JP2007247413A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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隆行 出村
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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関の制御装置に関し、排気ガスセンサの故障診断の実行がエンジン制御に与える弊害を良好に軽減させることを目的とする。
【解決手段】エンジン制御の基礎として用いられるセンサ出力値を発する排気ガスセンサを備える。排気ガスセンサに逆電圧を印加した時の出力電流に基づき当該排気ガスセンサの故障診断を行う。逆電圧の印加時間Aおよびその印加終了後にセンサ出力値が安定した正常値に戻るまでの復帰所要時間Bは、前記センサ出力値をエンジン制御の基礎として用いることを禁止する。排気ガスセンサのセンサ出力値に基づいて、当該禁止期間(A+B)を設定する。より具体的には、例えば、逆電圧の印加時間Aに応じて、上記禁止期間(A+B)の終期を決定する。
【選択図】図3

Description

この発明は、内燃機関の制御装置に係り、特に、車載用内燃機関を制御する装置として好適な内燃機関の制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、限界電流式酸素センサの異常診断装置が開示されている。この従来の装置では、酸素センサの異常を検出するために、所定時間毎に逆電圧を酸素センサに印加することとしている。そして、その逆電圧印加時のセンサ電流値に基づいて、素子割れ等の故障が酸素センサに生じているか否かを判断することとしている。そして、素子割れが検出されると、当該酸素センサに基づく空燃比のフィードバック制御を中断させることとしている。
特開平8−327586号公報 特開平11−6813号公報 特開2004−353494号公報
上記酸素センサ等の排気ガスセンサは、上記のような逆電圧の印加による故障診断の実行中には、排気空燃比を正確に出力しない。より具体的には、そのような排気ガスセンサは、逆電圧の印加中は正当な空燃比値を検出することができず、また、逆電圧の印加後の所定期間はセンサ出力値が安定しない。
このため、故障診断の実行中は、当該排気ガスセンサの出力を空燃比のフィードバック制御に用いることを中断する等、排気ガスセンサの出力を何らかのエンジン制御に使用するのを禁止することが考えられる。しかしながら、その禁止期間が不用意に長くなると、排気ガスのエミッション特性の悪化や機関のドライバビリティの悪化などが懸念される。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、排気ガスセンサの故障診断の実行がエンジン制御に与える弊害を良好に軽減させることのできる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、エンジン制御の基礎として用いられるセンサ出力値を発する排気ガスセンサを備え、前記排気ガスセンサに逆電圧を印加した時の出力電流に基づき当該排気ガスセンサの故障診断を行う内燃機関の制御装置であって、
前記故障診断の実行中およびその実行後の所定の禁止期間は、前記センサ出力値をエンジン制御の基礎として用いることを禁止するセンサ使用禁止手段と、
前記センサ出力値に基づいて、前記禁止期間を設定する禁止期間設定手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、エンジン制御の基礎として用いられるセンサ出力値を発する排気ガスセンサに逆電圧を印加した時の出力電流に基づき当該排気ガスセンサの故障診断を行う内燃機関の制御装置であって、
前記故障診断の実行中およびその実行後の所定の禁止期間は、前記センサ出力値をエンジン制御の基礎として用いることを禁止するセンサ使用禁止手段と、
前記センサ出力値に基づいて、前記禁止期間を設定する禁止期間設定手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記センサ出力値が前記逆電圧の印加終了後に安定した正常値に達する時点を推定するセンサ状態推定手段を更に備え、
前記禁止期間設定手段は、前記センサ状態推定手段によって前記センサ出力値が安定した正常値に達すると推定される時点を、前記禁止期間の終期とすることを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、前記センサ状態推定手段は、前記逆電圧の印加時間に基づいて、前記時点を推定することを特徴とする。
