JP2007249011A - 画像表示装置および投射型画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型、低コストで輝度調整が可能であり、また良好な表示性能が得られる。
【解決手段】輝度調整回路102は走査線駆動回路104を制御する制御信号VCを出力する。制御信号VCは1フレーム期間T1に2回ハイレベルになり、走査線1〜Nが順次走査される。最初のVCがハイレベル期間T4で、信号線駆動回路103は黒表示電圧Vpを水平方向に出力する。次のVCのハイレベル期間T4で画像表示電圧Vpが供給され、最初VCのハイレベル期間と次のハイレベル期間の時間間隔T5を制御することにより、1フレーム期間における画像表示時間を変化させ、輝度調整を行なう。
【選択図】図1
【解決手段】輝度調整回路102は走査線駆動回路104を制御する制御信号VCを出力する。制御信号VCは1フレーム期間T1に2回ハイレベルになり、走査線1〜Nが順次走査される。最初のVCがハイレベル期間T4で、信号線駆動回路103は黒表示電圧Vpを水平方向に出力する。次のVCのハイレベル期間T4で画像表示電圧Vpが供給され、最初VCのハイレベル期間と次のハイレベル期間の時間間隔T5を制御することにより、1フレーム期間における画像表示時間を変化させ、輝度調整を行なう。
【選択図】図1
Description
本発明は、供給される電圧値に応じた画像を表示する複数の画素を有する画像表示素子を備えた画像表示装置および投射型画像表示装置に関する。
近年、HDTVやホームシアターなどの普及に伴い、ディスプレイの大画面化へのニーズが益々高まってきている。それに応えるべくPDPや液晶などのフラット・パネル・ディスプレイにおいて急速に大画面化が進展しているが、特にコスト優位性が高く大画面化に最も適したプロジェクターの普及が目覚しい。
さて、そのプロジェクターにおいては、スクリーンに拡大投射するための表示画像を形成する空間光変調素子として、小型低コストでしかも高い表示輝度が得られる液晶表示素子が主流となっている。しかもこれらの液晶表示素子は、近年の技術的進展によって極めて高速の画像更新が実現されてきている。
ところが一方では、高い表示輝度が得られるようになったばかりに、周囲の明るさによっては逆に眩しすぎ、ユーザーに不快感を与える場合も増えてきている。このような状況に対応するための従来技術としては、例えば特許文献1、2などがある。特許文献1では、周囲の明るさや投射面上の明るさをセンサーで検知し、その検知結果に基づいて液晶表示素子に入力される映像信号(液晶パネルの各画素に供給される画像表示電圧)を補正し、ランプの発光量を制御することにより輝度調整する。また、特許文献1では、使用者の好みや周囲の明るさに応じてランプの発光量を制御することによって輝度調整する際に、ランプの発光量の変化によって生じるホワイトバランスの乱れを補償するように液晶パネルに供給される画像データ即ち画像表示電圧を補正する補正回路を設ける。
現在、汎用のプロジェクターのランプとしては、小型で発光効率が非常に高いUHPランプが使用されている。しかし、UHPランプは最適な発光状態を確保するために駆動条件が制約され、投入電力を変化させることにより発光量を制御することはできない。また、特許文献2には、複数のランプを備えて発光させるランプの数を制御する方法が開示されているが、そのような方法では装置が大型化し、高コストになるという問題がある。
また、一般に液晶表示素子は、各画素に表示すべき画素データに対応した電圧を印加することにより光透過率を変化させて所望の画像を形成し、画像表示電圧はデジタル形式の画素データをD/A変換してアナログ電圧に変換し、適当なゲインで増幅することにより生成される。液晶表示素子の電圧に対する光透過率は非線形な特性を示すため、それを補正するための補正データがテーブル化されて記憶されている。したがって、輝度をきめこまかく制御しようとすると、それぞれの輝度レベルに合わせた膨大な量の補正テーブルを記憶しておくメモリが必要となり、装置が大型化し、高コストになるという問題がある。
本発明は上記した問題点に鑑みてなされたもので、
本発明の目的は、小型、低コストで輝度調整が可能であり、また良好な表示性能が得られる画像表示装置および投射型画像表示装置を提供することにある。
