JP2007246261A - スイッチバック機構、スイッチバック装置、およびスイッチバック方法 - Google Patents

スイッチバック機構、スイッチバック装置、およびスイッチバック方法 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知して適切なタイミングで自動的に排出でき、ジャム処理のために装置を停止する回数を大幅に減らすことができ、装置の稼働率を向上させることができるスイッチバック機構、スイッチバック装置、およびスイッチバック方法を提供することを課題とする。
【解決手段】郵便物Mの搬送方向を逆転させるスイッチバック機構2aは、郵便物MをニップNで挟持拘束して正逆両方向に回転するスイッチバックローラ14、16を有する。スイッチバックローラのニップNから外れてスイッチバック部12に滞留した郵便物Mがある場合、R1方向に常時回転している送り出しローラ41に押付ローラ45を押し当てて、滞留郵便物Mを挟持してニップNに向けて送り出す。このとき、制御部は、他の郵便物に干渉しないタイミングを見計らって当該滞留郵便物Mを送り出す。
【選択図】 図8

Description

この発明は、紙葉類の搬送方向を逆転させるスイッチバック機構、スイッチバック装置、およびスイッチバック方法に関する。
従来、スイッチバック装置として、第1の方向に送り込まれた紙葉類を第1の方向に回転するスイッチバックローラのニップに受け入れて第1の方向に送った後、紙葉類をニップで挟持している状態のまま一旦停止させ、第1の方向と逆の第2の方向にスイッチバックローラを回転させて当該紙葉類の搬送方向を逆転させる装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この装置は、例えば、図12にその模式図を示すように、第1の方向に沿ったニップの下流側に、紙葉類を拘束しない領域200を有する。通常、この領域200の長さは、処理対象となる紙葉類のうち最も短い紙葉類(以下、最短紙葉類と称する)の長さより短くなるように設計されている。つまり、スイッチバック装置へ送り込まれた全ての長さの紙葉類がニップから外れて装置内で脱落することがないように、この領域の長さが設計されている。
しかし、実際の運用においては、例えば、紙葉類が折れたり千切れたりして想定している最短紙葉類より短くなることがある。この様に不所望に短くなった紙葉類がスイッチバック装置内に送り込まれた場合であっても、スイッチバック装置に送り込まれる前に当該紙葉類の存在を検出できればスイッチバック装置内に引き込む事無く排除できる。しかし、短くなった紙葉類が正常な紙葉類と重なってスイッチバック装置へ送り込まれてしまうと、正常な紙葉類がスイッチバック装置から送り出された後、短い紙葉類がスイッチバック装置の搬送力の無い領域200に滞留してしまう可能性がある。
このように、領域200内に短い紙葉類が不所望に滞留した状態で別の正常な長さの紙葉類が当該スイッチバック装置へ送り込まれると、スイッチバック装置内で紙葉類同士が衝突して折れ曲がりジャムを生じる可能性が高くなる。この場合、滞留した紙葉類および後から送り込まれた正常な紙葉類が破損する可能性がある。いずれにしても、スイッチバック装置内でジャムを生じた場合、装置を停止してジャム処理をする必要があり、装置の稼働率が低下してしまう。
また、このようにして破損した紙葉類がスイッチバック装置から送り出されてしまうと、正常に処理された他の紙葉類に干渉して不具合を生じる場合がある。例えば、スイッチバック装置から制御不可能なタイミングで送り出された紙葉類が、他のパスを通って正常に処理された紙葉類と合流点で重なり、新たな搬送ジャムを生じてしまう。つまり、スイッチバック装置内で滞留した紙葉類が予期しないタイミングでスイッチバック装置から送り出されてしまうと、新たな搬送ジャムの要因となり、ジャム処理のため装置を停止する必要があり、装置の稼働率が低下してしまう。
特開2004−175507号公報
この発明の目的は、スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知して適切なタイミングで自動的に排出でき、ジャム処理のために装置を停止する回数を大幅に減らすことができ、装置の稼働率を向上させることができるスイッチバック機構、スイッチバック装置、およびスイッチバック方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のスイッチバック機構は、スイッチバック部に向けて第1の方向に送り込まれた紙葉類をニップに受け入れて上記第1の方向に回転し、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態のまま上記スイッチバック部内で一旦停止させて上記第1の方向と逆の第2の方向に回転し、当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバックローラと、上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知する滞留センサと、上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記スイッチバック部から送り出す送り出し機構と、上記スイッチバックローラによるスイッチバック動作終了後、上記滞留センサを介して紙葉類が上記スイッチバック部内に滞留しているか否かを検知し、滞留有りを検知した場合に、上記送り出し機構を動作させて当該滞留した紙葉類を上記スイッチバック部から送り出す制御部と、を有する。
上記発明によると、スイッチバック動作終了後にスイッチバック部内に滞留した紙葉類の有無を検知し、滞留している紙葉類がある場合に、送り出し機構を動作させて、この滞留した紙葉類を強制的且つ自動的にスイッチバック部から送り出すようにした。このため、装置を停止して滞留している紙葉類を取り出す必要がなくなり、ジャム処理に要する装置の停止時間を大幅に短くできる。また、滞留した紙葉類が存在するスイッチバック部に次の紙葉類が送り込まれてジャムを生じたり、滞留した紙葉類が不所望な予期しないタイミングでスイッチバック部から送り出されて新たな搬送ジャムを生じたりする不具合を防止でき、ジャム処理の回数を大幅に減らすことができ、装置の稼働率を向上させることができる。
