JP2007247681A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリパボディの作用部に設けられたシリンダ孔に、ブレーキピストンが、その背面をブレーキ液圧室に臨ませて摺動可能に嵌合され、作用部に取付けられる電動モータの回転動力をブレーキピストンの軸方向進退作動力に変換する運動変換機構がシリンダ孔内に収容される車両用ディスクブレーキにおいて、運動変換機構の潤滑不足およびそれに伴う伝達効率の低下を防止する。
【解決手段】ディスクロータ12側の端部に閉塞部25aを有して有底円筒状に形成されるブレーキピストン25内に運動変換機構33が収容され、ブレーキ液圧室24とは隔離手段45で隔絶される潤滑液室46が、運動変換機構33を囲んでブレーキピストン25内に形成され、ブレーキ液とは異なる潤滑液が潤滑液室46に充填される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスクロータを相互間に挟む作用部および反作用部がブリッジ部で連結されて成るキャリパボディが、車体に固定されるブラケットに前記ディスクロータの軸線に沿う方向での摺動を可能として支承され、前記ディスクロータ側に開放して前記キャリパボディの作用部に設けられたシリンダ孔に、摩擦パッドを前記ディスクロータ側に押圧し得るブレーキピストンが、その背面を前記作用部内に形成されるブレーキ液圧室に臨ませて摺動可能に嵌合され、前記作用部に取付けられる電動モータの回転動力を前記ブレーキピストンの軸方向進退作動力に変換する運動変換機構が前記シリンダ孔内に収容される車両用ディスクブレーキに関する。
キャリパボディの作用部に、ブレーキ液圧室に背面を臨ませるブレーキピストンが摺動可能に嵌合され、電動モータの回転動力を減速する減速機構およびブレーキピストン間に、回転動力をブレーキピストンの軸方向動力に変換する運動変換機構が介設されるようにした車両用ディスクブレーキが、たとえば特許文献1で既に知られている。
特表2001−510760号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、ブレーキ液圧室に充填されているブレーキ液で運動変換機構の潤滑がなされる構成となっており、運動変換機構の潤滑不足による劣化や、効率の低下を招く可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、運動変換機構の潤滑不足およびそれに伴う伝達効率の低下を防止し得るようにした車両用ディスクブレーキを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ディスクロータを相互間に挟む作用部および反作用部がブリッジ部で連結されて成るキャリパボディの前記作用部に、前記ディスクロータ側に開放したシリンダ孔が設けられ、摩擦パッドを前記ディスクロータ側に押圧し得るブレーキピストンが、その背面を前記作用部内に形成されるブレーキ液圧室に臨ませて前記シリンダ孔に摺動可能に嵌合され、前記作用部に取付けられる電動モータの回転動力を前記ブレーキピストンの軸方向進退作動力に変換する運動変換機構が前記シリンダ孔内に収容される車両用ディスクブレーキにおいて、前記ディスクロータ側の端部に閉塞部を有して有底円筒状に形成される前記ブレーキピストン内に前記運動変換機構が収容され、前記ブレーキ液圧室とは隔離手段で隔絶される潤滑液室が、前記運動変換機構を囲んで前記ブレーキピストン内に形成され、ブレーキ液とは異なる潤滑液が前記潤滑液室に充填されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記電動モータからの回転動力を前記運動変換機構に入力する伝動回転軸の外周に、前記隔離手段である弾性ブーツの一端部が液密にかつ相対回転可能に装着され、前記弾性ブーツの他端部が前記ブレーキピストンの内周に装着されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記弾性ブーツの一端部内周に、前記伝動回転軸の外周に液密にかつ相対回転可能に摺接する摺動部が設けられることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に加えて、前記摺動部が、前記弾性ブーツの一端部内周に摺動材