JP2007246281A - 用紙排出トレイ及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙サイズに係わらず、排出される用紙を適正な位置に正しく積載可能な用紙排出トレイ及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】斜面延長部材60は、斜面形成部60aと支持部60bとから成り、第2トレイ面23b上に凹設された収納部61に収納可能となっている。支持部60bの係合突起67を係合溝61bから係合溝61cに移動させることにより、斜面形成部60a及び支持部60bがそれぞれ突起部63、64を支点として回動して山形に屈曲し、斜面形成部60aは第1トレイ面23aと略等しい勾配の延長面を形成する。排出ローラ対51から排出された小サイズのシートP′は第1トレイ面23a及び斜面形成部60a(延長面)から成る傾斜面に沿って後壁部まで円滑に滑り落ちるため、後端を整合されて順次積層される。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、排出された用紙を保持する用紙排出トレイのストック性の向上に関する。
従来の画像形成装置の外観構成を図13に示す。画像形成装置100は、いわゆる胴内排出型のデジタル複写機であって、大きくは、本体ハウジング20と、その上部に配設された上ハウジング21と、よりなる。この上ハウジング21には、原稿の画像を電気信号として読み取るための後述する各種機構が設けられ、他方、本体ハウジング20には、読み取った原稿画像の電気信号に基づいて用紙に画像を転写するための後述する各種機構が設けられる。
図13では、本体ハウジング20は、下ハウジング20aと、その上方で左側部に沿って位置し、上ハウジング21に連結される連結ハウジング20bとから構成され、下ハウジング20aには、用紙の給紙部や、用紙上にトナー画像を形成する画像形成部や、用紙上のトナー画像を定着するための定着部等が設けられ、他方、連結ハウジング20bには、定着後の用紙を搬送して排出するための用紙排出部が設けられている。
また、上ハウジング21の直下における連結ハウジング20bの右側方には、右側面及び正面に向けて大きく開放された胴内排紙空間22が形成されており、この胴内排紙空間22には、連結ハウジング20bの右側面から水平方向に排出される用紙を受け取って積載するための用紙排出トレイ23が設けられている。用紙排出トレイ23は、用紙の略後部を受ける排出方向に上り勾配の第1トレイ面23aと、用紙の略前部を受ける略水平な第2トレイ面23bとから構成されており、用紙排出トレイ23上に排出された用紙は第1トレイ面23aにより滑り落ちて後壁面(連結ハウジング20bの右側面)により後端を整合される。
上ハウジング21の上面には、透明なガラス板からなる原稿載置台(図示せず)や、正面側に表出した操作パネル26が配設されている。更に、上ハウジング21の上方には、原稿載置台の画像読取位置に原稿を搬送するための原稿搬送装置27を搭載した原稿押さえ28が、上ハウジング21の背面のヒンジ部によって開閉自在に支持されている。
原稿搬送装置27は、大きくは、供給される原稿を整合して積載する原稿ガイド29aを備えた原稿給紙トレイ29と、画像読取位置の上方に位置し原稿給紙トレイ29が突設された原稿カバー30と、この原稿カバー30の側方で原稿押さえ28の上面の一部に直付けで形成された原稿排出トレイ31とから成り、原稿給紙トレイ29から原稿カバー30内を経て原稿排出トレイ31に至る原稿搬送路(図示せず)が形成されている。
このような画像形成装置においては、排出される用紙のスタック量及び良好なスタック性を確保するため、用紙排出トレイ23は、一定の用紙サイズや用紙排出速度等に合わせて第1トレイ面23aの長さや勾配が所定寸法、所定角度に設定されている。そのため、例えば大サイズの用紙に合わせて用紙排出トレイ23を設計し、第2トレイ面23bの用紙排出方向端部に用紙の先端を整合するストッパ38を設けた場合には、図14(a)に示すように、大サイズのシートPはストッパ38により先端が整合されるためスタック性は概ね良好となる。
しかし、図14(b)のように小サイズのシートP′を排出した場合、用紙の排出スピードによってはシートP′の先端は第1トレイ面23aを越えて第2トレイ面23b側に突出する。そのため、特に小サイズのシートP′を連続排出した場合、積載される用紙間の摩擦によりシートP′が勾配に沿って後壁部まで滑り落ちず、積載状態に乱れが生じる。この現象は、用紙の排出枚数が増加するにつれて顕著なものとなる。一方、小サイズのシートP′のスタック性を向上させるために第1トレイ面23aを長くした場合、大サイズのシートPの排出時に用紙の先端が第1トレイ面23aにぶつかり、用紙が大きく撓んで反転してしまうおそれがある。これらのスタック不良は、画像形成装置の上面や側面に設けられている用紙排出トレイについても事情は同じである。
また、図13に示したような、下ハウジング20aと上ハウジング21との間に胴内排紙空間22を備えた胴内排紙型の画像形成装置の場合、装置の高さをできる限り抑えるため胴内排紙空間22も最小限の寸法に設計されているため、第1トレイ面23aを長くすると、多量の用紙を排出したときに用紙が胴内排紙空間22の天面(上ハウジング21の底面)に接触してスタックできなくなる。
