JP2007252885A - 真空掃除機のサイクロン集塵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の目的は、髪の毛や糸くずのように絡みやすい汚れをグリル部材から容易に除去することのできるサイクロン集塵装置を提供することにある。
【解決手段】 本発明に係る真空掃除機のサイクロン集塵装置は、流入される空気が旋回気流を形成することが出来るように吸込ポートが形成されたカバーと、前記カバーと結合され、流入された空気が排出される排気パイプを有するサイクロンボディと、前記排気パイプに設置されるグリルと、前記排気パイプの内側に移動可能に設置され、前記グリルに吸着された汚れを除去するグリルクリーニングユニットとを含む。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明に係る真空掃除機のサイクロン集塵装置は、流入される空気が旋回気流を形成することが出来るように吸込ポートが形成されたカバーと、前記カバーと結合され、流入された空気が排出される排気パイプを有するサイクロンボディと、前記排気パイプに設置されるグリルと、前記排気パイプの内側に移動可能に設置され、前記グリルに吸着された汚れを除去するグリルクリーニングユニットとを含む。
【選択図】 図5
Description
本発明は真空掃除機のサイクロン集塵装置に関する。
一般的にサイクロン方式の真空掃除機は、旋回気流を形成することができるように吸込流路が形成されたボディと、汚れが含まれた空気から汚れが遠心分離された空気を吸込モーター側に排出する排気パイプ及び前記排気パイプに設置されるグリル部材と、を含む。
つまり、前記ボディに偏心するように形成された吸込ポートを介して流入される汚れが含まれた空気は、前記ボディの内壁面に沿って回転しつつ旋回気流を形成する。このように形成された旋回気流による遠心力により、汚れが含まれた空気は汚れと空気とに遠心分離される。
このように分離された汚れは自重によってボディの底面やボディの外周面側に連通形成された汚れ排出口を介して捕捉され、汚れが分離された空気はボディの中央に形成された排気パイプを介して吸込モーター側に排出される。
前記排気パイプには旋回気流によって分離されなかった髪の毛や繊維質の埃を捕捉するグリル部材が設置される。前記グリル部材は一般的に多数のリブが格子型で交差しながら格子網(メッシュ)を形成する。
ところが、髪の毛や繊維質の埃は絡み合いやすいので、前記格子網に絡み合った状態で付いてしまう場合が多い。このようにグリル部材に髪の毛のような繊維質の埃が絡み合うと、空気の流れが前記汚れによって閉鎖され、吸込力が減少され得るので掃除が必要になる。従って、集塵装置内に集められた汚れを捨てるときに前記グリル部材の掃除もしなければならないが、体積の大きい汚れの場合は集塵箱を引っ繰り返して間単に捨てられる一方、格子網に吸着された髪の毛や繊維質の埃はよく除去されず、使用者が前記グリル部材に吸着された汚れを手を使って一々除去しなければならないため、非衛生的であり煩わしいという問題点があり、その改善が求められている。
韓国登録特許第10−052624号公報
韓国公開特許第2002−0004576号公報
欧州公開特許第EP1136028号公報
本発明は前述の問題点を解決するために提出されたもので、本発明の目的は、髪の毛や糸くずのように絡みやすい汚れをグリル部材から容易に除去することのできるサイクロン集塵装置を提供することにある。
前述の目的を達成するための本発明に係る真空掃除機のサイクロン集塵装置は、流入される空気が旋回気流を形成することが出来るように吸込ポートが形成されたカバーと、前記カバーと結合され、流入された空気が排出される排気パイプを有するサイクロンボディと、前記排気パイプに設置されるグリルと、前記排気パイプの内側に移動可能に設置され、前記グリルに吸着された汚れを除去するグリルクリーニングユニットと、を含むことを特徴とする。
前記グリルは、前記排気パイプに結合されるグリルボディと、前記グリルボディの中央に形成されるクリーニングホールと、前記クリーニングホールの上側に突き出されるコーンと、前記クリーニングホールを除いた前記グリルボディの開口面に設置される格子網と、を含む。
前記クリーニングホールは、前記グリルボディの内週面から延長形成された複数のリブによって保持される。
前記コーンは、前記クリーニングホールから延長形成された4つのバーが一点で合って形成される。
前記グリルは一体で形成される。
本発明の好適な第1実施形態によると、前記グリルクリーニングユニットは、内部に空間部が形成されたクリーナーボディと、前記空間部に結合される重量体と、前記クリーナーボディの上側に延長形成される汚れ除去ボスと、を含む。
前記重量体は、鉄または鉛のような重量の重い金属材質の球体で備えられる。
前記汚れ除去ボスは、先端に「−」、「V」及び「凹」のうちいずれか一つの形状を有する汚れ除去バーが形成される。
