JP2007248996A - 投影装置、投影方法、及び、プログラム - Google Patents

投影装置、投影方法、及び、プログラム Download PDF

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【課題】カラーホイールと光変調素子との同期を容易に取る。
【解決手段】ランプ301から出射された光源は所定の色を透過する領域を備えるカラーホイール302に入射する。この透過光はミラー304で反射してDMD305に入射する。投影装置の電源投入後、透過光はDMD305によりカラーセンサ306に入射し透過光の色が検出される。投影装置はカラーセンサ306で検出された透過光の色の時分解パターンに基づいてカラーホイール302の回転制御とDMD305による透過光の進行方向制御との同期を自動で行う。
【選択図】図3

Description

この発明は、カラーホイールと光変調素子との同期を容易に取るために好適な投影装置、投影方法、及び、プログラムに関する。
スクリーンに画像を投影する装置として、一般にプロジェクタと呼ばれる投影装置が普及している。例えば、プロジェクタの投影方式の一つである単板式DMD(Digital Micromirror Device、登録商標)プロジェクタでは、角度制御できる微細な鏡(DMD)を配置し、赤(R)・緑(G)・青(B)が配置された高速で回転するカラーホイール(カラーフィルター)を通過した光をDMDに当て、それぞれの色に対応した画像を連続して表示することによりカラーの再現を行う。また、黒を投影する場合には、DMDを用いて光吸収板の方向に光を反射させてスクリーン方向の投影光の光量を減少させる。言い換えれば、黒投影時などではスクリーンに投影されない未使用光(捨て光)が存在する。
例えば、特許文献1には、R・G・Bの三原色の光をそれぞれ透過させる領域と、白色光を透過させる領域とを持ったパターン可変カラーホイールを用いたプロジェクタが開示されている。これによれば、プロジェクタは、カラーホイールの光を透過させる領域をモータで切り替えて、投影の途中でも違和感なく色合いをダイナミックに変化させることができる。
特開2005−107400号公報
このようなカラーホイールを用いたプロジェクタでは、カラーホイールの回転制御とDMD等の光変調素子による透過光の進行方向制御との同期を取る必要がある。従来、カラーホイールと光変調素子との同期を取るために、カラーホイールの白(W)部分をフォトカプラで検知することにより行っていた。しかし、カラーホイールの製造誤差や組み立て精度のばらつきにより個別に調整を行う必要があるため、非常に手間がかかり製造コストもかかってしまう。また、上述の特許文献1に開示されるようなパターン可変カラーホイールを用いるためには各色の領域の境目を正確に把握して制御する必要があり、この精密な制御を行うことは難しかった。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、カラーホイールと光変調素子との同期を容易に取るために好適な投影装置、投影方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る投影装置は、カラーホイールとセンサと制御部とを備える。
カラーホイールは、所定の色の光を透過させる領域を含む。
センサは、カラーホイールを透過して光変調素子により変調された光を検出する。
制御部は、カラーホイールの回転制御と、前記光変調素子による光の進行方向制御とを行って、カラーホイールの透過光を、画像を投影する第1の方向又はセンサが配置された第2の方向に入射させる。
そして、制御部は、所定のタイミングでカラーホイールの透過光を第2の方向に入射させて、前記カラーホイールの回転位置と前記センサが受光する光の色との対応関係に基づいて、回転制御と進行方向制御との同期を取る。
上記目的を達成するため、本発明のその他の観点に係る投影方法は、所定の色の光を透過させる領域を含むカラーホイールと、カラーホイールを透過して光変調素子により変調された光を検出するセンサとを用いる投影方法であって、
カラーホイールの回転制御と前記光変調素子により変調された光の進行方向制御とを行って、カラーホイールの透過光を、画像を投影する第1の方向又はセンサが配置された第2の方向に入射させる制御ステップを備える。
そして、制御ステップは、所定のタイミングでカラーホイールの透過光を第2の方向に入射させて、前記カラーホイールの回転位置と前記センサが受光する光の色との対応関係に基づいて、回転制御と進行方向制御との同期を取る。
