JP2007242884A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007242884A
JP2007242884A JP2006063084A JP2006063084A JP2007242884A JP 2007242884 A JP2007242884 A JP 2007242884A JP 2006063084 A JP2006063084 A JP 2006063084A JP 2006063084 A JP2006063084 A JP 2006063084A JP 2007242884 A JP2007242884 A JP 2007242884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light
semiconductor laser
type
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006063084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5034275B2 (ja
Inventor
Rintaro Koda
倫太郎 幸田
Takahiro Arakida
孝博 荒木田
Yoshinori Yamauchi
義則 山内
Norihiko Yamaguchi
典彦 山口
Takeshi Masui
勇志 増井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006063084A priority Critical patent/JP5034275B2/ja
Publication of JP2007242884A publication Critical patent/JP2007242884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5034275B2 publication Critical patent/JP5034275B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】光変調器側に向かう光の損失を低減しつつ、光変調を行うことの可能な半導体レーザを提供する。
【解決手段】半導体レーザ1、光透過部3Aおよび金属部3Bを有する光制御層3、および光変調器2をこの順に重ね合わせて一体に形成されている。半導体レーザ1は、n型DBR層12、n型クラッド層13、発光領域14Aを有する活性層14、p型クラッド層15、p型DBR層16およびp型コンタクト層17とを有する。光透過部3Aは発光領域14Aに対応して形成され、金属部3Bはp型コンタクト層17の発光領域14Aの周辺領域に対応して形成されている。光変調器2は、光制御層3上に形成されており、光制御層3の光透過部3Aを透過した光を変調する光変調層23を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光変調器を内蔵する面発光型の半導体レーザ装置に関する。
光ファイバ通信技術の発展に伴い、光源である面発光型の半導体レーザにも多機能化や高性能化が求められている。その一つとして、例えば、変調機能を持たせた半導体レーザがある。この種の半導体レーザでは、当初、駆動電流を直接変調することにより変調機能を実現していたが、この直接変調方式では、原理上、応答速度が遅いため、最高でも動作帯域で20Gbpsしか得られない。そこで、レーザの駆動電流を直接変調する代わりに、その共振器の一部に光変調器を設け、その光変調器に印加されるバイアス電圧を変調する方式が提案されている(非特許文献1)。
図13は、非特許文献1に記載の面発光型の半導体レーザ100の断面構成を表すものである。この半導体レーザ100は、p型半導体基板110上に、p型DBR層111、p型クラッド層112、電流狭窄層113、活性層114、n型クラッド層115、第1n型DBR層116、n型コンタクト層117、第2n型DBR層118、光変調層119およびp型コンタクト層120をこの順に積層したのち、p型コンタクト層118から第2n型DBR層118までを選択的にエッチングすることにより円柱状のメサ形状に加工されたものである。ここで、p型DBR層111、p型クラッド層112、電流狭窄層113、活性層114、n型クラッド層115、第1n型DBR層116、n型コンタクト層117および第2n型DBR層118がレーザ発振用の共振器を構成し、n型コンタクト層117、第2n型DBR層118、光変調層119およびp型コンタクト層120が光変調器を構成する。つまり、この半導体レーザ100は、レーザ発振用の共振器と、光変調器とを一回の結晶成長で一括して形成したものである。また、選択的エッチングにより露出したn型コンタクト層117の表面にレーザ発振および光変調の双方に用いられるn側共通電極121が、p型半導体基板110の裏面にレーザ発振用のp側電極122が、p型コンタクト層118の表面に光変調用のp側電極123がそれぞれ形成されている。
この半導体レーザ100では、n側共通電極121およびp側電極122を介して共振器にDC電流を注入することにより、光変調器を介して積層方向にレーザ光が射出される。このとき、n側共通電極121およびp側電極123を介して光変調器に印加されるバイアス電圧を変調することにより、外部に射出されるレーザ光が変調される。
このように、従来の半導体レーザ100は、共振器と光変調器とを一回の結晶成長で一括して形成したものであることから、光変調器側に向かう光はn型コンタクト層117を通過しないと外部に射出されない構造となっている。ところが、このn型コンタクト層117は、n側共通電極121とオーミック接触させるために高濃度の不純物がドープされたものであり、光変調器側に向かう光に損失を与える性質を有する。そのため、光変調器側に向かう光の透過性を良くするためにはn型コンタクト層117をできるだけ薄くすることが好ましい。一方で、このn型コンタクト層117は、n側共通電極121との接触面(露出面)を確保することが必要である。この接触面は、例えば、上記したように、p型コンタクト層118から第2n型DBR層118までを選択的にエッチングすることにより形成することができる。このとき、光の透過性を良くするためにn型コンタクト層117を薄く形成すると、n型コンタクト層117の厚さがエッチング深さに比べて極めて薄くなるので、エッチングをし過ぎてn型コンタクト層117を全て削ってしまったり、n型コンタクト層117に達する前にエッチングを止めてしまう虞がある。そのため、エッチングによりn側共通電極121との接触面を形成する場合には、エッチングによる誤差を考慮してn型コンタクト層117を厚くすることが必要となり、光変調器側に向かう光に対する損失が大きくなってしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、光変調器側に向かう光の損失を低減しつつ、光変調を行うことの可能な半導体レーザ装置を提供することにある。