本発明の好適な第2実施形態によると、前記グリルクリーニングユニットは、クリーナーボディと、前記クリーナーボディの上側に延長形成される汚れ除去ボスと、を含む。
前記クリーナーボディは、鉄または鉛のような重量の重い金属から構成される。
前記汚れ除去ボスは、先端に「−」、「V」及び「凹」のうちいずれか一つの形状を有する汚れ除去バーが形成される。
前記排気パイプは、前記グリルクリーニングユニットの往復運動をガイドする少なくとも一つのガイドピンを含むことができる。
この場合、前記グリルクリーニングユニットは、内部に空間部が形成されたクリーナーボディと、前記空間部に結合される重量体と、前記クリーナーボディの上側に延長形成される汚れ除去ボスと、前記クリーナーボディの前記ガイドピンと対応する位置に形成されたガイドピンホルダーと、を含む。
本発明の好適な第3実施形態によると、前記グリルクリーニングユニットは、前記排気パイプの外側に移動可能に設置される。
この場合、前記グリルクリーニングユニットは、鉄または鉛のような重量の重い金属材質のクリーナーボディと、前記クリーナーボディの上側に前記グリルの中心に向かって折り曲げられた汚れ除去ボスと、を含む。
本発明によると、サイクロン集塵装置のモーター側の出口に汚れが逆流することを防止するフィルターに髪の毛や繊維質の埃が絡み合っても、捕捉された汚れを捨てるためにサイクロン集塵装置を引っ繰り返すとき、グリルクリーニングユニットが自重によって下降しつつグリルに吸着された髪の毛のような汚れを除去することができる。
以下、添付の図面に基づいて本発明の好適な実施形態を詳述する。
図1は、本発明に係る真空掃除機のサイクロン集塵装置を示す斜視図である。
同図に示すように、サイクロン集塵装置は、カバー110、サイクロンボディ120、グリル130、及びグリルクリーニングユニット140を含む。
カバー110にはサイクロン集塵装置に空気が旋回気流を形成しつつ流入されるように吸込ポート111が備えられる。
サイクロンボディ120のカバー110と結合され、吸込ポート111から流入された空気が排出される排気パイプ121が大体中心の付近に設置される。排気パイプ121は空気の吸込みのための負圧を形成するモーター室と連結され、排気パイプ121の内側には4つのガイドピン122が90°の間隔で配置され、グリルクリーニングユニット140の往復運動をガイドする。ガイドピン122の一端には前記グリルクリーニングユニット140の位置を規制する規制突起123が突出して形成される。規制突起123は真空掃除機を使うとき、グリルクリーニングユニット140がサイクロン集塵装置の底面に当たることを防止する。
グリル130は、排気パイプ121に設置され、サイクロンボディ120から前記モーター室に排出される空気を物理的にもう一回フィルターする。
グリル130は図2に示すように、グリルボディ131、クリーニングホール132、コーン133、及び格子網134を含む。
グリルボディ131は排気パイプ121の外側に結合される。
クリーニングホール132はグリルボディ131の中央に形成され、グリルボディ131の内周面から延長形成された複数のリブ131aによって保持される。
コーン133は、クリーニングホール132から延長形成された4つのバー133aが一点で合って形成され、前記排気パイプ121の上側に向かうように構成される。
格子網134は、クリーニングホール132を除いたグリルボディの開口面に設置され、前記開口面を通過する空気から汚れを除去する。
このように構成されるグリルは一つのモールドで形成されることが好ましいが、これに限定せず、別の部材で形成された格子網134が付着される構成も可能である。
本発明の第1実施形態に係るグリルクリーニングユニット140は、図3に示すように、クリーナーボディ141、重量体142、汚れ除去ボス143を含む。
クリーナーボディ141の内部には空間部が形成され、前記空間部に鉄または鉛のように重量の重い金属材質の球体で設けられた重量体142が結合される。
汚れ除去ボス143は、クリーナーボディ141の上側に延長形成され、先端に汚れ除去バー144が備えられる。汚れ除去バー144は、「−」(図3)、「V」(図4)及び「凹」(図5)のうちいずれか一つの形状で備えられる。汚れ除去バー144の形状は、前述した3つの形状の以外にもコーン133の空間部を通過することができる形状であれば、どんな形状でも可能である。
本発明の好適な第2実施形態によると、前記グリルクリーニングユニット140’は、図6及び図9に示すようにクリーナーボディ141’及びクリーナーボディの上側に延長形成される汚れ除去ボス143’でのみ構成され得る。
クリーナーボディ141’は、鉄または鉛のような重量の重い金属から構成され、図6に示すように四角形に構成されることもでき、図9に示すように円筒状に構成されることもできる。
汚れ除去ボス143’は、先端に「−」形状の汚れ除去バー144’を備え、図示していないが、前述した第1実形態のように「V」及び「凹」の形状を有することもできる。
