ツーピース、多層、および糸巻ゴルフボールを含み、それらはこの発明のゴム組成物から製造した少なくとも1つの層を有する。この発明のゴム組成物から製造された2以上の層を具備するゴルフボールでは、1の層のゴム組成物は他の層のゴム組成物と同一でも異なってもよい。この発明のゴム組成物から製造された層は1または複数のコア層、1のカバー層、コアおよびカバーの間に配された1の中間層のいずれでもよい。
この発明のゴルフボールコアは単一、二重、多層コアを含み、好ましくは全体の直径が0.75インチ(1.91cm)または1インチ(2.54cm)または1.25インチ(3.16cm)または1.4インチ(3.56cm)の下限および1.55インチ(3.94cm)または1.6インチ(4.06cm)または1.62インチ(4.11cm)または1.63インチ(4.14cm)の上限の範囲である。二重および多層コアは内側コア層および外側コア層を有し、多層コアは付加的に内側コア層および外側コア層の間に配された少なくとも1つん中間層を有する。この発明の内側コア層の直径は好ましくは0.5インチ(1.27cm)または0.75インチ(1.91cm)または1インチ(2.54cm)の下限および1.25インチ(3.16cm)または1.4インチ(3.56cm)または1.55インチ(3.94cm)または1.57インチ(3.99cm)または1.58インチ(4.01cm)の上限の範囲である。この発明の外側コア層の厚さは好ましくは0.02インチ(0.051cm)または0.025インチ(0.064cm)または0.032インチ(0.081cm)の下限および0.31インチ(0.79cm)または0.44インチ(1.12cm)または0.56インチ(1.42cm)の上限の範囲である。この発明の中間層の全体の厚さは好ましくは0.02インチ(0.051cm)または0.025インチ(0.064cm)または0.032インチ(0.081cm)の下限および0.15インチ(0.38cm)または0.22インチ(0.56cm)または0.28インチ(0.71cm)の上限の範囲である。
この発明のゴルフボールコアのAtti圧縮は、好ましくは、110以下または90以下または80以下または75以下または70以下または65以下または50以下である。圧縮は以下に説明される手順で測定される。この発明のゴルフボールコアの38.1m/s(125ft/s)のCORは、好ましくは、少なくとも0.775または少なくとも0.780または少なくとも0.782または少なくとも0.785または少なくとも0.787または少なくとも0.790または少なくとも0.795または少なくとも0.800またはである。CORは以下に説明される手順で決定される。具体的な実施例では、この発明によりAtti圧縮が75以下、38.1m/s(125ft/s)のCORが少なくとも0.8のゴルフボールコアが実現される。他の具体的な実施例では、この発明によりAtti圧縮が75以下、38.1m/s(125ft/s)のCORが少なくとも0.798のゴルフボールコアが実現される。他の具体的な実施例では、この発明によりAtti圧縮が60以下、38.1m/s(125ft/s)のCORが少なくとも0.785のゴルフボールコアが実現される。他の具体的な実施例では、この発明によりAtti圧縮が50以下、38.1m/s(125ft/s)のCORが少なくとも0.781または少なくとも0.783または少なくとも0.790のゴルフボールコアが実現される。
この発明のゴルフボールは、好ましくは、この発明のゴム組成物から製造された少なくとも1つのコア層を有する。具体的な実施例では、この発明は、この発明のゴム組成物から製造された単一層のコアを具備するゴルフボールを実現する。他の具体的な実施例では、この発明は、内側コア層および外側コア層を具備する二重コアを有し、内側コア層がこの発明のゴム組成物から製造されているゴルフボールを実現する。他の具体的な実施例では、この発明は、内側コア層および外側コア層を具備する二重コアを有し、外側コア層がこの発明のゴム組成物から製造されているゴルフボールを実現する。他の具体的な実施例では、この発明は、内側コア層、外側コア層、および少なくとも1つの中間コア層を具備する多層コアを有し、内側コア層がこの発明のゴム組成物から製造されているゴルフボールを実現する。他の具体的な実施例では、この発明は、内側コア層、外側コア層、および少なくとも1つの中間コア層を具備する多層コアを有し、外側コア層がこの発明のゴム組成物から製造されているゴルフボールを実現する。他の具体的な実施例では、この発明は、内側コア層、外側コア層、および少なくとも1つの中間コア層を具備する多層コアを有し、中間コア層がこの発明のゴム組成物から製造されているゴルフボールを実現する。
