JP2007245775A - 車両用遠隔操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信端末の端末IDを簡便に登録できるようにする車両遠隔操作装置を提供すること。
【解決手段】通信が許可される通信端末200の端末IDを登録し、登録された端末IDと遠隔操作命令を送信した通信端末200の端末IDとを照合し、照合できた場合に前記遠隔操作命令に応じて車載装置を制御する車両遠隔操作装置100は、エンジンが始動されたことを検出するエンジン始動検出手段13と、端末IDが照合できなかった場合に、該端末IDを仮登録する端末ID仮登録手段12と、エンジンの始動が検出され、かつ、端末IDが仮登録されている場合に、仮登録された端末IDを登録するための登録画面を自動的に表示する登録画面表示手段15と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用遠隔操作装置に関し、より詳細には、通信が許可される通信端末の端末IDを簡便に登録できるようにする車両用遠隔操作装置に関する。
従来から、エンジン始動許可信号が供給されている状態でのみエンジンキーのオン操作に応答してエンジンを始動させるエンジン制御部と、近距離無線通信で使用される固有のID情報が付与された携帯通信機器と、前記携帯通信機器に付与された固有のID情報を登録するID情報記憶部を備え、前記エンジンキーのオン操作の有無に拘わらず前記携帯通信機器から近距離無線通信によりID情報を取得し、該取得したID情報が前記ID情報記憶部に登録されているID情報に一致しない場合に、前記エンジン制御部への前記エンジン始動許可信号を抑止する車載通信機器と、を備えた盗難防止システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、車両に搭載される機器において、電話番号を記憶している記憶手段と、電話番号を取得する取得手段と、該取得手段にて取得された電話番号と前記記憶手段に記憶されている電話番号とが一致するか否かを判断する判断手段と、該判断手段での判断結果を出力する出力手段とを備えることを特徴とする車載機器のようなものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
上述の盗難防止システムや車載機器は、予め登録しておいた携帯通信機器の固有のID情報や予め登録しておいた携帯電話の電話番号に基づいて、携帯通信機器または携帯電話から発信された遠隔操作命令が車両所有者等の適切な者による命令であるか否かを判断し、適切な者による命令であると判断した場合にのみエンジンを始動させたり、車載機器を制御したりする。
また、特許文献1に記載の盗難防止システムは、車載通信機器と所望の携帯通信機器との間で通信接続が行われた場合に、車載の設定操作部を操作することで携帯通信機器のID情報を登録することとし、特許文献2に記載の車載機器は、車載装置の登録スイッチをオンにして車載のクレードル装置に携帯電話機を装着し、その電話番号を登録することとしている。
特開2005−178666号公報 特開2004−276868号公報
しかしながら、特許文献1および2は、ID情報や電話番号の登録方法についてより詳細な説明を行っていない。そのため、多機能化、複雑化が進むカーナビゲーションシステム等をID情報や電話番号の登録するための操作部として利用する場合、これらシステムの操作に不慣れな利用者がID情報や電話番号を適切に登録できない場合も発生すると考えられる。
上述の課題に鑑み、本発明は、通信端末の端末IDを簡便に登録できるようにする車両遠隔操作装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第1の発明は、通信が許可される通信端末の端末IDを登録し、登録された端末IDと遠隔操作命令を送信した通信端末の端末IDとを照合し、照合できた場合に前記遠隔操作命令に応じて車載装置を制御する車両遠隔操作装置において、エンジンが始動されたことを検出するエンジン始動検出手段と、端末IDが照合できなかった場合に、該端末IDを仮登録する端末ID仮登録手段と、エンジンの始動が検出され、かつ、端末IDが仮登録されている場合に、仮登録された端末IDを登録するための登録画面を自動的に表示する登録画面表示手段と、を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明に係る車両遠隔操作装置において、端末IDを登録するときに、エンジンを始動させるために利用した車両キーの車両キーIDを記録する車両キーID記録手段と、前記車両キーID記録手段により記録された車両キーID以外の車両キーIDを有する車両キーによりエンジンを始動させて前記仮登録された端末IDを登録する場合に、遠隔操作の試用を案内する遠隔操作試用案内手段と、を備えることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明に係る車両遠隔操作装置において、車室内に存在する通信端末の端末IDを検出する通信端末検出手段を備え、前記登録画面表示手段は、エンジンの始動が検出され、端末IDが仮登録され、かつ、前記通信端末検出手段により前記仮登録された端末IDを有する通信端末が車室内に検出された場合に、前記仮登録された端末IDを登録するための登録画面を自動的に表示することを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、通信端末の端末IDを簡便に登録できるようにする車両遠隔操作装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、いくつかの実施例に分けて、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る車両遠隔操作装置に関連する車載システムの機能ブロック図を示し、車両遠隔操作装置100は、制御部1、入力部2、出力部3、通信手段4、記憶手段5を有し、エンジンECU(Electronic Control Unit)6、車載装置7および通信端末接続装置8に接続される。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、NVRAM(Non−Volatile RAM)を備え、記憶手段5に記憶されたプログラムをRAMに展開し各種手段をCPUに実行させるコンピュータであり、端末ID検出手段10、端末ID照合手段11、端末ID仮登録手段12、エンジン始動検出手段13、通信許可端末ID登録手段14および登録画面表示手段15を有する。
