JP2007248600A - 無端ベルト駆動装置、定着装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

無端ベルト駆動装置、定着装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無端ベルトのベルト寄りにともなうローラ部材への乗り上げが確実に抑止される、無端ベルト駆動装置、定着装置、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】内側に向けて起立するガイド部材22aを内周面の幅方向端部に具備した無端ベルト22と、無端ベルト22の外周面に当接してニップを形成する加圧部材と、無端ベルト22を張架する複数のローラ部材と、を備える。複数のローラ部材のうち少なくとも1つのローラ部材23は、幅方向端部に嵌設されるとともにローラ部材23と一体的に回転する嵌合部材23bと、嵌合部材23bに回動自在に保持されるとともにガイド部材22aに当接可能に配設された回動部材42と、を具備する。
【選択図】図5

Description

この発明は、無端ベルトを周方向に駆動する無端ベルト駆動装置と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、無端ベルトとしての定着ベルトを駆動する無端ベルト駆動装置を備えた定着装置を用いたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1等における定着装置は、電磁誘導加熱方式のものであって、支持ローラ(加熱ローラ)、定着補助ローラ(定着ローラ)、複数のローラ部材(支持ローラ及び定着補助ローラ)によって張架された無端ベルトとしての定着ベルト、支持ローラに定着ベルトを介して対向する磁束発生手段としての誘導加熱部(誘導加熱手段)、定着補助ローラに定着ベルトを介して当接してニップを形成する加圧部材としての加圧ローラ、等で構成される。誘導加熱部は、幅方向(記録媒体の搬送方向に直交する方向である。)に延設されたコイル部(励磁コイル)や、コイル部に対向するコア部(励磁コイルコア)等で構成される。
そして、定着ベルトは、誘導加熱部との対向位置で加熱される。加熱された定着ベルトは、定着補助ローラ及び加圧ローラの位置に搬送される記録媒体上のトナー像を加熱して定着する。詳しくは、コイル部に高周波の交番電流を流すことで、コイル部の周囲に交番磁界が形成されて、支持ローラ表面近傍に渦電流が生じる。支持ローラに渦電流が生じると、支持ローラ自身の電気抵抗によってジュール熱が発生する。このジュール熱によって、支持ローラに巻装された定着ベルトが間接的に加熱される。
このような電磁誘導加熱方式の定着装置は、発熱体が電磁誘導によって直接的に加熱されるために、熱ローラ方式(ヒータランプ加熱方式)等の他方式のものに比べて熱変換効率が高く、少ないエネルギー消費で短い立ち上げ時間にて定着ベルトの表面温度(定着温度)を所望の温度まで昇温できるものとして知られている。
一方、特許文献2等には、定着ベルトを駆動する無端ベルト駆動装置であって、定着ベルトの幅方向の移動(ベルト寄り)を防止するために、定着ベルトの内周面の幅方向両端部にガイド部材(寄り止め防止部材)を設ける技術が開示されている。
また、特許文献3等には、感光体ベルトや中間転写ベルトを駆動する無端ベルト駆動装置であって、無端ベルトの内周面の幅方向両端部に設けたガイド用リブの磨耗を低減するために、ガイド用リブに当接する磨耗防止リングをローラ部材に(駆動用ローラ)に設置する技術が開示されている。
特開2005−70376号公報 特開2004−109650号公報 特開2000−29353号公報
上述した特許文献1等の定着装置における無端ベルト駆動装置では、定着ベルト(無端ベルト)の幅方向の移動(ベルト寄り)が生じてしまっていた。
特に、定着装置に用いる無端ベルト駆動装置は、定着ベルトの外周面に当接してニップを形成する加圧ローラ(加圧部材)が設けられているために、加圧ローラと定着ベルト(定着補助ローラ)との平行度が高精度に設定されていないと大きなベルト寄りが生じやすくなっていた。そのために、特許文献2等に開示されているように、定着ベルトの内周面の幅方向両端部にガイド部材を設ける必要があった。
しかし、近年の画像形成装置の小型化にともない定着装置のローラ部材やガイド部材も小型化され、ガイド部材とローラ部材との当接面も狭小化されている。したがって、定着ベルトの寄り力(幅方向端部への移動速度に比例する力である。)が比較的小さくても、ガイド部材がローラ部材を乗り上げてしまう場合があった。このように定着ベルト(ガイド部材)の乗り上げが発生すると、定着ベルトが破損したり、良好な定着工程がおこなわれなくなったりすることになる。