さらに他の具体的な実施例では、この発明は、1以上のコア層、コアの周りのエラストマー糸巻部、およびカバーを有し、コア層および/またはコアの周りのエラストマー糸巻部の少なくとも1つにこの発明のゴム組成物が存在する糸巻ゴルフボールを実現する。糸巻ゴルフボール、さらにその製造方法は例えば米国特許第4,846,910号に詳細に説明されており、その内容は参照してここに組み入れる。
この発明のゴルフボールはこの発明のゴム組成物以外の適切な材料で製造された1または複数の層を含んでよい。ここに開示されるゴルフボールに用いて適切な材料は、これに限定されないが、天然および合成ゴム、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレンブロックコポリマーゴム(例えば、SI、SIS、SB、SBS、SIBS、その他、ただし「S」はスチレン、「I」はイソブチレン、「B」はブタジエンである)、ブチルゴム、ハロブチルゴム、イソブチレンおよびパラ−アルキルスチレンのコポリマー、イソブチレンおよびパラ−アルキルスチレンのハロゲン化コポリマー、ブタジエンのアクリロニトリルとのコポリマー、ポリクロロプレン、アルキルアクリレートゴム、塩化イソプレンゴム、およびアクリロニトリル塩化イソプレンゴム、;メタローセンポリマー;酸コポリマーおよびアイオノマー;およびこれらの組み合わせを含む。
この発明のゴルフボールカバーは単一、二重、および多層カバーを含み、好ましくは、その厚さは、0.01インチ(0.0254cm)または0.02インチ(0.0508cm)または0.025インチ(0.0635cm)または0.03インチ(0.0762cm)または0.04インチ(0.102cm)または0.045インチ(0.113cm)または0.05インチ(0.127cm)または0.06インチ(0.152cm)の下限および0.07インチ(0.178cm)または0.075インチ(0.191cm)または0.08インチ(0.203cm)または0.09インチ(0.229cm)または0.1インチ(0.254cm)または0.15インチ(0.381cm)または0.2インチ(0.508cm)または0.3インチ(0.762cm)または0.5インチ(1.27cm)の上限の範囲である。二重および多層カバーは内側カバー層および外側カバー層を有し、多層カバーはさらに少なくとも1つの中間カバー層を内側カバー層および外側カバー層の間に有する。この発明の内側カバー層の厚さは、好ましくは、0.01インチ(0.0254cm)または0.02インチ(0.0508cm)または0.025インチ(0.0635cm)の下限および0.05インチ(0.127cm)または0.15インチ(0.381cm)または0.2インチ(0.508cm)の上限の範囲である。
この発明のゴルフボールカバーは、この発明のゴム組成物以外の適切な材料で製造された1または複数の層を含んでよい。カバー材料は好ましくは丈夫で切断耐性のあるものを所望の特性に基づいて選択する。ここで開示されるゴルフボールに使用して好適なカバー材料は、これに限定されないが、例えば低密度ポリエチレン、線形低密度ポリエチレン、および高密度ポリエチレンを含むポリエチレン;ポリプロピレン;ゴム強化オレフィンポリマー;アイオノマーの部分を構成しない酸コポリマー;プラストマー;フレクソマー:スチレン/ブタジエン/スチレンブロックコポリマー;スチレン/エチレン−ブチレン/スチレンブロックコポリマー;動的に加硫したエラストマー;エチレンビニルアセテート;エチレンメチルアクリレート;ポリビニルクロライド樹脂;ポリアミド、アミド−エステルエラストマー、および、アイオノマーとポリアミドのグラフトコポリマー(例えば、Arkema社から商業的に入手可能なPebax(商標)熱可塑性ポリエーテルブロックアミドを含む);架橋トランスポリイソプレンブレンド;ポリウレタン;ポリ尿素;ポリエステルベースの熱可塑性エラストマー、例えば、E.I.DuPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能なHytel(商標);ポリウレタンベースの熱可塑性エラストマー、例えば、BASF社から商業的に入手可能なElastollan(商標);合成または天然加硫ゴム;アイオノマー樹脂;およびこれらの組み合わせを含む。適切なカバー材料および構造は、これに限定されないが、米国特許第6,117,025号、同第6,767,940号および同第6,969,630号に開示されたものを含み、これらの内容は参照し得ここに組み入れる。
