JP2007247488A - 排気圧力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンの排気流路に設けられ、エンジンから排気される排気ガスの圧力を制御する排気圧力制御装置において、メインバルブを閉状態から開状態に切り替える際に発生する気流音の音圧レベルを低減する。
【解決手段】この排気圧力制御装置20は、メイン流路34とバイパス流路32を備えるハウジング30と、メイン流路34を開閉するメインバルブ36と、メインバルブ36を開閉駆動する第1のバルブ開閉装置42と、バイパス流路32を開閉するバイパスバルブ40と、バイパスバルブ40を開閉駆動する第2のバルブ開閉装置70と、を有している。第1のバルブ開閉装置42は、メインバルブ36を閉状態から開状態とするまでの時間がメインバルブ36を開状態から閉状態とするまでの時間に比して長くなるように設定されている。
【選択図】 図2
【解決手段】この排気圧力制御装置20は、メイン流路34とバイパス流路32を備えるハウジング30と、メイン流路34を開閉するメインバルブ36と、メインバルブ36を開閉駆動する第1のバルブ開閉装置42と、バイパス流路32を開閉するバイパスバルブ40と、バイパスバルブ40を開閉駆動する第2のバルブ開閉装置70と、を有している。第1のバルブ開閉装置42は、メインバルブ36を閉状態から開状態とするまでの時間がメインバルブ36を開状態から閉状態とするまでの時間に比して長くなるように設定されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、エンジンの排気流路に設けられ、エンジンから排気される排気ガスの圧力を制御する排気圧力制御装置に関する。
エンジンの始動性を向上させ、あるいは、エンジンから排気される排気ガスを浄化するために、エンジンから排気される排気ガスの圧力を制御する排気圧力制御装置が用いられている。従来の排気圧力制御装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1の排気圧力制御装置は、メイン流路とバイパス流路が設けられたハウジングを備えている。メイン流路には、メイン流路を開閉するメインバルブと、メインバルブを開閉駆動する第1バルブ開閉装置が設けられている。バイパス流路には、バイパス流路を開閉するバイパスバルブと、バイパスバルブを開閉駆動する第2バルブ開閉装置が設けられている。第1バルブ開閉装置は、ソレノイド、空気、油圧等によって作動し、エンジンの運転状態に応じて開閉駆動される。第2バルブ開閉装置は、ダイアフラム式のアクチュエータが用いられ、メインバルブの上流の排気ガスの圧力に応じて開閉駆動される。
この排気圧力制御装置では、メインバルブの開度を絞ると、排気ガスの圧力が上昇する。排気ガスの圧力が所定の値を超えると、バイパスバルブが開く。バイパスバルブが開くと、バイパス流路を排気ガスが流れ、これによって、排気ガスの圧力上昇が抑えられ、排気ガスの圧力を所定の値に維持する。一方、メインバルブの開度を大きくすると、排気ガスの圧力が低下し、バイパスバルブは閉じ、バイパス流路が閉じられる。
特許文献1の排気圧力制御装置は、メイン流路とバイパス流路が設けられたハウジングを備えている。メイン流路には、メイン流路を開閉するメインバルブと、メインバルブを開閉駆動する第1バルブ開閉装置が設けられている。バイパス流路には、バイパス流路を開閉するバイパスバルブと、バイパスバルブを開閉駆動する第2バルブ開閉装置が設けられている。第1バルブ開閉装置は、ソレノイド、空気、油圧等によって作動し、エンジンの運転状態に応じて開閉駆動される。第2バルブ開閉装置は、ダイアフラム式のアクチュエータが用いられ、メインバルブの上流の排気ガスの圧力に応じて開閉駆動される。
この排気圧力制御装置では、メインバルブの開度を絞ると、排気ガスの圧力が上昇する。排気ガスの圧力が所定の値を超えると、バイパスバルブが開く。バイパスバルブが開くと、バイパス流路を排気ガスが流れ、これによって、排気ガスの圧力上昇が抑えられ、排気ガスの圧力を所定の値に維持する。一方、メインバルブの開度を大きくすると、排気ガスの圧力が低下し、バイパスバルブは閉じ、バイパス流路が閉じられる。
近年、上述した排気圧力制御装置を、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスを浄化するディーゼル・パティキュレート・フィルタ・システム(以下、DPFシステムという)へ適用することが検討されている。DPFシステムは、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるパティキュレートや黒鉛をセラミック製のフィルタで捕集し、排気ガスを浄化する装置である。このDPFシステムでは、フィルタに捕集されるパティキュレートや黒鉛が一定量を超えると、フィルタに捕集されたパティキュレートや黒鉛を燃焼させてフィルタを再生する。このフィルタの再生のために排気圧力制御装置が用いられる。すなわち、フィルタを再生する際は、排気圧力制御装置によってメインバルブの開度を絞り、排気ガスの圧力を高める。排気ガスの圧力が所定値を超えると、バイパスバルブが開き、バイパス流路を排気ガスが流れることで、排気ガスの圧力が所定値に維持される。排気ガスの圧力上昇に伴ってエンジンへの燃料供給量が増量されるため、エンジンで燃焼しなかった燃料の一部がフィルタ上流の酸化触媒に供給される。酸化触媒に供給された未燃成分は、酸化反応によって触媒内のガス温を上昇させ、フィルタに捕集されたパティキュレートや黒鉛を燃焼させ、フィルタを再生する。フィルタの再生が終了すると、メインバルブが開き、排気圧力が通常の圧力まで低下する。したがって、DPFシステムに排気圧力制御装置を適用することで、エンジンに供給される燃料を利用してフィルタの再生を行うことが可能となる。
しかしながら、上述した排気圧力制御装置をDPFシステムに適用する場合、フィルタの再生を終了し、メインバルブを閉状態(メインバルブの開度を絞った状態を含む)から開状態に切り替える際に、メインバルブの上流側から下流側に排気ガスが急激に流れる。これによって、不快な気流音が発生するという問題があった。特に、ディーゼルエンジンが搭載される車両はバス、トラック等の大型車が多く、発生する気流音も大きく、気流音の低減が大きな課題となっている。
しかしながら、上述した排気圧力制御装置をDPFシステムに適用する場合、フィルタの再生を終了し、メインバルブを閉状態(メインバルブの開度を絞った状態を含む)から開状態に切り替える際に、メインバルブの上流側から下流側に排気ガスが急激に流れる。これによって、不快な気流音が発生するという問題があった。特に、ディーゼルエンジンが搭載される車両はバス、トラック等の大型車が多く、発生する気流音も大きく、気流音の低減が大きな課題となっている。