一方、上述の特許文献3等の技術は、感光体ベルトや中間転写ベルトに設けたガイド用リブの磨耗を低減することを目的とするものであって、上述したような定着装置における定着ベルトの乗り上げを抑止するものではない。
なお、上述した無端ベルト駆動装置の問題は、定着装置に設置されるものに限定されることなく、無端ベルトの外周面に当接してニップを形成する加圧部材が設けられている無端ベルト駆動装置のすべてに共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、無端ベルトのベルト寄りにともなうローラ部材への乗り上げが確実に抑止される、無端ベルト駆動装置、定着装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる無端ベルト駆動装置は、内側に向けて起立するガイド部材を内周面の幅方向端部に具備した無端ベルトと、前記無端ベルトの外周面に当接してニップを形成する加圧部材と、前記無端ベルトを張架する複数のローラ部材と、を備え、前記複数のローラ部材のうち少なくとも1つのローラ部材は、幅方向端部に嵌設されるとともに当該ローラ部材と一体的に回転する嵌合部材と、前記嵌合部材に回動自在に保持されるとともに前記ガイド部材に当接可能に配設された回動部材と、を具備したものである。
また、請求項2記載の発明にかかる無端ベルト駆動装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記回動部材は、その外径が前記少なくとも1つのローラ部材の外径と等しくなるように形成されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる無端ベルト駆動装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ガイド部材は、起立方向に対して傾斜する傾斜面を備え、前記回動部材は、前記ガイド部材の前記傾斜面に面接触するように形成されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる無端ベルト駆動装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記回動部材及び前記嵌合部材は、互いの対向面の一部のみが接触面になるように形成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる無端ベルト駆動装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記嵌合部材は、前記回動部材の幅方向端部側への離脱を規制する爪部材を備え、前記爪部材は、前記回動部材が弾性変形されて前記嵌合部材に装着されるように形成されたものである。
また、この発明の請求項6記載の発明にかかる定着装置は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の無端ベルト駆動装置を備えたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項6に記載の発明において、前記無端ベルトは、トナー像を加熱して記録媒体に定着させる定着ベルトであって、磁束を発生させて前記定着ベルトを直接的又は間接的に加熱する磁束発生手段を備えたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項7に記載の発明において、前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材は、前記磁束発生手段によって誘導加熱される発熱層を備えたものである。
また、この発明の請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項6〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
また、この発明の請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の無端ベルト駆動装置を備えたものである。
本発明は、無端ベルトを張架するローラ部材の幅方向端部に嵌合部材を嵌設して、その嵌合部材に回動自在に保持されてガイド部材に当接する回動部材を設けているために、無端ベルトのベルト寄りにともなうローラ部材への乗り上げが確実に抑止される、無端ベルト駆動装置、定着装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのレーザープリンタの装置本体、3は画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム18上に照射する露光部、4は装置本体1に着脱自在に設置される作像部としてのプロセスカートリッジ、7は感光体ドラム18上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10は出力画像が載置される排紙トレイ、11、12は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、13は記録媒体Pを転写部7に搬送するレジストローラ、15は手差し給紙部、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する電磁誘導加熱方式の定着装置を示す。
