JP2007244584A - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007244584A
JP2007244584A JP2006071113A JP2006071113A JP2007244584A JP 2007244584 A JP2007244584 A JP 2007244584A JP 2006071113 A JP2006071113 A JP 2006071113A JP 2006071113 A JP2006071113 A JP 2006071113A JP 2007244584 A JP2007244584 A JP 2007244584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
collection
image data
ray
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006071113A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Maehama
登美男 前濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006071113A priority Critical patent/JP2007244584A/ja
Publication of JP2007244584A publication Critical patent/JP2007244584A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】運動を行う部位について3次元画像を再構成する場合の収集条件の設定を適切にかつ容易に行うことが可能なX線診断装置を提供すること。
【解決手段】運動機能を備えた被検部位にX線を照射するX線管(5)と、被検部位からの透過X線を検出するX線検出器(10)とを備えるアーム回転させて複数の画像データを収集するX線診断装置であって、被検部位の運動の特徴に基づいて所定の運動時間を検出する検出手段(12,19)と、検出された所定の運動時間に基づいて、複数の画像データを収集するための少なくともアームの回転速度を含む収集条件を決定する収集条件決定手段(19)とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検部位を多方向から撮影した画像データから3次元画像を再構成するX線診断装置に関し、特に運動する被検部位について3次元画像を再構成するX線診断装置に関する。
従来、例えば、循環器用X線診断装置を用いて、被検部位に対し多方向から複数の画像データを収集し、収集した複数の画像データから3次元画像を再構成し、その再構成した3次元画像を用いて診断が行われている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、図4に多方向から複数の画像データを収集するための循環器用X線診断装置の概略外観図を示す。図4に示すように、循環器用X線診断装置は、被検体8(図示せず)が横臥する寝台9、天井に沿って移動可能に保持される基台51、基台51に支持される支柱52、及び、X線管5とX線検出器10が対向するように設けられ、支柱52に対し回転可能に保持され、一端側にX線管5、X線管5に対向するように他端側にX線検出器10が設けられたCの字状のアーム(以下、Cアームという。)53を含んで構成される。また、図5に多方向から複数の画像データを収集するときのX線管5とX線検出器10との回転の様子を示す。図5に示すように、X線管5とX線検出器10とが被検体8を中心として回転する(Cアーム53を回転させることによりX線管5とX線検出器10とが回転する。)。そして、回転しているときに、X線管5から被検体8にX線を照射し、X線検出器10で透過X線を検出することにより、被検部位に対し多方向からの複数の画像データを収集できるようになっている。
また、図6に循環器用X線診断装置の従来の構成を示す。図6において、ハンドスイッチ22または操作表示部21を操作することにより出力される撮影開始の信号を受けて、CPU(central processing unit)を含んで構成される制御部30は、駆動手段7及び高電圧制御部31を制御する。
駆動手段7は、Cアーム53等を動作させるためのものである。駆動手段7は、制御部30により制御され、例えば予め設定された回転速度でCアーム53を回転させる。また、3次元画像を再構成するための画像データ収集のときは、制御部30は、回転開始及び回転停止を制御し所定の角度(回転角度)だけ回転させる。