本発明の目的は、小型、低コストで輝度調整が可能であり、また良好な表示性能が得られる画像表示装置および投射型画像表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、輝度調整手段の具体的な構成手段を提供することにある。
本発明の他の目的は、液晶表示素子の各画素に黒表示電圧を供給する具体的な手段を提供することにある。
本発明の他の目的は、液晶表示素子の各画素に黒表示電圧を供給する別の具体的な手段を提供することにある。
本発明の他の目的は、低コストで且つ高解像の表示画像が高品質で得られる大画面の画像表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、好適な構成の画像表示素子を提供することにある。
本発明は、複数の液晶画素の各々に、1フレームまたは該1フレームを分割した複数のサブフレームの表示画像に対応して周期的に画像表示電圧を供給する手段を備えた画像表示装置の駆動回路において、前記1フレームまたは1サブフレーム周期期間を、前記表示画像に関係なく黒を表示するための黒表示電圧供給期間と、前記表示画像に対応した画像表示電圧供給期間に分割し、前記黒表示電圧供給期間及び画像表示電圧供給期間を調整可能な輝度調整手段を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明(請求項1、2)によると、1フレームまたは該1フレームを分割した複数のサブフレームごとに表示する画像表示装置において、前記1フレームまたは1サブフレーム周期期間を、本来の画像表示期間と表示画像に関係なく黒を表示するための黒表示期間に分割し、それらの時間配分を制御することにより表示輝度を調整するようにしたので、輝度レベルによって液晶表示素子の駆動電圧を補正する必要がなくなり、回路規模が小型になり、低コストでありながら適度な画面輝度で良好な表示視認性が得られる。
本発明(請求項3、4)によると、任意にハイ(H)またはロー(L)レベルに遷移する第1の輝度制御信号の遷移をカウントするかあるいは、前記第1の輝度制御信号の所定レベルの持続時間を計測することにより輝度を調整するようにしたので、例えばリモコンのボタン操作など簡単な構成で所望の画面輝度が得られる。
本発明(請求項5)によると、周囲の明るさに応じて値が変化する第2の輝度制御信号生成手段を備えたので、ユーザーの手を煩わせることなく自動で最適の画面輝度に調整が可能となる。
本発明(請求項6)によると、前記第1または第2の輝度制御信号に基いて前記画像表示電圧及び前記黒表示電圧の出力タイミングを制御することによって輝度を調整するようにしたので、従来の液晶表示素子をそのまま使用することが可能となり、表示素子のコストが抑えられ、低コストの画像表示装置が実現される。
本発明(請求項7、8)によると、前記画素毎に、前記画像表示電圧供給手段とは個別に制御可能な例えばスイッチング素子で構成される黒表示電圧供給手段を備えて前記画素電極に対して前記画像表示電圧及び前記黒表示電圧を供給するタイミングを制御することによって輝度を調整するようにしたので、よりきめ細かい調整が可能となり、より表示視認性の高い画像表示が実現される。
本発明(請求項9)によると、前記液晶表示素子としてシリコンバックプレーン上に液晶層とそれを駆動する電極を含む表示部を形成したLCOSを用いたので、高速に画像表示電圧または黒表示電圧を供給することが可能となるとともに各画素において高速の応答性能が得られ、高表示品質の投射画像表示装置が実現される。
本発明(請求項10)によると、1フレーム分の表示画像から所定の規則に従って選択した画素配列を有する前期複数のサブフレームに分割して順次前記画素電極に供給し液晶表示素子からの出射光の光路を偏向する光路偏向手段と、前記光路偏向手段からの出射光を拡大して投射する投射装置を備え、前記液晶表示素子において空間光変調された出射光の光路の偏向状態を前記サブフレームに対応して制御し、投射面上に表示位置がずれている状態の画像を表示することで、前記画像表示素子の画素数よりも見かけ上多い画素数の画像を表示するようにしたので、低コストで高解像且つ高表示品質の投射型画像表示装置が実現される。
以下、発明の実施の形態について図面により詳細に説明する。
実施例1:
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置とその駆動回路の構成を示す。図2は、実施例1の動作例を示すタイミングチャートである。ここで液晶表示素子は、画面垂直方向に走査線数N、各走査線は画素数Mの解像度を有するものとする。
