JP2007241241A - 画像形成装置、及びそれに用いられるトナーと現像剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】システム速度が500〜1700mm/secであり、現像装置に用いるトナーが、少なくとも結着樹脂と、脂肪酸アミド化合物、着色剤とを含有し、前記結着樹脂が少なくとも結晶性ポリエステル樹脂と、非晶質樹脂とを含有し、前記トナーのFT−IRを使用したATR法における、結晶性ポリエステル樹脂の特徴的なスペクトルのピーク高さWと、非晶質樹脂の特徴的なスペクトルのピーク高さRの比W/Rが0.050〜0.555であり、前記画像形成装置が作像時、トナー転写率Tが75〜100%であることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】なし
Description
システム速度が高速になるとともに、定着を落とさないために定着温度を上げることが考えられるが、機内温度上昇による副作用、定着部材消耗寿命、省エネルギーの観点で、限界があり、定着改善の対応として不十分である。そこで、特に超高速機において、トナー自体の定着性能の向上が求められ、定着装置で高速作像、低熱量でも良好な定着性を有するトナー設計が必要とされている。
例えば、トナー自体の定着性能を向上させるため、樹脂そのものの熱特性をコントロールすることなどの方法が知られている。しかし、樹脂の低Tg(ガラス転移温度)化は耐熱保存性や定着強度を悪化させる原因となり、また樹脂の低分子量化によるF1/2温度の低下では、ホットオフセットの発生と光沢が高すぎる(光沢制御性)などの問題が生じる。このため、樹脂そのものの熱特性をコントロールすることにより低温定着性に優れ、かつ、耐熱保存性、耐オフセット性に良好なトナーを得るには至っていない。
また、上記のように、高速機、特に超高速作像エンジンにおいて、定着性に余裕を持たせるために、結晶性ポリエステル樹脂を用いることが有効であるが、副作用として作像時感光体へトナーがフィルミングする現象が発生し、フィルミングが進行すると、ベタ画像に白抜け異常画像が発生してしまう。
装置が作像時、像担持体表面の可視像部のトナーの量をW(mg/cm2)とし、転写が行なわれた後、像担持体表面に残る転写残留トナーの量をA(mg/cm2)とした場合に、下記式−(1)のTが75〜100%であることにより、上記課題を解決することが可能であることが判明した。
トナー転写率T(%)=(W−A)×100/W 式−(1)
すなわち、上記課題は、本発明の(1)〜(11)によって解決される。
像担持体表面に帯電を施す帯電装置と、
帯電した像担持体の表面に静電潜像を書き込む露光装置と、
像担持体表面に形成された静電潜像をトナーを含む現像剤を用いて可視像化する現像装置と、
像担持体表面の可視像を被転写体及び/又は記録媒体上に転写する転写装置と、
像担持体表面に残った転写残留トナーをクリーニングするクリーニング装置と、
記録媒体上の可視像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
システム速度が500〜1700mm/secであり、
前記トナーが、少なくとも結着樹脂と、脂肪酸アミド化合物、着色剤とを含有し、前記結着樹脂が少なくとも結晶性を有するポリエステル樹脂と、非晶質樹脂とを含有し、前記トナーのFT−IR(フーリエ変換赤外分光分析測定装置)を使用したATR法(全反射法)における、結晶性ポリエステル樹脂の特徴的なスペクトルのピーク高さをWとし、非晶質樹脂の特徴的なスペクトルのピーク高さをRとしたとき、W/Rで示されるピーク比が0.050〜0.555であり、
前記画像形成装置が作像時、像担持体表面の可視像部のトナーの量をW(mg/cm2)とし、転写が行なわれた後、像担持体表面に残る転写残留トナーの量をA(mg/cm2)とした場合に、下記式−(1)で表されるトナー転写率Tが75〜100%であることを特徴とする画像形成装置。
トナー転写率T(%)=(W−A)×100/W 式−(1)
トナー帯電変動率(%)P
=(M−H)×100/((H+M)÷2) 式−(2)
(ただし、23℃、相対湿度55%の環境時トナー帯電量をMとし、
42℃、相対湿度40%の環境時トナー帯電量をHとする。)
Ti(−X)m(−OH)n (I)
O=Ti(−X)p(−OR)q (II)
