JP2007248294A - タイヤ性能測定装置およびタイヤ性能測定方法 - Google Patents

タイヤ性能測定装置およびタイヤ性能測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】測定対象タイヤの求められた縦バネ定数の信頼性およびバネ下振動との相関性を向上することができるタイヤ性能測定装置およびタイヤ性能測定方法を提供すること。
【解決手段】仮想路面に対して測定対象タイヤを回転させ(ステップST101,102)、回転している測定対象タイヤに荷重Wを負荷し(ステップST103)、負荷された荷重Wにおけるタイヤ周上の複数箇所のたわみ量Dを測定し(ステップST104,105)、負荷された荷重Wごとに測定された複数のたわみ量Dの平均たわみ量DAを算出し(ステップST106)、各荷重Wと、この各荷重Wにそれぞれ対応する各平均たわみ量DAとに基づいて、荷重Wとたわみ量Dとの近似式W=f1(D)を算出し(ステップST107)、この算出された近似式W=f1(D)を1階微分し、回転時縦バネ定数Kvと平均たわみ量DAとの目標関係式Kv=f2(D)を算出する(ステップST108)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、タイヤ性能測定装置およびタイヤ性能測定方法に関し、特に、タイヤの縦バネ定数を測定するタイヤ性能測定装置およびタイヤ性能測定方法に関するものである。
タイヤを装着した車両の乗り心地の指標として、10〜30Hzのバネ下振動(バネ下上下方向加速度)がある。このバネ下振動は、タイヤの物理量の1つである縦バネ定数が大きな影響を与える。この縦バネ定数は、タイヤに荷重を負荷した際におけるたわみ量に基づくものである。従って、任意のタイヤの縦バネ定数を求めるためには、このタイヤ、すなわち測定対象タイヤに荷重を負荷した際におけるたわみ量を測定するタイヤ性能測定装置が必要であった。従来のタイヤ性能測定装置は、例えば特許文献1に示すように、測定対象タイヤが静的な状態、すなわち非回転状態で、タイヤ周上の1箇所で測定したタイヤに負荷された荷重に対応したたわみ量を測定するものであった。従って、従来のタイヤ性能測定装置によって求められた測定対象タイヤの縦バネ定数は、非回転時におけるタイヤ周上の1箇所におけるものであった。
特開平6−129953号公報
しかしながら、タイヤの縦バネ定数は、タイヤ周上で異なるものである。従って、タイヤ周上の1箇所において測定されたたわみ量に基づいた縦バネ定数では、その数値の信頼性が低いという問題がある。なお、信頼性を向上させるために、非回転状態の測定対象タイヤのタイヤ周上の複数箇所においてたわみ量を測定し、このたわみ量に基づいて縦バネ定数を求める方法もあるが、測定対象タイヤに負荷された荷重ごとに各箇所におけるたわみ量を測定する必要があるため、測定時間が増大するという問題がある。
また、バネ下振動は、タイヤを装着した車両が実際に走行した際に発生するものである。従って、測定対象タイヤが非回転状態で測定されたたわみ量に基づいた縦バネ定数では、バネ下振動との相関性が低いという問題もある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、測定対象タイヤの求められた縦バネ定数の信頼性あるいはバネ下振動との相関性の少なくともいずれか一方を向上することができるタイヤ性能測定装置およびタイヤ性能測定方法を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかるタイヤ性能測定装置では、仮想路面に対して測定対象タイヤを回転させるタイヤ回転手段と、前記回転している測定対象タイヤに荷重Wを負荷する荷重手段と、前記負荷された荷重Wにおけるタイヤ周上の2箇所以上のたわみ量Dを測定するたわみ量測定手段と、前記負荷された荷重Wごとに測定された複数のたわみ量Dの平均たわみ量DAを算出する平均値算出手段と、前記各荷重Wと、当該各荷重Wにそれぞれ対応する前記各平均たわみ量DAとに基づいて、荷重Wとたわみ量Dとの近似式W=f1(D)を算出する近似式算出手段と、前記算出された近似式W=f1(D)を1階微分し、回転時縦バネ定数Kvと平均たわみ量DAとの目標関係式Kv=f2(D)を算出する目標関係式算出手段と、を備えることを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ性能測定方法では、仮想路面に対して測定対象タイヤを回転させる手順と、前記回転している測定対象タイヤに荷重Wを負荷する手順と、前記負荷された荷重Wにおけるタイヤ周上の2箇所以上のたわみ量Dを測定する手順と、前記負荷された荷重Wごとに測定された複数のたわみ量Dの平均たわみ量DAを算出する手順と、前記各荷重Wと、当該各荷重Wにそれぞれ対応する前記各平均たわみ量DAとに基づいて、荷重Wとたわみ量Dとの近似式W=f1(D)を算出する手順と、前記算出された近似式W=f1(D)を1階微分し、回転時縦バネ定数Kvと平均たわみ量DAとの目標関係式Kv=f2(D)を算出する手順と、を含むことを特徴とする。
これらの発明によれば、この目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、測定された測定対象タイヤのタイヤ周上の2箇所以上におけるたわみ量Dの平均値(平均たわみ量DA)に基づいたものとなる。つまり、回転時縦バネ定数Kvは、タイヤ周上で縦バネ定数が異なることを考慮したものとなる。従って、回転時縦バネ定数Kvは、測定対象タイヤのタイヤ周上の1箇所におけるたわみ量に基づく縦バネ定数と比較して、数値の信頼性を向上することができる。
また、測定対象タイヤのタイヤ周上の2箇所以上におけるたわみ量Dの測定は、測定対象タイヤが回転している状態で行われるため、測定時間が増大することを抑制することができる。
また、この目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、測定対象タイヤが回転している状態で測定されたたわみ量Dに基づいたものとなる。従って、測定対象タイヤが非回転状態で測定されたたわみ量に基づいた縦バネ定数と比較して、バネ下上下方向加速度との相関性を向上することができる。
