JP2007244074A - モータの冷却システム - Google Patents

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【課題】電動ポンプから吐出される冷媒をモータに供給することでモータを冷却するシステムにおいてシステム全体の損失を抑える。
【解決手段】冷却システムは、モータ1に冷媒を供給する電動ポンプ5を備える。コントローラ10は、電動ポンプ5の冷媒供給量を変化させることによるモータ1の損失の変化量と電動ポンプ5の損失の変化量をそれぞれ演算し、モータ1の損失の変化量と電動ポンプ5の損失の変化量を比較し、モータ1の損失と電動ポンプ5の損失の和が減少するように電動ポンプ5の冷媒供給量を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータの冷却システムに関し、特に、電動ポンプから吐出される冷媒をモータに供給することでモータを冷却するシステムに関する。
モータの温度を限界温度以上に上げてしまうと、モータの性能が低下したり、寿命が低下したりする。このため、従来は、電動オイルポンプを利用してモータに冷却用のオイルを送り、モータの温度、損失量を見て、オイルポンプ流量を制御することで、モータの温度が限界温度を超えないようにしている。
特開平5−236704号公報
従来は、モータの温度が高くモータ損失が大きいときにオイルポンプ流量を増大させていたが、オイルポンプ流量を増大させると電動オイルポンプにおける損失は逆に増大するため、システム全体としてみた場合、必ずしも損失が最小となる最適効率で制御しているとはいえなかった。
本発明は、このような技術的課題を鑑みてなされたもので、上記冷却システムにおいてシステム全体の損失を抑え、最適効率で制御することを目的とする。
本発明に係るモータの冷却システムは、モータに冷媒を供給する電動ポンプを備え、電動ポンプの冷媒供給量を変化させることによるモータの損失の変化量と電動ポンプの損失の変化量をそれぞれ演算し、モータの損失の変化量と電動ポンプの損失の変化量を比較し、モータの損失と電動ポンプの損失の和が減少するように電動ポンプの冷媒供給量を変更する。
本発明によれば、システム全体の損失を低減するように電動ポンプの冷媒供給量が変更され、冷却システムを高効率で運転することが可能になる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るモータの冷却システムの概略構成図である。モータ1は交流機であり、インバータ2を介してバッテリ3に接続されている。モータ1には、入力電力Pinを検出する電力センサ12、入力電流Iacを検出する電流センサ13、モータ1の温度Tmotを検出する温度センサ14が取り付けられており、これらセンサ12〜14の検出信号はコントローラ10へと出力される。
モータ1の内部あるいは周囲には冷却用のオイル(冷媒)が流通する通路が設けられている。電動オイルポンプ5から吐出されるオイルは、供給通路6を通ってモータ1へと送られ、モータ1を冷却する。モータ1との熱交換で温度が上昇したオイルは、戻り通路7を通ってオイルポンプ5へと戻り、再びオイルポンプ5によってモータ1に向けて吐出される。オイルポンプ5には吐出量(オイルポンプ流量)Qnowを検出する流量センサ15、オイルの温度Toを検出する温度センサ16が取り付けられており、センサ15、16の検出信号はコントローラ10へと出力される。モータ1とオイルポンプ5の間にオイルの温度を下げるための放熱器を設けてもよい。
コントローラ10は、マイクロプロセッサ、入出力インターフェース、ROM、RAM等で構成され、ROMには、モータ1の運転点と効率の関係を示した効率マップ(図2)、オイルポンプ流量とモータ1の熱抵抗の関係を示した熱抵抗マップ(図3)、オイルポンプ流量及び油温に対するオイルポンプの損失の関係を示したオイルポンプ損失マップ(図4)が格納されている。
コントローラ10は、入力される検出信号に基づき、モータ1における損失(以下、「モータ損失」という。)とオイルポンプ5における損失(以下、「オイルポンプ損失」という。)をそれぞれ演算し、これら損失の総和、すなわち、システム全体としてみた場合の損失が最小になるように、オイルポンプ5の流量を制御する。
図5は、コントローラ10が行うオイルポンプ流量制御の内容を示したフローチャートである。これを参照しながら、オイルポンプ流量制御について説明すると、まず、ステップS1では、ある時刻tにおけるモータ損失P1と、時刻tからΔtだけ経過した後のモータ損失P2を次式(1)、(2)により演算する。