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置とその駆動回路の構成を示す。図2は、実施例1の動作例を示すタイミングチャートである。ここで液晶表示素子は、画面垂直方向に走査線数N、各走査線は画素数Mの解像度を有するものとする。
図1において、Diはコンピュータなどの図示しない画像ソースからの原画素データである。画像データ生成回路101は、前記原画素データをそのままあるいは適当に処理を施して表示画素データDoとして出力する。
輝度調整回路102は、前記原画像に関係なく黒を表示するための黒データを生成する黒データ生成回路を備え、所望の表示画面輝度に対応したタイミングで表示画素データと黒データを選択する。表示画素データを選択する場合は制御信号HCを”H”(ハイレベル)にして前記画素データ生成回路101に出力する。画素データ生成回路101はHCが”H”のとき表示画素データDoを生成する。選択された表示画素データまたは黒データはアナログ電圧に変換されて画像表示電圧Vpとして出力される。ここでVpは、前記液晶表示素子105の走査線1から順にNまで、さらに各走査線において1または所定画素数分同時に出力される。
信号線駆動回路103は、入力される画像表示電圧Vpを水平方向に所定の配列で順次または全画素同時に出力する。輝度調整回路102は、所望の表示画面輝度に対応したタイミングで走査線駆動回路104を制御する信号VCを出力する。走査線駆動回路104は、前記制御信号VCが”H”のとき、1水平走査期間T6ごとに走査線駆動信号R1〜RNを順次”H”にして走査線を1つずつ選択する。具体的にはR1〜RNは、1水平走査期間ごとに順次所定時間だけ”H”になる。液晶表示素子105は各画素にトランジスタQ1が配置され、選択された走査線に接続されたトランジスタQ1は対応する走査線駆動信号が”H”の期間のみゲートがONして信号線駆動回路103からの画像表示電圧Vpを対応する画素に供給する。液晶表示素子105は、トランジスタQ1を通して各々画像表示電圧Vpが供給される画素電極と、それと対向して共通のコモン電圧Vcomが印加されるITO電極と、これらの電極間に挟持され、両電極間の電圧差で光の透過あるいは反射量を制御する液晶を備えた構成を採る。コモン電圧VcomはITO電圧発生回路106から供給される。
制御信号VCは、図2に示すように、1フレーム期間T1において2回”H”レベルになり、その都度、走査線1〜Nが順次走査される。VCの最初の”H”レベル期間T4ではVpは黒表示電圧(L:ローレベル)であり、次のVCの”H”レベル期間T4で本来の画像電圧が供給される。すなわち、VCの最初の”H”レベル期間と次の”H”レベル期間の時間間隔T5を制御することで、1フレーム期間T1における画像表示時間が変わり、輝度調整を行なうことができる。
図3は、実施例1の輝度調整手段の構成例を示す。
信号BC及びUDは、例えばリモコンなど(図示省略)を操作することによって生成される輝度制御信号であり、BCは任意に”H”と”L”に遷移が可能な信号であり、UDは例えば輝度を上げようとするときに”H”に、輝度を下げようとするときに”L”になる信号である。
信号BC及びUDは、例えばリモコンなど(図示省略)を操作することによって生成される輝度制御信号であり、BCは任意に”H”と”L”に遷移が可能な信号であり、UDは例えば輝度を上げようとするときに”H”に、輝度を下げようとするときに”L”になる信号である。
タイマー204は、信号BCの”L”レベル持続時間が所定時間に達しない状態では出力TMを”L”に保持する。そうするとAND回路205の出力は常に”L”となり、信号BCがOR回路206を通してカウンタ207のクロック入力端子に入力される。
カウンタ207は、信号UDが”H”のときOR回路206の出力信号の”H”から”L”への遷移をカウントアップし、信号UDが”L”のときはカウントダウンする。信号BCにおいて所定時間以上”L”レベルが持続するとタイマー204は出力TMを”H”にする。そうするとAND回路205からクロックCKが出力されるようになる。CKは、信号BCが”L”であるためにOR回路206を通してカウンタ207のクロック入力端子に入力される。