また、この発明では、上記タイヤ性能測定装置において、前記目標関係式算出手段は、前記算出された目標関係式Kv=f2(D)と、前記荷重Wと、当該各荷重Wにそれぞれ対応する前記各平均たわみ量DAとに基づいて、前記回転時縦バネ定数Kvと荷重Wとの目標関係式Kv=f(W)を算出することを特徴とする。
また、この発明では、上記タイヤ性能測定方法において、前記算出された目標関係式Kv=f2(D)と、前記荷重Wと、当該各荷重Wにそれぞれ対応する前記各平均たわみ量DAとに基づいて、前記回転時縦バネ定数Kvと荷重Wとの目標関係式Kv=f(W)を算出する手順をさらに含むことを特徴とする。
これらの発明によれば、求められた目標関係式Kv=f(W)から任意の荷重Wによって回転時縦バネ定数Kvを求めることができる。
また、この発明では、上記タイヤ性能測定装置において、前記近似式算出手段は、回帰分析によって近似式W=f1(D)を算出することを特徴とする。
この発明によれば、回帰分析によって近似式W=f1(D)を求めることで、この目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kv、あるいは目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvの信頼性をさらに向上することができる。
また、この発明では、上記タイヤ性能測定装置において、前記たわみ量測定手段は、少なくとも前記測定対象タイヤのタイヤ周上のうち、ユニフォーミティのRVFにおける最大値と最低値とにおけるたわみ量Dを測定することを特徴とする。
この発明によれば、目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kv、あるいは目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、少なくとも、測定対象タイヤのタイヤ周上のうち、縦バネ定数が大きく異なるユニフォーミティのRFVにおける最大値および最低値におけるたわみ量Dに基づいたものとなる。従って、目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kv、あるいは目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvの信頼性をさらに向上することができる。
また、この発明では、上記タイヤ性能測定装置において、前記タイヤ回転手段は、少なくともタイヤの回転速度、スリップアングル、キャンバーアングルを変更することができることを特徴とする。
この発明によれば、タイヤ回転手段により、回転している状態の測定対象タイヤをこのタイヤを装着した車両が実際に走行している状態に近似させることができるので、バネ下上下方向加速度との相関性をさらに向上することができる。
また、この発明では、上記タイヤ性能測定装置において、前記仮想路面は、測定対象タイヤと接触する面に実路面に近似した凹凸が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、測定対象タイヤが接触する仮想路面をこの測定対象タイヤを装着した車両が実際に走行している実路面に近似させることができるので、バネ下上下方向加速度との相関性をさらに向上することができる。
また、この発明では、上記タイヤ性能測定装置において、前記仮想路面は、前記測定対象タイヤと接触する面に、1以上の突起が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、測定対象タイヤが接触する仮想路面をこの測定対象タイヤを装着した車両が実際に乗り越える段差などに近似させることができるので、バネ下上下方向加速度との相関性をさらに向上することができる。
また、この発明では、上記タイヤ性能測定方法において、前記算出された回転時縦バネ定数Kvに基づいて測定対象タイヤを装着した車両の乗り心地を評価する手順をさらに含むことを特徴とする。
この発明によれば、測定対象タイヤを装着した車両の乗り心地を評価結果の精度を向上することができる。
この発明にかかるタイヤ性能測定装置およびタイヤ性能測定方法は、測定対象タイヤの求められた縦バネ定数の信頼性あるいはバネ下振動との相関性の少なくともいずれか一方を向上することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、この発明にかかるタイヤ性能測定装置の構成例を示す図である。このタイヤ性能測定装置1−1は、タイヤ試験機2と、荷重負荷装置3と、距離センサ4と、制御装置5とにより構成されている。
タイヤ試験機2は、タイヤ回転手段であり、仮想路面に対して測定対象タイヤTを回転させるものである。このタイヤ試験機2は、この実施例ではフラットベルト式コーナリング試験機であり、フラットベルト装置21と、タイヤ支持装置22と、ベース23とにより構成されている。
フラットベルト装置21は、測定対象タイヤTを回転させるものであり、無端ベルト211と、駆動ローラ212と、従動ローラ213と、駆動モータ214とにより構成されている。
無端ベルト211は、仮想路面であり、駆動ローラ212と、従動ローラ213とに巻き掛けられている。この無端ベルト211は、この実施例では、測定対象タイヤTが接触する面、すなわちタイヤTと対向する面が平坦に形成されている。
駆動ローラ212は、無端ベルト211を進行方向である同図矢印B方向に移動させるためのものである。この駆動ローラ212は、駆動軸212aによりベース23に対して回転自在に支持されている。また、駆動ローラ212は、駆動手段である駆動モータ214と連結されている。駆動ローラ212は、この駆動モータ214が駆動することにより、同図矢印A方向に回転するものである。なお、この駆動モータ214は、制御装置5から出力される駆動モータ制御信号により、その作動、停止、回転速度、すなわち無端ベルト212に接触するタイヤTの回転速度などが制御される。
従動ローラ213は、従動軸213aによりベース23に対して回転自在に支持されている。この従動ローラ213は、無端ベルト211を介して、駆動ローラ212の回転力が伝達され、駆動ローラ212と同一方向である同図矢印A方向に回転するものである。