商業的に入手可能はアイオノマーのカバー材料は、これに限定されないが、E.I.DuPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能なSurlyn(商標)アイオノマー樹脂およびDuPont(商標)HPF1000およびHPF2000;およびExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能なIotek(商標)アイオノマーを含む。アイオノマーを熱可塑性エラストマーとブレンドしたものも好適である。適切なアイオノマーカバー材料はさらに例えば米国特許第6,653,382号、同第6,756,436号、同第6,894,098号、同第6,919,393号、および同第6,953,820号に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。
適切なポリウレタンカバー材料はさらに例えば米国特許第6,756,436号に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。ポリウレタンおよびポリ尿素はカバー材料として使用するときには熱硬化性でも熱可塑性でもよい。熱硬化性材料から、通常の注型または反応性射出成型の手法により、ゴルフボール層を形成できる。熱可塑性材料から、通常の圧縮または射出成型の手法により、ゴルフボール層を形成できる。光安定性ポリウレタンおよびポリ尿素が、単一層カバーおよび二重あるいは多層カバーの外側層に好ましい。高弾性(high modulus)熱可塑性材料が二重カバーおよび多層カバーの内側カバー層に好適な材料である。
ゴルフボールカバーは、オプションとして、1または複数のフィラー、例えばこの発明のゴム組成物に対して上述したフィラー(例えば二酸化チタン、硫酸バリウム等)、および/または、添加物、例えば、着色剤、香料、白色剤、酸化防止剤、分散剤、UV吸収剤、光安定剤、可塑剤、表面活性剤、粘度修正剤、整合剤、発泡剤、強化剤、離型剤、その他を含む。
この発明のゴルフボールはオプションとしてコアおよびカバーの間に配された1または複数の中間層を有する。中間層があるときには、中間層の全体の厚さは一般的に0.01インチ(0.0254cm)または0.05インチ(0.127cm)または0.1インチ(0.254cm)の下限および0.3インチ(0.762cm)または0.35インチ(0.889cm)または0.4インチ(1.02cm)の上限の範囲である。適切な中間層材料は、これに限定されないが、天然ゴム、バラタ、ガタパーチャ、シス−ポリブタジエン、トランス−ポリブタジエン、合成ポリイソプレン、ポリオクテナマー(polyoctenamer)、スチレン−プロピレン−ジエンゴム、メタローセンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレン、クロロプレンゴム、アクリロニトリルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−エチレンブロックコポリマー、無水マレイン酸または琥珀酸エステル修正メタローセン触媒エチレンコポリマー、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ尿素、塩化ポリエチレン、ポリスルフィドゴム、フルオロカーボン、およびこれらの組み合わせを含む。
適切なゴルフボール構造おより材料はさらに例えば米国特許出願公開2003/0144087および同2005/0164810、米国特許第5,688,119号、同第5,919,100号およびPCT刊行物WO00/23519および同WO00/29129に開示されており、それらの内容は参照してここに組み入れる。
