JP2007252100A - モータ装置およびレンズ駆動装置 - Google Patents

モータ装置およびレンズ駆動装置 Download PDF

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滋 和田
Junichi Tanii
純一 谷井
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明 小坂
Yoshie Shimizu
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Abstract

【課題】小型で、レンズなど軸上に配置された被駆動部材を駆動させるのに適したモータ装置とレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】回転体の軸心に垂直な面で非円形に変形するとともに回転体一部に接触して回転体を回転させる駆動環と、複数の電極を有して電極が通電させられて駆動環を非円形に変形させる電歪アクチュエータとを有し、複数の電極を順次通電させて駆動環が回転体の外周の一部に順次接触する接触部を有することを特徴とするモータ装置およびレンズ駆動装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、形状記憶合金や静電アクチュエータなどの電圧を印加すると伸縮する電歪アクチュエータを用いたモータ装置およびレンズ駆動装置に関する。
従来におけるカメラにおいては、撮影光学系を構成するレンズ群のうち変倍動作や焦点調節動作に寄与するレンズを駆動するためステッピングモータやDCモータ等が広く利用されている。しかしながら、撮影光学系が小型になると、ステッピングモータやDCモータと減速機構を組み込んだレンズ駆動装置が、レンズ鏡筒内に収まらないで、鏡筒外部に突出する形態になっていた。
そこで、レンズ駆動装置を鏡筒内に収めるために、減速機構がなくとも高トルクを得ることができる圧電セラミックを円環状にした超音波モータによりレンズを駆動させることが提案されている。しかし、超音波モータは、圧電材料が高価であり、駆動電圧が大きく、また、モータを小型にすると製作が難しくなり高トルクを得ることが困難になる。
小型で高トルクが得られるモータとして、特許文献1では、弾性変形可能である歯車と、円筒の内側に歯を形成した内歯車とが噛み合う歯車装置であり、歯車に形状記憶合金の複数のワイヤを軸心から放射状に支持し、ワイヤを通電加熱すると、ワイヤが収縮し、収縮した歯車の外径に対して直角方向の歯車外径が大きくなり、歯車が楕円形状になり、順次ワイヤを通電すると、歯車の楕円形状の位置がずれ、歯車と内歯車の噛み合い位置が連続的に移動して、内歯車から回転出力を取り出せる構成が開示されている。
特開平7−4476号公報
ところが、特許文献1に記載されている歯車装置は、小型で高いトルクを得られているが、歯車装置の軸心側に形状記憶合金のワイヤを配置して、レンズを軸上に配置し、軸方向に駆動させる光学装置に適用することができない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、小型で、レンズなど軸上に配置された被駆動部材を駆動させるのに適したモータ装置とレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
上記の課題は次の構成により解決される。
1. 基台と、
前記基台に対して回転可能に保持された回転体と、
前記回転体の軸心に垂直な面で非円形に変形するとともに前記回転体に部分的に接触して前記回転体を回転させる駆動環と、
複数の電極を有し、前記電極が通電させられて前記駆動環を非円形に変形させる電歪アクチュエータとを有し、
前記駆動環は、複数の前記電極が順次通電されると前記回転体の外周部の一部に順次接触する接触部を有することを特徴とするモータ装置。
2. 前記回転体の前記外周部は歯車で構成され、前記駆動環の前記接触部は前記回転体の前記歯車と噛み合う歯車で構成されていることを特徴とする1に記載のモータ装置。