Figure 2007244074
Figure 2007244074
式(1)、(2)中のη1は時刻tにおけるモータ1の効率、η2は時刻t+Δtにおけるモータ1の効率、Pinはモータ1の入力電力、Iacはモータ1の入力電流である。モータ効率η1は、時刻tにおけるモータ1の運転点(回転速度とトルクで決まる点)に基づき図2に示す効率マップを参照することによって求めることができる。同様に、モータ効率η2は、時刻t+Δtにおけるモータ1の運転点に基づき図2に示す効率マップを参照することによって求めることができる。
効率マップは、規定温度Ts(例えば20℃)のときの各運転点に対応するモータ1の効率が格納されているマップである。モータ1の効率η1、η2は、マップ参照ではなく、モータ1の運転点から演算によって求めるようにしても良い。
また、ΔR1は上記規定温度Tsのときのモータ1の抵抗Rsと時刻tのときのモータ1の温度Tmot1における抵抗Rtmot1との差であり、次式(3)により演算される値である。
Figure 2007244074
同様にΔR2は上記規定温度Tsのときのモータ1の抵抗Rsと時刻t+Δtのときのモータ1の温度Tmot2における抵抗Rtmot2との差であり、次式(4)により演算される値である。
Figure 2007244074
ステップS2では、現在のモータ温度Tmotとオイルポンプ流量Qnowを読み込む。
ステップS3では、モータ損失P1、P2と現在のモータ温度Tmotに基づき、充分時間が経過した後のモータ温度T∞を次式(5)により予測する。Fは一次遅れ系の関数である。
Figure 2007244074
ステップS4では、予測されたモータ温度T∞と、モータ性能限界温度Tmax(モータ1の性能が保証される温度の上限温度)から所定のマージンΔTを引いた温度(以下、制御目標温度Tf)とを比較し、その大小関係に応じて以下の制御を行う。
予測されたモータ温度T∞が制御目標温度Tfよりも低い場合(図6に一点鎖線で示すケースA)は、ステップS5に移行し、オイルポンプ流量をQnowからΔQだけ減少させる。これは、充分時間が経過してもモータ温度が制御目標温度Tfに到達せず、モータ温度に余裕があるので、オイルポンプ流量を減少させてオイルポンプ5における損失を低減した方が、モータ損失は大きくなるものの、システム全体としての損失を抑えることができるからである。
ステップS6では、オイルポンプ流量Qnowが減少することによるオイルポンプ損失の減少分ΔPpumpと、オイルポンプ流量Qnowが減少してモータ1の熱抵抗が増大し、この結果、モータ1の発熱が増大して抵抗が増大することによるモータ損失の増加分ΔPmotをそれぞれ演算して比較し、ΔPmotがΔPpumpよりも大きくなるまでステップS5に戻ってオイルポンプ流量Qnowを減少させる。
オイルポンプ損失の減少分ΔPpumpは、流量Qnow、流量Qnow−ΔQにおけるオイルポンプ損失を図4に示すオイルポンプ損失マップを参照することによってそれぞれ求め、両者の差をとることによって求めることができる。
また、モータ損失の増加分ΔPmotは、次式(6)により演算する。
Figure 2007244074
式(6)中、Pはオイルポンプ流量Qnowを減少させる前のモータ損失、ΔTtはオイルポンプ流量Qが減少することによる熱抵抗Ttの変化量、Iacはモータ入力電流である。ΔTtは、流量Qnow、流量Qnow−ΔQにおける熱抵抗を図3に示す熱抵抗マップを参照することによってそれぞれ求め、両者の差をとることによって求めることができる。
逆に、予測されたモータ温度T∞が制御目標温度Tfよりも高い場合(図6に実線で示すケースB)は、ステップS7に移行する。ステップS7では、モータ温度Tmotが制御目標温度Tfに達したかどうか判定し、モータ温度Tmotが制御目標温度Tfに達したらモータ温度Tmotを下げるためにステップS8に進んでオイルポンプ流量QnowをΔQだけ増大させる。これは、モータ温度Tmotが制御目標温度Tfを超えるとモータ損失が大きくなるので、オイルポンプ流量Qnowを増大させてモータ温度Tmotを下げ、モータ損失を低減した方が、オイルポンプ損失は大きくなるものの、システム全体としての損失を抑えることができるからである。図6に破線で示すケースB’は、モータ温度Tmotが制御目標温度Tfに達した後、オイルポンプ流量Qnowを増大させた場合のモータ温度Tmotの挙動を示している。