図1を参照して、画像形成装置における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、露光部3(書込部)から、画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、プロセスカートリッジ4の感光体ドラム18上に向けて発せられる。感光体ドラム18は図中の反時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム18上に画像情報に対応したトナー像が形成される。その後、感光体ドラム18上に形成されたトナー像は、転写部7で、レジストローラ13により搬送された記録媒体P上に転写される。
なお、図示は省略するが、プロセスカートリッジ4には、感光体ドラム18、感光体ドラム18上を帯電する帯電部、トナー(現像剤)が収容されていて感光体ドラム18上に形成された静電潜像を現像する現像部、感光体ドラム18上に残存する未転写トナーを除去するクリーニング部、等が一体的に設けられている。
一方、転写部7に搬送される記録媒体Pは、次のように動作する。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部11、12のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部11が選択されたものとする。)。なお、複数の給紙部11、12には、それぞれ、異なるサイズの記録媒体Pや、搬送方向の異なる同一サイズの記録媒体Pが、収納されている。
そして、給紙部11に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。その後、記録媒体Pは、搬送経路Kを通過してレジストローラ13の位置に達する。そして、レジストローラ13の位置に達した記録媒体Pは、感光体ドラム18上に形成されたトナー像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した記録媒体Pは、定着ベルトと加圧ローラとの間に形成されたニップに送入されて、定着ベルトから受ける熱と加圧ローラから受ける圧力とによってトナー像が定着される。トナー像が定着された記録媒体Pは、ニップから送出された後に、出力画像として画像形成装置本体1から排出されて、排紙トレイ10上に載置される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2に示すように、定着装置20は、主として、無端ベルト駆動装置、磁束発生手段としての誘導加熱部24、オイル塗布ローラ34、ガイド板35、分離板36、等で構成される。定着装置20の無端ベルト駆動装置は、定着補助ローラ21(ローラ部材)、支持ローラ23(ローラ部材)、定着ベルト22(無端ベルト)、加圧ローラ30(加圧部材)、駆動部(不図示である。)、等で構成される。
ここで、ローラ部材としての定着補助ローラ21は、その表面にシリコーンゴム等の弾性層が形成されていて、不図示の駆動部によって図2の反時計方向に回転駆動される。
ローラ部材としての支持ローラ23は、主として、SUS304、SUS316等の非磁性金属材料からなる発熱層としての円筒部23a(図3及び図5を参照できる。)で構成されていて、定着ベルト22との摩擦抵抗によって図2の反時計方向に回転する。なお、支持ローラ23は、非磁性金属材料に、銅、銀、アルミニウム等の体積抵抗率が低い金属材料をメッキを施したものを用いることもできる。
支持ローラ23の内部には、フェライト等の強磁性材料からなる内部コア28と、銅等からなる磁束遮蔽部材29と、が設置されている。内部コア28は、定着ベルト22及び支持ローラ23を介してコイル部25に対向している。また、磁束遮蔽部材29は、内部コア28の幅方向両端部を遮蔽できるように構成されている。内部コア28と磁束遮蔽部材29とは一体的に回転するように構成されている。この内部コア28及び磁束遮蔽部材29の回転は、支持ローラ23の回転とは別々におこなわれる。支持ローラ23の構成・動作については、後で詳しく説明する。