本発明の半導体レーザ装置は、半導体レーザ、光制御層および光変調器をこの順に重ね合わせて一体に形成されたものである。半導体レーザは、第1多層膜反射鏡、発光領域を有する活性層、第2多層膜反射鏡およびコンタクト層をこの順に含んで構成されている。光制御層は、活性層の発光領域に対応して光透過部を有すると共に、発光領域の周辺領域に対応して金属部を有し、コンタクト層に接して設けられている。光変調器は、光制御層の光透過部を透過した光を変調するようになっている。
本発明の半導体レーザ装置では、発光領域において生じた発光光により半導体レーザ内で誘導放出が繰り返される結果、所定の波長で発振が生じ、その所定の波長の光が積層方向に射出される。このとき、光透過部および金属部を有する光制御層が半導体レーザと光変調器との間に設けられているので、この光透過部を透過した光が光変調器に入射する。光変調器に入射した光は、光変調器に印加されるバイアス電圧の変調周期に応じて変調されたのち、外部に射出される。
ここで、半導体レーザおよび光変調器は、光透過部および金属部を有する光制御層を介して配置されていることから、共通の半導体基板上に一回の結晶成長で一括して形成されたものではなく、別個独立の半導体基板上にそれぞれ形成されたものである。このように、半導体レーザおよび光変調器を別個独立の半導体基板上にそれぞれ形成する場合には、第2多層膜反射鏡上にコンタクト層を結晶成長させるだけでコンタクト層の露出面を形成することができるので、エッチング深さの制御が容易でない選択的エッチングを行ってコンタクト層を露出させる必要がない。従って、コンタクト層の厚さにマージンを持たせる必要がないので、コンタクト層を薄くすることができる。また、第2多層膜反射鏡上にコンタクト層を結晶成長させたのちに、コンタクト層のうち光変調器側に向かう光が通過する部分をウエットエッチングなどで除去することも可能である。
本発明の半導体レーザ装置によれば、半導体レーザと、光透過部および金属部を有する光制御層と、光変調器とをこの順に重ね合わせて一体に形成するようにしたので、第2多層膜反射鏡上にコンタクト層を結晶成長させるだけでコンタクト層の露出面を形成することができる。これにより、コンタクト層の厚さにマージンを持たせる必要がなくなるので、コンタクト層を薄くしたり、コンタクト層のうち光変調器側に向かう光が通過する部分をウエットエッチングなどで除去することができる。その結果、光変調器側に出力された光を、ほとんど損失の無い状態で光変調器に入射させることができるので、光変調器側に向かう光の損失を低減しつつ、光変調を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体レーザ装置の断面構成を表すものである。この半導体レーザ装置は、半導体レーザ1上に、光透過部3Aおよび金属部3Bを有する光制御層3と、光変調器2とをこの順に配置すると共に、これら半導体レーザ1、光制御層3および光変調器2を一体に形成して構成したものである。この半導体レーザ装置は、半導体レーザ1の発光光が光透過部3Aを介して光変調器2に入射したのち、光変調器2に印加されるバイアス電圧の変調周期に応じて変調されて、外部に射出されるようになっている。すなわち、この半導体レーザ装置は、変調機能を備えた発光装置である。なお、図1は、模式的に表したものであり、実際の寸法、形状とは異なっている。
(半導体レーザ1)
半導体レーザ1は、基板10の一面側に半導体積層構造11を備える。この半導体積層構造11は、基板10上に、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15、p型DBR層16、p型コンタクト層17をこの順に積層して構成される。ここで、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15およびp型DBR層16がレーザ発振用の共振器を構成する。なお、n型DBR層12は本発明の「第1多層膜反射鏡」の一例に相当し、p型DBR層16は本発明の「第2多層膜反射鏡」の一例に相当し、p型コンタクト層17は本発明の「コンタクト層」の一例に相当する。
基板10および半導体積層構造11は、例えばGaAs(ガリウム・ヒ素)系の化合物半導体によりそれぞれ構成される。なお、GaAs系化合物半導体とは、短周期型周期表における3B族元素のうち少なくともガリウム(Ga)と、短周期型周期表における5B族元素のうち少なくともヒ素(As)とを含む化合物半導体のことをいう。
基板10は、例えばn型GaAsにより構成される。n型DBR層12は、低屈折率層(図示せず)および高屈折率層(図示せず)を1組として、それを複数組分積層して構成されたものである。低屈折率層は、例えば厚さがλ/4n1 (λは発振波長、n1 は屈折率)のn型Alx1Ga1-x1As(0<x1≦1)、高屈折率層は、例えば厚さがλ/4n2 (n2 は屈折率)のn型Alx2Ga1-x2As(0≦x2<x1)によりそれぞれ形成されている。なお、n型不純物としては、例えばケイ素(Si)またはセレン(Se)などが挙げられる。
n型クラッド層13は、例えばAlx3Ga1-x3As(0≦x3≦1)により構成される。活性層14は、例えばAlx4Ga1-x4As(0≦x4≦1)により構成され、後述の電流注入領域16C−1と対向する領域に発光領域14Aを有する。p型クラッド層15は、例えばAlx5Ga1-x5As(0≦x5≦1)により構成される。このn型クラッド層13、活性層14およびp型クラッド層15は、不純物が含まれていないことが望ましいが、p型またはn型不純物が含まれていてもよい。なお、p型不純物としては、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、ベリリウム(Be)などが挙げられる。
