JP2007244539A - 鍛練装置 - Google Patents

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谷 博 保
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中 聖 治 田
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Abstract

【課題】 高齢者であっても筋力トレーニングを安全に行うことが出来て、ウエイトを使用せずに負荷を変更することが出来て、筋力トレーニングの際に要求される姿勢を容易に取ることが出来る様な鍛練装置の提供。
【解決手段】負荷装置(20)が、モータ(30)と、モータの出力軸(32)と出力軸(50)とを機械的に連結する歯車列(34、38、46、48、54)とを有しており、モータ(30)の出力が歯車列及び負荷伝達装置(22、22A、22B)を介して負荷として伝達され、且つ、負荷伝達装置(22、22A、22B)の位置を適正位置に調節する動力として用いられる様に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種トレーニングを安全且つ効率的に行うことが出来る鍛練装置に関し、特に、高齢者の筋力トレーニングに適した鍛練装置に関する。
高齢化社会に対する対策の一環として、高齢者の筋力トレーニングの重要性が認識されている。
ここで、高齢者の筋力トレーニングとしては、安全性が高く、トレーニングを行う者(トレーニング者)の各々の身体的な各種条件に対応可能な内容であることが望まれる。
特に高齢者の場合、筋力トレーニング中の事故による怪我は、非常に重大且つ深刻な事態を惹起する可能性が高いからである。
いわゆるフリーウエイトのトレーニング(バーベルやダンベルを用いたトレーニング)は、トレーニング中にウエイトを落とした場合等の事故を考慮すると、特に高齢者の筋力トレーニングとしては妥当ではない。
安全性を考慮すると、高齢者の筋力トレーニングとしては、ヒップアブダクション、ローイング、レッグエクステンション、レッグプレスのような専用の鍛練装置を用いて行うのが好ましいのである。
その様な鍛練装置においては、同一形状のウエイトを複数用意して、トレーニングにおける負荷はウエイトの枚数を調整して行うのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
その様な鍛練装置によれば、筋力トレーニングの最中に限界を迎えてしまい、力が入らない状態になったとしても、ウエイトの自由落下により、トレーニング者が怪我をしてしまう恐れは非常に少ない。
しかし、その様な従来の鍛練装置を用いた場合には、個々のトレーニング者が必要なトレーニングの内容に応じて、鍛練装置で負荷するべきウエイトの枚数を適宜変更する必要がある。係るウエイトの辺孔は、鍛練装置の裏側まで手を伸ばして行わなければならない場合が多く、特に、多数の鍛練装置が配置されているトレーニング施設においては、ウエイトの枚数を変更する場合には、ウエイトの枚数を変更するのに非常に窮屈な姿勢を強いられることになる。
係るウエイトの枚数の変更は、トレーニング者が高齢者である場合には非常な負担を強いることとなり、場合によっては、ウエイトの枚数を変更する作業を行っている際に、不慮の事故が発生する恐れがある。
特に高齢者の筋力トレーニングの場合はサポート要員が付き添っているので、係るウエイトの変更作業をサポート要員が行えば、上述した様な不慮の事故が発生する確率は非常に低い。
しかし、一人のサポート要員が複数のトレーニング者を担当する場合には、サポート要員はウエイトの変更作業で忙殺されてしまう恐れがあり、サポート要員の労力が極めて大きくなってしまうという問題がある。それに加えて、サポート要員はウエイトの変更作業で忙殺されている場合には、筋力トレーニング中に不測の事態が発生した際にサポート要員の対応が遅れてしまうという危険性も存在する。
これに対して、近年、ウエイトを使用せずに、電気的に負荷を調整し或いは制御が可能なタイプの鍛練装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この鍛練装置は発電ブレーキを負荷として使用するが、エルゴマシンの様な有酸素運動用の鍛練装置が対象であり、持久力の向上のために用いられる場合が多く、老人用の筋力トレーニングには適していない。そのため、老人の筋力トレーニングに有効な各種筋力の強化のための鍛練装置であるヒップアブダクション、ローイング、レッグエクステンション、レッグプレスには適用が困難である。
ここで、老人の筋力トレーニングに有効な鍛練装置であるヒップアブダクション、ローイング、レッグエクステンション、レッグプレスでは、筋力トレーニングに当たっては、鍛練装置のシートに着座して、予め決められた姿勢を保つ必要がある。
しかし、従来のヒップアブダクション、ローイング、レッグエクステンション、レッグプレスでは、鍛練装置の操作レバーが邪魔となり、高齢者が鍛練装置に着座することや、所定の姿勢をとることが困難となり、場合によっては、操作レバーに足をとられて転倒するという事故を生じる危険性が存在する。
その様な場合には、例えばサポート要員が操作レバーを邪魔にならない位置まで移動して、高齢者が所定の姿勢を取り易いようにするのが一般的である。しかしながら、操作レバーは鍛練装置の負荷が作用する部材であるため、邪魔にならない位置まで移動するのに、多大な労力が必要になる、という問題が新たに発生してしまう。
特開平10−230021号公報 特開2004−113622号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、高齢者であっても筋力トレーニングを安全に行うことが出来て、ウエイトを使用せずに負荷を変更することが出来て、しかも、筋力トレーニングの際に要求される姿勢を容易に取ることが出来る様な鍛練装置の提供を目的としている。
本発明の鍛練装置は、負荷装置(20、20A、20B)と、(トレーニング者Pに対して)負荷を伝達する負荷伝達装置(操作レバー22、22A、22B)とを備え、負荷装置(20、20A、20B、20C)は、負荷を発生するモータ(30)と、負荷伝達装置に接続された出力軸(最終段出力軸50、最終段第2出力軸56)と、モータ(30)の出力軸(モータ出力軸32)と出力軸(50、56)とを機械的に連結する歯車列(ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸40、第2軸小ギヤ46、最終段出力軸ギヤ48及び最終段第2出力軸ギヤ54)とを有し、モータ(30)の回転が歯車列(34、38、46、48、54)、出力軸(50、56)、負荷伝達装置(22、22A、22B)を介して負荷として伝達される様に構成されていると共に、負荷伝達装置(22、22A、22B)の位置を(トレーニング者Pに対する適正位置に)調節する動力として用いられる様に構成されることを特徴としている(請求項1)。