〔式中、Xは炭素数2〜12のモノもしくはポリアルカノールアミンから1個のOH基のHを除いた残基であり、ポリアルカノールアミンの他のOH基が同一のTi原子に直接結合したOH基と分子内で重縮合し環構造を形成していてもよく、他のTi原子に直接結合したOH基と分子間で重縮合し繰り返し構造を形成していてもよい。繰り返し構造を形成する場合の重合度は2〜5である。RはH、または1〜3個のエーテル結合を含んでいてもよい炭素数1〜8のアルキル基である。mは1〜4の整数、nは0〜3の整数、mとnの和は4である。pは1〜2の整数、qは0〜1の整数、pとqの和は2である。mまたはpが2以上の場合、それぞれのXは同一であっても異なっていてもよい。〕
(5)前記結晶性ポリエステル樹脂の水酸基価が5〜50mgKOH/gであることを特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)前記ワックスが、カルナウバワックス、ポリエチレンワックス、合成エステルワックスの少なくとも1種であることを特徴とする前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の画像形成装置。
(9)前記(1)1乃至(7)のいずれかに記載の画像形成装置に用いられることを特徴とする画像形成用現像剤。
(10)前記(8)又は(9)に記載のトナー又は現像剤が充填されたことを特徴とする容器。
(11)像担持体と、帯電装置、現像装置、クリーニング装置より選ばれ、少なくとも現像装置を含む手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段は、現像剤を保持し、該現像剤は、請求項9に記載の現像剤であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
また本発明により、上記画像形成装置、並びにそれに用いるトナー、現像剤、トナー及び現像剤の容器、プロセスカートリッジを提供することができる。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
システム速度が速い、特に線速が500〜1700mm/sの超高速作像装置において、定着性に余裕を持たせるために、トナーに結晶性ポリエステル樹脂を用いることが有効である。なお本発明におけるシステム速度とは、定着媒体の移動速度をいう。
ところがFT−ATRによるトナー表面の結晶性ポリエステル樹脂が多いと、トナーの帯電能力が低下することが判明した。特に超高速作像装置は、高速エンジンのため、トナーが、補給口から現像ユニットに投入され、現像スリーブで像担持体に消耗されるまでの時間が極めて短く、十分な攪拌帯電をされないままで現像されてしまうのが高速機用トナーの宿命の問題でもある。
転写率悪化による像担持体上の転写残トナーが、クリーニング装置でブレード又はブラシに押し付けられることによって、徐々に感光体に固着し、フィルミングする。
フィルミング問題を解決するポイントはトナー転写率Tであり、転写率Tを75〜100%に制御することによって、フィルミング問題を防ぐことが可能である。
転写率が75%より低い場合、上記転写残トナーが、クリーニング装置でブレード又はブラシに押し付けられることによって、徐々に感光体に固着し、フィルミングし、ベタ画像に白抜け異常画像が発生してしまう。
75%以上の場合、フィルミングする程度が小さく、ベタ画像に異常画像が出ることに至らない。
W/Rで示される樹脂ピーク比は0.050より小さい場合は、トナーのフィルミング性がよいが、定着性が劣ることとなる。
W/Rで示される樹脂ピーク比は0.555より大きい場合は、トナーの定着性がよいが、フィルミング性が劣ることとなる。
トナー表面の結晶性ポリエステル樹脂ピーク比は、FT−IR(フーリエ変換赤外分光分析測定装置)を使用しATR法(全反射法)でのATRスペクトルからわかるピーク強度比より求める。ATR法では平滑な面が必要となるため、トナーを加圧成型し平滑面を作る。この時の加圧成型は、トナー0.6gに1tを30sec間荷重し、直径20mmのペレットとした。
例えば、品質工学を用い、転写条件である転写電流、電圧、圧力、転写部材料種類などを因子とし、エンジン部温度などを誤差因子とし、それぞれの画像形成装置の特徴にあわせ、転写率に効く因子の水準を最適化することによって、転写率を75%以上に制御することがもっともトナーの定着性など品質を落とさずに、フィルミングを防ぐ有効な手段である。
現像剤のトナー濃度及び該当現像装置の現像バイアスを調整し、感光体にトナー量1.0〜1.4mg/cm2のトナーを付着させる。