また、第5の発明は、第3の発明において、前記センサ状態推定手段は、前記逆電圧の印加終了時の前記排気ガスセンサの出力電流のオーバーシュート量に基づいて、前記時点を推定することを特徴とする。
また、第6の発明は、第3の発明において、前記センサ状態推定手段は、前記逆電圧の印加終了後の前記センサ出力値の出力変化量に基づいて、前記時点を推定することを特徴とする。
第1または第2の発明によれば、排気ガスのセンサ出力値に基づき、当該センサ出力値をエンジン制御の基礎として用いることを禁止する禁止期間が適切に設定される。このため、例えば、故障診断の実行後に空燃比のフィードバック制御が再開される時点が不用意に長くなることを回避できる等、排気ガスセンサの故障診断の実行がエンジン制御に与える弊害を良好に軽減させることができる。
第3の発明によれば、センサ出力値が安定した正常値に達する時点を上記禁止期間の終期としたことにより、当該禁止期間を適切に設定することができる。
第4の発明によれば、逆電圧の印加時間に基づいて、上記禁止期間の終期を正確に推定することができる。
第5の発明によれば、逆電圧の印加終了時の排気ガスセンサの出力電流のオーバーシュート量に基づいて、上記禁止期間の終期を正確に推定することができる。
第6の発明によれば、逆電圧の印加終了後のセンサ出力値の出力変化量に基づいて、上記禁止期間の終期を正確に推定することができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の装置の構成]
図1は、本発明の実施の形態1における空燃比制御装置の構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態の装置は、内燃機関の排気通路10に配置された上流触媒(S/C)12および下流触媒(U/F)14を備えている。上流触媒12および下流触媒14は、何れも、CO、HCおよびNOxを同時に浄化することのできる三元触媒である。
上流触媒12の上流および下流には、それぞれメイン空燃比センサ16、およびサブO2センサ(酸素センサ)18が配置されている。メイン空燃比センサ16は、上流触媒12に流入する排気ガスの空燃比A/Fに対してほぼリニアな出力を発するセンサである。一方、サブO2センサ18は、上流触媒12から流出してくる排気ガスが理論空燃比に対してリッチである場合にリッチ出力(例えば0.8V)を発生し、また、その排気ガスがリーンである場合にリーン出力(例えば0.2V)を発生するセンサである。
メイン空燃比センサ16の出力、およびサブO2センサ18の出力は、それぞれECU(Electronic Control Unit)(内燃機関の制御装置)20に供給されている。ECU20には、更に、エアフロメータ22、クランク角センサ24、スロットルポジションセンサ26、およびアクセルポジションセンサ28等の内燃機関の運転状態を検出するための各種センサと、燃料噴射弁30などが接続されている。エアフロメータ22は、内燃機関の吸入空気量Gaを検出するセンサである。クランク角センサ24は機関回転数Neに応じた出力を発するセンサである。スロットルポジションセンサ26およびアクセルポジションセンサ28は、それぞれ、スロットルバルブの開度およびアクセルペダルの踏み込み量に応じた出力を発するセンサである。また、燃料噴射弁30は、内燃機関の吸気ポートに燃料を噴射するための電磁弁である。
上記のように構成された図1に示すシステムにおいては、上流側のメイン空燃比センサ16の出力に基づいてメインのフィードバック制御が実行され、一方、下流側のサブO2センサ18の出力に基づいてサブのフィードバック制御が実行される。
具体的には、メインフィードバック制御では、上流触媒12に流入する排気ガスの空燃比が、理論空燃比(ストイキ)を制御中心とする目標空燃比と一致するように燃料噴射量の制御が行われる。また、サブフィードバック制御では、上流触媒12の下流に流出してくる排気ガスの空燃比が理論空燃比となるように、より具体的には、上流触媒12の下流に配置されたサブO2センサ18の出力がストイキ出力となるように、メインフィードバック制御の内容が修正される。これらの制御によれば、燃料噴射量を適切に随時補正し、上流触媒12の下流における空燃比を精度良くストイキの近傍値に維持することができ、優れた排気浄化性能を得ることができる。