本発明は、上記問題点に鑑みて創作されたものであり、排気圧力制御装置のメインバルブを閉状態から開状態に切り替える際に発生する気流音の音圧レベルを低減することができる排気圧力制御装置を提供することを目的とする。
本発明の排気圧力制御装置は、エンジンの排気流路に設けられ、エンジンから排気される排気ガスの圧力を制御する。この排気圧力制御装置は、メイン流路とバイパス流路を備えるハウジングと、メイン流路を開閉するメインバルブと、メインバルブを開閉駆動する第1のバルブ開閉装置と、バイパス流路を開閉するバイパスバルブと、バイパスバルブを開閉駆動する第2のバルブ開閉装置と、を有している。そして、第1のバルブ開閉装置は、メインバルブを閉状態から開状態とするまでの時間がメインバルブを開状態から閉状態とするまでの時間に比して長くなるように設定されている。
この排気圧力制御装置は、メインバルブを閉状態から開状態とするまでの時間が長く設定される一方で、メインバルブを開状態から閉状態とするまでの時間が短く設定されている。このため、メインバルブを閉状態から開状態としたときに、メインバルブの上流側から下流側へ排気ガスが急激に流れることが抑制される。これによって、気流音の音圧を低減することができる。また、メインバルブを開状態から閉状態とするまでの時間は短く設定されているため、排気ガスの圧力を短時間で所望の値まで上昇させることができる。
この排気圧力制御装置は、メインバルブを閉状態から開状態とするまでの時間が長く設定される一方で、メインバルブを開状態から閉状態とするまでの時間が短く設定されている。このため、メインバルブを閉状態から開状態としたときに、メインバルブの上流側から下流側へ排気ガスが急激に流れることが抑制される。これによって、気流音の音圧を低減することができる。また、メインバルブを開状態から閉状態とするまでの時間は短く設定されているため、排気ガスの圧力を短時間で所望の値まで上昇させることができる。
上記の第1のバルブ開閉装置は、メインバルブを開閉駆動するダイアフラム式のアクチュエータと、そのアクチュエータの圧力室に気体の給排気を行う給排気手段と、その給排気手段とアクチュエータの圧力室とを接続する配管と、その配管の途中に設けられ、気体の通過断面積が大きな通過口となる第1の状態と、気体の通過断面積が小さな通過口となる第2の状態とに切り替える流量調節手段と、を有することができる。そして、アクチュエータは、圧力室の気体の圧力が所定圧力を超えるときはメインバルブを閉じ、圧力室の圧力が所定圧力以下のときはメインバルブを開くように設定されており、流量調節手段は、圧力室から気体を排気するときは第1の状態とし、圧力室に気体を供給するときは第2の状態とする。
この第1のバルブ開閉装置では、ダイアフラム式のアクチュエータの圧力室に気体を供給することで圧力室の圧力が所定圧力を超えると、メインバルブが閉状態から開状態となる。圧力室に気体を供給するときは、流量調節手段は気体通過断面積の小さな通過口となるため、圧力室の圧力が急激に上昇することが抑制される。このため、メインバルブはゆっくりと開状態となる。一方、ダイアフラム式のアクチュエータの圧力室から気体を排気することで圧力室の圧力が所定圧力以下となると、メインバルブが開状態から閉状態となる。圧力室から気体を排気するときは、流量調節手段は気体通過断面積の大きな通過口となるため、圧力室の圧力が急激に低下する。このため、メインバルブは素早く閉状態となる。
この第1のバルブ開閉装置では、ダイアフラム式のアクチュエータの圧力室に気体を供給することで圧力室の圧力が所定圧力を超えると、メインバルブが閉状態から開状態となる。圧力室に気体を供給するときは、流量調節手段は気体通過断面積の小さな通過口となるため、圧力室の圧力が急激に上昇することが抑制される。このため、メインバルブはゆっくりと開状態となる。一方、ダイアフラム式のアクチュエータの圧力室から気体を排気することで圧力室の圧力が所定圧力以下となると、メインバルブが開状態から閉状態となる。圧力室から気体を排気するときは、流量調節手段は気体通過断面積の大きな通過口となるため、圧力室の圧力が急激に低下する。このため、メインバルブは素早く閉状態となる。
また、上記の第2のバルブ開閉装置は、メインバルブ上流側の排気ガスの圧力に応じて直線運動する可動部材と、その可動部材の直線運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するリンク機構とを備えることができる。
このような構成によると、可動部材の排気ガスの圧力に応じた直線運動をリンク機構を介してバイパスバルブに伝達するため、排気ガスの圧力が脈動するような場合でも、バイパスバルブの挙動を安定化することができる。これによって、排気ガスの圧力を精度よく制御することができる。
このような構成によると、可動部材の排気ガスの圧力に応じた直線運動をリンク機構を介してバイパスバルブに伝達するため、排気ガスの圧力が脈動するような場合でも、バイパスバルブの挙動を安定化することができる。これによって、排気ガスの圧力を精度よく制御することができる。
第2のバルブ開閉装置は、例えば、可動部材を収容する収容室と、可動部材によって仕切られた収容室の一方にメインバルブ上流側の排気ガスを導入する導入管と、収容室の他方に配されて可動部材を収容室の一方に向かって付勢する付勢手段と、を備えることができる。
このような構成によると、排気ガスの圧力に応じて可動部材の位置が変化するため、バイパスバルブの開度を排気ガスの圧力に応じて変えることができる。これによって、排気ガスの圧力を精度良く制御することができる。
このような構成によると、排気ガスの圧力に応じて可動部材の位置が変化するため、バイパスバルブの開度を排気ガスの圧力に応じて変えることができる。これによって、排気ガスの圧力を精度良く制御することができる。
上記の排気圧力制御装置は、DPF装置を備えた排気流路に設けられることが好ましい。この場合、ハウジングの上流端には、DPF装置が接続される接続口が設けられていることが好ましい。
排気圧力制御装置をDPF装置の下流側に配置されるため、DPF装置でパティキュレートや黒鉛が除去された排気ガスが排気圧力制御装置を流れることとなる。このため、パティキュレートや黒鉛等が排気圧力制御装置に付着し、排気圧力制御装置の制御性を悪化させることが防止される。
排気圧力制御装置をDPF装置の下流側に配置されるため、DPF装置でパティキュレートや黒鉛が除去された排気ガスが排気圧力制御装置を流れることとなる。このため、パティキュレートや黒鉛等が排気圧力制御装置に付着し、排気圧力制御装置の制御性を悪化させることが防止される。
また、上記の排気圧力制御装置は、ハウジングの下流端に設けられ、排気管が取付けられるフランジ部をさらに有することができる。この場合、そのフランジ部は、当該フランジ部と排気管とがフレキシブル結合されるようになっていることが好ましい。