p型DBR層16は、低屈折率層(図示せず)および高屈折率層(図示せず)を1組として、それを複数組分積層して構成されたものである。この低屈折率層は、例えば厚さがλ/4n3 (λは発振波長、n3 は屈折率)のp型Alx6Ga1-x6As(0<x6≦1)、高屈折率層は、例えば厚さがλ/4n4(n4 は屈折率)のp型Alx7Ga1-x7As(0≦x7<x6)によりそれぞれ形成されている。
ただし、p型DBR層16において、活性層14側から数えて数組離れた低屈折率層の部位には、低屈折率層の代わりに、電流狭窄層16Cが形成されている。なお、図1では、活性層14側から数えて1組離れた低屈折率層の部位に電流狭窄層16Cが形成されている場合が例示されている。この電流狭窄層16Cにおいて、その中央領域が電流注入領域16C−1であり、この電流注入領域16C−1を取り囲む周辺領域が電流狭窄領域16C−2となっている。電流注入領域16C−1は、例えば、Alx8Ga1-x8As(x6<x8≦1)により構成され、積層方向から見て例えば円形状となっている。電流狭窄領域16C−2は、半導体積層構造11の側面側からこれを酸化することにより得られたAl2 3 (酸化アルミニウム)を含んで構成され、積層方向から見て例えばドーナツ形状となっている。これにより、電流狭窄層16Cは、p側電極として機能する金属部32(後述)と、n側電極18とから注入された電流を狭窄する機能を有する。
p型コンタクト層17は、例えばp型GaAsにより構成される。n側電極18は、例えば、金(Au)とゲルマニウム(Ge)との合金,ニッケル(Ni)および金(Au)とを基板10の側から順に積層した構造を有しており、基板10と電気的に接続されている。
(光変調器2)
光変調器2は、半導体積層構造21と、n側電極25とを有する。この半導体積層構造21は、例えば、基板20(図2参照)上に、n型コンタクト層22、光変調層23、p型コンタクト層24をこの順に積層したのち、基板20を除去してn型コンタクト層22を露出させると共に、その露出したn型コンタクト層22のうち発光領域14Aと対抗する領域を除去することにより形成されたものである。
基板20および半導体積層構造21は、例えば、上記した基板10および半導体積層構造11と同様、GaAs系の化合物半導体によりそれぞれ構成される。
基板20および半導体積層構造21は、例えば、上記した基板10および半導体積層構造11と同様、GaAs系の化合物半導体によりそれぞれ構成される。基板10は、例えばn型GaAsにより構成される。n型コンタクト層22は、例えば、n型Alx9Ga1-x9As(0≦x9≦1)により構成され、発光領域14Aと対抗する領域に開口を有する。
光変調層23は、例えば、量子井戸層(図示せず)と障壁層(図示せず)とを交互に積層してなる多重量子井戸構造を有しており、アンドープのGaAsからなる量子井戸層と、アンドープのAlx10 Ga1-x10 As(0≦x10≦1)からなる障壁層とを一組として、それを複数組積層して構成される。この光変調層23は、光変調器2に印加されるバイアス電圧の変調周期に応じてエネルギーバンドギャップが広がったり、狭まったりするようになっており、これにより発光領域14Aからの発光光を吸収したり、しなくなったりするようになっている。
p型コンタクト層24は、例えば、p型Alx11 Ga1-x11 As(0≦x11≦1)により構成され、光変調層23と電気的に接続されている。n側電極25は、例えば、AuGe,NiおよびAuをn型コンタクト層23上にこの順に積層した構造を有しており、n型コンタクト層22と電気的に接続されている。このn側電極25は、n型コンタクト層22上に形成されたものであり、n型コンタクト層22と同様、発光領域14Aと対抗する領域に開口を有する。これにより、n型コンタクト層22およびn側電極25に形成されたそれぞれの開口が1つの開口部W1を構成する。
(光制御層3)
光制御層3は、半導体レーザ1の半導体積層構造11と、光変調器2の半導体積層構造21との間に設けられている。この光制御層3は、上記したように、光透過部3Aおよび金属部3Bを有しており、光透過部3Aが半導体積層構造11の発光領域14Aの外周領域に対応して設けられ、金属部3Bが発光領域14Aに対応して設けられている。
ここで、光透過部3Aは、発光領域14Aから射出された発光光を透過することの可能な物質、例えばSiNや、SiO2 、空気などの絶縁物質により構成される。この光透過部3Aは、発光領域14Aから射出された発光光のうち光変調器2側へ放出された光を透過するようになっている。一方、金属部3Bは、反射率の高い金属、例えば金(Au)などにより構成され、光変調器2側へ放出された光のうち光透過部3A以外の領域に放出された光を半導体レーザ1側に反射して、光変調器2への入射を遮断するようになっている。つまり、この光制御層3は、光変調器2への光の入射領域を制限するようになっている。また、光制御層3の金属部3Bは、p型コンタクト層17,24に電気的に接続されており、そのため、半導体レーザ1および光変調器2のそれぞれのp側電極としても機能するようになっている。
なお、この光制御層3は、例えば、後述の製造方法の説明において例示したように、半導体レーザ1および光変調器2を重ね合わせる際に、半導体積層構造11の表面に形成された,光透過部31Aおよび金属部31Bを有する光制御層31と、半導体積層構造21の表面に形成された,光透過部32Aおよび金属部32Bを有する光制御層32とを互いに貼り合わせることにより形成されることが好ましい。ただし、この場合は、光透過部31Aおよび光透過部32Aを互いに貼り合わせることにより光透過部3Aが形成され、金属部31Bおよび金属部32Bを互いに貼り合わせることにより金属部3Bが形成されることとなる。また、この光制御層3は、例えば、半導体レーザ1および光変調器2を重ね合わせる際に、半導体積層構造11および半導体積層構造21のいずれか一方の表面にあらかじめ形成されていてもよい。
このような構成を有する半導体レーザ装置は、例えば、次のようにして製造することができる。