図2は、図1に示すメイン空燃比センサ16の構成を説明するための図である。より具体的には、図2は、メイン空燃比センサ16におけるセンサ素子部分の断面図を示す。メイン空燃比センサ16は、図2に示す断面構造を有するセンサ素子と、そのセンサ素子を保護するためのカバー(図示省略)とを備えている。メイン空燃比センサ16は、そのカバーに覆われたセンサ素子が排気ガスに晒されるように、内燃機関の排気通路10に組み付けられる。
メイン空燃比センサ16のカバーには、排気通路10の内部を流通するガスがセンサ素子に到達するように、複数の通気孔が設けられている。このため、図2に示すメイン空燃比センサ16(センサ素子)は、周囲が排気ガスに晒された状態に置かれることになる。
メイン空燃比センサ16は、ヒータ層32を有している。ヒータ層32の内部には、センサ素子を活性温度に加熱するためのヒータ34が埋め込まれている。図1において、ヒータ層32の上部には、大気層形成部材36が配置されている。大気層形成部材36は、アルミナなどのセラミックスで構成されている。
大気層形成部材36の上部には、ジルコニア等で構成された電解質層38が配置されている。大気層形成部材36の中央上部には、大気層40を形成するための窪みが設けられている。大気層40は、大気層形成部材36および電解質層38により排気通路10の内部空間から隔絶されており、かつ、図示しない大気孔により大気に開放されている。
電解質層38の下面には、大気層40に晒されるように大気側電極42が配置されている。一方、電解質層38の上面には排気側電極44が配置されている。排気側電極44は、拡散抵抗層46により覆われている。拡散抵抗層46は、多孔質性の物質であり、排気通路を流れるガスが、排気側電極44に到達する速度を適度に規制する働きを有している。
メイン空燃比センサ16には、図1中に符号(I)を付して示すような正電圧と、符号(II)を付して示すような逆電圧とがECU20によって選択的に印加される。正電圧は、具体的には、大気側電極42が排気側電極44に比して高電位となるように印加される。この場合、排気側電極44の表面に存在する酸素がイオン化されて大気側電極42に向けて移動させられる。その結果、大気側電極42と排気側電極44との間には、排気ガス中の酸素濃度に応じたセンサ電流、つまり、排気ガスの空燃比に応じたセンサ電流が流通する。このため、そのセンサ電流を検出すれば、排気空燃比を検知することができる。
逆電圧は、具体的には、排気側電極44が大気側電極42に比して高電位となるように印加される。この場合、大気側電極42の表面に接している酸素がイオン化されて排気側電極44に向けて移動させられる。その結果、排気側電極44と大気側電極42との間には、大気層中の酸素濃度と相関を有する負の電流、つまり、逆電流が流通する。尚、ここでは、大気側電極42から排気側電極44に向かう電流の向きを正の方向とし、その逆方向を負の方向としている。
[逆電圧印加によるセンサの故障診断]
図1に示すECU20によれば、メイン空燃比センサ16に対して所定の正電圧を印加しつつ、センサ出力電流を検知することができる。この場合、そのセンサ出力電流に基づいて、排気空燃比を検知することが可能である。また、ECU20によれば、メイン空燃比センサ16に対して所定の逆電圧を印加しつつ、センサ電流(逆電流)を検知することができる。この場合、その逆電流は、大気層40内部の酸素濃度と相関を有する値となる。本実施形態では、逆電圧を印加した際のセンサ出力電流に基づいて、メイン空燃比センサ16の素子割れ等の故障診断を実行する。
より具体的には、大気層40の内部は、メイン空燃比センサ16が正常である場合には、排気通路10の内部空間から隔絶された状態に維持される。しかしながら、メイン空燃比センサ16には、大気層40に通じる割れ等(以下、単に「素子割れ」と称することがある)が生ずることがある。図2は、ヒータ層32と大気層形成部材36に、上記の素子割れが生じた状態を示している。
内燃機関の運転中は、排気ガスの圧力により、排気通路10の内圧が大気層40の圧力より高くなる。このため、メイン空燃比センサ16に上記の素子割れが生じていると、排気通路内を流通するガスが、割れを伝って大気層40内部に進入する事態が生ずる。この場合、大気層40内部の酸素濃度は、排気ガスが混入することにより、上記の素子割れが存在しない場合に比して低下する。
メイン空燃比センサ16を流れる逆電流は、上述した通り、大気層40内部の酸素濃度に応じた値となる。このため、大気層40に割れが存在する場合は、その逆電流が、正常時に比して小さな値となる。従って、ECU20は、既燃ガスを含む排気ガスが排気通路10を流通している環境下で、メイン空燃比センサ16に対して逆電圧を印加し、その結果逆電流が正常に発生するか否かを見ることにより、メイン空燃比センサ16に素子割れが生じているか否かを判定することができる。