無端ベルトとしての定着ベルト22は、2つのローラ部材(支持ローラ23と定着補助ローラ21とである。)に張架・支持されている。定着ベルト22は、ポリイミド樹脂等からなるベース層や、銀やニッケルや鉄等からなる発熱層や、フッ素化合物等からなる離型層(表面層)等からなる多層構造体である。定着ベルト22の離型層によって、トナーTに対する離型性が担保されている。
磁束発生手段としての誘導加熱部24は、コイル部25、センターコア26a及びサイドコア26bを有するコア部26、コイルガイド27、等で構成される。
ここで、コイル部25は、支持ローラ23に巻装された定着ベルト22の一部を覆うように、細線を束ねたリッツ線を幅方向(図2の紙面垂直方向である。)に延設したものである。コイルガイド27は、耐熱性の高い樹脂材料等からなり、コイル部25及びコア部26を保持する。コア部26は、フェライト等の透磁性の高い材料からなる。コア部26は、幅方向に延設されたコイル部25に対向するように設置されている。サイドコア26bは、コイル部25の端部に設置されている。センターコア26aは、コイル部25の中央に設置されている。
なお、本実施の形態においては、支持ローラ23内に内部コア28を設置している。これによって、コア部26と内部コア28との間に良好な磁界が形成されて、支持ローラ23及び定着ベルト22を効率よく加熱することができる。
また、加圧部材としての加圧ローラ30は、芯金上にフッ素ゴムやシリコーンゴム等の弾性層が形成されたものであり、定着ベルト22を介して定着補助ローラ21に圧接している。加圧ローラ30は定着ベルト22の外周面に当接してニップを形成して、そのニップに記録媒体Pが搬送される。
定着ベルト22と加圧ローラ30とのニップの入口側には、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板35が配設されている。
定着ベルト22と加圧ローラ30とのニップの出口側には、記録媒体Pの搬送を案内するとともに記録媒体Pが定着ベルト22から分離するのを促進する分離板36が配設されている。
定着ベルト22の外周面の一部には、オイル塗布ローラ34が当接している。オイル塗布ローラ34は、定着ベルト22上にシリコーンオイル等のオイルを供給する。これにより、定着ベルト22上におけるトナー離型性がさらに担保される。なお、オイル塗布ローラ34には、その表面上の汚れを除去するクリーニングローラ33が当接されている。
図示は省略するが、支持ローラ23の外周面の一部(幅方向中央部である。)には、サーモスタットが当接されている。サーモスタットで検知した支持ローラ23の温度が所定の温度を超えた場合には、サーモスタットによって誘導加熱部24への通電が切断される。
また、図示は省略するが、定着ベルト22上の幅方向中央部にはサーミスタ(又は、サーモパイル)が設置されていて、定着ベルト22上の表面温度(定着温度)を検知して定着温度の制御をおこなっている。
このように構成された定着装置20は、次のように動作する。
定着補助ローラ21の回転駆動によって、定着ベルト22は図2中の矢印方向に周回するとともに、支持ローラ23も定着ベルト22との摩擦抵抗によって反時計方向に回転して、加圧ローラ30も矢印方向に回転する。定着ベルト22は、誘導加熱部24との対向位置で加熱される。詳しくは、コイル部25に高周波の交番電流を流すことで、コア部26と内部コア28との間に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このとき、支持ローラ23(発熱層)の表面に渦電流が生じて、支持ローラ23自身の電気抵抗によってジュール熱が発生する。このジュール熱によって、支持ローラ23に巻装された定着ベルト22が加熱される。なお、本実施の形態では、定着ベルト22自身も発熱層を有するために、定着ベルト22は支持ローラ23によって間接的に加熱される他に、定着ベルト22自身でも誘導加熱部24によって直接的に誘導加熱(電磁誘導加熱)されることになる。
その後、誘導加熱部24によって発熱した定着ベルト22表面は、加圧ローラ30との当接部に達する。そして、搬送される記録媒体P上のトナー像Tを加熱して溶融する。
詳しくは、先に説明した作像プロセスを経てトナー像Tを担持した記録媒体Pが、ガイド板35に案内されながら定着ベルト22と加圧ローラ30との間に送入される(矢印Yの搬送方向の移動である。)。そして、定着ベルト22から受ける熱と加圧ローラ30から受ける圧力とによってトナー像Tが記録媒体Pに定着されて、記録媒体Pは定着ベルト22と加圧ローラ30との間から送出される。
図3及び図4にて、支持ローラ23の構成・動作について、詳しく説明する。
図3(A)及び図3(B)は、図2の定着装置20に設置された支持ローラ23を誘導加熱部24側から幅方向にみた図であって、内部に設置された内部コア28及び磁束遮蔽部材29の構成が理解容易になるように図示したものである。図3(B)は、内部コア28及び磁束遮蔽部材29を図3(A)の状態から所定角度回転させた状態を示した図である。