本発明において、鍛練装置はヒップアブダクション(10)であり、負荷伝達装置は、トレーニングを行う者(トレーニング者P)の両脚(LR、LL)の脛部外側に当接する様に構成された一対の操作レバー(22、22)であり、該一対の操作レバー(22、22)は、トレーニングを行う者(トレーニング者P)がヒップアブダクション(10)のシート(12)に着座する際に開脚した状態(操作レバー22、22間の間隔が長い状態)に移動する様に構成されているのが好ましい(請求項2)。
ここで、一対の操作レバー(22、22)は、その一端が負荷装置(20)の2本の出力軸に接続されており、他端は、トレーニングを行う者(トレーニング者P)の足を載置するための台部(24、24)に接続され、該台部(24、24)はロッド(26)と接続され、該ロッド(26)の先端に、トレーニングを行う者(トレーニング者P)の両脚(LR、LL)の大腿部下方(膝部近傍)の外側に当接するパッド(28、28)が設けられているのが好適である。
また本発明において、鍛練装置はローイング(60)であり、負荷伝達装置は一対の操作レバー(22A、22A)であり、該操作レバー(22A、22A)は一端がトレーニングを行う者(トレーニング者P)が握る様に構成されていると共に、トレーニングを行う者(トレーニング者P)がローイング(60)のシート(12)に着座した際に、トレーニングを行う者(トレーニング者P)から離隔し過ぎず、且つ、近過ぎない位置(適正位置)へ(トレーニング者Pが握る側の端部が)移動する様に構成されているのが好ましい(請求項3)。
或いは本発明において、鍛練装置はレッグエクステンション(70)であり、負荷伝達装置は、トレーニングを行う者(トレーニング者P)の両脚(L)の脛部に当接するパッド(72)を先端に備えた操作レバー(22B)であり、該操作レバー(22B)は、トレーニングを行う者(トレーニング者P)がレッグエクステンション(70)のシート(12)に着座する際に、先端のパッド(72)がトレーニングを行う者(トレーニング者P)から最も離隔した位置(或いは、操作レバー22Bが水平となる位置)に移動する様に構成されているのが好ましい(請求項4)。
また、本発明の鍛練装置は、スライド可能に構成され且つトレーニングを行う者(トレーニング者P)が着座するシート(12C)と、負荷装置(20C)と、(トレーニング者Pに対して)負荷を伝達する負荷伝達装置(紐状部材90、プーリ92)とを備えたレッグプレスとして構成されており、負荷装置(20C)は、負荷を発生するモータ(30)と、負荷伝達装置に接続された出力軸(最終段出力軸50)と、モータ(30)の出力軸(モータ出力軸32)と出力軸(50)とを機械的に連結する歯車列(ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸40、第2軸小ギヤ46、最終段出力軸ギヤ48)とを有し、モータ(30)の回転が歯車列(34、38、46、48)、出力軸(50)、負荷伝達装置(90、92)を介して、シート(12C)をスライド移動する際の負荷として伝達される様に構成されており、トレーニングを行う者(トレーニング者P)がシート(12C)に着座する際に、着座し易い位置までシート(12C)が移動する様に構成されていることを特徴としている(請求項5)。
ここで、前記モータ(30)は、ACサーボモータあるいはDCブラシレスモータであるのが好ましい。
そして、前記モータ(30)は、インクリメンタル或いはアブソリュートの回転位置検出機構を有するACサーボモータ又はDCブラシレスモータであるのが好ましく、同様な検出機構を備えたACサーボモータ又はDCブラシレスモータであるのが好ましい。
また、前記歯車列を構成する各種歯車(ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸小ギヤ46、最終段出力軸ギヤ48及び最終段第2出力軸ギヤ54)は、モータ(30)からトレーニングを行う者(トレーニング者P)に対して、滑らかな負荷伝達を可能とするため、高精度の精密加工により製造されるのが好ましい。
本発明の実施に際して、モータ(30)が発生するトルク、換言すれば筋力トレーニングの際の負荷は、トレーニングを行う者(トレーニング者P)の個人データや各種設定値に基づいて、例えば制御機構により、適宜、設定或いは制御されるように構成されるのが好ましい。
本発明(請求項2〜5の発明)において、トレーニングを行う者(トレーニング者P)が着座するシート(12、12C)は、その高さ方向位置が調節可能に構成されているのが好ましい。
上述する構成を具備する本発明の鍛練装置によれば、負荷として電動モータ(30)を用いているので、フリーウエイトを用いた場合のような落下の危険性が無い。
また、ウエイトの数を変更する作業が不必要となるので、トレーニングを行う者(トレーニング者P)やサポート要員の労力を軽減して、容易に筋力トレーニングを行うことが出来る。
そして、モータ(30)の回転が歯車列(34、38、46、48)、出力軸(50)を介して負荷として伝達されるように構成されているので、歯車列(34、38、46、48)により減速比を適宜設定することにより、筋力トレーニングの負荷として適正なトルク及び回転速度を自在に設定することが可能である。
これに加えて、本発明によれば、負荷伝達装置(22、22A、22B)の位置を(トレーニング者Pに対する適正位置に)調節出来る様に構成されているので、高齢者が鍛練装置に着座することや、所定の姿勢をとることが容易となり、鍛練装置の部材により高齢者が足をとられて転倒するという事故が未然に防止できる。そして、操作レバーを手動で移動する必要が無いので、トレーニングを行う者(トレーニング者P)及び/又はサポート要員の労力が大幅に減少し、筋力トレーニングが行い易くなる。
本発明において、モータ(30)が発生するトルク、換言すれば筋力トレーニングの際の負荷は、トレーニングを行う者(トレーニング者P)の個人データや各種設定値に基づいて、例えば制御機構により、適宜、設定或いは制御されるように構成すれば、個人毎に必要な筋力トレーニング或いはその負荷が自動的に設定される。
特に高齢者が筋力トレーニングを行う場合には、その負荷のみならず、筋肉や関節の可動範囲についても個人差が極めて大きいので、筋力トレーニングの種類或いは負荷が自動的に設定されれば、非常に有益である。
従来技術では、筋力トレーニングを行おうとする高齢者が鍛練装置のシートに座着するに際して、当該高齢者の臀部の位置に比較して鍛練装置のシートの位置が低く、高低差が大きい場合には、当該高齢者が座着する事が大変に難しくなってしまうという問題がある。同様に、シートの位置が高過ぎる場合も、高齢者が座着するのは困難である。