入力部2は、外部からの入力を受け付けるための手段であり、スイッチ入力手段20および音声入力手段21を有する。スイッチ入力手段20は、車両遠隔操作装置100においてスイッチやボタンを介した操作者による入力を受け入れるための手段であり、例えば、カーナビゲーションシステムのタッチパネルやエスカッションスイッチ等をいう。また、音声入力手段21は、音声による入力を受け入れるための手段であり、例えば、マイクで取得した操作者の声を電気信号に変換して制御部1に送信する。
出力部3は、車両遠隔操作装置100が発する信号を操作者が理解できるように外部に出力するための手段であり、画像出力手段30および音声出力手段31を有する。画像出力手段30は、車両遠隔操作装置100からの信号を視覚的に出力するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイやLED(Light Emitting Diode)を用いて所定の文字や画像を出力する。また、音声出力手段31は、車両遠隔操作装置100からの信号を聴覚的に出力するための手段であり、例えば、スピーカやブザーを用いて音声メッセージやアラーム音を出力する。
通信手段4は、車両遠隔操作装置100および通信端末200、または、車両遠隔操作装置100および車両キー300の間の通信を制御するための手段であり、例えば、携帯電話用の周波数帯の電波を利用して通信端末200との間の信号の送受信を行い、ISM(Industry−Science−Medical)バンドと呼ばれる2.4GHz帯の電波を利用して車両キー300との間の信号の送受信を行う。
記憶手段5は、車両遠隔操作装置100が利用するデータ等を記憶する、データの書き換えが可能な不揮発性の記録媒体であり、例えば、ハードディスク、半導体メモリ等がある。
エンジンECU6は、エンジンの作動を制御するための装置であり、車両キー300による操作に応じてエンジンを始動させたり、停止させたりし、また、始動されたか否かを表す信号を車両用遠隔操作装置100に送信する。なお、エンジンECU6は、通信端末200からの遠隔操作命令に応じて、操作者が車内にいない場合であってもエンジン6を始動させたり、停止させたりことができる。
車載装置7は、遠隔操作可能な装置をいい、例えば、ウインカー、ヘッドライト、ハザードランプ、ルームランプを制御する灯火類制御ECU、エアコンのオン・オフを制御するエアコンECU、ドアの施錠、解錠を制御するドアロックECU、窓の開閉を制御するパワーウィンドウECU等がある。
通信端末接続装置8は、車室内において通信端末200と車両遠隔操作装置100とを接続するための装置であり、例えば、携帯電話の接続ポートに接続されるクレードルやコネクタをいう。また、通信端末接続装置8は、車室内において電波や赤外線を用いて通信端末200と車両遠隔操作装置100とを無線接続するものであってもよい。
通信端末200は、通信手段201、記憶手段202およびスイッチ入力手段203を備え、遠隔操作に関する信号を送受信するための端末であり、例えば、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistance)等である。通信手段201は、車両遠隔操作装置100の通信手段4との通信を行うための手段、記憶手段202は、ROMやNVRAM等、端末IDを恒常的に記憶するための手段であり、また、スイッチ入力手段203は、携帯電話機に備えられた、ボタン、ジョイスティックまたはタッチパッド等を介して操作者による入力を受け入れるための手段である。
また、通信端末200は、車両遠隔操作装置100との通信を開始する際に端末IDを送信する。ここで、「端末ID」とは、通信端末200の識別に利用されるデータであり、数字、文字、図形、記号等(以下、「数字等」という。)で構成され、例えば、電話番号、IPアドレス、メールアドレスであってもよい。
車両キー300は、無線通信を介した遠隔操作により、或いは、キーシリンダーに差し込んで直接的に、ドアの解錠、施錠を行うための鍵であり、通信手段301および記憶手段302を有する。通信手段301は、車両遠隔操作装置100の通信手段4との通信を行うための手段であり、例えば、ISMバンドによる近距離無線通信を利用して車両遠隔操作装置100の通信手段4と信号の送受信を行い、記憶手段302は、ROMやNVRAM等、車両キーIDを恒常的に記憶するための手段である。
ここで、「車両キーID」とは、車両キー300を識別するためのデータであり、端末IDと同様、文字、図形、記号、数字等で構成される。
図2は、記憶手段5に記憶されるデータのデータ構造を示す図であり、記憶手段5は、通信許可端末ID領域50、通信拒否端末ID領域51、端末ID通信履歴領域52および車両キーID領域53を有する。