タイヤ支持装置22は、測定対象タイヤTを回転自在に支持するものである。このタイヤ支持装置22は、無端ベルト211にタイヤTを接触させ、無端ベルト211が進行方向に移動することで、この測定対象タイヤTを同図C方向に回転させるものである。タイヤ支持装置22は、タイヤ回転軸221と、第1シャフト222,第2シャフト223、支持部材224、スリップアングル変更手段225、キャンバーアングル変更手段226とにより構成されている。
タイヤ回転軸221は、測定対象タイヤTを回転自在に支持するものであり、第1シャフト222に連結されている。この第1シャフト222は、スリップ角度変更手段225により、第2シャフト223に対して回転自在に支持されている。第2シャフト223は、キャンバーアングル変更手段226により、支持部材224に対して回転自在に支持されている。この支持部材224は、ベース23に対して無端ベルト211と直交するタイヤ径方向(以下、単に「鉛直方向」と称する)に移動自在に支持されている。すなわち、支持部材224は、無端ベルト211に対して鉛直方向Fに移動自在に支持されている。
スリップアングル変更手段225は、例えばモータなどを備え、第1シャフト222を同図矢印G方向に回転させることで、測定対象タイヤTのスリップアングルを変更するものである。このスリップアングル変更手段225は、制御装置5から出力されるスリップアングル制御信号により、測定対象タイヤTのスリップアングルの大きさ、向きなどを制御する。キャンバーアングル変更手段226は、例えばモータなどを備え、第2シャフト223を同図矢印E方向に回転させることで、測定対象タイヤTのキャンバーアングルを変更するものである。このキャンバーアングル変更手段226は、制御装置5から出力されるキャンバーアングル制御信号により、測定対象タイヤTのキャンバーアングルの大きさ、向きなどを制御する。
上述のように、タイヤ支持装置22は、駆動ローラ212により測定対象タイヤTの回転速度、スリップアングル変更手段225によりスリップアングル、キャンバーアングル変更手段226により、キャンバーアングルを変更することができる。従って、タイヤ支持装置22は、回転している状態の測定対象タイヤTをこのタイヤを装着した車両が実際に走行している状態に近似させることができる。これにより、後述する目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kvと、バネ下上下方向加速度との相関性を向上することができる。
荷重負荷装置3は、フラットベルト装置21により回転している測定対象タイヤTに荷重Wを負荷するものである。この荷重負荷装置3は、例えばモータなどを備え、支持部材224をベース23に対して鉛直方向Fに移動させることで、測定対象タイヤTに荷重Wを負荷し、測定対象タイヤTに負荷される荷重Wを変更するものである。荷重負荷装置3は、制御装置5から出力される荷重制御信号により、測定対象タイヤTに負荷される荷重Wの大きさなどを制御する。
距離センサ4は、たわみ量測定手段の一部を構成するものであり、測定対象タイヤTの回転中心O(タイヤ回転軸221の軸中心)から無端ベルト211までの距離dを検出するものである。距離センサ4は、所定のサンプリング周波数、例えば50Hzに基づいて検出した距離dを制御装置5に出力する。
制御装置5は、実施例1にかかるタイヤ性能測定装置1−1を制御するものである。この制御装置5は、入出力ポート(I/O)51と、処理部52と、記憶部53となどにより構成されている。この入出力ポート(I/O)51、処理部52、記憶部53は相互にデータのやりとりを行うことができる。なお、制御装置5には、入出力装置6が接続されている。
処理部52は、RAM、ROM等のメモリとCPU(Central Processing Unit)とにより構成されている。この処理部52は、少なくともたわみ量測定部54と、平均値算出部55と、近似式算出部56と、目標関係式算出部57とにより構成されている。たわみ量測定部54は、たわみ量測定手段の一部を構成するものであり、測定対象タイヤTに負荷された荷重Wにおけるタイヤ周上の複数箇所において、上記距離センサで測定された距離dに基づいてたわみ量Dを測定するものである。平均値算出部55は、平均値算出手段であり、測定対象タイヤTに負荷された荷重Wごとに取得された複数のたわみ量Dの平均たわみ量DAを算出するものである。近似式算出部56は、近似式算出手段であり、各荷重Wと、この各荷重Wにそれぞれ対応する各平均たわみ量DAとに基づいて、荷重Wとたわみ量Dとの近似式W=f1(D)を算出するものである。目標関係式算出部57は、目標関係式算出手段であり、算出された近似式W=f1(D)を1階微分し、回転時縦バネ定数Kvとたわみ量Dとの目標関係式Kv=f2(D)を算出するものである。この制御装置5による回転時縦バネ定数Kvの算出や、この算出された回転時縦バネ定数Kvによる車両のノリ心地性能の評価の際には、上記のように制御装置5に入力された測定条件に基づくデータ、その他のデータおよび測定対象タイヤTの回転中心O(タイヤ回転軸221の軸中心)から無端ベルト211までの距離dに基づいて、処理部52がタイヤ性能測定プログラムをこの処理部52の図示しないメモリに読み込んで演算を行う。なお、処理部52は、適宜演算途中の数値を記憶部53に格納し、格納した数値を適宜記憶部53から取り出して演算を行う。また、この処理部52は、上記タイヤ性能測定プログラムの替わりに専用のハードウェアにより実現されるものであっても良い。
記憶部53には、この発明にかかるタイヤ性能測定方法を実現するタイヤ性能測定方法が組み込まれたタイヤ性能測定プログラムが格納されている。ここで、記憶部53は、ハードディスク装置等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光磁気ディスク装置、またはフラッシュメモリ等のメモリ(CD−ROM等のような読み出しのみが可能な記憶媒体)や、RAM(Random Access Memory)のようなメモリ等のストレージ手段、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。また、記憶部53は、処理部52内に設けられていても良いし、他の装置(例えば、データベースサーバ)内に設けられていても良い。
