JP2007242486A - 端子台装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子部を有する電子機器ユニットに対して中継用の端子台を後付けで簡単に装着可能な端子台装置を提供する。
【解決手段】端子台装置1は、中継用の端子台20,20と、電子機器ユニット101のユニットケース110における前面部110aの上下方向と略同一の長さを有し、端子台20,20を固定保持する台座部11、及び台座部11の長手方向両端から直角方向に延設された一対の取付部12,12を有するケース10とを備えているので、一対の取付部12,12をユニットケース110の前面部110aを挟む上面部110c及び下面部110dに着脱可能に係止させることにより、端子台装置1を電子機器ユニット101へ後付けで簡単に装着することができる。
【選択図】図6
【解決手段】端子台装置1は、中継用の端子台20,20と、電子機器ユニット101のユニットケース110における前面部110aの上下方向と略同一の長さを有し、端子台20,20を固定保持する台座部11、及び台座部11の長手方向両端から直角方向に延設された一対の取付部12,12を有するケース10とを備えているので、一対の取付部12,12をユニットケース110の前面部110aを挟む上面部110c及び下面部110dに着脱可能に係止させることにより、端子台装置1を電子機器ユニット101へ後付けで簡単に装着することができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、回路基板を内部に収容するユニットケースの外面に端子部を配設してなる電子機器ユニットに装着される端子台装置に関する。
従来、回路基板をユニットケースに収容し且つその外面に端子部を配設してなるプログラマブルコントローラ等の電子機器ユニットにおいては、端子部に設けられた一つ又は複数の端子に電源やグランドを接続する場合、中継端子台を電子機器ユニットとは別個に制御盤に取付け、この中継端子台を電源やグランドに接続すると共に、中継端子台と電子機器ユニットの端子部とをケーブルで接続していた。また、中継端子台としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特開2004−134240号公報
しかしながら、上述したような従来構成では、中継端子台を電子機器ユニットとは別に制御盤に取り付けるための取付け作業に手間がかかると共に、取付け用スペースの確保が必要となるという問題がある。また、中継端子台と電子機器ユニット側の端子部との間の距離が離れているため、それらを接続するために長いケーブルが必要となるという問題や、ケーブル配線状態の目視確認が困難であるという問題もある。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、解決しようとする課題は、端子部を有する電子機器ユニットに対して中継用の端子台を後付けで簡単に装着可能な端子台装置を提供することである。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.回路基板を内部に収容するユニットケースの外面に端子部を配設してなる電子機器ユニットに装着される端子台装置であって、
少なくとも一つの端子台と、
前記ユニットケースにおける端子部配設面の所定方向の長さと略同一の長さを有し、前記少なくとも一つの端子台を固定保持する台座部と、
その台座部の長手方向両端から直角方向に延設され、前記ユニットケースの前記端子部配設面を挟む両側外面に着脱可能に係止される一対の取付部と
を備えたことを特徴とする端子台装置。
少なくとも一つの端子台と、
前記ユニットケースにおける端子部配設面の所定方向の長さと略同一の長さを有し、前記少なくとも一つの端子台を固定保持する台座部と、
その台座部の長手方向両端から直角方向に延設され、前記ユニットケースの前記端子部配設面を挟む両側外面に着脱可能に係止される一対の取付部と
を備えたことを特徴とする端子台装置。
手段1によれば、少なくとも一つの端子台と、電子機器ユニットのユニットケースにおける端子部配設面の所定方向の長さと略同一の長さを有し、少なくとも一つの端子台を固定保持する台座部と、台座部の長手方向両端から直角方向に延設された一対の取付部とを備えているので、一対の取付部をユニットケースの端子部配設面を挟む両側外面に着脱可能に係止させることにより、端子台装置を電子機器ユニットへ後付けで簡単に装着することができる。従って、電子機器ユニットとは別に中継端子台を配置するためのスペースを確保する必要がなく、制御盤等における省スペース化を図ることができる。さらに、端子台装置を電子機器ユニットに装着した状態で、電子機器ユニット側の端子部と端子台装置側の端子台とが近接した位置関係となり、これらの端子間を接続するためのケーブルの長さを短くすることができると共に、配線を容易且つ正確に行うことができ、ケーブルの配線後に端子間の配線状態を目視で容易に確認することができる。
