JP2007246225A - 物品搬送設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メイン搬送ライン2にて搬送される物品1を異なる搬送先Bに分岐搬送する複数の分岐搬送ライン3と、メイン搬送ライン2にて搬送される物品1を複数の分岐搬送ライン3に分岐させる分岐手段4と、複数の分岐搬送ライン3の搬送速度を分岐される物品1に応じた速度に調整するための速度調整用情報を管理して、速度調整用情報を物品1に装備した情報記憶タグ15に情報書き込み手段19にて書き込む情報管理手段20と、情報記憶タグ15に書き込まれた速度調整用情報を読み取る速度調整用情報読み取り手段18と、速度調整用情報読み取り手段18にて読み取られた速度調整用情報に基づいて、複数の分岐搬送ラインの搬送速度を調整する搬送速度調整手段22とが設けられている。
【選択図】図1
Description
そして、複数の分岐搬送ラインのうちから分岐先として設定されている分岐搬送ラインを選択するために、各物品に装備された情報記憶タグに分岐先設定用情報を記憶し、且つ、その分岐先設定用情報を分岐先設定用情報読み取り手段にて読み取るようにしており、各物品に装備された情報記憶タグを利用している。
そして、従来の物品搬送設備では、複数の分岐搬送ラインの夫々がメイン搬送ラインから分岐される物品を一定の搬送速度にて搬送するように構成されている。
また、強度や崩れ易さなどの物品の状態は物品によって異なり、その物品の状態によってその物品を適正に且つ効率よく搬送するために要求される分岐搬送ラインの搬送速度は異なる。例えば、強度の弱い物品や崩れやすい物品が分岐された分岐搬送ラインでは、物品の損傷を防止するために。低速の搬送速度が要求される。一方、強度の強い物品や崩れにくい物品が分岐された分岐搬送ラインでは、効率よく搬送するために、高速の搬送速度が要求される。
前記複数の分岐搬送ラインの搬送速度を分岐される物品に応じた速度に調整するための速度調整用情報を管理して、その速度調整用情報を物品に装備した前記情報記憶タグに情報書き込み手段にて書き込む情報管理手段と、前記情報記憶タグに書き込まれた前記速度調整用情報を読み取る速度調整用情報読み取り手段と、前記速度調整用情報読み取り手段にて読み取られた前記速度調整用情報に基づいて、前記複数の分岐搬送ラインの搬送速度を調整する搬送速度調整手段とが設けられている点にある。
このように、搬送速度調整手段が、分岐される物品を適正に且つ効率よく搬送することが可能となるその物品に応じた速度に分岐搬送ラインの搬送速度を調整することができることになる。
そして、搬送速度調整手段に速度調整用情報を伝達するために、各物品に装備される情報記憶タグを用いることができることから、構成の簡素化を図ることができることになる。しかも、速度調整用情報読み取り手段が、情報記憶タグに書き込まれた速度調整用情報を読み取ることにより、その情報記憶タグを装備した物品が速度調整用情報読み取り手段の設置箇所に搬送されていることを認識することができるので、実際に物品が搬送されていることを認識しながら、分岐搬送ラインの搬送速度の調整を行うことができることになる。
そして、速度調整用情報を作成して管理するに当って、情報管理手段は出荷計画情報を取得するだけでよく、構成の簡素化を図ることができることになる。
この物品搬送設備は、図1及び図2に示すように、搬送元Aから搬出される物品1を搬送するメイン搬送ライン2と、メイン搬送ライン2にて搬送される物品1を異なる搬送先Bに分岐搬送する複数の分岐搬送ライン3と、メイン搬送ライン2にて搬送される物品1を複数の分岐搬送ライン3に分岐させる分岐手段4とを備えている。
そして、自動倉庫7として、第一自動倉庫7aと第二自動倉庫7bとが設けられている。また、搬出ライン8として、第一自動倉庫7aから搬出する物品1を搬送する第一搬出ライン8aと第二自動倉庫7bから搬出する物品1を搬送する第二搬出ライン8bとが設けられている。前記第一搬出ライン8aは、第二搬出ライン8bが合流した状態でメイン搬送ライン2に接続されている。