上記目的を達成するため、本発明のその他の観点に係るプログラムは、所定の色の光を透過させる領域を含むカラーホイールと、カラーホイールを透過して光変調素子により変調された光を検出するセンサとを備えるコンピュータを、
カラーホイールの回転制御と、前記光変調素子により変調された光の進行方向制御とを行って、カラーホイールの透過光を、画像を投影する第1の方向又はセンサが配置された第2の方向に入射させる制御部として機能させる。
そして、制御部は、所定のタイミングでカラーホイールの透過光を第2の方向に入射させて、前記カラーホイールの回転位置と前記センサが受光する光の色との対応関係に基づいて、回転制御と進行方向制御との同期を取る。
この発明によれば、カラーホイールと光変調素子との同期を容易に取るために好適な投影装置、投影方法、及び、プログラムを提供することができる。
以下、この発明の実施形態に係る投影装置1を説明する。
図1は、投影装置1を用いた画像投影システムの例を示す図である。
カメラ2は、台座3の上に置かれた原稿4を撮影し、得られた撮影画像を投影装置1に入力する。投影装置1とカメラ2はケーブル5で接続されている。投影装置1は、カメラ2から入力された撮影画像を投影光に変換し、スクリーン6にこの投影光を照射して原稿4を含む画像をスクリーン6に投影する。
次に、本実施形態に係る投影装置1の構成を、図2を用いて説明する。投影装置1は、制御部201、画像処理部202、表示部203、操作部204、RAM(Random Access Memory)205、及び、ROM(Read Only Memory)206を備える。
制御部201は、ROM206に記憶されたオペレーティングシステム(OS)や制御プログラムに従って、投影装置1の全体の制御を行う。制御部201は、制御の必要に応じて、各部に制御信号およびデータを送信、または、各部から応答信号およびデータを受信する。例えば、制御部201は、CPU(Central Processing Unit)から構成される。
画像処理部202は、カメラ2から入力された撮影画像を、画像処理部202が備える入出力インタフェース(図示せず)を用いて取得し、制御部201や画像処理部202が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部202が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像データは、所定の同期タイミング(垂直同期など)でビデオ信号に変換され表示部203へ出力される。例えば、画像処理部202は、撮影画像の台形歪み補正、ガンマ補正等を行う。画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算などを高速に実行できる。なお、画像処理部202は、投影装置1が備える他の入出力インタフェースによって取得された撮影画像を取得するように構成してもよい。
表示部203は、画像処理部202から入力された画像データを投影光に変換しスクリーン6に投影する。表示部203は、ランプ、カラーホイール、光変調素子、投影レンズ、ミラー、カラーセンサなどから構成される。詳細は後述する。
操作部204は、操作ボタン(図示せず)などの入力装置を備え、ユーザからの投影装置1の操作指示を受け付ける。そして、操作部204は、受け付けた操作指示に対応する制御命令を制御部201に入力する。
RAM205は、制御部201が行う処理に必要なデータやプログラム等を一時的に記憶する。制御部201は、RAM205に変数領域を設け、この変数領域に格納された値に対して演算を行う。あるいは、制御部201は、RAM205に格納された値を一旦レジスタに格納してからレジスタに対して演算を行い、演算結果をRAM205に書き戻す、などの処理を行う。
ROM206は、投影装置1の全体の制御に必要なOSやプログラム等を記憶する不揮発性メモリである。制御部201は、ROM206に記憶されたOSやプログラム等をRAM205に読み出して実行する。
次に、投影装置1の表示部203の構成を、図3を用いて説明する。表示部203は、ランプ301、カラーホイール302、ライトトンネル303、ミラー304、DMD305、カラーセンサ306、及び、投影レンズ307を備える。
ランプ301は、投影装置1がスクリーン6に映像を投影するための光源であり、典型的には白色光を出射する。ランプ301からの発光は反射鏡によって1点に集光されカラーホイール302に入射する。