がコーティングされて成ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記弾性ブーツの一端部に、弾性ブーツの弾性変形を防止する変形防止部が設けられることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記運動変換機構は、前記電動モータからの回転動力が伝達されるねじ軸と、該ねじ軸を螺合せしめて前記ブレーキピストンの前記閉塞部に当接するナットとを備え、前記運動変換機構および前記閉塞部間に形成される空間を前記潤滑液室に連通させる連通溝が、前記ナットの前記閉塞部への当接面および前記閉塞部の内面の少なくとも一方に設けられることを特徴とする。
さらに請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記ブレーキピストンの前記閉塞部に、着脱可能な栓部材で閉塞される貫通孔が設けられることを特徴とする。
なお実施例の弾性ブーツ45が本発明の隔離手段に対応し、実施例のねじ機構33が本発明の運動変換機構に対応する。
請求項1記載の発明によれば、運動変換機構は隔離手段でブレーキ液圧室とは隔絶される潤滑液室の潤滑液で潤滑されることになり、運動変換機構の潤滑が充分になされることになり、運動変換機構の高寿命化を図るとともに伝達効率の向上を図ることができる。
また請求項2記載の発明によれば、弾性ブーツを用いた簡単な構造でブレーキ液圧室および潤滑液室間を隔絶することができる。
請求項3および4記載の発明によれば、伝動回転軸の回転にもかかわらず、弾性ブーツに捩れが生じることを回避しつつブレーキ液圧室および潤滑液室間を隔絶することができる。
請求項5記載の発明によれば、弾性ブーツに弾性変形が生じないようにすることができる。
請求項6記載の発明によれば、ブレーキピストンの閉塞部および運動変換機構との間に生じる空間に潤滑液室を連通させることで前記空間を潤滑液室の一部として構成し、ねじ軸およびナットの螺合部をより効果的に潤滑することができる。
さらに請求項7記載の発明によれば、キャリパボディにブレーキピストン、運動変換機構および隔離手段等を組付けた後に、潤滑液室に潤滑液を充填することができ、またメンテナンス時にも摩擦パッドの取り外しのみで貫通孔にアクセスすることが可能であり、潤滑液の交換やエア抜きを容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図8は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両用ディスクブレーキの縦断面図、図2は図1の2矢視図、図3は図1の3矢示部拡大図、図4は図1の4−4線拡大断面図、図5は図1の5矢示部拡大図、図6は図1の6−6線断面図、図7は図1の7−7線断面図、図8は図5の8−8線断面図である。
先ず図1および図2において、この車両用ディスクブレーキは、液圧によるサービスブレーキ状態を得ることを可能とするとともに電動モータ11によって作動してサービスブレーキ状態およびパーキングブレーキ状態を得ることを可能としたものであり、図示しない車輪のホイールとともに回転するディスクロータ12と、キャリパボディ13と、ディスクロータ12の両側面に対向して配置されてディスクロータ12およびキャリパボディ13間に配置される一対の摩擦パッド14,15とを備える。
キャリパボディ13は、車体側に取付けられたブラケット16で前記ディスクロータ12の軸線に沿う方向に摺動可能に支持される作用部13aと、ディスクロータ12を前記作用部13aとの間に挟む反作用部13bとが、ディスクロータ12を跨ぐブリッジ部13cで一体に連結されて成る。
前記作用部13a側でディスクロータ12の一側面に対向する摩擦パッド14はディスクロータ12に摺接して摩擦力を発揮し得るライニング17が裏金18に設けられて成り、前記反作用部13b側でディスクロータ12の他側面に対向する摩擦パッド15はディスクロータ12に摺接して摩擦力を発揮し得るライニング19が裏金20に設けられて成る。図2で明示するように、摩擦パッド14の裏金18にはディスクロータ12の周方向に沿う両端から突出する耳部18a,18aが設けられており、それらの耳部18a…が前記ブラケット16に設けられた保持溝16a,16aに、ディスクロータ12の軸線に沿う方向に移動することを可能として嵌合する。すなわち摩擦パッド14はディスクロータ12の軸線に沿う方向に移動することを可能として前記ブラケット16に保持されるものであり、摩擦パッド15も前記摩擦パッド14と同様の保持構造で前記ブラケット16に保持され、ディスクロータ12の軸線に沿う方向に移動することが可能である。