用紙排出トレイ上に排出される用紙のスタック性を向上する方法としては、例えば特許文献1には、用紙の紙厚を検知する手段を設け、紙厚に応じて排出トレイの傾きを変化させることにより、用紙後端のカールや折れを解消するシート受け機構が開示されている。また、特許文献2には、用紙の先端部を支持する第1の傾斜パネルと用紙の後端部を支持する第2の傾斜パネルで構成された、上に凸のトレイを備え、排紙枚数の増加によりトレイ全体が下降するか、又は第1の傾斜パネルの勾配が変化するようにして、第1の傾斜パネル上における用紙先端の落下点をほぼ一定にできるようにした排紙スタッカが開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法は、種々の紙厚の用紙に対するスタック性を向上させるものであり、特許文献2の方法は、用紙排出量の変化に応じてスタック性を確保するものであるため、複数の用紙サイズに対するスタック性の向上については何ら考慮されていなかった。また、特許文献1及び2のシート受け機構及び排紙スタッカは、いずれも装置側面から排出される用紙を受けるものであり、胴内排紙空間に固定されている用紙排出トレイへそのまま適用するのは困難であった。
特開平7−137915号公報 特開2004−175480号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、用紙サイズに係わらず、排出される用紙を適正な位置に正しく積載可能な用紙排出トレイ及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、用紙排出方向に上り勾配の第1トレイ面と、該第1トレイ面の用紙排出方向下流側に隣接して配置される略水平な第2トレイ面と、を備えた用紙排出トレイにおいて、前記第1トレイ面を用紙排出方向に延長する斜面延長部材を前記第1トレイ面内又は前記第2トレイ面内に収納可能に設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙排出トレイにおいて、前記第2トレイ面の用紙排出方向端部に、排出される用紙の先端を整合するストッパを設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙排出トレイにおいて、前記斜面延長部材は、前記第1トレイ面と前記第2トレイ面との境界近傍に回動可能に支持される斜面形成部と、一端が該斜面形成部の回動側端部に回動可能に連結され、他端に前記ストッパが設けられた支持部とで構成され、前記斜面形成部及び前記支持部が水平に伸展して前記第2トレイ面に凹設された収納部に収納される第1の位置と、前記支持部を前記第2トレイ面上の所定位置に係止することにより前記斜面形成部及び前記支持部が山型に屈曲して前記第1トレイ面を延長する第2の位置とに選択配置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙排出トレイにおいて、前記斜面延長部材により形成される延長面の傾きを複数段階に調整可能としたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙排出トレイが搭載された画像形成装置である。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記用紙排出トレイは、給紙装置の上方に配置される画像形成部と、該画像形成部の上方に配置され原稿画像を読み取る画像読取部との間に形成された胴内排紙空間に配置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記斜面延長部材により形成される延長面の傾きを複数段階に変化させる角度調整手段を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記角度調整手段は、前記斜面延長部材の回動軸の外周面に固定され複数の係合孔が形成された角度調節部材と、該角度調節部材の係合孔のいずれかに選択的に係合して前記回転軸の回動を規制する規制部材と、前記回動軸を回転させて前記規制部材に係合する係合孔を切り換える操作部材とから構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記角度調整手段の駆動を制御する制御手段が設けられており、該制御手段は、排出される用紙のサイズに応じて前記延長面の傾きを自動調整することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、斜面延長部材を用いて第1トレイ面を延長することができるため、大サイズ及び小サイズのいずれの用紙を排出する場合においても、排出される用紙を用紙排出トレイ上の適正な位置に正しく積載可能となる。また、延長が不要な場合は斜面延長部材を第1トレイ面又は第2トレイ面に収納できるため、その都度持ち運ぶ必要や紛失のおそれもなくなる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の用紙排出トレイにおいて、第2トレイ面の用紙排出方向端部にストッパを設けることにより、大サイズ用紙を排出する際に用紙の先端を整合して積載するとともに、第2トレイ面からの用紙の突出や脱落を防止する。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の用紙排出トレイにおいて、斜面延長部材を、第1トレイ面と第2トレイ面との境界近傍に回動可能に支持される斜面形成部と、一端が斜面形成部の回動側端部に回動可能に連結され、他端にストッパが設けられた支持部とで構成することにより、用紙サイズの大小に係わらず、排出される用紙を適正な位置に正しく積載可能な用紙排出トレイを簡易な構成で実現できる。