カラーホイール302は、所定の周波数の光を透過させる複数の透過領域をもつ円盤状のフィルターである。例えば、カラーホイール302は、図4に示すような構成である。本実施形態のカラーホイール302は、赤色の光を透過させる赤透過領域401と、緑色の光を透過させる緑透過領域402と、青色の光を透過させる青透過領域403と、赤緑青すべての光を透過させる(白色の光を透過させる)白透過領域404とを含む。表示部203は、モータ(図示せず)を用いてカラーホイール302を定速回転させて、ランプ301からの白色光を赤・緑・青・白透過領域401乃至404に入射し、対応する所定の周波数の光を透過させる。これにより光源の白色光は各色に時分割される。なお、カラーホイール302は上述したものに限られず、例えば4つの透過領域のほかに隣り合う2色の中間色を透過させる領域を含んでいてもよい。
ライトトンネル303は、カラーホイール302を透過した透過光を内面で反射することにより、その光分布を均一にしつつ、透過光をミラー304へと導く。時分割された(色分割された)透過光はライトトンネル303を通過してミラー304に入射する。ミラー304に入射した透過光は、反射してDMD305に入射する。
DMD305は、図5に示すように、傾斜角度を制御できる複数のマイクロミラー501(小さな鏡)を備える。マイクロミラー501は、縦横の各幅が10〜20マイクロメートル(μm)程度で、アルミニウムなどの極薄金属片から構成される。例えば、DMD305は、マイクロミラー501を所定の傾斜角度(典型的には、±約10°)動かすことにより、光を投影レンズ307又はカラーセンサ306に所定の周期で繰り返し入射させて光量を調節する。DMD305は、マイクロミラー501を用いて入射光の反射方向を制御できる。1個のマイクロミラー501は、スクリーン6に投影される画像の画素1個に対応する。
具体的には、DMD305は、カラーホイール302を透過した光をスクリーン6に投影する場合、透過光を投影レンズ307の方向(第1の方向)に反射させるようにマイクロミラー501の向きを制御する。一方、スクリーン6に黒を投影する(赤緑青すべての光を透過させない)場合、透過光をカラーセンサ306の方向(第2の方向)に反射させるようにマイクロミラー501の向きを制御する。すなわち、スクリーン6に黒を投影する場合、従来では透過光が投影レンズ307に入射せず未使用光(捨て光)となるが、本発明ではこの未使用光をカラーセンサ306によりセンシングする。そして、カラーセンサ306により検出された色の時分割パターンに基づいて、後述するように、カラーホイール302の回転制御とDMD305のマイクロミラー501による進行方向制御との同期を取る。
カラーセンサ306は、反射光の可視光領域を赤、緑、青の各々の色信号に分けて検出する。可視光の波長範囲は400〜800ナノメートル(nm)程度であり、光の三原色の波長はそれぞれ、青:450nm、緑:530nm、赤:680nm程度である。これらの波長の光強度をフォトトランジスタで測定し、フォトトランジスタの出力電流の大きさの組み合わせで入射光の色を判別する。すなわち、カラーセンサ306は、カラーホイール302の各透過領域401乃至404を透過した光が、赤、緑、青、白のいずれであるかを判別することができ、色の時分割パターンを取得することができる。このように、カラーホイール302の各透過領域401乃至404の正確な位置(各透過領域の境目の位置)を把握しなくても光源の光の状況を正確に把握することができる。
カラーセンサ306により検出された時分割パターン信号は、制御部201に入力される。制御部201は、カラーセンサ306により取得された時分割パターンに基づいて、カラーホイール302の回転制御とDMD305による透過光の進行方向制御の同期を取る。
例えば、図6は、カラーセンサ306で検出される色の時分解パターンの例を示す図である。本図では、より理解を容易にするために、赤(R)・緑(G)・青(B)の出力が1又は0のパルスで表されるものとしている。カラーホイール302が回転角0°から回転を開始すると、R、G、Bの各色は回転角度の変化に伴ってカラーセンサ306に入射する角度が変化する。回転角360°はカラーホイール302が1回転したことを示す。
図6では、RとG、GとB、BとRの何れかの組み合わせが同時に1のパルスとして出力されている状態を示しているが、このようでなくとも良く、同時に2つの原色が存在する領域においては、その比率を調整しても良く、その比率は可変であっても良い。
なお、カラーセンサ306は本発明によって限定されるものではなく、カラーホイール302のどの透過領域を透過したか(あるいは透過光の三原色の割合がどの程度か)が判別できるセンサであればよい。