5×2cmのセロテープ(登録商標)を上記感光体上画像に貼り、指で全面加圧し、感光体上のトナーを残さずテープに転写させる。転写後のテープとテープ上転写済みトナーの合計重さから、転写前テープ単体の重さを引いて、テープに転写したトナーの重さを求め、Wとする。
該当転写装置にて上記画像転写した後、上記テープ方法同様の手順で、感光体上転写残留トナーの重さを測り、Aとする。
式−(1)にて、トナー転写率を計算する。
トナー転写率T(%)=(W−A)×100/W 式−(1)
下記の測定方法で得られるトナー帯電量環境変動率が40%以下が好ましい。30%以下がより好ましい。トナー帯電の環境変動率が40%を超える場合、常温常湿より、温度が高い機内エンジン部で帯電量が低くなる。同じ現像条件では像担持体に付着するトナー量が増加し、転写されるときに、像担持体に近い層のトナーが転写されづらく、結果的に転写率が悪化する。転写率が75%未満まで悪化すると、上記転写残トナーが、クリーニング装置でブレード又はブラシに押し付けられることによって、徐々に感光体に固着し、フィルミングし、ベタ画像に白抜け異常画像が発生してしまう。
例えば、トナー処方の結晶性ポリエステル樹脂仕込み量を減らすと、トナー帯電変動率が改善される、結晶性ポリエステル樹脂仕込み量を増やすと、トナー帯電変動率が悪化する。その他疎水化大粒径シリカによる外添剤埋没防止や、チタン種類検討によるトナー帯電立ち上がり余裕アップや、外添剤混合条件検討によるトナーへの外添状態の最適化など手段がある。
トナーとキャリアを、トナー濃度(トナー重量/(トナー重量+キャリア重量))4wt%として、所定の環境(温度、湿度)に2時間放置し、回転数285rpmのマグロールで780秒攪拌混合した6gの初期剤から1gの現像剤を計量し、Vブローオフ装置(リコー創造開発株式会社製)シングルモード法によるトナーの帯電量分布を測定する。
ブロー時、目開き795メッシュを用いる。
シングルモード法の測定条件は高さ5mm、吸い込み100、2回ブローである。
23℃、相対湿度55%の環境時トナー帯電量をMとし、42℃、相対湿度40%の環境時トナー帯電量をHとした場合に、トナー帯電変動率(%)Pは下記式―(2)で示される。
トナー帯電変動率(%)P
=(M−H)×100/((H+M)÷2) 式−(2)
その他の測定条件の詳細は特許第3487464号公報記載の条件に準じる。
Ti(−X)m(−OH)n (I)
O=Ti(−X)p(−OR)q (II)
〔式中、Xは炭素数2〜12のモノもしくはポリアルカノールアミンから1個のOH基のHを除いた残基であり、ポリアルカノールアミンの他のOH基が同一のTi原子に直接結合したOH基と分子内で重縮合し環構造を形成していてもよく、他のTi原子に直接結合したOH基と分子間で重縮合し繰り返し構造を形成していてもよい。繰り返し構造を形成する場合の重合度は2〜5である。RはH、または1〜3個のエーテル結合を含んでいてもよい炭素数1〜8のアルキル基である。mは1〜4の整数、nは0〜3の整数、mとnの和は4である。pは1〜2の整数、qは0〜1の整数、pとqの和は2である。mまたはpが2以上の場合、それぞれのXは同一であっても異なっていてもよい。〕
上記モノアルカノールアミンとしては、エタノールアミン、およびプロパノールアミンなどが挙げられる。ポリアルカノールアミンとしては、ジアルカノールアミン(ジエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、およびN−ブチルジエタノールアミンなど)、トリアルカノールアミン(トリエタノールアミン、およびトリプロパノールアミンなど)、およびテトラアルカノールアミン(N,N,N’,N’−テトラヒドロキシエチルエチレンジアミンなど)が挙げられる。
RはH、または1〜3個のエーテル結合を含んでいてもよい炭素数1〜8のアルキル基である。炭素数1〜8のアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、n−へキシル基、n−オクチル基、β−メトキシエチル基、およびβ−エトキシエチル基などが挙げられる。これらRのうち好ましくは、H、およびエーテル結合を含まない炭素数1〜4のアルキル基であり、さらに好ましくは、H、エチル基、およびイソプロピル基である。