また、斜面形成部が支持部により支えられるため、用紙の荷重に対する斜面形成部の耐久性も向上する。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の用紙排出トレイにおいて、斜面延長部材により形成される延長面の傾きを複数段階に調整可能としたことにより、用紙排出トレイの形状を3種類以上の用紙サイズに応じた最適な形状に調整することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の用紙排出トレイを搭載することにより、用紙サイズに係わらず、排出される用紙を用紙排出トレイ上の適正な位置に正しく積載可能な使い勝手の良い画像形成装置となる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第5の構成の画像形成装置において、画像形成部と画像読取部との間に形成された胴内排紙空間に用紙排出トレイを配置することにより、複数サイズの用紙のスタック性を向上するとともに、胴内排紙空間を広げることなく用紙のスタック量も確保可能な胴内排紙型の画像形成装置となる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第5又は第6の構成の画像形成装置において、延長面の傾きを複数段階に変化させる角度調整手段を設けることにより、延長面を排出される用紙サイズに最適な傾きに調整可能となる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第7の構成の画像形成装置において、斜面延長部材の回動軸の外周面に固定された角度調節部材と、角度調節部材の係合孔に選択的に係合する規制部材と、回動軸を回転させて規制部材に係合する係合孔を切り換える操作部材とで角度調整手段を構成することにより、構成が簡単で、且つ斜面延長部材の角度を容易且つ確実に調整可能な角度調整手段となる。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第7の構成の画像形成装置において、角度調整手段を制御する制御手段を設け、延長面の傾きを自動調整することにより、用紙サイズ変更時における延長面の傾きの調整忘れや調整ミスを解消できる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態の用紙排出トレイが搭載された画像形成装置の内部構成を示す正面断面図である。従来例の図13及び図14と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本発明の画像形成装置100は、原稿押さえ28を閉じたままで原稿搬送装置27よって原稿を自動的に搬送して読み取るシートスルー方式と、読み取る毎に原稿押さえ28を開閉して原稿載置台25上の原稿を1枚ずつ取り替える原稿固定方式の、2種類の読み取り方式が可能である。なお、前者のシートスルー方式では、上ハウジング21に設けられている光学系が走査移動することなく所定位置に保持されたまま原稿の読取動作が行われ、他方、後者の原稿固定方式では、その光学系が走査移動しながら読取動作が行われる。
次に、原稿搬送装置27の構成について説明する。原稿カバー30内には、原稿搬送路dに沿って上流側から順に、ピックアップローラ32、搬送ローラ対33、レジストローラ対34、及び排出ローラ対35から成る原稿搬送手段が設けられている。これらのうちで搬送ローラ対33は、駆動ローラ33aと分離ローラ33bとから構成されていて、分離ローラ33bは回転負荷が所定トルクを下回る場合のみ駆動ローラ33aと逆方向に回転し、回転負荷が所定トルクを上回る場合には駆動ローラ33aと従動回転するようになっている。
レジストローラ対34と排出ローラ対35の間には、原稿載置台25における画像読取位置Rに対向して表出したシェーディング補正用の白基準板36と、白基準板36の背後にあって白基準板36を画像読取位置Rに向けて押圧するための原稿押圧部36aと、が設けられている。なお、原稿搬送路dは搬送ローラ対33から画像読取位置Rに至る間において反転するように湾曲している。
また、原稿搬送路dには、原稿の存否を検知するための複数のセンサが適所に設けられている。例えば、原稿給紙トレイ29の中央部には原稿検知センサS1が、搬送ローラ対33の下流側には給紙センサS2が、排出ローラ対35の下流側には排出センサS3が、それぞれ設けられている。
次に、図1を用いてシートスルー方式の原稿搬送部27による原稿搬送動作について説明する。シートスルー方式の原稿搬送動作においては、先ず、原稿給紙トレイ29に画像面を上向きにセットされた複数枚の原稿は、ばね部材37aによって上向きに付勢されたセット原稿押さえ部材37により、所定の圧力でピックアップローラ32に押しつけられる。ここで操作パネル26のコピー開始ボタンがオンされると、1次給紙駆動手段(不図示)により、ピックアップローラ32及び搬送ローラ対33が回転駆動される。
原稿給紙トレイ29にセットされた原稿は、ピックアップローラ32によって通常上段の複数枚が搬送ローラ対33に送られる。搬送ローラ対33に送られた複数枚の原稿は、分離ローラ33bにより最上の1枚のみが分離されてレジストローラ対34に向けて搬送される。その際、その原稿の先端が給紙センサS2によって検出されてから所定の距離だけその原稿が搬送された後、1次給紙駆動手段の作動停止によって搬送ローラ対33の駆動ローラ33a及びピックアップローラ32の回転駆動が停止され1次給紙が終了する。その1次給紙された原稿は、その先端がレジストローラ対34のニップ部に押圧され、且つその先端部に撓みが形成された状態で停止させられる。