排気圧力制御装置と排気管がフレキシブル結合されることで、排気圧力制御装置の上流側の装置(例えば、エンジン等)の振動が排気管に伝わることを防止することができる。
排気圧力制御装置と排気管がフレキシブル結合されることで、排気圧力制御装置の上流側の装置(例えば、エンジン等)の振動が排気管に伝わることを防止することができる。
また、本発明は、エンジンからの排気ガスが脈動する場合でも、排気ガスの圧力を安定して制御することができる排気圧力制御装置を提供する。
すなわち、本発明の第2の排気圧力制御装置は、エンジンの排気流路に設けられ、エンジンから排気される排気ガスの圧力を制御する。この排気圧力制御装置は、メイン流路とバイパス流路を備えるハウジングと、メイン流路を開閉するメインバルブと、メインバルブを開閉駆動する第1のバルブ開閉装置と、バイパス流路を開閉するバイパスバルブと、バイパスバルブを開閉駆動する第2のバルブ開閉装置と、を有している。そして、バイパスバルブは、バイパス流路の中間部でメイン流路から退避した位置に配設されており、第2のバルブ開閉装置はメインバルブ上流側の排気ガスの圧力に応じて直線運動する可動部材と、その可動部材の直線運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するリンク機構とを備えている。
この排気圧力制御装置は、バイパスバルブがバイパス流路の中間部(すなわち、メイン流路から退避した位置)に設けられるため、バイパスバルブにメイン流路を流れる排気ガスの圧力が直接作用することが防止される。また、バイパスバルブの開閉は、メインバルブの上流側の排気ガスの圧力に応じて可動部材を直線運動させ、その可動部材の直線運動をリンク機構を介してバイパスバルブに伝達することで行われる。このため、メイン流路を流れる排気ガスが脈動し、メインバルブ上流側の排気ガスの圧力が細かく変動しても、バイパスバルブの開閉に大きく影響することが防止され、バイパスバルブのチャタリング等を防止することができる。これらによって、排気ガスの圧力を安定的に制御することができる。
すなわち、本発明の第2の排気圧力制御装置は、エンジンの排気流路に設けられ、エンジンから排気される排気ガスの圧力を制御する。この排気圧力制御装置は、メイン流路とバイパス流路を備えるハウジングと、メイン流路を開閉するメインバルブと、メインバルブを開閉駆動する第1のバルブ開閉装置と、バイパス流路を開閉するバイパスバルブと、バイパスバルブを開閉駆動する第2のバルブ開閉装置と、を有している。そして、バイパスバルブは、バイパス流路の中間部でメイン流路から退避した位置に配設されており、第2のバルブ開閉装置はメインバルブ上流側の排気ガスの圧力に応じて直線運動する可動部材と、その可動部材の直線運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するリンク機構とを備えている。
この排気圧力制御装置は、バイパスバルブがバイパス流路の中間部(すなわち、メイン流路から退避した位置)に設けられるため、バイパスバルブにメイン流路を流れる排気ガスの圧力が直接作用することが防止される。また、バイパスバルブの開閉は、メインバルブの上流側の排気ガスの圧力に応じて可動部材を直線運動させ、その可動部材の直線運動をリンク機構を介してバイパスバルブに伝達することで行われる。このため、メイン流路を流れる排気ガスが脈動し、メインバルブ上流側の排気ガスの圧力が細かく変動しても、バイパスバルブの開閉に大きく影響することが防止され、バイパスバルブのチャタリング等を防止することができる。これらによって、排気ガスの圧力を安定的に制御することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1) 排気圧力制御装置は、ディーゼルエンジンの排気流路に設けられる。排気圧力制御装置の上流にはDPF装置が配され、下流には排気管(マフラ)が配される。
(形態2) 排気圧力制御装置は、メイン流路とバイパス流路が形成されたハウジングを有する。バイパス流路はメイン流路に隣接して設けられる。メイン流路には、メインバルブの上流側に入口ポートが設けられ、メインバルブの下流側に出口ポートが設けられる。バイパス流路の上流端は入口ポートを介してメイン流路に接続され、下流端は出口ポートを介してメイン流路に接続される。バイパスバルブはバイパス流路の中間に配設される。
(形態3) バイパスバルブを開閉する開閉装置は、ダイアフラム式のアクチュエータと、そのアクチュエータのロッドの直線運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するリンク機構を備える。
(形態4) メインバルブを開閉する開閉装置は、ダイアフラム式のアクチュエータを備えている。アクチュエータの圧力室の圧力が所定圧力を超えるとメインバルブは開き、アクチュエータの圧力室の圧力が所定圧力以下となるとメインバルブは閉じる。アクチュエータの圧力室は3方電磁弁の中立ポートに接続され、3方電磁弁の他の2つのポートの一方は吸引ポンプに接続され、他方は大気に開放されている。アクチュエータの圧力室と3方電磁弁の間には流量調節手段が設けられる。
(形態5)流量調節手段は、気体通路が形成されたハウジングと、気体通路をアクチュエータ側と3方電磁弁側とに仕切る仕切り板を有している。仕切り板には、複数のオリフィスが形成され、その複数のオリフィスの一部は弁体(バルブ)によって開閉される。弁体は、圧力室に空気を導入するときにオリフィスを閉じ、圧力室から空気を排気するときはオリフィスを開く。
(形態1) 排気圧力制御装置は、ディーゼルエンジンの排気流路に設けられる。排気圧力制御装置の上流にはDPF装置が配され、下流には排気管(マフラ)が配される。
(形態2) 排気圧力制御装置は、メイン流路とバイパス流路が形成されたハウジングを有する。バイパス流路はメイン流路に隣接して設けられる。メイン流路には、メインバルブの上流側に入口ポートが設けられ、メインバルブの下流側に出口ポートが設けられる。バイパス流路の上流端は入口ポートを介してメイン流路に接続され、下流端は出口ポートを介してメイン流路に接続される。バイパスバルブはバイパス流路の中間に配設される。
(形態3) バイパスバルブを開閉する開閉装置は、ダイアフラム式のアクチュエータと、そのアクチュエータのロッドの直線運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するリンク機構を備える。
(形態4) メインバルブを開閉する開閉装置は、ダイアフラム式のアクチュエータを備えている。アクチュエータの圧力室の圧力が所定圧力を超えるとメインバルブは開き、アクチュエータの圧力室の圧力が所定圧力以下となるとメインバルブは閉じる。アクチュエータの圧力室は3方電磁弁の中立ポートに接続され、3方電磁弁の他の2つのポートの一方は吸引ポンプに接続され、他方は大気に開放されている。アクチュエータの圧力室と3方電磁弁の間には流量調節手段が設けられる。