高電圧制御部31は、高電圧発生部1を制御し、X線発生部2のX線管5からX線を所定の間隔でパルス状に断続的に照射する。照射されたX線は、被検体8を透過し、X線検出部3に入射する。また、3次元画像を再構成するための画像データ収集のときは、回転開始及び回転停止に同期させてX線を照射する。
X線検出部3において、透過X線はX線検出器10で検出され、データ変換部11は、制御部30に制御されX線管5によるX線の照射に同期して、検出結果を順次デジタルデータ(画像データ)化する。すなわち、一照射に対して一フレームの画像データを生成する。そして、生成した画像データを画像処理部4へ送る。
画像処理部4は、画像データを記憶装置25に記憶するとともに、画像演算部26において空間フィルタなどの画像処理を行った後、表示画像処理回路27で表示階調処理を施し、D/A変換器28でビデオ信号に変換し、モニタ29に送る。モニタ29は、送られるビデオ信号に基づいて画像を表示する。
3次元再構成・表示部24は、収集された多方向からの複数の画像データを取得し、3次元画像の再構成を実施しビデオ信号としてモニタ23へ送る。モニタ23では3次元画像を表示する。3次元画像の構成は、例えば特許文献1に記載のようなフィルタードバックプロジェクション法などによる。
特開2005−80285号公報
上記の従来技術は、被検部位として脳の血管や骨などの診断に用いられていた。しかし、近年になって、例えば心臓のように運動を行う部位の診断に用いることが行われつつある。
ところが、運動を行う部位について3次元画像を再構成するためには、運動の同じ時相における多方向からの画像データが必要になる。例えば、心臓の1心拍の間にCアーム53を所定の回転角度を回転させてしまえば、同じ時相の画像データは1つとなり3次元画像を再構成できない。また、同じ時相の画像データを複数収集するためにはCアーム53の回転速度を遅くすればよいが、心臓などの撮影で造影剤が用いられる場合には、回転速度が遅く時間がかかれば造影剤による虚血状態となり、被検体への無視できない影響が生じる場合も考えられる。したがって、3次元画像を構成が可能で且つ被検体への影響を抑えることが可能な回転速度で撮影を行う必要がある。
また、3次元画像の再構成において、できるだけ多くの方向から画像データを収集することが画質を向上させるが、多すぎると再構成処理に時間がかかりすぎるという問題を発生する。そこで、画像収集を行う角度の間隔をフレーム間角度〔度/フレーム〕として予め決めおいて、Cアーム53がその角度回転するごとにX線を照射し画像データを収集するようにする。しかしながら、回転速度との兼ね合いで単位時間あたりに収集できる画像データの枚数である画像収集レート〔フレーム/秒〕(収集速度)が変化し、例えば画像データのサイズ(以下、画像マトリクスサイズということがある)によっては、画像収集レートが大きいと画像処理部4で行うようなデータ処理が間に合わなくなる場合が発生してしまう。
上述のように、運動を行う部位について3次元画像を再構成する場合には、回転速度、画像収集レート、または、画像マトリクスサイズなどの条件(収集条件)を被検部位の運動の状態に合わせて設定しなければならない。また、上述したように設定を誤ると、被検体への影響を発生する場合や適切な3次元画像が得られないなどの問題を発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運動を行う部位について3次元画像を再構成する場合の収集条件の設定を適切にかつ容易に行うことが可能なX線診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、運動機能を備えた被検部位にX線を照射するX線管と、前記被検部位からの透過X線を検出するX線検出器とを備えるアームを回転させて複数の画像データを収集するX線診断装置であって、前記被検部位の運動の特徴に基づいて所定の運動時間を検出する検出手段と、前記検出された所定の運動時間に基づいて、前記複数の画像データを収集するための少なくとも前記アームの回転速度を含む収集条件を決定する収集条件決定手段とを有することを特徴としている。
本発明によれば、被検部位の運動の特徴を示す情報に基づいて、画像データを収集するための収集条件を設定するので、収集条件の設定を適切にかつ容易に行うことができる。
以下、本発明の特徴である3次元画像を再構成するために、運動機能を備えた被検部位の運動の特徴を示す情報に基づいて、画像データを収集するための収集条件を設定する構成について説明する。また、以下では被検体部位として心臓を例に説明する。