1次給紙が終了してから所定時間経過後、2次給紙が開始される。つまり、2次給紙駆動手段(不図示)の作動により、レジストローラ対34が回転駆動される。原稿は、レジストローラ対34により、画像読取位置Rを経て排出ローラ対35に向けて搬送された後、最終的には排出ローラ対35によって原稿排紙トレイ31上に排出される。その際、排出センサS3により原稿の後端通過を検知したことによって、原稿1枚の画像読み取りの完了を検出するようになっている。
ここで排出センサS3は、原稿の給紙搬送完了毎に原稿枚数を計数するカウント機能を有しており、原稿検知センサS1が後続の原稿を検知していれば、2枚目以降の原稿搬送が上記と同様に続行される。なお、原稿は、画像読取位置Rを通過する際に、白基準板36と原稿押圧部36aによって原稿載置台25に向けて軽く押圧されながら搬送され、その原稿の画像が画像読取位置Rを通じて読み取られるようになっている。
続いて、原稿の画像を電気信号として読み取るために、上ハウジング21内に設けられた画像読取部の構成について、図1を参照しながら以下に説明する。上ハウジング21内には、原稿の画像面に向けて光を照射する光源であるランプ1と、このランプ1からの光を効率よく原稿の画像面に与えるための反射板2と、原稿反射光を直接に受けて反射させる第1ミラー3と、この第1ミラー3からの反射光を受けて反射させる第2ミラー4と、この第2ミラー4からの反射光を受けて反射させる第3ミラー5と、この第3ミラー5からの反射光を導入して集光するレンズ群(不図示)を保持した鏡胴6と、この鏡胴6のレンズ群で集光された原稿反射光を受けて電気信号に変換する光電変換モジュール(例えばライン型のCCD)7とがベースプレート10上に配設されている。なお、原稿反射光の光路を一点鎖線で示す。
ここで、ランプ1、反射板2及び第1ミラー3は第1キャリッジ8上に一体的に固定され、また、第2ミラー4及び第3ミラー5は第2キャリッジ9上に一体的に固定されており、これらの第1キャリッジ8と第2キャリッジ9は、相互に独立しているが連携して往復移動可能になっている。つまり、上記のシートスルー方式で原稿画像の読取動作が行われる際は、第1キャリッジ8が画像読取位置Rの直下に移動して保持されるとともに、第2キャリッジ9が所定位置に保持され、他方、原稿固定方式の際は、第1キャリッジ8と第2キャリッジ9は相互に原稿反射光の光路長を一定に維持しながら往復移動(走査移動)する。
このような構成のもと、ランプ1から照射されて原稿の画像面で反射した原稿反射光は、第1ミラー3〜第3ミラー5で反射して鏡胴6内のレンズ群に導入され、レンズ群で集光されて光電変換モジュール7の光電変換素子7a上に結像する。そして、この光電変換モジュール7で光電変換処理がなされ、原稿画像は電気信号として読み取られる。
続いて、読み取った原稿画像の電気信号に基づいてシートに画像を転写するために、本体ハウジング20内に設けられた各種機構の構成について、図1を参照しながら以下に説明する。先ず、シートの給紙部について述べる。下ハウジング20aの下部には、種々サイズのシート(用紙やOHPシート等)を収納し、正面から出し入れ可能な給紙カセット40が配設されていて、この給紙カセット40に収納されている大サイズのシートPは、繰り出しコロ40aにより1枚ずつ送り出される。また、下ハウジング20aの下部における左側面には、必要に応じて引き倒される開閉可能な手差しトレイ41が設けられていて、この手差しトレイ41にセットされている小サイズのシートP′は、繰り出しコロ41aにより1枚ずつ送り出される。
次に、シート上にトナー画像を形成する画像形成部、及びシート上のトナー画像を定着するための定着部について述べる。下ハウジング20a内における給紙カセット40の上方には、主たる画像形成部を構成する感光体ドラム42をはじめ、この感光体ドラム42の周囲に、帯電装置43、レーザ露光ユニット44、現像装置45、転写ローラ46、及びクリーニング装置47が配設されている。また、下ハウジング20a内における転写ローラ46の上方であって連結ハウジング20bの直下には、定着装置(定着部)48が配設されている。
感光体ドラム42は、例えば正帯電性のアモルファスシリコン製であって、駆動時には所定の周速度で図1中時計回りに回転する。感光体ドラム42の表面は、高電圧が印加された帯電装置43から発生したコロナ放電によって一様に帯電された後、上述した光電変換モジュール7からの原稿画像の電気信号に基づくレーザ露光ユニット44からのビーム光の照射によって、所定の明電位と暗電位の部分からなる静電潜像が形成される。
更に、感光体ドラム42の回転によって、静電潜像は現像位置にまで回転移動する。現像装置45の構成要素である現像ローラ45aは、ステンレス製で内部に固定磁石を有しており、感光体ドラム42と所定の間隙をもって回転自在に支持され、駆動時には感光体ドラム42と同一方向に所定の周速度で回転する。現像装置45内には、体積平均粒径9μm(コールターカウンターでの計測によるメジアン径)の正帯電の磁性トナーが充填されており、磁性ブレード(不図示)によって現像ローラ45aの表面にトナー薄層が形成される。また、現像ローラ45aには、所定の現像バイアス電圧が印加されている。現像領域に達したトナーは、その現像バイアス電圧により現像ローラ45aの表面から飛翔して感光体ドラム42の表面の静電潜像に吸着し、トナー像が形成(現像)される。