キャリパボディ13の作用部13aには、前記ディスクロータ12の軸線と平行な軸線を有して前記ディスクロータ12側に開放するとともに前記ディスクロータ12とは反対側が端壁22で閉じられるシリンダ孔21が円形の横断面形状を有するようにして設けられ、前記端壁22の中央部にはシリンダ孔21と同軸の貫通孔23が設けられる。
シリンダ孔21には、前記端壁22との間にブレーキ液圧室24を形成するとともにディスクロータ12側の前端に閉塞部25aを有して有底円筒状に形成されるブレーキピストン25が、その前端の閉塞部25aを摩擦パッド14の裏金18に当接させるようにして軸方向にスライド可能に収容され、該ブレーキピストン25の前端の閉塞部25aは、シリンダ孔21内での回転を阻止するために前記裏金18に係合される。
またシリンダ孔21の内面には、キャリパボディ13およびブレーキピストン25間に介装される環状のピストンシール26が装着され、シリンダ孔21の開口端部およびブレーキピストン25間には環状のダストブーツ27が設けられ、作用部13aには前記ブレーキ液圧室24に液圧を導く液圧路28が設けられる。
ところで、ブレーキピストン25には、両摩擦パッド14,15をディスクロータ12に対して進退させる動力を発揮する電動モータ11の出力が、その出力を減速する減速機32と、該減速機32の回転出力を前記ブレーキピストン25の軸方向進退作動力に変換する運動変換機構であるねじ機構33とを介して伝達されるものであり、ねじ機構33はブレーキピストン25の背後に配置される前記作用部13aのシリンダ孔21内に収容され、電動モータ11は、ディスクロータ12とは反対側でキャリパボディ13の作用部13aに取付けられ、減速機32は前記作用部13aに取付けられる減速機ケース34に収容される。
図3を併せて参照して、ねじ機構33は、シリンダ孔21と同軸のねじ軸35と、相対回転を不能としてブレーキピストン25に係合されるとともに前記ねじ軸35に螺合されるナット36とを備え、ブレーキピストン25とは反対側でねじ軸35の後端には、減速機32で減速した電動モータ11の回転動力を伝達するようにして端壁22の貫通孔23を回転自在に貫通する伝動回転軸37が同軸にかつ一体に連設され、伝動回転軸37には前記端壁22に対向するようにして半径方向外方に張り出す鍔部37aが一体に設けられる。而して作用部13aの端壁22および伝動回転軸37間にはOリング38が介装され、前記鍔部37aおよび端壁22間にはスラスト軸受39が介装され、伝動回転軸37の前記作用部13aからの突出部外周には端壁22に当接する止め輪40が装着される。
図4を併せて参照して、ねじ軸35は、前記ブレーキピストン25内で該ねじ軸35を囲繞するナット36に螺合される。またナット36は、正四角形の外周を有する係合部36aを前端に有するものであり、係合部36aの前端面がブレーキピストン25の前端すなわち閉塞部25aの内面に当接する。
一方、有底円筒状であるブレーキピストン25の内周には、係合部36aが有する4つの角部41…の個数の整数倍(この実施例では2倍)の係止溝42…が、周方向に位相をずらせた複数箇所で角部41…を選択的に係合させるようにして、軸方向に延びつつ周方向等間隔に設けられる。すなわちブレーキピストン25の内周は、係合部36aの外周形状に対応するとともに相互に位相をずらせた複数の正多角形を重ねた形状に形成されるものであり、この実施例では位相を45度ずらせた2つの正四角形を重ねた星形形状に形成されている。
したがって回転不能であるブレーキピストン25の内周の係止溝42…に、外周を正多角形としてナット36に設けられる係合部36aの各角部41…を係合するだけの簡単な構造で、ナット36を回転不能とすることができる。しかも係合部36aが有する複数の角部41…の個数の整数倍の係止溝42…がブレーキピストン25の内周に設けられており、ブレーキピストン25に係合部36aを係合させる際の位置合わせが容易であり、組付け性を高めることができる。さらに係合部36aが係止されていない係止溝42…によってエア抜き性も高められることになる。
