JP2007248239A - 組合せ秤 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の計量収納部を備えた計量ホッパおよび複数のメモリ収納部を備えたメモリホッパを有する組合せ秤において、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことを可能とする。
【解決手段】組合せ演算において、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパにつき、計量収納部およびその計量収納部に対応するメモリ収納部の両方が被計量物を保持する場合、その計量収納部またはその計量収納部に対応するメモリ収納部を強制的に組合せに参加させるように、零点補正値更新用組合せ演算を行い、最適組合せに参加する計量収納部およびメモリ収納部からは前記集合シュートへ被計量物を排出し、最適組合せに参加しない計量収納部からは対応するメモリ収納部へ被計量物を排出することで、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパを空にして零点補正値の更新を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は、組合せ秤に関する。より詳しくは、各計量ホッパが複数の計量収納部を備えている組合せ秤に関する。
各計量ホッパが複数の計量収納部を備えており、各収納部別に被計量物が計量される組合せ秤において、計量ホッパの零点補正値を更新する発明としては、特許文献1乃至4がある。
特許文献1に開示された組合せ秤では、複数の収納室を所有する計量ホッパの全ての収納室が空になったときの計量ホッパの重量値を零点補正値とする。
特許文献2に開示された組合せ秤では、計量ホッパの全ての収納室を空にする方法と、計量値を得る方法が採用されている。すなわち、特許文献2では、零点補正値を更新すべき計量ホッパの収納部に収納されている被計量物の合計で組合せに参加させる手段により、前記計量ホッパが組合せに選ばれた時に、計量ホッパの収納部に収納された被計量物を全て排出し、計量ホッパの収納部を空にし、前記計量ホッパへの収納を一時停止させて、計量値を得て、前記計量値を新しい零点補正値としている。
特許文献3に開示された組合せ秤では、零点補正値を更新すべき計量ホッパの収納部に収納されている被計量物の合計で組合せに強制的に参加させる手段により、前記計量ホッパが必ず組合せに選ばれるようにして、計量ホッパの収納部に収納された被計量物を全て排出し、計量ホッパの収納部を空にし、前記計量ホッパへの収納を一時停止させて、計量値を得て、前記計量値を新しい零点補正値とする。特許文献3では、零点補正値を更新すべき計量ホッパの収納部に収納されている被計量物の合計で組合せに「強制的に」参加させている点が特許文献2と異なる。
特許文献4に開示された組合せ秤では、計量ホッパの2分割された槽を各々a、bとすると、a側に物品が投入されている状態においても、残りb側の槽側から物品が排出されて安定時間後の計量値とa側の物品の計量値との差により零点の変動を計算し、零補正を行なっている。計量ホッパの全ての収納部を全て空にしなくても零点補正を行なうことができる。
また、特許文献5に開示された組合せ秤は、計量ホッパの下流にメモリホッパを設けている。この組合せ秤では、計量ホッパの数を変えずに組合せに使用できる計量値の個数を増やすことができ、計量精度を向上させつつ装置の小型化、低コスト化を図ることが可能となる。
特開平4−38295号公報 特開平5−77249号公報 特開平5−77248号公報 特許第2706820号公報 特開2003−207383号公報
しかしながら、特許文献1乃至3の構成においては、零点補正値を更新すべき計量ホッパを必ず最適組合せに参加させて空にしなければならないため、組合せ候補の数が減り、計量精度が低下するという問題を有していた。また、零点補正値の更新は、計量ホッパを完全に空にして行なうことが望ましいが、特許文献4の構成においては計量ホッパを空にせずに零点補正値を更新するため、上流からの被計量物の転げ落ち等の影響が蓄積され、計量精度が低下する可能性があった。特許文献5のように計量ホッパに加えてメモリホッパを有する構成では、従来とは異なる零点補正値の更新方法を開発できる可能性がある。しかしながら、これまでそのような方法は知られていない。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の計量収納部を備えた計量ホッパおよび複数のメモリ収納部を備えたメモリホッパを有する組合せ秤において、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能な組合せ秤を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る組合せ秤は、被計量物を計量し保持し排出する複数の計量収納部を備える計量ホッパと、前記計量収納部のそれぞれに対応して前記計量収納部が排出する被計量物を保持し排出する複数のメモリ収納部を備えるメモリホッパと、前記計量ホッパのそれぞれの計量収納部に選択的に被計量物を供給可能に構成された供給ホッパと、前記計量ホッパの重量を検出する重量センサと、集合シュートと、制御装置と、を有し、前記計量ホッパは、前記制御装置の制御に基づいて前記計量収納部から前記集合シュートあるいは前記メモリ収納部へと選択的に被計量物を排出可能に構成され、前記メモリホッパは、前記制御装置の制御に基づいて前記メモリ収納部から前記集合シュートへ被計量物を排出可能に構成され、前記制御装置は、前記計量ホッパが空の状態の重量を零点補正値とし、前記計量ホッパの重量から前記零点補正値を差し引いた値を計量ホッパの保持する被計量物の重量として、計量収納部に対する被計量物の供給前後での重量の差分をその計量収納部の計量値とし、計量収納部からメモリ収納部へと被計量物が供給された場合にその計量収納部の計量値をメモリ収納部の計量値として記憶し、前記計量値を用いた組合せ演算により前記計量収納部および前記メモリ収納部の組み合わの中から最適組合せを選択して被計量物を排出する組合せ秤であって、前記制御装置は、前記組合せ演算において、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパにつき、計量収納部およびその計量収納部に対応するメモリ収納部の両方が被計量物を保持する場合、その計量収納部またはその計量収納部に対応するメモリ収納部を強制的に組合せに参加させるように、零点補正値更新用組合せ演算を行い、最適組合せに参加する計量収納部およびメモリ収納部からは前記集合シュートへ被計量物を排出し、最適組合せに参加しない計量収納部からは対応するメモリ収納部へ被計量物を排出することで、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパを空にして零点補正値の更新を行う。
かかる構成では、メモリホッパを利用することにより、計量ホッパの収納部を優先的に空にしつつ、組合せの条件の制約(特定の収納部を必ず含むように組合せ演算を行う等の制約)を最小限度に抑えることができる。よって、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