図2ないし図5はその製造方法を工程順に表したものである。半導体発光素子を製造するためには、GaAsからなる基板10上にGaAs系化合物半導体からなる半導体積層構造11や、GaAsからなる基板20上にGaAs系化合物半導体からなる半導体積層構造21を、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition :有機金属気相成長)法により形成する。この際、GaAs系化合物半導体の原料としては、例えば、トリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチルガリウム(TMG)、アルシン (AsH3)を用い、ドナー不純物の原料としては、例えばセレン化水素(H2 Se)を用い、アクセプタ不純物の原料としては、例えばジメチル亜鉛(DMZn)を用いる。
具体的には、まず、基板10上に、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15、p型DBR層16、p型コンタクト層17をこの順に積層すると共に、基板20上に、n型コンタクト層22、光変調層23、p型コンタクト層24をこの順に積層する。
次に、p型コンタクト層17およびp型コンタクト層24上にSiO2 などの絶縁物質を堆積させたのち、その堆積させた絶縁物質の表面のうち発光領域14Aと対応する領域にフォトレジスト(図示せず)を形成する。続いて、このフォトレジストをマスクとして、例えばフッ酸系エッチング液によるウエットエッチング法により絶縁物質を選択的に除去して光透過部31A,32Aを形成する。その後、例えば金(Au)などの金属を真空蒸着法にて形成したのち、フォトレジストを除去して金属部31B,32Bを形成する。これにより、光制御層31,32が形成される。
次に、光制御層31,32をそれぞれ互いに対向させると共に高温にした状態で、基板10および基板20側から圧力Fを加えて、光制御層31,32を互いに貼り合わせる(図2)。これにより、光透過部3Aおよび金属部3Bを有する光制御層3が形成され、その結果、基板10、半導体積層構造11、光制御層3、半導体積層構造21および基板20をこの順に重ね合されると共に一体に形成することができる。その後、例えばウエットエッチングにより基板20を除去する(図3)。
このように、光透過部3AにSiO2 などの絶縁物質を用いると共に、光制御層3に金属を用いるようにしたので、パターニングにより光透過部3Aおよび金属部3Bを有する光制御層3を形成することが可能となる。これにより、光制御層3と同等の機能を有する層を、例えば光変調器2を構成する半導体積層構造21の一部を酸化することにより形成するような場合と比べて、精密に形成することができる。このように、本実施の形態では、制御性の極めてよい方法を用いることができるので、半導体レーザ装置ごとの特性のばらつきを極めて小さくすることができる。
また、光透過部3AにSiO2 などの絶縁物質を用いると共に、金属部3BにAuなどの金属を用いるようにしたので、光制御層3と同等の機能を有する層を製造する際に、半導体層の酸化などの体積収縮が生じる工程を用いる必要がない。これにより、体積収縮による剥離が生じる虞はないので、酸化などの体積収縮が生じる工程を用いる場合と比べて、歩留りや信頼性が極めて高い。
また、光制御層31の金属部31Bおよび光制御層32の金属部32B同士を互いに貼り合わせるようにしたので、基板10側の半導体積層構造11と、基板20側の半導体積層構造21との密着性を高めることができる。これにより、貼り合わせた部分が剥離する虞はないので、貼り合わせによって歩留りや信頼性が低下する虞はない。
次に、n型コンタクト層22のうち発光領域14Aを含む領域と対応する領域にマスクを形成したのち、例えばドライエッチング法によりn型コンタクト層22、光吸収層23、p型コンタクト層24を選択的に除去すると共に、光制御層3の一部を露出させる(図4)。これにより、p側電極としても機能する光制御層3にワイヤボンディングするための領域が形成される。その後、上記と同様にして、p型コンタクト層24のうち発光領域14Aと対応する領域を選択的に除去して開口を形成する(図5)。
次に、水蒸気雰囲気中において、高温で酸化処理を行い、活性層14側から数えて1組離れた低屈折率層の部位に高濃度に含まれるAlを選択的に酸化する。これによりその部位のうち中央領域以外の領域(周辺領域)が絶縁層(酸化アルミニウム)となる。これにより、周辺領域に電流狭窄領域16C−2が形成され、中央領域に電流注入領域16C−1が形成される(図5)。
次に、n型コンタクト層22側の表面のうちn型コンタクト層22以外の領域にマスクを形成する。続いて、例えば蒸着法を用いてAuGe,NiおよびAuをこの順に積層する。その後、そのマスクを除去する。これにより、n側電極25が形成されると共に、開口部W1が形成される(図1)。その後、上記と同様にして、基板10の裏面側にAuGe,NiおよびAuをこの順に積層することにより、n側電極18が形成される(図1)。このようにして、本実施の形態の半導体レーザ装置が製造される。
以下、本実施の形態の半導体レーザ装置の作用について説明する。
この半導体発光素子では、光制御層3の金属部3Bとn側電極18との間にそれぞれ所定の電位差の電圧が印加されると、電流狭窄層16Cにより電流狭窄された電流が活性層14の利得領域である発光領域14Aに注入され、これにより電子と正孔の再結合による発光が生じる。この発光光により共振器内で誘導放出が繰り返される結果、所定の波長でレーザ発振が生じ、その所定の波長の光L1がビームとして光透過部3Aから射出される(図6)。
このとき、半導体レーザ1では、光変調器2が光透過部3A上に配置されているので、光透過部3Aを透過した光L1は光変調層23に入射する。ところが、光制御層3の金属部3Bおよびn側電極25を介して光変調器2に印加されるバイアス電圧の変調周期に応じて光変調層23のエネルギーバンドギャップが広がったり、狭まったりする。そのため、光変調層23に入射した光L1は、光変調層23のエネルギーバンドギャップが広がったときには光変調層23を透過して開口部W1から外部に射出され、光変調層23のエネルギーバンドギャップが狭まったときには光変調層23を透過できずに一部吸収され、光変調層23のエネルギーバンドギャップが広がったときよりも強度の弱い光が開口部W1から外部に射出される。このように、光変調層23に入射した光L1は、光変調層23によって変調されて外部に射出される。
