JP2007249174A - 可変形状鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】変形部の圧力変化に伴う応答特性の変化を自己診断する機能を持つ可変形状鏡を提供すること。
【解決手段】反射面105が形成された変形部104と、変形部104の外周を固定する固定部108と、変形部104に形成されたGND電極107と、GND電極107に対向して設けられた駆動電極112と、GND電極107と駆動電極112との間に印加された電圧によって変形部104を変形させる駆動信号源126とを備え、大気圧よりも低い圧力で封止された可変形状鏡100であって、封止内部の圧力変化に伴う変形部104の応答特性変化を検出する容量検出回路209が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】反射面105が形成された変形部104と、変形部104の外周を固定する固定部108と、変形部104に形成されたGND電極107と、GND電極107に対向して設けられた駆動電極112と、GND電極107と駆動電極112との間に印加された電圧によって変形部104を変形させる駆動信号源126とを備え、大気圧よりも低い圧力で封止された可変形状鏡100であって、封止内部の圧力変化に伴う変形部104の応答特性変化を検出する容量検出回路209が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、反射面形状を連続的に可変することができる可変形状鏡に関する。特に、半導体製造技術を応用して作製された小型の可変形状鏡に関するものである。
従来、可変形状鏡を減圧封止して用いる構成が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。図23の(a)は従来技術の可変形状鏡10の斜視構成、(b)は断面構成をそれぞれ示している。また、図24は、可変形状鏡10の他の断面構成を示している。
図24に示すように、可変形状鏡10において、反射面が形成されたメンブレン(薄膜)11にGND(グラウンド)が形成されている。GNDに対向する位置に間隔をおいて複数の駆動電極13が形成されている。そして、駆動電極13とGNDとの間に電圧を印加する。これにより、発生する静電引力でメンブレン11、即ち反射面を変形させる。
また、反射面が形成されている面に対向して真空封止用のガラス蓋12が設けられている。ガラス蓋12の反射面に対向する面に導電性薄膜14が成膜されている。導電性薄膜14に電圧を印加する。これにより、発生する静電引力と駆動電極13を用いた静電引力とを合わせて反射面を凹凸に変形させることができる。これにより、光線Lの反射方向を変えることができる。
静電引力を利用する静電駆動方式の場合、GNDと駆動電極13間の間隔が狭い。このため、メンブレン11を駆動する際に間隔内部の空気がダンパー(エアダンピング)となる。この結果、メンブレン11の応答特性が悪くなる。そこで、可変形状鏡10を2.0Torrに減圧して、エアダンピングの影響を抑えている。
P.Grosso et.al., "The membrane mirror as an adaptive optical element", Journal of the Optical Society of America, Vol67, No3, March 1977
しかしながら、可変形状鏡を真空雰囲気で用いる場合、封止技術の問題により、封止内部の圧力は経時的に変化する。この圧力変化に伴い可変形状鏡の応答特性が変化してしまう。従って、所望の応答が得られないという問題が起きている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、真空雰囲気中で所望の応答が得られる可変形状鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、発明によれば、反射面が形成された変形部と、変形部の外周を固定する固定部と、変形部に形成された第1の電極と、第1の電極に対向して設けられた第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に印加された電圧によって変形部を変形させる駆動手段とを備え、大気圧よりも低い圧力で封止された可変形状鏡であって、封止内部の圧力変化に伴う変形部の応答特性変化を検出するモニタ手段が設けられていることを特徴とする可変形状鏡を提供できる。