ここで、給紙カセット40(又は手差しトレイ41)から1枚ずつ繰り出されてレジストローラ対49に到達したシートP(又はP′)は、感光体ドラム42上のトナー像が転写ローラ46に接近するのに同期して、レジストローラ対49で搬送タイミングが調整されながら上方に向けて送り出され、搬送路T1を通じて感光体ドラム42と転写ローラ46との間に搬送される。そして、そのシートPの先端とトナー像の先端が一致して転写ローラ46を通過することにより、トナー像中のトナーのほとんどがシートP上に転写される。
シートP上に転写されずに感光体ドラム42の表面に残留したトナーは、クリーニング装置47によって感光体ドラム42から除去される。一方、トナー像が転写されたシートPは定着装置48へ送られる。定着装置48は、熱ローラ48a及び加圧ローラ48bからなる定着ローラ対を有しており、この定着ローラ対のニップ部を通過するシートP上のトナー顕像を加熱・加圧して定着させ、これによりシートPには定着された転写画像が形成される。
定着装置48を通過したシートPは、そのまま垂直上方に向く垂直搬送路T2に沿って連結ハウジング20b内に搬送される。この連結ハウジング20b内には、垂直搬送路T2に連結された搬送ローラ対50、用紙排出トレイ23にシートPを排出するための排出ローラ対51が配設されている。搬送ローラ対50から送り出されシートPは、搬送路T3を通って排出ローラ対51に達し、排出ローラ対51から第1トレイ面23a及び第2トレイ面23bで構成される用紙排出トレイ23へ排出される。
本発明においては、用紙排出トレイ23の第2トレイ面23b上に、第1トレイ面23aを用紙排出方向(図1の右方向)に延長する斜面延長部材60を設けたことを特徴としている。斜面延長部材60は、斜面形成部60aと支持部60bとから成り、第2トレイ面23b上に凹設された収納部61に収納可能となっている。支持部60bの用紙排出方向端部には、ストッパ38が設けられている。
図2は、第1実施形態の用紙排出トレイ及び斜面形成部材の構成を示す斜視図である。図2に示すように、斜面延長部材60は、矩形状の斜面形成部60a及び支持部60bにより平面視略T字状に構成されている。斜面形成部60aの対向する短辺の一端には一対の突起部63が突設されており、突起部63から遠い側の長辺の中央部には切り欠き部65が設けられている。切り欠き部65の内側面には一対の係合孔66が形成されている。
支持部60bの対向する長辺の両端には突起部64及び係合突起67がそれぞれ一対ずつ突設されており、係合突起67側の上面にはストッパ38が設けられている。突起部64が斜面形成部60aの係合孔66に係合することにより、支持部60bは斜面形成部60aに回動可能に連結される。
また、第2トレイ面23bには斜面延長部材60が収納される略T字状の収納部61が凹設されている。収納部61の斜面形成部60aが収納される部分(排出方向後端側)には、突起部63が回動自在に係合する係合部61aが形成されており、斜面形成部60aは突起部63を支点として第1トレイ面23a及び第2トレイ面23bの境界部分に回動可能に支持される。また、支持部60bが収納される部分(排出方向先端側)には第1係合溝61b、第2係合溝61cが設けられている。
次に、本実施形態の用紙排出トレイにおける斜面延長部材の動作について、図3及び図4を用いて説明する。図3(a)、(b)は、大サイズのシートPが排出される場合の斜面延長部材60の配置(以下、第1の位置という)を示す斜視図及び側面断面図(図3(a)の矢印A方向から見た断面図)である。図3に示すように、第1の位置では斜面形成部60a及び支持部60bは水平に伸展され、第2トレイ面23bと面一になるように収納部61に収納されている。
また、係合突起67は第1係合溝61bに係合しており、ストッパ38は第2トレイ面23bからのシートPの突出及び脱落の防止、及び先端部の整合が可能な第2トレイ面23bの排出方向端部に位置している。これにより、搬送路T3を通って排出ローラ対51から排出された大サイズのシートPは、ストッパ38により用紙排出トレイ23から突出或いは脱落することなく先端を整合され、第1トレイ面23a及び第2トレイ面23bに沿って順次積層される。
図4(a)、(b)は、小サイズのシートP′が排出される場合の斜面延長部材60の配置(以下、第2の位置という)を示す斜視図及び側面断面図(図4(a)の矢印A方向から見た断面図)である。図4に示す第2の位置では、支持部60bの係合突起67を第1係合溝61bから第2係合溝61cに移動させることにより、斜面形成部60a及び支持部60bがそれぞれ突起部63、64を支点として回動して山形に屈曲する。これにより、斜面形成部60aは第1トレイ面23aと略等しい勾配の延長面を形成する。
排出ローラ対51から排出された小サイズのシートP′は第1トレイ面23a及び斜面形成部60a(延長面)から成る傾斜面に沿って後壁部まで円滑に滑り落ちるため、後端を整合されて順次積層される。従って、用紙サイズの大小に応じて斜面延長部材を第1の位置と第2の位置とに選択配置することにより、用紙サイズに係わらず、排出される用紙を適正な位置に正しく積載可能となる。
また、係合溝61b、61cの切り換えのみで斜面延長部材60が第1の位置と第2の位置とに選択配置されるため、ユーザは使用する用紙サイズに応じて容易に用紙排出トレイ23の形状を調整することができる。また、大サイズのシートPを排出する際には斜面延長部材60は収納部61に収納されるため、斜面延長部材60をその都度持ち運ぶ必要がなく、斜面延長部材60を紛失するおそれもなくなる。さらに、斜面形成部60aは支持部60bによって支持されるため、斜面形成部60aに多数の用紙が積層された場合の用紙の荷重に対する耐久性を向上できる。