これに対して、本発明において、トレーニングを行う者(トレーニング者P)が着座するシート(12、12C)は、その高さ方向位置が調節可能に構成されていれば、トレーニングを行う者(トレーニング者P)が着座する際に、シート(12、12C)の高さをトレーニングを行う者(トレーニング者P)の臀部位置近傍に移動すれば、着座する際に上述した高低差が殆ど無くなるので、高齢者であっても、容易に鍛練装置のシート(12、12C)に着座することが出来る。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図5は、本発明の第1実施形態を示している。ここで、図1〜図5の第1実施形態は、本発明の鍛練装置をヒップアブダクションに応用した実施形態である。
ここで、ヒップアブダクションは、中殿筋を強化することが出来る鍛練装置である。高齢者の中殿筋を強化すれば、骨盤の安定性を向上させることが出来るため、歩行時において、左右方向(横方向)にふらつくことが改善される。
図1では、トレーニングを行う者(トレーニング者:例えば高齢者)Pが、全体を符号10で示すヒップアブダクションのシート12に座った状態が示されている。
シート12の下方には、後述する様に、トレーニング者に対して適度に負荷を掛ける為の負荷装置20が配置されている。
ここで、ヒップアブダクションで行われるトレーニングは、トレーニング者が両脚を拡げる(開脚)する方向へ同時に移動する際に、両脚に対して、拡がらない方向(開脚を妨げる方向)の負荷を作用することにより行われる。
係る負荷(開脚を妨げる方向の負荷)を作用するため、ヒップアブダクション10には、一対の操作レバー22、22が設けられている。操作レバー22、22の各々は、その一端は負荷装置20の2本の出力軸(図1では明確には図示せず)に接続されており、他端は、トレーニング者Pの足を載置するための台部24、24に接続されている。
台部24、24の各々はロッド26と接続されており、ロッド26の先端には、トレーニング者Pの両脚LR、LLの大腿部下方あるいは膝部近傍の外側に当接するパッド28、28が設けられている。
図1の状態で、トレーニング者Pが両脚LR、LLを開脚する様に動くと、係る動きはパッド28、ロッド26、台部24を介して操作レバー22に伝達され、操作レバー22を矢印R1方向へ回動しようとする。
なお、図1において、トレーニング者Pが開脚した際における操作レバー22の回動方向を示す矢印R1は、左脚LL側にしか示されていない。図1は斜視図であり、右脚LRの回動方向を矢印で表示するのが難しいからである。
操作レバー22の(矢印R1方向への)回動により、モータ30が作動して、操作レバー22が接続された出力軸(図1では明確には図示せず)に負荷が伝達される。
モータ30から、操作レバー22に接続した出力軸への負荷或いは回転力の伝達については、図2〜図5を参照して後述する。
図2〜図5は、負荷装置20を構成する主要部材を示しており、モータ30と、各種ギヤ及び軸によって、負荷装置20は概略構成されている。
なお、図2〜図5は、同一の構造を示しているが、ギヤ同士の噛合状態を明確に表示するため、異なる角度から見た状態を示している。
ヒップアブダクションの場合は、人体の構造上、開脚する力はさほど大きくはないので、負荷を発生するモータも、比較的小さな出力で足りる。図1〜図5の第1実施形態では、例えば、定格出力が200Wのモータが使用される。
なお、図示の実施形態において使用されるモータ30は、ACサーボモータあるいはDCブラシレスモータが好適である。そして、インクリメンタル或いはアブソリュートの回転位置検出機構を有するもの、若しくは同様な検出機構を備えたモータが用いられる。
特に図2、図3で示されているように、モータ30のモータ出力軸32には、ピニオン34が設けられている。
明確には図示されていないが、図示の実施形態(第1実施形態〜第4実施形態)において、モータ出力軸32に、ピニオン34を構成したロッドが接続されており、モータ出力軸32と当該ロッドは、キーを用いること無く、摩擦力を利用して接合される様に構成されている。ヒップアブダクションの負荷を伝達するモータ出力軸32は、正転、逆転を繰り返すので、キーを用いて接合すると、いわゆる「ガタツキ」が発生してしまうからである。
モータ出力軸32の端部は軸受36により支持され、軸受36は、負荷装置20のケーシング(図2〜図5では図示せず)に固定されている。
図2で示されている様に、モータ出力軸32のピニオン34は第2軸大ギヤ38と噛合しており、第2軸大ギヤ38は第2軸40に固定されている。ここで、第2軸40の一端部は、図2では図示しないケーシングに固定された軸受42で支持されており、第2軸40の他端部は部材44で支持されている。
第2軸40には、第2軸小ギヤ(ピニオン)46が形成されている。そして、第2軸小ギヤ46には、最終段出力軸ギヤ48が噛合している。
最終段出力軸ギヤ48は最終段出力軸50に固定されており、最終段出力軸50の一端は軸受52で支持されている。
最終段出力軸ギヤ48は最終段第2出力軸ギヤ54と噛合しており、最終段第2出力軸ギヤ54は最終段第2出力軸56に固定されている。そして、最終段第2出力軸56の一端は軸受58で支持されている。
ここで、最終段第2出力軸ギヤ54は最終段出力軸ギヤ48のみと噛合しており、第2軸小ギヤ(ピニオン)46とは噛合していない。
最終段出力軸ギヤ48と最終段第2出力軸ギヤ54とが噛合することにより、最終段出力軸50と最終段第2出力軸56とは、反対方向に回転することとなる。
これは、最終段出力軸ギヤ48と最終段第2出力軸ギヤ54とは、各々が図1で示す操作レバー22、22に固定されていることに起因する。
図1を参照すれば明らかな様に、ヒップアブダクションにおける開脚動作では操作レバー22、22は相互に離隔するように図1の矢印R1方向に移動し、開脚と反対の動作(「閉脚動作」)では操作レバー22、22は相互に接近するように矢印R1とは逆方向に移動する。操作レバー22、22に係る動作を行わせるためには、操作レバー22に接続している2つの出力軸、すなわち最終段出力軸ギヤ48と最終段第2出力軸ギヤ54とは、反対方向に回転する必要がある。
ここで、軸受52及び軸受58は、図2〜図5では図示しないケーシングに固定されている。
図2〜図5における各種ギヤの歯数を例示する。以下において、「」内の算用数字が各ギヤの歯数を示している。
モータ出力軸32のピニオン34の歯数は「13」、第2軸大ギヤ38の歯数は「65」、第2軸小ギヤ(ピニオン)46の歯数は「13」、最終段出力軸ギヤ48及び最終段第2出力軸ギヤ54の歯数は共に「130」である。