そして、第一自動倉庫制御装置9及び第二自動倉庫制御装置10と通信自在で、且つ、自動倉庫7の作動及び搬出ライン8の作動を管理する管理装置11が設けられている。
また、分岐搬送ライン3として、第一搬送先B1に物品1を分岐搬送する第一分岐搬送ライン3aと、第二搬送先B2に物品1を分岐搬送する第二分岐搬送ライン3bと、第三搬送先B3に物品1を分岐搬送する第三分岐搬送ライン3cとが設けられている。
前記メイン搬送ライン2の作動を制御するメイン搬送ライン制御装置21と、分岐搬送ライン3の作動を制御する分岐搬送ライン制御装置22と、搬出ライン8の作動を制御する搬出ライン制御装置23とが設けられている。
そして、分岐搬送ライン制御装置22として、第一分岐搬送ライン3aの作動を制御する第一分岐搬送ライン制御装置22aと、第二分岐搬送ライン3bの作動を制御する第二分岐搬送ライン制御装置22bと、第三分岐搬送ライン3cの作動を制御する第三分岐搬送ライン制御装置22cとが設けられている。
また、搬出ライン制御装置23として、第一搬出ライン8aの作動を制御する第一搬出ライン制御装置23aと、第二搬出ライン8bの作動を制御する第二搬出ライン制御装置23bとが設けられている。
前記第二搬出ライン8bにおける搬送方向上手側端部には、非接触無線通信によりRFIDタグ15に記憶されている記憶情報を読み取り及びRFIDタグ15に情報を書き込み自在な第二自動倉庫用リーダ/ライタ装置17が設けられている。
そして、管理装置11は、出荷計画情報として、第一自動倉庫7aから搬出する物品1の第一出荷計画情報と第二自動倉庫7bから搬出する物品1の第二出荷計画情報とを作成し、第一出荷計画情報を第一自動倉庫制御装置9に通信し、且つ、第二出荷計画情報を第二自動倉庫制御装置10に通信する。
前記第二自動倉庫制御装置10は、管理装置11から受信する第二出荷計画情報に基づいて、複数の分岐搬送ライン3のうちから分岐先としての分岐搬送ライン3を設定するための分岐先設定用情報を第二自動倉庫用リーダ/ライタ装置17にて各物品1に装備されたRFIDタグ15に書き込んだ状態で物品1を搬出するように構成されている。
前記分岐手段4は、押圧シュー12を搬送方向に移動し且つその搬送方向と直交する方向に移動しながら物品1を押圧する押圧状態と、押圧シュー12を搬送方向に移動するだけの非押圧状態とに切換自在に構成されている。
そして、分岐制御装置14は、図外の在荷センサの検出情報に基づいて、物品1が複数の分岐搬送ライン3のうちから分岐先として設定されている分岐搬送ライン3に対応する位置に到達すると、物品1の位置に対応して位置する複数の押圧シュー12にてその物品1を押圧する押圧状態に切り換えるべく、分岐手段4を切換作動させることにより、物品1を分岐先として設定されている分岐搬送ライン3に分岐させるように構成されている。
そして、複数の分岐搬送ライン3の搬送速度を分岐される物品1に応じた速度に調整するための速度調整用情報を管理して、その速度調整用情報を物品1に装備したRFIDタグ15に情報書き込み用リーダ/ライタ装置19にて書き込み情報管理手段としての情報管理装置20が設けられている。
そして、分岐先設定用情報リーダ装置18は、読み取った速度調整用情報を分岐搬送ライン制御装置22に通信するように構成されている。
そして、分岐搬送ライン制御装置22は、速度調整用情報に基づいて、分岐される物品1の単位時間当りの数量が多いほど高速にする形態で、分岐搬送ライン3の搬送速度を調整するように構成されている。
このように、分岐搬送ライン制御装置22は、分岐搬送ライン3に物品1が分岐されると、その物品1についての速度調整用情報に基づいて分岐搬送ライン3の搬送速度を調整する形態で、分岐搬送ライン3の搬送速度を調整するように構成されている。