まず、本発明に係る本実施形態としてのX線診断装置について、図を参照しつつ説明する。
(構成)
図1は、本実施形態に係るX線診断装置の構成を示す機能ブロック図である。ただし、図1において背景で説明した図6と実質的に同様の構成については、詳細な説明を省略し、主に異なる点について述べる。
図1において心電モニタ12は、被検体8に装着された電極で抽出した心電位を増幅し、増幅された心電波形を情報として出力する。すなわち、心臓の運動の特徴を心電波形で出力する本発明の特徴抽出手段としての機能を有する。
心電モニタ12の心電波形出力は、心拍数検出部13に入力される。心拍数検出部13は、心電波形の左心室収縮時に現れるR波の立ち上がりを検出し、R波とR波との間隔を計測して、数心拍分のR波の間隔の平均値や中央値をとることによって、被検体8の現在の心拍数を求め、次撮影心拍数算出部14へ送る。
次撮影心拍数算出部14は、撮影時心拍数データ記憶部15、撮影直前心拍数データ記憶部16、及び、次撮影時心拍数予測部18とを含んで構成される。
撮影時心拍数データ記憶部15及び撮影直前心拍数データ記憶部16は、本検査における被検体8の現在までの心拍数を記憶するものであり、撮影時心拍数データ記憶部15には、本検査中に行った造影剤注入後の心拍数を記憶し、撮影直前心拍数データ記憶部16には、造影剤注入直前の心拍数を記憶する。また、撮影時心拍数データ記憶部15と撮影直前心拍数データ記憶部16とで造影剤注入による心拍数の変化を捉えられるように、それぞれの心拍数を対応させて記憶している。
次撮影時心拍数予測部18は、これから行う撮影の際の被検体8の心拍数である撮影時心拍数を予測する。例えば、(1)次撮影時心拍数予測部18は、心拍数検出部13から送られる現在の心拍数を撮影時心拍数とする。また、(2)心拍数検出部13から送られる現在の心拍数に、撮影時心拍数データ記憶部15及び撮影直前心拍数データ記憶部16に記憶された心拍数の比率を乗じた値を撮影時心拍数とする。例えば、撮影直前心拍数データ記憶部16に記憶された心拍数が100で撮影時心拍数データ記憶部15に記憶された心拍数が110でならば比率は1.1となり、心拍数検出部13から送られる現在の心拍数が90であれば撮影時心拍数は、90×1.1=99となる。また、(3)直前心拍数データ記憶部16に記憶された心拍数の心拍数検出部13から送られる現在の心拍数に近い心拍数に対応する撮影時心拍数データ記憶部15に記憶された心拍数を撮影時心拍数とするなどの方法による。
次撮影時心拍数予測部18は、(1)、(2)または(3)などにしたがって撮影時心拍数を求める。例えば、後述のパラメータ記憶部20に(1)、(2)または(3)のいずれによるかを予め設定しておきその設定にしたがって撮影時心拍数を予測する。また、操作表示部21を用いて指定し、指定された(1)、(2)または(3)のいずれをパラメータ記憶部20に設定するようにしてもよい。そして、次撮影時心拍数予測部18は、撮影時心拍数を収集条件設定部19(収集条件決定手段)に送る。
収集条件設定部19は、撮影時心拍数を受けて、これから行う撮影の際の(a)Cアームの回転速度〔度/秒〕、(b)画像収集レート〔フレーム/秒〕、及び、(c)画像マトリクスサイズ〔dot×dot〕の収集条件を撮影時心拍数から算出し、各収集条件を設定するもので、本発明の収集条件設定手段としての機能を有する。また、以下にそれぞれの収集条件の設定について詳細に述べる。
(a)Cアームの回転速度〔度/秒〕
収集条件設定部19は、Cアームの回転速度を3次元画像を再構成するための撮影角度すなわちCアームの回転角度〔度〕と、画像データを収集する心臓の拍動の回数N〔回〕(所定の回数)と、撮影時心拍数B〔回/分〕とからCアームの回転速度を下記式で算出し、算出結果をCアームの回転速度として設定する。下記式は、心拍数がBのときのN回拍動する時間(所定の運動時間)で所定の回転角度を回転するような速度を示す。すなわち、本発明の検出手段は、少なくとも心電モニタ12と収集条件設定部19で構成される。
((Cアームの回転角度)×B)/(60×N)〔度/秒〕
Cアームの回転角度〔度〕と、心臓の拍動の回数N〔回〕は、所定の値をパラメータ記憶部20に設定しておき設定した値を用いる。撮影時心拍数B〔回/分〕は次撮影時心拍数予測部18から送られるものを用いる。
Cアームの回転角度〔度〕は、3次元画像を再構成するために必要な180+α度(αはX線管のファン角度)とする。