また、上記組合せ秤は、各計量ホッパは2個の計量収納部を備え、各メモリホッパは2個のメモリ収納部を備え、一方の計量収納部を計量収納部a、他方の計量収納部を計量収納部bとし、計量収納部aに対応するメモリ収納部をメモリ収納部a、計量収納部bに対応するメモリ収納部をメモリ収納部bとしたときに、前記制御装置は、前記組合せ演算において、零点補正値の更新タイミングが到来している計量ホッパがある場合に、零点補正値更新用組合せ演算として、その計量ホッパの計量収納部aおよび対応するメモリホッパのメモリ収納部aの少なくとも一方が空であり、かつ、その計量ホッパの計量収納部bおよび対応するメモリホッパのメモリ収納部bの少なくとも一方が空である場合には、通常の組合せ演算を行い、その計量ホッパの計量収納部aおよび対応するメモリホッパのメモリ収納部aの両方ともが被計量物を保持している場合には、計量収納部aまたはメモリ収納部aを強制的に組合せに参加させるように組合せ演算を行い、その計量ホッパの計量収納部bおよび対応するメモリホッパのメモリ収納部bの両方ともが被計量物を保持している場合には、計量収納部bまたはメモリ収納部bを強制的に組合せに参加させるように組合せ演算を行い、その計量ホッパの2個の計量収納部および対応するメモリホッパの2個のメモリ収納部の全てが被計量物を保持している場合には、計量収納部aまたはメモリ収納部aのいずれか一方を強制的に組合せに参加させ、かつ、計量収納部bまたはメモリ収納部bのいずれか一方を強制的に組合せに参加させるように組合せ演算を行い、前記零点補正値更新用組合せ演算により得られた最適組合せにつき、その最適組合せに参加する計量収納部およびメモリ収納部からは前記集合シュートへ被計量物を排出し、その最適組合せに参加しない計量収納部からは対応するメモリ収納部へ被計量物を排出することで、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパを空にして零点補正値の更新を行ってもよい。
かかる構成では、メモリホッパおよび計量ホッパがそれぞれ収納部を2個備え、それぞれの収納部を利用して組合せ演算および零点補正値の更新を行う。そして、計量ホッパの収納部を優先的に空にしつつ、組合せの条件の制約(特定の収納部を必ず含むように組合せ演算を行う等の制約)を最小限度に抑えることができる。よって、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
上記組合せ秤において、前記制御装置が、前記零点補正値更新用組合せ演算では組合せ条件を満たす組合せが得られなかった場合には、前記零点補正値更新用組合せ演算で演算されなかった組合せの中から最適組合せを選択して排出を行い、次回の計量サイクルで再度前記零点補正値更新用組合せ演算を行ってもよい。
かかる構成では、確実に組合せ条件を満たす組合せで排出が行われるため、計量精度がさらに向上する。
上記組合せ秤において、前記制御装置が、前記零点補正値更新用組合せ演算では組合せ条件を満たす組合せが得られなかった場合には、前記零点補正値更新用組合せ演算で得られた組合せの中から、組合せ合計重量が組合せ目標重量よりも重くかつ最も組合せ目標重量に近いものを選択して排出を行ってもよい。
かかる構成では、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパが確実に空になるため、迅速かつ確実に零点補正値の更新を行うことが可能となる。
上記組合せ秤において、前記制御装置が、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパが複数ある場合に、各計量ホッパについて零点補正値更新用組合せ演算を行い、得られた全ての組合せの中から最適組合せを選択してもよい。
かかる構成では、複数の計量ホッパを対象とした零点補正値更新用組合せ演算で得られた組合せの中から最適な組合せが選択される。よって、計量精度がさらに向上する。
本発明は、以上のような構成を有し、以下のような効果を奏する。すなわち、複数の計量収納部を備えた計量ホッパおよび複数のメモリ収納部を備えたメモリホッパを有する組合せ秤において、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能な組合せ秤を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
[構造]
図1は、本発明の第1実施形態の組合せ秤を鉛直方向に切ったときの概略構成の一部を示す図である。なお、リニアフィーダパン5、リニアフィーダ6、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10、集合シュート11、重量センサ13は複数(n個:nは自然数であり、例えばn=10)備えられている。しかしながら、それぞれ1個ずつが組になっており、いずれの組についても同様の構成を有する。よって、図においては1つの組のみを示し、その余は省略する。なお、図中の丸印は、被計量物を示す。以下、図1を参照しながら、本実施形態にかかる組合せ秤のハードウェアと制御系統について説明する。
最初にハードウェアについて以下に説明する。図1に示す通り、本実施形態の組合せ秤のハードウェアは、被計量物を供給する供給装置1と、供給装置1から供給された被計量物を振り分けて下流へと供給するトップコーン3と、トップコーン3を振動させるメインフィーダ4と、トップコーン3から被計量物を受け取って下流へと供給する複数のリニアフィーダパン5と、リニアフィーダパン5を振動させる複数のリニアフィーダ6と、リニアフィーダパン5から被計量物を受け取って下流へと供給する複数の供給ホッパ7と、供給ホッパ7から供給された被計量物を受け取って下流へと供給する複数の計量ホッパ9と、計量ホッパ9から供給された被計量物を受け取って下流へと供給する複数のメモリホッパ10と、計量ホッパ9およびメモリホッパ10から被計量物を受け取って集合させ、下流へと供給する複数の集合シュート11と、集合シュート11から供給される被計量物を集めて図示されない包装機へと排出する集合ファンネル12とを備えている。
図2は、本発明の第1実施形態の組合せ秤における、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10の概略構成と被計量物の流れを示す模式図である。図2に示されているように、供給ホッパ7は、2個のゲート8a、8bを備えている。計量ホッパ9は、2個の計量収納部9a、9bを備えている。メモリホッパは、2個のメモリ収納部10a、10bを備えている。矢印は被計量物の流れる方向を示す。供給ホッパ7のゲート8a、8bは選択的に開くことができ、ゲート8aを開けば計量収納部9aに、ゲート8bを開けば計量収納部9bに、被計量物が供給されるように調整されている。これにより、供給ホッパ8のゲート8a、8bを制御することで、被計量物を選択的に計量収納部9a、9bへと供給できる。また、供給ホッパ7のゲート8a、8bには、それぞれ別個の識別番号(ゲート番号)が付されており、ゲート番号を指定すれば、どの供給ホッパ7のどのゲート8a、8bを指しているのかが特定できるようになっている。計量収納部9a、9bにはそれぞれ2個(計4個)のゲートが備えられている。そして、それぞれのゲートは選択的に開くことができ、いずれのゲートを開くかによって、計量収納部9a、9bのどちらから被計量物を排出するか、またメモリホッパ10に排出するか、集合シュート11に排出するかを選択できるように構成されている。計量収納部9aのメモリホッパ10側のゲートを開くと、メモリ収納部10aへと被計量物が排出され,計量収納部9bのメモリホッパ10側のゲートを開くと、メモリ収納部10bへと被計量物が排出される。メモリ収納部10a、10bには、それぞれゲートが備えられている。そして、それぞれのゲートは選択的に開くことができ、いずれのゲートを開くかによって、メモリ収納部10a、10bのどちらから被計量物を排出するかを選択できるように構成されている。