前記メイン搬送ライン2にて搬送される物品1は、RFIDタグ15に分岐先設定用情報が記憶された状態で、まず、情報書き込み用リーダ/ライタ装置19を通過する。このとき、情報管理装置20が、情報書き込み用リーダ/ライタ装置19にてその物品1に装備されたRFIDタグ15にその物品1に応じた速度を調整するための速度調整用情報を書き込む。
次に、物品1は、分岐先設定用情報リーダ装置18を通過する。このとき、分岐先設定用情報リーダ装置18が、RFIDタグ15に記憶されている分岐先設定用情報及び速度調整用情報を読み取る。そして、分岐先設定用情報リーダ装置18は、分岐先設定用情報を分岐制御装置14に通信し、且つ、速度調整用情報を分岐先として設定されている分岐搬送ライン3に対応する分岐搬送ライン制御装置22に通信する。
そして、分岐制御装置14が、分岐先設定用情報に基づいて、物品1を分岐先として設定されている分岐搬送ライン3に分岐させるように分岐手段4を作動させることになり、物品1は分岐先として設定されている分岐搬送ライン3に分岐される。また、分岐搬送ライン制御装置22が、分岐された物品1に応じた速度に調整するための速度調整用情報に基づいて、分岐先として設定されている分岐搬送ライン3の搬送速度を調整することになり、物品1は適正に且つ効率よく分岐搬送ライン3にて搬送先Bに搬送されることになる。
第一自動倉庫制御装置9は、第一出荷計画情報に基づいて、スタッカークレーン6などの作動を制御して、第一自動倉庫7aから第一出荷計画情報に応じた物品1を搬出する。第二自動倉庫制御装置10も、第二出荷計画情報に基づいて、スタッカークレーン6などの作動を制御して、第二自動倉庫7bから第二出荷計画情報に応じた物品1を搬出する。
そして、分岐制御装置14は、図5に示すように、分岐先設定用情報リーダ装置18にて読み取られた分岐先設定用情報Wに基づいて、分岐先として設定されている分岐搬送ライン3に物品1を分岐させるように分岐手段4を作動させる。つまり、搬送先Bを第一搬送先B1とする分岐先設定用情報Wの物品1については第一分岐搬送ライン3aに分岐し、搬送先Bを第二搬送先B2とする分岐先設定用情報Wの物品1については第二分岐搬送ライン3bに分岐し、搬送先Bを第三搬送先B3とする分岐先設定用情報Wの物品1については第三分岐搬送ライン3cに分岐する。
また、分岐搬送ライン制御装置22は、分岐先設定用情報リーダ装置18にて読み取られた速度調整用情報Vに基づいて、メイン搬送ライン2から分岐される物品1の単位時間当りの数量が多いほど高速にする形態で分岐搬送ライン3の搬送速度を調整すべく、分岐搬送ライン3の作動を制御する。つまり、第一分岐搬送ライン制御装置22aは、分岐される物品数を300個とする速度調整用情報Vを受信することになり、その速度調整用情報Vに基づいて、第一分岐搬送ライン3aの搬送速度を「高速」に調整する。第二分岐搬送ライン制御装置22bは、分岐される物品数を200個とする速度調整用情報Vを受信することになり、その速度調整用情報Vに基づいて、第二分岐搬送ライン3bの搬送速度を「中速」に調整する。第三分岐搬送ライン制御装置22cは、分岐される物品数を100個とする速度調整用情報Vを受信することになり、その速度調整用情報Vに基づいて、第三分岐搬送ライン3bの搬送速度を「低速」に調整する。
(1)上記実施形態では、情報管理装置20が、搬送元Aである自動倉庫7から物品1を搬出する出荷計画情報に基づいて、速度調整用情報を作成して管理するようにしているが、情報管理装置20が速度調整用情報をどのように作成して管理するか適宜変更が可能である。
図1の点線で示すように、メイン搬送ライン2における情報書き込み用リーダ/ライタ装置19よりも搬送方向上手側箇所に、メイン搬送ライン2にて搬送される各物品1に装備のRFIDタグ15に記憶された分岐先設定用情報を読み取る情報読み取り手段24を設ける。そして、情報管理装置20が、情報読み取り手段24の読み取り情報に基づいて、単位時間当りに通過する搬送先Bごとの物品数を求めて、その物品数に基づいて速度調整用情報を作成して管理するように構成されている。このとき、情報管理装置20は、求める物品数の多い分岐搬送ライン3ほど高速にする形態で速度調整用情報を作成して管理することができる。