通信許可端末ID領域50は、車両遠隔操作装置100との間の通信が許可される通信端末200の端末IDを記憶するための領域であり、通信拒否端末ID領域51は、車両遠隔操作装置100との間の通信が拒否される通信端末200の端末IDを記憶するための領域である。
また、端末ID通信履歴領域52は、車両遠隔操作装置100との間で通信を行った通信端末200に関する情報を記録するための領域であり、端末ID、通信を開始した時刻、通信を終了した時刻、通信時間等を記録する。
また、車両キーID領域53は、通信端末200の端末IDを通信許可端末ID領域50に記憶する際にエンジンECU6を介してエンジンを始動させるために使用された車両キー300の車両キーIDを記憶するための領域である。
次に、制御部1が有する各種手段について詳細に説明する。
端末ID検出手段10は、通信端末200の端末IDを検出するための手段であり、端末ID照合手段11は、端末ID検出手段10が検出した端末IDと記憶手段5の通信許可端末ID領域50または通信拒否端末ID領域51に記憶された端末IDとを照合するための手段である。
端末ID仮登録手段12は、端末ID検出手段10が検出した端末IDと記憶手段5の通信許可端末ID領域50または通信拒否端末ID領域51に記憶された端末IDとを端末ID照合手段11が照合できなかった場合に、端末ID検出手段10が検出した端末IDを記憶手段5の端末ID通信履歴領域52に記憶する。端末ID仮登録手段12は、無線通信を介した通信端末200からの遠隔操作により仮登録を実行する。
エンジン始動検出手段13は、車両キー300によりイグニッションスイッチがオンされエンジンが始動すると、エンジンECU6からの信号を受信してエンジンが始動したことを検出する。
通信許可端末ID登録手段14は、端末IDを記憶手段5の通信許可端末ID領域50に記憶(登録)するための手段であり、例えば、入力部2のスイッチ入力手段20や音声入力手段21を介して操作者に数字等を入力させ、その入力させた端末IDを通信許可端末ID領域50に登録する。なお、通信許可端末ID登録手段14は、無線通信を介した通信端末200からの遠隔操作による登録は受け付けない。遠隔操作で全ての登録処理ができるようにするとセキュリティ性を低下させてしまうおそれがあるからである。
図3は、画像出力手段30に表示される登録画面の例であり、図3(A)の登録画面RAは、テンキーRA2を用いて携帯電話番号を入力フィールドRA1に入力させ、登録ボタンRA3を押下させて入力フィールドRA1の携帯電話番号を通信許可端末ID領域50に登録させたり、クリアボタンRA4を押下させて入力フィールドRA1の携帯電話番号を消去させたりする。
通信許可端末ID登録手段14は、例えば、図3(A)の登録画面を画像出力手段30に表示させて操作者に携帯電話番号を登録させる。
登録画面表示手段15は、エンジン始動検出手段13によりエンジンの始動が検出され、かつ、記憶手段5の端末ID通信履歴領域52に端末IDが記憶(仮登録)されている場合に、端末ID通信履歴領域52に記憶された端末IDを通信許可端末ID領域50に記憶(登録)させるために、画像出力手段30に登録画面(図3(B)参照。)を表示させる。
また、登録画面表示手段15は、「○月○日に○○(電話番号)から着信がありました。この電話で遠隔操作できるように登録しますか?」といった音声案内を伴わせて登録画面を表示させるようにしてもよい。
図3(B)は、登録画面表示手段15により画像出力手段30に表示される登録画面RBであり、入力フィールドRA1およびテンキーRA2の代わりに、端末ID通信履歴領域52に仮登録されている2つの端末IDを示す端末IDボタンRB1およびRB2を表示する点で図3(A)の登録画面と相違する。
また、登録画面RBは、端末IDボタンRB1を他のボタンと異なる色とし、端末IDボタンRB1が選択されていることを表示する。この状態で、登録ボタンRB3が押下されると、車両遠隔操作装置100は、端末ID通信履歴領域52に仮登録されている端末ID1を通信許可端末ID領域50に登録し、端末ID通信履歴領域52の仮登録を消去する。一方、クリアボタンRB4が押下されると、車両遠隔操作装置100は、端末ID通信履歴領域52に仮登録されている端末ID1を通信許可端末ID領域50に登録することなしに、端末ID通信履歴領域52の仮登録を消去する。
このように仮登録された端末IDが既に画面に表示されているので、操作者は、端末IDをテンキーで入力する必要なく、1回のボタン操作で端末IDの登録または消去を実行することができる。
次に、図4を参照しながら、車両遠隔操作装置100が、通信端末200からの信号を受信した場合の処理の流れについて説明する。
最初に、車両遠隔操作装置100は、端末ID検出手段10により通信端末200の端末IDを検出し、検出した端末IDと通信許可端末ID領域50または通信拒否端末ID領域51に登録されている端末IDとを端末ID照合手段11により照合する(ステップS100)。
何れかの領域に登録された端末IDと照合できた場合(ステップS100の照合)、車両遠隔操作装置100は、通信許可端末ID領域50の端末IDと照合できたか否かを判断し(ステップS102)、通信許可端末ID領域50の端末IDと照合できた場合には(ステップS102のYES)、通信端末200からの遠隔操作命令を実行する(ステップS103)。通信許可端末ID領域50の端末IDと照合できなかった場合には(ステップS102のNO)、通信拒否端末ID領域51の端末IDと照合できたことになり、遠隔操作命令を受け付けることなく、また、端末ID通信履歴領域52に端末IDを記録することもなく着信を拒否し、処理を終了する。
何れの領域に登録された端末IDとも照合できなかった場合(ステップS100の照合せず)、車両遠隔操作装置100は、端末ID仮登録手段12により、通信端末200の端末IDを端末ID通信履歴領域52に記録(仮登録)する(ステップS104)。後述の登録処理で利用するためである。