より具体的には、逆電圧の印加直後のセンサ出力電流値と当該逆電圧の印加終了直前のセンサ出力電流値との電流比に基づいて、この電流比が所定の閾値より大きければ素子割れが生じているものと判定し、一方、当該電流比が所定の閾値以下であれば素子割れが生じていないものと判定することができる。従って、逆電圧の印加時間は、素子割れを判定できる程度の電流比が生じ得る時間となるように設定される。また、素子割れの発生時には、排気通路を流通する空気量が多いほど、大気層40に空気が流入し易い。このため、逆電圧の印加の時期、すなわち、故障診断の実行時期は、内燃機関が安定した高負荷状態にあるときとされている。
[逆電圧印加時の逆電流の特性]
図3は、逆電圧を印加した場合におけるメイン空燃比センサ16の出力電流の変化を説明するための図である。より具体的には、図3(A)は、逆電圧印加の成否を表すフラグを、図3(B)は、メイン空燃比センサ16の出力電流の変化を表す波形を、それぞれ示している。
図3(A)に符号「A」を付して示す期間は、逆電圧印加時間に対応している。メイン空燃比センサ16の素子割れを検出する目的などで逆電圧が印加されると、メイン空燃比センサ16には、上記の如く、逆向きの出力電流が流れることになる。すなわち、逆電圧印加中にメイン空燃比センサ16を流れる出力電流は、図3に示すように、通常の正電圧印加時とは異なった値となる。逆電圧が印加されると、大気層40内の酸素が大気側電極42側から排気側電極44側に移動させられる。
その後、逆電圧の印加が終了し、通常の正電圧が印加されると、拡散抵抗層46内に留まっている酸素の余剰分が大気層40側に再び戻ってくる。このため、逆電圧の印加を終了した時点でセンサ出力電流が直ちに通常の値を示すようにはならず、逆電圧印加終了時に一旦オーバーシュートした後、当該酸素の余剰分が大気層40側に戻り終わるまでの期間についても、図3に示すように、センサ出力電流は通常の正電圧印加時とは異なった値となる。ここでは、逆電圧印加終了時からセンサ出力電流が安定した正常値に復帰するまでの所要時間に相当する期間を、「復帰所要時間B」と定義する。
上記のように、逆電圧の印加時間Aおよびその印加終了後の復帰所要時間Bについては、センサ出力電流が通常の正電圧印加時とは異なった値となるため、そのようなセンサ出力電流に基づく排気空燃比を空燃比のフィードバック制御に使用することは、排気ガスのエミッション特性や機関のドライバビリティの観点からは望ましくない。
そこで、本実施形態のシステムでは、逆電圧の印加時間Aおよび印加終了後の所定の復帰所要時間Bについては、メイン空燃比センサ16の現在の出力値を空燃比のフィードバック制御などの各種のエンジン制御に使用するのを禁止する(マスクする)こととしている。そして、その禁止期間(以下、「マスク期間」と称する。)に相当する上記時間(A+B)においては、逆電圧印加直前におけるメイン空燃比センサ16の出力値をホールド値として使用することとしている。尚、ホールド値でなくても、予め運転状態等に基づいて設定された固定値を用いるようにしてもよい。
しかしながら、上記のマスク期間(A+B)が不用意に長くなると、空燃比の正規のフィードバック制御への復帰が遅れることとなり、その結果、排気ガスのエミッション特性の悪化や機関のドライバビリティの悪化が懸念される。そこで、本実施形態のシステムでは、マスク期間(A+B)を適切な値に設定すべく、逆電圧の印加時間Aに基づいて、当該マスク期間(A+B)の終期を決定することとした。
[実施の形態1における具体的処理]
図4は、上記の機能を実現するために、本実施の形態1においてECU20が実行するルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、所定の微小時間毎に周期的に実行されるものとする。
図4に示すルーチンでは、先ず、逆電圧の印加中であるか否かが判別される(ステップ100)。メイン空燃比センサ16の故障診断を行うべく、最適な逆電圧を印加すべき時間は、基本的に、排気通路10を流通する空気量の変化等の内燃機関の運転条件の変化に応じて変わるものである。このため、ここでは、内燃機関の運転条件に応じて予め設定された値が、逆電圧の印加時間Aとして用いられる。尚、そのような印加時間Aに基づく逆電圧の印加中に運転条件が大きく変化した場合には、当該逆電圧の印加中であっても印加時間Aを変更する必要が生ずる場合がある。このように、逆電圧の印加時間Aは、逆電圧の印加時または印加中の内燃機関の運転条件に応じて変化するものである。