(形態5)流量調節手段は、気体通路が形成されたハウジングと、気体通路をアクチュエータ側と3方電磁弁側とに仕切る仕切り板を有している。仕切り板には、複数のオリフィスが形成され、その複数のオリフィスの一部は弁体(バルブ)によって開閉される。弁体は、圧力室に空気を導入するときにオリフィスを閉じ、圧力室から空気を排気するときはオリフィスを開く。
本発明を具現化した一実施例を図面を参照して説明する。まず、本実施例の排気圧力制御装置20が搭載されるディーゼルエンジン10の排気系の構成について説明する。図1に示すように、ディーゼルエンジン10の排気系は、DPF装置14と、排気圧力制御装置20を備えている。
DPF装置14は、排気ガスに含まれるパティキュレートや黒鉛を捕集するフィルタ(セラミック製)を備えている。DPF装置14の上流端には排気管12を介してディーゼルエンジン10が接続されている。DPF装置14の下流端には排気管16を介して排気圧力制御装置20が接続されている。排気管12には圧力センサ12aが配設されている。圧力センサ12aは排気管12を流れる排気ガスの圧力を検出する。排気管16には圧力センサ16aが配設されている。圧力センサ16aは排気管16を流れる排気ガスの圧力を検出する。圧力センサ12a,16aで検出された排気ガスの圧力はECU18に入力される。排気圧力制御装置20は、ディーゼルエンジン10から排気される排気ガスの圧力を制御する装置である(詳細な構成については後述する)。排気圧力制御装置20の下流端は排気管26を介してマフラに接続されている。
ディーゼルエンジン10及び排気圧力制御装置20の制御は、ECU(電子制御ユニット)18によって行われる。ECU18は、ディーゼルエンジン10の運転状態に応じて、ディーゼルエンジン10への吸気量及び燃料供給量を制御する。また、ECU18は、圧力センサ12a,16aで検出された各圧力の圧力差(すなわち、DPF装置14の圧力損失)が所定値を超えると、排気圧力制御装置20のメインバルブ(後述)を閉じてDPF装置14のフィルタを再生する。
DPF装置14は、排気ガスに含まれるパティキュレートや黒鉛を捕集するフィルタ(セラミック製)を備えている。DPF装置14の上流端には排気管12を介してディーゼルエンジン10が接続されている。DPF装置14の下流端には排気管16を介して排気圧力制御装置20が接続されている。排気管12には圧力センサ12aが配設されている。圧力センサ12aは排気管12を流れる排気ガスの圧力を検出する。排気管16には圧力センサ16aが配設されている。圧力センサ16aは排気管16を流れる排気ガスの圧力を検出する。圧力センサ12a,16aで検出された排気ガスの圧力はECU18に入力される。排気圧力制御装置20は、ディーゼルエンジン10から排気される排気ガスの圧力を制御する装置である(詳細な構成については後述する)。排気圧力制御装置20の下流端は排気管26を介してマフラに接続されている。
ディーゼルエンジン10及び排気圧力制御装置20の制御は、ECU(電子制御ユニット)18によって行われる。ECU18は、ディーゼルエンジン10の運転状態に応じて、ディーゼルエンジン10への吸気量及び燃料供給量を制御する。また、ECU18は、圧力センサ12a,16aで検出された各圧力の圧力差(すなわち、DPF装置14の圧力損失)が所定値を超えると、排気圧力制御装置20のメインバルブ(後述)を閉じてDPF装置14のフィルタを再生する。
上述した排気系では、ディーゼルエンジン10から排気される排気ガスは、排気管12を介してDPF装置14に流れる。DPF装置14は、排気ガスに含まれるパティキュレートや黒鉛を捕集する。DPF装置14で浄化された排気ガスは、排気管16、排気圧力制御装置20及び排気管26を通ってマフラより大気に放出される。
DPF装置14にパティキュレートや黒鉛が捕集され、DPF装置14の圧損が大きくなると、ECU18は排気圧力制御装置20のメインバルブを閉じる。これによって、ディーゼルエンジン10の排気圧力が上昇し、この排気圧力の上昇に応じてディーゼルエンジン10への燃料供給量が増量される。このため、DPF装置14には、未燃成分を含んだガスが供給され、未燃成分を含んだガスはフィルタ上流の酸化触媒に供給される。酸化触媒に供給された未燃成分は、酸化反応によって触媒内のガス温度を上昇させ、これによって、フィルタに捕集されたパティキュレートや黒鉛が燃焼する(すなわち、DPF装置14のフィルタが再生される)。DPF装置14のフィルタの再生が完了すると、ECU18は排気圧力制御装置20のメインバルブを開き、通常の運転状態に戻る。なお、DPF装置14の再生は、DPF装置14の圧力損失が所定値を超える毎に行われる。
DPF装置14にパティキュレートや黒鉛が捕集され、DPF装置14の圧損が大きくなると、ECU18は排気圧力制御装置20のメインバルブを閉じる。これによって、ディーゼルエンジン10の排気圧力が上昇し、この排気圧力の上昇に応じてディーゼルエンジン10への燃料供給量が増量される。このため、DPF装置14には、未燃成分を含んだガスが供給され、未燃成分を含んだガスはフィルタ上流の酸化触媒に供給される。酸化触媒に供給された未燃成分は、酸化反応によって触媒内のガス温度を上昇させ、これによって、フィルタに捕集されたパティキュレートや黒鉛が燃焼する(すなわち、DPF装置14のフィルタが再生される)。DPF装置14のフィルタの再生が完了すると、ECU18は排気圧力制御装置20のメインバルブを開き、通常の運転状態に戻る。なお、DPF装置14の再生は、DPF装置14の圧力損失が所定値を超える毎に行われる。
次に、上述した排気圧力制御装置20について説明する。図2は、排気圧力制御装置20の概略構成を示す図である。図2に示すように、排気圧力制御装置20は、メイン流路34とバイパス流路32を有するハウジング30と、メイン流路34を開閉するメインバルブ36と、バイパス流路32を開閉するバイパスバルブ40とを備えている。
ハウジング30は、メイン流路34と、このメイン流路34に隣接して設けられたバイパス流路32(バイパス室)を有している。
メイン流路34の上流端31には排気管16が取付けられ、メイン流路34の下流端33には排気管26が取付けられる。メイン流路34の内壁面には入口ポート34aと出口ポート34bが形成されている。入口ポート34aは上流端31側に配され、出口ポート32bは下流端33側に配されている。入口ポート34aと出口ポート34bの間にはメインバルブ36が配されている。
バイパス流路32は、その上流端が入口ポート34aを介してメイン流路34に接続され、その下流端が出口ポート34bを介してメイン流路34に接続されている。バイパス流路32は、流路部32aとバイパスバルブ収容部32bを有している。流路部32aは入口ポート34aに連通している。バイパスバルブ収容部32bは出口ポート34bに連通している。バイパスバルブ収容部32bは、出口ポート34bからメイン流路34の軸線に対して垂直方向に形成されている。バイパスバルブ収容部32bにはバイパスバルブ40が収容されている。バイパスバルブ40は、流路部32aからバイパスバルブ収容部32bへの開口部32cを開閉するようになっている。図から明らかなように、開口部32cは、メイン流路34の内壁面から退避した位置に配置されている。