上記で例示された歯数であれば、モータ軸32の回転数に対して、最終段出力軸50及び最終段第2出力軸56の回転数或いは減速比は、
(65/13)×(130/13)=5×10=50
なので、50:1となる。
上述した通り、ヒップアブダクションの場合は、人体の構造上、開脚する力は小さく、モータ30による負荷も比較的小さいので、減速比もさほど大きくする必要がない。
ヒップアブダクションによるトレーニングでは、トレーニング者Pは脚LL、LRを開脚して、図1において矢印R方向に操作レバー22、22を移動する。
トレーニング者Pが開脚を開始すると、開脚しようとする力(始動時の力)が、操作レバー22、22を介して最終段出力軸50及び最終段第2出力軸56(図2〜図4)に伝達され、最終段出力軸ギヤ48及び最終段第2出力軸ギヤ54、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、第2軸40、第2軸大ギヤ38、ピニオン34を介してモータ出力軸32に伝達される。
開脚しようとする力(始動時の力)は、モータ出力軸32に伝達される際には、モータ30の逆方向の回転力として伝達される。
モータ30は、静止状態(待機状態)から逆方向の回転が伝達されると、正方向の回転を開始するように構成されている。
従って、ヒップアブダクションによるトレーニングが開始されて、開脚しようとする力(始動時の力)が作用すると、モータ30は開脚使用とする力を妨げる方向(負荷をかける方向:正方向)に回転するのである。
そしてモータ30の正方向の回転は、モータ出力軸32、ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸40、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48及び最終段第2出力軸ギヤ54を介して最終段出力軸50及び最終段第2出力軸56に伝達され、操作レバー22、22を介してトレーニング者に伝達される。
ここで、モータ30が発生するトルク、換言すればヒップアブダクションによる負荷は、トレーニング者Pの個人データや各種設定値に基づいて、図示しない制御機構により、適宜、設定或いは制御されるように構成される。
再び図1において、トレーニング者Pがヒップアブダクションでトレーニングをするためシート12に座るに際して、一対の操作レバー22、22が「閉じた」状態、すなわちレバー22、22間の距離が比較的狭い状態であると、シート12に座るために、台部24、ロッド26等を避けながら座らなければならないので、大変に座り難い。
特にトレーニング者Pが、足腰の弱っている高齢者である場合には、レバー22、22間の距離が狭い場合には、シート12に座る際にトレーニング者Pの脚がロッド26と引っ掛かってしまい、トレーニング者Pが転倒する恐れがある。
その様な危険を回避するため、図1〜図5の第1実施形態に係るヒップアブダクションでは、トレーニング者Pがシート12に座る際には、操作レバー22、22が「開いた」状態、すなわち操作レバー22、22間の間隔が広い状態となる様に構成されている。
操作レバー22、22が「開いた」状態(開脚した状態:操作レバー22、22間の間隔が広い状態)であれば、トレーニング者Pがシート12に座る際に、トレーニング者Pの脚がロッド26と引っ掛かる恐れが減少する。
上述した通り、モータ30が正方向に回転することによりヒップアブダクションの負荷(トルク)が発生し、当該負荷は、操作レバー22、22が閉じる方向(閉脚する方向:操作レバー22、22が相互に近接する方向)に作用する。
これに対して、トレーニング者Pがシート12に座ろうとする場合には、モータ30を逆方向に回転して、操作レバー22、22を開けば良い。
操作レバー22、22が、ロッド26がトレーニング者Pの脚に引っ掛かる恐れが無い様な位置まで移動すれば、トレーニング者Pはヒップアブダクション10のシート12へ座ることが容易になる。
また、トレーニング者P、特に高齢者であるトレーニング者Pの場合には、ヒップアブダクション10のシート12の位置がトレーニング者Pの臀部の位置に比較して低位置であり、且つ、シート12の位置とトレーニング者Pの臀部の位置との高低差が大きいと、「シート12に座る」という行為が大変な労力を必要とし、転倒事故に起因する恐れも存在する。また、シート12の位置がトレーニング者Pの臀部の位置に比較して高すぎた場合にも、特に高齢者にとってはシート12に座ることが困難である。
従って、図1〜図5のヒップアブダクションにおいては、図示しないアクチュエータにより、図1における上下方向のシート12の位置(シート12の高さ)を調節可能に構成されている。
図1〜図5で示すヒップアブダクション10によれば、電動モータ30の出力が各種ギヤ及び軸を介して操作レバーに伝達される。ここで、モータ30からトレーニング者Pに対して、滑らかな負荷伝達を可能とするため、ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48及び最終段第2出力軸ギヤ54は、高精度の精密加工により製造される。
また、トレーニング開始時に、トレーニング者Pがヒップアブダクション10のシート12に座ることが容易となり、転倒事故が未然に防止される。
次に、図6〜図8を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
図6〜図8において、図1〜図5で示す部材と同様な部材には、同様な符号を付して説明する。
図6〜図8の第2実施形態は、本発明の鍛練装置をローイングに応用した実施形態である。
ローイングは、広背筋、菱形筋、僧帽筋、三角筋、背柱起立筋等の背筋群の強化が出来る鍛練装置である。背筋群を強化することにより、正しい姿勢を保持することが出来るともに、いわゆる「猫背」の改善が可能である。
図6は、トレーニング者Pが、全体を符号60で示すローイングのシート12に座った状態が示されている。
シート12の前方(図6の矢印F方向)には、後述する様に、負荷装置20Aが配置されている。
ローイング60で行われるトレーニングは、トレーニング者Pが一対の操作レバー22A、22Aを握って、矢印R2で示す様にトレーニング者P側(手前側)に引き寄せることにより行われる。そして、操作バー22A、22Aを引き寄せる際に、矢印R2と逆方向へ作用する負荷を作用することにより行われる。
係る負荷(矢印R2と逆方向の負荷)を作用するため、ローイング60の操作レバー22A、22Aの各々の端部は、負荷装置20Aの2本の出力軸(図6では明確には図示せず)に接続されている。操作レバー22A、22Aの他端部は、トレーニング者Pが握り易いように、グリップ部材(図示せず)が取り付けられている。
図6において、符号62は、トレーニング者Pの上半身が前方に傾斜しない様にするため、トレーニング者Pの胸部に当接しているパッド(明確には図示せず)を支持するためのロッドを示している。