このようなねじ機構33において、電動モータ11からの動力が減速機32で減速され、伝動回転軸37を介してねじ軸35にその一方向に回転する動力が伝達されると、ブレーキピストン25およびナット36の回転が阻止された状態でブレーキピストン25が軸方向前方にスライドすることによる作用および反作用によってディスクロータ12が摩擦パッド14,15で両側から挟圧され、それにより制動力が得られることになる。また前記ねじ軸35がその他方向に回転されることにより、ブレーキピストン25が軸方向後方にスライドして制動状態が解除される。
ところで、前記ねじ機構33は有底円筒状であるブレーキピストン25内に収容されるのであるが、ブレーキピストン25の背面を臨ませるブレーキ液圧室24とは隔離手段であるゴム製の弾性ブーツ45によって隔絶される潤滑液室46が、前記ねじ機構33を囲んでブレーキピストン25内に形成され、ブレーキ液とは異なるグリースや潤滑オイル等の潤滑液が前記潤滑液室46に充填される。
前記ねじ機構33と、前記ブレーキピストン25の閉塞部25aとの間には、ねじ軸35がナット36から前方に突出することを許容するための空間43が形成されるのであるが、この空間43を前記潤滑液室46に連通させる連通溝44が、前記ブレーキピストン25の閉塞部25aへの前記ナット36の当接面および前記閉塞部25aの内面の少なくとも一方、この実施例では前記閉塞部25aへの前記ナット36の当接面に設けられる。これにより前記空間43にも潤滑液が充填されることになり、該空間43も潤滑液室46の一部として機能することになる。
前記弾性ブーツ45の一端部は伝動回転軸37の外周に液密にかつ相対回転可能に装着されるものであり、弾性ブーツ45の他端部はブレーキピストン25の内周に装着される。しかも弾性ブーツ45の一端部内周には、伝動回転軸37の外周に液密にかつ相対回転可能に摺接する摺動部47が設けられるものであり、この摺動部47は、弾性ブーツ45の一端部内周に摺動材がコーティングされて成る。また弾性ブーツ45の一端部には、金属製リング状のカラーが装着されて成る変形防止部48が、弾性ブーツ45の弾性変形を防止するようにして設けられる。
前記ブレーキピストン25の閉塞部25aには、着脱可能な栓部材49で閉塞される貫通孔50が設けられており、前記栓部材49は、たとえば貫通孔50の外端部への螺合によって前記閉塞部25aに取付けられる。
再び図1において、減速機ケース34は、キャリパボディ13における作用部13aの前記ディスクロータ12とは反対側の端部に当接するケース部材51と、該ケース部材51を前記作用部13aとの間に挟む電動モータ11のモータケース52とで構成されるものであり、ケース部材51は複数のボルト53…(図6および図7参照)で前記作用部13aに締結される。またモータケース52は前記ケース部材51に締結されるのであるが、その締結状態で、電動モータ11が備えるモータ軸55はねじ機構33の回転軸線すなわち伝動回転軸37の軸線と同軸上に配置される。またケース部材51には、キャリパボディ13の作用部13aに設けられている貫通孔23を同軸に囲む環状のシール部材66が前記作用部13aに弾発接触するようにして装着される。
前記減速機ケース34は、キャリパボディ13における作用部13a内のブレーキ液圧室24とは前記端壁22で隔絶された減速機室54を形成するものであり、この減速機室54内に前記減速機32が収容される。
図5〜図7を併せて参照して、減速機32は、電動モータ11のモータ軸55の軸線とは偏心した外周を有して前記モータ軸55とともに回転する偏心回転体56と、該偏心回転体56と同一軸線を有して前記偏心回転体56の外周に回転自在に軸支される外歯歯車57と、内歯歯車58と、前記モータ軸55と同軸に配置されて前記ねじ機構33に伝動回転軸37を介して連結される出力部材59と、前記外歯歯車57の自転成分のみを伝達するようにして前記外歯歯車57および前記出力部材59間に設けられるオルダム機構60とを備える。