また、本発明のスイッチバック装置は、第1の方向に搬送された紙葉類をスイッチバック部内に受け入れてその搬送方向を逆転させて第2の方向に送り出す少なくとも1つのスイッチバック機構と、上記スイッチバック機構を迂回させて紙葉類をそのままの向きで搬送する迂回搬送路と、を有し、上記スイッチバック機構は、上記スイッチバック部に向けて上記第1の方向に送り込まれた紙葉類をニップに受け入れて上記第1の方向に回転し、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態のまま上記スイッチバック部内で一旦停止させて上記第1の方向と逆の第2の方向に回転し、当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバックローラと、上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知する滞留センサと、上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記ニップに向けて上記第2の方向に送り出す送り出し機構と、上記スイッチバックローラによるスイッチバック動作終了後、上記滞留センサを介して紙葉類が上記スイッチバック部内に滞留しているか否かを検知し、滞留有りを検知した場合に、上記スイッチバックローラを上記第2の方向に回転させて、他のスイッチバック機構で処理されている紙葉類や上記迂回搬送路を搬送されている紙葉類の搬送タイミングに合わせて上記送り出し機構を動作させ、当該滞留した紙葉類を上記ニップを介して上記スイッチバック部から上記第2の方向へ送り出す制御部と、を有する。
上記発明によると、スイッチバック動作終了後にスイッチバック部内に滞留した紙葉類の有無を検知し、滞留している紙葉類がある場合に、スイッチバックローラを第2の方向に回転させるとともに、他のスイッチバック機構で処理されている紙葉類や迂回搬送路を搬送されている紙葉類の搬送タイミングに合わせて送り出し機構を動作させ、この滞留した紙葉類を強制的且つ自動的にスイッチバック部から第2の方向へ送り出すようにした。このため、滞留した紙葉類が存在するスイッチバック部に次の紙葉類が送り込まれてジャムを生じたり、滞留した紙葉類が不所望な予期しないタイミングでスイッチバック部から送り出されて他のスイッチバック機構で処理されている紙葉類や迂回搬送路を搬送されている紙葉類と重なって新たな搬送ジャムを生じたりする不具合を防止でき、ジャム処理の回数を大幅に減らすことができ、装置の稼働率を向上させることができる。
また、本発明のスイッチバック装置は、第1の方向に搬送された紙葉類をスイッチバック部内に受け入れてその搬送方向を逆転させて第2の方向に送り出す少なくとも1つのスイッチバック機構と、上記スイッチバック機構を迂回させて紙葉類をそのままの向きで搬送する迂回搬送路と、を有し、上記スイッチバック機構は、上記スイッチバック部に向けて上記第1の方向に送り込まれた紙葉類をニップに受け入れて上記第1の方向に回転し、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態のまま上記スイッチバック部内で一旦停止させて上記第1の方向と逆の第2の方向に回転し、当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバックローラと、上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知する滞留センサと、上記第1の方向に沿って上記スイッチバック部の下流側に配置された排出部と、上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記第1の方向に送り出して上記スイッチバック部から上記排出部へ排出する送り出し機構と、上記スイッチバックローラによるスイッチバック動作終了後、上記滞留センサを介して紙葉類が上記スイッチバック部内に滞留しているか否かを検知し、滞留有りを検知した場合に、上記送り出し機構を動作させて当該滞留した紙葉類を上記スイッチバック部から上記排出部に向けて上記第1の方向へ送り出す制御部と、を有する。
上記発明によると、スイッチバック動作終了後にスイッチバック部内に滞留した紙葉類の有無を検知し、滞留している紙葉類がある場合に、送り出し機構を動作させて、この滞留した紙葉類を強制的且つ自動的にスイッチバック部から排出部に向けて第1の方向に送り出すようにした。このため、スイッチバック部内に滞留する紙葉類を確実且つ適時的に排出でき、滞留した紙葉類が存在するスイッチバック部に次の紙葉類が送り込まれてジャムを生じる不具合を防止でき、ジャム処理の回数を大幅に減らすことができ、装置の稼働率を向上させることができる。
また、本発明のスイッチバック方法は、第1の方向に送り込まれた紙葉類を上記第1の方向に回転するスイッチバックローラのニップに受け入れてスイッチバック部内に取り込んで、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態で上記スイッチバックローラを上記第1の方向と逆の第2の方向に回転させて当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバック工程と、このスイッチバック工程が終了した後、上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類の有無を検知する検知工程と、この検知工程で上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類があることを検知した場合に、上記スイッチバックローラを上記第2の方向に回転させるとともに、上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記ニップに向けて上記第2の方向に送り出す排出工程と、を有する。
更に、本発明のスイッチバック方法は、第1の方向に送り込まれた紙葉類を上記第1の方向に回転するスイッチバックローラのニップに受け入れてスイッチバック部内に取り込んで、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態で上記スイッチバックローラを上記第1の方向と逆の第2の方向に回転させて当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバック工程と、このスイッチバック工程が終了した後、上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類の有無を検知する検知工程と、この検知工程で上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類があることを検知した場合に、上記第2の方向に沿って上記スイッチバック部の下流側に配置された排出部に向けて当該滞留した紙葉類を上記第2の方向に送り出す排出工程と、を有する。