3. 前記電歪アクチュエータは、複数の線または帯状の形状記憶合金からなるとともに、前記電歪アクチュエータの両端が前記基台に固着された前記電極に接続されていることを特徴とする1または2に記載のモータ装置。
4. 前記電歪アクチュエータは略中央で前記駆動環に当接し、
前記駆動環はおのおのの前記電歪アクチュエータに当接する複数の当接部を有し、
前記電極が通電されると、通電された電歪アクチュエータに当接する前記当接部の近辺の前記接触部が前記回転体に接触することを特徴とする3に記載のモータ装置。
5. 前記電歪アクチュエータは、前記基台に固定された環状の静電アクチュエータからなるとともに、複数の前記電極が前記電歪アクチュエータの外周に配設され、前記電極に対向する内径方向に膨出可能である伸縮部を有し、
通電された前記電極に対向する前記伸縮部が膨出し、前記伸縮部に対応する前記接触部が前記回転体の前記外周部の一部に順次接触することを特徴とする1または2に記載のモータ装置。
6. 前記電歪アクチュエータは5個以上設けられ、前記回転体の軸心に対して対向する前記電歪アクチュエータの前記電極が同時に通電させられるとともに隣接する前記電歪アクチュエータの前記電極が順次通電させられることを特徴とする1乃至5のいずれか1項に記載のモータ装置。
7. レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置において、
固定筒と、
前記固定筒に対して回転可能に保持されるとともに回転することにより前記レンズを移動させる回転筒と、
前記回転筒の軸心に垂直な面で非円形に変形するとともに前記回転筒に部分的に接触して前記回転筒を回転させる駆動筒と、
複数の電極を有し、前記電極が通電させられて前記駆動筒を非円形に変形させる電歪アクチュエータとを有し、
前記駆動筒は、複数の前記電極が順次通電されると前記回転筒の外周部の一部に順次接触する接触部を有することを特徴とするレンズ駆動装置。
8. 前記回転筒の前記外周部は歯車で構成され、前記駆動筒の前記接触部は前記回転筒の前記歯車と噛み合う歯車で構成されていることを特徴とする7に記載のレンズ駆動装置。
本発明は、回転体の軸心に垂直な面で非円形に変形するとともに回転体に部分的に接触して回転体を回転させる駆動環と、複数の電極を有して電極が通電させられると駆動環を非円形に変形させる電歪アクチュエータとを有し、複数の電極を順次通電させて駆動環が回転体の外周部の一部に順次接触する接触部を有することにより、小型で、レンズなど軸上に配置された被駆動部材を駆動させるのに適したモータ装置およびレンズ駆動装置を提供ことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。駆動状態のモータ装置の正面図を図1に示す。図1において、モータ装置は、基台1と、中空であり回転可能に基台1に保持されている回転体2と、回転体2を回転させる駆動環3と、駆動環3を回転体2の軸心2bに垂直な面内で移動可能に支持する回転防止レバー5と、両端部を基台1に固定され略中央部で駆動環3に当接するとともに電圧を印加すると電流が流れて加熱され収縮する形状記憶合金からなる複数のワイヤ4a、4b、4c、4d、4e、4f(総称して4)と、ワイヤ4の両端部で接続され基台1に固着された電極4pとを有する。回転防止レバー5は、軸心2bに対して図1の上側と下側に配置され、基台1に回転可能にピン5aで軸支され、駆動環3に回転可能にピン5bで軸支され、駆動環3を軸心2bに垂直な面内で移動可能に支持する。
ワイヤ4は、「く」字状に屈曲した形状に成形され、予め一定温度に加熱されると所定の長さに収縮するように記憶された形状記憶合金で構成され、そのほぼ中央部の屈曲部において駆動環3に固着したピンからなる当接部3bに当接している。ワイヤ4は、不図示の駆動制御装置から電圧が電極4pを介して印加されると、印加電圧により電流が流れて、加熱されて、ワイヤ4の線方向に収縮し、駆動環3の当接部3bを軸心2b方向に押す力が発生する。6本のワイヤ4が駆動環3に等分に配置された6箇所の当接部3bに当接し、図1では、ワイヤ4a、4dが通電されて、図1の左右側に配置された当接部3b、3bを互いに軸心2bに向かって押す圧縮力が発生している。なお、ワイヤ4は電圧を印加すると収縮する本発明に係る電歪アクチュエータである。線状のワイヤ4に替えて、帯状の形状にしてその平面部を当接部3bに当接させても良い。