また、心臓の拍動の回数N〔回〕は、良好な3次元画像を得るために必要な下限心拍数以上で、被検体に対し造影剤が影響を及ぼす時間を考慮して定める。また、この心臓の拍動の回数Nは、本発明の運動期間に相当するものである。
さらに、収集条件設定部19は、本発明の撮影時間判定手段としての機能を有する。すなわち、心拍数がBのときのN回拍動する時間(以下、撮影時間ということがある)N/(B/60)が所定の許容時間(撮影限度時間)を越えるか否か判定する。この所定の許容時間は、被検体に対し造影剤の影響がない時間を許容時間として定め、パラメータ記憶部20に設定しておく。ただし、許容時間として常識的な値を越える設定を出来ないようにしておくことが望ましい。
例えば、被検体8の撮影時の心拍数が遅い場合などにCアームの回転速度が遅く算出され、撮影時間が所定の許容時間を超えると判定されるが、その場合、例えば、操作表示部21に「心拍数が低く3次元画像収集での撮影時間が許容時間を越える」と表示する。したがって、収集条件設定部19は、本発明の報知手段としての機能を有する。
また、撮影時間が所定の許容時間を超えると判定された場合に、許容時間より短い撮影時間となる拍動の回数を選択できるように操作表示部21に表示し、操作表示部21からの拍動回数の選択を受けてCアームの回転速度を再度算出して設定する機能を有する。したがって、収集条件設定部19は、本発明の表示制御手段としての機能を有する。このときの表示は、拍動の回数に限られず、許容時間より短い撮影時間を示すものであればよい。
以上により、Cアームの回転速度が算出される。また、撮影時間も算出されており、これらのCアームの回転速度及び撮影時間を操作者が認識出来るように、例えば操作表示部21に表示する。この撮影時間は、造影剤注入における注入速度や注入時間の設定の参考とすることができる。
(b)画像収集レート〔フレーム/秒〕及び(c)画像マトリクスサイズ〔dot×dot〕
3次元画像を再構成において、できるだけ多くの方向から画像データを収集する必要がある。収集条件設定部19は、画像データの収集を3次元画像が劣化しない角度間隔(収集角度間隔)で行うように画像収集レート〔フレーム/秒〕を設定する。
収集条件設定部19は、求めたCアームの回転速度ω〔度/秒〕と、収集角度間隔θ〔度/フレーム〕とから単位時間(1秒)当りに収集する画像データ数を示す画像収集レート〔フレーム/秒〕を下記式で算出し、算出結果を設定する。
ω/θ{フレーム/秒}
収集角度間隔θ〔度/フレーム〕は、所定の値をパラメータ記憶部20に設定しておきその値を用いる。
収集角度間隔θ〔度/フレーム〕は、できるだけ多くの方向から画像データを収集することが画質を向上させるが、多すぎると再構成処理に時間がかかりすぎるという問題を発生する。画質を維持でき再構成処理時間が適切となるような値を設定する。
さらに、画像収集レートが高すぎると画像処理部4で行うようなデータ処理が間に合わなくなる場合が発生する。つまり、画像処理部4における単位時間あたりに処理可能な画像データ数が画像収集レートの上限(上限速度)となる。そこで、収集条件設定部19は、本発明の収集速度判定手段としての機能を有する。すなわち、求めた画像収集レートが上限速度を超えるか否かを判定する。
ところで、画像処理部4における単位時間あたりに処理可能な画像データ数すなわち上限速度は、画像マトリクスサイズに依存する。例えば、画像マトリクスサイズが大きいほど小さく、画像マトリクスサイズが小さいほど大きくなる。例えば、図2に画像マトリクスサイズと上限速度(図では最大収集レート)との関係を示すテーブル一例を示す。そして、図2に示すテーブルをパラメータ記憶部20に記憶しておく。一方、画像マトリクスサイズはデフォルト値を予め定めておくかまたは操作表示部21などを用いて入力し設定するようにする。そして、収集条件設定部19は、設定された画像マトリクスサイズに対応する上限速度をパラメータ記憶部20を参照して求め、算出した画像収集レートがその上限値を超えるか否かを判定する。
そして、上限値を超えない場合には、収集条件設定部19は、画像収集レートは算出した画像収集レートとし、画像マトリクスサイズは予め設定されたものを設定する。一方、上限を越える場合には、パラメータ記憶部20に記憶された画像マトリクスサイズと上限速度との関係から、画像収集レートまたは画像マトリクスサイズの設定を変更する。