投影レンズ307は、DMD305より入射した反射光を集光して、画像をスクリーン6に投影する。
例えば、画像処理部202に入力された撮影画像(入力画像)が所定の画素数(例えば1024×768ピクセルなど)から構成されており、各画素に出力する色(例えば256段階のRGBなど)が対応づけられているとする。画像処理部202は、台形歪み補正、ガンマ補正などの画像処理を行った後、補正後の画像データを表示部203に入力する。表示部203は、補正後の画像データを構成する各画素が示す色をスクリーン6に正しく投影できるように、各画素について、カラーホイール302の回転位置(あるいはカラーホイール302への集光点の位置)と、DMD305のマイクロミラー501の角度とを調整して出力画像を投影レンズ307に投影する。なお、画像処理部202が行う画像処理の内容は本発明によって限定されない。
次に、本実施形態の制御部201が行うカラーホイール302とDMD305の同期制御処理を図7のフローチャートを用いて説明する。本実施形態では、制御部201は、投影装置1の電源投入直後にこの同期制御処理を行う。ただし、同期制御処理を行うタイミングはこれに限られるものではない。例えば、赤・緑・青の三原色のうちのいずれか2つがカラーホイールを透過したタイミングであってもよい。
まず、制御部201は、表示部203の初期化を行う(ステップS701)。具体的には、制御部201は表示部203のランプ301への電源供給を開始させ、ランプ301が画像を投影するために十分な温度に達するように暖める。また、制御部201は、カラーホイール302及びDMD305のマイクロミラー501の位置を初期状態に設定するように制御する。
次に、制御部201は、表示部203が画像を投影可能な状態になったか否かを判定する(ステップS702)。具体的には、例えば制御部201はランプ301の温度が画像を投影するために十分な温度に達したか否かを判定する。
投影可能な状態ではない場合(ステップS702;NO)、制御部201は、投影可能な状態になるまで待機する。
一方、投影可能な状態である場合(ステップS702;YES)、制御部201は、DMD305を全オフ状態にするように制御する(ステップS703)。すなわち、制御部201は、DMD305のすべてのマイクロミラー501を、カラーセンサ306が設置されている方向に向けるように表示部203を制御する。
次に、制御部201は、ランプ301の発光を開始させる(ステップS704)。ここで、マイクロミラー501は投影レンズ307が設置された第1の方向ではなく、カラーセンサ306が設置された第2の方向に向いているため、投影光はカラーセンサ306に入射し、投影レンズ307には入射しない。
そして、制御部201は、カラーセンサ306により検出される、カラーホイール302に含まれる赤透過領域401、緑透過領域402、青透過領域403、又は、白透過領域404が示す色の時分解パターンに基づいて、カラーホイール302の回転制御と、DMD305による透過光の進行方向制御との同期を取る(ステップS705)。
具体的には、例えば、表示部203はモータによりカラーホイール302を回転開始位置P1から回転させる。このときカラーセンサ306により検知された色が色C1であったとすると、制御部201は回転開始位置P1に対応するカラーホイール302の透過領域が色C1に対応する透過領域であると判別する。同様に、モータによりカラーホイール302を位置P2に回転させてカラーセンサ306により検知された色が色C2であったとすると、制御部201は位置P2に対応するカラーホイール302の透過領域が色C2に対応する透過領域であると判別する。制御部201は、カラーホイール302の回転位置とカラーセンサ306により検知された色との対応関係を示す時分解パターンを取得する。すなわち、制御部201は、色C1、C2を投影するために、カラーホイール302をどの程度回転させればよいか、また、DMD305による透過光の進行方向をどの程度変えればよいか、を示す情報を得る。このように、カラーホイール302の回転制御と、DMD305による透過光の進行方向制御との同期を取ることができる。