駆動環3は、図1の駆動状態では、ワイヤ4a、4dの軸心2bに向かって押す圧縮力により、その断面が図1の左右方向に短軸を有する楕円である非円形状となり、非駆動状態では、その断面が円形状となるように変形可能である柔軟な弾性材料からなる。そのために、駆動環3は、電圧印加されるワイヤ4がワイヤ4b、4eに変わると、駆動環3への圧縮力の作用位置が移動し、楕円の短軸が時計周り方向にずれた楕円に変形させられる。
回転体2は、その断面が円形状の剛体であり、その外周部2aが凹凸を有する摩擦面で形成されている。外周部2aは、駆動状態では楕円形状に変形した駆動環3の短軸方向にある接触部3aの2カ所で押圧を受けながら接触し、電圧を印加されるワイヤ4が順次変化すると、接触部3aの位置が位置を順次変化し、回転体2は回転する。
モータ装置の回転動作について説明する。
図2は、形状記憶合金からなるワイヤ4を通電制御するタイミングチャートを示し、横軸が時間、縦軸がワイヤ4に流す電流値(I)であり、SMA_a(d)がワイヤ4aと4d、SMA_b(e)がワイヤ4bと4e、SMA_c(f)がワイヤ4cと4fの制御タイミングチャートである。図3(a)乃至(d)は、駆動環3の変形状態の変化に伴う回転体2の回転動作を示す。
図2に示す時点t1からt2では、電流がワイヤ4に流されておらず、ワイヤ4が駆動環3の各当接部3bに均一な力で当接し、駆動環3が円筒形であり、駆動環3が回転体2に接触していない。時点t2からt4では、電流がワイヤ4a、4dに流れ始め徐々に増加されると、ワイヤ4a、4dが加熱されて収縮し、駆動環3は、その当接部3bを介してワイヤ4a、5dによる圧縮力を受け徐々に変形し、時点t4において、図3(a)に示すように、圧縮力FaとFdにより楕円形状に変形して、接触部3aが回転体2の外周部2aを時計の3時と9時の位置で押圧して接触する。
次に、時点t4からt5では、ワイヤ4a、4dに流れる電流が徐々に減少させられると、ワイヤ4a、4dの収縮量が減少し、駆動環3への圧縮力Fa、Fdが徐々に小さくなり、一方、ワイヤ4b、4eに流れる電流が徐々に増加させられ、ワイヤ4b、4eの収縮量が増加し、駆動環3への圧縮力Fb、Feが徐々に大きくなり、また、時点t4から時点t5の各時点では、圧縮力Fa、Fd、Fb、Feの合力が常時一定となるように、電流値が制御されているために、接触部3aと外周部2aとの押圧接触する位置が、時計の3時と9時方向から2時と8時の方向に徐々に移動して、図3(b)に示すようになる。
さらに、t5からt6では、ワイヤ4a、4dに流れる電流が徐々に減少させられ、駆動環3への圧縮力Fa、Fdが徐々に小さくなり、一方、ワイヤ4b、4eに流れる電流が徐々に増加させられ、駆動環3への圧縮力Fb、Feが徐々に大きくなり、また、その間の各時点では、圧縮力Fa、Fd、Fb、Feの合力が常時一定となるように、電流値が制御され、接触部3aと外周部2aとの押圧接触する位置が、時計の2時と8時方向から1時と7時の方向に徐々に移動して、図3(c)に示すようになる。
t6からt7では、ワイヤ4a、4dへの電流が遮断され、また、ワイヤ4b、4eに流れる電流が徐々に減少させられ、新たに、ワイヤ4c、4fに電流が流されると、駆動環3への圧縮力Fb、Feが徐々に小さくなり、一方、駆動環3への圧縮力Fc、Ffが徐々に大きくなり、また、その間の各時点では、圧縮力Fb、Fe、Fc、Ffの合力が常時一定となり、接触部3aと外周部2aとの押圧接触する位置が、時計の1時と7時方向から12時と6時の方向に徐々に移動して、図3(d)に示すようになる。
同様にして、時点t8からt10まで、隣接する2つのワイヤ4の電流を反時計方向に順次制御していくと、接触部3aと外周部2aとの押圧接触する位置が、反時計方向に順次移動して、当初の位置から180度移動して、図3(a)の位置に至る。