例えば、パラメータ記憶部20に画像マトリクスサイズとして、1024×1024が設定され、収集角度間隔として、0.5〔度〕が設定されているときに、回転速度が、20〔度/秒〕となったとする。この場合、画像収集レートは、40〔フレーム/秒〕となる。図2から、画像マトリクスサイズ、1024×1024に対応する上限速度は、30〔フレーム/秒〕である。したがって、収集条件設定部19は、上限を越えると判定する。そして、収集条件設定部19は、画像マトリクスサイズを512×512に変更する、または、収集角度間隔を1〔度〕に変更して画像収集レートを20〔フレーム/秒〕に変更する。画像マトリクスサイズと画像収集レートのいずれを変更するかは、予め優先順位などを設定しておき、その優先順位に基づいて変更を行うようにする。または、いずれを変更するかを選択可能に操作表示部21に表示し、操作表示部21からの選択を受け、その選択に基づいて変更を行うようにしてもよい。このとき、画像マトリクスサイズまたは画像収集レートを操作者が認識出来るように、操作表示部21に表示する。
パラメータ記憶部20は、上述したように、心臓の拍動の回数、Cアームの回転角度、収集角度間隔、画像マトリクスサイズ、撮影の許容時間、及び、画像データの複数のサイズとそれぞれのサイズに対する画像データの収集速度の上限速度との関係を記憶する。
さらに、収集条件設定部19は、上述のようにして回転速度、撮影時間、画像マトリクスサイズ、収集角度間隔、及び、画像収集レートの収集条件をそれぞれ設定したら、操作表示部21に表示する。
そして、操作者がハンドスイッチ22等を用いて、撮影の実行の指示を入力すると、制御部30は、収集条件設定部19で設定された収集条件で高電圧制御部31、駆動手段7、X線検出部3を制御して画像データの収集を実行する。また、操作表示部21から表示された収集条件を変更できるようにしてもよい。これにより撮影において操作者の経験に基づく判断を反映することができる。
以上のような構成により、被検体の運動の特徴(上述の説明では心電波形)から、3次元画像再構成を行うためのCアームの回転速度、画像収集レート及び画像マトリクスサイズを自動的に算出することが可能となり設定が容易となる。また、特に回転速度の設定において被検体への影響を考慮するため、被検体への影響を抑えることが可能である。
(動作)
次に、本実施形態に係るX線診断装置の動作の一例について、図3を参照しつつ説明する。図3は、本実施形態に係るX線診断装置における収集条件の設定手順の一例を示すフローチャートである。
図示しないが、まず操作者が操作表示部21を用いて、3次元画像を再構成するための画像データの収集条件の設定を開始する入力を行うことにより、収集条件の設定が開始される。
次撮影時心拍数予測部18は、撮影時心拍数を収集条件設定部19に送り、収集条件設定部19は、撮影時心拍数B〔回/分〕を受取る。(ステップS101。以下、ステップS101を省略してS101と表示する。他のステップも同様に省略して表示する。)。次に、収集条件設定部19は、パラメータ記憶部20を参照し設定されているCアームの回転角度〔度〕、及び、心臓の拍動の回数N〔回〕を取得する(S102)。そして、収集条件設定部19は、Cアームの回転角度〔度〕と、心臓の拍動の回数N〔回〕と、撮影時心拍数B〔回/分〕とからCアームの回転速度〔度/秒〕を算出する(S103)。
ここで、収集条件設定部19は、Cアームの回転角度と求めた回転速度とから撮影時間を求め、撮影の許容時間をパラメータ記憶部20を参照し求める(S104)。そして、収集条件設定部19は、求めた撮影時間が許容時間を超えるか否か判定を行う。許容時間を超えない場合には(S105、N)(NoをN、YesをYと省略する)、収集条件設定部19は、その回転速度を設定し(S106)、S107に遷移する。許容時間を超える場合には(S105、Y)、収集条件設定部19は、操作表示手段21にその旨の表示を行い操作者に警告を行う(S112)。例えば、警告のみを行って、収集条件設定を中断することも可能であるが、さらに本例では、S112において許容時間を超えないようにCアームの回転速度を速くする拍動の回数を選択及び中断する選択ができるように操作表示部21に表示する。操作者が、拍動の回数を選択すると、収集条件設定部19はその選択を受けて(S113、Y)、選択された拍動の回数を用いてCアームの回転速度を再度算出し(S103)その回転速度を設定する(S106)。中断する選択がなされた場合には、収集条件設定部19は中断する選択を受けて(S113、N)、収集条件設定を中断する。