この発明のゴルフボールの全体の直径は、好ましくは、1.6インチ(4.06cm)または1.62インチ(4.11cm)または1.66インチ(4.22cm)の下限および1.69インチ(4.29cm)または1.74インチ(4.42cm)または1.800インチ(4.57cm)の上限の範囲である。より好ましくはこの発明のゴルフボールの全体の直径は1.68インチ(4.27cm)である。この発明のゴルフボールのAtti圧縮は好ましくは120以下、または110以下、または105以下である。この発明のゴルフボールの38.1m/s(125ft/s)のCORは好ましくは少なくとも0.75または少なくとも0.78または少なくとも0.79である。
この発明はゴルフボール層を形成する具体的な方法のいずれにも制約されない。層は、射出成型、圧縮成型、注型、および反応性射出成型を含む任意の適切な手法で製造できることに留意されたい。
[例]
以下の例は説明を目的としてのみ示されることに留意されたい。この発明は具体的な開示内容に限定されるものではない。
この発明のゴルフボールは、以下の表に示される調合に従って材料を混合し、その後、得られた組成物を生成して研磨して1.55インチ(3.94cm)の径の球を得た。各球の圧縮およびCORを測定して比較例の球の圧縮およびCORと比較してSFIを決定した。結果ヒャ以下の表に示される。
圧縮はここでは「Atti圧縮」とも呼ばれ、既知の手順に従って、Atti圧縮試験装置を用いて測定される。ここではピストンを用いてボールをスプリングに押しつける。ピストンの移動量は固定されスプリングの偏位が測定される。スプリングの偏位の測定はボールの接触時点で開始しない。むしろ、ほぼ第1の1.25mm(0.25インチ)のスプリングの偏位のオフセットがある。非常に剛性が小さなコアはスプリングを1.25mmより多く撓まさず、ゼロのAtti圧縮が測定される。Atti圧縮テスタは42.7mmの径の物体を測定するように設計されている。したがって、ゴルフボールコアのようなより小さな物体は隙間を埋めて42.7mmの高さとなるようにして正確な測定値を得るようにしなければならない。
CORは既知の手順に従って決定され、ここでは、ゴルフボールまたはゴルフボールのサブアッセンブリ(例えばゴルフボールコア)を空気砲から所定の速度(この発明の目的では38.1m/s(125ft/s))で打ち出す。複数の弾道光スクリーンが空気砲およびシチール板の間に配置されてボールの速度を測定する。ボールがスチール板へ移動するときに、ボールは各光スクリーンを活性化して各光スクリーンにおける時間を測定する。これにより、ボールの入射速度に比例した入射移行時間が得られる。ボールはスチール板と衝突して複数の光スクリーンを通じてリバウンドし、これが光スクリーン間を移行するのに要する時間間隔を測定する。これにより、ボールの飛び出し速度に比例した飛び出し移行時間が得られる。CORは飛び出し移行時間間隔の入射移行時間間隔に対する比、COR=Tout/Tinとして計算される。
SFIはつぎの手順により決定される。コントロール線は、2またはそれ以上のコントロール調合に対するCOR対圧縮の線形回帰式により決定される。回帰式は実験例の調合と同一の圧縮における理論的なコントロール調合のCORを計算するのに用いられる。つぎにSFIが、実験例の調合のCORから実験例の調合と同一の圧縮の理論コントロール調合のCORを引いて計算される。したがって、実験例の調合が同一の圧縮でコントロール線より弾力性が大きければSFIは正の値であり、実験例の調合が同一の圧縮でコントロール線より小さければ負の値である。
[例1および2:フリーラジカル補足剤としてのキンヒドロン]
例1および2において、この発明のゴム組成物はSE BR−1220、キンヒドロン、Perkadox(商標)BC、SR526、酸化亜鉛、および硫酸バリウムをBrabender混合機で5−10分混合して準備された。比較例の組成物C1−C3も同様に準備された。ただしキンヒドロンは添加されなかった。使用した各成分の相対量は表1に示される。
例1、2、C1−C3のゴム組成物は圧縮成型プレス中で335°Cで11分間硬化されて球を得た、これがそののち1.55インチ(3.94cm)の径に研磨された。
得られた球の各々はAtti圧縮および38.1m/s(125ft/s)のCORについて評価された。例1および2の各々のSFIは、各例の圧縮およびCORをC1−C3の圧縮およびCORと比較して上述したSFI手順に従って決定された。圧縮、CORおよびSFIの結果は表1に報告される。
Figure 2007252900
*SE BR−1220はDow Chemical Companyから商業的に入手可能な高シス−1,4ポリブタジエンである。