図8をさらに併せて参照して、偏心回転体56は、前記モータ軸55を嵌合、挿通せしめる円板部56aと、該円板部56aの外周に直角にかつ一体に連なって電動モータ11側に延びる円筒部56bとから成るものである。一方、前記モータ軸55の減速機室54への突出端部の外面形状は非円形に形成されており、この突出端部が偏心回転体56の前記円板部56aに嵌合、挿通され、それにより偏心回転体56はモータ軸55とともに回転する。しかもモータ軸55の軸線C1から偏心量εだけずれた位置に前記円板部56aの中心C2が位置するようにしてモータ軸55が円板部56aに相対回転不能に嵌合、挿通されており、偏心回転体56の外周すなわち円筒部56bの外周はモータ軸55から偏心量εだけ偏心することになる。
また偏心回転体56がその回転軸線すなわちモータ軸55の軸線C1まわりに偏心運動することによって慣性力が生じることがないようにすべく、モータ軸55の軸線C1に関する偏心回転体56の重量バランスが周方向に沿ってほぼ均等となるように偏心回転体56が構成されるものであり、この実施例では、モータ軸55の軸線C1および前記偏心回転体56の中心C2を結ぶ直線L上において前記モータ軸55の軸線C1からの偏心回転体56の偏心側とは反対側で、偏心回転体56にバランサウエイト67が一体に設けられる。
而してバランサウエイト67は、偏心回転体56の円筒部56aの内周に一体に設けられるものであり、偏心回転体56の軸方向および半径方向で該偏心回転体56内に収容されるようにして偏心回転体56に一体に設けられる。しかも偏心回転体56の半径方向に沿う前記バランサウエイト67の厚みは、モータ軸55の軸線C1および前記偏心回転体56の中心C2を結ぶ直線L上が最も大きく、周方向両側に進むにつれて薄くなるように設定される。
外歯歯車57は、偏心回転体56の外周との間にボールベアリング61を介して偏心回転体56に軸支されるものであり、この外歯歯車57の外周に複数の外歯62,62…が設けられる。また内歯歯車58の内周には、前記外歯62,62…の個数よりも多い個数の内歯63,63…が、前記外歯62,62…を噛合させるようにして設けられており、内歯63,63…の個数は外歯62,62…の個数よりもたとえば1個だけ多く設定される。
前記出力部材59は、前記電動モータ11とは反対側で外歯歯車57に対向する円板部59aと、該円板部59aの内周に直角にかつ一体に連なって前記電動モータ11とは反対側に延びる連結円筒部59bと、該連結円筒部59bの電動モータ11とは反対側の端部から半径方向内方に張り出す鍔部59cとを一体に有するものであり、前記連結円筒部59bおよびモータ軸55間にはボールベアリング64が介装され、減速機ケース34におけるケース部材51および前記連結円筒部59b間にはボールベアリング65が介装される。
ところで前記伝動回転軸37の減速機室54への突入端部の外面形状は非円形に形成されており、この伝動回転軸37の端部が、前記出力部材59における鍔部59cの内周に嵌合、挿通され、それにより出力部材59は伝動回転軸37に相対回転不能に連結されることになる。
またオルダム機構60は、外歯歯車57の軸線を中心とした第1仮想円SC1上の周方向に等間隔をあけた位置で外歯歯車57に嵌合、固定される複数個たとえば4個のピン68…が、モータ軸55の軸線を中心とする第2仮想円SC2上の周方向に等間隔をあけた位置で前記出力部材59における円板部59aに設けられるとともに前記各ピン68…の直径よりも大径に形成される複数個たとえば4個の連結孔69…の偏心位置にそれぞれ挿通されて成る。
ところで前記内歯歯車58は、減速機ケース34におけるケース部材51およびモータケース52間に挟まれて回転可能に支承されるものであり、この内歯歯車58をウォームホイルとして機能させるべく前記内歯歯車58の外周に設けられる複数の歯70…に噛合する円筒ウォーム71が前記減速機ケース34におけるケース部材51に回転可能に支承され、該円筒ウォーム71を回転操作する治具たとえばドライバを係合することを可能とした係合部72が前記円筒ウォーム71に設けられる。
円筒ウォーム71は、内歯歯車58の外周の歯70…に噛合するねじ状の歯73が外周に刻設される円筒体74と、該円筒体74に相対回転不能に挿通、嵌合される支持軸75とから成る。前記減速機ケース34のケース部材51には、前記円筒ウォーム71を回転自在に収容するウォーム支持孔76が設けられるものであり、このウォーム支持孔76は、前記円筒体74を収容するとともにその側面の一部をケース部材51内に開放して内歯歯車58の外周の歯70…の一部を臨ませる収容孔部76aと、該収容孔部76aの一端に同軸に連なる有底の第1支持孔部76bと、ケース部材51の外部に外端を開放するとともに内端を収容孔部76aの他端に同軸に連ならせた第2支持孔部76cとから成り、第2支持孔部76cは第1支持孔部76bよりも大径に形成される。