また、本発明の好ましい態様によれば、モニタ手段は、少なくとも一部が変形部に設けられた振動する変形部の振動波形を検出する振動検出器を有し、変形部の変形振幅変化を振動検出器で検出し、圧力と変形振幅の関係に基づいて変形部の応答特性をモニタすることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、モニタ手段は、変形部が共振振動しているときのQ値を検出するQ値検出器を有し、圧力とQ値との関係に基づいて変形部の応答特性をモニタすることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、モニタ手段は、振動検出器によって得られる変形部の振動波形と、駆動手段から出力される駆動信号との位相差を検出する位相差検出回路を有し、圧力と位相差との関係に基づいて変形部の応答特性をモニタすることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、モニタ手段は、変形部が共振振動しているときの共振周波数を検出する共振周波数検出器を有し、圧力と共振周波数との関係に基づいて変形部の応答特性をモニタすることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、振動検出器は、第1の電極と第2の電極との間の容量を検出する容量検出器であることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、振動検出器は、第1の電極に対向して設けられた第3の電極を有し、振動検出器は、第1の電極と第3の電極との間の容量を検出する容量検出器であることが望ましい。
また、他の本発明によれば、反射面が形成された変形部と、変形部の外周を固定する固定部と、変形部に形成された第1の電極と、第1の電極に対向して設けられた第2の電極と、第1の電極及び第2の電極との間に印加された電圧によって変形部を変形させる駆動手段とを備え、大気圧よりも低い圧力で封止された可変形状鏡であって、封止内部の圧力を検出する圧力センサが設けられていることを特徴とする可変形状鏡を提供できる。
本発明に係る可変形状鏡は、封止された変形部の圧力変化に伴う応答特性の変化を自己診断するという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる可変形状鏡の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本発明の実施例1に係る可変形状鏡について説明する。図1は、可変形状鏡100の基本構成の上面図を示している。図2は、図1で示したA−A’断面における断面構成(側面)を示している。
図2の断面図に示すように可変形状鏡100には、セラミックパッケージ101と封止ガラス102とで気密封止可能な封止内部114が形成されている。封止内部114には可変形状鏡ユニット103が形成されている。封止内部114は、減圧されている。
可変形状鏡ユニット103は、ミラー基板111とスペーサ109と電極基板110とから構成されている。ミラー基板111は、変形部104と変形部104を固定する固定部108とで構成される。さらに、変形部104は、反射面105と弾性膜106とGND電極107とで構成されている。
また、固定部108は、変形部104に比べて厚みがあり剛性が高い。このため、固定部108は、変形部104を変形させる力では変形しない。変形部104を形成している弾性膜106は、固定部108まで延在し、ミラー基板111全面に形成されている。
電極基板110は、変形部104に対向する位置に駆動電極112を有している。ミラー基板111と電極基板110とは、スペーサ109を介して間隔をおいて組み立てられている。さらに、可変形状鏡ユニット103は、セラミックパッケージ101に固定される。
ミラー基板111と、電極基板110と、スペーサ109と、セラミックパッケージ101とのそれぞれの固定に用いられる接着または接合法は、減圧して封止することから減圧下でガスが出にくい方法を採用するのが望ましい。封止は、減圧雰囲気中で接合用金属層113を用いて封止ガラス102とセラミックパッケージ101を接合(金属接合:ハンダや金を用いる)することで行われる。接合のみならず接着による場合でも良い。
図1に示すようにミラー基板111は、電極基板110よりも少なくとも一辺が小さくなっている。ミラー基板111が対向しない電極基板110上には、駆動用引出し電極116とGND用引出し電極117とが形成されている。
駆動用引出し電極116とGND用引出し電極117には、それぞれワイヤボンディングなどを用いて金属ワイヤ118が結線されている。駆動用引出し電極116とGND用引出し電極117は、金属ワイヤを介してセラミックパッケージ101の電極121aに接続されている。そして、セラミックパッケージ101のピンは、後述する外部の電源等に接続されている。
セラミックパッケージ101の電極121aも封止内部114に作製されており、金属ワイヤ118も含めて封止されている。電極基板110上には圧力センサ120が取り付けられている。圧力センサ120もワイヤボンディングによる金属ワイヤ118でセラミックパッケージ101の電極121aに電気的に接続されている。
圧力センサ120の方式は、ダイアフラム型センサ、ピラニゲージなどが考えられる。また、近年はセンサの小型化が進んでいるため、セラミックパッケージ101に収納できるサイズで実用化されている圧力センサ120もある。圧力センサ120によって封止内部114の圧力を測定する。
図3、図4は、可変形状鏡100を分解した構成をそれぞれ示している。図3は電極基板110を示している。図4はミラー基板111を示している。電極基板110上の駆動電極112は、配線を介して駆動用引出し電極116に電気的に接続している。駆動電極112は、第2の電極に相当する。