本実施形態によれば、投影装置1は、カラーホイール302の各色の透過領域の正確な位置を予め記憶していなくても、カラーホイール302の回転制御と、光変調素子による透過光の進行方向制御との同期を取ることができる。すなわち、カラーホイール302の取り付け位置やカラーホイール302のカラーパターンの微妙なずれ、カラーホイール302のモータの個体差、カラーホイール302への集光点のずれなど、製造段階や使用開始後の経年変化等で発生する誤差が存在しても、目視による調整を行う必要がなく自動で調整を行うことができる。また、本実施形態に示される投影方法を用いても、同様の効果を得ることができる。
特に、カラーセンサ306を用いて透過光の色の時分解パターンを検出することにより、カラーホイール302のカラーパターンの境目や色などを正確に把握することができる。すなわち、カラーホイール302の回転制御と、DMD305による透過光の進行方向制御との同期を更に容易に自動で行うことができる。
また、この同期を取る処理を、投影装置1の電源投入後、ランプ301の温度が画像を投影するために十分暖まってから等の所定の時間が経過したタイミングで行うことにより、投影開始時からユーザに違和感を与えることなく画像を投影することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、前述の特許文献1に開示されるようなパターン可変カラーホイールを用いたプロジェクタにも本発明を適用することができる。パターン可変カラーホイールとは、例えば図8に示されるような構成をしているカラーホイール302である。パターン可変カラーホイールは、中心付近から外側付近にかけて所定の境界線によって各色の透過領域に分けられている。これによれば、カラーホイール302への集光点の位置を、カラーホイール302の中心付近から外側付近まで移動させることにより、透過光の時分解パターンを変えることができる。このようなパターン可変カラーホイールを用いた場合でも、カラーパターンの境目や色などを正確に把握することができる。
すなわち、投影装置1は、パターン可変カラーホイールを用いた場合でも、カラーホイール302の各色の透過領域の正確な位置を予め記憶する必要がなく、カラーホイール302の回転制御と、光変調素子による透過光の進行方向制御との同期を容易に取ることができる。
また、上述したように、同期制御処理を行うタイミングは本実施形態に限られるものではない。例えば、赤・緑・青の三原色のうちのいずれか2つがカラーホイール302を透過したタイミングであってもよい。特に、このタイミングは、パターン可変カラーホイールを用いた場合に有効である。すなわち、この境界線による透過領域の境目に集光されたときにカラーホイール302の回転制御と光変調素子による透過光の進行方向制御との同期を取ることにより、中心付近から外側付近にかけての所定の境界線を正確に知らなくても、変更されたトーンに適した同期を自動で行うことができる。
すなわち、カラーホイール302としてパターン可変カラーホイールを用いた場合に、中心付近から外側付近にかけての所定の境界線を正確に知らなくても、変更されたトーンに適した同期を容易に行うことができる。
本願記載の投影装置1に搭載した光変調素子は、DMD、LCD(Liquid Crystal Display)、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)、GxL(登録商標)等、いずれであっても構わない。
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
本発明に係る投影装置1は、フロントプロジェクタの場合を例として挙げているが、リアプロジェクタであっても構わない。
本発明は、システム或いは装置に本発明により規定される処理を実行させるプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることは言うまでもない。
すなわち、赤・緑・青・白など所定の色の光を透過させる複数の透過領域を含むカラーホイール302と、カラーホイール302を透過して光変調素子により変調された透過光を受光するセンサとを備えるコンピュータは、カラーホイール302の各色の透過領域の正確な位置を予め記憶しなくても、カラーホイール302の回転制御と、光変調素子による透過光の進行方向制御との同期を容易に取ることができる。例えば、カラーホイール302の取り付け位置やカラーホイール302のカラーパターンの微妙なずれ、カラーホイール302のモータの個体差、カラーホイール302への集光点のずれなど、製造段階等で発生する誤差が存在しても、目視による調整を行う必要がなく自動で調整を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、カラーホイールと光変調素子との同期を容易に取るために好適な投影装置、投影方法、及び、プログラムを提供することができる。