メイン流路34の上流端31には排気管16が取付けられ、メイン流路34の下流端33には排気管26が取付けられる。メイン流路34の内壁面には入口ポート34aと出口ポート34bが形成されている。入口ポート34aは上流端31側に配され、出口ポート32bは下流端33側に配されている。入口ポート34aと出口ポート34bの間にはメインバルブ36が配されている。
バイパス流路32は、その上流端が入口ポート34aを介してメイン流路34に接続され、その下流端が出口ポート34bを介してメイン流路34に接続されている。バイパス流路32は、流路部32aとバイパスバルブ収容部32bを有している。流路部32aは入口ポート34aに連通している。バイパスバルブ収容部32bは出口ポート34bに連通している。バイパスバルブ収容部32bは、出口ポート34bからメイン流路34の軸線に対して垂直方向に形成されている。バイパスバルブ収容部32bにはバイパスバルブ40が収容されている。バイパスバルブ40は、流路部32aからバイパスバルブ収容部32bへの開口部32cを開閉するようになっている。図から明らかなように、開口部32cは、メイン流路34の内壁面から退避した位置に配置されている。
メインバルブ36は、バタフライ式バルブであり、回転軸38と、回転軸38に一体に成形された弁体37を備えている。回転軸38はメイン流路34(ハウジング30)の壁面に回転自在に支持されている。回転軸38が回動することで、弁体37がメイン流路34を閉じる閉状態と、弁体37がメイン流路34を開く開状態とに切り替えられる。
メインバルブ36を開閉する開閉装置42は、アクチュエータ60と、3方電磁弁48と、バキュームポンプ44を備えている。
アクチュエータ60は、ダイアフラム式のアクチュエータである。アクチュエータ60は、図示しない圧力室の圧力に応じて伸縮するロッド62を備えている。ロッド62の先端にはリンク64の一端が回転可能に取付けられている。リンク64の他端には回転軸38が固定されている。ロッド62が伸縮すると、それに応じて回転軸38が回転し、これによって、メインバルブ36がメイン流路34を開く開状態と、メイン流路34を閉じる閉状態とに切り替えられる。すなわち、アクチュエータ60の圧力室の圧力が所定圧力を超えるとメインバルブ36がメイン流路34を開き、アクチュエータ60の圧力室の圧力が所定圧力以下となるとメインバルブ36がメイン流路34を閉じるようになっている。
アクチュエータ60は、ダイアフラム式のアクチュエータである。アクチュエータ60は、図示しない圧力室の圧力に応じて伸縮するロッド62を備えている。ロッド62の先端にはリンク64の一端が回転可能に取付けられている。リンク64の他端には回転軸38が固定されている。ロッド62が伸縮すると、それに応じて回転軸38が回転し、これによって、メインバルブ36がメイン流路34を開く開状態と、メイン流路34を閉じる閉状態とに切り替えられる。すなわち、アクチュエータ60の圧力室の圧力が所定圧力を超えるとメインバルブ36がメイン流路34を開き、アクチュエータ60の圧力室の圧力が所定圧力以下となるとメインバルブ36がメイン流路34を閉じるようになっている。
アクチュエータ60の圧力室は、配管58a,流量調節弁50,配管58bを介して3方電磁弁48の中立ポート48cに接続されている。3方電磁弁48の残った2つのポート48a,48bのうち一方のポート48aはチェックバルブ46を介してバキュームポンプ44に接続され、他方のポート48bは大気に開放されている。チェックバルブ46はバキュームポンプ44から3方電磁弁48側への空気の逆流を防止している。
3方電磁弁48は、ECU18によって制御される。ポート48bを閉じて中立ポート48cとポート48aとが連通する状態とし、バキュームポンプ44を作動させると、アクチュエータ60の圧力室内の空気が排気される(これによって、メインバルブ36が閉状態となる)。一方、ポート48aを閉じて中立ポート48cとポート48bとが連通する状態とすると、アクチュエータ60の圧力室内に大気が導入される(これによって、メインバルブ36が開状態となる)。
3方電磁弁48は、ECU18によって制御される。ポート48bを閉じて中立ポート48cとポート48aとが連通する状態とし、バキュームポンプ44を作動させると、アクチュエータ60の圧力室内の空気が排気される(これによって、メインバルブ36が閉状態となる)。一方、ポート48aを閉じて中立ポート48cとポート48bとが連通する状態とすると、アクチュエータ60の圧力室内に大気が導入される(これによって、メインバルブ36が開状態となる)。
アクチュエータ60の圧力室と3方電磁弁48の間に介装される流量調節弁50は、流路が形成されたハウジング52と、ハウジング52に形成された流路の中間に設けられた隔壁54と、隔壁54に取付けられた弁体56を有している。隔壁54によって仕切られた一方の流路52aは、配管58aを介してアクチュエータ60の圧力室に連通している。隔壁54によって仕切られた他方の流路52bは、配管58bを介して3方電磁弁48の中立ポート48cに接続されている。
隔壁54には複数のオリフィス54aが穿設されている。複数のオリフィス54aの一部は、弁体56によって開閉される。すなわち、アクチュエータ60の圧力室に空気を導入する時(3方電磁弁48からアクチュエータ60に向かって空気が流れる時)は、弁体56が隔壁54の一部のオリフィスを閉じる。アクチュエータ60の圧力室から空気を排気する時(アクチュエータ60から3方電磁弁48に向かって空気が流れる時)は、弁体56が変形して隔壁54のオリフィス54aを開く(図4に示す状態)。したがって、アクチュエータ60の圧力室に空気を導入する時は、空気の通過断面積が小さくなり、圧力室には緩やかに空気が供給される。一方、アクチュエータ60の圧力室から空気を排気する時は、空気の通過断面積が拡大され、圧力室の空気が速やかに排気される。これによって、メインバルブ36が閉状態から開状態となるまでの時間が、メインバルブ36が開状態から閉状態となるまでの時間より長くなるように調整されている。