S107では、収集条件設定部19は、パラメータ記憶部20を参照して、収集角度間隔θ〔度/フレーム〕を取得する。そして、収集角度間隔θと設定された回転速度ω〔度/秒〕から画像収集レート〔フレーム/秒〕を算出する(S108)。さらに、収集条件設定部19は、パラメータ記憶部20を参照して予め設定されている画像マトリクスサイズにおける上限速度を取得し(S109)、求めた画像収集レートが上限速度を超えるか否かを判定する。上限速度を超えない場合には(S110、N)、収集条件設定部19は、その画像収集レート及び画像マトリクスサイズを設定し(S111)、収集条件設定を終了する。上限速度を超える場合には(S110、Y)、収集条件設定部19は、画像マトリクスサイズを小さくする指示、画像収集レートを小さくする指示、または、収集条件の設定を中断する指示の選択ができるように操作表示部21に表示する(S114)。このとき、操作表示部21には、適切な画像マトリクスまたは収集角度間隔を表示し、操作者がそれらを認識出来るようにしておくことが好ましい。
操作者が、画像マトリクスサイズを小さくする、または、画像収集レートを小さくするを選択すると、収集条件設定部19は、その選択を受けて(S115、Y)、選択に従って、パラメータ記憶部20の画像データの複数のサイズとそれぞれのサイズに対する画像データの収集速度の上限速度との関係に基づいて画像マトリクスサイズ、または、画像収集レートを求め(S116)、画像収集レート及び画像マトリクスサイズを設定し(S111)、収集条件設定を終了する。中断する選択がなされた場合には、収集条件設定部19は中断する選択を受けて(S115、N)、収集条件設定を中断する。本例では、画像収集レートまたは画像マトリクスサイズの変更を操作者が選択するようにしたが、いずれを変更するか予め設定しておいてもよい。
そして、図示しないが、収集条件設定部19は、収集条件をそれぞれを設定したら、操作表示部21に表示する。さらに、操作者がハンドスイッチ22等を用いて、撮影の実行の指示を入力すると、制御部30は、収集条件設定部19で設定された収集条件で高電圧制御部31、駆動手段7、X線検出部3を制御して画像データの収集を実行する。
本発明に係る一実施形態におけるX線診断装置の制御構成を表す機能ブロック図である。 画像マトリクスサイズと上限速度との関係を示すテーブルの一例を示す図である。 本実施の形態におけるX線診断装置における動作態様の一例を示すフローチャートである。 多方向から複数の画像データを収集するための循環器用X線診断装置の概略外観図である。 多方向から複数の画像データを収集するときのX線管とX線検出器との回転の様子を示す図である。 従来のX線診断装置の制御構成を表す機能ブロック図である。
符号の説明
1 高電圧発生部
2 X線発生部
3 X線検出部
4 画像処理部
5 X線管
7 駆動手段
8 被検体
9 寝台
10 X線検出器
11 データ変換部
12 心電モニタ
13 心拍数検出部
14 次撮影心拍数算出部
15 撮影時心拍数データ記憶部
16 撮影直前心拍数データ記憶部
18 次撮影時心拍数予測部
19 収集条件設定手段
20 パラメータ記憶部
21 操作表示部
22 ハンドスイッチ
23 モニタ
24 3次元再構成・表示部
29 モニタ
30 制御部
31 高電圧制御部

Claims (13)

  1. 運動機能を備えた被検部位にX線を照射するX線管と、前記被検部位からの透過X線を検出するX線検出器とを備えるアームを回転させて複数の画像データを収集するX線診断装置であって、
    前記被検部位の運動の特徴に基づいて所定の運動時間を検出する検出手段と、
    前記検出された所定の運動時間に基づいて、前記複数の画像データを収集するための少なくとも前記アームの回転速度を含む収集条件を決定する収集条件決定手段とを有することを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記収集条件決定手段は、前記検出された所定の運動時間に所定の回転角度を回転するための速度を求め、前記求めた速度を前記回転速度として決定する請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記複数の画像データの収集は、前記アームの回転において所定の収集角度ごとに行われ、
    前記収集条件決定手段は、さらに前記決定された回転速度で前記所定の収集角度ごとに画像データの収集を行うための収集速度を求め、前記求めた収集速度を前記複数の画像データを収集するための収集速度として決定する請求項2に記載のX線診断装置。
  4. 前記収集条件決定手段は、前記検出された所定の運動時間が所定の撮影限度時間を越えるか否か判定する撮影時間判定手段を含み、前記撮影時間判定手段により否と判定された場合に、前記求めた速度を前記回転速度として決定する請求項2に記載のX線診断装置。