前記支持軸75は、第1支持孔部76bに嵌合、支持される第1支軸部75aと、横断面形状を非円形として円筒体74を同軸にかつ相対回転不能に貫通する嵌合軸部75bと、第2支持孔部76cに嵌合、支持される第2支軸部75cとを一体に有するものであり、第2支軸部76cの外端周縁部に当接、係合する止め輪77が第2支持孔部76cの内周に装着される。また前記係合部72は第2支軸部75cの外端に開口する凹部として形成される。
しかもウォーム支持孔76の外端開口部すなわち第2支持孔部76cの外端開口部を閉じる栓部材78が前記減速機ケース34のケース部材51に着脱可能に取付けられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、キャリパボディ13の作用部13aには、ディスクロータ12側に開放したシリンダ孔21が設けられ、ブレーキピストン25が、その背面を作用部13a内に形成されるブレーキ液圧室24に臨ませてシリンダ孔21に摺動可能に嵌合されるものであり、ディスクロータ12側の端部に閉塞部25aを有して有底円筒状に形成されるブレーキピストン25内にはねじ機構33が収容され、ブレーキ液圧室24とは弾性ブーツ45で隔絶される潤滑液室46が、ねじ機構33を囲んで前記ブレーキピストン25内に形成され、ブレーキ液とは異なる潤滑液が潤滑液室46に充填されている。
したがってねじ機構33は弾性ブーツ45でブレーキ液圧室24とは隔絶される潤滑液室46の潤滑液で潤滑されることになり、ねじ機構33の潤滑が充分になされることになり、ねじ機構33の高寿命化を図るとともに伝達効率の向上を図ることができる。
またねじ機構33は、電動モータ11からの回転動力が伝達されるねじ軸35と、該ねじ軸35を螺合せしめてブレーキピストン25の閉塞部25aに当接するナット36とを備え、ねじ機構33およびブレーキピストン25の前記閉塞部25a間に形成される空間43を前記潤滑液室46に連通させる連通溝44が、ナット36の前記閉塞部25aへの当接面および前記閉塞部25aの内面の少なくとも一方、この実施例ではナット36の前記閉塞部25aへの当接面に設けられているので、前記空間43に潤滑液室46を連通させることで前記空間43を潤滑液室46の一部として構成し、ねじ軸35およびナット36の螺合部をより効果的に潤滑することができる。
しかも電動モータ11から減速機32を介して伝達される回転動力をねじ機構33に入力する伝動回転軸37の外周に、弾性ブーツ45の一端部が液密にかつ相対回転可能に装着され、弾性ブーツ45の他端部はブレーキピストン25の内周に装着されるものであり、弾性ブーツ45を用いた簡単な構造でブレーキ液圧室24および潤滑液室46間を隔絶することができる。
また弾性ブーツ45の一端部内周には伝動回転軸37の外周に液密にかつ相対回転可能に摺接する摺動部47が設けられるものであり、この摺動部47は、弾性ブーツ45の一端部内周に摺動材がコーティングされて成るものであるので、伝動回転軸37の回転にもかかわらず、弾性ブーツ45に捩れが生じることを回避しつつブレーキ液圧室24および潤滑液室46間を隔絶することができる。しかも弾性ブーツ45の一端部には弾性ブーツ45の弾性変形を防止する変形防止部48が設けられており、弾性ブーツ45に弾性変形が生じないようにすることができる。
さらにブレーキピストン25の閉塞部25aには着脱可能な栓部材49で閉塞される貫通孔50が設けられるので、キャリパボディ13にブレーキピストン25、ねじ機構33および弾性ブーツ45を組付けた後に、潤滑液室46に潤滑液を充填することができ、またメンテナンス時にも摩擦パッド14の取り外しのみで貫通孔50にアクセスすることが可能であり、潤滑液の交換やエア抜きを容易に行うことができる。