ローイングは上半身を垂直な状態に保ち、且つ、胸を張った状態で行う必要がある。トレーニング者Pの上半身が前方(矢印F方向)に傾斜した状態で操作レバー22A、22Aを握って、引き寄せても、所期のトレーニング効果が得られない。そのため、図示しないパッド及びロッド62で、トレーニング者Pの上半身を垂直な状態に保ち、且つ、胸を張った状態を保持している。
図6の状態で、トレーニング者Pが操作レバー22A、22Aを手前側に引き寄せると、モータ30が作動して、操作レバー22A、22Aが接続された出力軸(図1では明確には図示せず)に負荷が伝達される。
モータ30から、操作レバー22A、22Aに接続した出力軸への負荷或いは回転力の伝達については、図7、図8を参照して説明する。
図7、図8は、負荷装置20を構成する主要部材を示している。
ここで、背筋群を強化するローイングでは、図1〜図5で説明したヒップアブダクションに比較して、作用する力及び負荷が大きいため、モータも大きな出力(例えば400W)のものが使用される。
図7、図8において、モータ30のモータ出力軸32には、ピニオン34が接続されており、ピニオン34は第2軸大ギヤ38と噛合しており、第2軸大ギヤ38は第2軸40に固定されている。
第2軸40には、第2軸小ギヤ(ピニオン)46が形成されており、第2軸小ギヤ46は最終段出力軸ギヤ48と噛合している。
最終段出力軸ギヤ48は最終段出力軸50に固定されており、最終段出力軸50の一端は軸受52で支持されている。
ローイングに係る第2実施形態においては、ヒップアブダクションの様に逆方向に回転する2本の出力軸は必要とはしない。ローイングを用いたトレーニングでは、図1における2本の操作レバー22A、22Aは、常に同じ方向に回動されるからである。
明確には図示はされていないが、図7、図8における最終段出力軸50の両端部は、負荷装置20Aのケーシング(図示せず)外に露出しており、2本の操作レバー22A、22A(図6)に結合している。
なお、軸受36、42、52は、負荷装置20Aのケーシング(図7、図8では図示せず)に固定されている。
図7、図8における各種ギヤの歯数を例示する。以下において、「」内の算用数字が各ギヤの歯数を示している。
モータ出力軸32のピニオン34の歯数は「13」、第2軸大ギヤ38の歯数は「130」、第2軸小ギヤ(ピニオン)46の歯数は「13」、最終段出力軸ギヤ48の歯数は「130」である。
上記で例示された歯数であれば、モータ軸32の回転数に対して、最終段出力軸50及び最終段第2出力軸56の回転数或いは減速比は、
(130/13)×(130/13)=10×10=100
なので、100:1となる。
上述した通り、ローイングはヒップアブダクションに比較して、トレーニング者Pが大きな力を出すため、モータ30による負荷も大きくする必要があり、減速比もヒップアブダクションに比較して大きくなっている。
トレーニング者Pがローイング60によるトレーニングを開始すると、操作レバー22A、22Aを図6の矢印R2側に引き寄せようとする力(始動時の力)動きが最終段出力軸50(図7、図8)に伝達され、最終段出力軸ギヤ48、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、第2軸40、第2軸大ギヤ38、ピニオン34を介してモータ出力軸32に伝達される。
始動時の力は、モータ30の逆方向の回転力としてモータ出力軸32に伝達される。
第2実施形態においても、モータ30は、静止状態(待機状態)から逆方向の回転が伝達されると、正方向の回転を開始するように構成されているので、ローイングによるトレーニングを開始すると、モータ30は正方向に回転して、操作レバー22A、22Aを図6の矢印R2側に引き寄せるのを妨げる方向(負荷をかける方向)の力を発生する。
モータ30の正方向の回転は、モータ出力軸32、ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸40、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48を介して最終段出力軸50に伝達され、操作レバー22A、22Aを介してトレーニング者Pに伝達される。
ローイングにおける負荷についても、第1実施形態と同様、トレーニング者Pの個人データや各種設定値に基づいて、図示しない制御機構により、適宜、設定或いは制御されるように構成される。
再び図6において、トレーニング者Pがローイング60でトレーニングをするためシート12に座るに際して、一対の操作レバー22A、22Aがシート12から離隔した位置にあるとトレーニング者Pが操作レバー22A、22Aを握ることが困難となる。
一方、操作レバー22A、22Aがトレーニング者Pに近接し過ぎた位置にあると、トレーニング者Pはレバー22A、22Aを避けながらシート12に座らなければならない。
図6〜図8の第2実施形態に係るローイングでは、トレーニング者Pがシート12に座る際に、モータ30の回転方向及び回転量を適宜制御することにより、操作レバー22A、22Aを、トレーニング者Pから離隔し過ぎず、且つ、近過ぎない「適正位置」へ移動して、その状態で待機する様に構成することが出来る。
また、トレーニング者P、特に高齢者であるトレーニング者Pの場合には、ローイング60のシート12の位置がトレーニング者Pの臀部の位置に比較して低位置であり、或いは、シート12がトレーニング者Pに対して高い場合には、シート12の位置とトレーニング者Pの臀部の位置との高低差が大きいと、「シート12に座る」という行為に大変な労力が必要となり、場合によっては転倒事故を惹起する恐れも存在する。
係る危険性を排除するため、図6〜図8のローイングにおいては、図示しないアクチュエータにより、垂直方向のシート12の位置(シート12の高さ)を調節可能に構成する事が出来る。
図6〜図8で示すローイング60によれば、電動モータ30の出力が各種ギヤ及び軸を介して操作レバー22A、22Aに伝達される。ここで、モータ30からトレーニング者Pに対して、滑らかな負荷伝達を可能とするため、ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48は、高精度の精密加工により製造される。
また、トレーニング開始時に、操作レバー22A、22Aが適正位置となっているので、高齢者でも、負担無く、ローイング60を使用してトレーニングを行うことが出来る。
次に、図9〜図11を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。
図9〜図11において、図1〜図8で示す部材と同様な部材には、同様な符号を付して説明する。
図9〜図11の第3実施形態は、本発明の鍛練装置をレッグエクステンションに応用した実施形態である。