駆動環3は回転することができないので、駆動環3と回転体2との接触位置が反時計方向に移動すると、回転体2は、接触位置の移動方向とは逆方向の時計方向に回転させられる。逆に、隣接する2つのワイヤ4の通電を時計方向に順次制御すると、回転体2は反時計方向に回転させられる。
駆動環3と回転体2を摩擦面で接触させる替わりに、回転体2の外周部2aに歯車を形成し、駆動環3に回転体2の歯車に噛みあう内歯車を設けても良い。この場合には、回転体2は、駆動環3の1回転に付き、噛みあう駆動環3の内歯車の歯数と回転体2の歯車の歯数との差分に歯車のピッチを乗じた分、減速回転させられる。
また、ワイヤ4の電流制御において、電流値を時間とともに変化させる三角波状にして、駆動環3への圧縮力を均一にしているが、これに替えて、図4に示すように電流値を一定にした矩形波にしても良い。矩形波の電流をかける場合には、時点t4から時点t5、時点t6から時点t7、時点t8から時点t9、時点t10から時点t11では、図3の三角波に比べて、駆動環3への圧縮力が強くなるが、回転体2、駆動環3の強度を強くすることにより、問題はない。ワイヤ4を通電制御するタイミングと駆動環3の変形に伴う回転体2の回転動作は、図3と同様である。簡単に説明すると、時点t1からt2では、駆動環3が円筒形であり、回転体2に接触しておらず、時点t2から時点t4では、圧縮力FaとFdにより楕円形状に変形して、接触部3aが回転体2の外周部2aを時計の3時と9時の位置で押圧して接触し、時点t4から時点t5では、圧縮力Fa、Fdと圧縮力Fb、Feの合力により、接触部3aと外周部2aとの押圧接触する位置が、時計の3時と9時方向から2時と8時の方向に徐々に移動し、順次時点t10まで、隣接する2つのワイヤ4の電流を反時計方向に制御していくと、接触部3aと外周部2aとの押圧接触する位置が、反時計方向に順次移動して、回転体2は時計方向に回転させられる。
次に第1実施形態のモータ装置をレンズ駆動装置に適用した実施形態を説明する。
図5は、レンズ駆動装置の部材を分離した斜視図である。なお、以降の説明において、第1実施形態のモータ装置と同じ機能の部材には同じ番号を付し、重複する説明は省略し、主にレンズ保持とレンズ駆動の構成を説明する。
レンズ駆動装置は、基台1と、基台1に固着された固定筒16と、固定筒16に光軸方向に移動可能に嵌合しているレンズ17と、中空であり回転可能に固定筒16に保持されている回転筒12と、レンズ17を回転筒12に当接させるように付勢された押さえバネ18と、回転筒12を回転させる駆動筒13と、駆動筒13を光軸に垂直な面内で移動可能に支持する回転防止レバー5と、両端部を基台1に固定され略中央部で駆動筒13に当接するとともに電圧を印加すると加熱され収縮する形状記憶合金からなる複数のワイヤ4と、ワイヤ4の両端部で接続され基台1に固着された電極4pとを有する。
駆動筒13は、図1の第1実施形態と同様に、駆動状態では、ワイヤ4のレンズ17の光軸に向かって押す圧縮力により、その断面が楕円である非円形状となり、非駆動状態では、その断面が円形状となるように変形可能な合成樹脂からなる。また、駆動筒13は、その内周側には歯車13aからなる接触部が形成され、後述する回転筒12の歯車と噛み合う。
回転筒12は、その断面が円形状の剛体であり、その外周部に歯車12aが形成され、その歯数が歯車13aより2乃至3枚程度少なく構成されている。歯車12aは、駆動状態では楕円形状に変形した駆動筒13の歯車13aの2カ所で押圧を受けて噛み合い、電圧印加されて電流が流れるワイヤ4が順次変化すると、歯車13aと噛み合う位置を順次変えられ、回転筒12は回転する。また、回転筒12は、光軸方向に突出した3カ所のカム12bが形成され、レンズ17が当接する。なお、駆動筒13の内周部と回転筒12の外周部の歯車に替えて、駆動筒13と回転筒12を摩擦面で接触させても良い。
レンズ17は、その外周に3カ所の係合片17aが形成され、係合片17aがカム12bに当接するとともに固定筒16の光軸方向に延びた3カ所の直進溝16aに嵌装されている。このため、レンズ17は、係合片12bが押さえバネ18の付勢力によりカム12bに常時当接し、回転筒12が回転すると光軸方向に直進移動する。