ここで、半導体レーザ1および光変調器2は、光透過部3Aおよび金属部3Bを有する光制御層3を介して配置されていることから、上記の製造方法で詳述したように、共通の半導体基板上に一回の結晶成長で一括して形成されたものではなく、別個独立の半導体基板(基板10,基板20)上にそれぞれ形成されたものである。このように、半導体レーザ1および光変調器2を別個独立の半導体基板上にそれぞれ形成する場合には、p型DBR層16上にp型コンタクト層17を結晶成長させるだけでp型コンタクト層17の露出面を形成することができ、同様に、光変調層23上にp型コンタクト層24を結晶成長させるだけでp型コンタクト層24の露出面を形成することができる。これにより、エッチング深さの制御が容易でない選択的エッチングを行ってp型コンタクト層17,24を露出させる必要がない。従って、p型コンタクト層17,24の厚さにマージンを持たせる必要がないので、p型コンタクト層17,24を薄くすることができる。また、p型DBR層16上にp型コンタクト層17を結晶成長させたのちに、p型コンタクト層17のうち光変調器2側に向かう光が通過する部分をウエットエッチングなどで除去したり、光変調層23上にp型コンタクト層24を結晶成長させたのちに、p型コンタクト層24のうち光変調器2側に向かう光が通過する部分をウエットエッチングなどで除去することも可能である。
以上より、本実施の形態の半導体レーザ装置では、半導体レーザ1、光透過部3Aおよび金属部3Bを有する光制御層3および光変調器2をこの順に重ね合わせて一体に形成するようにしたので、p型DBR層16または光変調層23上にp型コンタクト層17またはp型コンタクト層24を結晶成長させるだけでp型コンタクト層17,24の露出面を形成することができる。これにより、p型コンタクト層17,24の厚さにマージンを持たせる必要がなくなるので、p型コンタクト層17,24を薄くしたり、p型コンタクト層17,24のうち光変調器2側に向かう光が通過する部分をウエットエッチングなどで除去することができる。その結果、光変調器2側に出力された光を、ほとんど損失の無い状態で光変調器2に入射させることができるので、光変調器2側に向かう光の損失を低減しつつ、光変調を行うことができる。
また、本実施の形態では、半導体レーザ1および光変調器2を別個独立に形成することができるので、これらを一回の結晶成長で一括して形成した場合のような設計上の制限がなく、それぞれにとっての最適な設計を行うことができる。これにより、それぞれのデバイス特性や信頼性を容易に向上させることができる。
また、本実施の形態では、半導体レーザ1上に、光制御層3および半導体光検出器2をこの順に積層している関係上、必然的にp型コンタクト層17と金属部3との接触面積が大きくなる。これにより、半導体レーザ装置の直列抵抗を低くすることができる。
また、本実施の形態では、半導体レーザ1上に、光制御層3および半導体光検出器2をこの順に積層している関係上、上側に配置された光変調器2の径を小さくすることができるので、そのようにした場合は、寄生容量を低減することができる。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体レーザ装置の断面構成を表すものである。なお、図7は模式的に表したものであり、実際の寸法、形状とは異なっている。また、以下の説明において、上記実施の形態と同一の符号が用いられている場合は、その同一符号の要素と同様の構成・機能を有することを意味している。
この半導体レーザ装置は、光変調器5上に、光透過部6Aおよび金属部6Bを有する光制御層6と、半導体レーザ4とをこの順に配置すると共に、これら光変調器5、光制御層6および半導体レーザ4を一体に形成して構成したものである。この半導体レーザ装置は、半導体レーザ4の発光光が光透過部6Aを介して光変調器5に入射したのち、光変調器5に印加されるバイアス電圧の変調周期に応じて変調されて、外部に射出されるようになっている。すなわち、この半導体レーザ装置は、半導体レーザと光変調器との上下関係が逆になっている点で上記実施の形態と異なる。そこで、以下、主として上記相違点について詳細に説明し、上記実施の形態と同様の構成・作用・効果についての説明を適宜省略する。なお、図1は、模式的に表したものであり、実際の寸法、形状とは異なっている。
(半導体レーザ4)
半導体レーザ4は、半導体積層構造41と、n側電極43とを備える。この半導体積層構造41は、例えば、基板10上に、n型コンタクト層42、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15、p型DBR層16、p型コンタクト層17をこの順に積層したのち、基板10を除去してn型コンタクト層42を露出させると共に、その露出したn型コンタクト層42上にn側電極43を形成したものである。
n型コンタクト層42は、例えばn型GaAsにより構成される。n側電極43は、例えば、AuGe,NiおよびAuをn型コンタクト層42上にこの順に積層した構造を有しており、n型コンタクト層42と電気的に接続されている。
(光変調器5)
半導体光検出器5は、基板20と、半導体積層構造51と、n側電極52とを有する。この基板20は、半導体レーザ4からの発光光に対して損失の少ない材料により構成されており、例えば、発光光の波長が980μmのときはGaAsにより構成される。半導体積層構造51は、基板20上に光変調層23およびp型コンタクト層24をこの順に結晶成長させることにより形成されたものである。n側電極52は、例えば、例えば、AuGe,NiおよびAuを基板20上にこの順に積層したのち、発光領域14Aと対向する領域を除去して開口部W2を形成したものである。このn側電極52は、基板20と電気的に接続されている。
(光制御層6)
光制御層6は、半導体レーザ4のp型コンタクト層17と、光変調器5のp型コンタクト層24との間に設けられている。この光制御層6は、上記したように、光透過部6Aおよび金属部6Bを有しており、光透過部6Aは発光領域14Aに対応して設けられ、他方、金属部6Bは反射率の高い金属、例えば金(Au)などにより構成され、発光領域14Aの外周領域に対応して設けられている。