また、上記タイヤ性能測定プログラムは、必ずしも単一的に構成されるものに限られず、コンピュータシステムにすでに記憶されているプログラム、例えばOS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものであっても良い。また、図1に示す処理部52のたわみ量測定部54、平均値算出部55、近似式算出部56、目標関係式算出部57の機能を実現するためのタイヤ性能速手プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶して、この記録媒体に記録されたタイヤ性能測定プログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本発明にかかるタイヤ性能測定方法を実行しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
入出力装置6は、図示しない入力手段と出力手段とを備えている。この入力手段は、例えば測定対象タイヤTのサイズ、ホイールのサイズ、空気圧、スリップアングル、キャンバーアングル、回転速度、負荷する荷重W(1つあるいは複数)、測定対象タイヤTのタイヤ周上の測定箇所など測定条件に基づくデータやその他のデータを制御装置5に入力するものである。なお、制御装置5は、上記入出力装置6により入力された測定条件に基づくデータやその他のデータに基づいて、駆動モータ制御信号を出力し、駆動ローラ212を回転させ、無端ベルト211を進行方向に移動させ、この無端ベルト211に接触している測定対象タイヤTを回転させる。また、制御装置5は、荷重制御信号、スリップアングル制御信号、キャンバーアングル制御信号を各装置に出力する。これにより、測定対象タイヤTは、荷重Fが負荷され、スリップアングル、キャンバーアングルが与えられた状態で、無端ベルト211に接触しながら回転する。なお、入力手段としては、キーボード、マウス、マイク等の入力デバイスが使用することができる。
また、出力手段は、タイヤ性能測定装置1−1の運転状態や、制御装置5により算出された各荷重Wにそれぞれ対応する平均たわみ量DA、近似式W=f1(D)、目標関係式Kv=f2(D)、回転時縦バネ定数Kv、回転時縦バネ定数Kvとバネ下上下方向加速度との関係などデータを表示するものである。この出力手段には、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等を使用することができる。また、これらのデータは、図示しないプリンタに出力することができても良い。ここで、入出力装置6を備えた図示しない端末装置から、制御装置5に有線、無線のいずれかの方法でアクセスすることができる構成であっても良い。
次に、実施例1にかかるタイヤ性能測定装置1−1のタイヤ性能測定方法について説明する。図2は、実施例1にかかるタイヤ性能測定装置の動作フロー図である。図3は、荷重Wと平均たわみ量DAとの関係を示す表図である。図4は、荷重Wと平均たわみ量DAとの関係を示す図である。図5は、平均たわみ量DAと回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す表図である。図6は、平均たわみ量DAと回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す図である。
ここで、この実施例1にかかるタイヤ性能測定装置のタイヤ性能測定方法は、回転時縦バネ定数Kvを目標関係式Kv=f2(D)から算出し、この算出された回転時縦バネ定数Kvに基づいて測定対象タイヤTを装着した車両の乗り心地性能を評価するものである。なお、この発明にかかるタイヤ性能測定方法としては、回転時縦バネ定数Kvを目標関係式Kv=f2(D)から算出するのみであっても良い。
また、この実施例1にかかるタイヤ性能測定装置のタイヤ性能測定方法では、以下の測定条件(試験条件)によって実施されたものとする。測定対象タイヤT:205/65R15の乗用車タイヤ、ホイールH:15×6JJ、空気圧:210kPa、測定対象タイヤTの回転速度:10km/h、スリップアングル:0°、キャンバーアングル0°、距離センサ4のサンプリング周波数:50Hz、荷重W(7水準):0.99kN,2.01kN,3.02kN,4.03kN,5.05kN,6.07kN,7.08kN、雰囲気温度:25℃。なお、荷重Wは、測定対象タイヤTの回転中に順次増加する方向に変化するものである。
まず、測定者は、入出力量装置6を用いて、制御装置5に上記測定条件を入力する(ステップST101)。
次に、制御装置5の処理部52は、タイヤ試験機2による測定対象タイヤTの回転を開始させる(ステップST102)。ここでは、処理部52は、上記入力された測定条件のうち測定対象タイヤTの回転速度(10km/h)に基づいた駆動モータ制御信号を駆動モータ214に出力する。これにより、駆動モータ214が駆動し、駆動ローラ212を図1に示す矢印A方向に回転させ、無端ベルト211を同図矢印B方向に移動させる。そして、予めこの無端ベルト211に接触している測定対象タイヤTを同図矢印C方向にその回転速度が測定条件の回転速度(10km/h)となるように回転を開始させる。
なお、上記測定条件では、スリップアングルおよびキャンバーアングルがともに0°であるが、測定条件によっては、スリップアングル制御信号、キャンバーアングル制御信号をスリップアングル変更手段225およびキャンバーアングル変更手段226に出力し、測定対象タイヤTのスリップアングルおよびキャンバーアングルを与えても良い。
次に、制御装置5の処理部52は、図2に示すように、測定条件の荷重Wを測定対象タイヤTに負荷する(ステップST103)。ここでは、処理部52は、入出力装置6により入力された荷重Wに基づいた荷重制御信号を荷重負荷装置3に出力する。これにより、荷重負荷装置3は、支持部材224をベース23に対して鉛直方向Fに移動させ、フラットベルト装置21により回転している測定対象タイヤTに上記荷重Wを負荷する。