  5. 前記撮影時間判定手段により超えると判定された場合に、前記超える旨の報知を行う報知手段をさらに有する請求項4に記載のX線診断装置。
  6. 表示手段をさらに有し、
    前記収集条件決定手段は、前記撮影時間判定手段により超えると判定された場合に、前記所定の運動時間より短い運動時間を前記表示手段に選択可能に表示する表示制御手段をさらに含み、前記短い運動時間が選択されたときに、前記選択された短い運動時間を用いて前記所定の回転角度を回転するための速度を求める請求項4に記載のX線診断装置。
  7. 画像データの複数のサイズとそれぞれのサイズに対する前記画像データの収集速度の上限速度との関係を予め記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記収集条件決定手段は、前記収集しようとする画像データのサイズに対応する上限速度を前記記憶手段を参照して求め、前記求めた収集速度が前記求めた上限速度より速いか否か判定する収集速度判定手段をさらに含み、前記収集速度判定手段により否と判定された場合に、前記求めた収集速度を前記複数の画像データを収集するための収集速度として決定する請求項3に記載のX線診断装置。
  8. 前記収集条件決定手段は、前記収集速度判定手段により速いと判定された場合に、前記記憶手段に記憶された前記サイズに対する前記上限速度との関係に基づいて前記複数の画像データを収集するための収集速度の決定または画像データのサイズの変更をする請求項7に記載のX線診断装置。
  9. 表示手段をさらに有し、
    前記収集条件決定手段は、前記判定により速いと判定された場合に、少なくとも前記収集しようとする画像データのサイズに基づいて前記複数の画像データを収集するための収集速度を決定するか否かまたは画像データのサイズを変更するか否かのいずれかを選択可能に前記表示手段に表示する表示制御手段をさらに含み、前記変更する選択がなされたときに、前記記憶手段に記憶された前記サイズに対する前記上限速度との関係に基づいて前記複数の画像データを収集するための収集速度の決定または画像データのサイズの変更をする請求項7に記載のX線診断装置。
  10. 前記アームは、段階的な速度で回転可能になされ、
    前記収集条件決定手段は、前記段階的な速度のうち前記求めた速度を超えない且つ最も近い速度を前記回転駆動とする請求項2乃至請求項9のいずれかに記載のX線診断装置。
  11. 前記検出手段は、前記被検部位の運動の特徴と、前記運動の所定の回数とから前記所定の運動時間を検出する請求項2乃至請求項10のいずれかに記載のX線診断装置。
  12. 前記被検部位は心臓であり、
    前記所定の回数は、前記心拍での回数である請求項11に記載のX線診断装置。
  13. 前記被検部位は心臓であり、
    前記被検部位の運動の特徴は、前記心臓の機能に基づく情報で示される請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のX線診断装置。
JP2006071113A 2006-03-15 2006-03-15 X線診断装置 Pending JP2007244584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006071113A JP2007244584A (ja) 2006-03-15 2006-03-15 X線診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006071113A JP2007244584A (ja) 2006-03-15 2006-03-15 X線診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007244584A true JP2007244584A (ja) 2007-09-27

Family

ID=38589498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006071113A Pending JP2007244584A (ja) 2006-03-15 2006-03-15 X線診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007244584A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06233757A (ja) * 1993-02-12 1994-08-23 Hitachi Ltd 3次元撮影装置