GND用引出し電極117は、配線を介して電気接続用導電材121bに接続されている。電気接続用導電材121bは、電極基板110上に形成されたスペーサ109と同じ高さを有している。これにより、ミラー基板111と電極基板110が組み立てられたとき、ミラー基板111上のGND電極107と電極基板110上のGND用引出し電極117を電気的に接続させることができる。
スペーサ109は、減圧時に電極基板110とミラー基板111との間の空気を逃がすために電極基板110上に分割されて配置されている。しかしながら、スペーサ109は、必ずしも分割する必要は無い。ただし、スペーサ109を分割しない場合にはスペーサ109の一部に開口を設け、空気を逃がすことができる構成にすることが望ましい。
図4は、反射面105が形成されている面の裏面の構成を示している。変形部104と固定部108の全面に一様にGND電極107となる金属膜が成膜されている。GND電極107は第1の電極に相当する。組立て時に電気接続用導電材121bに対向する位置を図では形式的に導電材用接続部119として示す。
電極基板110の基板材料としては、ガラス等の絶縁性の材料を用いる。また、基板材料として、導体または半導体を用いることもできる。その場合には駆動電極112と基板材料との間に絶縁薄膜を成膜する。
駆動電極112や配線、駆動用引出し電極116、GND用引出し電極117は、同じ膜から一体に形成されており、単層で作製することができる。材料はアルミまたは銅などが用いられる。図示しないが、引出し電極以外の配線または駆動電極112上に絶縁膜をさらに形成するとよい。これにより、例えば、変形部104が駆動電極112に接触してしまった際のショートを防ぐことができる。
ミラー基板111は、固定部108にシリコンを用いる。変形部104を形成する材料にはポリイミド等の有機膜や薄いシリコン等の無機膜を用いる。形状安定性を重視する場合にはシリコン膜が有利である。ただし、シリコン膜のときは、変形に大きな力が必要となる。
変形部104に相当する部分は、固定部108を形成するシリコンが除去されている。また、変形部104上には反射面105が形成されている。反射面105の材料は、可変形状鏡100に照射される光の波長によって異なる。例えば、アルミ、金、誘電体多層膜が用いられる。アルミを用いた場合には酸化防止用としてシリコン酸化物をアルミ上に成膜する。
次に可変形状鏡100の駆動方法について図5、図6、図7を用いて説明する。図5において、セラミックパッケージ101のピン115のうち、駆動用引出し電極116と電気的に接続されたピンを駆動電極ピン123とする。同様に、GND用引出し電極117に電気的に接続されたセラミックパッケージ101のピン115をGND電極ピン122とする。
駆動電極ピン123には駆動信号源126(駆動電圧源)が接続されている。また、GND電極ピン122は、GNDに接地している。駆動信号源126に電圧が印加されると駆動電極112に電圧が印加される。そして、変形部104に形成されたGND電極107との電位差によって静電力が発生する。その静電力は引力であることから変形部104は駆動電極112方向に変形する。このように、駆動信号源126、駆動電極112、およびGND電極107を含めたものが駆動手段に対応する。
また、スペーサ109の高さによって決まる間隔を静電ギャップと呼ぶ。静電ギャップ量は駆動力に影響を与えると共に変形部104の変形量にも影響を与える。静電ギャップ量の最小値は反射面105の最大変形量からおよそ推測することができる。一般的には最大変形量の約3倍以上の静電ギャップ量が必要とされる。
さらに、図1で示す圧力センサ120に電気的に接続される圧力センサ電極ピン124には圧力センサ用電源圧力表示装置125が接続されている。これにより、圧力センサ120に電気信号を送ると共にセンシング結果を表示することができる。
図6、図7は、ミラー基板111が備える変形部104上の反射面105の変形について示している。図6の(a)、(b)は、電圧を印加していない場合を示している。また、図7の(a)、(b)は、電圧を印加した場合について示している。
駆動電極112に電圧を印加しないとき、反射面105は、平面形状を維持する。これによって、平行な光線Lが入射すると、図7の(a)に示すように出射光、即ち反射光は、平行光のままである。
駆動電極112に電圧を印加するとき、反射面105は変形し曲面形状に変化する。その曲面によって、平行な光線Lが入射すると図7の(b)に示すように出射光、即ち反射光は、焦点位置Pへ集光される。電圧を変化させることによって、反射面105の凹面形状や曲率半径が変わると、焦点位置Pを変えることができる。
次に、図8を用いて封止内部114の圧力と変形部104の周波数応答特性について説明する。図において、横軸は変形部104の駆動周波数である。また、縦軸は駆動電極112に印加する駆動信号と変形部104の振動波形の比をデシベル表示したものであり、変形部104の駆動ゲインを示している。
図8において、封止内部114の圧力が以下の場合について説明する。