上記ステップ100において、逆電圧の印加中であると判定された場合には、逆電圧印加時間Aの計測が実行される(ステップ102)。本ステップ102では、今回の逆電圧印加の開始時点から現在までの逆電圧印加時間Aが取得される。次いで、センサ出力値がマスクされる(ステップ104)。より具体的には、現在のメイン空燃比センサ16の出力値を空燃比のフィードバック制御に用いることが禁止され、代わりに、今回の逆電圧印加の開始直前のセンサ出力値がホールドされ、そのホールド値が当該逆電圧印加時間Aの経過中に空燃比のフィードバック制御の基礎として使用される。
また、図1に示すシステムでは、所定のタイミングで、メイン空燃比センサ16の出力を利用して、上流触媒12や下流触媒14についての故障診断をも行っている。しかしながら、上記ステップ104においてセンサ出力値がマスクされたマスク期間中は、そのような触媒の故障診断の実行タイミングと重なっていても、そのような触媒の故障診断のためにメイン空燃比センサ16の出力を利用することが禁止される。
次に、逆電圧から復帰するタイミングが到来したか否かが判別される(ステップ106)。その結果、今回の逆電圧の印加開始から印加時間Aが経過と判定された場合、或いは今回の逆電圧の印加開始から予め設定された印加時間Aに達していない場合であってもECU20から印加を停止する指令が出されたような場合には、次いで、今回の逆電圧の印加開始から現在までの印加時間A(印加中に印加時間Aが変更された場合を含む)に基づいて、逆電圧印加終了後のマスク期間Bが算出される(ステップ108)。
逆電圧の印加時間Aが長くなるほど、逆電圧の印加終了後に拡散抵抗層46内に留まっている酸素の余剰分が大気層40側に戻り終えるまでの時間が長くなるため、センサ出力が安定した正常値に戻るまでの時間が長くなる。そこで、ここでは、マスク期間Bは、逆電圧の印加時間Aが長くなるほど長くなるように設定される。このため、逆電圧の印加時間Aの長さに応じて、センサ出力値が安定した正常値に達する時点を適切に予め推定(予測)することができる。
次に、マスク期間Bの経過中であるか否かが判別される(ステップ110)。その結果、マスク期間Bの経過中である間は、センサ出力がマスクされる(ステップ112)。
以上説明した図4に示すルーチンによれば、逆電圧の印加時間Aに基づいて、逆電圧の印加終了後にメイン空燃比センサ16の出力をマスクすべきマスク期間Bが可変させられる。逆電圧の印加時間Aに基づいて、逆電圧の印加終了後にセンサ出力値が安定した正常値に達するまでの期間となるように、マスク期間(A+B)を適切な値に設定することができる。これにより、空燃比のフィードバック制御の再開時点が不用意に長くなることを回避することができる。その結果、逆電圧の印加に伴う排気ガスのエミッション特性の悪化等といったメイン空燃比センサ16の故障診断の実行がエンジン制御に与える弊害を良好に軽減することができる。
尚、上述した実施の形態1においては、ECU20が、上記ステップ100、104、110、および112の処理を実行することにより前記第1または第2の発明における「センサ使用禁止手段」が、上記ステップ108の処理を実行することにより前記第1または第2の発明における「禁止期間設定手段」が、それぞれ実現されている。ECU20が上記ステップ102、108の処理を実行することにより前記第3の発明のおける「センサ状態推定手段」が実現されている。
実施の形態2.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施形態のシステムは、図1に示すハードウェア構成を用いて、ECU20に図4に示すルーチンに代えて後述する図5に示すルーチンを実行させることにより実現することができるものである。
上述した実施の形態1においては、逆電圧の印加時間Aに基づいて、逆電圧の印加後にセンサ出力値が安定した正常値に達する時点を予測して、当該時点をマスク期間(A+B)の終期に設定している。これに対し、本実施形態では、逆電圧の印加終了時に生ずるセンサ出力電流のオーバーシュート量に基づいて、マスク期間(A+B)の終期を設定している点に特徴を有している。
[実施の形態2における具体的処理]