次に、図5を参照しながら、車両遠隔操作装置100が、仮登録された端末IDを通信許可端末ID領域50に登録する処理について説明する。
最初に、車両遠隔操作装置100は、エンジン始動検出手段13によりエンジンの始動を監視する(ステップS200)。エンジンが始動したことを検出できない場合(ステップS200のNO)、車両遠隔操作装置100は、エンジン始動検出手段13によりエンジン始動の監視を継続する。エンジンが始動したことを検出した場合(ステップS200のYES)、車両遠隔操作装置100は、記憶手段5の端末ID通信履歴領域52にアクセスし、仮登録された端末IDが存在するか否かを判断する(ステップS201)。
仮登録された端末IDが存在しない場合(ステップS201のNO)、車両遠隔操作装置100は、処理を終了する。仮登録された端末IDが存在する場合(ステップS201のYES)、車両遠隔操作装置100は、登録画面表示手段15により登録画面(図3(B)参照。)を画像出力手段30に表示させ(ステップS202)、仮登録された端末IDを登録するか否かを操作者に選択させる(ステップS203)。
登録ボタンRB3が押下され登録が選択された場合(ステップS203のYES)、車両遠隔操作装置100は、端末ID通信履歴領域52に記録された端末IDを通信許可端末ID領域50にコピーして仮登録された端末IDを通信許可端末IDとして登録し(ステップS204)、端末ID通信履歴領域52に記録された端末IDを消去して(ステップS205)、処理を終了する。
クリアボタンRB4が押下され登録が選択されなかった場合(ステップS203のNO)、車両遠隔操作装置100は、端末ID通信履歴領域52に記録された端末IDを通信許可端末ID領域50にコピーすることなく消去して(ステップS205)、処理を終了する。
以上の構成により、通信が許可される通信端末200の端末IDを登録する場合、操作者は、無線通信を介して車両遠隔操作装置100に予め端末IDを仮登録しておけば、次回搭乗時にエンジンをスタートさせた時点で登録画面が自動的に表示されるので、複雑なメニュー選択を経て登録画面を探索することなく、仮登録された端末IDを簡便に登録することができる。これにより、登録された通信端末200からの遠隔操作命令を確実に実行しながら、登録されていない通信端末200からのいたずら等による遠隔操作を確実に防止する車両遠隔操作装置100を操作者が活用し易くなるという効果が得られる。
次に、図6(A)を参照しながら、本発明に係る車両遠隔操作装置100の別の実施例について説明する。
図6(A)は、制御部1Aの構成を示すブロック図であり、図1の制御部1と比較すると、登録案内手段16−1および音声認識手段16−2を有する点で相違する。他の構成要素は図1における制御部1のものと同じであるため説明を省略する。
登録案内手段16−1は、通信端末200に対し端末ID(例えば、携帯電話番号)の登録に必要な情報を提供するための手段であり、例えば、通信端末200から車両遠隔操作装置100への通信が行われ、端末ID検出手段10により携帯電話番号が検出され、端末ID照合手段11により通信許可端末ID領域50および通信拒否端末ID領域51の何れの携帯電話番号とも照合できないとされた場合に、端末ID仮登録手段12により端末ID通信履歴領域52に携帯電話番号が仮登録されるのと同時に、遠隔操作の実行には携帯電話番号の登録が必要である旨を音声メッセージまたは電子メール等により通信端末200に伝達する。
登録案内手段16−1は、通信端末200が携帯電話番号を送信しない設定(番号非通知設定)になっている場合に、「電話番号が非通知のため遠隔操作命令を受けることができません。」といった内容の音声メッセージを返信したり、或いは、登録処理の詳細な手順や内容を音声メッセージまたは電子メール等により通信端末200に伝達したりするようにしてもよい。
音声認識手段16−2は、音声信号(操作者の声、トーン信号等をいう。)を認識するための手段であり、例えば、「ドア施錠」、「ハザードランプ消灯」、「エンジン始動」といった通信端末200の操作者からの声による命令を認識し電気的な信号に変換して車両遠隔操作装置100に伝達する。また、音声認識手段16−2は、車室内において、音声入力手段21を介して操作者の声を取得し、画像出力手段30に登録画面が表示された状態において、「登録」、「クリア」、「次の携帯電話番号」といった操作者の声による命令を認識してその命令を車両遠隔操作装置100に伝え、登録処理を実行させるようにしてもよい。また、音声認識手段16−2は、声の質等から話者を特定し、話者の認証を行うようにしてもよい。
この構成により、車両遠隔操作装置100は、操作者と対話する形で携帯電話番号の登録を操作者に促し、必要に応じて登録処理の手順を音声等で説明できるので、操作者をして携帯電話番号をより簡便に登録させることができる。
次に、図6(B)を参照しながら、本発明に係る車両遠隔操作装置100の別の実施例について説明する。
図6(B)は、制御部1Bの構成を示すブロック図であり、図1の制御部1と比較すると、端末ID登録希望確認手段17−1、通信履歴画面表示手段17−2および通信拒否端末ID登録手段17−3を有する点で相違する。他の構成要素は図1における制御部1のものと同じであるため説明を省略する。
端末ID登録希望確認手段17−1は、通信端末200と車両遠隔操作装置100との間の無線通信において、端末ID仮登録手段12により携帯電話番号が仮登録された場合に、携帯電話番号の登録を実際に希望するか否かを確認するための音声メッセージまたは電子メールによる文字メッセージを通信端末200に送信して操作者による登録の意思を確認する。