本実施形態の画像投影システムを説明するための図である。 投影装置の構成を説明するための図である。 表示部の構成を説明するための図である。 カラーホイールの構成の例を示す図である。 マイクロミラーにより反射された光がカラーセンサ又は投影レンズに入射することを示す図である。 カラーセンサで検出される色の時分解パターンの例を示す図である。 同期制御処理を説明するためのフローチャートである。 パターン可変カラーホイールの構成の例を示す図である。
符号の説明
1・・・投影装置、2・・・カメラ、3・・・台座、4・・・原稿、5・・・ケーブル、6・・・スクリーン、201・・・制御部、202・・・画像処理部、203・・・表示部、204・・・操作部、205・・・RAM、206・・・ROM、301・・・ランプ、302・・・カラーホイール、303・・・ライトトンネル、304・・・ミラー、305・・・DMD、306・・・カラーセンサ、307・・・投影レンズ、401・・・赤透過領域、402・・・緑透過領域、403・・・青透過領域、404・・・白透過領域、501・・・マイクロミラー

Claims (7)

  1. 所定の色の光を透過させる領域を含むカラーホイールと、
    前記カラーホイールを透過して光変調素子により変調された光を検出するセンサと、
    前記カラーホイールの回転制御と、前記光変調素子により変調された光の進行方向制御とを行って、前記カラーホイールの透過光を、画像を投影する第1の方向又は前記センサが配置された第2の方向に入射させる制御部とを備え、
    前記制御部は、所定のタイミングで前記カラーホイールの透過光を前記第2の方向に入射させて、前記カラーホイールの回転位置と前記センサが受光する光の色との対応関係に基づいて、前記回転制御と前記進行方向制御との同期を取る
    ことを特徴とする投影装置。
  2. 前記カラーホイールは、前記所定の色の光を透過させる領域が可変なパターン可変カラーホイールである
    ことを特徴とする、請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記制御部は、赤・緑・青の三原色のうちのいずれか2つが前記カラーホイールを透過したタイミングで、前記カラーホイールの透過光を前記第2の方向に入射させる
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の投影装置。
  4. 前記センサは、光の可視光領域を検出するカラーセンサである
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投影装置。
  5. 前記所定のタイミングは、当該投影装置の電源投入後、所定の時間が経過したタイミングである
    ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の投影装置。
  6. 所定の色の光を透過させる領域を含むカラーホイールと、当該カラーホイールを透過して光変調素子により変調された光を検出するセンサとを用いる投影方法であって、
    前記カラーホイールの回転制御と、前記光変調素子により変調された光の進行方向制御とを行って、前記カラーホイールの透過光を、画像を投影する第1の方向又は前記センサが配置された第2の方向に入射させる制御ステップを備え、
    前記制御ステップは、所定のタイミングで前記カラーホイールの透過光を前記第2の方向に入射させて、前記カラーホイールの回転位置と前記センサが受光する光の色との対応関係に基づいて、前記回転制御と前記進行方向制御との同期を取る
    ことを特徴とする投影方法。
  7. 所定の色の光を透過させる領域を含むカラーホイールと、当該カラーホイールを透過して光変調素子により変調された光を検出するセンサとを備えるコンピュータを、
    前記カラーホイールの回転制御と、前記光変調素子により変調された光の進行方向制御とを行って、前記カラーホイールの透過光を、画像を投影する第1の方向又は前記センサが配置された第2の方向に入射させる制御部として機能させ、
    前記制御部は、所定のタイミングで前記カラーホイールの透過光を前記第2の方向に入射させて、前記カラーホイールの回転位置と前記センサが受光する光の色との対応関係に基づいて、前記回転制御と前記進行方向制御との同期を取る
    ことを特徴とするプログラム。

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