(1)曲線G1:大気
(2)曲線G2:10000Pa
(3)曲線G3:1000Pa
(4)曲線G4:500Pa
(1)曲線G1:大気
(2)曲線G2:10000Pa
(3)曲線G3:1000Pa
(4)曲線G4:500Pa
封止内部114の圧力が大気状態の場合、特性曲線G1では駆動周波数が大きくなるに従って駆動ゲインが低下してしまう。即ち変形部104は、高い周波数領域で応答性が悪くなる。また、図8から明らかなように、封止内部114の圧力が下がるに従って、曲線G2、曲線G3、曲線G4と、その応答性は改善されていく。
図2に示すように、可変形状鏡100において、変形部104に形成されたGND電極107と電極基板110に形成された駆動電極112との間隔、すなわち静電ギャップが変形部104の面積に比べて小さい。このため、静電ギャップ内の空気がダンパーとなっている。そのため、静電ギャップ内のエアを減圧することでダンピングを抑えることができる。静電駆動型を用いた可変形状鏡100の構成で高速に駆動する場合は、可変形状鏡ユニット103を最適な減圧条件で封止することが望ましい。
さらに、変形部104のステップ応答特性を考える。図9は、矩形波信号を駆動電極112に印加した場合の変形部104の変形の様子を示している。図9の(a)に示すような矩形波信号を駆動電極112に印加する。矩形波信号に対する変形部104の変形は、封止内部114の圧力によって変化する。図9の(b)は、封止内部114を高真空にした場合の結果を示す。横軸は時間t、縦軸は変位dを示している。封止内部114を高真空にした場合、静電ギャップ内の空気によるダンパーが無い状態となる。このため、矩形波信号の高周波成分によって変形部104は共振駆動が励起される。これにより、(b)に示すようなリンギングが発生し、変形が安定せずいつまでも振動している。
これに対し、図9の(d)に示すように封止内部114が大気圧の場合には、静電ギャップ内の空気によるダンピングにより、変形部104の応答性は悪くなってしまう。駆動信号の矩形波よりも変形が遅れ、且つ変形量が小さくなる。
図9の(c)は、封止内部114を最適に圧力調整した場合の結果である。圧力を所定の範囲にすることで変形部104は駆動信号に追随した変形をするようになる。このように、周波数応答特性とステップ応答特性の結果から、封止内部114の圧力には最適領域があることがわかる。変形部104のサイズや静電ギャップ量にも依存するが、その最適領域は1Pa〜1000Pa程度であることがわかる。
圧力センサ120は、封止内部114の圧力が最適領域内にあることをモニタするために用いられる。そして、封止内部114の圧力に基づいて、変形部104の周波数応答特性やステップ応答特性の変化を判断することができる。
次に、本発明の実施例2に係る可変形状鏡200について説明する。実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図10は、可変形状鏡200の基本構成の上面構成を示している。また、図11、図12は、それぞれ可変形状鏡200をミラー基板111と電極基板110とに分離した状態を示している。
可変形状鏡200は、実施例1で説明した圧力センサ120の代わりに、振動検出器を用いている。振動検出器は、変形部104の振動波形を検出する。これにより、変形部104の応答性をモニタする構成となっている。
振動検出器は、変形部104と駆動電極112との間の静電容量を測定する。これにより、変形部104の変形量や振幅量、さらに振動波形を検出できる。そして、検出結果から変形部104の応答性を求めることができる。
振動検出器は、容量センサ電極203と、COM電極204と、参照信号源208と、容量検出回路209とから構成されている。図11に示すように、容量センサ電極203は、駆動電極112の中心付近に、駆動電極112と電気的に独立して形成されている。COM電極204は、容量センサ電極203に対向して形成され、実施例1で示すところのGND電極107に相当する。
参照信号源208は、図13に示すように、容量センサ電極203に電気的に接続されているセラミックパッケージ101の容量センサ電極ピン206に接続されている。そして、容量検出回路209は、COM電極204と配線を介して電気的に接続されているCOM電極ピン205に接続されている。また、参照信号源208、容量センサ電極203、COM電極204、および容量検出回路209を含めたものがモニタ手段に対応する。
図13では、参照信号源208と駆動信号源126と容量検出回路209とは、共通でGNDを用いているが別々に設けても良い。ここで、COM電極204は実施例1におけるGND電極107と同様に、第1の電極に対応する。また、容量センサ電極203は、第3の電極に対応する。
また、図14に示すように、上述した構成に加えて、Q値検出器211を設けても良い。Q値検出器211は、容量検出回路209に接続され、変形部104が共振振動しているときのQ値を検出する。