本実施形態において、供給装置1には、例えば、無端のベルトに複数の容器が列状に配設されたベルトコンベアや、振動装置を取り付けた経路などが用いられる。また、メインフィーダ4、リニアフィーダ6は、例えば、その加振部に設けられた電磁石のON−OFFにより振動する。
次に、制御系統について以下に説明する。図1に示す通り、本実施形態の組合せ秤の制御系統は、供給装置1からトップコーン3に供給された被計量物の量を検出するレベルセンサ2と、供給ホッパ7から計量ホッパ9に供給された被計量物の重量を検出する重量センサ13と、制御装置14と、入出力装置15と、を備えている。
なお、本実施形態におけるレベルセンサ2には、例えば光センサが用いられる。重量センサ13には、例えばロードセルが用いられる。また、制御装置14には、例えばマイコンが用いられる。入出力装置15には、例えばタッチパネルが用いられるが、出力手段としてプリンタによる印刷を用いてもよく、入力手段としてはキーボードやボタンを用いてもよい。また、入出力装置15は必ずしも単一である必要はなく、入力装置と出力装置が別個に設けられていてもよい。なお、図中の矢印は信号が伝達される方向を示す。
次に、制御装置14の構成について説明する。図3は、本発明の第1実施形態の組合せ秤が備える制御装置14の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御装置14は、演算部16と、記憶部17と、I/O回路18と、A/D変換回路19と、ゲート駆動回路20と、振動制御回路21と、計時部22と、を有している。演算部16には、例えばCPUが用いられる。記憶部17には、例えば内部メモリが用いられる。計時部22には、例えばクロックつきカレンダー回路が用いられる。記憶部17および計時部22は、演算部16と相互に通信できるように接続されている。I/O回路18とA/D変換回路19は、それぞれが、演算部16に対し信号を送信できるように、演算部16と接続されている。ゲート駆動回路20と振動制御回路21は、それぞれが、演算部16からの信号を受信できるように、演算部16と接続されている。演算部16はさらに、入出力装置15とも相互に通信できるように接続されている。I/O回路18は、レベルセンサ2からの信号を受信できるように、レベルセンサ2と接続されている。A/D変換回路19は、重量センサ13からの信号を受信できるように、重量センサ13と接続されている。ゲート駆動回路20は、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10へ信号を出力できるように、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10と接続されている。振動制御回路21は、供給装置1とメインフィーダ4とリニアフィーダ6に信号を送信できるように、供給装置1とメインフィーダ4とリニアフィーダ6と接続されている。なお、図中の矢印は信号が伝達される方向を示す。
次に、図3を参照しながら、制御装置14の動作について説明する。演算部16に対し、入出力装置15から、組合せ目標重量や運転速度の条件を示すパラメータ等が入力される。演算部16は、受け取ったパラメータ等を記憶部17に記憶させる。記憶されたパラメータ等は、演算部16によって読み出され、必要に応じて入出力装置15に出力され、使用者によって確認される。記憶部17には、組合せ演算を行うためのプログラム等も記憶されている。レベルセンサ2からの検出信号は、I/O回路18を介して演算部16へと入力される。重量センサ13からの検出信号は、A/D変換回路19により検出値へと変換されて、演算部16へと送られる。演算部16は、記憶部17に記憶されたプログラムを用いて、受け取った検出信号等を処理する。さらに演算部16は、処理結果に基づいて、ゲート駆動回路20および振動制御回路21へと制御信号を与える。これにより、演算部16は供給装置1、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10の動作を制御する。演算部16はメインフィーダ4、リニアフィーダ6、を介して、それぞれ、トップコーン3、リニアフィーダパン5、を制御する。演算部16は、必要に応じて、処理結果を入出力装置15に出力する。演算部16は、所定の処理結果が生じた場合に、日付および時刻を計時部22から受け取り、記憶部17に記憶する。以上の動作により、制御装置14は、供給装置1、トップコーン3、リニアフィーダパン5、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10が供給および排出する被計量物の重量を検出、制御し、組合せ秤を運転する。
なお、本実施形態の組合せ秤は、制御装置14および演算部16の数は1個である。しかし、複数の演算部や制御装置を備えていてもよい。すなわち、制御装置とは、単独の制御装置と制御装置群との双方を意味し、演算部および制御装置による制御は、集中制御であっても分散制御であってもよい。記憶部17についても、単一である必要はなく、本実施形態の組合せ秤は、複数の記憶部(例えば、内部メモリと外付け方のハードディスクドライブ)を備えていてもよい。
また、本実施形態の組合せ秤は、図示されない包装機と組合せて使用される。そして、包装機による被計量物の包装のタイミングに合わせて、排出信号が前記包装機から出力される。図3では示さなかったが、演算部16は、この排出信号を受け取れるように、前記包装機とも通信可能に接続されている。
[動作の概略]
まず、本実施形態の組合せ秤における、動作の概略について述べる。
被計量物は、供給装置1からトップコーン3に供給される。ここで、レベルセンサ2によりトップコーン3上に供給されている被計量物の層厚が検出され、検出結果が制御装置14に送られる。制御装置14は、得られた検出値に基づいて供給装置1を駆動し、トップコーン3に供給される被計量物の量を制御する。制御装置14はまた、所定の時間および強度でメインフィーダ4を振動させ、トップコーン3上の被計量物がリニアフィーダパン5に供給される。さらに制御装置14は、所定の時間および強度でリニアフィーダ6を振動させ、リニアフィーダパン5上の被計量物が、供給ホッパ7に供給される。ついで制御装置14は、計量収納部9aまたは9bが空になっている場合には、対応する供給ホッパ7のゲート8aまたは8bを開き、被計量物を計量収納部9aまたは9bへと供給する。計量収納部9aまたは9bに被計量物が供給されると、対応する計量ホッパ9に配設された重量センサ13により、計量ホッパが保持する被計量物の重量(計量ホッパ保持量)が検出される。重量の検出結果は制御装置14に送られる。制御装置14は、前記検出結果に基づいて、各計量収納部が保持する被計量物の重量(計量値)を演算して記憶する。また、制御装置14は、メモリ収納部10aまたは10bが空になっている場合には、対応する計量収納部9aまたは9bのゲートを開き、被計量物をメモリ収納部10aまたは10bと供給する。メモリ収納部10aまたは10bに被計量物が供給されると、対応する計量収納部9aまたは9bについて記憶されていた計量値が、前記メモリ収納部の計量値として記憶され、前記計量収納部の計量値はゼロにされる。空になった計量収納部9a、9bには、再び上述のように被計量物が供給され、計量値が演算される。次に、制御装置14は、得られた計量値を用いて組合せ演算を行い、組合せ目標重量に基づいて、最適組合せの選定を行う。最適組合せの選定条件はさまざまなものが考えられるが、本実施形態では組合せ合計重量が組合せ目標重量以上であって最も組合せ目標重量に近くなる組合せが最適組合せとして選定される。その後、制御装置14は、最適組合せに参加する計量収納部9a、9b、メモリ収納部10a、10bに対応する計量ホッパ9、メモリホッパ10のゲートに対し指令を与え、被計量物を排出させる。排出された被計量物は、集合シュート11および集合ファンネル12により集合させられ、図示しない包装機に排出される。以下、上述と同様な動作を繰り返すことにより、所定の条件を満たす量の被計量物が包装機へと排出される。供給ホッパ7からの被計量物の供給に始まり、集合ファンネル12からの排出に至る一連の動作を一回の計量サイクルと呼ぶ。
[重量センサによる重量検出と零点補正値]
重量センサを重量検出に使用する場合には、零点補正値を用いる場合が多い。以下、重量センサとしてロードセルを使用した場合の零点補正値と重量検出について説明する。なお、本実施形態では重量センサとしてロードセルを使用するが、重量センサはどのようなものであってもよい。零点補正を必要とする重量センサであれば、どのようなものであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
図4は、計量ホッパ9に保持されている被計量物の重量を検出するための構成の概略を示すブロック図である。計量ホッパ9は重量センサ13(ロードセル)により支持される。ロードセルはオペアンプ23、A/D変換回路19を介して、演算部16に接続されている。
ロードセルは、受けた荷重に対応して直流の電圧を出力する。一例を挙げると、定格が500gのロードセルは、全く荷重がないときで約0mV、500gの荷重を受けたときに約20mVの電圧を出力する。ロードセルの出力電圧とロードセルへの荷重は一意の関係にある。かかる関係を利用することで、出力電圧からロードセルへの荷重を求めることができる。本実施形態の組合せ秤では、計量ホッパ9とその計量ホッパが保持する被計量物の重量の合計がロードセルに対する荷重となる。
ロードセルから出力された電圧信号は、オペアンプ23により増幅され、A/D変換回路19により電圧信号(アナログ)がデジタル信号へと変換されて演算部16へと送られる。A/D変換回路19が例えば16ビットの場合、ロードセルの出力が0mVのときは0000(零)、20mVのときはFFFF(65535)が出力される。計量ホッパ9が空のとき、ロードセルへの荷重は計量ホッパの重量のみとなり、例えば4mV程度の電圧が出力される。演算部16は、4mVに対応する数値をA/D変換回路19から受け取り、公知の方法により平均化処理、フィルタリング処理等を行うことで重量値に換算し、零点補正値(風袋重量)として記憶する。計量ホッパ9に被計量物が投入されると、ロードセルへの荷重は増加する。これによりロードセルの出力が増加して9mVになったとする。このとき、演算部16は、9mVに対応する数値をA/D変換回路19から受け取り、重量値に換算して記憶する。さらに、得られた重量値から零点補正値を差し引くことで、計量ホッパに投入された被計量物の重量が演算される。
ここで、計量ホッパ9に被計量物が付着したり、ロードセルの出力特性が温度変化等により変動すると、同じ量の被計量物が投入されても、検出される重量は変化することになる。かかる事態が発生すると計量誤差の原因となるため、定期的に零点補正値を更新する必要がある。そこで、本実施形態の組合せ秤では、例えば、2分おきに零点補正値を更新する。
なお、零点補正値の更新間隔は、必ずしも一定でなくてもよい。起動直後は頻繁に更新が行われ、徐々に更新頻度が低下してもよい。所定の時間が経過したら更新するという方法ではなく、所定回数被計量物を計量したら更新するという方法が採用されてもよい。ロードセルは温度変化等があってもスパン(荷重の増加分と出力電圧の増加分との関係)は変動しないように構成されており、零点補正値を更新すれば時間変動(ドリフト)の影響はほぼ排除できる。
[零点補正値更新用組合せ演算の原理]
零点補正値を更新するためには、一般に計量ホッパ9を空にする必要がある。零点補正値を更新すべきタイミングになっても、計量ホッパ9が空でない場合、零点補正値の更新はできなくなる。本実施形態の組合せ秤の特徴は、メモリホッパを利用して計量ホッパを優先的に空にして零点補正を行う点にある。かかる動作により、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。零点補正値を更新すべき計量ホッパを優先的に空にする組合せ演算を、零点補正値更新用組合せ演算と呼ぶ。以下、零点補正値更新用組合せ演算の原理について詳細に説明する。
本実施形態の組合せ秤において、互いに対応する一対の計量ホッパ9およびメモリホッパ10は、それぞれ収納部を2個ずつ(計量収納部9a、9bおよびメモリ収納部10a、10b)備えている。零点補正値の更新を行うタイミングにおいて、各収納部の状態は、被計量物が入っているかいないかの2通りであるから、一対の計量ホッパ9および一対のメモリホッパ10の状態は2=16通りとなる。図5は、一対の計量ホッパおよびメモリホッパにおける各収納部の状態を分類して示す図である。図中、丸印(○)は被計量物が入っていること、バツ印(×)は空になっていることを示す。
なお、一般に計量収納部9a、9bが空になれば、次の計量サイクルで供給ホッパ7から被計量物が供給されるため、空になりにくいと考えられる。しかし、一つの計量ホッパ9の計量収納部9a、9bが同時に選択された場合、次の計量サイクルではいずれか一方の計量収納部にしか被計量物を供給できず、空の計量収納部が生じる。
図5の上側3段に示す場合では、a側、b側ともに、計量収納部またはメモリ収納部のうち少なくとも一方は空になっている。かかる場合には、組合せ演算の結果、どのような組合せが選択されたとしても、次の計量サイクルで両側の計量収納部を空にすることができる。その原理は以下の通りである。
計量収納部が両方とも空になっている場合は、計量収納部への被計量物の供給を停止すれば、次の計量サイクルでは両側ともに計量収納部は空となる。
計量収納部に被計量物が入っていた場合、対になるメモリ収納部は空になっている。そこで、組合せ演算の後、最適組合せに参加する計量収納部については集合シュートへと被計量物が排出され、同時に、最適組合せに参加しない計量収納部についてはメモリ収納部へと被計量物が排出される。また、空の計量収納部については、被計量物の供給を停止する。かかる動作により、次の計量サイクルでは両側ともに計量収納部が空になる。
いずれの場合でも、次の計量サイクルにおいて、計量ホッパが空の状態で計量ホッパの重量が測定され、そのときの重量値が零点補正値とされる。すなわち、図5の上側3段に示す場合では、特に組合せ演算に条件を設けなくても、次の計量サイクルにおいて計量収納部を全て空にして、零点補正値を更新することができる。よって、組合せの条件の制約を最小限度に抑えることで、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
図5の上から4段目に示す場合では、a側の計量収納部またはメモリ収納部のうち少なくとも一方は空になっているが、b側は計量収納部にもメモリ収納部にも被計量物が入っている。この場合、b側の計量収納部およびメモリ収納部の少なくとも一方を最適組合せに参加させることが、次の計量サイクルにおいて両側の計量収納部を空にするための条件となる。なぜなら、b側の計量収納部およびメモリ収納部の両方とも最適組合せに参加しない場合、b側の計量収納部を空にできないからである。しかし、本実施形態の組合せ秤では、b側の計量収納部およびメモリ収納部の少なくとも一方を最適組合せに参加させれば、次の計量サイクルにおいて両側の計量収納部を空にできる。以下その原理を説明する。
計量収納部が最適組合せに参加すれば、該計量収納部は、集合シュートへと被計量物を排出して空になる。また、メモリ収納部が最適組合せに参加した場合、メモリ収納部から集合シュートへ被計量物を排出した後、計量収納部からメモリ収納部へ被計量物を排出することで、該計量収納部は空になる。すなわち、図5の上から4段目に示す場合では、組合せ演算において、b側の計量収納部およびメモリ収納部の少なくとも一方を最適組合せに参加させることを条件とすれば、次の計量サイクルにおいて両側の計量収納部を空にできる。
すなわち、図5の上から4段目に示す場合では、b側の計量収納部およびメモリ収納部の少なくとも一方を最適組合せに参加させれば、次の計量サイクルにおいて計量収納部を全て空にして、零点補正値を更新することができる。かかる原理により、本実施形態の組合せ秤では、組合せの条件の制約を最小限度に抑えることで、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
図5の上から5段目に示す場合では、b側の計量収納部またはメモリ収納部のうち少なくとも一方は空になっているが、a側は計量収納部にもメモリ収納部にも被計量物が入っている。この場合にも、上述と同様の原理が適用できる。すなわち、組合せ演算において、a側の計量収納部およびメモリ収納部の少なくとも一方を最適組合せに参加させることを条件とすれば、次の計量サイクルにおいて両側の計量収納部を空にできる。かかる原理により、本実施形態の組合せ秤では、組合せの条件の制約を最小限度に抑えることで、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
図5の一番下の段に示す場合では、a側、b側ともに計量収納部にもメモリ収納部にも被計量物が入っている。この場合には、a側、b側ともに、計量収納部およびメモリ収納部の少なくとも一方を最適組合せに参加させることを条件として組合せ演算を行うことにより、次の計量サイクルにおいて両側の計量収納部を空にできる。
上述のように、本実施形態の組合せ秤では、ある計量ホッパについて零点補正値の更新タイミングが到来した場合であっても、必ずしもその計量ホッパの計量収納部全てを最適組合せに参加させる必要はない。すなわち、計量収納部およびメモリ収納部の状態に応じて組合せの条件の制約を必要最小限度に留めることができる。よって、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
[零点補正値更新用組合せ演算の方法]
零点補正値更新用組合せ演算では、特定の計量収納部またはメモリ収納部を強制的に組合せに参加させる必要がある。図6は、特定の計量収納部またはメモリ収納部を強制的に組合せに参加させる演算方法の一例を示すフローチャートである。以下、図 を参照しつつ、特定の計量収納部またはメモリ収納部を強制的に組合せに参加させる演算方法について説明する。
例として、計量ホッパおよびメモリホッパがそれぞれ4個、各計量ホッパおよびメモリホッパにつき、収納部を2個有する構成を考える。かかる構成では、収納部の合計は16個となる。各収納部につき、計量収納部を、1番目a側、1番目b側、2番目a側・・・4番目b側という順に並べ、次にメモリ収納部を1番目a側、1番目b側、2番目a側・・・4番目b側という順に並べる(ステップS1)。図 のステップS1において、被計量物を保持する収納部に丸印(○)を付している。
次に、強制的に組合せに参加させる収納部を取り除く(ステップS2)。図では、4番目a側の計量収納部(図に示す7番目の収納部)を強制的に組合せに参加させる場合を示す。
次に、被計量物を保持する収納部のみを取出して圧縮する(ステップS3)。すなわち、被計量物を保持する収納部を元の配列の位置に基づいて左から順に並べる。圧縮前の収納部の順番と圧縮後の収納部の順番は、対応付けられて記憶される。
次に、組合せ目標重量から4番目a側の計量収納部の計量値を差し引いた値を仮の組合せ目標重量として、圧縮された配列を用いた組合せ演算が行われる(ステップS4)。図 の例では、得られた組合せの中から最適なもの(例えば、組合せ合計重量が許容範囲内にあり、仮の組合せ目標重量より重く、かつ最も仮の組合せ目標重量に近いもの)として、1番目、3番目、5番目の収納部が選択された場合を示している。選択された組合せに参加する変数を二重丸(◎)で示す。
次に、圧縮がステップS3で保存された記憶に従って、元に戻される(ステップS5)。最後に、4番目a側の計量収納部が加えられ、最適組合せが完成する。すなわち、ステップS4で選択された収納部と、ステップS2で取り除かれた収納部とで、最適組合せが構成される。
[特徴となる動作]
図7は、本発明の第1実施形態の組合せ秤における、制御装置の動作プログラムの一例を概略的に示すフローチャートである。図8は、本発明の第1実施形態の組合せ秤における、零点補正値更新用組合せ演算を行うための制御装置の動作プログラムの一例を概略的に示すフローチャートである。以下、図7および図8を参照しつつ、本実施形態の組合せ秤の特徴となる動作について説明する。
まず、図7を参照しつつ、動作の全体の流れを説明する。
組合せ秤の動作が開始されると(スタート)、供給装置1、メインフィーダ4、リニアフィーダ6、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10の制御が行われ、計量ホッパ9およびメモリホッパ10の各収納部へと被計量物が供給される。また、零点補正値更新中フラグ(後述)がONになっている計量ホッパ9がある場合には、該計量ホッパ9について、零点補正値が更新され、零点補正値更新中フラグ(後述)および供給禁止フラグ(後述)がOFFにされ、零点補正値更新タイミング(後述)がリセットされる(ステップS101)。
次に、零点補正値更新フラグがONになっている計量ホッパ9があるか否かの判定が行われる(ステップS102)。ステップS102でNOと判定された場合には、零点補正値更新タイミングが到来した計量ホッパ9があるか(ステップS101でリセットされた後の経過時間が所定時間に達しているか)否かの判定が行われ(ステップS103)、YESであれば該計量ホッパ9について零点補正値更新フラグがONにされる(ステップS104)。次に、組合せ完了フラグがONである(最適組合せがすでにセットされている)か否かの判定が行われ(ステップS105)、NOであれば通常の組合せ演算が行われ(ステップS106)、組合せ合計重量が許容範囲内にある組合せがあれば最適組合せがセットされて組合せ完了フラグがONにされる(ステップS107〜S108)。許容範囲内にある組合せがなければステップS101に戻る。ステップS105でYESと判定されるか、ステップS108で組合せ完了フラグがONにされた後は、包装機からの排出信号に従って、最適組合せに参加する収納部から被計量物が排出される(ステップS109〜S110)。このように、零点補正値更新タイミングが到来するまでは、ステップS101からステップS110までの動作が繰り返され、組合せ計量が行われる。
計量ホッパ9について、零点補正値更新タイミングが到来すると、ステップS104で零点補正値更新フラグがONにされる。その後、またステップS101に戻ると、ステップS102の判定でYESとなり、零点補正値更新用の動作が開始される。すなわち、まず1番目の計量ホッパ9について、零点補正値更新フラグがONであれば(ステップS111)、1番目の計量ホッパ9の零点補正値更新用組合せ演算が行われる(ステップS112)。零点補正値更新用組合せ演算の具体的な内容については後述する(図8)。次に、零点補正値更新用組合せ演算で得られた組合せの中に、組合せ合計重量が許容範囲内にある組合せがあるか否かの判定が行われ(ステップS113)、YESであれば、組合せ合計重量が組合せ目標重量に最も近い組合せが最適組合せにセットされ、組合せ完了フラグがONにされる(ステップS114)。そして、1番目の計量ホッパ9について、供給禁止フラグがONにされ、零点補正値更新フラグがOFFにされ、零点補正値更新中フラグがONにされ(ステップS115〜S117)、ステップS109へと進む。
ステップS111またはステップS113でNOと判定された場合には、2番目の計量ホッパ9について、ステップS111〜S117と同様な動作が行われる(ステップS118〜S124)。同様に、順次、3番目、4番目・・・n番目の計量ホッパ9(ステップS125〜S131)について、同様な動作が行われる。n番目の計量ホッパ9の零点補正値更新フラグがONでない場合(ステップS125)、およびn番目の計量ホッパ9の零点補正値更新用組合せ演算で組合せ合計重量が許容範囲内にある組合せがない場合(ステップS127)には、ステップS101に戻る。
上述したように、ステップS101では、各ホッパへの被計量物の供給が行われるが、同時に、零点補正値更新中フラグがON(供給禁止フラグON)である計量ホッパ9については、被計量物は供給されず、零点補正値が更新され、各フラグがリセットされる。以上の動作を繰り返すことで、本実施形態の組合せ秤では、各計量ホッパ9につき、零点補正値が適宜更新されつつ、組合せ計量が行われる。
次に、個々の計量ホッパ9の零点補正値更新用組合せ演算について、図8を参照しつつ説明する。ここでは、1番目の計量ホッパ9の零点補正値更新用組合せ演算を例に説明を行う。
零点補正値更新用組合せ演算が開始されると(スタート)、1番目の計量ホッパ9のa側あるいは1番目のメモリホッパ10のa側の収納部が空であるか否かの判定が行われ(ステップS201)、YESであれば、1番目の計量ホッパ9のa側あるいは1番目のメモリホッパ10のb側の収納部が空であるか否かの判定が行われ(ステップS202)、YESであれば、通常の組合せ演算が行われて(ステップS203)、零点補正値更新用組合せ演算は終了する(エンド)。
ステップS202でNOであれば、1番目の計量ホッパ9のb側を必ず含むように組合せ演算が行われ、各組合せについて、組合せ合計重量が記憶される(ステップS204)。次に、1番目のメモリホッパ10のb側を必ず含むように組合せ演算が行われ、各組合せについて、組合せ合計重量が記憶され(ステップS205)、零点補正値更新用組合せ演算は終了する(エンド)。
ステップS201でNOと判定されれば、1番目の計量ホッパ9のa側あるいは1番目のメモリホッパ10のb側の収納部が空であるか否かの判定が行われ(ステップS206)、YESであれば、1番目の計量ホッパ9のa側を必ず含むように組合せ演算が行われ、各組合せについて、組合せ合計重量が記憶される(ステップS207)。次に、1番目のメモリホッパ10のa側を必ず含むように組合せ演算が行われ、各組合せについて、組合せ合計重量が記憶され(ステップS208)、零点補正値更新用組合せ演算は終了する(エンド)。
ステップS206でNOと判定されれば、1番目の計量ホッパ9のa側とb側とを必ず含むように組合せ演算が行われ、各組合せについて、組合せ合計重量が記憶される(ステップS209)。次に、1番目のメモリホッパ10のa側とb側とを必ず含むように組合せ演算が行われ、各組合せについて、組合せ合計重量が記憶される(ステップS210)。次に、1番目の計量ホッパ9のa側と1番目のメモリホッパ10のb側とを必ず含むように組合せ演算が行われ、各組合せについて、組合せ合計重量が記憶される(ステップS211)。最後に、1番目の計量ホッパ9のb側と1番目のメモリホッパ10のa側とを必ず含むように組合せ演算が行われ、各組合せについて、組合せ合計重量が記憶され(ステップS212)、零点補正値更新用組合せ演算は終了する(エンド)。
図8に示すように、本実施形態の組合せ秤では、計量ホッパ9およびメモリホッパ10の各収納部に被計量物が入っているか否かのパターンに従って、最適な組合せ演算が行われる。かかる動作の原理は、「メモリホッパを利用した零点補正値の更新」の欄で説明した通りである。かかる動作により、本実施形態の組合せ秤では、組合せの条件の制約(特定の収納部を必ず含むように組合せ演算を行う等の制約)が最小限度に抑えられ、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
なお、零点補正値更新用組合せ演算で許容範囲内にある組合せが得られた場合、その後のフラグの変更は、必ずしも該当する計量ホッパ9に限定しなくてもよい。零点補正値更新フラグがONであり、かつ次の排出により計量ホッパ9の両側の収納部を空にできる他の計量ホッパ9があれば、同時にフラグの変更が行われてもよい。例えば、上述の説明では、ステップS115において1番目の計量ホッパ9について供給禁止フラグをONとしていた。しかし、同時に2番目の計量ホッパ9の零点補正値更新タイミングが到来していて、零点補正値更新フラグがONである場合、次の排出(ステップS110)において選択された最適組合せに従って排出することで2番目の計量ホッパ9の両収納部が空になるのであれば、2番目の計量ホッパについても供給禁止フラグをONとしてよい。かかる動作により、同時に複数の計量ホッパについて零点補正値更新タイミングが到来した場合、最適組合せのパターンによっては、複数の計量ホッパ9の零点補正値更新を同時に行うことが可能となる。
上述の説明では、計量ホッパがそれぞれ2個の計量収納部を備える構成について説明したが、計量ホッパ1個あたりの計量収納部の数は3個以上であってもよい。かかる構成では、集合シュートまたはメモリホッパへの排出により、零点補正値更新タイミングが到来した計量ホッパの各計量収納部が空になるように、零点補正値更新用組合せ演算が行われる。すなわち、被計量物を保持する計量収納部については、該計量収納部を組合せに強制的に参加させるか、対応するメモリホッパを組合せに強制的に参加させるようにして、組合せ演算が行われる。かかる動作により、計量収納部の数が3個以上であっても、組合せの条件の制約が最小限度に抑えられ、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
なお、「組合せ合計重量」とは、複数の計量収納部およびメモリ収納部の組合せを作成した際に、該組合せに参加する計量収納部およびメモリ収納部が保持している被計量物の合計重量をいう。「組合せ目標重量」とは、組合せ秤が計量することを目標とする重量をいう。「最適組合せ」とは、組合せ条件に最も適合する組合せを指し、例えば組合せ合計重量が許容範囲内にあり、かつ組合せ合計重量が組合せ目標重量に最も近い組合せをいう。排出のタイミングに合わせて、最適組合せに参加する計量収納部およびメモリ収納部から被計量物が排出される。
(第2実施形態)
第1実施形態の組合せ秤は、各計量ホッパについて別個に零点補正値更新用組合せ演算が行われていたのに対し、第2実施形態の組合せ秤は、零点補正値タイミングが到来した計量ホッパについて、同時に零点補正値更新用組合せ演算が行われ、その中から最適な(例えば最も組合せ合計重量に近い)組合せが最適組合せとして選択される点で異なっている。かかる動作により、零点補正値更新用組合せ演算における組合せの精度がさらに向上する。
本実施形態の組合せ秤のハードウェアと制御系統は、第1実施形態の組合せ秤と同様である。よって、各構成要素については、同一の符号および名称を付して説明を省略する。また、動作の概略、重量検出および零点補正の方法、メモリホッパを利用した零点補正値の更新の原理についても、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
[特徴となる動作]
図9は、本発明の第2実施形態の組合せ秤における、制御装置の動作プログラムの一例を概略的に示すフローチャートである。以下、図9を参照しつつ、本実施形態の組合せ秤の特徴となる動作について説明する。
組合せ秤の動作が開始されると(スタート)、供給装置1、メインフィーダ4、リニアフィーダ6、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10の制御が行われ、計量ホッパ9およびメモリホッパ10の各収納部へと被計量物が供給される。また、零点補正値更新中フラグ(後述)がONになっている計量ホッパ9がある場合には、該計量ホッパ9について、零点補正値が更新され、零点補正値更新中フラグ(後述)および供給禁止フラグ(後述)がOFFにされ、零点補正値更新タイミング(後述)がリセットされる(ステップS301)。
次に、零点補正値更新フラグがONになっている計量ホッパ9があるか否かの判定が行われる(ステップS302)。ステップS302でNOと判定された場合には、零点補正値更新タイミングが到来した計量ホッパ9があるか(ステップS301でリセットされた後の経過時間が所定時間に達しているか)否かの判定が行われ(ステップS303)、YESであれば該計量ホッパ9について零点補正値更新フラグがONにされる(ステップS304)。次に、組合せ完了フラグがONである(最適組合せがすでにセットされている)か否かの判定が行われ(ステップS305)、NOであれば通常の組合せ演算が行われ(ステップS306)、組合せ合計重量が許容範囲内にある組合せがあれば最適組合せがセットされて組合せ完了フラグがONにされる(ステップS307〜S308)。許容範囲内にある組合せがなければステップS301に戻る。ステップS305でYESと判定されるか、ステップS308で組合せ完了フラグがONにされた後は、包装機からの排出信号に従って、最適組合せに参加する収納部から被計量物が排出される(ステップS309〜S310)。このように、零点補正値更新タイミングが到来するまでは、ステップS301からステップS310までの動作が繰り返され、組合せ計量が行われる。
計量ホッパ9について、零点補正値更新タイミングが到来すると、ステップS304で零点補正値更新フラグがONにされる。その後、またステップS301に戻ると、ステップS302の判定でYESとなり、零点補正値更新用の動作が開始される。すなわち、まず1番目の計量ホッパ9について、零点補正値更新フラグがONであれば(ステップS311)、1番目の計量ホッパ9の零点補正値更新用組合せ演算が行われる(ステップS312)。零点補正値更新用組合せ演算の具体的な内容については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。1番目の計量ホッパ9の零点補正値更新用組合せ演算が終わると、あるいはステップS311でNOと判定されると、2番目の計量ホッパ9について、零点補正値更新フラグの判定が行われ(ステップS313)、YESであれば2番目の計量ホッパ9の零点補正値更新用組合せ演算が行われる(ステップS314)。同様に3番目、4番目・・・n番目と、零点補正値更新フラグの判定および零点補正値更新用組合せ演算が行われる。全ての計量ホッパ9について判定および零点補正値更新用組合せ演算が終了すると(ステップS316)、得られた組合せの中で組合せ合計重量が許容範囲内にある組合せがあるか否かの判定が行われる(ステップS317)。ステップS317でYESと判定されれば、組合せ合計重量が組合せ目標重量に最も近い組合せが最適組合せにセットされ、組合せ完了フラグがONにされる(ステップS318)。そして、選択された最適組合せに従って被計量物を排出した後に計量ホッパ9の両側の収納部が空になる計量ホッパについて、供給禁止フラグがONにされ、零点補正値更新フラグがOFFにされ、零点補正値更新中フラグがONにされる(ステップS319〜S321)。次に、ステップS309に進み、包装機からの排出信号に従って被計量物が排出される(ステップS310)。
本実施形態の組合せ秤では、複数の計量ホッパ9について零点補正値更新タイミングが到来した場合に、各計量ホッパについて零点補正値更新用の組合せ演算を行い、その中から最適(例えば組合せ合計重量が組合せ目標重量に最も近い)な組合せが最適組合せとして選択される。かかる動作により、組合せの条件の制約(特定の収納部を必ず含むように組合せ演算を行う等の制約)がさらに緩和される。よって、計量精度の低下をさらに防止しつつ、零点補正値の更新を行なうことが可能となる。
なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の変形例が可能であることはいうまでもない。