ステップS9では、オイルポンプ流量Qnowが増大することによるオイルポンプ損失の増大分ΔPpumpと、オイルポンプ流量Qnowが増大してモータ1の熱抵抗が減少し、この結果、モータ1の発熱が減少して抵抗が減少することによるモータ損失の減少分ΔPmotをそれぞれ演算して比較し、ΔPpumpがΔPmotよりも大きくなるまでステップS8に戻ってオイルポンプ流量Qnowを増大させる。ΔPpump、ΔPmotの演算方法はステップS6での演算方法と同様である。
したがって、上記制御によれば、充分時間が経過したときのモータ温度T∞が一次遅れ近似により予測され、予測されたモータ温度T∞が制御目標温度Tfに比べて低いときは、オイルポンプ流量減少によるモータ損失増加分ΔPmotが流量減少によるオイルポンプ損失減少分ΔPpumpよりも大きくなるまでオイルポンプ流量Qnowが減少制御される。逆に、モータ温度T∞が制御目標温度Tfに比べて高いときは、モータ温度Tmotが制御目標温度Tfに達した後に、オイルポンプ流量増大によるオイルポンプ損失増加分ΔPpumpが流量増大によるモータ損失減少分ΔPmotよりも大きくなるまでオイルポンプ流量Qnowが増大制御される。
つまり、モータ温度T∞が制御目標温度Tfよりも低く、モータ温度Tmotに余裕がある場合は、オイルポンプ流量Qnowを減少させてオイルポンプ損失を下げた方がシステム全体の効率が上がることから、この場合は、オイルポンプ流量Qnowを減少させることによるモータ損失増加分とオイルポンプ損失減少分が釣り合うところまでオイルポンプ流量Qnowを徐々に減少させる。逆に、モータ温度T∞が制御目標温度Tfよりも高いときはオイルポンプ流量Qnowを増大させてモータ損失を下げた方がシステム全体の効率が上がることから、この場合は、モータ温度Tmotが制御目標温度Tfを超えた後、オイルポンプ流量Qnowを増大させることによるモータ損失減少分とオイルポンプ損失増大分が釣り合うところまでオイルポンプ流量Qnowを徐々に増大させる。
以上の流量制御を行うことにより、オイルポンプ流量Qnowは、最終的に、モータ損失とオイルポンプ損失の総和が最小となるように制御され、システム全体として損失が最小に抑えられる。
本発明に係るモータの冷却システムの概略構成図である。 モータの効率マップである。 モータの熱抵抗マップである。 オイルポンプの損失マップである。 オイルポンプ流量制御の内容を示したフローチャートである。 オイルポンプ流量制御の説明図である。
符号の説明
1 モータ
2 インバータ
3 バッテリ
5 電動オイルポンプ(電動ポンプ)
6 供給通路
7 戻り通路
10 コントローラ
12 電力センサ
13 電流センサ
14 温度センサ
15 流量センサ
16 温度センサ

Claims (3)

  1. モータに冷媒を供給する電動ポンプと、
    前記電動ポンプの冷媒供給量を変化させることによる前記モータの損失の変化量と前記電動ポンプの損失の変化量をそれぞれ演算する損失演算手段と、
    前記モータの損失の変化量と前記電動ポンプの損失の変化量を比較し、前記モータの損失と前記電動ポンプの損失の和が減少するように前記電動ポンプの冷媒供給量を変更する電動ポンプ制御手段と、
    を備えたことを特徴とするモータの冷却システム。
  2. 前記電動ポンプ制御手段は、前記電動ポンプの冷媒供給量を所定量減少させることによる前記モータの損失の増大量と前記電動ポンプの損失の減少量をそれぞれ演算し、前記電動ポンプの損失の減少量が前記モータの損失の増大量よりも大きいときは、前記電動ポンプの冷媒供給量を前記所定量減少させることを特徴とする請求項1に記載のモータの冷却システム。
  3. 前記電動ポンプ制御手段は、前記電動ポンプの冷媒供給量を所定量増大させることによる前記モータの損失の減少量と前記電動ポンプの損失の増大量をそれぞれ演算し、前記モータの損失の減少量が前記電動ポンプの損失の増大量よりも大きいときは、前記電動ポンプの冷媒供給量を前記所定量増大させることを特徴とする請求項1または2に記載のモータの冷却システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013154695A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両

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