隔壁54には複数のオリフィス54aが穿設されている。複数のオリフィス54aの一部は、弁体56によって開閉される。すなわち、アクチュエータ60の圧力室に空気を導入する時(3方電磁弁48からアクチュエータ60に向かって空気が流れる時)は、弁体56が隔壁54の一部のオリフィスを閉じる。アクチュエータ60の圧力室から空気を排気する時(アクチュエータ60から3方電磁弁48に向かって空気が流れる時)は、弁体56が変形して隔壁54のオリフィス54aを開く(図4に示す状態)。したがって、アクチュエータ60の圧力室に空気を導入する時は、空気の通過断面積が小さくなり、圧力室には緩やかに空気が供給される。一方、アクチュエータ60の圧力室から空気を排気する時は、空気の通過断面積が拡大され、圧力室の空気が速やかに排気される。これによって、メインバルブ36が閉状態から開状態となるまでの時間が、メインバルブ36が開状態から閉状態となるまでの時間より長くなるように調整されている。
バイパスバルブ40は、フラッパ弁であり、バイパス流路32の開口部32cを開閉する。図3に示すように、バイパスバルブ40を開閉する開閉装置70は、アクチュエータ80と、アクチュエータ80の運動をバイパスバルブ40に伝達するリンク機構(74,72)を備えている。
アクチュエータ80は、ダイアフラム式のアクチュエータであり、シリンダ81とロッド76を備えている。ロッド76は、その基端部に設けられた隔壁部76aと、隔壁部76aに立設されたロッド部76bを有している。隔壁部76bは、シリンダ81内に移動可能に収容され、シリンダ81内を圧力室82とばね収容室84に区画している。圧力室82は排ガス導入管24によって排気管16と連通され、排気管16内を流れる排気ガスが圧力室80内に導入されるようになっている。ばね収容室84には圧縮された状態でばね86が収容されている。ばね86は、隔壁部76aを圧力室80側に付勢している。ロッド部76bの先端にはリンク74の基端が回転自在に取付けられている。リンク74の先端には回転軸82を介してアーム72の一端が固定されている。アーム72の他端にはバイパスバルブ40が取付けられている。
圧力室82に導入される排気ガスの圧力が所定の圧力以下のときは、圧力室82内の排気ガスから隔壁部76aに作用する力より、ばね86の隔壁部76aを付勢する付勢力の方が大きいため、ロッド76は初期位置にあり、バイパスバルブ40はバイパス流路32の開口部32cを閉じている。一方、圧力室82に導入される排気ガスの圧力が所定の圧力を越えると、ばね86の付勢力に抗してロッド76が伸張する。これによって、アーム72が軸83回りに回動し、アーム72の先端に取付けたバイパスバルブ40が開口部32cを開く。
アクチュエータ80は、ダイアフラム式のアクチュエータであり、シリンダ81とロッド76を備えている。ロッド76は、その基端部に設けられた隔壁部76aと、隔壁部76aに立設されたロッド部76bを有している。隔壁部76bは、シリンダ81内に移動可能に収容され、シリンダ81内を圧力室82とばね収容室84に区画している。圧力室82は排ガス導入管24によって排気管16と連通され、排気管16内を流れる排気ガスが圧力室80内に導入されるようになっている。ばね収容室84には圧縮された状態でばね86が収容されている。ばね86は、隔壁部76aを圧力室80側に付勢している。ロッド部76bの先端にはリンク74の基端が回転自在に取付けられている。リンク74の先端には回転軸82を介してアーム72の一端が固定されている。アーム72の他端にはバイパスバルブ40が取付けられている。
圧力室82に導入される排気ガスの圧力が所定の圧力以下のときは、圧力室82内の排気ガスから隔壁部76aに作用する力より、ばね86の隔壁部76aを付勢する付勢力の方が大きいため、ロッド76は初期位置にあり、バイパスバルブ40はバイパス流路32の開口部32cを閉じている。一方、圧力室82に導入される排気ガスの圧力が所定の圧力を越えると、ばね86の付勢力に抗してロッド76が伸張する。これによって、アーム72が軸83回りに回動し、アーム72の先端に取付けたバイパスバルブ40が開口部32cを開く。
上述した排気圧力制御弁20がメインバルブ36を開閉するときの動作について説明する。まず、メインバルブ36を開いた状態から閉じた状態とするときの動作について説明する。なお、上述した説明から明らかなように、メインバルブ36が開いた状態では、アクチュエータ60の圧力室に大気が導入されている。
上述したように、排気圧力制御弁20の開閉はECU18によって制御される。ECU18は、まず、3方電磁弁38に駆動信号を出力し、ポート48bを閉じて中立ポート48cとポート48aとが連通する状態とし、次いで、バキュームポンプ44を作動させる。これによって、アクチュエータ60の圧力室内の空気が排気され、メインバルブ36がメイン流路34を閉じる。アクチュエータ60の圧力室から空気が排気されるときは、流量調節弁50の弁体56はオリフィス54aを開放する。このため、アクチュエータ60の圧力室内の空気が速やかに排気される。
上述したように、排気圧力制御弁20の開閉はECU18によって制御される。ECU18は、まず、3方電磁弁38に駆動信号を出力し、ポート48bを閉じて中立ポート48cとポート48aとが連通する状態とし、次いで、バキュームポンプ44を作動させる。これによって、アクチュエータ60の圧力室内の空気が排気され、メインバルブ36がメイン流路34を閉じる。アクチュエータ60の圧力室から空気が排気されるときは、流量調節弁50の弁体56はオリフィス54aを開放する。このため、アクチュエータ60の圧力室内の空気が速やかに排気される。
なお、メインバルブ36がメイン流路34を閉じると、排気ガスの圧力が上昇するため、バイパスバルブ40を駆動するアクチュエータ76の圧力室82に導入される排気ガスの圧力も上昇する。圧力室82内の排気ガスの圧力が所定値を超えると、ロッド76がばね86の付勢力に抗して伸張する。これによって、バイパスバルブ40がバイパス流路32の開口部32cを開く。なお、バイパスバルブ40のバルブ開度は、排気管16内の排気ガスの圧力によって決まり、排気管16内の排気ガスの圧力が高いと大きく、排気管16内の排気ガスの圧力が低いと小さくなる。これによって、排気管16内の排気ガスの圧力が略一定に維持される。
また、バイパスバルブ40は、メイン流路34の内壁面から退避した位置に配置されているため、メイン流路34の排気圧力が直接作用しないようになっている。また、バイパスバルブ40の開閉は、アクチュエータ76の直線運動をリンク機構を介してアーム72に伝達することで行われる。これらのため、排気管16を流れる排気ガスが脈動する場合であっても、バイパスバルブ40の挙動が安定し、バイパスバルブ40のチャタリング等を防止することができる。これによって、排気圧力の制御性が向上する。
また、バイパスバルブ40は、メイン流路34の内壁面から退避した位置に配置されているため、メイン流路34の排気圧力が直接作用しないようになっている。また、バイパスバルブ40の開閉は、アクチュエータ76の直線運動をリンク機構を介してアーム72に伝達することで行われる。これらのため、排気管16を流れる排気ガスが脈動する場合であっても、バイパスバルブ40の挙動が安定し、バイパスバルブ40のチャタリング等を防止することができる。これによって、排気圧力の制御性が向上する。