レッグエクステンションは、大腿四頭筋を強化出来る鍛練装置であり、大腿四頭筋を強化して膝の安定性を向上させるトレーニングを行うことが出来る。膝の安定性を向上すれば、歩行時の安定性や階段の昇降における安全性が向上する。
図9は、トレーニング者Pが、全体を符号70で示すレッグエクステンションのシート12に座った状態が示されている。
シート12の下方には、負荷装置20Bが配置されている。
レッグエクステンション70では、トレーニング者Pの脚(特に脛)をパッド72に押し当て、脚を伸ばすことによりパッド72を上方(図9中、矢印R3方向)へ回動させることにより、行われる。ここでパッド72は、負荷装置20Bの出力軸50に固定された操作バー22Bに設けられている。
トレーニング者Pが、脚によりパッド72を矢印R3方向へ回動させる際に、負荷装置20Bは、出力軸50及び操作レバー22Bを介して、パッド72が矢印R3方向へ回動するのを妨げる力(矢印R3と逆方向の負荷)を発生させる。係る負荷により、トレーニング者Pの大腿四頭筋が鍛練されるのである。
上述した様に、図9の状態で、トレーニング者Pにより、パッド72及び操作レバー22Bを矢印R3方向へ回動する力が付加されると、負荷装置20Bのモータ30(図9では図示せず)が作動する。そして、モータ30の出力は、図10、図11で示す様に、操作レバー22Bが接続された出力軸50に伝達され、トレーニング者Pの負荷として作用するのである。
ここで、大腿四頭筋の鍛練を行うレッグエクステンションでは、第1実施形態(図1〜図5)のヒップアブダクションに比較して、負荷装置20Bに作用する力が大きいため、モータも大きな出力(例えば400W)のものが使用される。
図10、図11において、モータ30のモータ出力軸32に接続したピニオン軸34、第2軸大ギヤ38、第2軸40、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48、最終段出力軸50の噛合及び配置は、第2実施形態において、図7、図8を参照して説明したのと同様である。
但し、第2実施形態では、操作レバー22A、22Aは2本設けられているので、最終段出力軸50の両端部に操作レバー22A、22Aを結合する領域を設けなければならなかったのに対し、図9〜図11で示す第3実施形態では、操作レバー22Bは一本だけ設けられているので、最終段出力軸50は、その一端部にのみ操作レバー22Bを結合する領域が設けられている。
図10、図11における各種ギヤの歯数は、図7、図8で例示したのと同様であり、モータ出力軸32のピニオン34の歯数は「13」、第2軸大ギヤ38の歯数は「130」、第2軸小ギヤ(ピニオン)46の歯数は「13」、最終段出力軸ギヤ48の歯数は「130」である(「」内の算用数字が歯数)。
従って、最終段出力軸50及び最終段第2出力軸56の回転数或いは減速比は、
(130/13)×(130/13)=10×10=100
なので、100:1となる。
上述した通り、レッグエクステンションも、ヒップアブダクションに比較すると必要とする負荷が大きいため、減速比もヒップアブダクションに比較して大きい。
トレーニング者Pがレッグエクステンション70によるトレーニングを開始すると、操作レバー22Bを図9の矢印R3側に引き寄せようとする力(始動時の力)動きが最終段出力軸50に伝達され、最終段出力軸ギヤ48、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、第2軸40、第2軸大ギヤ38、ピニオン34を介してモータ出力軸32に伝達される。
ここで、始動時の力は、モータ30の逆方向の回転力としてモータ出力軸32に伝達される。
第3実施形態においても、モータ30は、静止状態(待機状態)から逆方向の回転が伝達されると、正方向の回転を開始するように構成されているので、レッグエクステンションによるトレーニングを開始すると、モータ30は正方向に回転して、操作レバー22A、22Aを図9の矢印R3側に引き寄せるのを妨げる方向(負荷をかける方向)の力を発生する。
モータ30の正方向の回転は、モータ出力軸32、ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸40、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48を介して最終段出力軸50に伝達され、操作レバー22B及びパッド72を介してトレーニング者Pに伝達される。
レッグエクステンションにおける負荷についても、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、トレーニング者Pの個人データや各種設定値に基づいて、図示しない制御機構により、適宜、設定或いは制御されるように構成される。
再び図9において、トレーニング者Pがレッグエクステンション70でトレーニングをするためシート12に座るに際して、操作レバー22Bがシート12に近い位置、換言するとトレーニング者Pに近い位置にあると、トレーニング者Pはレバー22B及びパッド72を避けながらシート12に座らなければならず、座ることが困難となる。特に高齢者の場合には、レバー22Bを避けながらシート12に座ろうとする際に、転倒してしまう恐れもある。
図9〜図11の第3実施形態に係るレッグエクステンション70では、操作レバー22Bを水平にして、パッド72がトレーニング者Pから最も遠い位置となる様に、モータ30を正方向(負荷を作用させる方向)に回転させる様に制御することが出来る。係る制御により、トレーニング者Pがレッグエクステンション70のシート12に座る際に、操作レバー22Bは水平な状態となり、パッド72はトレーニング者Pから最も遠い箇所に位置するので、トレーニング者Pは操作レバー22B及びパッド72を避けることを特に意識する必要が無くなる。
また、レッグエクステンション70のシート12の位置がトレーニング者Pの臀部の位置に比較して低位置であり、且つ、シート12の位置とトレーニング者Pの臀部の位置との高低差が大きいと、「シート12に座る」という行為が大変な労力を必要とする。特に高齢者であるトレーニング者であれば、転倒事故に起因する恐れも存在する。
同様に、シート12の位置が高い場合にも、特に高齢者にとっては、「シート12に座る」という行為が非常に困難となる。
係る危険性を排除するため、図9〜図11のレッグエクステンション70においては、図示しないアクチュエータにより、シート12の垂直方向位置を調節可能に構成する事が出来る。
図9〜図11で示すレッグエクステンション70においても、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、モータ30からトレーニング者Pに対して滑らかな負荷伝達を可能とするため、ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48は、高精度の精密加工により製造される。