式(II)中、pは1〜2の整数、qは0〜1の整数であり、pとqの和は2である。mまたはpが2以上の場合、複数存在するXは同一であっても異なっていてもよいが、すべて同一である方が好ましい。
これらのチタン含有触媒(a)は、例えば市販されているチタニウムジアルコキシビス(アルコールアミネート;Dupont製など)を、水存在下で70〜90℃にて反応させることで安定的に得ることができる。
ポリオールとしては、ジオール(g)および3価以上のポリオール(h)が、ポリカルボン酸としては、ジカルボン酸(i)および3価以上のポリカルボン酸(j)が挙げられ、それぞれ2種以上を併用してもよい。
ポリエステル樹脂(AX)および(AY)としては、以下のものなどが挙げられ、これらのものを併用することもできる。
(AX1):(g)および(i)を用いた線状のポリエステル樹脂
(AX2):(g)および(i)とともに(h)および/または(j)を用いた非線状のポリエステル樹脂
(AY1):(AX2)に(c)を反応させた変性ポリエステル樹脂
なお、上記および以下において水酸基価および酸価は、JIS K 0070に規定の方法で測定される。
これらのうち好ましいものは、3〜8価またはそれ以上の脂肪族多価アルコールおよびノボラック樹脂のアルキレンオキシド付加物(付加モル数2〜30)であり、とくに好ましいものはノボラック樹脂のアルキレンオキシド付加物である。
ものは、炭素数4〜20のアルケンジカルボン酸、および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。なお、(i)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキル(炭素数1〜4)エステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いてもよい。
ヒドロキシカルボン酸(k)としては、ヒドロキシステアリン酸、硬化ヒマシ油脂肪酸などが挙げられる。ラクトン(l)としては、カプロラクトンなどが挙げられる。
(c)のエポキシ当量は、好ましくは50〜500である。下限は、さらに好ましく70、とくに好ましくは80であり、上限は、さらに好ましく300、とくに好ましくは200である。エポキシ基数とエポキシ当量が上記範囲内であると、現像性と定着性が共に良好である。上述の1分子当たりのエポキシ基数およびエポキシ当量の範囲を同時に満たせばさらに好ましい。
また、(a)の触媒効果を損なわない範囲で他のエステル化触媒を併用することもできる。他のエステル化触媒の例としては、スズ含有触媒(例えばジブチルスズオキシド)、三酸化アンチモン、(a)以外のチタン含有触媒(例えばチタンアルコキシド、シュウ酸チタニルカリウム、およびテレフタル酸チタン)、ジルコニウム含有触媒(例えば酢酸ジルコニル)、ゲルマニウム含有触媒、アルカリ(土類)金属触媒(例えばアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属のカルボン酸塩:酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、安息香酸ナトリウム、および安息香酸カリウムなど)、および酢酸亜
鉛等が挙げられる。これらの他の触蝶の添加量としては、得られる重合体の重量に対して、0〜0.6%が好ましい。0.6%以内とすることで、ポリエステル樹脂の着色が少なくなり、カラー用のトナーに用いるのに好ましい。添加された全触媒中の(a)の含有率は、50〜100%が好ましい。
(c)と反応させる(AX2)の酸価は、好ましくは1〜60、さらに好ましくは5〜50である。酸価が1以上であると、(c)が未反応で残存して樹脂の性能に悪影響を及ぼす恐れがなく、60以下であると、樹脂の熱安定性が良好である。
また、(AY1)を得るのに用いる(c)の量は、低温定着性および耐ホットオフセット性の観点から、(AX2)に対して、好ましくは0.01〜10%、さらに好ましくは0.05〜5%である。
他の樹脂としては、スチレン系樹脂[スチレンとアルキル(メタ)アクリレートの共重合体、スチレンとジエン系モノマーとの共重合体等]、エポキシ樹脂(ビスフェノールAジグリシジルエーテル開環重合物等)、ウレタン樹脂(ジオールおよび/または3価以上のポリオールとジイソシアネートの重付加物等)などが挙げられる。
他の樹脂がトナーバインダーにおける他の樹脂の含有量は、好ましくは0〜40重量%、さらに好ましくは0〜30重量%、とくに好ましくは0〜20重量%である。