Q値は、変形部104を共振周波数で振動させたときの振幅の増加分を示す値である。この場合、変形部104が共振振動しているときのQ値と圧力の関係は封止する前に事前に圧力が変更可能な雰囲気中で測定しておく。そして、その関係に基づいて変形部104の応答特性を求める。共振時のQ値はエアダンピングが大きいときに低く、エアダンピングが小さくなるに応じてQ値は高くなる。このため、共振時のQ値を測定すれば変形部104の応答特性変化をモニタすることができる。なお、Q値の詳細については、後述する。
次に、図13、図14(可変形状鏡210)を参照して、振動検出器の作用を説明する。参照信号源208は、正弦波の信号を容量センサ電極203に印加する。参照信号は、COM電極204と容量センサ電極203との間の容量変化に基づいて変化し出力信号となる。出力信号は、COM電極204を通じてCOM電極ピン205に接続された容量検出回路209に至る。容量検出回路209は、出力信号に基づいてCOM電極204と容量センサ電極203との間の容量を検出することができる。
容量センサ電極203を中心に設けたのは、変形部104の変形量が中心付近で一番大きいため、容量変化も最も大きくなることと、実施例1に示すように、全面が駆動電極112の場合に比べても変形部104の変形形状に大きな影響を与えないためである。
なお、駆動方式は、実施例1と同様に駆動電極112に電圧を印加する方式である。従って、変形部104は、駆動電極112側に変形する。COM電極204と容量センサ電極203との間は平行平板型のコンデンサと見ることができる。変形部104が変形することによりCOM電極204と容量センサ電極203との間隔が変わる。このことから容量が変化する。この結果、容量検出回路209の出力信号は、変形部104の変形量を示している。
さらに、図15(可変形状鏡220)に示すように、駆動信号源126から出力される駆動波形と、容量検出回路209から出力される振動波形とを入力し、駆動波形と振動波形の位相差を検出する位相差検出回路212を設ける構成としても良い。位相差から応答特性を知ることもできる。
次に、振動検出器を用いた場合と、さらに位相差検出回路212を用いた場合の変形部104の応答特性検出方法を説明する。駆動信号の周波数を変えながらCOM電極204と容量センサ電極203との間の容量変化を振動検出器で検出した結果を図16に示す。図16は、変形部104の周波数応答特性示している。なお、横軸は周波数である。また、図16の(a)の縦軸は駆動信号に対する変形部104の駆動波形の位相差について示している。図16の(b)の縦軸は駆動信号に対する変形部104の駆動波形の比をデシベルで示したもの(以下、適宜「ゲイン」と呼ぶ)である。
大気雰囲気中では周波数が大きくなるに応じて、位相もゲインも小さくなっていく。これに対し、減圧雰囲気中では変形部104の第1共振周波数f1に至るまでは、ほぼ位相もゲインも変化がない。第1共振周波数f1を越えると、ゲインは減少に転じる。ただし、第2共振周波数f2などでゲインが大きくなることもある。
位相差については、共振時に位相が180度回り、その後も第2共振周波数f2等で位相が180度回っていく。このときの変形部104の駆動波形は、容量検出回路209によって検出することができる。また、駆動信号が共振周波数f1、f2と一致したとき、変形部104の変形量は大きくなる。その変化量を上述したようなQ値と呼んでいる。Q値検出器211によりQ値を検出することで変形部104の応答性をモニタすることもできる。
Q値検出器211を簡易的に考えると、共振時の変形量が3dB低下した変形量の周波数を周波数の増減の両方向について検出する。そして、その差分で共振周波数を除した値により表すことで示すことができる。即ち、次式で表すことができる。
Q=Fr/(Ff−Fb)
ただし、
Q:Q値、
Fr:変形部104の共振周波数
Ff:共振周波数から高周波側に変形量が3dB低下したところの周波数
Fb:共振周波数から低周波側に変形量が3dB低下したところの周波数
ただし、
Q:Q値、
Fr:変形部104の共振周波数
Ff:共振周波数から高周波側に変形量が3dB低下したところの周波数
Fb:共振周波数から低周波側に変形量が3dB低下したところの周波数
Q値は、可変形状鏡ユニット103を封止する減圧量によって変化する。図17に示すように封止内部114の圧力が高くなると(エアダンピングが大きくなると)、Q値は小さくなる。共振時のQ値を測定すれば変形部104の応答特性変化をモニタすることができる。
封止内部114の圧力は、実施例1で説明したように変形部104の周波数応答特性とステップ応答特性を維持するための最適領域がある。封止内部114の圧力が、その領域内にあることをモニタすることで変形部104の周波数応答特性やステップ応答特性を判断することができる。
実施例2は、圧力変化に伴う変形部104の応答特性の変化が、変形部104と駆動電極112間のエアダンピングの影響であることから、エアダンピングの変化に伴って変化するパラメータを検出し、変形部104の応答特性の変化を求める例である。