なお、ここでは用紙サイズの大小に合わせて係合突起67を第1係合溝61b、第2係合溝61c間で移動させる構成としたが、係合溝を3箇所以上に設けておき、第2の位置に配置されたときの斜面形成部60aの勾配を段階的に変化させる構成とすれば、第1トレイ面及び斜面形成部60aで形成される傾斜面を、3種類以上の用紙サイズの積載に最適な傾きとすることができる。また、斜面形成部60a及び支持部60bの大きさや、第2の位置に配置したときの斜面形成部60aの角度については、排出される用紙サイズや第1トレイ面23aの勾配、胴内排紙空間22(図1参照)の高さ等、画像形成装置100の仕様に応じて適宜設定される。
図5は、本発明の第2実施形態に係る用紙排出トレイの正面断面図である。第1実施形態の図3及び図4と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、斜面延長部材60は斜面形成部60aのみで構成されており、収納部61の排出方向後端側(図5の左側)には斜面形成部60aが斜めに差し込まれる差し込み溝62が形成されている。また、ストッパ38は第2トレイ面23bの排出方向前端(図5の右端)に固定されている。
大サイズのシートPを排出する場合は図5(a)のように、斜面形成部60aを第2トレイ面23bと面一になるように収納部61内に収納される第1の位置に配置し、小サイズのシートP′を排出する場合は図5(b)のように、斜面形成部60aを差し込み溝62に差し込んで第1トレイ面23aを延長する第2の位置に配置することにより、第1実施形態と同様に大サイズ及び小サイズ双方の用紙の適正且つ安定した積載が可能となる。
なお、本実施形態においても、第2トレイ面23bに対する傾斜を段階的に変化させた複数の差し込み溝62を設けておき、第2の位置に配置されたときの斜面形成部60aの勾配を段階的に変化させる構成とすれば、第1トレイ面23a及び斜面形成部60aで形成される傾斜面を、3種類以上の用紙サイズの積載に最適な形状とすることができる。
図6は、本発明の第3実施形態に係る用紙排出トレイの正面断面図である。図3〜図5と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、第2実施形態と同様に斜面延長部材60は斜面形成部60aのみで構成されており、ストッパ38は第2トレイ面23bの排出方向前端(図6の右端)に固定されている。斜面形成部60aは突起部63を支点として収納部61の排出方向後端、即ち第1トレイ面23a及び第2トレイ面23bの境界部分に回動可能に支持されている。
また、斜面形成部60aの下方には偏心カム68が配置され、収納部61の底面に設けられた開口部より斜面形成部60aの裏面に接している。偏心カム68の回転軸にはモータ70からの駆動力を入力する駆動伝達ギヤ69が連結されている。モータ70には制御部71が接続されており、制御部71には排出される用紙サイズを検知する検知センサ72が接続されている。制御部71は、検知センサ72から送信される検知結果に基づいてモータ70の回転を制御する。
検知センサ72により大サイズシートPの排出が検知された場合は、図6(a)のように偏心カム68の小径部を斜面形成部60aに当接させて斜面形成部60aを第1の位置に配置し、小サイズシートP′の排出が検知された場合は、図6(b)のように偏心カム68の大径部を斜面形成部60aに当接させて斜面形成部60aを第2の位置に配置する。即ち、排出される用紙サイズに応じた所定角度だけ斜面形成部60aが自動的に回動するため、用紙排出トレイ23を複数の用紙サイズの積載に最適な形状とすることができ、且つ用紙サイズを変更した場合にユーザによる斜面形成部60の操作忘れを解消できる。
なお、ここでは偏心カム68を用いて斜面形成部60aを回動させる構成としたが、例えば図7に示すように、斜面形成部60aの突起部63(回動支点)に駆動入力ギヤ73を固定し、駆動伝達ギヤ69からの回転力を斜面形成部60aに直接伝達できるようにしても良い。また、検知センサ72を設けずに、制御部71は操作パネル26(図13参照)から入力される用紙サイズに基づいてモータ70の回転を制御するようにしても良い。
図8は、本発明の第4実施形態に係る用紙排出トレイを備えた画像形成装置の外観斜視図である。第1〜第3実施形態と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、用紙排出トレイ23は画像形成装置の上面に配置されており、斜面延長部材60は第2、第3実施形態と同様に斜面形成部60aのみで構成されている。斜面形成部60aは第1トレイ面23a及び第2トレイ面23bの境界部分に回動可能に支持されており、第2トレイ面23b上に凹設された収納部61に収納可能となっている。
図9は、本実施形態に用いられる角度調節機構(角度調整手段)の概略斜視図である。図9に示すように、斜面形成部60aは一方の突起部63(図6参照)を延長した回動軸80を中心に矢印方向に回動可能となっている。81は、複数の係合孔82がリボルバー状に形成された円盤状の角度調整部材であり、ビス83により回動軸80の外周面に固定されている。回動軸80の先端には角度調整ハンドル84が固定されており、図8に示すように、角度調整ハンドル84の一部は上面カバー90から外部に露出している。これにより、装置外部からユーザによる斜面形成部60aの角度調整操作が可能となっている。85は回動軸80の回動を規制する規制部材であり、上面カバー90の内側において、ボス86が角度調整部材81の係合孔82に係合可能な位置に固定されている。