次に、処理部52のたわみ量測定部54は、各測定箇所におけるたわみ量Dを測定する(ステップST104)。ここでは、たわみ量測定部54は、制御装置5に入力された距離dに基づいてたわみ量Dを測定する。具体的には、まず、たわみ量Dの基準となる基準距離d0を取得する。この基準距離d0は、例えば、測定対象タイヤTに負荷される荷重Wが最小荷重W時において、測定対象タイヤTのタイヤ周上の任意の箇所(基準箇所)における距離dとする。次に、たわみ量測定部54は、サンプリング周波数に基づいて距離センサ4が検出した距離dを連続的に取得し、この取得した距離dと基準距離d0との差の絶対値をたわみ量Dとして算出し、測定する。つまり、たわみ量測定部54は、この実施例では、各測定箇所、すなわちサンプリング周波数に基づいた測定対象タイヤTのタイヤ周上の複数の箇所におけるたわみ量Dを測定する。なお、たわみ量測定部54は、測定したたわみ量Dを適宜記憶部53に格納する。
次に、処理部52のたわみ量測定部54は、すべての荷重W時においてたわみ量Dの測定が終了したか否かを判断する(ステップST105)。ここでは、たわみ量測定部54は、測定条件として入力された荷重Wのすべてにおいて各測定箇所におけるたわみ量Dを測定したか否かを判断する。各設定荷重Wにおけるたわみ量Dの測定が終了したか否かは、例えば、各荷重Wにおいてたわみ量Dを所定個数測定したか否かで判断する。
ここで、処理部52は、すべての荷重W時においてたわみ量Dの測定が終了していない、特に、現在の荷重Wにおいてたわみ量Dの測定が終了してないと判断した場合には、現在の荷重Wを測定対象タイヤTに負荷しつづけ(ステップST103)、各測定箇所におけるたわみ量Dを測定する(ステップST104)。また、処理部52は、すべての荷重W時においてたわみ量Dの測定が終了していない、特に、現在の荷重Wにおいてわみ量Dの測定が終了している場合には、現在の荷重Wよりも大きい荷重Wを測定対象タイヤTに負荷し(ステップST103)、各測定箇所におけるたわみ量Dを測定する(ステップST104)。
次に、処理部52の平均値算出部55は、たわみ量測定部54がすべての荷重W時においてたわみ量Dの測定が終了していると判断すると、荷重Wごとに平均たわみ量DAを算出する(ステップST106)。ここでは、平均値算出部55は、上記たわみ量測定部54により測定されたたわみ量Dを荷重Wごとに平均化する。そして、図3および図4に示すように、各荷重W(0.99kN,2.01kN,3.02kN,4.03kN,5.05kN,6.07kN,7.08kN)にそれぞれ対応した平均たわみ量DA(0mm,6.3mm,12.1mm,17.6mm,22.9mm,28.2mm,33.3mm)を求める。なお、平均化する方法は、最小二乗法など公知の方法を用いる。また、平均たわみ量DAは、測定条件として入力された荷重Wのうち最小荷重W時における平均たわみ量DAを0mmに変化して算出される。つまり、平均たわみ量DAは、測定条件として入力された荷重Wのうち最小荷重W時における平均たわみ量DAを基準に求められる。
次に、処理部52の近似式算出部56は、図2に示すように、各荷重Wと、各荷重Wにそれぞれ対応する平均たわみ量DAとに基づいて近似式W=f1(D)を算出する(ステップST107)。ここでは、近似式算出部56は、図3および図4に示すように、各荷重W(0.99kN,2.01kN,3.02kN,4.03kN,5.05kN,6.07kN,7.08kN)と、この各荷重Wにそれぞれ対応する平均たわみ量DA(0mm,6.32mm,12.1mm,17.6mm,22.9mm,28.2mm,33.3mm)とから、近似式W=f1(D)=−1.33×10-53+0.0013D2+0.154D+0.990を算出する。ここで、この近似式W=f1(D)は、公知の近似式を求める方法を用いて求めるが、回帰分析によって求めることが好ましい。回帰分析によって求められた近似式W=f1(D)は、各荷重Wおよびこの各荷重Wにそれぞれ対応する平均たわみ量DAに対して精度の良い式とすることができる。従って、後述する目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kvの信頼性を向上することができる。
次に、処理部52の目標関係式算出部57は、図2に示すように、上記近似式算出部56で算出された近似式W=f1(D)を1階微分して、目標関係式Kv=f2(D)を算出する(ステップST108)。ここでは、目標関係式算出部57は、近似式W=f1(D)=−1.33×10-53+0.0013D2+0.154D+0.990を1階微分して、回転時縦バネ定数Kvと平均たわみ量DAとの目標関係式Kv=f2(D)=−3.99×10-52+0.0026D+0.154を算出する(図5参照)。
次に、処理部52の目標関係式算出部57は、図2に示すように、上記算出された目標関係式Kv=f2(D)から回転時縦バネ定数Kvを算出する(ステップST109)。例えば、図5および図6に示すように、各荷重Wにそれぞれ対応する平均たわみ量DAにおける回転時縦バネ定数Kvを目標関係式Kv=f2(D)=−3.99×10-52+0.0026D+0.154により算出する。
次に、図2に示すように、回転時縦バネ定数Kvに基づいて、車両に測定対象タイヤTが装着された際におけるこの車両の乗り心地性能を評価する(ステップST110)。ここでは、例えば、入出力装置6の図示しない表示手段に、回転時縦バネ定数Kvを表示し、他の測定対象タイヤTにおける回転時縦バネ定数Kvとの比較などを行う。
以上のように、この目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、測定された測定対象タイヤTのタイヤ周上の2箇所以上におけるたわみ量Dの平均値(平均たわみ量DA)に基づいたものとなる。つまり、目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、タイヤ周上で縦バネ定数が異なることを考慮したものとなる。従って、目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、測定対象タイヤのタイヤ周上の1箇所におけるたわみ量に基づく縦バネ定数と比較して、数値の信頼性を向上することができる。また、測定対象タイヤTのタイヤ周上の2箇所以上におけるたわみ量Dの測定は、測定対象タイヤが回転している状態で行われるため、測定時間が増大することを抑制することができる。