次に、メインバルブ36を閉じた状態から開いた状態とするときの動作について説明する。メインバルブ36を閉じた状態から開いた状態とする際は、ECU18は、3方電磁弁38に駆動信号を出力し、ポート48aを閉じて中立ポート48cとポート48bとが連通する状態とする。これによって、3方電磁弁48側からアクチュエータ60の圧力室内に大気が導入され、メインバルブ36がメイン流路34を開く。アクチュエータ60の圧力室内に空気が導入されるときは、流量調節弁50の弁体56は一部のオリフィス54aを閉じる。このため、アクチュエータ60内の圧力室には空気が緩やかに導入され、メインバルブ36はゆっくりと開くこととなる。
なお、メインバルブ36がメイン流路34を開くと、排気管16内を流れる排気ガスの圧力も低下する。このため、バイパスバルブ40はバイパス流路32の開口部32bを閉じることとなる。
なお、メインバルブ36がメイン流路34を開くと、排気管16内を流れる排気ガスの圧力も低下する。このため、バイパスバルブ40はバイパス流路32の開口部32bを閉じることとなる。
図6は、メインバルブ36を閉じた状態から開いた状態に移行する際の3方電磁弁38、アクチュエータ60の圧力室の圧力、及びメインバルブ36のバルブ開度の時間的な変化を模式的に示す図である。
図6に示すように、まず、3方電磁弁38が負圧状態(アクチュエータ60とバキュームポンプ44が接続された状態)から大気開放状態(アクチュエータ60が大気に開放された状態)に切り替えられる。3方電磁弁38が大気開放状態に切り替えられると、アクチュエータ60の圧力室は徐々に負圧状態から大気圧状態に移行する。メインバルブ36は、3方電磁弁38が大気開放状態に切り替えられたタイミングから若干の時間遅れtを経過してから徐々に開き始める。そして、大気開放状態に切り替えられたタイミングから時間t0が経過すると、メインバルブ36は全開となる。
図6に示すように、まず、3方電磁弁38が負圧状態(アクチュエータ60とバキュームポンプ44が接続された状態)から大気開放状態(アクチュエータ60が大気に開放された状態)に切り替えられる。3方電磁弁38が大気開放状態に切り替えられると、アクチュエータ60の圧力室は徐々に負圧状態から大気圧状態に移行する。メインバルブ36は、3方電磁弁38が大気開放状態に切り替えられたタイミングから若干の時間遅れtを経過してから徐々に開き始める。そして、大気開放状態に切り替えられたタイミングから時間t0が経過すると、メインバルブ36は全開となる。
図7は、メインバルブ36を閉じた状態から開いた状態とするときの排気圧力の変化と気流音の音圧変化を測定した結果の一例を示している。なお、図7には、流量調節弁50を配設しなかったときの排気圧力の変化を比較例として併せて示している。
図7から明らかなように、流量調節弁50を配設した本実施例では、流量調節弁50を配設しなかった場合と比較して、排気ガスの圧力変化(ΔP/dt)は緩やかになり、メインバルブ36が閉じた状態から全開状態となるまでに要する時間(いわゆる、応答時間)も長くなっている。また、排気ガスの圧力変化の波形と気流音の音圧変化の波形の比較から明らかなように、排気ガスの圧力変化の大きさと気流音の音圧(音圧の振幅量)が比例する。したがって、排気ガスの圧力変化を緩やかにすることで、気流音が小さくなることがわかる。すなわち、メインバルブ36の応答時間を長くすることで、気流音を低減することができる。
図7から明らかなように、流量調節弁50を配設した本実施例では、流量調節弁50を配設しなかった場合と比較して、排気ガスの圧力変化(ΔP/dt)は緩やかになり、メインバルブ36が閉じた状態から全開状態となるまでに要する時間(いわゆる、応答時間)も長くなっている。また、排気ガスの圧力変化の波形と気流音の音圧変化の波形の比較から明らかなように、排気ガスの圧力変化の大きさと気流音の音圧(音圧の振幅量)が比例する。したがって、排気ガスの圧力変化を緩やかにすることで、気流音が小さくなることがわかる。すなわち、メインバルブ36の応答時間を長くすることで、気流音を低減することができる。
図8はメインバルブ36の応答時間(閉状態から全開状態となるまでの時間)と気流音の音圧(最大音圧)との関係を示す図である。図から明らかなように、メインバルブ36の応答時間を長くすることで、気流音の最大音圧を低減することができた。
上述のように、本実施例の排気圧力制御装置20では、メインバルブ36を開閉する開閉装置42に流量調節弁50を設けることで、メインバルブ36を閉状態から開状態とするまでの応答時間を長くしている。このため、メインバルブ36を閉状態から開状態とするときの気流音が緩和される。一方、メインバルブ36を開状態から閉状態とするまでの時間は短く設定されているため、DPF装置14のフィルタ再生を時間遅れなく実施することができる。
また、バイパスバルブ40はメイン流路34から退避した位置に配置され、かつ、アクチュエータ80のロッドの伸縮運動をリンク機構によってバイパスバルブ40の開閉運動に変換している。このため、排気管16内の排気ガスが脈動する場合であっても、バイパスバルブ40がチャタリングを生ずることが防止され、排気圧力を所定の圧力範囲内に制御することが可能となる。また、排気ガスの圧力の変化に応じてバイパスバルブ40の開度が変化するため、車両を走行した状態(排気ガスの流量(圧力)が変化する状態)でもDPF装置14のフィルタ再生をすることができる。
また、バイパスバルブ40はメイン流路34から退避した位置に配置され、かつ、アクチュエータ80のロッドの伸縮運動をリンク機構によってバイパスバルブ40の開閉運動に変換している。このため、排気管16内の排気ガスが脈動する場合であっても、バイパスバルブ40がチャタリングを生ずることが防止され、排気圧力を所定の圧力範囲内に制御することが可能となる。また、排気ガスの圧力の変化に応じてバイパスバルブ40の開度が変化するため、車両を走行した状態(排気ガスの流量(圧力)が変化する状態)でもDPF装置14のフィルタ再生をすることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した実施例では、排気圧力に応じてバイパスバルブ36の開度を調節するために、アクチュエータの運動をリンク機構によってバイパスバルブ36に伝達したが、本発明はこのような形態に限られず、例えば、ラックアンドピニオン機構を用いてアクチュエータの運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するようにしてもよい。このような構成によっても、排気圧力に応じてバイパスバルブの開度を調節することができる。
また、上述した実施例では、メイン流路34の下流端33に排気管26を相対変位不能に取付けたが、本発明はこのような形態に限られない。例えば、図5に示すように、メイン流路34の下流端33に排気管26をフレキシブルな状態(下流端33に対して排気管26が相対移動可能な状態)で取付けるようにしてもよい。