図5は、上記の機能を実現するために、本実施の形態2においてECU20が実行するルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、所定の微小時間毎に周期的に実行されるものとする。また、図5において、実施の形態1における図4に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図5に示すルーチンでは、ステップ100において、逆電圧の印加中であると判定された場合には、センサ出力のマスクが実行され(ステップ104)、その後、ステップ106において、逆電圧から復帰するタイミングが到来したと判定された場合には、次いで、センサ出力(センサ電流)のオーバーシュート量(図3(B)参照)が算出される(ステップ200)。より具体的には、ここでは、オーバーシュート量は、逆電圧の印加直前のセンサ出力値をホールドして、メイン空燃比センサ16の現在の出力電流に基づいて、そのホールド値と、逆電圧からの復帰時における正の出力電流のオーバーシュート量のピーク値との偏差として算出される。
次に、上記ステップ200において算出されたオーバーシュート量に基づいて、逆電圧の印加終了後のマスク時間Bが算出される(ステップ202)。オーバーシュート量が大きくなった時ほど、逆電圧の印加終了後に拡散抵抗層46内に留まっている酸素の余剰分が大気層40側に戻ってくる酸素量が多いため、逆電圧の印加終了後にセンサ出力が安定した正常値に達するまでの時間が長くなる。そこで、本ステップ202では、オーバーシュート量が大きくなるほど、長くなるようにマスク時間Bが算出される。このため、当該オーバーシュート量の大きさに応じて、センサ出力値が安定した正常値に達する時点を適切に予測することができる。
次に、マスク期間Bの経過中であるか否かが判別される(ステップ110)。その結果、マスク期間Bの経過中である間は、センサ出力がマスクされる(ステップ112)。
以上説明した図5に示すルーチンによれば、逆電圧印加終了時のセンサ出力のオーバーシュート量に基づいて、逆電圧の印加終了後にセンサ出力値が安定した正常値に達するまでの期間となるように、マスク期間(A+B)を適切な値に設定することができる。
尚、上述した実施の形態2においては、ECU20が上記ステップ200、202の処理を実行することにより前記第3の発明における「センサ状態推定手段」が実現されている。
実施の形態3.
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
本実施形態のシステムは、図1に示すハードウェア構成を用いて、ECU20に図6に示すルーチンに代えて後述する図6に示すルーチンを実行させることにより実現することができるものである。
本実施形態のシステムは、上述した実施の形態1または2の手法に代えて、逆電圧の印加後におけるメイン空燃比センサ16の出力変化量に基づいて、逆電圧の印加後にセンサ出力値が安定した正常値に達する時点を推定して、当該時点をマスク期間(A+B)の終期に設定している点に特徴を有している。
[実施の形態3における具体的処理]
図6は、上記の機能を実現するために、本実施の形態3においてECU20が実行するルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、所定の微小時間毎に周期的に実行されるものとする。また、図6において、実施の形態1におけす図4に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
図6に示すルーチンでは、ステップ100において、逆電圧の印加中であると判定された場合には、ステップ104において、センサ出力のマスクが実行される。一方、上記ステップ100において、逆電圧の印加中でないと判定された場合には、次いで、後述するステップ310に基づくメイン空燃比センサ16の出力安定判定が完了したか否かが判別される(ステップ300)。
上記ステップ300において、出力安定判定が完了していると判定された場合には、センサ出力のマスクは実行されず(ステップ302)、一方、未だ出力安定判定が完了していないと判定された場合には、次いで、出力安定判定が実施される(ステップ304)。より具体的には、本ステップ304では、以下のような手法によって、センサ出力の変化量が安定したものと判定することとしている。すなわち、現在のセンサ出力電流値に基づいて、センサ出力電流がオーバーシュートした後にゼロ側に戻る際の電流波形の傾きが所定の閾値未満になったか否かを判別し、その傾きが当該閾値未満になった場合に、センサ出力の変化量が安定したと判定することとしている。尚、このような手法に限らず、現在のセンサ出力電流値に基づいて、センサ出力電流が一旦オーバーシュートした後にゼロ側に戻り、その後再び正側に電流値が転じた時点を、センサ出力の変化量が安定した時点と判定するようにしてもよい。