なお、この光透過部6Aを有する光制御層6は、上記実施の形態と同様、例えば、半導体レーザ4および半導体光検出器5を重ね合わせる際に、半導体積層構造41の表面に形成された、光透過部61Aおよび金属部61Bを有する光制御層61と、半導体積層構造51の表面に形成された、光透過部62Aおよび金属部62Bを有する光制御層62とを互いに貼り合わせることにより形成されることが好ましい。また、光透過部6Aおよび金属部6Bを有する光制御層6は、例えば、半導体レーザ4および半導体光検出器5を重ね合わせる際に、半導体積層構造41および半導体積層構造51のいずれか一方の表面にあらかじめ形成されていてもよい(図8参照)。
このような構成を有する半導体発光装置は、例えば、次のようにして製造することができる。
図8ないし図11はその製造方法を工程順に表したものである。半導体発光装置を製造するためには、GaAsからなる基板10上にGaAs系化合物半導体からなる半導体積層構造41や、GaAsからなる基板20上にGaAs系化合物半導体からなる半導体積層構造51を、例えば、MOCVD法により形成する。
具体的には、まず、基板10上に、n型コンタクト層42、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15、p型DBR層16、p型コンタクト層17をこの順に積層すると共に、基板20上に、光吸収層23、p型コンタクト層24をこの順に積層する。
次に、上記実施の形態と同様にして、光透過部61Aおよび金属部61Bを有する光制御層61と、光透過部62Aおよび金属部62Bを有する光制御層62を形成したのち、光制御層61,62を互いに対向させると共に高温にした状態で、基板10および基板20側から圧力Fを加えて、光制御層61,62を貼り合わせる(図8)。これにより、光透過部6Aおよび金属部6Bを有する光制御層6が形成され、その結果、基板10、半導体積層構造41、光制御層6、半導体積層構造51、ならびに基板20がこの順に重ね合されると共に一体に形成される。その後、例えばウエットエッチングにより基板10を除去する(図9)。
次に、n型コンタクト層42のうち発光領域14Aを含む領域と対応する領域にマスクを形成したのち、例えばドライエッチング法によりn型コンタクト層42、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15、p型DBR層16、p型コンタクト層17を選択的に除去すると共に、光制御層6の金属部6Bの一部を露出させる(図10)。これにより、p側電極としても機能する光制御層6の金属部6Bにワイヤボンディングするための領域が形成される。次に、マスクを除去したのち、n型コンタクト層42のうち発光領域14Aを含む領域と対応する領域であって先のマスクよりも小さな面積のマスクを形成する。続いて、例えばドライエッチング法によりn型コンタクト層42、n型DBR層12、n型クラッド層13、活性層14、p型クラッド層15、p型DBR層16の一部を選択的に除去する(図10)。その後、マスクを除去する。
次に、水蒸気雰囲気中において、高温で酸化処理を行い、活性層14側から数えて1組離れた低屈折率層の部位に高濃度に含まれるAlを選択的に酸化する。これによりその部位のうち中央領域以外の領域(周辺領域)が絶縁層(酸化アルミニウム)となる。これにより、周辺領域に電流狭窄領域16C−2が形成され、中心領域に電流注入領域16C−1が形成される(図11)。
次に、n型コンタクト層42上および基板20に、例えば蒸着法を用いてAuGe,NiおよびAuをこの順に積層してn側電極43,52を形成する。その後、n側電極52のうち発光領域14Aと対向する領域に開口部W2を形成する。このようにして、本実施の形態の半導体発光装置が製造される(図7)。
以下、本実施の形態の半導体発光素子の作用について説明する。
この半導体発光装置では、光制御層6の金属部6Bとn側電極43との間にそれぞれ所定の電位差の電圧が印加されると、電流狭窄層16Cにより電流狭窄された電流が活性層14の利得領域である発光領域14Aに注入され、これにより電子と正孔の再結合による発光が生じる。この発光光により半導体積層構造41内で誘導放出が繰り返される結果、所定の波長でレーザ発振が生じ、その所定の波長の光L2がビームとして光透過部6Aから射出される(図12)。
このとき、半導体レーザ1では、光変調器5が光透過部6Aの下に配置されているので、光透過部6Aを透過した光L2は光変調層23に入射する。ところが、光制御層6の金属部6Bおよびn側電極52を介して光変調器5に印加されるバイアス電圧の変調周期に応じて光変調層23のエネルギーバンドギャップが広がったり、狭まったりする。そのため、光変調層23に入射した光L2は、光変調層23のエネルギーバンドギャップが広がったときには光変調層23を透過して開口部W2から外部に射出され、光変調層23のエネルギーバンドギャップが狭まったときには光変調層23を透過できずに一部吸収され、光変調層23のエネルギーバンドギャップが広がったときよりも強度の弱い光が開口部W2から外部に射出される。このように、光変調層23に入射した光L2は、光変調層23によって変調されて外部に射出される。
ここで、半導体レーザ4および光変調器5は、光透過部6Aおよび金属部6Bを有する光制御層6を介して配置されていることから、上記の製造方法で詳述したように、共通の半導体基板上に一回の結晶成長で一括して形成されたものではなく、別個独立の半導体基板(基板10,基板20)上にそれぞれ形成されたものである。このように、半導体レーザ4および光変調器5を別個独立の半導体基板上にそれぞれ形成する場合には、p型DBR層16または光変調層23上にp型コンタクト層17,24を結晶成長させるだけでp型コンタクト層17,24の露出面を形成することができるので、エッチング深さの制御が容易でない選択的エッチングを行ってp型コンタクト層17,24を露出させる必要がない。従って、p型コンタクト層17,24の厚さにマージンを持たせる必要がないので、p型コンタクト層17,24を薄くすることができる。また、p型DBR層16または光変調層23上にp型コンタクト層17,24を結晶成長させたのちに、p型コンタクト層17,24のうち光変調器2側に向かう光が通過する部分をウエットエッチングなどで除去することも可能である。