また、トレーニング開始時に、操作レバー22B及びパッド72の位置を調節出来るので、高齢者でも転倒の危険無く、レッグエクステンション70を使用してトレーニングを行うことが出来る。
次に、図12〜図14を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。
図12〜図14において、図1〜図11で示す部材と同様な部材には、同様な符号を付して説明する。
図12〜図14の第4実施形態は、本発明の鍛練装置をレッグプレスに応用した実施形態である。
レッグプレスは、大腿四頭筋、大殿筋、ハムストリングス、下腿三頭筋等の下肢の抗重力筋群を強化するための鍛練装置である。レッグプレスでトレーニングを行い、下肢の抗重力筋群を強化することにより、日常における起居動作、移動動作が良好に行われるようになる。このことは、日常的な動作の最中に転倒して、大事に至る可能性がある高齢者にとっては、非常に有意義である。
図12は、トレーニング者Pが、全体を符号80で示すレッグプレスのシート12Cに座った状態が示されている。
シート12Cは、一対のレール82R、82R上を図12の矢印SP、SR方向へスライド可能に載置されており、一対のレール82R、82Rは、レール部材82上面の長辺側縁部に設けられている。
レール部材82上に一対のレール82R、82Rを配置した構成の詳細と、シート12Cを一対のレール82R、82R上に載置する構成の詳細については、公知の態様をそのまま適用出来る。
レール部材82は、平板状の固定用敷設部材84上に載置される。固定用敷設部材84は、レール部材82、先端に足乗せ板86を固定したロッド88、負荷装置20Cを、相対移動しない様に配置するための部材である。
負荷装置20Cは足乗せ板86の矢印SR方向近傍の位置に設けられている。
図12において、符号85は、シート12Cに設けられた手すりであり、レッグプレス80でトレーニングを行う際に、トレーニング者Pは手すり85を掴んで行う。
レッグプレス80のシート12Cには紐状部材90(例えば、ロープ、ベルト)が取り付けられており、紐状部材90はプーリ92により巻き取り可能で且つ送り出し可能に構成されており、プーリ92は負荷装置20Cの出力軸50(図12では図示せず)に取り付けられている。
レッグプレスを用いてトレーニングをする場合、トレーニング者Pは、足Fを足乗せ板86に乗せて、足乗せ板86を両足で突き放すように押圧する。足乗せ板86はロッド88を介して固定されているため、トレーニング者Pが座っているシート12Cが、レール82R、82R上を矢印SP方向へスライドする。
この際に、負荷装置20Cは、紐状部材90に対して、シート12Cの矢印SP方向の移動を妨げるような負荷を作用させる。すなわち、負荷装置20Cの出力軸50(図12では図示せず)に取り付けられたプーリ92に対して、紐状部材90を巻き取る方向(矢印RR側)のトルクが作用する。
係る負荷に抗してシート12Cを矢印SP方向にスライドさせるべく、トレーニング者Pは両脚で足乗せ板86を押圧する。その結果、トレーニング者Pの下肢の抗重力筋群が鍛練され、強化される。
ここで、図12の状態でトレーニング者Pが板86を押圧することにより、シート12Cが矢印SP方向の移動を開始し、プーリ92が矢印RF側に回転しようとすると、負荷装置20Cのモータ30(図12では図示せず)が作動する。そして、モータ30の出力は、図13、図14で示す様に、プーリ92が取り付けられた出力軸50に伝達され、トレーニング者Pの負荷として作用するのである。
ここで、下肢の抗重力筋群の鍛練を行うレッグプレスでは、第1実施形態(図1〜図5)のヒップアブダクションに比較して、トレーニング者Pが出す力が大きく、それに対する負荷も大きいため、使用するモータは大きな出力(例えば400W)のものが選択される。
図12、図13において、モータ30のモータ出力軸32に形成されたピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸40、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48、最終段出力軸50の噛合及び配置は、第2実施形態において、図7、図8を参照して説明したのと同様である。
第2実施形態では、操作レバー22A、22Aは2本設けられているので、最終段出力軸50の両端部に操作レバー22A、22Aを結合する領域を設けなければならなかったのに対し、図12〜図14で示す第3実施形態では、最終段出力軸50にはプーリ92が取り付けられるので、最終段出力軸50は一端部側にプーリ92が取り付けられる領域を設ける。
図13、図14における各種ギヤの歯数は、図7、図8で例示した歯数(或いは、図10、図11で例示した歯数)と同様であり、モータ出力軸32のピニオン34の歯数は「13」、第2軸大ギヤ38の歯数は「130」、第2軸小ギヤ(ピニオン)46の歯数は「13」、最終段出力軸ギヤ48の歯数は「130」である(「」内の算用数字が歯数)。
従って、最終段出力軸50及び最終段第2出力軸56の回転数或いは減速比は、
(130/13)×(130/13)=10×10=100
なので、100:1となる。
上述した通り、レッグプレスでは、ヒップアブダクションに比較すると必要とする負荷が大きいため、減速比もヒップアブダクションに比較して大きい。
トレーニング者Pがレッグプレス80によるトレーニングを開始すると、シート12Cを矢印SP方向に移動する力が、紐状部材90を介してプーリ92の矢印RF方向の回転となって、出力軸50に伝達される。出力軸50に伝達されたプーリ92の矢印RF方向の回転は、最終段出力軸ギヤ48、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、第2軸40、第2軸大ギヤ38、ピニオン34を介してモータ出力軸32に伝達される。
ここで、プーリ92の矢印RF方向の回転は、モータ30の逆方向の回転としてモータ出力軸32に伝達される。
第4実施形態においても、モータ30は、静止状態(待機状態)から逆方向の回転が伝達されると、正方向の回転を開始するように構成されているので、レッグプレスによるトレーニングを開始してモータ30の逆方向の回転が伝達されると、モータ30は正方向に回転する。
モータ30の正方向の回転は、モータ出力軸32、ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸40、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48を介して最終段出力軸50に伝達され、プーリ92を矢印RR方向に回転させる力を発生し、シート12Cを矢印SR方向に移動させようとする。シート12Cを矢印SR方向に移動させようとする力が、レッグプレスにおける負荷として、トレーニング者Pに伝達される。