仮登録された携帯電話番号の中には、誤って通信を行ってしまっただけで携帯電話番号の登録を希望しない場合もあるからであり、操作者は、端末ID登録希望確認手段17−1からのメッセージに応じて登録するか否かを車両遠隔操作装置100に通知することができる。
端末ID登録希望確認手段17−1は、登録を希望しない旨の通知を受けた場合、端末ID通信履歴領域52に記憶(仮登録)された携帯電話番号に関連づけられた登録フラグをオフとし、一方、登録を希望する旨の通知を受けた場合、端末ID通信履歴領域52に記憶(仮登録)された携帯電話番号に関連づけられた登録フラグをオンとする。この登録フラグは、後述の通信履歴画面表示手段17−2に利用される。
通信履歴画面表示手段17−2は、エンジンが始動された時点において、端末ID通信履歴領域52に記録された通信履歴を画像出力手段30に表示させるための手段であり、例えば、端末ID仮登録手段12により仮登録されたが登録フラグがオフに設定された携帯電話番号が存在する場合に、登録画面の代わりとして通信履歴画面を画像出力手段30に表示させる。
また、通信履歴画面表示手段17−2は、「○月○日に○○(電話番号)から着信がありました。端末IDの登録を希望しなかったこの電話番号を着信拒否に登録しますか?」といった音声案内を伴わせて通信履歴画面を表示させるようにしてもよい。
図7は、画像出力手段30に表示される通信履歴画面の例であり、通信履歴画面RCは、端末ID通信履歴領域52に仮登録されている携帯電話番号であって登録フラグがオフに設定された携帯電話番号の通信履歴RC1、通信拒否登録ボタンRC2、登録ボタンRC3およびクリアボタンRC4を表示する。
また、端末ID通信履歴領域52に仮登録されている携帯電話番号に登録フラグがオフに設定された携帯電話番号と登録フラグがオンに設定された携帯電話番号とが混在する場合、車両遠隔操作装置100は、最初に、登録画面表示手段15により登録画面を表示させて、仮登録された携帯電話番号の登録処理を行った後に、通信履歴画面表示手段17−2により通信履歴画面を表示させるようにしてもよい。登録を行う携帯電話番号と通信履歴を確認するだけの携帯電話番号とを明確に分離することで誤った登録や消去を防止することができるからである。
なお、通信履歴画面表示手段17−2は、端末ID通信履歴領域52に仮登録されている携帯電話番号であって登録フラグがオンに設定された携帯電話番号を通信履歴画面に表示させるようにしてもよい。この場合、通信履歴画面の1画面で、通信履歴の確認と登録処理とを同時にかつ簡便に実行することができる。
通信拒否端末ID登録手段17−3は、携帯電話番号を記憶手段5の通信拒否端末ID領域51に記憶(登録)するための手段であり、例えば、入力部2のスイッチ入力手段20や音声入力手段21を介して操作者に数字等を入力させ、その入力させた携帯電話番号を通信拒否端末ID領域51に登録する。なお、通信拒否端末ID登録手段14は、無線通信を介した通信端末200からの遠隔操作による登録は受け付けない。遠隔操作で全ての登録処理ができるようにするとセキュリティ性を低下させてしまうおそれがあるからである。
通信拒否端末ID登録手段17−3は、例えば、図3(A)の登録画面と同様の画面を画像出力手段30に表示させて操作者に携帯電話番号を入力させるようにしてもよく、図7の通信履歴画面における通信拒否登録ボタンRC2を押下させることで所定の携帯電話番号を簡便に通信拒否端末ID領域51に記憶(登録)するようにしてもよい。
この構成により、車両遠隔操作装置100は、登録が希望されなかった通信端末200の通信履歴を確実に操作者に提示し、操作者をして、簡便に、所定の携帯電話番号を通信拒否端末IDとして登録させることができる。
次に、図6(C)を参照しながら、本発明に係る車両遠隔操作装置100の別の実施例について説明する。
図6(C)は、制御部1Cの構成を示すブロック図であり、図1の制御部1と比較すると、車両キーID記録手段18−1および遠隔操作試用案内手段18−2を有する点で相違する。他の構成要素は図1における制御部1のものと同じであるため説明を省略する。
車両キーID記録手段18−1は、車両キーIDを記憶手段5の車両キーID領域53に記録するための手段であり、例えば、通信許可端末ID登録手段14により携帯電話番号が通信許可端末IDとして登録された際に、エンジンの始動に利用された車両キー300の車両キーIDを車両キーID領域53に記録する。記録された車両キーIDは、その車両キー300を有する操作者による通信端末200を介した遠隔操作の経験の有無を判定するために利用される。
遠隔操作試用案内手段18−2は、通信端末200を介した遠隔操作を利用した経験のない操作者に遠隔操作の処理の流れを案内するための手段であり、例えば、通信許可端末ID登録手段14により携帯電話番号が通信許可端末IDとして登録された場合であって、エンジンの始動に利用された車両キー300の車両キーIDと車両キーID領域53に記録された車両キーIDとを照合できなかったとき、通信端末200を介した遠隔操作を利用した経験のない操作者による携帯電話番号の登録が行われたと判定し、遠隔操作試用案内を実行する。
遠隔操作試用案内は、画像出力手段30に所定のメッセージを表示させたり、音声出力手段31から案内メッセージを出力させたりして遠隔操作のデモンストレーションを行ってもよく、或いは、実際に通信端末200を操作者に使用させながら遠隔操作を体験してもらうような案内を行ってもよい。
この構成により、車両遠隔操作装置100は、通信端末200を介した遠隔操作の機能を操作者に理解させることができ、操作者は、車両遠隔操作装置100を活用し易くなるという効果が得られる。