また電動モータ11の回転動力を減速する減速機32は、電動モータ11が備えるモータ軸55の軸線とは偏心した外周を有して前記モータ軸55とともに回転する偏心回転体56と、該偏心回転体56と同一軸線を有して前記偏心回転体56の外周に回転自在に軸支されるとともに外周に複数の外歯62…が設けられる外歯歯車57と、外歯62…の個数よりも多い個数の内歯63…が外歯62…を噛合させるようにして内周に設けられるとともに前記モータ軸55と同軸に配置される内歯歯車58と、モータ軸55と同軸に配置されてねじ機構33に連結される出力部材59と、外歯歯車57の自転成分のみを伝達するようにして外歯歯車57および出力部材59間に設けられるオルダム機構60とを備えるものであり、減速機32を収容してキャリパボディ13に配設される減速機ケース34に、内歯歯車58が回転可能に支承されるとともに、該内歯歯車58をウォームホイルとして機能させるべく内歯歯車58の外周に設けられる複数の歯70…に噛合する円筒ウォーム71が回転可能に支承され、該円筒ウォーム71を回転操作する治具を係合することを可能とした係合部72が円筒ウォーム71に設けられている。
このような減速機32によれば、電動モータ11の回転作動による偏心回転体56の回転に応じて、内歯歯車58を回転させる力が外歯歯車57から内歯歯車58に作用するものの、円筒ウォーム71の非操作状態では内歯歯車58から円筒ウォーム71への力の伝達によって円筒ウォーム71が回転することはなく、円筒ウォーム71および内歯歯車58は静止状態にある。このような内歯歯車58の静止状態では、偏心回転体56の回転に応じて、内歯歯車58の内歯63…の個数ならびに外歯歯車57の外歯62…の個数の差に応じた減速比で外歯歯車57が自転することになり、その外歯歯車57の自転成分がオルダム機構60を介してねじ機構33に入力され、ブレーキピストン25が軸方向に駆動されることになる。
また円筒ウォーム71および内歯歯車58の噛合による減速比を調整することで減速機32や電動モータ11自体の構成にかかわらず、円筒ウォーム71の回転操作量および回転操作力のバランスを自在に設定可能となる。しかもブレーキ状態で電源の異常やモータ軸55の焼きつき等で電動モータ11の作動が不能となったときには、前記円筒ウォーム71を回転操作することで、電動モータ11とは切り離して内歯歯車58を回転操作することができ、それにより外歯歯車57を自転させてブレーキ状態を解除することができる。
また内歯歯車58の外周の歯70…の一部を臨ませるとともに一端を外部に開放したウォーム支持孔76が減速機ケース34のケース部材51に設けられ、一端部に前記係合部72が設けられる円筒ウォーム71の全体が、係合部72を外端側に配置して前記ウォーム支持孔76に収容、支持され、ウォーム支持孔76の外端開口部を閉じる栓部材78が、減速機ケース34のケース部材51に着脱可能に取付けられるので、円筒ウォーム71の全体を減速機ケース34内に収容するようにしてディスクブレーキ全体の大型化を回避するとともに、円筒ウォーム71の係合部72への外部からのアクセスを可能としつつ 減速機ケース34内への異物の侵入を防止することができる。
またオルダム機構60は、外歯歯車57の軸線を中心とした第1仮想円SC1上の周方向に等間隔をあけた位置で外歯歯車57に設けられる複数のピン68…が、モータ軸55の軸線C1を中心とする第2仮想円SC2上の周方向に等間隔をあけた位置で出力部材59の円板部59aに設けられるとともに各ピン68…の直径よりも大径に形成される複数の連結孔69…の偏心位置にそれぞれ挿通されて成るものであり、オルダム機構60の構成を簡略化し、組付け性を高めることができるとともに軸ぶれも生じ難くすることができる。
またモータ軸55の軸線C1の両側での偏心回転体56の重量バランスが周方向に沿ってほぼ均等となるように偏心回転体56が構成されるので、偏心回転体56がモータ軸55の軸線C1に対して偏心した荷重を有することがなく、偏心運動によって発生する慣性力を抑えることができ、ボールベアリング64等の軸受に大きな荷重が作用することを防止して軸振れを確実に抑えることができる。
しかも偏心回転体56には、モータ軸55の軸線C1および偏心回転体56の中心C2を結ぶ直線L上においてモータ軸55の軸線C1からの偏心回転体56の偏心側とは反対側に位置するバランサウエイト67が、該偏心回転体56の軸方向および半径方向で該偏心回転体56内に収容されるようにして設けられるので、減速機32のサイズを変えることなくバランサウエイト67を配置することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