図7は、従来のバネ下上下方向加速度と縦バネ定数Kvとの関係を示す図である。図8は、実施例1のバネ下上下方向加速度と回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す図である。図7は、タイヤサイズが同一の種類の異なる3つの測定対象タイヤT1,T2,T3を車両に装着し走行した際のバネ下上下方向加速度と、従来の方法により算出された縦バネ定数との関係と示す。なお、従来の方法とは、各測定対象タイヤT1〜T3に3.5〜4.5kNの荷重Wを負荷した際の荷重Wとたわみ量Dとの平均勾配に基づいて縦バネ定数を算出するものである。図8は、タイヤサイズが同一の種類の異なる3つの測定対象タイヤT1,T2,T3を車両に装着し走行した際のバネ下上下方向加速度と、この発明によって算出された回転時縦バネ定数Kvとの関係と示す。ここで、図7および図8のバネ下上下方向加速度、縦バネ定数、回転時縦バネ定数Kvは、測定対象タイヤT2を100とした指数表示である。
従来の方法では、図7に示すように、測定対象タイヤT1,T2,T3のバネ下上下方向加速度と縦バネ定数との相関が低い(相関係数R2=0.3676)が、この発明では、図8に示すように、測定対象タイヤT1,T2,T3のバネ下上下方向加速度と回転時縦バネ定数Kvとの相関が高い(相関係数R2=0.9998)。従って、この目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、測定対象タイヤTが回転している状態で測定されたたわみ量Dに基づいたものとなるので、測定対象タイヤTが非回転状態で測定されたたわみ量Dに基づいた縦バネ定数と比較して、バネ下上下方向加速度との相関性を向上することができる。
次に、実施例2にかかるタイヤ性能測定装置1−2について説明する。実施例2にかかるタイヤ性能測定装置1−2が実施例1にかかるタイヤ性能測定装置1−1と異なる点は、処理部52の目標関係式算出部57が回転時縦バネ定数Kvと荷重Wとの目標関係式Kv=f(W)を算出する点である。ここで、実施例2にかかるタイヤ性能測定装置1−2の基本的構成は、図1に示す実施例1にかかるタイヤ性能測定装置1−1の基本的構成とほぼ同一であるためその説明は省略する。
次に、実施例2にかかるタイヤ性能測定装置1−2のタイヤ性能測定方法について説明する。図9は、実施例2にかかるタイヤ性能測定装置の動作フロー図である。図10は、荷重Wと回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す表図である。図11は、荷重Wと回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す図である。ここで、実施例2にかかるタイヤ性能測定装置1−2のタイヤ性能測定方法において、実施例1にかかるタイヤ性能測定装置1−2のタイヤ性能測定方法1−1の動作と同一部分は、簡略して説明する。
ここで、この実施例2にかかるタイヤ性能測定装置のタイヤ性能測定方法は、回転時縦バネ定数Kvを目標関係式Kv=f(W)から算出し、この算出された回転時縦バネ定数Kvに基づいて測定対象タイヤTを装着した車両の乗り心地性能を評価するものである。なお、この発明にかかるタイヤ性能測定方法としては、回転時縦バネ定数Kvを目標関係式Kv=f(W)から算出するのみであっても良い。また、この実施例2にかかるタイヤ性能測定装置のタイヤ性能測定方法では、上記この実施例2にかかるタイヤ性能測定装置のタイヤ性能測定方法における測定条件(試験条件)によって実施されたものとする。
まず、測定者は、入出力量装置6を用いて、制御装置5に上記測定条件を入力する(ステップST201)。次に、制御装置5の処理部52は、タイヤ試験機2による測定対象タイヤTの回転を開始させる(ステップST202)。次に、制御装置5の処理部52は、測定条件の荷重Wを測定対象タイヤTに負荷する(ステップST203)。次に、処理部52のたわみ量測定部54は、各測定箇所におけるたわみ量Dを測定する(ステップST204)。ここでは、たわみ量測定部54は、制御装置5に入力された距離dに基づいてたわみ量Dを測定する。
次に、処理部52のたわみ量測定部54は、すべての荷重W時においてたわみ量Dの測定が終了したか否かを判断する(ステップST205)。次に、処理部52の平均値算出部55は、たわみ量測定部54がすべての荷重W時においてたわみ量Dの測定が終了していると判断すると、荷重Wごとに平均たわみ量DAを算出する(ステップST206)。ここでは、平均値算出部55は、上記たわみ量測定部54により測定されたたわみ量Dを荷重Wごとに平均化する。そして、図3および図4に示すように、各荷重W(0.99kN,2.01kN,3.02kN,4.03kN,5.05kN,6.07kN,7.08kN)にそれぞれ対応した平均たわみ量DA(0mm,6.32mm,12.1mm,17.6mm,22.9mm,28.2mm,33.3mm)を求める。
次に、処理部52の近似式算出部56は、図9に示すように、各荷重Wと、各荷重Wにそれぞれ対応する平均たわみ量DAとに基づいて近似式W=f1(D)を算出する(ステップST207)。ここでは、近似式算出部56は、図3および図4に示すように、各荷重W(0.99kN,2.01kN,3.02kN,4.03kN,5.05kN,6.07kN,7.08kN)と、この各荷重Wにそれぞれ対応する平均たわみ量DA(0mm,6.32mm,12.1mm,17.6mm,22.9mm,28.2mm,33.3mm)とから、近似式W=f1(D)=−1.33×10-53+0.0013D2+0.154D+0.990を算出する。
次に、処理部52の目標関係式算出部57は、図9に示すように、上記近似式算出部56で算出された近似式W=f1(D)を1階微分して、目標関係式Kv=f2(D)を算出する(ステップST208)。ここでは、目標関係式算出部57は、近似式W=f1(D)=−1.33×10-53+0.0013D2+0.154D+0.990を1階微分して、回転時縦バネ定数Kvと平均たわみ量DAとの目標関係式Kv=f2(D)=−3.99×10-52+0.0026D+0.154を算出する(図5参照)。