また、遠隔操作の利用経験のない操作者を選別して遠隔操作試用案内を実行するので、端末IDを登録する度に遠隔操作試用案内を実行し、遠隔操作の利用経験を有する操作者に煩わしさを感じさせるのを防止することができる。
次に、図6(D)を参照しながら、本発明に係る車両遠隔操作装置100の別の実施例について説明する。
図6(D)は、制御部1Dの構成を示すブロック図であり、図1の制御部1と比較すると、通信端末検出手段19を有する点で相違する。他の構成要素は図1における制御部1のものと同じであるので説明を省略する。
通信端末検出手段19は、車室内に存在する通信端末200の携帯電話番号を検出するための手段であり、例えば、車載の通信端末接続装置8に通信端末200の接続ポートが接続されることにより通信端末200の携帯電話番号を検出する。また、通信端末検出手段19は、無線通信により車室内に存在する通信端末200の携帯電話番号を検出してもよい。
車両遠隔操作装置100は、エンジン始動検出手段13によりエンジンの始動を検出し、かつ、通信端末検出手段19が検出した通信端末200の携帯電話番号と別途登録フラグがオンされた携帯電話番号とを照合できた場合に、画像出力手段30に登録画面を表示させる。
「別途登録フラグ」は、後述の別途登録処理を実行するか否かを判断するためのフラグであり、特に、車両キー300を有する操作者が複数存在する場合に有効である。
例えば、1の車両キーを有する操作者により1の携帯電話番号が仮登録された後、別の車両キーを有する操作者がエンジンを始動させ登録画面(図3(B)参照。)に1の携帯電話番号を表示させた場合、別の操作者は、図示しない別途登録ボタンを押下することにより、端末ID通信履歴領域52に記録された携帯電話番号の別途登録フラグをオンに設定し、今後、当該別の車両キーを有する操作者がエンジンを作動させた場合に、1の携帯電話番号を登録するための登録画面を表示させないようにすることができる。
1の携帯電話番号は、別の車両キーを有する操作者にとっては見覚えがないものであるが、1の車両キーを有する操作者にとっては登録を希望しているものである場合もあり、別の車両キーを有する操作者は、クリアボタンRB4により1の携帯電話番号を端末ID通信履歴領域52から消去することもできないが、かといってエンジンスタート毎に1の携帯電話番号に関する登録画面が表示されるのも煩雑となるからである。
この構成により、車両遠隔操作装置100は、端末IDが仮登録された通信端末200を携帯した操作者がエンジンをスタートさせた場合、先に同じ車両を利用した他の操作者がその端末IDを登録しなかった場合にも、確実に登録画面を表示させることができ、仮登録された端末IDを簡便に登録させることができる。また、他の操作者がエンジンをスタートさせる度に自身に関係ない携帯電話番号に関する登録画面が自動的に表示されるのを防止することができる。
次に、図8乃至図11を参照しながら、車両遠隔操作装置100が、実施例2乃至5で説明された各種手段を実行する処理の流れについて説明する。
最初に、図8を参照しながら、車両遠隔操作装置100が通信端末200からの信号を受信した場合の処理について説明する。
車両遠隔操作装置100は、通信端末200からの信号を受信すると、端末ID検出手段10により通信端末200が非通知設定になっているか否かを判定し(ステップS301)、非通知の場合は(ステップS301のYES)、登録案内手段16−1により、端末IDを通知する必要がある旨を伝えるメッセージを通信端末200に返信する(ステップS302)。非通知設定になっていない場合(ステップS301のNO)、車両遠隔操作装置100は、端末ID検出手段10により端末IDを検出し、検出した端末IDと通信許可端末ID領域50または通信拒否端末ID領域51に登録されている端末IDとを端末ID照合手段11により照合する(ステップS303)。
何れかの領域に登録された端末IDと照合できた場合(ステップS303の照合)、車両遠隔操作装置100は、通信許可端末ID領域50の端末IDと照合できたか否かを判断し(ステップS304)、通信許可端末ID領域50の端末IDと照合できた場合には(ステップS304のYES)、通信端末200からの遠隔操作命令を実行する(ステップS305)。通信許可端末ID領域50の端末IDと照合できなかった場合には(ステップS304のNO)、通信拒否端末ID領域51の端末IDと照合できたことになり、遠隔操作命令を受け付けることなく、また、端末ID通信履歴領域52に端末IDを記録することもなく、処理を終了する。
何れの領域に登録された端末IDとも照合できなかった場合(ステップS303の照合せず)、車両遠隔操作装置100は、端末ID仮登録手段12により、通信端末200の端末IDを端末ID通信履歴領域52に記録(仮登録)する(ステップS306)。ここで、登録フラグはオフに初期化され(ステップS307)、別途登録フラグも同様にオフに初期化される(ステップS308)。
その後、登録案内手段16−1は、通信端末200により遠隔操作を実行するには端末IDの登録が必要な旨を伝えるメッセージを通信端末200に送信し、端末ID登録希望確認手段17−1は、端末IDの登録希望の有無を確認するためのメッセージを通信端末200に送信する(ステップS309)。
端末ID登録希望確認手段17−1は、通信端末200から登録希望の有無を伝えるメッセージを受信し(ステップS310)、登録を希望する旨のメッセージを受信した場合には(ステップS310のYES)、登録フラグをオンに設定する。登録を希望しない旨のメッセージを受信した場合には(ステップS310のNO)、登録フラグをオンにすることなく処理を終了する。
続いて、図9を参照しながら、車両遠隔操作装置100が仮登録された通信端末200の端末IDを登録する処理について説明する。