以上より、本実施の形態の半導体レーザ装置によれば、半導体レーザ4、光透過部6Aおよび金属部6Bを有する光制御層6および光変調器5をこの順に重ね合わせて一体に形成するようにしたので、p型DBR層16または光変調層23上にp型コンタクト層17,24を結晶成長させるだけでp型コンタクト層17,24の露出面を形成することができる。これにより、p型コンタクト層17,24の厚さにマージンを持たせる必要がなくなるので、p型コンタクト層17,24を薄くしたり、p型コンタクト層17,24のうち光変調器5側に向かう光が通過する部分をウエットエッチングなどで除去することができる。その結果、光変調器5側に出力された光を、ほとんど損失の無い状態で光変調器5に入射させることができるので、光変調器5側に向かう光の損失を低減しつつ、光変調を行うことができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、半導体材料をGaAs系化合物半導体により構成した場合について説明したが、他の材料系、例えば、GaInP系(赤系)材料またはAlGaAs系(赤外系)や、GaN系(青緑色系)などにより構成することも可能である。
また、本発明は、上記実施の形態で具体的に説明した製造方法に限定されるものではなく、他の製造方法であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体レーザ装置の断面構成図である。 半導体レーザ装置の製造工程を説明するための断面図である。 図2に続く工程を表す断面図である。 図3に続く工程を表す断面図である。 図4に続く工程を表す断面図である。 図1の半導体レーザ装置の作用を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体レーザ装置の断面構成図である。 半導体レーザ装置の製造工程を説明するための断面図である。 図8に続く工程を表す断面図である。 図9に続く工程を表す断面図である。 図10に続く工程を表す断面図である。 図7の半導体レーザ装置の作用を説明するための断面図である。 従来の半導体レーザ装置の断面構成図である。
符号の説明
1,4…半導体レーザ、2,5…光変調器、3,31,32,6,61,62…光制御層、3A,31A,32A,6A,61A,62A…光透過部、3B,31B,32B,6B,61B,62B…金属部、11,21,41,51…半導体積層構造、12…n型DBR層、13…n型クラッド層、14…活性層、14A…発光領域、15…p型クラッド層、16…p型DBR層、16C…電流狭窄層、16C−1…電流注入領域、16C−2…電流狭窄領域、17,24…p型コンタクト層、18,25,43,52…n側電極、22,42…n型コンタクト層、23…光変調層、F…圧力、L1,L2…光、W1,W2…開口部。

Claims (4)

  1. 第1多層膜反射鏡、発光領域を有する活性層、第2多層膜反射鏡およびコンタクト層をこの順に含んで構成された半導体レーザと、
    前記活性層の発光領域に対応して光透過部を有すると共に、前記発光領域の周辺領域に対応して金属部を有し、前記コンタクト層に接して設けられた光制御層と、
    前記光制御層の光透過部を透過した光を変調する光変調器と
    を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記半導体レーザのうち前記第1多層膜反射鏡側の面に半導体基板を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記光変調器のうち前記光制御層とは反対側の面に、前記発光領域の発光光を透過することの可能な透明基板を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記金属部は、前記半導体レーザおよび光変調器の少なくとも一方の電極として機能する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
JP2006063084A 2006-03-08 2006-03-08 半導体レーザ装置 Expired - Fee Related JP5034275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063084A JP5034275B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 半導体レーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063084A JP5034275B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 半導体レーザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007242884A true JP2007242884A (ja) 2007-09-20
JP5034275B2 JP5034275B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=38588133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006063084A Expired - Fee Related JP5034275B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 半導体レーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5034275B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009514197A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 ラティス パワー (チアンシ) コーポレイション N極性InGaAlN表面のための電極を備えた半導体発光デバイス
WO2021146925A1 (zh) * 2020-01-21 2021-07-29 济南晶正电子科技有限公司 复合薄膜及其制造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05152674A (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 Nec Corp 外部変調器付き面発光半導体レーザ