2.前記ユニットケースは、前記端子部配設面を挟む両側外面に凹部又は凸部が設けられたものであり、
前記一対の取付部の内側面に、前記ユニットケース側の前記凹部又は凸部に係合する凸部又は凹部が設けられたことを特徴とする手段1に記載の端子台装置。
前記一対の取付部の内側面に、前記ユニットケース側の前記凹部又は凸部に係合する凸部又は凹部が設けられたことを特徴とする手段1に記載の端子台装置。
手段2によれば、一対の取付部の内側面に設けられた凸部又は凹部を、ユニットケースの端子部配設面を挟む両側外面に設けられた凹部又は凸部に係合させることにより、ねじ等の固定具を用いることなく端子台装置を簡単且つ確実に電子機器ユニットへ固定することができると共に、凹部と凸部との係合を解除することにより簡単に取外すことができる。
3.前記ユニットケースは、前記端子部配設面を挟む両側外面に放熱孔が設けられたものであり、
前記一対の取付部の内側面に、前記ユニットケース側の前記放熱孔に係合する凸部が設けられたことを特徴とする手段1に記載の端子台装置。
前記一対の取付部の内側面に、前記ユニットケース側の前記放熱孔に係合する凸部が設けられたことを特徴とする手段1に記載の端子台装置。
手段3によれば、一対の取付部の内側面に設けられた凸部を、ユニットケースの端子部配設面を挟む両側外面に設けられた放熱孔に係合させることにより、ねじ等の固定具を用いることなく端子台装置を簡単且つ確実に電子機器ユニットへ固定することができると共に、凹部と凸部との係合を解除することにより簡単に取外すことができる。尚、電子機器ユニットにおいては、回路基板から発生される熱を効率的にユニットケース外部へ放出させるために、ユニットケース外面に放熱孔が設けられることが一般的であるので、従来から用いられている電子機器ユニットの構成に何ら変更を加えることなく端子台装置を装着することが可能である。
4.前記ユニットケースは、前記端子部配設面を挟む両側外面に複数の放熱孔が設けられたものであり、
前記一対の取付部の内側面に設けられた前記凸部は、前記ユニットケース側の前記複数の放熱孔のうち一部の放熱孔に係合することを特徴とする手段3に記載の端子台装置。
前記一対の取付部の内側面に設けられた前記凸部は、前記ユニットケース側の前記複数の放熱孔のうち一部の放熱孔に係合することを特徴とする手段3に記載の端子台装置。
手段4によれば、一対の取付部の内側面に設けられた凸部がユニットケース側の複数の放熱孔のうち一部の放熱孔に係合して端子台装置が確実に固定されると共に、一対の取付部の凸部に係合しない残りの放熱孔によってユニットケースの放熱性能が確保される。
5.前記電子機器ユニットに装着された状態で、前記台座部が、前記ユニットケース側の前記端子部と正面視で重ならない位置にあることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の端子台増設装置。
手段5によれば、電子機器ユニットに装着された状態で、台座部がユニットケース側の端子部と正面視で重ならない位置にあるので、電子機器ユニット側の端子部にケーブルを配線する際に台座部が邪魔にならず、容易に配線することができると共に、ケーブルの配線状態を容易に目視確認することができる。
6.前記電子機器ユニットに装着された状態で、前記台座部に固定保持された前記少なくとも一つの端子台が、前記ユニットケース側の前記端子部と正面視で隣接することを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の端子台装置。
手段6によれば、電子機器ユニットに装着された状態で、台座部に固定保持された少なくとも一つの端子台が、ユニットケース側の端子部と正面視で隣接しているため、極めて長さの短いケーブルを用いて両端子間の接続が可能であると共に、ケーブルの配線状態をより一層容易に目視確認することができる。
7.前記台座部は、少なくとも一部が透明であることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の端子台装置。
手段7によれば、台座部の少なくとも一部が透明であるので、端子台装置が電子機器ユニットに装着された状態で、ユニットケースの端子台配設面における端子部の各端子に対応して印字された記号等を容易に目視確認することができる。
本発明によれば、端子台装置を電子機器ユニットへ後付けで簡単に装着することができるので、電子機器ユニットとは別に中継端子台を配置するためのスペースを確保する必要がなく、制御盤等における省スペース化を図ることができる。さらに、端子台装置を電子機器ユニットに装着した状態で、電子機器ユニット側の端子部と端子台装置側の端子台とが近接した位置関係となり、これらの端子間を接続するためのケーブルの長さを短くすることができると共に、配線を容易且つ正確に行うことができ、ケーブルの配線後に端子間の配線状態を目視で容易に確認することができる。
以下、本発明の端子台装置を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態の端子台装置1と電子機器ユニット101とを分離して示す斜視図である。
最初に、端子台装置1が装着される電子機器ユニット101の構成について概略を説明する。電子機器ユニット101は、具体的には、センサやスイッチなどの入力機器からの入力信号を取り込み、あらかじめプログラムされた条件をオン/オフすることで、電磁弁やモータ、表示灯などの様々な出力機器を制御するプログラマブルコントローラ(Programmable Logic Controler。以下、PLCと略記する。)である。電子機器ユニット101は、マイクロコンピュータやメモリを含む制御回路が搭載された図示しない回路基板と、回路基板を内部に収容する箱状のユニットケース110と、制御回路と接続された2個の端子台120,120とを備えている。ユニットケース110の前面部110aには、端子台120,120の外形に整合する長方形状の開口110b,110bが形成され、端子台120,120の後述する挿入口121a及びプッシュボタン122が設けられる面が、開口110b,110bから前面部110a側にそれぞれ露出している。尚、端子台120が、本発明の端子部に、前面部110aが端子部配設面にそれぞれ相当する。
端子台120は、公知のワンタッチ接続式の端子台であって、ケーブルが挿入される10個の挿入口121aを有する直方体状の端子台本体121と、各挿入口121aに対応するプッシュボタン122及び端子台本体121内部に設けられた図示しない板バネ等とを有している。そして、端子台120は、ケーブルを接続する際には、ケーブルの端部を挿入口121aに挿入することにより板バネに挟持されてワンタッチで接続でき、ケーブルを取外す際には、プッシュボタン122の押圧により板バネが開放されてケーブル端部を取外しできるように構成されている。
また、ユニットケース前面部110aの開口110b,110b近傍表面には、端子台120,120の各端子に対応して英数字からなる記号が印字されている。
ユニットケース110の上面部110c及び下面部110dには、長方形状の放熱孔110eが前後方向にそれぞれ複数配列形成されている。ユニットケース110内部に収容された回路基板において発生した熱は、ユニットケース110の外表面から大気へ放熱されると共に、複数の放熱孔110eから大気中に直接放熱されることにより、ユニットケース110内の温度が使用温度以上の高温に上昇することを防止するように構成されている。尚、上面部110c及び下面部110dが、本発明の端子部配設面を挟む両側外面に相当する。
次に、端子台装置1について、図1乃至図5を参照しつつ説明する。図2(a)は端子台装置1の平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は底面図、同図(d)は側面図である。図3(a)は、端子台20の平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図である。図4は、プリント基板30の平面図である。図5は、記号板24の平面図である。
端子台装置1は、ケース10と、2個の端子台20,20と、2枚のプリント基板30,30とから構成されている。
ケース10は、ポリカーボネート等の透明樹脂材料を一体成形してなり、端子台20,20を固定保持する細長い長方形状の台座部11と、台座部11の長手方向両端から直角方向に延設された取付部12とを有している。
台座部11は、ユニットケース110の端子台120が設けられる前面部110aの長手方向(高さ方向)の長さと略同一の長さを有する細長い長方形板状の台座部本体11aと、台座部本体11aの短手方向両端から直角方向に数mm幅で長手方向に沿って延設された側壁部11bと、台座本体11a裏面の長手方向中央に立設されたリブ11cとを備えている。
台座部本体11aには、端子台20,20の平面形状よりも僅かに大きな長方形状の2つの開口11b,11bが長手方向に沿って形成されている。また、各開口11b内周面には、厚さ方向中央に全周に亘って内周側へ張り出す当接部(図示せず)がそれぞれ形成されている。
取付部12は、ユニットケース前面部110aと略同一幅の取付部本体12aと、取付部本体12aと台座部本体11aとの間に設けられた台座部11と同一幅の接続部12bとを備えている。取付部本体12aの内側面には、ユニットケース110の上面部110c及び下面部110dに設けられた複数の放熱孔110eのうち前面部110a寄りの2個の放熱孔110eにそれぞれ係合する2個の凸部12c,12cが形成されている。接続部12bは、図2(d)において、取付部本体12aの上辺に接続され且つ横方向の約三分の一が取付部本体12aの左辺より左側へ突設されている。
端子台20は、公知のワンタッチ接続式の端子台であって、本体21と、9個のプッシュボタン22と、本体21の裏面側に突出する導電金具23と、本体21内に収納されて導電金具23に接続された図示しない板バネとを備えている。
端子台本体21は、ポリアミド等の樹脂材料からなる直方体状部材であり、ケーブルが挿入される9個の挿入口21aが等間隔で一列に形成されている。また、9個の挿入口21aに対応して、9個のプッシュボタン22が本体21に取付けられている。さらに、各プッシュボタン22の隣接する端子台本体21表面には、各端子の記号が印字された記号板24が、図示しない両面テープにより接着されている。そして、端子台20は、ケーブルを接続する際に、ケーブル端部を挿入口21aに挿入することにより板バネに挟持されてワンタッチで接続でき、ケーブルを取外す際には、プッシュボタン22の押圧により板バネが開放されてケーブル端部を取外しできるように構成されている。
プリント基板30は、端子台20の平面形状よりも一回り大きい長方形板状を呈する公知のプリント配線基板であり、端子台20の導電金具23が挿通される貫通孔30aが二列に形成されている。プリント基板30の一方の面には、各貫通孔30aの周りに導体ランド30bが形成され、一列の全ての導体ランド30bが配線パターンによって導電接続されている。
次に、端子台装置1の組付け手順について説明する。まず、端子台20をケース10の台座部11表側から開口11a内に配置して内周の当接部に当接させると共に、プリント基板30を台座部11裏側から開口11a内に配置して内周の当接部に当接させながら、端子台20の導電金具23をプリント基板30の対応する貫通孔30aにそれぞれ挿通させる。この状態で、導電金具23をプリント基板30の導体ランド30bに半田付けすることにより、導電金具23とプリント基板30の配線パターンとの導通が図られると同時に、端子台20及びプリント基板30がケース10に固定保持され、端子台装置1の組付けが完了する。
続いて、端子台装置1の電子機器ユニット101への装着手順について説明する。まず、端子台装置1を、長手方向を上下に向けて、ユニットケース110の前面部110aに対して略平行に保持しつつ、長手方向両端の取付部12,12をユニットケース110の上面部110c及び下面部110dに位置合わせする。そして、ケース10の上方側に位置する一方の取付部12の内側面12bに設けられた2個の凸部12c、12cをユニットケース101の上面部110cに設けられた前面部110a寄りの2個の放熱孔110eにそれぞれ係合し、次いで、下方側に位置する他方の取付部12の内側面12bに設けられた2個の凸部12c、12cを、ユニットケース101の下面部110dに設けられた前面部110a寄りの2個の放熱孔110eにそれぞれ係合することにより、端子台装置1のユニットケース110への装着が完了する。図6は、端子台装置1が電子機器ユニット101に装着された状態を示す斜視図である。図7は、端子台装置1が電子機器ユニット101に装着された状態を示す正面図である。
端子台装置1が電子機器ユニット101のユニットケース110に取り付けられた状態において、リブ11c端面がユニットケース110の前面部110aに当接するので、台座部本体11aに前面側から外力を加えた場合にも、台座部11が破損することを防止できる。また、台座部本体11aは、前後方向に数mmの長さを有する接続部12bを介して取付部本体12aと接続され、ユニットケース110の前面部110aから数mm離隔しているので、台座部本体11裏面に取付けられたプリント基板30や端子台20の導電金具23とユニットケース前面部110aとの間には隙間が確保される。さらに、台座部本体11aの短手方向両端から直角方向に延設された側壁部11bによって、台座部本体11aとユニットケース前面部110aとの間の空間内へのアクセスが禁止され、端子台20の導電金具23等への接触が防止される。
次に、端子台装置1が装着された電子機器ユニット101の使用方法の一例について説明する。端子台装置1の一方の端子台20に設けられた複数の端子のいずれか一つに、電源側から延出されるケーブルが接続され、他方の端子台20に設けられた複数の端子のいずれか一つにグランド側から延出されたケーブルが接続される。上述したように、端子台20の各端子は、導電金具23及びプリント基板30を介して互いに導通接続されているため、一方の端子台20の全ての端子が電源レベルとなり、他方の端子台20の全ての端子が接地レベルとなっている。
一方、電子機器ユニット101に設けられた端子台120の複数の端子の一部には、図示しない入力装置又は出力装置から延出されたケーブルが接続され、信号の入力又は出力が行われる。そして、電子機器ユニット101の端子台120の残りの端子の一部はケーブルを介して端子台装置1の一方の端子台20のいずれかの端子に接続されて電子機器ユニット101に電源が供給される。また、電子機器ユニット101の端子台120の他の一部の端子は、ケーブルを介して端子台装置1の他方の端子台20のいずれかの端子に接続されて接地が図られる。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態の端子台装置1によれば、中継用の端子台20,20と、電子機器ユニット101のユニットケース110における前面部110aの高さ方向の長さと略同一の長さを有し、端子台20,20を固定保持する台座部11、及び台座部11の長手方向両端から直角方向に延設された一対の取付部12,12を有するケース10とを備えているので、一対の取付部12,12をユニットケース110の前面部110aを挟む上面部110c及び下面部110dに着脱可能に係止させることにより、端子台装置1を電子機器ユニット101へ後付けで簡単に装着することができる。従って、電子機器ユニット101とは別に中継端子台を配置するためのスペースを確保する必要がなく、制御盤等における省スペース化を図ることができる。さらに、端子台装置1を電子機器ユニット101に装着した状態で、電子機器ユニット101側の端子台120と端子台装置1側の端子台20とが近接した位置関係となり、これらの端子間を接続するためのケーブルの長さを短くすることができると共に、配線を容易且つ正確に行うことができ、ケーブルの配線後に端子間の配線状態を目視で容易に確認することができる。
また、一対の取付部12,12の内側面に設けられた凸部12c、12cを、ユニットケース110の上面部110c及び下面部110dに設けられた前面部110a寄りの2つの放熱孔110e,110eに係合させることにより、ねじ等の固定具を用いることなく端子台装置1を簡単且つ確実に電子機器ユニット101へ固定することができるので、従来から用いられている電子機器ユニットの構成に何ら変更を加えることなく端子台装置1を装着することが可能である。また、凸部12cと放熱孔110eとの係合を解除することにより、端子台装置1を電子機器ユニット101から簡単に取り外すことができる。尚、複数の放熱孔110eのうち、前面部110a寄りの2つの放熱孔110e,110e以外には一対の取付部12の凸部12cが係合されないので、それら残りの複数の放熱孔110eによってユニットケース110の放熱性能が十分に確保される。
また、図7に示すように、端子台装置1が電子機器ユニット101に装着された状態で、台座部11がユニットケース110の前面部110aの端子台120,120と正面視で重ならない位置にあるので、電子機器ユニット101側の端子台120にケーブルを配線する際に台座部11が邪魔にならず、容易に配線することができると共に、ケーブルの配線状態を容易に目視確認することができる。特に、端子台装置1が電子機器ユニット101に装着された状態で、台座部11に固定保持された端子台20,20が、ユニットケース110の前面部110aの端子台120,120と正面視で隣接しているため、極めて長さの短いケーブルを用いて両端子間の接続が可能であると共に、ケーブルの配線状態をより一層容易に目視確認することができる。
また、図8に示すように、電子機器ユニット101の左側面に他の電子機器ユニット201を連装した場合に、台座部11が、他の電子機器ユニット201のユニットケース210の前面部210aの端子台220,220と正面視で重ならない位置にあるので、電子機器ユニット201側の端子台220にケーブルを配線する際に台座部11が邪魔にならず、容易に配線することができる
さらに、台座部11を含むケース10全体が透明であるので、端子台装置1が電子機器ユニット101に装着された状態で、ユニットケース110の前面部110aにおける端子台120,120の各端子に対応して印字された記号等を容易に目視確認することができる。
尚、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。例えば、前記実施の形態では、電子機器ユニット101のユニットケース110の上面部110c及び下面部110dにそれぞれ設けられた複数の放熱孔110eに、一対の取付部12,12の内側面に設けられた凸部12c、12cを係合させる構成としたが、ユニットケース110の左右両側面に放熱孔110eが設けられている場合は、一対の取付部12,12の内側面に設けられた凸部12c、12cをユニットケース110の左右両側面に設けられた放熱孔110eに係合させる構成としてもよい。
また、電子機器ユニット101のユニットケース110が、端子部配設面である前面部110aを挟む両側外面に凹部又は凸部が設けられたものである場合は、一対の取付部12,12の内側面に、ユニットケース101側の凹部又は凸部に係合する凸部又は凹部を設ける構成としてもよい。本変形例によれば、一対の取付部12,12の内側面に設けられた凸部又は凹部を、ユニットケース110の前面部110aを挟む両側外面に設けられた凹部又は凸部に係合させることにより、端子台装置1を簡単且つ確実に電子機器ユニット101へ固定することができる。
また、前記実施形態では、ケース10の台座部11に、ワンタッチ接続式の端子台20,20を固定保持するように構成した例を示したが、ねじ締め式の端子台を固定保持するように構成してもよい。