レンズ駆動装置の動作について説明する。
第1実施形態の図2に示すようなタイミングで、隣接する2つのワイヤ4の電流を順次制御していくと、駆動筒13の歯車13aと回転筒12の歯車12aとの噛み合う位置が順次移動して、回転筒12は、噛み合う位置の移動方向とは逆方向に回転させられるとともに歯車13aの歯数と回転筒12の歯車12aの歯数との差分に歯車のピッチを乗じた分、減速させられる。回転筒12が回転すると、カム12bとレンズ17の係合片17aの当接位置が変わり、レンズ12が光軸方向に直進移動させられる。
図6、図7はモータ装置の第2実施形態であり、電歪アクチュエータとして静電アクチュエータを用いている。図6(a)はモータ装置の模式的な正面図、図6(b)はモータ装置の模式的な透視側面図を示し、図7(a)乃至(d)はモータ装置の回転動作を模式的に示す正面図である。なお、以降の説明において、第1実施形態と同じ機能の部材には同じ番号を付し、重複する説明は省略する。
図6(a)、図6(b)において、モータ装置は、不図示の基台に回転可能に保持されている中空の回転体2と、回転体2を回転させる駆動環3と、駆動環3を回転体2の軸心2bに垂直な面内で移動可能に支持する不図示の回転防止レバーと、基台に固定され回転体2と同心の円筒型の静電アクチュエータ24と、静電アクチュエータ24の外周面に等分に固着された5カ所の電極24pa、24pb、24pc、24pd、24pe(総称して24p)と、静電アクチュエータ24の内周面の全面に固着された電極24qとを有する。
静電アクチュエータ24は、対向する電極24p、24q間に電圧をかけると、この間に生ずるクーロン力により伸び縮みする伸縮部24a、24b、24c、24d、24eを形成する。図6(a)では、電極24pa、24pc、24pdが電圧を印可され、それらに対向する伸縮部24a、24c、24dが内径方向に膨出する。
駆動環3は、図6の駆動状態では、静電アクチュエータ24の膨出した伸縮部24a、24c、24dの軸心2bに向かって押す圧縮力により、その断面が楕円である非円形状となる。ここで、電極24pへの電圧のかけ方について説明する。静電アクチュエータ24に5等分に配置された電極24pの内、2等辺三角形の頂点を形成する、例えば電極24pa、24pc、24pdに電圧を印可する。印加電圧の大きさについては、膨出した伸縮部24c、24dが駆動環3を押す圧縮力の合力が、伸縮部24aの圧縮力と等しくなるように、電極24paと底辺を形成する24pc、24pdとの電圧が制御される。これにより、駆動環3は、楕円の短軸が時計の12時と6時方向の楕円形状となり、電圧を印加する電極24pを変えると、駆動環3への圧縮力の作用位置が移動し、楕円の短軸が時計周り方向にずれた楕円に変形させられる。
回転体2は、その外周部2aが図6(a)では時計の12時と6時方向にある駆動環3の接触部3aの2カ所で押圧を受けながら接触し、電圧印加される電極24pが順次変化すると、接触部3aと接触する位置が順次変えられ、回転体2は回転する。なお、回転体2と駆動環3の接触部は歯車でも良い。
モータ装置の回転動作について説明する。
図7(a)乃至(d)は、駆動環3の変形状態の変化に伴う回転体2の回転動作を示す。
図7(a)では、伸縮部24aによる圧縮力Faと伸縮部24c、24dによる圧縮力Fc、Fdが回転体2に作用し、圧縮力Faと圧縮力Fc、Fdの合力とが等しい状態であるが、図7(a)の状態から、圧縮力Fa、Fc、Fdを減少させ、圧縮力Fb、Feを発生させて増加させ、圧縮力Fa、Feの合力と圧縮力Fb、Fc、Fdの合力とが等しくなるように、電極24pへの印加電圧を制御すると、図7(b)に示すように、接触部3aの位置が時計の1時と7時の方向に徐々に移動する。次に、圧縮力Fb、Fc、Feを増加させ、圧縮力Fa、Fdを減少させて零にさせ、圧縮力Fb、Fcの合力と圧縮力Feとが等しくなるようにすると、図7(c)に示すように、接触部3aの位置が時計の2時と8時の方向に徐々に移動する。さらに、圧縮力Fb、Fc、Feを減少させ、圧縮力Fa、Fdを発生させて増加させ、圧縮力Fa、Fb、Fcの合力と圧縮力Fd、Feの合力とが等しくなるようにすると、図7(d)に示すように、接触部3aの位置が時計の3時と9時の方向に徐々に移動する。このように接触部3aと外周部2aとの押圧接触する位置が、時計方向に順次移動して、回転体2は反時計方向に回転させられる。