JPH10107389A (ja) * 1996-09-13 1998-04-24 Alcatel Alsthom Co General Electricite 半導体光電子素子の製造方法およびこの方法によって製造される素子および素子マトリックス
JPH10261842A (ja) * 1997-03-20 1998-09-29 Canon Inc 面型光デバイス及びその使用方法
JP2000114651A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Toshiba Corp 半導体発光素子及び光モジュール
JP2003218449A (ja) * 2002-01-18 2003-07-31 Ricoh Co Ltd 半導体発光素子およびその製造方法および光伝送システム
JP2004037485A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Mitsubishi Electric Corp 半導体光変調器と半導体光装置
JP2006003817A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Ricoh Co Ltd 面型光スイッチ及びそれを用いた光通信システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05152674A (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 Nec Corp 外部変調器付き面発光半導体レーザ
JPH10107389A (ja) * 1996-09-13 1998-04-24 Alcatel Alsthom Co General Electricite 半導体光電子素子の製造方法およびこの方法によって製造される素子および素子マトリックス
JPH10261842A (ja) * 1997-03-20 1998-09-29 Canon Inc 面型光デバイス及びその使用方法
JP2000114651A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Toshiba Corp 半導体発光素子及び光モジュール
JP2003218449A (ja) * 2002-01-18 2003-07-31 Ricoh Co Ltd 半導体発光素子およびその製造方法および光伝送システム
JP2004037485A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Mitsubishi Electric Corp 半導体光変調器と半導体光装置
JP2006003817A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Ricoh Co Ltd 面型光スイッチ及びそれを用いた光通信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009514197A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 ラティス パワー (チアンシ) コーポレイション N極性InGaAlN表面のための電極を備えた半導体発光デバイス
WO2021146925A1 (zh) * 2020-01-21 2021-07-29 济南晶正电子科技有限公司 复合薄膜及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5034275B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5017804B2 (ja) トンネル接合型面発光半導体レーザ装置およびその製造方法
JP4983346B2 (ja) 半導体発光装置
JP4656183B2 (ja) 半導体発光素子
JP2006294811A (ja) トンネル接合型面発光半導体レーザ素子およびその製造方法
JP4650631B2 (ja) 半導体発光装置
US20110007769A1 (en) Laser diode
JP2004288674A (ja) 面発光型半導体レーザおよびそれを用いた光通信システム
JP2010182975A (ja) 面発光型半導体レーザおよびその製造方法
US8175128B2 (en) Semiconductor laser element and semiconductor laser device
US6546038B1 (en) Semiconductor surface-emitting element
JP2001210908A (ja) 面発光半導体レーザ素子
JP5190038B2 (ja) 面発光レーザ
CN111900622B (zh) 带有钝化的光学匹配垂直腔面发射激光器(vcsel)
US8693894B2 (en) Gain clamped optical device for emitting LED mode light
JP5034275B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP2004289033A (ja) 面発光型半導体レーザ素子
JP2007227860A (ja) 半導体発光素子
JP2007158215A (ja) 光半導体素子及びその製造方法
JP2010045249A (ja) 半導体発光素子およびその製造方法
JP2009246252A (ja) 面発光レーザ素子及び面発光レーザアレイ
JP2011061083A (ja) 半導体レーザ
JP2005045107A (ja) 面発光レーザおよびその製造方法
JP2007227861A (ja) 半導体発光素子
JP2000269586A (ja) 光送受信モジュールの製造方法
WO2022097513A1 (ja) 垂直共振器型面発光レーザ素子及び垂直共振器型面発光レーザ素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees