JP2007247901A - 回転翼航空機に向けた、タンデムスタック型アンギュラコンタクトベアリング - Google Patents

回転翼航空機に向けた、タンデムスタック型アンギュラコンタクトベアリング Download PDF

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Abstract

【課題】ヘリコプター特有の負荷および速度条件下での継続的な使用される軸受の信頼性が問題。
【解決手段】内リング32、外リング34、その間のボール24を有するアンギュラコンタクトボールベアリング30であり、スラッグボールセパレータ10で互いの間に間隔を置いたボール24を備える、アンギュラコンタクトボールベアリング30のタンデムセット40。外リング34の表面が面取り処理を施されていない。スラッグボールセパレータ10と接する直径が同等の2個のボール24の間のボール・ツー・ボール分離が前記ボールの1個の直径の約3.2〜約64%である。
【選択図】図6

Description

本発明は、ボールベアリング、特に回転翼航空機におけるボールベアリングに関する。
ボールベアリングにとって、ヘリコプターのような回転翼航空機は、特にその回転子システムにおいて、独特の環境である。例えば回転翼取り付け部におけるベアリングは、ヘリコプター特有の負荷および速度条件下での継続的な使用において信頼性を実現できるような特別な設計が必要である。他のタイプの機器におけるベアリングの使用状況は回転翼飛行機における使用とは一般的に異なるものであり、特にヘリコプターにおける使用は全く異なる。そのため、他のタイプの機器での使用に適したベアリングはヘリコプターの斜板や回転翼取り付け部などには適さないと当業者は考えている。
回転翼航空機のベアリングの従来例としてSikorsky社製CH53A/Dヘリコプターの尾部回転翼の取り付け部がある。Sikorsky社製CH53A/Dヘリコプターの翼固定部は5つのボールベアリングのスタック構造を備えている。セット内の各ベアリングは、メートル式寸法で内径70ミリメートル(mm)、外径(OD)110mm、幅18mm、断面のサイズは20mm[(110−70mm)/2]であり、これは通常1/2インチのボールに合う、ベーシック114ボールベアリングサイズに対応している。開口型(開いた弓形)のモールドされたナイロンケージであるワンピースが、このベアリング内のボールの分離に使用されている。ケージの完全性もしくは強度を最小に抑え、ケージのモールディング処理を改善し、そしてケージのベアリングへの組み込みを容易にするために、ベアリングのリングとボールは2つの点で妥協が必要である。第一に、上で述べられているようにこのサイズで通常使用される1/2インチサイズのボールの代わりに、15/32インチサイズのボールを使用しなくてはならない。第二に、リングの外面は、ケージの組み込みに対応するために、強く面取りしなくてはならない。面取りは現在、最大値53°に基づいたもので最大110°が形成されているが、このことが、使用時に大きなストラト荷重を受けることになる外リングの強度に与える悪影響に関する懸念を引き起こしている。
前述の内容から、本発明の目的は、尾部回転翼の取り付け部に向けた、従来より優れたベアリングを提供することである。
本発明は、ある面では、それぞれが内リング、外リング、およびその間にボールを備えたアンギュラコンタクトボールベアリングのタンデムセットに属する。ここでそれぞれのベアリングは、スラッグボールセパレータでそれぞれの間を隔てられたボールを含む。
本発明は、別の面では回転翼航空機の回転子ヘッド取り付け部(アセンブリ)に属し、ここで取り付け部は、中心部を持つ回転子のヘッド部、ヘッド部の中心部の周囲に等間隔を置いてヘッド部に取り付けられた複数のスピンドル部、およびそれぞれのスピンドル部に取り付けられたボールベアリングのスタックを備える。それぞれのベアリングは内リング、外リング、内リングと外リングの間の複数のボール、隣接するボールの間のスラッグボールセパレータを有し、ボールベアリング上には取り付けカラーがある。
本発明では、ベアリングケージではなく、ベアリングのボール間にスラッグボールセパレータを備えたボールベアリングを提供することで、回転翼取り付けベアリングに改善をもたらす。その結果、従来のケージを備えたボールベアリングと同じ設計制約を満たすボールベアリングで、より大きなボールを使用でき、レースのいずれの面取りも不要にできる。加えて、得られるベアリングは動定格荷重および耐用年数において著しい改善を実現している。
本発明において有効なスラッグボールセパレータの1つの実施形態を図1および図2に示す。スラッグボールセパレータ10は、中心軸Aを中心としたほぼ環状の形態を有しており、2つの端部およびそれらを通る経路を備えている。スラッグボールセパレータ10はさらに、外径d0のほぼ円筒型の外部表面12、軸端面14および16、円錐形の面取り表面18および20を有しており、面取り表面18および20は、端面14および16から、内径diのほぼ円筒型の内部表面22に向かって収束している。面取り表面18および20の円錐角Cは約75°から約120°の間、例えば約90°に合わせられる。内部表面22は面取り表面18の狭端から面取り表面20の狭端に向かって、距離Wiの方向に延びている。
外部表面12はその直径が端面間の距離の最大値となるように成形されている。例えば外部表面12は、軸Aと平行なその接線t0に対し約3°の角度βを規定している。表面12の軸Aからの距離d0は、接点からいずれかの端面に向かうにつれて小さくなる。ここで接点は、端面間の中間にあるのが望ましい。同様に、内部表面22は、軸Aと平行なその接線b1に対し約3°の角度γを規定するよう成形されている。その結果、軸Aから測定された内部表面22の直径diは、接点からいずれかの端面に向かうにつれ大きくなる。接点は端面間の中間にあるのが望ましい。角度で規定され成形された表面により、スラッグボール10の、それが形成されたモールドの中からの除去が容易になる。
スラッグボールセパレータ10は端面14から端面16の間で測定された軸長Wfを有する。ある特定の実施例においては、スラッグボールセパレータ10は半径中心線CLに関してほぼ対称になるよう設計される。
スラッグボールセパレータ10は、ベアリンググレードPEEK(poly ether ether ketone)のような合成ポリマー材料、もしくは、例えば(TEFLON[登録商標]のような)PTFE(polytetrafluoroethylene)、(Dupont社のVESPEL[登録商標]のような)ポリイミドなどのような他の材料から形成できる。特定の実施形態においては、材料は、1999年7月1日に補正された米軍規格MIL−P−46183に準拠する。また、材料は、Society of Automotive Engineers,Inc(SAE)Aerospace Material Specification AMS 3656E(1960年1月15日発行、1993年7月1日改定)、もしくはAMS 3660C(1966年3月発行、1994年2月改定)に準拠していることが望ましい。
通常、スラッグボールセパレータ10は、大きさが同等な、円錐形の面取り面18および20とかみ合う大きさの2つのボールの間で使用される。図3に示すように、各ボール24の直径d(spher)はスラッグボールセパレータ10の外径d0より大きい。図示された実施形態では、d0の、ボール直径d(spher)に対する比は、約0.85:1である。加えて、スラッグボールセパレータ10は、ボールの間隔を、ボールの直径の約3.2%から約64%、必要であれば約3.2から約9.6%、特定の例においては約6%とするように構成されている。このように、ある特定の実施例においては、スラッグボールによって接触し引き離されているボール中心間の距離d(csc)はボールの直径の約1.06倍である。
スラッグボールセパレータを備えるボールベアリング30の部分的な概略図を、図4に示す。ここでは内レース32と外レース34の間に位置しスラッグボールセパレータ10によって互いに引き離されているボール24が示されている。上述したように、スラッグボールセパレータ10の使用で、より大きなボールが使用できることにより、同一の回転翼航空機において、ボールベアリング30は従来技術であるケージを備えたボールベアリングに対して著しい改善をもたらす。例えば、ボールの間にスラッグボールセパレータを備えた、メートル式寸法で内径70mm、OD(外径)110mm、幅18mmのベアリングでは直径12.7mm(1/2インチ)のボールを使用することができる。ボールのためにナイロンセパレータケージを備えた比較用のベアリングで使用できるのは、直径11.9mm(15/32インチ)のボールである。加えて、レース(リング)は従来技術のベアリングよりも頑健である。なぜならケージに対応するためのレースの面取りの必要がないからである。ケージを備えたベアリングとは対照的に、スラッグボールセパレータは、ベアリング30の回転に伴うボール24のリードラグ動作に対して最小の抵抗で、動作を開始し、継続する。これらの長所は、接触角度、ピッチ距離、およびベアリング内のボールの数といったベアリングの特徴に影響を与えることなく実現される。
ベアリング30の外リング34を図5Aの断面図に示す。外リング34は中心軸(図では省略)に対し環状の形態を有している。外リング34は、ベアリング30の外径を規定する環状の外面34a、中心軸に対していずれも環状かつ垂直な前面34bおよび後面34cを有している。外リング34の内面は内軌道34dを規定している。外リング34の内面はまた、環状のリードイン面34eを有しており、これは中心軸にほぼ平行で、内軌道34dと前面34bの間にある。また、中心軸にほぼ平行で内軌道34dと後面34cの間に位置する環状のショルダー面34fもある。ボールのためにケージを用いた比較用のベアリングとは異なり、内軌道34dと前面34bの間に面取り表面は存在しない。リードイン面34eは中心軸に対し約1°から約3°の円錐形リードイン角度をなし、(そして、内軌道34dに向かって収束しており、)そのため、内リング32が外リング34の中にある時にボールはベアリング軌道内にはめ込まれる。しかしこれは、ボールがベアリングに挿入された後のケージの挿入に対応するために必要な面取り表面ではない。
ベアリング30の内リング32を図5Bの断面図に示す。内リング32は中心軸(図では省略)に対し環状の形態を有している。内リング32は、ベアリング30の外径を規定する環状の内面32a、中心軸に対していずれも環状かつ垂直な前面32bおよび後面32cを有している。内リング32の外面は外軌道32dを規定している。内リング32の外面はまた、外軌道32dと前面32bの間に環状のリードイン面32eを有している。また、中心軸にほぼ平行で外軌道32dと後面32cの間に位置する環状のショルダー面32fもある。
図5Aおよび図5Bから、ベアリング30が、リング上の軌道の非対称な配置により、ベアリングの中心軸に平行な方向の負荷をサポートできるアンギュラコンタクトベアリングであることは明らかである。
Anti−Friction Bearing Manufacturer Association,IncのStandard number9−1990で定められた公式によると、スラッグボールセパレータの使用により、ボールのためのナイロンケージを有するベアリングに対して動定格荷重が約14.5%、ベアリングの耐用年数が約50%向上する。
別の実施形態において、本発明は回転子取り付け部に利用されている。例えば、図6はSikorsky社のCH53A/Dヘリコプターに向けた、回転翼航空機の尾部回転子ヘッド部において有効なベアリングスタックの断面図である。尾部回転子部の4枚の回転翼それぞれが、回転子のヘッドに取り付けられたそれぞれのスピンドルにおいてベアリングスタックと組み合わされている。ここで述べられるようにベアリングスタック40は5つのマッチドボールベアリング30a−30eを備え、これら全てが、同一サイズのボール24を使用しており、これらボール24はスラッグボールセパレータ10によって引き離され、内レース32と外レース34の間に存在している。ベアリングスタック40は尾部回転子ヘッド部の従属部品であり、舵制御入力に応じて翼を回転させている。リングの製造材料仕様はAMS6440もしくはAMS6441であり、ボールの仕様はAMS6440もしくはSAE51100である。ある見積もりによると、ここで述べたようなPEEKもしくはPTFEスラッグボールセパレータの使用により、ベアリングにおいてナイロンケージを使用した場合に比べて、ベアリングの動定格荷重は約14%向上し、耐用年数は約50%向上する。
図7に示す、活用の実例的環境において、ベアリングスタック40はSilkorsky社のCH53A/D航空機の尾部回転子ヘッド取り付け部50の一部を備えている。取り付け部50はヘッド部52を備えており、ヘッド部52は中心52aを有し、中心52の周りに等間隔(例えば90°)を置いて複数(例えば4つ)の翼取り付け部54を備えている。翼取り付け部54のそれぞれはスピンドル56を有し、スピンドル56の上にはベアリングスタック40のようなベアリングスタックが取り付けられている。翼取り付け部54のそれぞれはまた、ベアリングスタック、例えばベアリングスタック40に固定される取り付けカラー58を含む。取り付けカラー58はこのように翼取り付け部において回転可能であり、その上に尾部回転翼を取り付けられるよう設計されている。尾部回転翼はこのようにスピンドル56に対して回転可能である。
ナイロンケージの代わりにスラッグボールセパレータを有するボールベアリングは、回転翼航空機の斜板にも用いることができる。当業者に知られているように、一般的に斜板は、マストに取り付けられた固定板と、固定板と並列にマストに取り付けられた回転板を備える。回転板の回転を容易にするために、固定板と回転板の間にはスラスト軸受けがある。スラスト軸受けは内レースと外レースおよび、内レースと外レースの間に複数のボールを有する。従来技術においては、ボールはケージによって定位置に固定されていた。本発明に沿って、ベアリングはボール間にスラッグボールセパレータを備える。このように、図4のベアリング30は図8において斜板部のスラスト軸受け部と見なされる。斜板部35は固定内斜板部36と固定外斜板部38を備える。ベアリング30の内レース32は固定斜板部36と接触しており、外レース34は回転外斜板部38と接触している。内レース32と外レース34の間に、ベアリング30はスラッグ10によって引き離された複数のボール24を備える。Anti−Friction Bearing Manufacturer Association,IncのStandard number9−1990で定められた公式によると、スラッグボールセパレータの使用により、ボールのためのナイロンケージを有するベアリングに対して動定格荷重が約14.5%、ベアリングの耐用年数が約50%向上する。
別途規定されない限り、ここで開示された全ての範囲はその端部および内部において包括的かつ結合可能である。ここにおける「第一」、「第二」などの言葉はあらゆる順番、量、もしくは重要度を示すものではなく、ある要素を別の要素と区別するために使用されたものである。単数のように記述された箇所は量の制約を示すものではなく、言及された事象が少なくとも1つ存在することを表している。「約」を付加された全ての数値は、別途規定しない限り正確なその数値も含む。
本発明を、その特定の実施例を用いて説明してきたが、上述の開示を読み、理解することによって、本発明の精神および範囲、請求項の範囲の中で、開示された実施例に対する多数の変型や変更が可能であることを当業者は理解できるだろう。
スラッグボールセパレータの1つの実施形態の斜視図である。 図1のスラッグボールセパレータの断面図である。 図1のスラッグボールセパレータで分離された2つのボールの部分的断面図である。 ここで述べられる、回転翼システムでの使用に向けられたボールベアリングの、部分的に断面を示した概略図である。 図4のベアリングにおける外リングの、部分的断面図である。 図4のベアリングにおける内リングの、部分的断面図である。 尾部の回転子取り付けに向けた、ここで述べられるボールベアリングのスタックの、部分的断面図である。 本発明の例示的実施形態における、ここで述べられるベアリングスタックを備える、尾部回転子ヘッドの取り付け部の分解斜視図である。 図4のベアリングを備える斜板の、部分的断面および部分的切り欠きを示した概略図である。

Claims (17)

  1. それぞれが内リング、外リング、およびその間の複数のボールを有する、アンギュラコンタクトボールベアリングのタンデムセットであって、各ベアリングが、スラッグボールセパレータによって互いに間隔を置いた複数のボールを備えることを特徴とする、アンギュラコンタクトボールベアリングのタンデムセット。
  2. 請求項1に記載のベアリングのセットにおいて、各ボールベアリングが内リング、外リングを備え、前記外リングの表面が面取り処理を施されていない、ベアリングのセット。
  3. 請求項1に記載のベアリングのセットにおいて、スラッグボールセパレータと接する直径が同等の2個のボールの間のボール・ツー・ボール分離が前記ボールの1個の直径の約3.2〜約64%である、ベアリングのセット。
  4. 請求項1に記載のベアリングのセットにおいて、1つ以上のスラッグボールセパレータが両端に面取り表面を有し、前記面取り表面が約75°から約120°の円錐角を有するよう加工された、ベアリングのセット。
  5. 請求項1に記載のベアリングのセットにおいて、1つ以上のスラッグボールセパレータが、それを貫通し2つの端部を有する経路を規定する環状形状を有し、内部をさらに有し、前記内部は先細りの形状をしており、その両端において最大内径を規定し、その両端の間において最小内径を規定する、ベアリングのセット。
  6. 請求項1に記載のベアリングのセットにおいて、スラッグボールセパレータと接する直径が同等の2個のボールの間のボール・ツー・ボール分離が前記ボールの1個の直径の約3.2〜約9.6%である、ベアリングのセット。
  7. 請求項1に記載のベアリングのセットにおいて、スラッグボールセパレータが米軍規格MIL−P−46183に準拠した合成ポリマー材料を含む、ベアリングのセット。
  8. 請求項1に記載のベアリングのセットにおいて、合成ポリマー材料がPEEK、PTFE、またはポリイミドである、ベアリングのセット。
  9. 請求項1に記載のベアリングのセットにおいて、各ベアリングが内径70mmおよび外径110mmを有し、各ベアリングが21個のボールのセットを含む、ベアリングのセット。
  10. 請求項9に記載のベアリングのセットにおいて、前記セットが5つのボールベアリングを含む、ベアリングのセット。
  11. 回転翼航空機の回転子ヘッドアセンブリにおける請求項1に記載のベアリングのセットであって、
    中心を有する回転子ヘッド部と、
    前記ヘッド部の前記中心の周囲に、等間隔を置いて、前記ヘッド部に取り付けられた複数のスピンドルを備え、
    各スピンドル上にはボールベアリングのスタックが存在し、
    前記ボールベアリング上には取り付けカラーが存在する、
    ベアリングのセット。
  12. 請求項11に記載のアセンブリであって、
    各ボールベアリングは内径70mm、外径110mm、および幅18mmを有し、スラッグボールセパレータによって互いに間隔を置いた複数のボールを備え、前記各ボールは直径1/2インチを有する、アセンブリ。
  13. 請求項11に記載のアセンブリであって、各ベアリングが21個のボールのセットを有する、アセンブリ。
  14. 請求項11に記載のアセンブリであって、各ベアリングは内リングおよび外リングを備え、前記外リングの表面が面取り加工を施されていない、アセンブリ。
  15. 請求項11に記載のアセンブリであって、ボールベアリングの前記スタック上に取り付けられた回転子をさらに有する、アセンブリ。
  16. 請求項11に記載のアセンブリであって、スラッグボールセパレータがMIL−P−46183に準拠した合成ポリマー材料を含む、アセンブリ。
  17. 請求項16に記載のアセンブリにおいて、前記合成ポリマー材料がPEEK、PTFE、またはポリイミドである、アセンブリ。
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