変形部104の応答特性は、変形部104を任意の周波数で振動させたときの変形部104の振幅値を変形部104の振動を検出する振動検出器で測定することでモニタされる。変形部104の振幅値は、封止内部114がある圧力値になるまでは一定値であり、その圧力値を超えると小さくなる。したがって、振幅値をモニタすることで、封止内部114がある圧力値以下にあるか否かの確認ができると共に、振幅値が変化し始める圧力範囲内では振幅値を検出することで圧力を知ることができる。
変形部104の振幅値と圧力の関係は封止する前に、圧力が変更可能な雰囲気中で測定しておき、その関係に基づいて変形部104の応答特性を求める。上述のように、封止内部114の圧力が高くなるに応じて、同じ駆動信号に対する変形部104の振幅値が小さくなる。駆動周波数が可変形状鏡200で用いられる最大周波数であるとき、変形部104の駆動感度が変わるか否かで変形部104の応答特性を直接知ることもできる。変形部104が共振振動しているときのQ値と圧力の関係も、封止する前に圧力が変更可能な雰囲気中で測定し、その関係に基づいて変形部104の応答特性を求めておくことができる。
その他の振動検出器を用いた別のモニタ機能について説明する。図16において、減圧状態では、位相差およびゲインは共振周波数よりも低い周波数領域でほぼ一定の値を示している。これに対し、大気状態ではいずれの値も低下している。ゲインについては図8に示している通り、その低下は封止内部114の圧力によって変化し、圧力が高くなるに連れて次第にゲインは低下していく。
位相差検出回路212によって検出される位相差についてもゲインと同じことが言える。封止内部114が、所定の圧力値になるまでは位相差は一定値であり、その圧力を超えると位相差が大きくなる。位相差は圧力によって変化し、圧力が高くなるに応じて次第に位相遅れが増加していく。
従って、変形部104を任意の周波数で振動させたときに、振動検出器でゲインまたは位相差検出回路212を用いて位相差を確認することで封止内部114の圧力がゲインや位相差が一定になる圧力範囲であるか否かを確認できる。同時に、その圧力範囲を下回るときには、ゲインや位相差から圧力を測定することができる。
この場合もQ値と同じく、可変形状鏡200を封止する前に圧力測定可能な減圧可能なチャンバで可変形状鏡200の変形部104のゲインまたは位相差と圧力の関係を振動検出器で調べ、圧力テーブルを作成しておく。これにより、封止内部114での圧力の測定が可能になる。さらに、診断機能として直接的には最大駆動周波数でのゲインまたは位相差を確認することで、封止された可変形状鏡200が使用可能か否かを判断することもできる。
本構成は実施例1と異なり、可変形状鏡以外に圧力センサ120などを必要とせず可変形状鏡200が自ら自己診断機能を有している。このため、部品点数が少なく、構成が単純化され、組立てが容易になる。
なお、この発明の実施形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。図18、図19に示す可変形状鏡230のように、容量センサ電極203と駆動電極112を兼用する構成でも良い。
その場合、駆動電極112は、駆動兼容量センサ電極301として用いられる。なお、可変形状鏡230の構成は、実施例1で示した圧力センサ120を除いた構成と同じである。本構成における容量検出手段の例を、それぞれ図20(可変形状鏡230)、図21(可変形状鏡240)に示す。さらに、位相差検出回路212を用いて駆動波形と変形部104の振動波形の位相差を検出する構成について図22(可変形状鏡250)に示す。
図20、図21、図22に示すいずれの構成においても、駆動兼容量センサ電極301に電気的に接続されている駆動兼容量センサ電極ピン303には信号重畳器304が接続されている。信号重畳器304には参照信号源208と駆動信号源126が接続されている。信号重畳器304は、駆動信号と参照信号とを重畳した重畳信号を形成するために用いられる。
ミラー基板111に形成されたCOM電極204に電気的に接続されたCOM電極ピン205には容量検出回路209が接続されている。参照信号は駆動信号と重畳され駆動電極112に至る。従って、本構成での振動検出器は参照信号源208と駆動兼容量センサ電極301とCOM電極204と容量検出回路209によって構成される。
重畳信号の参照信号成分はCOM電極204と駆動兼容量センサ電極301との間の容量変化に基づいて変化し出力信号となる。出力信号は、COM電極204通じてCOM電極ピン205に接続された容量検出回路209に至る。容量検出回路209は出力信号に基づいてCOM電極204と駆動兼容量センサ電極301との間の容量を検出することができる。
変形部104の共振振動時のQ値から変形部104の応答性をモニタする場合には、図21のようにQ値検出器211を容量検出回路209に接続する構成でも良い。さらに、位相差から変形部104の応答性をモニタする場合には、図22のように位相差検出回路212を容量検出回路209に接続する構成でも良い。
本変形例の作用効果は、実施例2と同様の部分については省略するが、実施例2の形態と異なり、容量センサ電極203を設ける必要が無いため、変形部104全体に駆動電極112を構成することができる。このため、変形部104全面に駆動力を発生させることができる。この結果、変形部104がより所望の変形形状をなすことが可能となる。