例えば、速度調整用情報を、複数の分岐搬送ライン3の搬送速度をメイン搬送ライン3から分岐される物品1の振動低下性の要求度が高い分岐搬送ラインほど低速にするようにする情報とすることができる。ちなみに、振動低下性の要求度が高い物品1とは、例えば、強度の弱い又は崩れ易い状態の物品であり、振動低下性の要求度が低い物品1とは、例えば、強度の強い又は崩れ難い状態の物品である。
また、速度調整用情報を、複数の分岐搬送ライン3の搬送速度をメイン搬送ライン3から分岐される物品1の単位時間当りの数量が多い分岐搬送ライン3ほど高速に、且つ、複数の分岐搬送ライン3の搬送速度をメイン搬送ライン3から分岐される物品1の振動低下性の要求度が高い分岐搬送ラインほど低速にするようにする情報とすることもできる。
2 メイン搬送ライン
3 分岐搬送ライン
4 分岐手段
14 分岐制御手段
15 情報記憶タグ
18 分岐先設定用情報読み取り手段及び速度調整用情報読み取り手段
19 情報書き込み手段
20 情報管理手段
22 搬送速度調整手段
24 情報読み取り手段
A 搬送元
B 搬送先
Claims (5)
- 搬送元から搬出される物品を搬送するメイン搬送ラインと、
前記メイン搬送ラインにて搬送される物品を異なる搬送先に分岐搬送する複数の分岐搬送ラインと、
前記メイン搬送ラインにて搬送される物品を前記複数の分岐搬送ラインに分岐させる分岐手段と、
前記メイン搬送ラインにおける前記複数の分岐搬送ラインが接続される箇所よりも搬送方向上手側箇所にて、各物品に装備された情報記憶タグに記憶された分岐先設定用情報を読み取る分岐先設定用情報読み取り手段と、
前記分岐先設定用情報読み取り手段にて読み取られた分岐先設定用情報に基づいて、前記複数の分岐搬送ラインのうちから分岐先として設定されている分岐搬送ラインを選択して、物品を選択した分岐搬送ラインに分岐させるように前記分岐手段を作動させる分岐制御手段とが設けられた物品搬送設備であって、
前記複数の分岐搬送ラインの搬送速度を分岐される物品に応じた速度に調整するための速度調整用情報を管理して、その速度調整用情報を物品に装備した前記情報記憶タグに情報書き込み手段にて書き込む情報管理手段と、
前記情報記憶タグに書き込まれた前記速度調整用情報を読み取る速度調整用情報読み取り手段と、
前記速度調整用情報読み取り手段にて読み取られた前記速度調整用情報に基づいて、前記複数の分岐搬送ラインの搬送速度を調整する搬送速度調整手段とが設けられている物品搬送設備。 - 前記速度調整用情報が、前記複数の分岐搬送ラインの搬送速度を前記メイン搬送ラインから分岐される物品の単位時間当りの数量が多い分岐搬送ラインほど高速にするようにする情報である請求項1に記載の物品搬送設備。
- 前記速度調整用情報が、前記複数の分岐搬送ラインの搬送速度を前記メイン搬送ラインから分岐される物品の振動低下性の要求度が高い分岐搬送ラインほど低速にするようにする情報である請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
- 前記情報管理手段が、前記搬送元から物品を搬出する出荷計画情報に基づいて、前記速度調整用情報を作成して管理するように構成されている請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
- 前記情報管理手段が、前記メイン搬送ラインにて搬送される各物品に装備の前記情報記憶タグに記憶されて分岐先設定用情報を読み取る情報読み取り手段の読み取り情報に基づいて、単位時間当りに通過する前記搬送先ごとの物品数を求めて、その物品数に基づいて前記速度調整用情報を作成して管理するように構成されている請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
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