タイミング生成回路208は、カウンタ207の出力CNTの値に応じてタイミング制御信号HC及びVCを出力するとともに、MUX202を制御して表示画素データDoと、黒データ生成回路201からの黒表示データ(”L”)を選択出力する。MUX202の出力はD/A変換器203でアナログ電圧に変換され、画像表示電圧Vpとして出力される。
実施例2:
図4は、本発明の実施例2に係る画像表示装置とその駆動回路の構成を示す。図5は、実施例2の動作例を示すタイミングチャートである。実施例1(図1)との相違点は以下のとおりである。
・液晶表示素子の各画素にトランジスタQ2が付加された。
・トランジスタQ2のゲートは1走査線毎に走査線駆動回路104aから出力される共通の制御線BRx(x=1,2,…,N)に接続される。
・走査線駆動回路104aに信号BRTが入力された。
図4は、本発明の実施例2に係る画像表示装置とその駆動回路の構成を示す。図5は、実施例2の動作例を示すタイミングチャートである。実施例1(図1)との相違点は以下のとおりである。
・液晶表示素子の各画素にトランジスタQ2が付加された。
・トランジスタQ2のゲートは1走査線毎に走査線駆動回路104aから出力される共通の制御線BRx(x=1,2,…,N)に接続される。
・走査線駆動回路104aに信号BRTが入力された。
図4において、輝度調整回路102aは、所望の表示画面輝度に対応したタイミングで制御信号HCを前記画素データ生成回路101に出力し、所定のタイミングで表示画素データDoを生成させる。表示画素データDoはアナログ電圧に変換されて画像表示電圧Vpとして出力される。ここでVpは、前記液晶表示素子の走査線1から順にNまで、さらに各走査線において1または所定画素数分、同時に出力される。
信号線駆動回路103は、入力される画像表示電圧Vpを水平方向に所定の配列で全画素同時に出力する。輝度調整回路102aは、また走査線駆動回路104aに対して、所望の表示画面輝度に対応したタイミングで制御する信号VCを出力するとともに、信号BRTを出力する。
走査線駆動回路104aは、信号BRTが”H”レベルを保持している期間中、信号BRx(x=1,2,…,N)を順次”H”レベルにして対応する走査線のトランジスタQ2をONする。トランジスタQ2がONすると各画素電極への印加電圧はVcomとなり、対向するITO電圧と同じになってその走査線の画素は黒表示状態となる。
なお、本実施例は液晶表示素子の表示モードが、画素電極とITO電極間電位差が小さいほど光透過率が低くなる、いわゆる「ノーマリブラック」の場合について示しているが、画素電極とITO電極間電位差が大きいほど光透過率が低くなる、いわゆる「ノーマリホワイト」の表示モードについても全く同様であり、この場合はトランジスタQ2がONすると画素電極に対して黒表示するに十分な電圧が供給されるような結線になっていればよい。この場合、液晶の交流駆動を考えると画素を黒表示状態にさせるトランジスタはVcomよりも高い電圧を印加するものと低い電圧を印加するものの複数があることが好ましい。
走査線駆動回路104aはまた、図1の場合と同様に制御信号VCが”H”のとき、1水平走査期間ごとに走査線駆動信号R1〜RNを順次”H”にして走査線を1つずつ選択し、対応する液晶表示素子のトランジスタQ1のゲートをONして信号線駆動回路からの画像表示電圧Vpを画素に供給する。すなわち、本実施例では、画素を黒表示する手段を別に持たせたことにより、黒表示期間を全走査線の走査期間T4以下で制御できるので、高輝度領域でのきめ細かい輝度調整が可能となる。
図6は、実施例2の輝度調整手段の構成例を示す。
PD301はフォトダイオードであり、周囲の明るさを検知し、それに応じた信号を電流値で出力する。A302は増幅器であり、PD301からの電流出力を電圧に変換した後、適当なゲインで増幅して出力する。A/D変換器303は増幅器からの出力をデジタル信号ENVに変換する。
PD301はフォトダイオードであり、周囲の明るさを検知し、それに応じた信号を電流値で出力する。A302は増幅器であり、PD301からの電流出力を電圧に変換した後、適当なゲインで増幅して出力する。A/D変換器303は増幅器からの出力をデジタル信号ENVに変換する。
信号Sは、例えばリモコンなど(図示省略)を操作することによって生成される制御信号であり、画面輝度を制御するのにPDによって検知された周囲の明るさに応じて自動的に制御するか、あるいは前述の信号BC及びUDに基づいて任意に制御かを選択する。即ち、MUX308はA/D変換器303の出力信号ENVとカウンタ307の出力CNTの一方を信号Sに基づいて選択し出力する。タイミング生成回路309は、MUX308からの出力の値に応じてタイミング制御信号HC、VC及びBRTを出力する。