また、前記実施形態では、ケース10全体を透明としたが、台座部11の少なくとも一部を透明とすれば、端子台装置1が電子機器ユニット101に装着された状態で、ユニットケース110の前面部110aにおける端子台120,120の各端子に対応して印字された記号等を容易に目視確認可能である。
また、前記実施形態では、プログラマブルコントローラである電子機器ユニット101に端子台装置1を着脱可能に装着する例を示したが、回路基板を内部に収容するユニットケースの外面に端子部を配設してなる温度センサ等の各種の電子機器ユニットに装着するようにしてもよい。
本発明は、回路基板を内部に収容するユニットケースの外面に端子部を配設してなる電子機器ユニットに中継用の端子台を設ける必要がある場合に適用可能である。
1 端子台装置
10 ケース
11 台座部
12 取付部
12c 凸部
20 端子台
101 電子機器ユニット
110 ユニットケース
110a 前面部(端子部配設面)
110c 上面部(端子部配設面を挟む両側外面)
110d 下面部(端子部配設面を挟む両側外面)
110e 放熱孔
120 端子台(端子部)
10 ケース
11 台座部
12 取付部
12c 凸部
20 端子台
101 電子機器ユニット
110 ユニットケース
110a 前面部(端子部配設面)
110c 上面部(端子部配設面を挟む両側外面)
110d 下面部(端子部配設面を挟む両側外面)
110e 放熱孔
120 端子台(端子部)
Claims (7)
- 回路基板を内部に収容するユニットケースの外面に端子部を配設してなる電子機器ユニットに装着される端子台装置であって、
少なくとも一つの端子台と、
前記ユニットケースにおける端子部配設面の所定方向の長さと略同一の長さを有し、前記少なくとも一つの端子台を固定保持する台座部と、
その台座部の長手方向両端から直角方向に延設され、前記ユニットケースの前記端子部配設面を挟む両側外面に着脱可能に係止される一対の取付部と
を備えたことを特徴とする端子台装置。 - 前記ユニットケースは、前記端子部配設面を挟む両側外面に凹部又は凸部が設けられたものであり、
前記一対の取付部の内側面に、前記ユニットケース側の前記凹部又は凸部に係合する凸部又は凹部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の端子台装置。 - 前記ユニットケースは、前記端子部配設面を挟む両側外面に放熱孔が設けられたものであり、
前記一対の取付部の内側面に、前記ユニットケース側の前記放熱孔に係合する凸部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の端子台装置。 - 前記ユニットケースは、前記端子部配設面を挟む両側外面に複数の放熱孔が設けられたものであり、
前記一対の取付部の内側面に設けられた前記凸部は、前記ユニットケース側の前記複数の放熱孔のうち一部の放熱孔に係合することを特徴とする請求項3に記載の端子台装置。 - 前記電子機器ユニットに装着された状態で、前記台座部が、前記ユニットケース側の前記端子部と正面視で重ならない位置にあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の端子台増設装置。
- 前記電子機器ユニットに装着された状態で、前記台座部に固定保持された前記少なくとも一つの端子台が、前記ユニットケース側の前記端子部と正面視で隣接することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の端子台装置。
- 前記台座部は、少なくとも一部が透明であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の端子台装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006064954A JP2007242486A (ja) | 2006-03-09 | 2006-03-09 | 端子台装置 |
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JP2006064954A JP2007242486A (ja) | 2006-03-09 | 2006-03-09 | 端子台装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011066995A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Fuji Electric Systems Co Ltd | インバータ装置 |
WO2023209958A1 (ja) * | 2022-04-28 | 2023-11-02 | ファナック株式会社 | 端子台およびi/oユニット |
-
2006
- 2006-03-09 JP JP2006064954A patent/JP2007242486A/ja active Pending
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