レッグプレスにおける負荷についても、第1実施形態〜第3実施形態と同様に、トレーニング者Pの個人データや各種設定値に基づいて、図示しない制御機構により、適宜、設定或いは制御されるように構成される。
再び図12において、トレーニング者Pがレッグプレス80でトレーニングをするためシート12Cに座るに際して、足乗せ板86がシート12Cから離隔した位置にあるとトレーニング者Pの両足Fを足乗せ板86に置くことが出来ず、レッグプレスによるトレーニングが出来なくなる。
一方、足乗せ板86がシート12Cに近接し過ぎた位置にあると、トレーニング者Pは足乗せ板86を避けながらシート12に座らなければならない。
図12〜図14の第4実施形態に係るレッグプレスでは、トレーニング者Pがシート12に座る際に、図示しないアクチュエータによりシート12Cの位置を調節して、シート12Cの足乗せ板86に対する相対位置を、離隔し過ぎず且つ近過ぎない「適正位置」に待機させる様にすることが出来る。
一般的に、レッグプレスのシート位置はトレーニング者の臀部の位置に比較して低く、シートの位置とトレーニング者臀部の位置との高低差が大きい。そのため、トレーニングのためレッグプレスのシートに座るという行為は、特に高齢者であるトレーニング者にとって、非常に大きな負担となる。
レッグプレスのシート位置がトレーニング者の臀部の位置に比較して高い場合においても、特に高齢者にとっては、シートに座ることが非常に難しい。
これに対して図12〜図14のレッグプレスにおいては、図示しないアクチュエータ(シート12Cの位置調節用のアクチュエータとは別のアクチュエータ)により、シート12Cの垂直方向位置を調節可能に構成し、以って、特に高齢者において、レッグプレスのシートに座るという行為の負担を軽減する事が出来る。
図12〜図14のレッグプレスにおいても、第1実施形態〜第3実施形態と同様に、モータ30からトレーニング者Pに対して滑らかな負荷伝達を可能とするため、ピニオン34、第2軸大ギヤ38、第2軸小ギヤ(ピニオン)46、最終段出力軸ギヤ48は、高精度の精密加工により製造される。
また、トレーニング開始時に、足乗せ板86とシート12Cとの相対位置を調節し、且つ、シート12の垂直方向位置を調節出来るので、高齢者でも容易にレッグプレス80を使用してトレーニングを行うことが出来る。
本発明の第1実施形態を示す斜視図。 第1実施形態で用いられる負荷装置の主要な構成を示す図。 図2の負荷装置の主要な構成を別の方向から示す図。 図2の負荷装置の主要な構成を図2、図3とは別な方向から示す図。 図2の負荷装置の主要な構成を図2〜図4とは別な方向から示す図。 本発明の第2実施形態を示す斜視図。 第2実施形態で用いられる負荷装置の主要な構成を示す図。 図7の負荷装置の主要な構成を別の方向から示す図。 本発明の第3実施形態を示す斜視図。 第3実施形態で用いられる負荷装置の主要な構成を示す図。 図10の負荷装置の主要な構成を別の方向から示す図。 本発明の第4実施形態を示す斜視図。 第4実施形態で用いられる負荷装置の主要な構成を示す図。 図13の負荷装置の主要な構成を別の方向から示す図。
符号の説明
10・・・ヒップアブダクション
P・・・トレーニング者
12、12C・・・シート
20、20A、20B、20C・・・負荷装置
22、22A、22B・・・操作レバー
24・・・台部
26、62、88・・・ロッド
LR、LL、L・・・トレーニング者の脚
28、72・・・パッド
30・・・モータ
32・・・モータ出力軸
34・・・ピニオン
36、42、52、58・・・軸受
38・・・第2軸大ギヤ
40・・・第2軸
46・・・第2軸小ギヤ
48・・・最終段出力軸ギヤ
50・・・最終段出力軸
54・・・最終段第2出力軸ギヤ
56・・・最終段第2出力軸
56の一端は軸受58で支持されている。
60・・・ローイング
70・・・レッグエクステンション
80・・・レッグプレス
82・・・レール部材
82R・・・レール
84・・・固定用敷設部材
85・・・手すり
86・・・足乗せ板
90・・・紐状部材
92・・・プーリ

Claims (5)

  1. 負荷装置と、負荷を伝達する負荷伝達装置とを備え、負荷装置は、負荷を発生するモータと、負荷伝達装置に接続された出力軸と、モータの出力軸と出力軸とを機械的に連結する歯車列とを有し、モータの回転が歯車列、出力軸、負荷伝達装置を介して負荷として伝達される様に構成されていると共に、負荷伝達装置の位置を調節する動力として用いられる様に構成されることを特徴とする鍛練装置。
  2. 鍛練装置はヒップアブダクションであり、負荷伝達装置は、トレーニングを行う者の両脚の脛部外側に当接する様に構成された一対の操作レバーであり、該一対の操作レバーは、トレーニングを行う者がヒップアブダクションのシートに着座する際に開脚した状態に移動する様に構成されている請求項1の鍛練装置。
  3. 鍛練装置はローイングであり、負荷伝達装置は一対の操作レバーであり、該操作レバーは一端がトレーニングを行う者が握る様に構成されていると共に、トレーニングを行う者がローイングのシートに着座した際に、トレーニングを行う者から離隔し過ぎず、且つ、近過ぎない位置へ移動する様に構成されている請求項1の鍛練装置。
  4. 鍛練装置はレッグエクステンションであり、負荷伝達装置は、トレーニングを行う者の両脚の脛部に当接するパッドを先端に備えた操作レバーであり、該操作レバーは、トレーニングを行う者がレッグエクステンションのシートに着座する際に、先端のパッドがトレーニングを行う者から最も離隔した位置に移動する様に構成されている請求項1の鍛練装置。
  5. スライド可能に構成され且つトレーニングを行う者が着座するシートと、負荷装置と、負荷を伝達する負荷伝達装置とを備えたレッグプレスとして構成されており、負荷装置は、負荷を発生するモータと、負荷伝達装置に接続された出力軸と、モータの出力軸と出力軸とを機械的に連結する歯車列とを有し、モータの回転が歯車列、出力軸、負荷伝達装置を介して、シートをスライド移動する際の負荷として伝達される様に構成されており、トレーニングを行う者がシートに着座する際に、着座し易い位置までシートが移動する様に構成されていることを特徴とする鍛練装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023206509A1 (zh) * 2022-04-29 2023-11-02 杭州极智医疗科技有限公司 双侧反向输出机构和具有其的康复训练和数字健身设备

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