さて、本実施例のように各画素について複数のトランジスタを有する高密度の画素駆動回路を実現するための液晶表示素子としては、単結晶シリコンバックプレーン上に液晶層とそれを駆動する電極を含む表示部を形成した反射型液晶表示素子であるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)が適している。その構成例を概略的に図7に示す。即ちLCOSは液晶を封入する上下基板のうち一方に単結晶シリコン基板が用いられている。そのために通常の半導体デバイスと同様の微細加工プロセスが使用でき、画素トランジスタだけでなく、図1や図4に示す信号線駆動回路や走査線駆動回路なども同一基板上に構成することができ、小型で低コストの駆動回路が実現できる。
図8は、実施例1、2に基づく画像表示の様子を、横方向を時間、縦方向を走査線の走査方向として概念的に示したものである。図8において、T1は1フレーム期間、T2は本来の画像表示期間、そしてT3が黒表示期間を示している。即ち、T3を長くするほど画面輝度は低下することになる。図1の場合は、信号線駆動回路103に直接、黒表示電圧を供給した後に本来の画像表示電圧の供給するタイミングを制御することにより画面輝度が調整され、図4の場合は、トランジスタQ2のゲートON時間を制御することにより画面輝度が調整されることになる。
実施例3:
図9は、本発明が適用される投射型画像表示装置の構成例を示す。図9において、インテグレータ光学系402は例えばフライアイレンズアレイで構成されており、光源401からの光を均一化する。コンデンサレンズ403は照明光を空間光変調素子としての液晶表示素子406に集光、照明するためのものである。ここで液晶表示素子406は例えばLCOSのような反射型のものを使用している。
図9は、本発明が適用される投射型画像表示装置の構成例を示す。図9において、インテグレータ光学系402は例えばフライアイレンズアレイで構成されており、光源401からの光を均一化する。コンデンサレンズ403は照明光を空間光変調素子としての液晶表示素子406に集光、照明するためのものである。ここで液晶表示素子406は例えばLCOSのような反射型のものを使用している。
表示制御回路407は、実施例1(図1、3)または実施例2(図4、6)に示す駆動回路を備え、輝度調整を可能とする。液晶表示素子406は表示制御回路407からの画像表示電圧Vpに基き各画素に入射される照明光を変調する。液晶表示素子406で空間光変調された照明光は画像光として光路偏向素子408に入射し、画像光が画素の配列方向に設定された量だけシフトされるように偏向される。光路偏向動作は偏向素子駆動回路405によって制御される。なお、偏光ビームスプリッター404は、照明光と画像光を分離するためのである。
光路偏向素子08からの出射光は投射レンズ409で拡大されスクリーン410に投射される。光路偏向量は画素ピッチの整数分の1であることが好ましい。画素の配列方向に対して2倍の画像増倍を行う場合は画素ピッチの1/2にし、4倍の画素増倍を行う場合は画素ピッチの1/4にすることが好ましい。いずれの場合も、切り替えられる偏向方向の数に応じて画像フレームを時間的に分割した複数のサブフレームで構成し、サブフレーム毎に光路偏向素子408を作用させ、光路偏向素子408の作用状態に応じた表示位置に対応する画像情報を画像表示素子に表示させることで、見かけ上、高精細な画像を表示することが出来る(なお、画素ずらしによって高解像度の画像を表示する手法は特許文献3を参照)。
なお、本例ではLCOSのように反射型の画像表示素子を空間光変調素子として用いた構成を例に説明したが、透過型の画像表示素子を用いた構成例も可能である。
101 画素データ生成回路
102 輝度調整回路
103 信号線駆動回路
104 走査線駆動回路
105 液晶表示素子
106 ITO電圧発生回路
102 輝度調整回路
103 信号線駆動回路
104 走査線駆動回路
105 液晶表示素子
106 ITO電圧発生回路
Claims (10)