図3(A)に示すように、支持ローラ23の内部には、幅L1の円柱状の内部コア28と、内部コア28の幅方向両端部に貼着された磁束遮蔽部材29と、が回転自在に設置されている。
磁束遮蔽部材29は、厚さが1mm以上の銅等の良導体からなる。磁束遮蔽部材29は、その厚さが表皮深さ(材料の体積固有抵抗及び比透磁率と、誘導加熱部24の交番電流の周波数と、によって定まる。)よりも大きくなるように設定されていて、誘導加熱部24から定着ベルト22及び支持ローラ23に達する磁束を必要に応じて低下させることができる。すなわち、磁束遮蔽部材29は、定着ベルト22上の記録媒体Pの幅を超えた範囲で温度上昇が生じないように幅方向の加熱範囲を調整する機能を有している。
具体的に、磁束遮蔽部材29は、内部コア28の周面を遮蔽する範囲を端面側から漸減(又は漸増)するように形成されている。これにより、内部コア28を磁束遮蔽部材29とともに回転させる角度を調整することによって、誘導加熱部24のコイル部25に対向する内部コア28の幅方向の遮蔽範囲(主として、センターコア26aに対向する範囲である。)を可変することができる。
なお、内部コア28及び磁束遮蔽部材29の回転駆動は、内部コア28の支軸28aに連結されたステッピングモータ(不図示である。)によっておこなわれる。このステッピングモータは、定着補助ローラ21、定着ベルト22、支持ローラ23等を駆動する駆動部(不図示である。)とは別の駆動系となる。
具体的に、図3(A)の状態の内部コア28及び磁束遮蔽部材29を、周方向に90°回転させると、図3(B)の状態になる。このとき、誘導加熱部24に対向する内部コア28の最大範囲が遮蔽されることになる。そして、磁束遮蔽部材29によって遮蔽された遮蔽範囲では、誘導加熱部24のコア部26との間に形成されるべき磁力線が遮断される。したがって、遮蔽範囲に対応する定着ベルト22上は加熱されずらく、その領域外(中央の幅L2の領域である。)のみが定着ベルト22の加熱範囲となる。
この状態は、幅L2の記録媒体Pを連続的に定着する場合に適している。具体的に、画像形成装置で扱う最小幅(例えば、148mm)の記録媒体Pを定着する場合には、内部コア28及び磁束遮蔽部材29の回転方向の姿勢を図3(B)の状態に固定して、図2で説明した定着工程をおこなう。
このとき、図4の実線R2に示すように、定着ベルト22上の幅方向の定着温度分布は、幅L2の範囲で均一化されるため、幅L2の記録媒体Pに対して良好な定着性が確保される。また、定着ベルト22上の幅L2を超えた範囲では、温度上昇が生じないために、定着ベルト22の熱的破損を抑止できる。
なお、図4は、定着ベルト22上の幅方向の温度分布を示すグラフである。図4において、横軸は定着ベルト22における幅方向の位置を示し、縦軸は定着ベルト22表面の温度(定着温度)を示す。ここで、横軸の幅方向位置の「0」は、定着ベルト22の幅方向中央位置を示す。実線R1は磁束遮蔽部材29の遮蔽範囲を最小として定着ベルト22の加熱範囲を最大としたときの温度分布を示し、実線R2は磁束遮蔽部材29の遮蔽範囲を最大として定着ベルト22の加熱範囲を最小としたときの温度分布を示す。
図3(B)の状態の内部コア28及び磁束遮蔽部材29を、さらに周方向に180°回転させると、誘導加熱部24に対向する内部コイル23aの最大範囲が磁束遮蔽部材29の遮蔽から開放されることになる。そして、開放された内部コア28と誘導加熱部24のコア部26との間に形成される磁力線によって、定着ベルト22の最大範囲(幅L1の全範囲である。)が加熱範囲となる。
この状態は、幅L1の記録媒体Pを連続的に定着する場合に適している。具体的に、画像形成装置で扱う最大幅(例えば、297mm)の記録媒体Pを定着する場合には、内部コア28及び磁束遮蔽部材29の回転方向の姿勢を図3(B)の状態から180°回転させた状態に固定して、図2で説明した定着工程をおこなう。
このとき、図4の実線R1に示すように、定着ベルト22上の幅方向の定着温度分布は、幅L1の範囲で均一化される。このため、幅L1の記録媒体Pに対して良好な定着性が確保される。
また、幅がL1よりも小さくL2よりも大きな記録媒体Pを定着(画像形成)する場合には、内部コア28及び磁束遮蔽部材29を記録媒体Pの幅に応じて所定角度回転させて、定着ベルト22の加熱範囲がその幅になるように調整する。これにより、定着ベルト22上の幅方向の定着温度分布は、記録媒体Pの幅の範囲で均一化されるため良好な定着性が確保される。また、定着ベルト22上の記録媒体Pの幅を超えた範囲では、温度上昇が生じないために、定着ベルト22の熱的破損を抑止できる。