次に、本発明の実施例3に係る可変形状鏡200について説明する。実施例1および実施例2と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図25は、図13に示す振動検出器を有する可変形状鏡200の構成に対し、さらに容量検出回路に共振周波数検出回路306を接続した構成を示している。共振周波数検出回路306は、また駆動信号源126にも接続されている。共振周波数検出回路306の検出概念には大きく分けて次のA、Bの2タイプがある。
A.変形部104の振幅値を最大になる周波数を検出する方式、
B.駆動波形と振動波形の位相差が90度になる周波数を検出する方式
B.駆動波形と振動波形の位相差が90度になる周波数を検出する方式
Aの方式にはさらに2つの検出方法がある。1番目の検出方法は、図26の(a)に示すように、駆動周波数を共振周波数を含む領域(掃引領域)で掃引し、掃引後に変形部104の振幅値が最大になる周波数を求める方法である。
2番目の検出方法は、図26の(b)に示すように、駆動周波数を共振周波数を含む領域でステップ的に掃引し、各ステップで前後の変形部104の振幅値を比較し、後ステップの振幅値が前ステップの振幅値よりも小さくなったときの前ステップの周波数を共振周波数とする方法である。
図26の(b)に示した方法はさらに駆動周波数のステップ量を細かくし、掃引方向を逆転して同様の検出を行い、これを繰り返すことにより、共振周波数の精度を高めることも可能である。
上述のBの方式は、図26の(c)、(d)に示すとおり、Aで示した方法で検出対象を振幅値から駆動波形と振動波形の位相とする事で求める方法である。
図27は、上述した方法に基づき、封止内部の圧力を変化させながら駆動周波数を掃引して共振周波数を求めた結果を示している。共振周波数は、変形部104の駆動ゲインが最大になる周波数である。共振周波数は、圧力の増加に伴って共振周波数が高くなる方向にシフトする。
図28は、横軸を圧力とし、縦軸に共振周波数をとったグラフを示している。実施例1で示したように、封止内部の最適な圧力範囲は1Pa〜1000Pa程度であるが、圧力範囲はギャップ量にも依存し、図28で示す構成では圧力範囲を1Pa〜150Paとして示している。
図からも明らかなように、この圧力領域で圧力と共振周波数には相関関係が有り、変形部104の共振周波数から圧力を知ることができ、従って変形部104の応答性変化をモニタすることができる。
なお、この発明の実施形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。図29に示す可変形状鏡230のように、容量センサ電極と駆動電極を兼用する構成においても共振周波数検出回路306を用いて共振周波数を検出して変形部104の応答性をモニタしてもよい。図29に示す構成は、基本的に図20に示された構成と同じであり、共振周波数検出回路306が容量検出回路209および駆動信号源126に接続されている。
本変形例の作用効果は、実施例2と同様の部分については省略する。図28に示すとおり、圧力と共振周波数には線形関係が有り、圧力に依存せずに一定の感度で変形部104の応答性変化をモニタすることが可能である。
Q値によって変形部104の応答特性変化をモニタする場合、図30に示すとおりQ値と圧力の関係は非線形であるのに対し、共振周波数と圧力との間に線形関係があるため、広い圧力範囲でモニタが可能となる特徴を有している。
なお、50Paよりも低い圧力範囲であれば共振周波数でモニタリングするよりもQ値でモニタリングする方が検出感度が高い。また、Q値は、その検出のために共振周波数と、共振周波数の増減方向に変形部の変形量を3dB低下したところの周波数とを検出して求める為、測定点が3点存在する。これに対し、共振周波数による応答性変化のモニタは、共振周波数一点のみを測定するだけである。このため、共振周波数による応答性変化のモニタは、Q値によるモニタリングよりも検出アルゴリズムを簡略化することができ、検出回路を単純化できる。
以上のように、本発明にかかる可変形状鏡は、反射面形状が連続的に可変する可変形状鏡に有用である。
100、200、210、220、230、240、250 可変形状鏡
101 セラミックパッケージ
102 封止ガラス
103 可変形状鏡ユニット
104 変形部
105 反射面
106 弾性膜
107 GND電極
108 固定部
109 スペーサ
110 電極基板
111 ミラー基板
113 接合用金属層
114 封止内部
115 セラミックパッケージのピン
116 駆動用引出し電極
117 GND用引出し電極
118 金属ワイヤ
119 導電材用接続部
120 圧力センサ
121a セラミックパッケージの電極
121b 電気接続用導電材
122 GND電極ピン
123 駆動電極ピン
124 圧力センサ電極ピン
125 圧力センサ用電源圧力表示装置
126 駆動信号源
201 COM用引出し電極
202 容量センサ用引出し電極
203 容量サンサ電極
204 COM電極
205 COM電極ピン
206 容量センサ電極ピン