本発明で用いる結晶性を有するポリエステル樹脂(A)は、その分子主鎖中に下記一般式(1)で表わされるエステル結合を少なくとも60モル%含有する結晶性脂肪族ポリエステル樹脂からなることを特徴とする。
一般式(1)の構造の存在は固体C13NMRにより確認することができる。
前記直鎖状不飽和脂肪族基の具体例としては、マレイン酸、フマル酸、1,3−n−プロペンジカルボン酸、1,4−n−ブテンジカルボン酸等の直鎖状不飽和2価カルボン酸由来の直鎖状不飽和脂肪族基を挙げることができる。
この場合の直鎖状脂肪族2価アルコール残基の具体例としては、エチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の直鎖状脂肪族2価アルコールから誘導されたものを示すことができる。ポリエステル樹脂(A)は、その酸成分として、直鎖状不飽和脂肪族ジカルボン酸を用いたことから、芳香族ジカルボン酸を用いた場合に比べて結晶構造を形成し易いという作用効果を示す。
この場合、多価カルボン酸成分には、必要に応じ、少量の他の多価カルボン酸を添加することができる。この場合の多価カルボン酸には、(i)分岐鎖を有する不飽和脂肪族二価カルボン酸、(ii)飽和脂肪族2価カルボン酸や、飽和脂肪族3価カルボン酸等の飽和脂肪族多価カルボン酸の他、(iii)芳香族2価カルボン酸や芳香族3価カルボン酸等の芳香族多価カルボン酸等が包含される。これらの多価カルボン酸の添加量は、全カルボン酸に対して、通常、30モル%以下、好ましくは10モル%以下であり、得られるポリエステルが結晶性を有する範囲内で適宜添加される。
必要に応じて添加される多価アルコールを例示すると、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ポリエチレングリコール、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物、グリセリン等が挙げられる。
ポリエステル樹脂(A)についての前記分子量分布は、横軸をlog(M:分子量)とし、縦軸を重量%とする分子量分布図に基づくものである。本発明で用いるポリエステル樹脂(A)の場合、この分子量分布図において、3.5〜4.0(重量%)の範囲に分子量ピークを有することが好ましく、また、そのピークの半値幅が1.5以下であることが好ましい。
粉末X線回折測定は、理学電機RINT1100を用い、管球をCu、管電圧−電流を50kV−30mAの条件で広角ゴニオメーターを用いて測定した。(図5:結晶性ポリエステル樹脂のX線回折結果、図6:本発明トナーのX線回折結果一例)
混合温度が低すぎると充分に混合できず、不均一となることがある。2種以上のポリエステル樹脂を混合する場合、混合温度が高すぎると、エステル交換反応による平均化などが起こるため、トナーバインダーとして必要な樹脂物性が維持できなくなる場合がある。
溶融混合する場合の混合装置としては、反応槽などのバッチ式混合装置、および連続式混合装置が挙げられる。適正な温度で短時間で均一に混合するためには、連続式混合装置が好ましい。連続混合装置としては、エクストルーダー、コンテイニアスニーダー、3本ロールなどが挙げられる。これらのうちエクストルーダーおよびコンテイニアスニーダーが好ましい。
粉体混合する場合は、通常の混合条件および混合装置で混合することができる。
粉体混合する場合の混合条件としては、混合温度は、好ましくは0〜80℃、さらに好ましくは10〜60℃である。混合時間は、好ましくは3分以上、さらに好ましくは5〜60分である。混合装置としては、へンシェルミキサー、ナウターミキサー、およびバンパリーミキサー等が挙げられる。好ましくはへンシェルミキサーである。
本発明の対象になる、線速500〜1700mm/secのシステムがよく使われる業務環境、特にロール紙などのユーザー様にとっては、特に定着直後の定着性向上が求められるニーズがあるため、脂肪酸アミド化合物の併用効果が必要とされている。
好ましい化合物を例示すると、ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミド、ステアリン酸ベンジルアミド、ステアリン酸フェニルアミド、ベヘン酸アミド、ベヘン酸ジメチルアミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド等が挙げられる。
これら脂肪酸アミド化合物は、軟化点Tm(Tsp)が、定着部材の使用の際の表面温度THより低いことで、定着部材表面で、離型剤としての効果を果たすことができる。