なお、記録媒体Pの幅方向の大きさは、給紙部11、12、15に設置されたサイズ検知センサ(フォトセンサ)の検知結果や、操作部に入力された操作情報に基いて、制御部で判断される。このようなサイズ検知センサ等によって検知された幅方向範囲に基いて、磁束遮蔽部材29が駆動制御される。
図5にて、本実施の形態の定着装置20(無端ベルト駆動装置)において特徴的な構成・動作について、詳しく説明する。
図5は、内部コア28及び磁束遮蔽部材29が内設されて定着ベルト22が当接された支持ローラ23の幅方向端部の構成を詳細に示す断面図である。図5中の上方がセンターコア26aの位置になる。なお、図示は省略するが、支持ローラ23の他方の幅方向端部も、図5と同様に(線対称形に)構成されている。
図5に示すように、支持ローラ23は、SUS304等の非磁性材料からなる円筒部23a(電磁誘導加熱されるローラ部材の主部である。)、円筒部23aの両端部に嵌設された嵌合部材としてのフランジ23b、フランジ23bに挿設されたベアリング32、フランジ23b(嵌合部材)に回動自在に保持された回動部材42、等で構成される。回動部材42は、略ドーナッツ状に形成されていて、その内径がフランジ23bの外径(保持される位置の外径である。)に対して少し大きくなるように形成されている。
嵌合部材としてのフランジ23bは、円筒部23aに圧入接着されていて、支持ローラ23(円筒体23a)と一体的に回転する。フランジ23bの材料としては、ポリイミド(PI)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、セラミック等を用いることができる。これによって、フランジ23bの熱伝導性が低くなって、支持ローラ23の熱が放熱されて昇温効率が低下するのを抑止することができる。
円筒部23a及びフランジ23bは、ベアリング32を介して内部コア28の支軸28a(芯金)に回転自在に支持されている。支持ローラ23は、当接する定着ベルト22との摩擦抵抗によって、定着ベルト22の走行に従動して所定方向に回転することになる。一方、内部コア28(支軸28aに固定支持されている。)は、支持ローラ23の回転とは独立して、不図示のステッピングモータに連結された支軸28aとともに所定のタイミング(記録媒体Pのサイズ変更時である。)で回転駆動される。
なお、支軸28aは、軸受37を介して本体側板38(定着装置本体を構成する板金である。)に支持されている。また、支軸28aには、ベアリング32のスラスト方向の移動を規制する止輪50が設置されている。
定着ベルト22の内周面であって幅方向両端部には、内側に向けて起立するガイド部材22a(寄り止め部)が設けられている。ガイド部材22aはゴム材料からなり、定着ベルト22と一体的に形成することができる。
そして、定着ベルト22が幅方向に移動(ベルト寄り)したときに、支持ローラ23のフランジ23bに保持された回動部材42に、定着ベルト2のガイド部材22aが当接することになる。これにより、定着ベルト22が一方の幅方向端部側に位置ずれ(図5の左側への移動である。)しそうになっても、他方の幅方向端部(図5に示す幅方向端部である。)に設けられたガイド部材22aが、ストッパとして機能する回動部材42に当接することで、定着ベルトの幅方向の移動が抑止される。
ここで、回動部材42は支持ローラ23(フランジ23b)に回動自在に保持されているために、ガイド部材22aが支持ローラ23の外周面に乗り上がろうとするときにその移動エネルギーが回動部材42の回転エネルギーに変換される。すなわち、回動部材42を設けることで、ガイド部材22aの支持ローラ23への乗り上がりが抑止される。
本実施の形態では、回動部材42は、その外径が支持ローラ23の外径と等しくなるように形成されている。これにより、回動部材42は、定着ベルト22の内周面を傷つけることなく、ガイド部材22aの乗り上げを防止することになる。
また、ガイド部材22aは、起立方向に対して傾斜する傾斜面22a1が形成されている。そして、回動部材42は、ガイド部材22aの傾斜面22a1に面接触するように形成されている。すなわち、回動部材42は、ガイド部材22aの傾斜面22a1の傾斜角度とほぼ等しい角度で傾斜する傾斜面が形成されている。これにより、ガイド部材22aと回動部材42との接触面積が大きくなり、ガイド部材22aが支持ローラ23の外周面に乗り上がろうとする移動エネルギーを回動部材42の回転エネルギーに変換しやすくなって、ガイド部材22aの乗り上げが防止される。