次に、上記ステップ304において出力安定判定の実施結果に基づいて、未だ出力変化量が安定したと判定されない間は、センサ出力のマスクが実行され(ステップ308)、一方、出力変化量が安定したと判定された場合には、出力安定判定が完了したものとされる(ステップ310)。また、この場合には、センサ出力のマスクが不要とされる(ステップ312)。
以上説明した図6に示すルーチンによれば、逆電圧の印加終了後におけるセンサ出力(センサ電流)の変化量が安定したと判定(推定)されるまでの間は、マスク期間Bとされる。このため、上記ルーチンの処理によれば、逆電圧印加終了後におけるセンサ出力の変化量に基づいて、逆電圧の印加終了後にセンサ出力値が安定した正常値に達するまでの時間となるように、マスク期間Bを適切な値に設定することができる。
尚、上述した実施の形態3においては、ECU20が上記ステップ304の処理を実行することにより前記第3の発明における「センサ状態推定手段」が実現されている。
ところで、上述した実施の形態1乃至3においては、逆電圧印加による故障診断の対象となる排気ガスセンサを空燃比センサであるとして説明を行っているが、その対象はこれに限定されるものではなく、例えば、酸素センサ(排気空燃比がリッチであるかリーンであるかに応じた出力を発するセンサ)であってもよい。
本発明の実施の形態1における空燃比制御装置の構成を説明するための図である。 図1に示すメイン空燃比センサの構成を説明するための図である。 逆電圧を印加した場合におけるメイン空燃比センサの出力電流の変化を説明するための図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3において実行されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 排気通路
12 上流触媒
14 下流触媒
16 メイン空燃比センサ
18 サブO2センサ
20 ECU(Electronic Control Unit)
30 燃料噴射弁
36 大気層形成部材
40 大気層
42 大気側電極
44 排気側電極
46 拡散抵抗層

Claims (6)

  1. エンジン制御の基礎として用いられるセンサ出力値を発する排気ガスセンサを備え、前記排気ガスセンサに逆電圧を印加した時の出力電流に基づき当該排気ガスセンサの故障診断を行う内燃機関の制御装置であって、
    前記故障診断の実行中およびその実行後の所定の禁止期間は、前記センサ出力値をエンジン制御の基礎として用いることを禁止するセンサ使用禁止手段と、
    前記センサ出力値に基づいて、前記禁止期間を設定する禁止期間設定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. エンジン制御の基礎として用いられるセンサ出力値を発する排気ガスセンサに逆電圧を印加した時の出力電流に基づき当該排気ガスセンサの故障診断を行う内燃機関の制御装置であって、
    前記故障診断の実行中およびその実行後の所定の禁止期間は、前記センサ出力値をエンジン制御の基礎として用いることを禁止するセンサ使用禁止手段と、
    前記センサ出力値に基づいて、前記禁止期間を設定する禁止期間設定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 前記センサ出力値が前記逆電圧の印加終了後に安定した正常値に達する時点を推定するセンサ状態推定手段を更に備え、
    前記禁止期間設定手段は、前記センサ状態推定手段によって前記センサ出力値が安定した正常値に達すると推定される時点を、前記禁止期間の終期とすることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記センサ状態推定手段は、前記逆電圧の印加時間に基づいて、前記時点を推定することを特徴とする請求項3記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記センサ状態推定手段は、前記逆電圧の印加終了時の前記排気ガスセンサの出力電流のオーバーシュート量に基づいて、前記時点を推定することを特徴とする請求項3記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記センサ状態推定手段は、前記逆電圧の印加終了後の前記センサ出力値の出力変化量に基づいて、前記時点を推定することを特徴とする請求項3記載の内燃機関の制御装置。
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