- 複数の液晶画素の各々に、1フレームまたは該1フレームを分割した複数のサブフレームの表示画像に対応して周期的に画像表示電圧を供給する手段を備えた画像表示装置において、前記1フレームまたは1サブフレーム周期期間を、前記表示画像に関係なく黒を表示するための黒表示電圧供給期間と、前記表示画像に対応した画像表示電圧供給期間に分割し、前記黒表示電圧供給期間及び画像表示電圧供給期間を調整可能な輝度調整手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
- 一方を全画素共通に設けられた1つの共通電極、他方を画素毎に設けられた画素電極で挟持され、各々前記画素電極に供給される電圧値に応じた画像を表示する液晶表示素子と、前記複数の液晶画素の各々に、1フレームまたは該1フレームを分割した複数のサブフレームの表示画像に対応して周期的に画像表示電圧を供給する手段を備えた画像表示装置において、前記1フレームまたは1サブフレーム周期期間を、前記表示画像に関係なく黒を表示するための黒表示電圧供給期間と、前記表示画像に対応した画像表示電圧供給期間に分割し、前記黒表示電圧供給期間及び画像表示電圧供給期間を調整可能な輝度調整手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
- 前記輝度調整手段は、任意にハイレベルまたはローレベルに遷移可能な一つまたは複数の第1の輝度制御信号生成手段と、該第1の輝度制御信号レベルの所定方向への遷移をカウントする計数手段を備え、該計数手段のカウント値に基づいて前記黒表示電圧供給期間及び画像表示電圧供給期間を調整することを特徴とする請求項1または2記載の画像表示装置。
- 前記輝度調整手段は、前記第1の輝度制御信号における所定レベルの持続時間を計測する手段を備え、該計測手段の計測結果に基づいて前記黒表示電圧供給期間及び画像表示電圧供給期間を調整することを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
- 前記輝度調整手段は、周囲の明るさに応じて値が変化する第2の輝度制御信号生成手段を備え、該第2の輝度制御信号または前記第1の輝度制御信号に基づいて前記黒表示電圧供給期間及び画像表示電圧供給期間を調整することを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
- 前記輝度調整手段は、前記表示画像に対応した画像表示電圧を生成するための画像表示電圧生成手段と、前記表示画像に関係なく黒を表示するための黒表示電圧を生成する黒表示電圧生成手段と、前記第1または第2の輝度制御信号に基づいて前記画像表示電圧及び前記黒表示電圧の出力タイミングを制御するタイミング調整手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の画像表示装置。
- 前記輝度調整手段は、画素毎に、前記画像表示電圧供給手段とは個別に制御可能な黒表示電圧供給手段を備えると共に、前記第1または第2の輝度制御信号に基づいて画素電極に対して前記画像表示電圧及び前記黒表示電圧を供給するタイミングを制御するタイミング調整手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の画像表示装置。
- 前記黒表示電圧供給手段は、黒表示電圧供給期間において黒表示に相当する電圧を各画素電極に供給するスイッチング素子を備えることを特徴とする請求項7記載の画像表示装置。
- 前記液晶表示素子は、シリコンバックプレーン上に液晶層とそれを駆動する電極を含む表示部を形成したLCOSであることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
- 1フレーム分の表示画像から所定の規則に従って選択した画素配列を有する複数のサブフレームに分割して順次、画素電極に画像表示電圧を供給する画像表示電圧供給手段を備えた請求項1乃至7のいずれか1項に記載の輝度調整手段と、請求項2または9に記載の液晶表示素子と、前記液晶表示素子を照明する光源及び照明手段と、前記液晶表示素子からの出射光の光路を偏向する光路偏向手段と、前記光路偏向手段からの出射光を拡大して投射する投射手段を備え、前記液晶表示素子において空間光変調された出射光の光路の偏向状態を前記サブフレームに対応して制御し、投射面上に表示位置がずれている状態の画像を表示することにより、前記液晶表示素子の画素数よりも見かけ上多い画素数の画像を表示することを特徴とする投射型画像表示装置。
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