また、回動部材42及びフランジ23bは、互いの対向面の一部のみが接触面になるように形成されている。すなわち、回動部材42とフランジ23bとは、互いの対向面のすべてが接触面となるのではなく、接触面の面積が極力小さくなるように設定されている。具体的には、回動部材42の内径側に空隙(段差)が形成されている。これにより、フランジ23bに対する回動部材42の摩擦抵抗が低減されて、回動部材42が回動しやすくなる。したがって、回動部材42の回転エネルギーへの変換がスムーズにおこなわれ、ガイド部材22aの乗り上げが防止される。なお、回動部材42の材料(特に、フランジ23bとの接触面の材料である。)としては、摩擦抵抗が小さく耐熱性の高いポリイミド等が好適である。
また、嵌合部材としてのフランジ23bの周面には、回動部材42の幅方向端部側(図5の右側である。)への離脱を規制する爪部材23b1が複数設けられている。爪部材23b1は、回動部材42が弾性変形されてフランジ23bに装着されるように形成されている。すなわち、爪部材23b1は、ワン・ウェイ・タイプのスナップフィット構造体である。爪部材23b1を設けることで、フランジ23bへの回動部材42の組み付け性が向上するとともに、回動部材42の離脱を確実に抑止することができる。
次に、定着ベルトのベルト寄りについて説明する。
図2を参照して、本実施の形態のように加圧ローラ30を備えた無端ベルト駆動装置(定着装置20)では、定着補助ローラ21に対する加圧ローラ30の平行度のズレがあると、大きなベルト寄りが生じてしまう。これは平行度がズレることによって定着ベルト22に軸方向(幅方向)の力が加わるためである。
定着補助ローラ21に対する加圧ローラ30の平行度のズレは、関連する部品の寸法公差の積み上がりや駆動による双方のローラの微小な変位によって発生する。
さらに、ベルト寄りは、ニップの位置における加圧ローラ30による押圧力や線速とも相関がある。すなわち、加圧ローラ30による押圧力が大きく、ニップ位置での線速が速いほど、加圧ローラ30の平行度のズレによるベルト寄りが顕著になる。
したがって、定着装置20のウォームアップ時間(立ち上げ時間)を短縮するために定着補助ローラ21や加圧ローラ30が小径化されていたり、ニップ幅を稼ぐために低硬度の定着補助ローラ21を設置して加圧ローラ30による押圧力を増加していたり、生産性を高めるためにニップ位置における線速を高速化している場合には、ベルト寄りが発生しやすくなる。また、定着装置の小型化(省スペース化)やコストダウンを図るために、加熱ローラ30を小径化している場合には、ガイド部材22aも小型化されて定着ベルト22の乗り上げが生じやすくなる。
図6は、定着ベルトの駆動時間と移動量(ベルト寄り量)との関係の一例を示すグラフである。
図6に示すように、駆動が開始されて一定時間の間は、定着ベルト22がほぼ一定速度で幅方向に移動する。そして、ガイド部材22aが支持ローラ23に突き当たる位置で定着ベルトの移動が停止する。この駆動開始直後に定着ベルト22が移動する速度(寄り速度)と定着ベルト22の乗り上げとは相関があって、寄り速度が所定値を超えると定着ベルト22の乗り上げが発生する。このときの乗り上げが発生しないギリギリの寄り速度を「乗上限界速度」と呼んでいる。
本願発明者が実験をおこなったところ、本実施の形態における定着装置20に回動部材42を設置しない場合の乗上限界速度は、116μm/秒であった。これに対して、本実施の形態における定着装置20に、傾斜面22a1に対応した傾斜面が形成されていない回動部材42を設置した場合の乗上限界速度は、158μm/秒であった。さらに、本実施の形態における定着装置20を用いた場合(図5に示す構成のものである。)の乗上限界速度は、170μm/秒であった。
したがって、本実施の形態における定着装置によれば、従来の定着装置に比べて、乗上限界速度を約1.5倍にまで向上することが可能となって、定着ベルト22の乗り上げを確実に軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、定着ベルト22(無端ベルト)を張架する支持ローラ23(ローラ部材)の幅方向両端部にフランジ23b(嵌合部材)を嵌設して、そのフランジ23bに回動自在に保持されてガイド部材22aに当接する回動部材42を設けているために、定着ベルト22のベルト寄りにともなう支持ローラ23への乗り上げを確実に抑止することができる。