ビスパルミチン酸アミド、メチレンビスパルミトレイン酸アミド、エチレンビスパルミトレイン酸アミド、プロピレンビスパルミトレイン酸アミド、ブチレンビスパルミトレイン酸アミド、メチレンビスアラキジン酸アミド、エチレンビスアラキジン酸アミド、プロピレンビスアラキジン酸アミド、ブチレンビスアラキジン酸アミド、メチレンビスエイコセン酸アミド、エチレンビスエイコセン酸アミド、プロピレンビスエイコセン酸アミド、ブチレンビスエイコセン酸アミド、メチレンビスベヘニン酸アミド、エチレンビスベヘニン酸アミド、プロピレンビスベヘニン酸アミド、ブチレンビスベヘニン酸アミド、メチレン
ビスエルカ酸アミド、エチレンビスエルカ酸アミド、プロピレンビスエルカ酸アミド、ブチレンビスエルカ酸アミド等の、飽和または1〜2価の不飽和の脂肪酸のアルキレンビス脂肪酸アミド系の化合物を挙げることができる。
これらワックスは、1種又は2種以上を併用して用いることができる。
これらの離型剤の使用量は、トナーに対して2〜15重量%が好適である。2重量%未満ではオフセット防止効果が不十分であり、15重量%を超えると転写性、耐久性が低下する。
例えば、黄色顔料としては、カドミウムイエロー、ピグメントイエロー155、ベンズイミダゾロン、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ等が挙げられる。
青色顔料としては、コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等が挙げられる。
黒色顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物等が挙げられる。
これらは、1種または2種以上を使用することができる。
例えば、ニグロシン、炭素数2〜16のアルキル基を含むアジン系染料(特公昭42−1627号公報)、塩基性染料、例えばC.I.Basic Yello 2(C.I.41000)、C.I.Basic Yello 3、C.I.Basic Red 1(C.I.45160)、C.I.Basic Red 9(C.I.42500)、C.I.Basic Violet 1(C.I.42535)、C.I.Basic Violet3(C.I.42555)、C.I.Basic Violet 10(C.I.45170)、C.I.Basic Violet 14(C.I.42510)、C.I.Basic Blue 1(C.I.42025)、C.I.Basic Blue 3(C.I.51005)、C.I.Basic Blue 5(C.I.42140)、C.I.Basic Blue 7(C.I.42595)、C.I.Basic Blue 9(C.I.52015)、C.I.Basic Blue 24(C.I.52030)、C.I.Basic Blue 25(C.I.52025)、C.I.Basic Blue 26(C.I.44045)、C.I.Basic Green 1(C.I.42040)、C.I.Basic Green 4(C.I.42000)など、これらの塩基性染料のレーキ顔料、C.I.Solvent Black 8(C.I.26150)、ベンゾイルメチルヘキサデシルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルクロライド等の4級アンモニウム塩、或いはジブチル又はジオクチルなどのジアルキルスズ化合物、ジアルキルスズボレート化合物、グアニジン誘導体、アミノ基を含有するビニル系ポリマー、アミノ基を含有する縮合系ポリマー等のポリアミン樹脂、特公昭41−20153号公報、特公昭43−27596号公報、特公昭44−6397号公報、特公昭45−26478号公報に記載されているモノアゾ染料の金属錯塩、特公昭55−42752号公報、特公昭59−7385号公報に記載されているサルチル酸、ジアルキルサルチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のZn、Al、Co、Cr、Fe等の金属錯体、スルホン化した銅フタロシアニン顔料、有機ホウ素塩類、含フッ素四級アンモニウム塩、カリックスアレン系化合物等が挙げられる。ブラック以外のカラートナーは、当然目的の色を損なう帯電制御剤の使用は避けるべきであり、白色のサリチル酸誘導体の金属塩等が好適に使用される。