一方、前記第1及び第2実施形態に係るクリーナーボディ141、141’には排気パイプ120の内周面に形成されたガイドピン122と対応する位置にガイドピンホルダー145、145’が形成される。ガイドピンホルダー145は90°の間隔で全部4つが構成される。
本発明の好適な第3実施形態に係るグリルクリーニングユニット140”は、図10及び図11に示すように、前記排気パイプの外側に移動可能に設置され得る。この場合、グリルクリーニングユニット140”は、鉄または鉛のような重量の重い金属材質のクリーナーボディ141”及びクリーナーボディ141”の上側にグリル130の中心に向かって折り曲げられて形成された汚れ除去ボス144”を含む。
以下、本発明に係る真空掃除機のサイクロン集塵装置の動作を図面に基づいて説明する。
サイクロン集塵装置の内部に汚れが満杯すると、使用者はサイクロン集塵装置を掃除機の本体から除去し、カバー110を除去した後にサイクロンボディ120を引っ繰り返して内部に捕捉された汚れを捨てる。
このように、捕捉された汚れを捨てるためにサイクロンボディ120を引っ繰り返すと、排気パイプ121の内部に移動可能に設置されたグリルクリーニングユニット140は、図8に示すようにガイドピン122に沿って重量方向(図8の矢印、g)に移動する。これは、本発明の好適な第1実施形態のようにグリルクリーニングユニット140に鉄や鉛のような金属材質の重量体142を設置したり、第2実施形態のようにクリーナーボディ141’の材質を前記材質で備える場合、グリルクリーニングユニット140は重量体142またはクリーナーボディ141’の自重によって重力方向(g)に下降するからである。
このようにグリルクリーニングユニット140が重力方向に下降すると、クリーナーボディ141、141’から延長形成された汚れ除去ボス143及び汚れ除去バー144がコーン133の空いた空間部を通過しながら、絡み合っている髪の毛や糸のような繊維質の埃をグリル130から除去する。つまり、髪の毛のような細くて長い汚れはコーン133に巻かれたり、格子網134に絡み合う場合が多いため、汚れ除去ボス143がコーン133の空いた空間部を通過すると、コーン133に絡み合っている汚れを容易にグリル130から離脱させることができる。
一方、図10及び11に示すように、グリルクリーニングユニット140”は、排気パイプ120の外側に移動可能に設置され得るが、この場合にも、グリル130側に折り曲げられて形成された汚れ除去ボス144”が、サイクロン集塵装置を引っ繰り返して内部に捕捉された汚れを捨てるとき、図10に示された矢印方向に動きながらコーン133に絡み合っている髪の毛や繊維質の汚れを押し出すことができる。従って、グリル130に絡み合っている汚れを使用者が手を使わなくてもグリル130から除去することができる。
110 カバー
120 サイクロンボディ
121 排気パイプ
122 ガイドピン
130 グリル
140、140’、140” グリルクリーニングユニット
141、141’、141” クリーナーボディ
142 重量体
143、143’、143” 汚れ除去ボス
144 汚れ除去バー
120 サイクロンボディ
121 排気パイプ
122 ガイドピン
130 グリル
140、140’、140” グリルクリーニングユニット
141、141’、141” クリーナーボディ
142 重量体
143、143’、143” 汚れ除去ボス
144 汚れ除去バー
Claims (22)
- 流入される空気が旋回気流を形成することが出来るように吸込ポートが形成されたカバーと、
前記カバーと結合され、流入された空気が排出される排気パイプを有するサイクロンボディと、
前記排気パイプに設置されるグリルと、
前記排気パイプの内側に移動可能に設置され、前記グリルに吸着された汚れを除去するグリルクリーニングユニットと、を含むことを特徴とする真空掃除機のサイクロン集塵装置。 - 前記グリルは、
前記排気パイプに結合されるグリルボディと、
前記グリルボディの中央に形成されるクリーニングホールと、
前記クリーニングホールの上側に突き出されるコーンと、
前記クリーニングホールを除いた前記グリルボディの開口面に設置される格子網と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。 - 前記クリーニングホールは、前記グリルボディの内周面から延長形成された複数のリブによって保持されることを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記コーンは、前記クリーニングホールから延長形成された4つのバーが一点で合って形成されたことを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記グリルは一体で形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4のうちいずれか一つに記載された真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記グリルクリーニングユニットは、