図8はモータ装置の第3実施形態であり、電歪アクチュエータとして静電アクチュエータを用いた別の実施態様である。図8(a)はモータ装置の模式的な正面図、図8(b)はモータ装置の模式的な透視側面図を示す。
図8(a)、図8(b)において、モータ装置は、不図示の基台に回転可能に保持されている中空の回転体2と、回転体2を回転させる駆動環3と、駆動環3に固着され回転体2の軸心2bに垂直な面内で移動可能に支持する不図示の回転防止レバーと、基台に固定され回転体2と同心の円筒型の静電アクチュエータ34と、静電アクチュエータ34の外周面に等分に固着された複数の電極34pと、静電アクチュエータ34の内周面の全面に固着された電極34qとを有する。
駆動環3は、電極34pに対向して、駆動環3の外周にV字状の溝3cが配設され、電圧を印加された電極34pに対向するV溝3cが周方向に広がり、180度離れた一対の電極34pとともに電圧を印加すると、印加した電極34pの方向が長軸となる楕円に変形し、90度位相がずれた短軸方向の駆動環3の接触部3aが回転体2の外周部2aに押圧接触する。
電圧を印加している一対の電極34pの電圧を減少させると、接触部3aの位置が移動して、次に、隣接する一対の電極34pに電圧をかけ増加させると、接触部3aが電圧増加させた一対の電極34pに対応した位置に移動し、同様に電圧印加する一対の電極34pを順次変えていくと、接触部3aが順次移動して、回転体2が回転させられる。
図9はモータ装置の第4実施形態であり、電歪アクチュエータとして高分子アクチュエータを用いている。図9(a)はモータ装置の模式的な正面図、図9(b)はモータ装置の模式的な透視側面図を示す。
図9(a)、図9(b)において、モータ装置は、不図示の基台に回転可能に保持されている中空の回転体2と、回転体2を回転させる駆動環3の機能を備える高分子アクチュエータ44と、高分子アクチュエータ44を回転体2の軸心2bに垂直な面内で移動可能に支持する不図示の回転防止レバーと、高分子アクチュエータ44の外周面に6カ所等分に固着された複数の電極44pと、静電アクチュエータ34の内周面の全面に固着された電極44qとを有する。
高分子アクチュエータ44は、対向する電極44p、44q間に電圧をかけると、高分子電解質内の陽イオンが陰極側へ移動し、高分子アクチュエータの外周と内周で膨潤に差が生じて変形し、電圧を印可した一対の電極44pにおいて円形を楕円形に変形させ、接触部44aが一対の電極44pに対して90度位相がずれた位置で回転体2の外周部2aに押圧接触する。電圧印加する一対の電極44pを順次変えていくと、接触部44aが順次移動して、回転体2が回転させられる。
図10はモータ装置の第5実施形態であり、電歪アクチュエータとして高分子アクチュエータを用いた別の実施態様である。図10(a)はモータ装置の模式的な正面図、図10(b)はモータ装置の模式的な透視側面図を示す。
図10(a)、図10(b)において、モータ装置は、不図示の基台に回転可能に保持されている中空の回転体2と、回転体2を回転させる駆動環3の機能を備える高分子アクチュエータ44と、高分子アクチュエータ44の外周面に6カ所等分に固着された複数の電極44pと、静電アクチュエータ34の内周面の全面に固着された電極44qとを有する。
高分子アクチュエータ44は、図10(b)に示す右側の円周端面が不図示の基台に固定され、図10(b)に示す左側の自由端が回転体2の軸心2bに垂直な面内で移動可能に支持されている。高分子アクチュエータ44は、その自由端において、180度離れた一対の電極44pに電圧を印可すると、円形を楕円形に変形させ、接触部44aが印加された電極44pに対して90度位相がずれた位置で回転体2の外周部2aに押圧接触する。電圧印加する一対の電極44pを順次変えていくと、接触部44aが順次移動して、回転体2が回転させられる。なお、電極44pが6カ所に配置されているが、等分に3カ所配置しても良い。