なお、本実施の形態では、支持ローラ23を電磁誘導加熱される加熱部材として用いるとともに、定着ベルト22に発熱層を形成して定着ベルト22を定着部材及び加熱部材として用いた。これに対して、定着ベルト22に発熱層を形成しないで定着ベルト22を定着部材としてのみ用いるとともに、支持ローラ23のみを加熱部材として用いることもできる。さらには、定着ベルト22のみを加熱部材として用いることもできる。それらの場合も、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、支持ローラ23の内部に内部コア28及び磁束遮蔽部材29が配設された定着装置20に対して本発明を適用した。これに対して、支持ローラ23の内部に内部コア28及び磁束遮蔽部材29が配設されていない定着装置20に対しても本発明を適用することができる。この場合、支持ローラ23は、鉄、コバルト、ニッケル、又は、これらの合金、等の磁性金属材料によって形成することができる。そして、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、定着装置20に設置される無端ベルト駆動装置に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、無端ベルトの外周面に当接してニップを形成する加圧部材が設けられている無端ベルト駆動装置のすべてに対して本発明を適用することができる。すなわち、無端ベルトを張架するローラ部材の幅方向端部に嵌合部材を嵌設して、その嵌合部材に回動自在に保持されてガイド部材に当接する回動部材を設けることで、無端ベルトのベルト寄りにともなうローラ部材への乗り上げを確実に抑止することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置に設置される定着装置を示す断面図である。 図2の定着装置に設置される支持ローラを示す図である。 定着ベルト上の幅方向の温度分布を示すグラフである。 支持ローラの幅方向端部を示す断面図である。 定着ベルトの駆動時間と移動量との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置、 21 定着補助ローラ(ローラ部材)、
22 定着ベルト(無端ベルト)、 22a ガイド部材、
23 支持ローラ(ローラ部材)、 23a 円筒部、
23b フランジ(嵌合部材)、 23b1 爪部材(抜け止め部材)、
24 誘導加熱部(磁束発生手段)、 25 コイル部、 26 コア部、
26a センターコア、 26b サイドコア、 27 コイルガイド、
28 内部コア、 28a 支軸、 29 磁束遮蔽部材、
30 加圧ローラ(加圧部材)、 32 ベアリング、
37 軸受、 38 本体側板(定着装置本体)、
42 回動部材、 50 止輪。

Claims (10)

  1. 内側に向けて起立するガイド部材を内周面の幅方向端部に具備した無端ベルトと、
    前記無端ベルトの外周面に当接してニップを形成する加圧部材と、
    前記無端ベルトを張架する複数のローラ部材と、を備え、
    前記複数のローラ部材のうち少なくとも1つのローラ部材は、幅方向端部に嵌設されるとともに当該ローラ部材と一体的に回転する嵌合部材と、前記嵌合部材に回動自在に保持されるとともに前記ガイド部材に当接可能に配設された回動部材と、を具備したことを特徴とする無端ベルト駆動装置。
  2. 前記回動部材は、その外径が前記少なくとも1つのローラ部材の外径と等しくなるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の無端ベルト駆動装置。
  3. 前記ガイド部材は、起立方向に対して傾斜する傾斜面を備え、
    前記回動部材は、前記ガイド部材の前記傾斜面に面接触するように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無端ベルト駆動装置。
  4. 前記回動部材及び前記嵌合部材は、互いの対向面の一部のみが接触面になるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の無端ベルト駆動装置。
  5. 前記嵌合部材は、前記回動部材の幅方向端部側への離脱を規制する爪部材を備え、
    前記爪部材は、前記回動部材が弾性変形されて前記嵌合部材に装着されるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無端ベルト駆動装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の無端ベルト駆動装置を備えたことを特徴とする定着装置。
  7. 前記無端ベルトは、トナー像を加熱して記録媒体に定着させる定着ベルトであって、
    磁束を発生させて前記定着ベルトを直接的又は間接的に加熱する磁束発生手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材は、前記磁束発生手段によって誘導加熱される発熱層を備えたことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の無端ベルト駆動装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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