**Perkadox(商標)はAkzo Nobelから商業的に入手可能はジクミルペルオキシドのフリーラジカル開始剤である。
***SR526はSatomer Companyから商業的に入手可能な亜鉛ジアクリレートをベースにしたコエージェントである。
****PQUINHYDRONE=0
ここに引用した、先行文献を含む、すべての特許、刊行物、テスト手順および他の参照資料は、参照して、この発明と矛盾しない範囲で、ここに完全にくみいれる。
この発明の事例的な実施例を詳細に説明したが、種々の変更や他の実施例をこの発明の趣旨を逸脱することなく当業者が容易に想到できることに留意されたい。したがって、特許請求の範囲はここに示された例や説明に制限されるのでなく、むしろ、特許請求の範囲は、この発明に宿る特許性のある新規な特徴をすべてを包囲するように理解され、それはこの発明が関連する分野の当業者により均等なものと扱われるすべての特徴を含むことに留意されたい。

Claims (20)

  1. (a)ベースゴムと、
    (b)フリーラジカル開始剤と、
    (c)キンヒドロンとを有するゴム組成物から形成された少なくとも1つの層を具備することを特徴とするゴルフボール。
  2. 上記フリーラジカル開始剤は上記ゴム組成物中に重量基準で上記ベースゴム100部に対して少なくとも0.05部の量だけ存在する請求項1記載のゴルフボール。
  3. 上記キンヒドロンは上記ゴム組成物中に重量基準で上記ベースゴム100部に対して少なくとも0.05部の量だけ存在する請求項1記載のゴルフボール。
  4. 上記ベースゴム100部に対して重量基準で測定された上記ゴム組成物中の上記キンヒドロンの量(PQUINHYDRONE)の、上記ベースゴム100部に対して重量基準で測定された上記ゴム組成物中のフリーラジカル開始剤の量(PINITIATOR)に対する比(PQUINHYDRONE/PINITIATOR)が0.05から2である請求項1記載のゴルフボール。
  5. QUINHYDRONE/PINITIATORが0.25から2である請求項4記載のゴルフボール。
  6. QUINHYDRONE/PINITIATORが少なくとも0.05であり、かつ0.5未満である請求項4記載のゴルフボール。
  7. QUINHYDRONE/PINITIATORが少なくとも0.25であり、かつ0.5未満である請求項4記載のゴルフボール
  8. QUINHYDRONE/PINITIATORが0.25から0.45である請求項4記載のゴルフボール。
  9. 上記キンヒドロンが、つぎの化学式で表される化合物およびその水和物から選択される請求項1記載のゴルフボール。
    Figure 2007252900
    ここで、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、水素、ハロゲン基(F,Cl、Br、I)、アルキル基、カルボキシル基(−COOH)およびカルボキシル基の金属塩(例えば−COO)、アセテート基(−CHCOOH)およびそのエステル(−CHCOOR)、ホルミル基(−CHO)、アシル基(−COR)、アセチル基(−COCH)、ハロゲン化カルボニル基(−COX)、スルホ基(−SOH)およびそのエステル(−SOR)、ハロゲン化スルホニル基(−SOX)、スルフィノ基(−SOH)、アルキルスルフィニル基(−SOR)、カルバモイル基(−CONH)、ハロゲン化アルキル基、シアノ基(−CN)、アルコキシ基(−OR)、ヒドロキシ基(−OH)およびその金属塩(例えば−O)、アミノ基(−NH)、ニトロ基(−NO)、アリール基(例えばフェニル、トリル等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ等)、アリールアルキル[例えばクミル(−C(CHフェニル);ベンジル(−CHフェニル)]、ニトロソ基(−NO)、アセトアミド基(−NHCOCH)、およびビニル基(−CH=CH)からなるグループから相互に独立に選択される。
  10. 、R、R、R、R、R、RおよびRの各々は水素である請求項9記載のゴルフボール。
  11. 上記ゴム組成物は、アクリレート、ジアクリレート、メタクリレート、およびジメタクリレートの1または複数の金属塩から選択された1または複数のコエージェントを有し、上記金属はマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、リチウム、およびニッケルから選択され、上記ゴム組成物中に含まれるアクリレート、ジアクリレート、メタクリレート、およびジメタクリレートの1または複数の金属塩の全量が上記ベースゴム100部に対して20未満である請求項3記載のゴルフボール。