最初に、車両遠隔操作装置100は、エンジン始動検出手段13によりエンジンの始動を監視する(ステップS400)。エンジンが始動したことを検出できない場合(ステップS400のNO)、車両遠隔操作装置100は、エンジン始動検出手段13によりエンジン始動の監視を継続する。エンジンが始動したことを検出した場合(ステップS400のYES)、車両遠隔操作装置100は、記憶手段5の端末ID通信履歴領域52にアクセスし、仮登録された端末IDが存在するか否かを判断する(ステップS401)。
仮登録された端末IDが存在しない場合(ステップS401のNO)、車両遠隔操作装置100は、処理を終了する。仮登録された端末IDが存在する場合(ステップS401のYES)、車両遠隔操作装置100は、端末ID通信履歴領域52に端末ID毎に関連づけて記憶された登録フラグの値にアクセスする(ステップS402)。
登録フラグがオフに設定されている場合(ステップS402のオフ)、通信履歴画面表示手段17−2は、通信履歴画面(図7参照。)を画像出力手段30に表示させ(ステップS403)、仮登録された端末IDを通信拒否端末IDとして登録するか否かを選択させる(ステップS404)。
通信拒否登録ボタンRC2が押下され、通信拒否端末IDとして登録することが選択されると(ステップS404のYES)、車両遠隔操作装置100は、通信拒否端末ID登録手段17−3により端末IDを通信拒否端末ID領域51に記憶する(ステップS405)。一方、クリアボタンRC4が押下され、通信拒否端末IDとして登録しないことが選択されると(ステップS404のNO)、車両遠隔操作装置100は、端末ID通信履歴領域52に仮登録された端末IDを消去する(ステップS406)。
登録フラグがオンに設定されている場合(ステップS402のオフ)、車両遠隔操作装置100は、端末ID通信履歴領域52に端末ID毎に関連づけて記憶された別途登録フラグの値にアクセスする(ステップS407)。
別途登録フラグがオンに設定されている場合(ステップS407のオン)、車両遠隔操作装置100は、登録画面を表示させることなく処理を終了させる。一方、別途登録フラグがオフに設定されている場合(ステップS407のオフ)、車両遠隔操作装置100は、登録画面表示手段15により登録画面(図3(B)参照。)を画像出力手段30に表示させ(ステップS408)、仮登録された端末IDを通信許可端末IDとして登録するか、通信拒否端末IDとして登録するか、或いは、別途登録させるものとするか選択させる(ステップS409)。
通信拒否登録ボタン(図3(B)に図示せず。)が押下され、通信拒否端末IDとして登録することが選択されると(ステップS409の通信拒否)、車両遠隔操作装置100は、通信拒否端末ID登録手段17−3により端末ID通信履歴領域52に仮登録された端末IDを通信拒否端末ID領域51に記憶させ(ステップS405)、その後、端末ID通信履歴領域52に仮登録された端末IDを消去させて(ステップS406)、処理を終了する。
また、登録ボタンRB3が押下され、通信許可端末IDとして登録することが選択されると(ステップS409の通信許可)、車両遠隔操作装置100は、登録処理(ステップS410)を行い、その後、端末ID通信履歴領域52に仮登録された端末IDを消去させて(ステップS406)、処理を終了する。
また、別途登録ボタン(図3(B)に図示せず。)が押下され、今回エンジンスタートに利用した車両キー300で今後エンジンをスタートさせる場合においては当該端末IDを登録しないことが選択されると(ステップS409の別途登録)、車両遠隔操作装置100は、端末ID通信履歴領域52に仮登録された端末IDの別途登録フラグをオンに設定し(ステップS411)、処理を終了する。
続いて、図10を参照しながら、図9のステップS410における登録処理について説明する。
最初に、車両遠隔操作装置100は、通信許可端末ID登録手段14により端末ID通信履歴領域52に記憶された端末IDを通信許可端末ID領域50に記憶させる(ステップS500)。その後、登録案内手段16−1は、端末IDの登録が完了した旨を伝えるメッセージを通信端末200に送信する(ステップS501)。
次に、車両遠隔操作装置100は、車両キーID領域53にアクセスし、車両キーID記録手段18−1により記録された車両キーIDを確認し、今回エンジンをスタートさせた車両キー300で端末IDの登録を行うのが初めてであるか否かを判断する(ステップS502)。
車両キーIDが車両キーID領域53に記録されており、以前に端末IDの登録を行ったことがあると判断した場合(ステップS502のNO)、車両遠隔操作装置100は、処理を終了する。一方、端末IDの登録が初めてであると判断した場合(ステップS502のYES)、車両遠隔操作装置100は、遠隔操作試用案内手段18−2により遠隔操作のデモンストレーションを希望するか否かを確認するための画面を画像出力手段30に表示させ、デモンストレーションの実行の有無を選択させる(ステップS503)。
デモンストレーションの実行が選択された場合(ステップS503のYES)、車両遠隔操作装置100は、遠隔操作試用案内手段18−2により操作者に遠隔操作機能を試用させた後、処理を終了する。デモンストレーションの実行が選択されなかった場合(ステップS503のNO)、車両遠隔操作装置100は、遠隔操作試用案内手段18−2により操作者に遠隔操作機能を試用させることなく処理を終了する。
続いて、図11を参照しながら、別途登録処理について説明する。
最初に、車両遠隔操作装置100は、エンジン始動検出手段13によりエンジンの始動を監視する(ステップS600)。エンジンが始動したことを検出できない場合(ステップS600のNO)、車両遠隔操作装置100は、エンジン始動検出手段13によりエンジン始動の監視を継続する。