角度調整部材81と規制部材85との係合状態を図10に示す。規制部材85は、本体85aと、本体85aに対し矢印BB′方向に摺動可能に支持されるボス86、及びボス86を矢印B方向に付勢する圧縮バネ87から構成される。図10においてはボス86の先端が係合孔82に係合している状態を示しており、この状態では回動軸80(図9参照)が容易に回転しないため、回動軸80に固定された斜面形成部60a(図9参照)も所定の角度に保持されている。
図10の状態から角度調整ハンドル84(図9参照)を回動させる方向に力を加えると、曲面加工されたボス86の先端エッジ部86aと係合孔82の端縁との干渉により、ボス86が圧縮バネ87の付勢力に抗して矢印B′方向に摺動し、ボス86は先端エッジ部86aから角度調整部材81に乗り上げる。これにより、係合孔82とボス86との係合が解除されて角度調整部材81も矢印C方向に回転する。そして、角度調整部材81が所定量回動すると、ボス86は圧縮バネ87の付勢力により次の係合孔82に係合し、斜面形成部60aの角度が切り換えられる。
この構成により、ユーザは角度調整ハンドル84を操作するだけで、用紙排出途中であってもトレイ上の用紙に触れることなく斜面形成部60aを所定の角度に容易且つ確実に調整可能となる。また、斜面形成部60aの基準角度(初期角度)はユーザの使用頻度の高い用紙に適した角度に設定しておけば良い。基準角度は、回動軸80に対する角度調節部材81の固定角度、或いは規制部材85の固定位置の調整により変更可能である。
なお、角度調整部材81の形状は図9に示した円盤状に限られず、例えば図11のように、表面に複数の係合孔82が形成された円筒状の角度調整部材81を用いることもできる。この場合、規制部材85の固定方向は、ボス86が係合孔82に対向するように変更すれば良い。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば第1実施形態に用いられる斜面形成部材60を、第3実施形態と同様に用紙サイズに応じて自動的に駆動させるようにしても良い。その場合、図12に示すように、支持部60bの係合突起67を、第2トレイ面23bに沿って用紙排出方向(矢印BB′方向)に摺動するラック74に回動可能に連結し、駆動伝達ギヤ69をラック74のラック歯と噛み合うように配置して、モータ70及び制御部71(いずれも図6参照)により駆動伝達ギヤ69を所定方向に所定量回転するようにすれば良い。
また上記各実施形態では、いずれも斜面形成部材60を第2トレイ面23b内に収納可能な構成としたが、例えば斜面形成部材60を第1トレイ面23a及び第2トレイ面23bの境界部分に回動可能に支持する第3及び第4実施形態の構成において、第1トレイ面23a内に収納部61を設けても良い。また、第1〜第3実施形態では胴内排紙型の画像形成装置に用いられる用紙排出トレイについて、第4実施形態では装置上面に搭載された用紙排出トレイについて説明したが、上記各実施形態は、いずれも画像形成装置の上面や側面、及び胴内排紙空間に設けられる用紙排出トレイに適用可能である。
本発明は、用紙排出方向に上り勾配の第1トレイ面と、該第1トレイ面の用紙排出方向下流側に隣接して配置される略水平な第2トレイ面と、を備えた用紙排出トレイにおいて、第1トレイ面を用紙排出方向に延長する斜面延長部材を第1トレイ面内又は第2トレイ面内に収納可能に設けることとする。
これにより、大サイズ及び小サイズのいずれの用紙を排出する場合においても、排出される用紙をトレイ上の適正な位置に正しく積載可能な用紙排出トレイを簡便且つ低コストで提供することができる。また、延長が不要な場合は斜面延長部材を第1トレイ面又は第2トレイ面に収納できるため、斜面延長部材をその都度持ち運ぶ必要や紛失するおそれもなくなる。
また、第2トレイ面の用紙排出方向端部にストッパを設けたので、大サイズ用紙を排出する際に用紙の先端を整合して積載するとともに、第2トレイ面からの用紙の突出や脱落を防止可能な用紙排出トレイとなる。
また、斜面形成部と、一端が斜面形成部の回動側端部に回動可能に連結され、他端にストッパが設けられた支持部とで斜面延長部材を構成したので、ユーザは使用する用紙サイズに応じて容易に用紙排出トレイの形状を調整することができ、さらに斜面延長部材が第2の位置にあるとき多数の用紙が積層された場合でも、用紙の荷重に対する耐久性の高い用紙排出トレイとなる。
また、斜面延長部材により形成される延長面の傾きを複数段階に調整可能としておけば、用紙排出トレイの形状を3種類以上の用紙サイズに応じた最適な形状に調整することができ、用紙排出トレイのスタック性がより一層向上する。
また、本発明の用紙排出トレイを搭載することにより、用紙サイズに係わらず、排出される用紙を用紙排出トレイ上の適正な位置に正しく積載可能な使い勝手の良い画像形成装置を提供できる。さらに、胴内排紙型の画像形成装置に搭載した場合、複数サイズの用紙のスタック性を向上するとともに、胴内排紙空間を広げることなく用紙のスタック量も確保可能となる。
また、排出される用紙のサイズに応じて延長面の傾きを調整するための角度調整手段を設けたので、延長面の勾配が排出される用紙サイズに最適な勾配に調整できる。さらに、角度調整手段の駆動を制御する制御手段を設けた場合、延長面の勾配が自動調整されるため、ユーザによる調整忘れや調整ミスを解消可能な画像形成装置となる。