以上説明したように、回転体2の軸心2bに垂直な面で非円形に変形するとともに回転体2に部分的に接触して回転体2を回転させる駆動環3と、複数の電極4pを有して電極4pが通電させられると駆動環3を非円形に変形させる電歪アクチュエータ4とを有し、複数の電極4pを順次通電させて、駆動環3が回転体2の外周部2aの一部に順次接触する接触部3aを有する構成にしたために、軸心2bを囲むようなモータ装置となり、軸心2bに回転体2など被回転部材を配置することができるので、モータ装置を適用する駆動装置が小型になる。また、電極4pを通電させていない時には、駆動環3と回転体2とが非接触であるので、モータ装置に衝撃力が作用しても、駆動環3と回転体2の回転伝達する部分が破損することがない。また、複数の電極4pに順次通電させて回転体2を回転させているので、駆動制御がオープン制御で位置センサが不要となり、安価で小型のモータ装置となる。
また、駆動環3の接触部3aを歯車にして回転体2の歯車と噛み合う構成であるために、駆動環3の1回転に付き、駆動環3の歯車の歯数と回転体2の歯車の歯数との差分に歯車のピッチを乗じた分、減速回転させられるので、減速用歯車輪列を設けなくとも大きな減速が得られ、少ない部品点数で安価になり、またモータ装置が小型になる。
また、電歪アクチュエータを複数の線または帯状の形状記憶合金4で構成し、おのおのの形状記憶合金4の両端を基台1に固定し、形状記憶合金4の略中央を駆動環3に当接させ、電極4pを通電させて、通電された形状記憶合金4に当接する当接部3b近辺の接触部3aが回転体2に接触する構成としたために、形状記憶合金4をモータ装置の外周付近に配置しているので、軸心2bに回転体2など被回転部材を配置することができるので、モータ装置を適用する駆動装置が小型になる。
また、電歪アクチュエータを環状の静電アクチュエータ24で構成し、複数の電極24pを静電アクチュエータ24の外周に配設し、通電された電極24pに対応する伸縮部が膨出し、伸縮部に対応する接触部3aが回転体2に接触する構成としたために、静電アクチュエータ24をモータ装置の外周付近に配置しているので、軸心2bに回転体2など被回転部材を配置することができるので、モータ装置を適用する駆動装置が小型になる。
また、電歪アクチュエータを5個以上設け、回転体2の軸心2bに対して対向する電歪アクチュエータの電極4pを同時に通電させるとともに隣接する電歪アクチュエータの電極4pを順次通電させる構成としたために、駆動環3と回転体2の接触部3aが順次移動して、回転体2が滑らかに回転する。
また、固定筒16内で回転筒12を回転させることにより、レンズ17を光軸方向に移動させるレンズ駆動装置において、回転筒12の軸心2bに垂直な面で非円形に変形するとともに回転筒12の外周部の一部に接触するとともに回転筒12を回転させる駆動筒13と、複数の電極4pを有して、電極4pが通電させられて駆動筒13を非円形に変形させる電歪アクチュエータとを有し、複数の電極4pを順次通電させて、駆動筒13が回転筒12の外周部の一部に順次接触する接触部を有する構成にしたために、中空のモータ装置となり、中空のスペース内にレンズ17とレンズ17を移動させる回転筒12とを配置することができるので、レンズ駆動装置が小型になる。
また、駆動筒13の接触部を歯車13aにして回転筒12の歯車12aと噛み合う構成であるために、駆動筒13の歯車13aの歯数と回転筒2の歯車12aの歯数との差分に歯車のピッチを乗じた分、減速回転させられるので、減速用歯車輪列を設けなくとも大きな減速が得られ、少ない部品点数で安価になり、またレンズ駆動装置が小型になる。
本発明の第1実施形態のモータ装置の構成を示す正面図。 第1実施形態の電歪アクチュエータ制御のタイミングチャート。 第1実施形態のモータ装置の回転動作を模式的に示す正面図。 第1実施形態の電歪アクチュエータ制御の別形態を示すタイミングチャート。 第1実施形態のモータ装置をレンズ駆動装置に適用した分解斜視図。 第2実施形態のモータ装置の構成を示す正面図(a)、透視側面図(b)。 第2実施形態のモータ装置の回転動作を模式的に示す正面図。 第3実施形態のモータ装置の構成を示す正面図(a)、透視側面図(b)。 第4実施形態のモータ装置の構成を示す正面図(a)、透視側面図(b)。 第5実施形態のモータ装置の構成を示す正面図(a)、透視側面図(b)。