207 駆動電極ピン
208 参照信号源
209 容量検出回路
211 Q値検出器
212 位相差検出回路
301 駆動兼容量センサ電極
302 駆動兼容量センサ用引出し電極
303 駆動兼容量センサ電極ピン
304 信号重畳器
306 共振周波数検出回路
10 可変形状鏡
11 メンブレン
12 ガラス蓋
13、112 駆動電極
14 導電性薄膜
101 セラミックパッケージ
102 封止ガラス
103 可変形状鏡ユニット
104 変形部
105 反射面
106 弾性膜
107 GND電極
108 固定部
109 スペーサ
110 電極基板
111 ミラー基板
113 接合用金属層
114 封止内部
115 セラミックパッケージのピン
116 駆動用引出し電極
117 GND用引出し電極
118 金属ワイヤ
119 導電材用接続部
120 圧力センサ
121a セラミックパッケージの電極
121b 電気接続用導電材
122 GND電極ピン
123 駆動電極ピン
124 圧力センサ電極ピン
125 圧力センサ用電源圧力表示装置
126 駆動信号源
201 COM用引出し電極
202 容量センサ用引出し電極
203 容量サンサ電極
204 COM電極
205 COM電極ピン
206 容量センサ電極ピン
207 駆動電極ピン
208 参照信号源
209 容量検出回路
211 Q値検出器
212 位相差検出回路
301 駆動兼容量センサ電極
302 駆動兼容量センサ用引出し電極
303 駆動兼容量センサ電極ピン
304 信号重畳器
306 共振周波数検出回路
10 可変形状鏡
11 メンブレン
12 ガラス蓋
13、112 駆動電極
14 導電性薄膜
Claims (8)
- 反射面が形成された変形部と、
前記変形部の外周を固定する固定部と、
前記変形部に形成された第1の電極と、
前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極と、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に印加された電圧によって前記変形部を変形させる駆動手段とを備え、
大気圧よりも低い圧力で封止された可変形状鏡であって、
封止内部の圧力変化に伴う前記変形部の応答特性変化を検出するモニタ手段が設けられていることを特徴とする可変形状鏡。 - 前記モニタ手段は、少なくとも一部が前記変形部に設けられた振動する前記変形部の振動波形を検出する振動検出器を有し、
前記変形部の変形振幅変化を前記振動検出器で検出し、
圧力と変形振幅の関係に基づいて前記変形部の応答特性をモニタすることを特徴とする請求項1に記載の可変形状鏡。 - 前記モニタ手段は、前記変形部が共振振動しているときのQ値を検出するQ値検出器を有し、
圧力とQ値との関係に基づいて前記変形部の応答特性をモニタすることを特徴とする請求項2に記載の可変形状鏡。 - 前記モニタ手段は、前記振動検出器によって得られる前記変形部の振動波形と、前記駆動手段から出力される駆動信号との位相差を検出する位相差検出回路を有し、
圧力と位相差との関係に基づいて前記変形部の応答特性をモニタすることを特徴とする請求項2に記載の可変形状鏡。 - 前記モニタ手段は、前記変形部が共振振動しているときの共振周波数を検出する共振周波数検出器を有し、
圧力と共振周波数との関係に基づいて前記変形部の応答特性をモニタすることを特徴とする請求項2に記載の可変形状鏡。 - 前記振動検出器は、前記第1の電極と前記第2の電極との間の容量を検出する容量検出器であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の可変形状鏡。
- 前記振動検出器は、前記第1の電極に対向して設けられた第3の電極を有し、
前記振動検出器は、前記第1の電極と前記第3の電極との間の容量を検出する容量検出器であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の可変形状鏡。 - 反射面が形成された変形部と、
前記変形部の外周を固定する固定部と、
前記変形部に形成された第1の電極と、
前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極と、
前記第1の電極及び前記第2の電極との間に印加された電圧によって前記変形部を変形させる駆動手段とを備え、
大気圧よりも低い圧力で封止された可変形状鏡であって、
封止内部の圧力を検出する圧力センサが設けられていることを特徴とする可変形状鏡。
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- 2007-02-08 US US11/704,096 patent/US7397593B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2007-02-15 EP EP07102491A patent/EP1821127A1/en not_active Withdrawn
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