  12. 上記ゴム組成物は有機硫黄化合物が実質的にフリーである請求項1記載のゴルフボール。
  13. 上記ゴルフボールはコアおよびカバーを有し、上記コアは上記ゴム組成物から形成された単一層である請求項1記載のゴルフボール。
  14. 上記ゴルフボールは内側コア層、外側コア層、およびカバーを有し、上記内側コア層は記ゴム組成物から形成される請求項1記載のゴルフボール。
  15. 上記ゴルフボールは内側コア層、外側コア層、およびカバーを有し、上記外側コア層は記ゴム組成物から形成される請求項1記載のゴルフボール。
  16. コアおよびカバーを有し、上記コアは、
    ゴム組成物であって、
    (a)ベースゴムと、
    (b)重量基準で上記ベースゴム100部に対して少なくとも0.05部のフリーラジカル開始剤と、
    (c)重量基準で上記ベースゴム100部に対して少なくとも0.15部のキンヒドロンとを有する上記ゴム組成物から形成された少なくとも1つの層を具備することを特徴とするゴルフボール。
  17. 上記ベースゴム100部に対して重量基準で測定された上記ゴム組成物中の上記キンヒドロンの量(PQUINHYDRONE)の、上記ベースゴム100部に対して重量基準で測定された上記ゴム組成物中のフリーラジカル開始剤の量(PINITIATOR)に対する比(PQUINHYDRONE/PINITIATOR)が少なくとも0.05である請求項16記載のゴルフボール。
  18. 上記ゴム組成物は有機硫黄化合物が実質的にフリーである請求項15記載のゴルフボール。
  19. コアおよびカバーを有し、上記コアは、
    ゴム組成物であって、
    (a)ベースゴムと、
    (b)重量基準で上記ベースゴム100部に対して少なくとも0.05部のフリーラジカル開始剤と、
    (c)重量基準で上記ベースゴム100部に対して少なくとも0.15部のキンヒドロンとを有する上記ゴム組成物から形成された少なくとも1つの層を具備し、
    上記キンヒドロンは、つぎの化学式で表される化合物およびその水和物から選択され、
    Figure 2007252900
    ここで、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、水素、ハロゲン基(F,Cl、Br、I)、アルキル基、カルボキシル基(−COOH)およびカルボキシル基の金属塩(例えば−COO)、アセテート基(−CHCOOH)およびそのエステル(−CHCOOR)、ホルミル基(−CHO)、アシル基(−COR)、アセチル基(−COCH)、ハロゲン化カルボニル基(−COX)、スルホ基(−SOH)およびそのエステル(−SOR)、ハロゲン化スルホニル基(−SOX)、スルフィノ基(−SOH)、アルキルスルフィニル基(−SOR)、カルバモイル基(−CONH)、ハロゲン化アルキル基、シアノ基(−CN)、アルコキシ基(−OR)、ヒドロキシ基(−OH)およびその金属塩(例えば−O)、アミノ基(−NH)、ニトロ基(−NO)、アリール基(例えばフェニル、トリル等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ等)、アリールアルキル[例えばクミル(−C(CHフェニル)、ベンジル(−CHフェニル)]、ニトロソ基(−NO)、アセトアミド基(−NHCOCH)、およびビニル基(−CH=CH)からなるグループから相互に独立に選択される。
    さらに、上記ベースゴム100部に対して重量基準で測定された上記ゴム組成物中の上記キンヒドロンの量(PQUINHYDRONE)の、上記ベースゴム100部に対して重量基準で測定された上記ゴム組成物中のフリーラジカル開始剤の量(PINITIATOR)に対する比(PQUINHYDRONE/PINITIATOR)が少なくとも0.25から2であり、
    さらに、上記ゴム組成物は有機硫黄化合物が実質的にフリーであることを特徴とするゴルフボール。
  20. QUINHYDRONE/PINITIATORが少なくとも0.25であり、かつ0.5未満である請求項19記載のゴルフボール。
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