次に、処理部52の目標関係式算出部57は、算出した目標関係式Kv=f2(D)と、荷重Wと、この各荷重Wにそれぞれ対応する各平均たわみ量DAとに基づいて、回転時縦バネ定数Kvと荷重Wとの目標関係式Kv=f(W)を算出する(ステップST209)。ここでは、目標関係式算出部57は、各荷重W(0.99kN,2.01kN,3.02kN,4.03kN,5.05kN,6.07kN,7.08kN)と、この各荷重Wにそれぞれ対応する平均たわみ量DA(0mm,6.32mm,12.1mm,17.6mm,22.9mm,28.2mm,33.3mm)と、回転時縦バネ定数Kvと平均たわみ量DAとの目標関係式Kv=f2(D)=−3.99×10-52+0.0026D+0.154とから、回転時縦バネ定数Kvと荷重Wとの目標関係式Kv=f(W)=−1.33×W2+017.66W+138.21を算出する(図10参照)。
次に、処理部52の目標関係式算出部57は、図9に示すように、上記算出された目標関係式Kv=f(W)から回転時縦バネ定数Kvを算出する(ステップST210)。例えば、図10および図11に示すように、測定条件で入力された各荷重Wにおける回転時縦バネ定数Kvを目標関係式Kv=f(W)=−1.33×W2+17.66W+138.21により算出する。つまり、求められた目標関係式Kv=f(W)から任意の荷重Wによって回転時縦バネ定数Kvを求めることができる。
次に、図9に示すように、回転時縦バネ定数Kvに基づいて、車両に測定対象タイヤTが装着された際におけるこの車両の乗り心地性能を評価する(ステップST211)。ここでは、例えば、入出力装置6の図示しない表示手段に、回転時縦バネ定数Kvを表示し、他の測定対象タイヤTにおける回転時縦バネ定数Kvとの比較などを行う。
以上のように、この目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、測定された測定対象タイヤTのタイヤ周上の2箇所以上におけるたわみ量Dの平均値(平均たわみ量DA)に基づいたものとなる。つまり、目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、タイヤ周上で縦バネ定数が異なることを考慮したものとなる。従って、目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、測定対象タイヤのタイヤ周上の1箇所におけるたわみ量に基づく縦バネ定数と比較して、数値の信頼性を向上することができる。また、測定対象タイヤTのタイヤ周上の2箇所以上におけるたわみ量Dの測定は、測定対象タイヤが回転している状態で行われるため、測定時間が増大することを抑制することができる。また、この目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、測定対象タイヤTが回転している状態で測定されたたわみ量Dに基づいたものとなるので、測定対象タイヤTが非回転状態で測定されたたわみ量Dに基づいた縦バネ定数と比較して、バネ下上下方向加速度との相関性を向上することができる。
なお、上記実施例1,2では、仮想路面である無端ベルト211を平坦としたが、この発明はこれに限定されるものではない。例えば、無端ベルト211の測定対象タイヤTと接触する面に実路面に近似した凹凸を形成しても良い。これにより、測定対象タイヤTが接触する無端ベルト211をこの測定対象タイヤTを装着した車両が実際に走行している実路面に近似させることができるので、求められた回転時縦バネ定数Kvとバネ下上下方向加速度との相関性をさらに向上することができる。
また、例えば、無端ベルト211の測定対象タイヤTと接触する面に、この測定対象タイヤTを装着した車両が実際に乗り越える段差などに近似した突起を1以上形成しても良い。これにより、測定対象タイヤTが接触する無端ベルト211をこの測定対象タイヤTを装着した車両が実際に乗り越える段差などに近似させることができるので、バネ下上下方向加速度との相関性をさらに向上することができる。
また、上記実施例1,2では、測定対象タイヤTのタイヤ周上の2箇所以上のたわみ量Dをサンプリング周波数に基づいた測定対象タイヤTのタイヤ周上の複数の箇所のたわみ量Dとしたが、この発明はこれに限定されるものではない。たわみ量Dを測定する測定対象タイヤTのタイヤ周上の箇所は、所定の箇所としても良い。ここで、タイヤ性能測定装置1−1,1−2の制御装置5のたわみ量測定部54は、測定対象タイヤTのタイヤ周長と、測定対象タイヤTの回転速度と、距離センサ4のサンプリング周波数とに基づいて、距離センサ4が検出した距離dがこの測定対象タイヤTのタイヤ周上のどの箇所におけるものかを判断することができる。従って、たわみ量測定部54は、測定対象タイヤTのタイヤ周上の2以上の所定箇所のたわみ量Dを測定することもできる。
なお、たわみ量Dを測定する測定対象タイヤTのタイヤ周上の箇所を所定の箇所とする場合は、少なくともユニフォーミティが最大値および最低値となる箇所とすることが好ましい。つまり、たわみ量測定部54は、少なくとも測定対象タイヤTのタイヤ周上のうち、ユニフォーミティのRFVにおける最大値および最低値においてたわみ量Dを測定することが好ましい。これは、ユニフォーミティのRVF(ラジアル フォース バリエーション)は、縦バネ定数に大きな影響を与えるためである。従って、目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kv、あるいは目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvは、ユニフォーミティが最大値および最低値なる測定対象タイヤTのタイヤ周上の箇所において測定されたたわみ量D基づいたものとなる。これにより、目標関係式Kv=f2(D)によって求められた回転時縦バネ定数Kv、あるいは目標関係式Kv=f(W)によって求められた回転時縦バネ定数Kvの信頼性をさらに向上することができる。
また、上記実施例1,2では、タイヤ試験機2として、フラットベルト式のタイヤ試験機を用いるが、この発明はこれに限定されるものはない。例えば、ドラム式のタイヤ試験機を用いても良い。荷重Wが負荷されることでたわむと測定対象タイヤTの周長が短くなるため、実際の測定対象タイヤTの回転速度は、測定対象タイヤTを回転させるドラムが測定対象タイヤTを回転させようとする回転速度よりも早くなる。そこで、タイヤ試験機2として、このドラム式のタイヤ試験機を用いる際に、たわみ量測定手段は、測定対象タイヤTを回転させるドラムが測定対象タイヤTを回転させようとする回転速度と、実際の測定対象タイヤTの回転速度と基づいてたわみ量Dを測定することができる。