本発明に係る組合せ秤は、複数の計量収納部を備えた計量ホッパおよび複数のメモリ収納部を備えたメモリホッパを有する組合せ秤において、計量精度の低下を防止しつつ零点補正値の更新を行なうことが可能な組合せ秤として有用である。
本発明の第1実施形態の組合せ秤を鉛直方向に切ったときの概略構成の一部を示す図である。 本発明の第1実施形態の組合せ秤における、供給ホッパ7、計量ホッパ9、メモリホッパ10の概略構成と被計量物の流れを示す模式図である。 本発明の第1実施形態の組合せ秤が備える制御装置14の概略構成を示すブロック図である。 計量ホッパ9に保持されている被計量物の重量を検出するための構成の概略を示すブロック図である。 一対の計量ホッパおよびメモリホッパにおける各収納部の状態を分類して示す図である。 特定の計量収納部またはメモリ収納部を強制的に組合せに参加させる演算方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の組合せ秤における、制御装置の動作プログラムの一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の組合せ秤における、零点補正値更新用組合せ演算を行うための制御装置の動作プログラムの一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の組合せ秤における、制御装置の動作プログラムの一例を概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
1 供給装置
2 レベルセンサ
3 トップコーン
4 メインフィーダ
5 リニアフィーダパン
6 リニアフィーダ
7 供給ホッパ
8a、8b ゲート
9 計量ホッパ
9a、9b 計量収納部
10 メモリホッパ
10a、10b メモリ収納部
11 集合シュート
12 集合ファンネル
13 重量センサ
14 制御装置
15 入出力装置
16 演算部
17 記憶部
18 I/O回路
19 A/D変換回路
20 ゲート駆動回路
21 振動制御回路
22 計時部
23 オペアンプ

Claims (5)

  1. 被計量物を計量し保持し排出する複数の計量収納部を備える計量ホッパと、
    前記計量収納部のそれぞれに対応して前記計量収納部が排出する被計量物を保持し排出する複数のメモリ収納部を備えるメモリホッパと、
    前記計量ホッパのそれぞれの計量収納部に選択的に被計量物を供給可能に構成された供給ホッパと、
    前記計量ホッパの重量を検出する重量センサと、
    集合シュートと、
    制御装置と、を有し、
    前記計量ホッパは、前記制御装置の制御に基づいて前記計量収納部から前記集合シュートあるいは前記メモリ収納部へと選択的に被計量物を排出可能に構成され、
    前記メモリホッパは、前記制御装置の制御に基づいて前記メモリ収納部から前記集合シュートへ被計量物を排出可能に構成され、
    前記制御装置は、前記計量ホッパが空の状態の重量を零点補正値とし、前記計量ホッパの重量から前記零点補正値を差し引いた値を計量ホッパの保持する被計量物の重量として、計量収納部に対する被計量物の供給前後での重量の差分をその計量収納部の計量値とし、
    計量収納部からメモリ収納部へと被計量物が供給された場合にその計量収納部の計量値をメモリ収納部の計量値として記憶し、
    前記計量値を用いた組合せ演算により前記計量収納部および前記メモリ収納部の組み合わの中から最適組合せを選択して被計量物を排出する組合せ秤であって、
    前記制御装置は、
    前記組合せ演算において、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパにつき、計量収納部およびその計量収納部に対応するメモリ収納部の両方が被計量物を保持する場合、その計量収納部またはその計量収納部に対応するメモリ収納部を強制的に組合せに参加させるように、零点補正値更新用組合せ演算を行い、
    最適組合せに参加する計量収納部およびメモリ収納部からは前記集合シュートへ被計量物を排出し、最適組合せに参加しない計量収納部からは対応するメモリ収納部へ被計量物を排出することで、
    零点補正値の更新を行うべき計量ホッパを空にして零点補正値の更新を行う、組合せ秤。
  2. 各計量ホッパは2個の計量収納部を備え、
    各メモリホッパは2個のメモリ収納部を備え、
    一方の計量収納部を計量収納部a、他方の計量収納部を計量収納部bとし、
    計量収納部aに対応するメモリ収納部をメモリ収納部a、計量収納部bに対応するメモリ収納部をメモリ収納部bとしたときに、
    前記制御装置は、
    前記組合せ演算において、零点補正値の更新タイミングが到来している計量ホッパがある場合に、零点補正値更新用組合せ演算として、
    その計量ホッパの計量収納部aおよび対応するメモリホッパのメモリ収納部aの少なくとも一方が空であり、かつ、その計量ホッパの計量収納部bおよび対応するメモリホッパのメモリ収納部bの少なくとも一方が空である場合には、通常の組合せ演算を行い、
    その計量ホッパの計量収納部aおよび対応するメモリホッパのメモリ収納部aの両方ともが被計量物を保持している場合には、計量収納部aまたはメモリ収納部aを強制的に組合せに参加させるように組合せ演算を行い、
    その計量ホッパの計量収納部bおよび対応するメモリホッパのメモリ収納部bの両方ともが被計量物を保持している場合には、計量収納部bまたはメモリ収納部bを強制的に組合せに参加させるように組合せ演算を行い、
    その計量ホッパの2個の計量収納部および対応するメモリホッパの2個のメモリ収納部の全てが被計量物を保持している場合には、計量収納部aまたはメモリ収納部aのいずれか一方を強制的に組合せに参加させ、かつ、計量収納部bまたはメモリ収納部bのいずれか一方を強制的に組合せに参加させるように組合せ演算を行い、
    前記零点補正値更新用組合せ演算により得られた最適組合せにつき、その最適組合せに参加する計量収納部およびメモリ収納部からは前記集合シュートへ被計量物を排出し、その最適組合せに参加しない計量収納部からは対応するメモリ収納部へ被計量物を排出することで、
    零点補正値の更新を行うべき計量ホッパを空にして零点補正値の更新を行う、請求項1に記載の組合せ秤。
  3. 前記制御装置が、前記零点補正値更新用組合せ演算では組合せ条件を満たす組合せが得られなかった場合には、前記零点補正値更新用組合せ演算で演算されなかった組合せの中から最適組合せを選択して排出を行い、次回の計量サイクルで再度前記零点補正値更新用組合せ演算を行う、請求項1に記載の組合せ秤。
  4. 前記制御装置が、前記零点補正値更新用組合せ演算では組合せ条件を満たす組合せが得られなかった場合には、前記零点補正値更新用組合せ演算で得られた組合せの中から、組合せ合計重量が組合せ目標重量よりも重くかつ最も組合せ目標重量に近いものを選択して排出を行う、請求項1に記載の組合せ秤。
  5. 前記制御装置が、零点補正値の更新を行うべき計量ホッパが複数ある場合に、各計量ホッパについて零点補正値更新用組合せ演算を行い、得られた全ての組合せの中から最適組合せを選択する、請求項1に記載の組合せ秤。
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