この発明のスイッチバック機構、およびスイッチバック装置は、上記のような構成および作用を有しているので、スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知して適切なタイミングで自動的に排出でき、ジャム処理のために装置を停止する回数を大幅に減らすことができ、装置の稼働率を向上させることができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、この発明の実施の形態に係るスイッチバック装置を備えた郵便物選別取り揃え押印装置100(以下、単に押印装置100と称する)の概略図を示してある。
押印装置100は、郵便物M(紙葉類)の搬送方向に沿って、供給部101、機械検知部102、OCRスキャナ部103、ひねり反転部104、スイッチバック装置105、押印部106、および区分集積部107を有し、各部を通して郵便物Mを搬送する搬送部108を有する。また、押印装置100は、装置に対して種々の操作を指示するとともに、動作モードの切り換え入力や異常表示等をする図示しない操作パネルを有する。
供給部101は、所定範囲内の厚さを有するとともに搬送方向と直交する方向の一定の幅を有する大量の定型の郵便物M(搬送方向に沿った長さは異なる場合がある)を受け入れて、1通ずつ取り出して後段の処理部へ供給する。搬送部108は、供給された郵便物Mを後段の処理部102〜107を通して搬送する。
機械検知部102は、搬送部108によって搬送された郵便物Mに含まれる金属、異物、硬物を検知するとともに、郵便物Mの2枚取り(すなわち重送)やショートギャップを検知し、排除すべき郵便物Mをリジェクトする。特に、機械検知部102は、郵便物Mを挟んで同じ方向に異なる速度で走行するベルト対により重送された郵便物Mをずらすずらし搬送部(図示せず)を有し、このずらし搬送部に送り込まれる郵便物Mの搬送方向に沿った長さとずらし搬送部から送り出される郵便物Mの長さを比較して重送を検出する。
OCRスキャナ部103は、郵便物Mの表面を光学的に読み取って光電変換し、郵便物M上に記載されている郵便番号や受取人住所などの区分情報を画像として取得する。また、OCRスキャナ部103は、郵便物Mに貼り付けられている切手(料金計器などを含む料額印面)の有無および位置を検出する。供給部101を介して供給される郵便物Mの向き(表裏天地)がばらばらであるため、OCRスキャナ部103は、郵便物Mの両面を読み取るための少なくとも2つのスキャナ部を有する。
ひねり反転部104は、郵便物Mの搬送方向に沿って延びた中心軸を中心に郵便物Mを180°ひねりながら搬送するひねり反転パス(図示せず)を有する。つまり、ひねり反転部104では、郵便物Mの搬送方向を変えずに表裏だけを反転する。また、ひねり反転部104は、送り込まれた郵便物Mをひねり反転パスに送り込まずに迂回させるための迂回搬送路(ストレートパス)(図示せず)を有する。
スイッチバック装置105は、搬送される郵便物Mを受け入れて逆方向に送り出すことにより郵便物Mの搬送方向を逆転させる2つのスイッチバック機構(後に詳述する)を有する。スイッチバック装置105も、上述したひねり反転部104と同様に、2つのスイッチバック機構を迂回させる後述する迂回搬送路(ストレートパス)を有する。
押印部106は、搬送される郵便物Mの1方の表面に転接して回転する図示しない押印ハブを有する。押印部106では、この押印ハブを切手の部位に転接させて消印を押印する。本実施の形態では、押印部106に搬送される全ての郵便物Mがひねり反転部104およびスイッチバック部105を通過して後述するように表裏および天地が揃えられているため、押印ハブを搬送路の1側にだけ設けた。
区分集積部107は、OCRスキャナ部103で検出した区分情報に応じて各郵便物Mを所定の区分位置へ区分集積する。また、区分集積部107は、上述したスイッチバック装置105内で後述するように一時的に滞留して送り出された郵便物Mを、押印部106による押印を禁止して、リジェクトする図示しない排除集積部(リジェクト部)を有する。
ところで、上述したひねり反転部104およびスイッチバック装置105は、表裏および天地がばらばらの状態で供給された全ての郵便物Mを図2に示すように表裏および天地を揃えて押印部106へ送り込むよう機能する。
例えば、図2にAで示す姿勢であることがOCRスキャナ部103で検出された郵便物Maは、ひねり反転部104のストレートパスを通過された後、スイッチバック装置105のストレートパスを通過され、そのままの姿勢で押印部106へ送り込まれる。また、図2にBで示す姿勢であることが検出された郵便物Mbは、ひねり反転部104のひねり反転パスを通過された後、スイッチバック装置105のスイッチバックパスを通過され、郵便物Maと同じ姿勢にされて押印部106へ送り込まれる。また、図2にCで示す姿勢であることが検出された郵便物Mcは、ひねり反転部104のひねり反転パスを通過された後、スイッチバック装置105のストレートパスを通過され、郵便物Maと同じ姿勢にされて押印部106へ送り込まれる。さらに、図2にDで示す姿勢であることが検出された郵便物Mdは、ひねり反転部104のストレートパスを通過された後、スイッチバック装置105のスイッチバックパスを通過され、郵便物Maと同じ姿勢にされて押印部106へ送り込まれる。すなわち、ひねり反転部104およびスイッチバック装置105を通過した全ての郵便物Mは、同じ姿勢にされて押印部106へ供給されることになる。
次に、図3を参照して、上述したスイッチバック装置105の構造についてより詳細に説明する。
スイッチバック装置105は、郵便物Mを図中矢印T方向に搬送する主搬送路1を有する。主搬送路1を介してスイッチバック装置105へ送り込まれる全ての郵便物Mは、上述したOCRスキャナ部103において切手の位置が検出されている。また、スイッチバック装置105に送り込まれる郵便物Mは、ひねり反転部104にて、必要に応じて表裏反転されている。
主搬送路1の一側(図3中下側)には、第1の処理部2および第2の処理部4が搬送方向Tに沿って並設されている。また、主搬送路1上には、主搬送路1を介して搬送される郵便物Mをそれぞれ第1の処理部2および第2の処理部4へ分岐搬送するための切り換えゲートG1、G2が設けられている。
第1の処理部2は、ゲートG1を介して主搬送路1から分岐搬送された郵便物Mを受け入れて逆方向に送り出すことにより郵便物Mの搬送方向を反転させる第1のスイッチバック機構2a、およびこの第1のスイッチバック機構2aでスイッチバックされた郵便物Mを通過させる第1のUターンパス2bを有する。すなわち、第1の処理部2に分岐搬送された郵便物Mは、初めにスイッチバックされ、その後、Uターン搬送される。そして、第1の処理部2を通過して搬送方向を反転された郵便物Mは、第1および第2の処理部2、4の図中下方で主搬送路1と略平行に延びた排出搬送路6を介して、図中矢印T’方向に搬送され、押印部106へ送り込まれる。
第2の処理部4は、ゲートG2を介して主搬送路1から分岐搬送された郵便物Mを通過させる第2のUターンパス4a、およびこの第2のUターンパス4aを通過された郵便物Mを受け入れて逆方向に送り出すことによりその搬送方向を反転させる第2のスイッチバック機構4bを有する。すなわち、第2の処理部4に分岐搬送された郵便物Mは、初めにUターン搬送されて、その後、スイッチバックされる。そして、第2の処理部4を通過して搬送方向を反転された郵便物Mは、合流部7を介して排出搬送路6へ導かれ、押印部106へ送り込まれる。
尚、主搬送路1は、2つのゲートG1、G2より搬送方向下流側で、合流部8を介して、上述した合流部7の搬送方向下流側で排出搬送路6に接続されている。合流部8の上流側の主搬送路1は、ドラムローラ1aおよびUターンパス1b(迂回搬送路、ストレートパス)により湾曲されている。しかして、ゲートG1、G2を通過して第1および第2の処理部2、4を迂回された郵便物Mは、表裏および天地が反転されることなく、主搬送路1および排出搬送路6を介して、押印部106へ送り込まれる。
また、上述した各搬送路の長さ、および第1および第2のスイッチバック機構2a、4bにおける処理時間は、主搬送路1を介してスイッチバック部105へ送り込まれた全ての郵便物Mが排出搬送路6上の合流部8まで同じ時間で搬送されるように設計されている。
つまり、図4に太線で示す上流側の主搬送路1cを介してスイッチバック装置105へ送り込まれた郵便物Mが、図5に太線で示す迂回搬送路1a、1bを通って、図4に太線で示す下流側の主搬送路1dを介してスイッチバック装置105から送り出されるまでの処理時間と、図4の主搬送路1c、図6に太線で示す第1のスイッチバック搬送路2a、2b、および図4の主搬送路1dを通ってスイッチバック装置105を郵便物Mが通過する処理時間と、図4の主搬送路1c、図7に太線で示す第2のスイッチバック搬送路4a、4b、および図4の主搬送路1dを通ってスイッチバック装置105を郵便物Mが通過する処理時間と、が同じ処理時間になるように、各搬送路1a、1b、1c、1d、2b、4aの長さ、および第1および第2のスイッチバック機構2a、4bにおける加減速および停止時間が決められている。
また、このスイッチバック装置105では、第1の処理部2の第1のスイッチバック機構2aが第2の処理部4の第2のUターンパス4aの内側に入れ子状に配置され、第2の処理部4の第2のスイッチバック機構4bが第1の処理部2の第1のUターンパス2bの内側に入れ子状に配置されている。言い換えると、第1のスイッチバック機構2aと第2のスイッチバック機構4bがオーバーラップするように配置され、第1のUターンパス2bと第2のUターンパス4aがオーバーラップするように配置されている。
つまり、一方の処理部において郵便物Mをスイッチバックさせた後表裏反転し、他方の処理部において郵便物Mを表裏反転させた後スイッチバックさせるような構造を採用することにより、第1および第2の処理部2、4の並び方向に沿った装置のサイズを縮小することができ、装置構成を小型化することができる。特に、上述したスイッチバック装置105のように、一方の処理部のUターンパスの内側に他方の処理部のスイッチバック機構を入れ子状に配置する構造を採用した場合、装置サイズを効果的に小型化できる。
尚、本実施の形態では、合流部8の搬送方向下流側で排出搬送路6をドラムローラ9に巻回せしめてUターンさせ、スイッチバック装置105に対する郵便物Mの供給位置10aと排出位置10bがスイッチバック装置105の図中左側にくるようにしてある。
また、このスイッチバック装置105は、各搬送路上に郵便物Mの通過を検知するための複数のセンサを有する。すなわち、ゲートG1の搬送方向上流側の主搬送路1上にはセンサS1が配置され、ゲートG1とゲートG2との間の主搬送路1上にはセンサS2が配置され、ゲートG1で第1の処理部2に向けて分岐された搬送路上にはセンサS3が配置され、ゲートG2で第2の処理部4に向けて分岐された搬送路上にはセンサS4が配置され、排出搬送路6上にセンサS5が配置され、郵便物Mの排出位置10b近くにセンサS6が配置されている。
さらに、このスイッチバック装置105は、図示しない制御部を備え、上述した各センサS1〜S6を介して取得した各郵便物Mのスイッチバック装置105内における搬送位置に関する情報に基づいて、各機構を制御するようになっている。例えば、制御部は、スイッチバック装置105内に送り込まれた郵便物Mのうち搬送方向を逆転する必要のある郵便物Mを2つのスイッチバック機構2a、4bに交互に振り分けて処理させる。
以下、上述したスイッチバック機構2a、4bについて、図8を参照してさらに詳細に説明する。
図8には、上述した第1のスイッチバック機構2aの詳細な構造の平面図を示してある。第2のスイッチバック機構4bは、この第1のスイッチバック機構2aを左右に反転した構造を有するため、ここでは、第1のスイッチバック機構2aを代表して説明し、第2のスイッチバック機構4bの説明を省略する。
第1のスイッチバック機構2a(以下、単に、スイッチバック機構2aと称する)は、図示しないモータによって正逆両方向に回転する駆動ローラ14、およびこの駆動ローラ14に圧設された従動ローラ16を有する。これら2つのローラ14、16は、この発明のスイッチバックローラとして機能し、両者の間のニップNがスイッチバック部12内に介在する位置に配置されている。また、スイッチバック機構2aは、スイッチバック部12の一面側(図中上側)を規定するガイド板21、およびスイッチバック部12の他面側(図中下側)を規定するガイド板22を有する。
また、スイッチバック機構2aは、スイッチバック部12内に介在されたニップNに向けて郵便物Mを図中矢印T1方向(第1の方向)に送り込む搬入搬送路23、およびニップNから逆方向、すなわち図中矢印T2方向(第2の方向)に郵便物Mを送り出す搬出搬送路24を有する。すなわち、スイッチバック機構2aは、搬入搬送路23を介して郵便物Mを矢印T1方向に搬送するとともに、搬出搬送路24を介して郵便物Mを矢印T2方向に搬送する搬送機構25を備えている。この搬送機構25は、複数の搬送ローラ26、およびこれら搬送ローラ26に巻回されて張設された複数の無端状の搬送ベルト27を有する。
また、矢印T1方向に沿ってニップNの上流側には、センサ32が設けられており、スイッチバック部12の矢印T1方向に沿った終端にはセンサ33が設けられており、センサ32、33の略中間地点には、この発明の滞留センサとして機能するセンサ34が設けられている。これら3つのセンサ32、33、34は、スイッチバック機構2a内における郵便物Mの有無を検知するために設けられている。特に、中央のセンサ34は、ニップNから外れてスイッチバック部12内に滞留した郵便物Mを検知する。
一方のガイド板21の裏面側、すなわちスイッチバック部12から離間した側には、送り出しローラ41が設けられている。送り出しローラ41は、スイッチバック装置2aの図示しない筐体に固設された回転軸42aを中心に揺動可能に設けられたアーム42の先端に回動自在に取り付けられている。
アーム42の中間位置には、筐体に一端を固定した引っ張りバネ43の他端が接続されており、搬送ベルト27を巻回した駆動伝達ローラ44に向けて送り出し41が押圧配置されている。また、送り出しローラ41が駆動伝達ローラ44から離間した側の一部がガイド板21の図示しない開口を介してスイッチバック部12内に僅かに露出して介在されている。
この送り出しローラ41は、駆動伝達ローラ44を介して搬送ベルト27から駆動力を伝達され、図中時計回り方向(矢印R1方向)、すなわちスイッチバック部12内に滞留した郵便物Mをスイッチバック部12から矢印T2方向へ送り出す方向に回転される。つまり、上述した搬送機構25が本実施の形態の駆動機構として機能することになる。なお、本実施の形態の送り出しローラ41は、搬送ベルト27から駆動伝達ローラ44を介して常に駆動力が伝達されて常時回転されているが、郵便物Mのスイッチバック動作時には当該郵便物Mに干渉しない位置に位置決め配置されているため、スイッチバック動作に影響を及ぼすことはない。
他方のガイド板22の裏面側、すなわちスイッチバック部12から離間した側には、押付ローラ45が設けられている。押付ローラ45は、アーム46の揺動の先端に回動自在に取り付けられており、アーム46の基端部近くに固設された回転軸46aにソレノイド47(移動機構)が取り付けられている。この押付ローラ45は、図中実線で示す退避位置に配置された状態で、スイッチバック部12から外れた位置、すなわちガイド板22の裏面側に退避した位置に配置されている。
しかして、ソレノイドを駆動してアーム46を図中実線で示す退避位置から図中破線で示す動作位置へ揺動させると、アーム46の先端に回動自在に取り付けられた押付ローラ45が図中破線で示す動作位置に配置され、スイッチバック部12の一面側に待機している送り出しローラ41に押し付けられるようになっている。すなわち、スイッチバック部12内に滞留している郵便物Mがある場合には、ソレノイド47を付勢することで、この郵便物Mが送り出しローラ41と押付ローラ45との間に挟まれて拘束されることになり、送り出しローラ41の回転(常に回転している)によってスイッチバックローラ14、16のニップNに向けて送り出されることになる。
なお、ソレノイド47には、ソレノイド47を駆動するドライバ48が接続されており、このドライバ48には、コントローラ49が接続されている。コントローラ49は、押印装置100の図示しない搬送路上に配置された複数の図示しないシフトセンサ、特にスイッチバック装置105内に設けられた複数のセンサS1〜S6を介して、搬送処理中の全ての紙葉類の搬送位置に関する情報を取得し、ソレノイド47の適切な駆動タイミングを決定し、ドライバ48に駆動コマンドを与える。また、このコントローラ49は、スイッチバックローラの駆動ローラ14を正逆両方向に回転させる図示しないモータを駆動する図示しないドライバにも接続されており、スイッチバックローラ14、16の回転駆動も制御する。
次に、上記構造のスイッチバック機構2a(4b)における処理動作について、図8とともに図9に示すフローチャートを参照して説明する。
搬送機構25によって搬入搬送路23を介して郵便物Mが矢印T1方向に送り込まれると(ステップ1;YES)、センサ32を介して郵便物Mがスイッチバック部12内に送り込まれたことが検知されて、当該郵便物Mのスイッチバック動作が開始される(ステップ2;YES)。このとき、駆動ローラ14は時計回り方向に回転しており、駆動ローラ14に接触している従動ローラ16は駆動ローラ14と同じ方向に従動回転している。そして、スイッチバック部12内に送り込まれた郵便物Mの搬送方向先端が駆動ローラ14と従動ローラ16との間のニップNに突入し、当該郵便物MがニップNに拘束されてスイッチバック部12内に送り込まれる。
このとき、スイッチバック装置105の制御部は、センサ32〜33の出力を監視し、当該郵便物Mに対するスイッチバック動作が終了したか否かを判断する(ステップ3)。郵便物MがニップNに突入した後、所定のタイミングで駆動ローラ14が減速されて郵便物Mが停止される。郵便物Mが停止された後、キックレバー28が図示しない駆動機構によって図中実線で示す位置から破線で示す位置へ回動され、停止している郵便物Mの図中左端部をたたく。キックレバー28は、この後、図中実線で示すホームポジションに復帰される。これにより、当該端部が下方に指向され、反転動作に備える。この後、駆動ローラ14が逆方向に加速回転し、ニップNで挟持拘束されて停止されている状態の郵便物Mが矢印T2方向に加速され、搬送機構25に受け渡されて搬出搬送路23を介して搬出される。これにより、郵便物Mの搬送方向が逆転される。この際、制御部は、センサ32の出力が暗から明になったことに基づいて、当該郵便物Mのスイッチバック動作が終了したことを判断する(ステップ3;YES)。
さらに、制御部は、ステップ3のスイッチバック動作終了後、スイッチバック部12の略中間位置に配置されたセンサ34を介してスイッチバック部12内に滞留している郵便物Mの有無を判断する(ステップ4)。このとき、センサ34の出力が明であり滞留している郵便物Mが無いことが判断されると(ステップ4;NO)、制御部は、ステップ1の処理に戻って次の郵便物Mに対する処理を待機する。
一方、ステップ4でスイッチバック部12内に滞留している郵便物Mが存在することが判断されると(ステップ4;YES)、制御部は、当該郵便物M(以下、滞留郵便物Mと称する)をスイッチバック部12から送り出すべく、そのタイミングを決定する(ステップ5)。このとき、制御部は、センサS1〜S6の出力に基づいてスイッチバック装置105内を搬送されている他の郵便物Mの搬送タイミングを取得し、滞留郵便物Mが他の郵便物Mに干渉しないタイミングを見つける。
一方のスイッチバック機構2aから滞留郵便物Mを送り出す場合、もう一方のスイッチバック機構4bにて処理中の郵便物M、すなわち図7に太線で示す第2のスイッチバック搬送路4a、4bを搬送されている郵便物M、図5に太線で示す迂回搬送路1a、1bを介して搬送されている郵便物M、これから処理予定の郵便物Mなどの搬送タイミングに基づいて、滞留郵便物Mが合流部8に合流する際に他の郵便物Mに干渉しないタイミングを決定し、他の郵便物Mの間に滞留郵便物Mを送り出す。
一般に、押印装置100で処理する郵便物Mは、そのサイズや重さがまちまちであるため、供給部101において一定のギャップで取り出した場合であっても、搬送途中で郵便物M同士の間隔が変化することが知られており、郵便物M同士の間隔が一定以上広がっている位置に滞留郵便物Mを送り出すことができる。滞留郵便物Mを割り込ませることのできる郵便物M間のギャップは、滞留郵便物Mを間に入れたときに押印装置100で規定されている郵便物M間のギャップを維持できる間隔となる。
しかし、滞留郵便物Mを送り出すことのできる間隔がなかなかに見つからない場合、そのスイッチバック機構2aを使用することができなくなり処理能力が低下してしまう。このため、制御部は、このように送り出すギャップがなかなか見つからない場合には、予め設定したタイムアウト時間により、正常に処理されている他の1通の郵便物Mをリジェクトすることを前提に、この正常処理されている郵便物Mに滞留郵便物Mを重ねるタイミングで滞留郵便物Mを送り出す。この場合、滞留郵便物Mに重ねられた郵便物Mもリジェクト部へアサインされることとなる。
いずれにしても、ステップ5で滞留郵便物Mを送り出すタイミングが決定されると、制御部は、まず、駆動ローラ14を逆転させてスイッチバックローラを一定速度で逆転させるようにコントローラ49を制御する(ステップ6)。そして、制御部は、ステップ5で決定したタイミングに合わせてコントローラ49を制御し、ソレノイド47を駆動して押付ローラ45を退避位置から動作位置へ移動させる(ステップ7)。
これにより、スイッチバック部12内に滞留していた滞留郵便物Mが常時回転している送り出しローラ41と押付ローラ45との間に挟まれて搬送力が与えられ、スイッチバックローラ14、16のニップNに向けて送られる。そして、ニップNに銜えられた郵便物Mは、スイッチバックローラ14、16によって矢印T2方向に搬送されてスイッチバック部12内から送り出される。
このとき、制御部は、スイッチバック機構2aの全てのセンサ32〜34の出力が明となったことに基づいて当該滞留郵便物Mがスイッチバック部12から送り出されたことを判断し(ステップ8;YES)、コントローラ49を制御してソレノイド47を駆動するドライバ48にコマンドを与え、押付ローラ45を動作位置から退避位置へ退避させる(ステップ9)。これにより、次にスイッチバック部12へ送り込まれる郵便物Mに対して押付ローラ45が干渉することを防止できる。同時に、制御部は、駆動ローラ14を正転、すなわちスイッチバック部12内に郵便物Mを受け入れる方向に回転させ(ステップ10)、次に送り込まれる郵便物Mを待機する。
以上のように、本実施の形態のスイッチバック機構2a、4b、およびこれら2つのスイッチバック機構2a、4bを備えたスイッチバック装置105によると、スイッチバック機構2a(4b)で郵便物Mをスイッチバックさせた後、スイッチバック部12内に滞留した郵便物Mの有無を判断し、スイッチバック部12内に滞留郵便物Mがある場合、その滞留郵便物Mを適切なタイミングで自動的にスイッチバック部12から送り出すようにした。このため、スイッチバック部12内に郵便物Mが滞留した場合であっても、押印装置100を停止して滞留郵便物Mを取り出す必要がなくなり、ジャム処理のための装置の停止時間を大幅に少なくでき、装置の稼働率を向上させることができる。
また、本実施の形態によると、スイッチバック部12内に滞留した郵便物Mを自動的且つ強制的にスイッチバック部12から送り出すため、スイッチバック部12へ送り込まれる新たな郵便物Mが滞留郵便物Mに衝突してジャムを生じたり、滞留郵便物Mが正規にスイッチバックされる郵便物Mに連れ出されたりすることを防止でき、ジャム処理を必要とする回数を大幅に減らすことができ、装置の稼働率を大幅に向上させることができる。
さらに、本実施の形態によると、滞留郵便物Mを適切なタイミングでスイッチバック部12から送り出すように制御するが、滞留郵便物Mを送り出すスペースがなかなか見つからない場合、処理能力が低下してしまうため、正常に処理されている1通の郵便物Mを犠牲にして、この郵便物Mに滞留郵便物Mを重ねるタイミングで滞留郵便物Mを送り出し、このように重ねた2通の郵便物Mをリジェクト部へアサインするようにした。つまり、本実施の形態によると、滞留郵便物Mを他の郵便物Mの間に送り出すことのできる程度に広いギャップが見つからない場合であっても、滞留郵便物Mをスイッチバック部12から強制的に送り出すことができ、スイッチバック装置105全体としての処理能力を低下させることを防止できる。
図10には、この発明の他の実施の形態に係るスイッチバック機構50の平面図を示してある。このスイッチバック機構50は、送り出し機構の送り出しローラ41に搬送ベルト27からの駆動力を伝達するための構成42、43、44の代りに、送り出しローラ41の回転軸にモータ51を取り付けた以外、上述した実施の形態のスイッチバック機構2a(4b)と同じ構造を有する。よって、上述した実施の形態と同様に機能する構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
この送り出し機構を有するスイッチバック機構50を動作させる場合、上述した実施の形態のように搬送ベルト27から駆動力を伝達させていないため、適当なタイミングでモータ50を回転させて送り出しローラ41を図中矢印R1方向に回転させておく必要がある。具体的には、図9のフローチャートにあるステップ6の処理でスイッチバックローラの駆動ローラ14を逆転させるときに、モータ51を付勢して送り出しローラ41を矢印R1方向に回転させておく必要がある。これ以外の処理動作は、図9のフローチャートで説明した動作と同じである。
この実施の形態のスイッチバック装置50を用いた場合も、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができ、装置の稼働率を向上させることができる。
図11には、上述したスイッチバック機構50の変形例60を示してある。このスイッチバック機構60は、スイッチバック部12の図中右側、すなわち矢印T1方向に沿ってスイッチバック部12の下流側に排出部61を有する以外、上述したスイッチバック機構50と同じ構造を有する。よって、ここでも、同じ構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
このスイッチバック機構60を動作させる場合、上述したスイッチバック機構2a、4b、50と同様に動作させることもできる。さらに、このスイッチバック機構60では、スイッチバック部12に滞留した郵便物Mを郵便物Mの取り込み方向、すなわち矢印T1方向にさらに送って排出部61へ送り出すことができる。
つまり、上述した各実施の形態のように滞留した郵便物Mを押印装置100で処理するように矢印T2方向に送り出すと新たな搬送ジャム等の不具合を生じる可能性が大きい場合には、滞留郵便物Mを検出した時点で排出部61へ送り出す処理が有効となる。この場合、モータ51を予め逆方向(図中R3方向)に回転しておき、滞留を生じた直後の任意のタイミングで送り出し機構を動作させて押付ローラ45を動作位置へ移動し、滞留郵便物Mを矢印T1方向に送って排出部61へ送り出す。
このスイッチバック機構60を用いた場合、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができるとともに、排出を希望する任意のタイミングで滞留郵便物Mをより確実にスイッチバック部12から送り出すことができ、スイッチバック部12におけるジャム処理の必要性を殆ど無くすことができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
例えば、上述した実施の形態では、スイッチバック機構2a、4b、50、60の送り出しローラ41を回転させて押付ローラ45を従動回転させる場合について説明したが、これに限らず、押付ローラ45を回転させて送り出しローラ41を従動回転させても良い。また、ローラに限らず、ベルトなどを用いても良い。
この発明の実施の形態に係るスイッチバック装置を有する押印装置のブロック図。 図1の押印装置で郵便物の姿勢を変更する例を示す図。 図1の押印装置に組み込まれたスイッチバック装置の概略構造を示す平面図。 図3のスイッチバック装置の主搬送路を太線で示す図。 図3のスイッチバック装置の迂回搬送路を太線で示す図。 図3のスイッチバック装置の第1のスイッチバック搬送路を太線で示す図。 図3のスイッチバック装置の第2のスイッチバック搬送路を太線で示す図。 図3のスイッチバック装置の一方のスイッチバック機構を示す概略図。 図8のスイチバック機構の動作を説明するためのフローチャート。 この発明の他の実施の形態に係るスイッチバック機構を示す平面図。 図10のスイッチバック機構の変形例を示す平面図。 従来のスイッチバック機構の一例を示す模式図。
符号の説明
2a、4b、50、60…スイッチバック機構、12…スイッチバック部、14…駆動ローラ、16…従動ローラ、32、33、34…センサ、41…送り出しローラ、45…押付ローラ、47…ソレノイド、49…コントローラ、51…モータ、61…排出部、100…押印装置、105…スイッチバック装置、N…ニップ。

Claims (16)

  1. スイッチバック部に向けて第1の方向に送り込まれた紙葉類をニップに受け入れて上記第1の方向に回転し、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態のまま上記スイッチバック部内で一旦停止させて上記第1の方向と逆の第2の方向に回転し、当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバックローラと、
    上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知する滞留センサと、
    上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記スイッチバック部から送り出す送り出し機構と、
    上記スイッチバックローラによるスイッチバック動作終了後、上記滞留センサを介して紙葉類が上記スイッチバック部内に滞留しているか否かを検知し、滞留有りを検知した場合に、上記送り出し機構を動作させて当該滞留した紙葉類を上記スイッチバック部から送り出す制御部と、
    を有することを特徴とするスイッチバック機構。
  2. 上記制御部は、上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を送り出す際に、上記スイッチバックローラを上記第2の方向に回転させ、
    上記送り出し機構は、上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記ニップに向けて上記第2の方向に送り出すことを特徴とする請求項1に記載のスイッチバック機構。
  3. 上記制御部は、上記送り出し機構を動作させて上記滞留した紙葉類を上記第2の方向に送り出す際に、他の紙葉類の搬送タイミングを取得して、この搬送タイミングに合わせて当該滞留した紙葉類を送り出すことを特徴とする請求項2に記載のスイッチバック機構。
  4. 上記制御部は、上記他の紙葉類と干渉しないタイミングで当該滞留した紙葉類を送り出すことを特徴とする請求項3に記載のスイッチバック機構。
  5. 上記制御部は、上記他の紙葉類のうち1枚の紙葉類に当該滞留した紙葉類を重ねるタイミングで当該滞留した紙葉類を送り出し、これら重ねた紙葉類をリジェクト部へアサインすることを特徴とする請求項3に記載のスイッチバック機構。
  6. 上記第1の方向に沿って上記スイッチバック部の下流側に配置された排出部をさらに有し、
    上記制御部は、上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を送り出す際に、上記送り出し機構を動作させて当該滞留した紙葉類を上記第1の方向に送り出して上記スイッチバック部から上記排出部へ排出することを特徴とする請求項1に記載のスイッチバック機構。
  7. 上記送り出し機構は、
    上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類の一面側で上記第1および第2の方向に回転可能に設けられた送り出しローラと、
    この送り出しローラとの間で上記滞留した紙葉類を挟持する動作位置と上記送り出しローラから離間した退避位置との間で移動可能且つ上記第1および第2の方向に回転可能に設けられた押付ローラと、
    この押付ローラを上記動作位置と退避位置との間で移動させる移動機構と、
    上記送り出しローラおよび押付ローラのうち少なくとも一方を上記第1または第2の方向に回転させる駆動機構と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のスイッチバック機構。
  8. 上記送り出しローラは、上記スイッチバックローラによってスイッチバック動作中の紙葉類に干渉しない程度に上記スイッチバック部内に部分的に露出して配置され、上記押付ローラは、上記移動機構によって上記退避位置へ移動されている状態で上記スイッチバック部の外側に退避されることを特徴とする請求項7に記載のスイッチバック機構。
  9. 第1の方向に搬送された紙葉類をスイッチバック部内に受け入れてその搬送方向を逆転させて第2の方向に送り出す少なくとも1つのスイッチバック機構と、上記スイッチバック機構を迂回させて紙葉類をそのままの向きで搬送する迂回搬送路と、を有するスイッチバック装置であって、
    上記スイッチバック機構は、
    上記スイッチバック部に向けて上記第1の方向に送り込まれた紙葉類をニップに受け入れて上記第1の方向に回転し、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態のまま上記スイッチバック部内で一旦停止させて上記第1の方向と逆の第2の方向に回転し、当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバックローラと、
    上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知する滞留センサと、
    上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記ニップに向けて上記第2の方向に送り出す送り出し機構と、
    上記スイッチバックローラによるスイッチバック動作終了後、上記滞留センサを介して紙葉類が上記スイッチバック部内に滞留しているか否かを検知し、滞留有りを検知した場合に、上記スイッチバックローラを上記第2の方向に回転させて、他のスイッチバック機構で処理されている紙葉類や上記迂回搬送路を搬送されている紙葉類の搬送タイミングに合わせて上記送り出し機構を動作させ、当該滞留した紙葉類を上記ニップを介して上記スイッチバック部から上記第2の方向へ送り出す制御部と、
    を有することを特徴とするスイッチバック装置。
  10. 上記制御部は、上記他のスイッチバック機構で処理されている紙葉類や上記迂回搬送路を搬送されている紙葉類と干渉しないタイミングで当該滞留した紙葉類を上記スイッチバック部から送り出すように上記送り出し機構を動作させることを特徴とする請求項9に記載のスイッチバック装置。
  11. 上記制御部は、上記他のスイッチバック機構で処理された紙葉類や上記迂回搬送路を搬送された紙葉類のうち1枚の紙葉類に当該滞留した紙葉類を重ねるタイミングで当該滞留した紙葉類を上記スイッチバック部から送り出すように上記送り出し機構を動作させ、これら重ねた紙葉類をリジェクト部へアサインすることを特徴とする請求項9に記載のスイッチバック装置。
  12. 第1の方向に搬送された紙葉類をスイッチバック部内に受け入れてその搬送方向を逆転させて第2の方向に送り出す少なくとも1つのスイッチバック機構と、上記スイッチバック機構を迂回させて紙葉類をそのままの向きで搬送する迂回搬送路と、を有するスイッチバック装置であって、
    上記スイッチバック機構は、
    上記スイッチバック部に向けて上記第1の方向に送り込まれた紙葉類をニップに受け入れて上記第1の方向に回転し、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態のまま上記スイッチバック部内で一旦停止させて上記第1の方向と逆の第2の方向に回転し、当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバックローラと、
    上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を検知する滞留センサと、
    上記第1の方向に沿って上記スイッチバック部の下流側に配置された排出部と、
    上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記第1の方向に送り出して上記スイッチバック部から上記排出部へ排出する送り出し機構と、
    上記スイッチバックローラによるスイッチバック動作終了後、上記滞留センサを介して紙葉類が上記スイッチバック部内に滞留しているか否かを検知し、滞留有りを検知した場合に、上記送り出し機構を動作させて当該滞留した紙葉類を上記スイッチバック部から上記排出部に向けて上記第1の方向へ送り出す制御部と、
    を有することを特徴とするスイッチバック装置。
  13. 第1の方向に送り込まれた紙葉類を上記第1の方向に回転するスイッチバックローラのニップに受け入れてスイッチバック部内に取り込んで、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態で上記スイッチバックローラを上記第1の方向と逆の第2の方向に回転させて当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバック工程と、
    このスイッチバック工程が終了した後、上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類の有無を検知する検知工程と、
    この検知工程で上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類があることを検知した場合に、上記スイッチバックローラを上記第2の方向に回転させるとともに、上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類を上記ニップに向けて上記第2の方向に送り出す排出工程と、
    を有することを特徴とするスイッチバック方法。
  14. 上記排出工程では、上記第2の方向に沿って上記スイッチバック部より下流側を搬送される他の紙葉類と干渉しないタイミングで当該滞留した紙葉類を該スイッチバック部から送り出すことを特徴とする請求項13に記載のスイッチバック方法。
  15. 上記排出工程では、上記第2の方向に沿って上記スイッチバック部より下流側を搬送される他の紙葉類に当該滞留した紙葉類を重ねるタイミングで当該滞留した紙葉類を該スイッチバック部から送り出すことを特徴とする請求項13に記載のスイッチバック方法。
  16. 第1の方向に送り込まれた紙葉類を上記第1の方向に回転するスイッチバックローラのニップに受け入れてスイッチバック部内に取り込んで、当該紙葉類を上記ニップで挟持した状態で上記スイッチバックローラを上記第1の方向と逆の第2の方向に回転させて当該紙葉類の搬送方向を逆転させて上記スイッチバック部から上記第2の方向に送り出すスイッチバック工程と、
    このスイッチバック工程が終了した後、上記第1の方向に沿って上記ニップの下流側で該ニップから外れて上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類の有無を検知する検知工程と、
    この検知工程で上記スイッチバック部内に滞留した紙葉類があることを検知した場合に、上記第2の方向に沿って上記スイッチバック部の下流側に配置された排出部に向けて当該滞留した紙葉類を上記第2の方向に送り出す排出工程と、
    を有することを特徴とするスイッチバック方法。
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