内部に空間部が形成されたクリーナーボディと、
前記空間部に結合される重量体と、
前記クリーナーボディの上側に延長形成される汚れ除去ボスと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。 - 前記重量体は、金属材質の球体であることを特徴とする請求項6に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記汚れ除去ボスは、先端に「−」形状の汚れ除去バーが形成されたことを特徴とする請求項6に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記汚れ除去ボスは、先端に「V」形状の汚れ除去バーが形成されたことを特徴とする請求項6に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記汚れ除去ボスは、先端に「凹」形状の汚れ除去バーが形成されたことを特徴とする請求項6に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記グリルクリーニングユニットは、
クリーナーボディと、
前記クリーナーボディの上側に延長形成される汚れ除去ボスと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。 - 前記クリーナーボディは、鉄または鉛のような重量の重い金属であることを特徴とする請求項11に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記汚れ除去ボスは、先端に「−」形状の汚れ除去バーが形成されたことを特徴とする請求項11に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記汚れ除去ボスは、先端に「V」形状の汚れ除去バーが形成されたことを特徴とする請求項11に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記汚れ除去ボスは、先端に「凹」形状の汚れ除去バーが形成されたことを特徴とする請求項11に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記排気パイプは、前記グリルクリーニングユニットの往復運動をガイドする少なくとも一つのガイドピンを含むことを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記グリルクリーニングユニットは、
内部に空間部が形成されたクリーナーボディと、
前記空間部に結合される重量体と、
前記クリーナーボディの上側に延長形成される汚れ除去ボスと、
前記クリーナーボディの前記ガイドピンと対応する位置に形成されたガイドピンホルダーと、を含むことを特徴とする請求項16に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。 - 前記グリルクリーニングユニットは、
鉄または鉛のような重量の重い金属材質のクリーナーボディと、
前記クリーナーボディの上側に延長形成される汚れ除去ボスと、
前記クリーナーボディの前記ガイドピンと対応する位置に形成されたガイドピンホルダーと、を含むことを特徴とする請求項16に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。 - 流入される空気が旋回気流を形成することが出来るように吸込ポートが形成されたカバーと、
前記カバーと結合され、流入された空気が排出される排気パイプを有するサイクロンボディと、
前記排気パイプに設置されるグリルと、
前記排気パイプの外側に移動可能に設置され、前記グリルに吸着された汚れを除去するグリルクリーニングユニットと、を含むことを特徴とする真空掃除機のサイクロン集塵装置。 - 前記グリルは、
前記排気パイプに結合されるグリルボディと、
前記グリルボディの中央に形成されるクリーニングホールと、
前記クリーニングホールの上側に突き出されるコーンと、
前記クリーニングホールを除いた前記グリルボディの開口面に設置される格子網と、を含むことを特徴とする請求項19に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。 - 前記クリーニングホールは、前記グリルボディの内周面から延長形成された複数のリブによって保持されることを特徴とする請求項20に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
- 前記グリルクリーニングユニットは、
鉄または鉛のような重量の重い金属材質のクリーナーボディと、
前記クリーナーボディの上側に前記グリルの中心に向かって折り曲げられた汚れ除去ボスと、を含むことを特徴とする請求項19に記載の真空掃除機のサイクロン集塵装置。
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