符号の説明
1 基台
2 回転体
2a 外周部
2b 軸心
3 駆動環
3a、44a 接触部
3b、13b 当接部
3c V溝
4、4a、4b、4c、4d、4e、4f 形状記憶合金
4p、24p、34p、44p 電極
5 回転防止レバー
12 回転筒
12a、13a 歯車
13 駆動筒
16 固定筒
17 レンズ
24、34 静電アクチュエータ
24a、24c、24d 伸縮部
44 高分子アクチュエータ

Claims (8)

  1. 基台と、
    前記基台に対して回転可能に保持された回転体と、
    前記回転体の軸心に垂直な面で非円形に変形するとともに前記回転体に部分的に接触して前記回転体を回転させる駆動環と、
    複数の電極を有し、前記電極が通電させられて前記駆動環を非円形に変形させる電歪アクチュエータとを有し、
    前記駆動環は、複数の前記電極が順次通電されると前記回転体の外周部の一部に順次接触する接触部を有することを特徴とするモータ装置。
  2. 前記回転体の前記外周部は歯車で構成され、前記駆動環の前記接触部は前記回転体の前記歯車と噛み合う歯車で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記電歪アクチュエータは、複数の線または帯状の形状記憶合金からなるとともに、前記電歪アクチュエータの両端が前記基台に固着された前記電極に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ装置。
  4. 前記電歪アクチュエータは略中央で前記駆動環に当接し、
    前記駆動環はおのおのの前記電歪アクチュエータに当接する複数の当接部を有し、
    前記電極が通電されると、通電された電歪アクチュエータに当接する前記当接部の近辺の前記接触部が前記回転体に接触することを特徴とする請求項3に記載のモータ装置。
  5. 前記電歪アクチュエータは、前記基台に固定された環状の静電アクチュエータからなるとともに、複数の前記電極が前記電歪アクチュエータの外周に配設され、前記電極に対向する内径方向に膨出可能である伸縮部を有し、
    通電された前記電極に対向する前記伸縮部が膨出し、前記伸縮部に対応する前記接触部が前記回転体の前記外周部の一部に順次接触することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ装置。
  6. 前記電歪アクチュエータは5個以上設けられ、前記回転体の軸心に対して対向する前記電歪アクチュエータの前記電極が同時に通電させられるとともに隣接する前記電歪アクチュエータの前記電極が順次通電させられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータ装置。
  7. レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置において、
    固定筒と、
    前記固定筒に対して回転可能に保持されるとともに回転することにより前記レンズを移動させる回転筒と、
    前記回転筒の軸心に垂直な面で非円形に変形するとともに前記回転筒に部分的に接触して前記回転筒を回転させる駆動筒と、
    複数の電極を有し、前記電極が通電させられて前記駆動筒を非円形に変形させる電歪アクチュエータとを有し、
    前記駆動筒は、複数の前記電極が順次通電されると前記回転筒の外周部の一部に順次接触する接触部を有することを特徴とするレンズ駆動装置。
  8. 前記回転筒の前記外周部は歯車で構成され、前記駆動筒の前記接触部は前記回転筒の前記歯車と噛み合う歯車で構成されていることを特徴とする請求項7に記載のレンズ駆動装置。
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