JP2001218766A (ja) * 1999-12-27 2001-08-14 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc ネットワークを介したデータ通信用システムを含む心臓撮像のためのボリュメトリックコンピュータ断層撮影
JP2005052653A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Siemens Ag 器官の撮像方法および装置
JP2005230426A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置
JP2005253801A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Toshiba Corp X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06233757A (ja) * 1993-02-12 1994-08-23 Hitachi Ltd 3次元撮影装置
JP2001218766A (ja) * 1999-12-27 2001-08-14 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc ネットワークを介したデータ通信用システムを含む心臓撮像のためのボリュメトリックコンピュータ断層撮影
JP2005052653A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Siemens Ag 器官の撮像方法および装置
JP2005230426A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置
JP2005253801A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Toshiba Corp X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6273241B2 (ja) 放射線断層撮影方法及び装置並びにプログラム
JP5390132B2 (ja) X線ct装置
JP5643218B2 (ja) X線ct装置及びx線ct装置による画像表示方法
JP2009028065A (ja) X線ct装置
JP4157302B2 (ja) X線ct装置
WO2015194545A1 (ja) X線ct装置及び画像再構成方法
JP6509131B2 (ja) X線ct装置、画像処理装置、及び画像再構成方法
JP2006296707A (ja) X線画像診断装置及びその三次元血流画像構成・表示方法並びにプログラム
JPWO2006077869A1 (ja) X線ct装置
JP2002191594A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP2009297077A (ja) 画像処理装置
JP6165438B2 (ja) X線ct装置
JP4571429B2 (ja) Ct断層像の生成方法及びその装置
JP2008228829A (ja) 周期的運動の同期算出装置および周期的運動の同期算出方法
JP5280168B2 (ja) X線ct装置
JP2006223333A (ja) 画像診断装置
JP5773575B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP2011045561A (ja) X線ct装置
JP5963163B2 (ja) 医用画像診断装置
JP2007244584A (ja) X線診断装置
JP2009160221A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置及び3次元画像処理装置
JP2007159958A (ja) 適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびx線ct装置
JP2009148482A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置および画像撮影方法
JP4233079B2 (ja) Ct装置
JP5762121B2 (ja) X線ct装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120703