以上のように、この発明にかかるタイヤ性能測定装置およびタイヤ性能測定方法は、車両の乗り心地性能を評価するタイヤの物理量を求める際に有用であり、特に、測定対象タイヤの求められた縦バネ定数の信頼性およびバネ下振動との相関性の向上に適している。
この発明にかかるタイヤ性能測定装置の構成例を示す図である。 実施例1にかかるタイヤ性能測定装置の動作フロー図である。 荷重Wと平均たわみ量DAとの関係を示す表図である。 荷重Wと平均たわみ量DAとの関係を示す図である。 平均たわみ量DAと回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す表図である。 平均たわみ量DAと回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す図である。 従来のバネ下上下方向加速度と縦バネ定数Kvとの関係を示す図である。 この発明のバネ下上下方向加速度と回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す図である。 実施例2にかかるタイヤ性能測定装置の動作フロー図である。 荷重Wと回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す表図である。 荷重Wと回転時縦バネ定数Kvとの関係を示す図である。
符号の説明
1−1,1−2 タイヤ性能測定装置
2 タイヤ試験機
21 フラットベルト装置
211 無端ベルト
212 駆動ローラ
212a 駆動軸
213 従動ローラ
213a 従動軸
214 駆動モータ
22 タイヤ支持装置
221 タイヤ回転軸
222 第1シャフト
223 第2シャフト
224 支持部材
225 スリップアングル変更手段
226 キャンバーアングル変更手段
23 ベース
3 荷重負荷装置
4 距離センサ
5 制御装置
51 入出力ポート
52 処理部
53 記憶部
54 たわみ量測定部
55 平均値算出部(平均値算出手段)
56 近似式算出部(近似式算出手段)
57 目標関係式算出部(目標関係式算出手段)
6 入出力装置
T 測定対象タイヤ

Claims (10)

  1. 仮想路面に対して測定対象タイヤを回転させるタイヤ回転手段と、
    前記回転している測定対象タイヤに荷重Wを負荷する荷重手段と、
    前記負荷された荷重Wにおけるタイヤ周上の2箇所以上のたわみ量Dを測定するたわみ量測定手段と、
    前記負荷された荷重Wごとに測定された複数のたわみ量Dの平均たわみ量DAを算出する平均値算出手段と、
    前記各荷重Wと、当該各荷重Wにそれぞれ対応する前記各平均たわみ量DAとに基づいて、荷重Wとたわみ量Dとの近似式W=f1(D)を算出する近似式算出手段と、
    前記算出された近似式W=f1(D)を1階微分し、回転時縦バネ定数Kvと平均たわみ量DAとの目標関係式Kv=f2(D)を算出する目標関係式算出手段と、
    を備えることを特徴とするタイヤ性能測定装置。
  2. 前記目標関係式算出手段は、前記算出された目標関係式Kv=f2(D)と、前記荷重Wと、当該各荷重Wにそれぞれ対応する前記各平均たわみ量DAとに基づいて、前記回転時縦バネ定数Kvと荷重Wとの目標関係式Kv=f(W)を算出することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ性能測定装置。
  3. 前記近似式算出手段は、回帰分析によって近似式W=f1(D)を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ性能測定装置。
  4. 前記たわみ量測定手段は、少なくとも前記測定対象タイヤのタイヤ周上のうち、ユニフォーミティのRVFにおける最大値と最低値とにおけるたわみ量Dを測定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のタイヤ性能測定装置。
  5. 前記タイヤ回転手段は、少なくともタイヤの回転速度、スリップアングル、キャンバーアングルを変更することができることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のタイヤ性能測定装置。
  6. 前記仮想路面は、前記測定対象タイヤと接触する面に実路面に近似した凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のタイヤ性能測定装置。
  7. 前記仮想路面は、前記測定対象タイヤと接触する面に、1以上の突起が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のタイヤ性能測定装置。
  8. 仮想路面に対して測定対象タイヤを回転させる手順と、
    前記回転している測定対象タイヤに荷重Wを負荷する手順と、
    前記負荷された荷重Wにおけるタイヤ周上の2箇所以上のたわみ量Dを測定する手順と、
    前記負荷された荷重Wごとに測定された複数のたわみ量Dの平均たわみ量DAを算出する手順と、
    前記各荷重Wと、当該各荷重Wにそれぞれ対応する前記各平均たわみ量DAとに基づいて、荷重Wとたわみ量Dとの近似式W=f1(D)を算出する手順と、
    前記算出された近似式W=f1(D)を1階微分し、回転時縦バネ定数Kvと平均たわみ量DAとの目標関係式Kv=f2(D)を算出する手順と、
    を含むことを特徴とするタイヤ性能測定方法。
  9. 前記算出された目標関係式Kv=f2(D)と、前記荷重Wと、当該各荷重Wにそれぞれ対応する前記各平均たわみ量DAとに基づいて、前記回転時縦バネ定数Kvと荷重Wとの目標関係式Kv=f(W)を算出する手順をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のタイヤ性能測定方法。
  10. 前記算出された回転時縦バネ定数Kvに基づいて測定対象タイヤを装着した車両の乗り心地性能を評価する手順をさらに含むことを特徴とする請求項8または9に記載のタイヤ性能測定方法。
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