エンジンが始動したことを検出した場合(ステップS600のYES)、車両遠隔操作装置100は、通信端末検出手段19により操作者の携帯する通信端末200の端末IDを検出し、記憶手段5の端末ID通信履歴領域52に仮登録された端末IDと一致するか否かを判断する(ステップS601)。
仮登録された端末IDと検出した端末IDとが一致しない場合(ステップS601のNO)、車両遠隔操作装置100は、処理を終了する。仮登録された端末IDと検出した端末IDとが一致する場合(ステップS601のYES)、車両遠隔操作装置100は、登録画面表示手段15により登録画面(図3(B)参照。)を画像出力手段3に表示させ(ステップS602)、操作者に登録するか否かを選択させる(ステップS603)。
登録が選択された場合(ステップS603のYES)、車両遠隔操作装置100は、登録処理を行い(ステップS604)、その後、端末ID通信履歴領域52に記録された端末IDを消去して(ステップS605)、処理を終了する。
登録が選択されなかった場合(ステップS603のNO)、車両遠隔操作装置100は、登録処理を経ずに、端末ID通信履歴領域52に記録された端末IDを消去して(ステップS605)、処理を終了する。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、通信センタを有する携帯電話網を利用した態様を説明するが、通信センタを介することなく車両と通信端末とが直接通信を行う態様であってもよい。
車両遠隔操作装置に関連する車載システムの機能ブロック図である。 記憶手段に記憶されるデータのデータ構造を示す図である。 画像出力手段に表示される登録画面の例を示す図である。 車両遠隔操作装置が、通信端末からの信号を受信した場合の処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 車両遠隔操作装置が、仮登録された端末IDを登録する処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 制御部の構成を示すブロック図である。 画像出力手段に表示される通信履歴画面の例を示す図である。 車両遠隔操作装置が、通信端末からの信号を受信した場合の処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 車両遠隔操作装置が、仮登録された端末IDを登録する処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 車両遠隔操作装置の登録処理の流れを示すフローチャートである。 車両遠隔操作装置の別途登録処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D 制御部
2 入力部
3 出力部
4、201、301 通信手段
5、202、302 記憶手段
6 エンジンECU
7 車載装置
8 通信端末接続装置
10 端末ID検出手段
11 端末ID照合手段
12 端末ID仮登録手段
13 エンジン始動検出手段
14 通信許可端末ID登録手段
15 登録画面表示手段
16−1 登録案内手段
16―2 音声認識手段
17−1 端末ID登録希望確認手段
17―2 通信履歴画面表示手段
17−3 通信拒否端末ID登録手段
18−1 車両キーID記録手段
18―2 遠隔操作試用案内手段
19 通信端末検出手段
20、203 スイッチ入力手段
21 音声入力手段
30 画像出力手段
31 音声出力手段
50 通信許可端末ID領域
51 通信拒否端末ID領域
52 端末ID通信履歴領域
53 車両キーID領域
100 車両遠隔操作装置
200 通信端末
300 車両キー
RA、RB 登録画面
RA1 入力フィールド
RA2 テンキー
RA3、RB3、RC3 登録ボタン
RA4、RB4、RC4 クリアボタン
RB1、RB2 端末IDボタン
RC 通信履歴画面
RC1 通信履歴
RC2 通信拒否登録ボタン

Claims (3)

  1. 通信が許可される通信端末の端末IDを登録し、登録された端末IDと遠隔操作命令を送信した通信端末の端末IDとを照合し、照合できた場合に前記遠隔操作命令に応じて車載装置を制御する車両遠隔操作装置であって、
    エンジンが始動されたことを検出するエンジン始動検出手段と、
    端末IDが照合できなかった場合に、該端末IDを仮登録する端末ID仮登録手段と、
    エンジンの始動が検出され、かつ、端末IDが仮登録されている場合に、仮登録された端末IDを登録するための登録画面を自動的に表示する登録画面表示手段と、
    を備えることを特徴とする車両遠隔操作装置。
  2. 端末IDを登録するときに、エンジンを始動させるために利用した車両キーの車両キーIDを記録する車両キーID記録手段と、
    前記車両キーID記録手段により記録された車両キーID以外の車両キーIDを有する車両キーによりエンジンを始動させて前記仮登録された端末IDを登録する場合に、遠隔操作の試用を案内する遠隔操作試用案内手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両遠隔操作装置。
  3. 車室内に存在する通信端末の端末IDを検出する通信端末検出手段を備え、
    前記登録画面表示手段は、エンジンの始動が検出され、端末IDが仮登録されており、かつ、前記通信端末検出手段により前記仮登録された端末IDを有する通信端末が車室内に検出された場合に、前記仮登録された端末IDを登録するための登録画面を自動的に表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両遠隔操作装置。
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