車両用ディスクブレーキの縦断面図である。 図1の2矢視図である。 図1の3矢示部拡大図である。 図1の4−4線拡大断面図である。 図1の5矢示部拡大図である。 図1の6−6線断面図である。 図1の7−7線断面図である。 図5の8−8線断面図である。
符号の説明
11・・・電動モータ
12・・・ディスクロータ
13・・・キャリパボディ
13a・・・作用部
13b・・・反作用部
13c・・・ブリッジ部
14,15・・・摩擦パッド
21・・・シリンダ孔
24・・・ブレーキ液圧室
25・・・ブレーキピストン
25a・・・閉塞部
33・・・運動変換機構であるねじ機構
35・・・ねじ軸
36・・・ナット
37・・・伝動回転軸
43・・・空間
44・・・連通溝
45・・・隔離手段である弾性ブーツ
46・・・潤滑液室
47・・・摺動部
48・・・変形防止部
49・・・栓部材
50・・・貫通孔

Claims (7)

  1. ディスクロータ(12)を相互間に挟む作用部(13a)および反作用部(13b)がブリッジ部(13c)で連結されて成るキャリパボディ(13)の前記作用部(13a)に、前記ディスクロータ(12)側に開放したシリンダ孔(21)が設けられ、摩擦パッド(14,15)を前記ディスクロータ(12)側に押圧し得るブレーキピストン(25)が、その背面を前記作用部(13a)内に形成されるブレーキ液圧室(24)に臨ませて前記シリンダ孔(21)に摺動可能に嵌合され、前記作用部(13a)に取付けられる電動モータ(11)の回転動力を前記ブレーキピストン(25)の軸方向進退作動力に変換する運動変換機構(33)が前記シリンダ孔(21)内に収容される車両用ディスクブレーキにおいて、前記ディスクロータ(12)側の端部に閉塞部(25a)を有して有底円筒状に形成される前記ブレーキピストン(25)内に前記運動変換機構(33)が収容され、前記ブレーキ液圧室(24)とは隔離手段(45)で隔絶される潤滑液室(46)が、前記運動変換機構(33)を囲んで前記ブレーキピストン(25)内に形成され、ブレーキ液とは異なる潤滑液が前記潤滑液室(46)に充填されることを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記電動モータ(11)からの回転動力を前記運動変換機構(33)に入力する伝動回転軸(37)の外周に、前記隔離手段である弾性ブーツ(45)の一端部が液密にかつ相対回転可能に装着され、前記弾性ブーツ(45)の他端部が前記ブレーキピストン(25)の内周に装着されることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記弾性ブーツ(45)の一端部内周に、前記伝動回転軸(37)の外周に液密にかつ相対回転可能に摺接する摺動部(47)が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の車両用ディスクブレーキ。
  4. 前記摺動部(47)が、前記弾性ブーツ(45)の一端部内周に摺動材がコーティングされて成ることを特徴とする請求項3記載の車両用ディスクブレーキ。
  5. 前記弾性ブーツ(45)の一端部に、弾性ブーツ(45)の弾性変形を防止する変形防止部(48)が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用ディスクブレーキ。
  6. 前記運動変換機構(33)は、前記電動モータ(11)からの回転動力が伝達されるねじ軸(35)と、該ねじ軸(35)を螺合せしめて前記ブレーキピストン(25)の前記閉塞部(25a)に当接するナット(36)とを備え、前記運動変換機構(33)および前記閉塞部(25a)間に形成される空間(43)を前記潤滑液室(46)に連通させる連通溝(44)が、前記ナット(36)の前記閉塞部(25a)への当接面および前記閉塞部(25a)の内面の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用ディスクブレーキ。
  7. 前記ブレーキピストン(25)の前記閉塞部(25a)に、着脱可能な栓部材(49)で閉塞される貫通孔(50)が設けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両用ディスクブレーキ。
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