すなわち、ハウジング30の下流端にはフランジ34cを設ける。排気管26にもフランジ27を設ける。フランジ34cとフランジ27は、両者の間にシールリング29aと緩衝リング29bが配した状態でボルト等で連結される。シールリング29a及び緩衝リング29bは樹脂で成形され、ある程度の弾力性を有している。したがって、ハウジング33と排気管26の間に力が作用すると、シールリング29a及び緩衝リング29bが変形し、ハウジング33(メイン流路34の下流端33)に対して排気管26は相対的に位置を変えることができる。このような構成によると、排気圧力制御装置20の上流側の装置(エンジン10)の振動が排気管26に伝達されることが抑制され、排気管26及びマフラが振動することを防止することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
例えば、上述した実施例では、排気圧力に応じてバイパスバルブ36の開度を調節するために、アクチュエータの運動をリンク機構によってバイパスバルブ36に伝達したが、本発明はこのような形態に限られず、例えば、ラックアンドピニオン機構を用いてアクチュエータの運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するようにしてもよい。このような構成によっても、排気圧力に応じてバイパスバルブの開度を調節することができる。
また、上述した実施例では、メイン流路34の下流端33に排気管26を相対変位不能に取付けたが、本発明はこのような形態に限られない。例えば、図5に示すように、メイン流路34の下流端33に排気管26をフレキシブルな状態(下流端33に対して排気管26が相対移動可能な状態)で取付けるようにしてもよい。
すなわち、ハウジング30の下流端にはフランジ34cを設ける。排気管26にもフランジ27を設ける。フランジ34cとフランジ27は、両者の間にシールリング29aと緩衝リング29bが配した状態でボルト等で連結される。シールリング29a及び緩衝リング29bは樹脂で成形され、ある程度の弾力性を有している。したがって、ハウジング33と排気管26の間に力が作用すると、シールリング29a及び緩衝リング29bが変形し、ハウジング33(メイン流路34の下流端33)に対して排気管26は相対的に位置を変えることができる。このような構成によると、排気圧力制御装置20の上流側の装置(エンジン10)の振動が排気管26に伝達されることが抑制され、排気管26及びマフラが振動することを防止することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:ディーゼルエンジン
14:DPF装置
18:ECU
20:排気圧力制御装置
32:バイパス流路
34:メイン流路
36:メインバルブ
40:バイパスバルブ
14:DPF装置
18:ECU
20:排気圧力制御装置
32:バイパス流路
34:メイン流路
36:メインバルブ
40:バイパスバルブ
Claims (7)
- エンジンの排気流路に設けられ、エンジンから排気される排気ガスの圧力を制御する排気圧力制御装置であって、
メイン流路とバイパス流路を備えるハウジングと、
メイン流路を開閉するメインバルブと、
メインバルブを開閉駆動する第1のバルブ開閉装置と、
バイパス流路を開閉するバイパスバルブと、
バイパスバルブを開閉駆動する第2のバルブ開閉装置と、を有しており、
第1のバルブ開閉装置は、メインバルブを閉状態から開状態とするまでの時間がメインバルブを開状態から閉状態とするまでの時間に比して長くなるように設定されていることを特徴とする排気圧力制御装置。 - 第1のバルブ開閉装置は、
メインバルブを開閉駆動するダイアフラム式のアクチュエータと、
そのアクチュエータの圧力室に気体の給排気を行う給排気手段と、
その給排気手段とアクチュエータの圧力室とを接続する配管と、
その配管の途中に設けられ、気体の通過断面積が大きな通過口となる第1の状態と、気体の通過断面積が小さな通過口となる第2の状態とに切り替える流量調節手段と、を有しており、
アクチュエータは、圧力室の気体の圧力が所定圧力を超えるときはメインバルブを閉じ、圧力室の圧力が所定圧力以下のときはメインバルブを開くように設定されており、
流量調節手段は、圧力室から気体を排気するときは第1の状態とし、圧力室に気体を供給するときは第2の状態とすることを特徴とする請求項1の排気圧力制御装置。 - 第2のバルブ開閉装置は、メインバルブ上流側の排気ガスの圧力に応じて直線運動する可動部材と、その可動部材の直線運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するリンク機構とを備えていることを特徴とする請求項1又は2の排気圧力制御装置。
- 第2のバルブ開閉装置は、可動部材を収容する収容室と、可動部材によって仕切られた収容室の一方にメインバルブ上流側の排気ガスを導入する導入管と、収容室の他方に配されて可動部材を収容室の一方に向かって付勢する付勢手段と、を備えていることを特徴とする請求項3の排気圧力制御装置。
- DPF装置を備えた排気流路に設けられる請求項3又は4の排気圧力制御装置であり、
ハウジングの上流端には、DPF装置が接続される接続口が設けられていることを特徴とする排気圧力制御装置。 - ハウジングの下流端に設けられ、排気管が取付けられるフランジ部をさらに有しており、そのフランジ部は、当該フランジ部と排気管とがフレキシブル結合されるようになっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの排気圧力制御装置。
- エンジンの排気流路に設けられ、エンジンから排気される排気ガスの圧力を制御する排気圧力制御装置であって、
メイン流路とバイパス流路を備えるハウジングと、
メイン流路を開閉するメインバルブと、
メインバルブを開閉駆動する第1のバルブ開閉装置と、
バイパス流路を開閉するバイパスバルブと、
バイパスバルブを開閉駆動する第2のバルブ開閉装置と、を有しており、
バイパスバルブは、バイパス流路の中間部でメイン流路から退避した位置に配設されており、
第2のバルブ開閉装置は、メインバルブ上流側の排気ガスの圧力に応じて直線運動する可動部材と、その可動部材の直線運動をバイパスバルブの開閉運動に変換するリンク機構とを備えていることを特徴とする排気圧力制御装置。
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- 2006-03-15 JP JP2006070481A patent/JP2007247488A/ja active Pending
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