は、本発明の第1実施形態に係る用紙排出トレイが搭載された画像形成装置の内部構成を示す正面断面図である。 は、第1実施形態の用紙排出トレイ及び斜面形成部材の構成を示す斜視図である。 は、第1実施形態の用紙排出トレイを用いて大サイズの用紙を排出する場合の斜面延長部材の配置を示す斜視図(図3(a))及び正面断面図(図3(b))である。 は、第1実施形態の用紙排出トレイを用いて小サイズの用紙を排出する場合の斜面延長部材の配置を示す斜視図(図4(a))及び正面断面図(図4(b))である。 は、本発明の第2実施形態に係る用紙排出トレイの、大サイズ及び小サイズ用紙の排出時の状態を示す正面断面図である。 は、本発明の第3実施形態に係る用紙排出トレイの、大サイズ及び小サイズ用紙の排出時の状態を示す正面断面図である。 は、第3実施形態の他の構成例を例示した正面断面図である。 は、本発明の第4実施形態に係る用紙排出トレイが搭載された画像形成装置の外観斜視図である。 は、第4実施形態の用紙排出トレイに用いられる斜面形成部の角度調節機構の斜視図である。 は、角度調整部材と規制部材との係合状態を示す断面拡大図である。 は、第4実施形態の用紙排出トレイに用いられる角度調節機構の他の例を示す斜視図である。 は、第1実施形態の斜面延長部材を用紙サイズに応じて自動的に駆動させる場合の構成例を示す部分拡大図である。 は、従来の画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 は、従来の画像形成装置における大サイズ及び小サイズ用紙の積載状態を示す正面図である。
符号の説明
20 本体ハウジング
20a 下ハウジング(画像形成部)
20b 連結ハウジング
21 上ハウジング(画像読取部)
22 胴内排紙空間
23 用紙排出トレイ
23a 第1トレイ面
23b 第2トレイ面
38 ストッパ
40 給紙カセット
60 斜面延長部材
60a 斜面形成部
60b 支持部
61 収納部
61a 係合部
61b 第1係合溝
61c 第2係合溝
62 差し込み溝
63、64 突起部
67 係合突起
68 偏心カム(角度調整手段)
69 駆動伝達ギヤ(角度調整手段)
70 モータ(角度調整手段)
71 制御部(制御手段)
72 検知センサ
73 駆動入力ギヤ(角度調整手段)
74 ラック(角度調整手段)
80 回動軸
81 角度調整部材
82 係合孔
84 角度調整ハンドル(操作部材)
85 規制部材
100 画像形成装置
P (大サイズ)シート
P′ (小サイズ)シート

Claims (9)

  1. 用紙排出方向に上り勾配の第1トレイ面と、該第1トレイ面の用紙排出方向下流側に隣接して配置される略水平な第2トレイ面と、を備えた用紙排出トレイにおいて、
    前記第1トレイ面を用紙排出方向に延長する斜面延長部材を前記第1トレイ面内又は前記第2トレイ面内に収納可能に設けたことを特徴とする用紙排出トレイ。
  2. 前記第2トレイ面の用紙排出方向端部に、排出される用紙の先端を整合するストッパを設けたことを特徴とする請求項1に記載の用紙排出トレイ。
  3. 前記斜面延長部材は、前記第1トレイ面と前記第2トレイ面との境界近傍に回動可能に支持される斜面形成部と、一端が該斜面形成部の回動側端部に回動可能に連結され、他端に前記ストッパが設けられた支持部とで構成され、前記斜面形成部及び前記支持部が水平に伸展して前記第2トレイ面に凹設された収納部に収納される第1の位置と、前記支持部を前記第2トレイ面上の所定位置に係止することにより前記斜面形成部及び前記支持部が山型に屈曲して前記第1トレイ面を延長する第2の位置とに選択配置されることを特徴とする請求項2に記載の用紙排出トレイ。
  4. 前記斜面延長部材により形成される延長面の傾きを複数段階に調整可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の用紙排出トレイ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の用紙排出トレイが搭載された画像形成装置。
  6. 前記用紙排出トレイは、給紙装置の上方に配置される画像形成部と、該画像形成部の上方に配置され原稿画像を読み取る画像読取部との間に形成された胴内排紙空間に配置されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記斜面延長部材により形成される延長面の傾きを複数段階に変化させる角度調整手段を設けたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記角度調整手段は、前記斜面延長部材の回動軸の外周面に固定され複数の係合孔が形成された角度調節部材と、該角度調節部材の係合孔のいずれかに選択的に係合して前記回転軸の回動を規制する規制部材と、前記回動軸を回転させて前記規制部材に係合する係合孔を切り換える操作部材とから構成されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記角度調整手段の駆動を制御する制御手段が設けられており、該制御手段は、排出される用紙のサイズに応じて前記延長面の傾きを自動調整することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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