処理された酸化チタンの外添量を多くすることにより湿度に対する帯電の安定性にも優れ、トナー転写率の改善及び本発明のメインの課題フィルミングによいトナーとすることができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。図中符号(100)は複写装置本体、(200)はそれを載せる給紙テーブル、(300)は複写装置本体(100)上に取り付けるスキャナ、(400)はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
複写装置本体(100)には、潜像担持体としての感光体(40)の周囲に帯電、現像、クリーニング等の電子写真プロセスを実行する各手段を備えた画像形成手段(18)を、4つ並列にしたタンデム型画像形成装置(20)が備えられている。タンデム型画像形成装置(20)の上部には、画像情報に基づいて感光体(40)をレーザー光により露光し潜像を形成する露光装置(21)が設けられている。また、タンデム型画像形成装置(20)の各感光体(40)と対向する位置には、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト(10)が設けられている。中間転写ベルト(10)を介して感光体(40)と相対する位置には、感光体(40)上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト(10)に転写する一次転写手段(62)が配置されている。
なお、図示例では、二次転写装置(22)および定着装置(25)の下に、上述したタンデム画像形成装置(20)と平行に、転写紙の両面に画像を記録すべく転写紙を反転する反転装置(28)を備える。
現像装置(4)は、現像剤担持体が現像剤を担持、搬送して、感光体(40)との対向位置において交互電界を印加して感光体(40)上の潜像を現像する。交互電界を印加することで現像剤を活性化させ、トナーの帯電量分布をより狭くすることができ、現像性を向上させることができる。
初めに、原稿自動搬送装置(400)の原稿台(30)上に原稿をセットする、または、原稿自動搬送装置(400)を開いてスキャナ(300)のコンタクトガラス(32)上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置(400)を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置(400)に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス(32)上へと移動して後、他方コンタクトガラス(32)上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ(300)を駆動し、第一走行体(33)および第二走行体(34)を走行する。そして、第一走行体(33)で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第二走行体(34)に向け、第二走行体(34)のミラーで反射して結像レンズ(35)を通して読み取りセンサ(36)に入れ、原稿内容を読み取る。
または、給紙ロール(50)を回転して手差しトレイ(51)上のシートを繰り出し、分離ロール(52)で1枚ずつ分離して手差し給紙路(53)に入れ、同じくレジストロール(49)に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト(10)上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストロール(49)を回転し、中間転写ベルト(10)と二次転写装置(22)との間にシートを送り込み、二次転写装置(22)で転写してシート上にカラー画像を記録する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト(10)は、中間転写ベルトクリーニング装置(17)で、画像転写後に中間転写ベルト(10)上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置(20)による再度の画像形成に備える。
合成例1<結晶性ポリエステル樹脂No.1の合成>
窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱伝対を装備した5リットルの四つ口フラスコに1,4−ブタンジオール25モル、フマル酸23.75モル、無水トリメリット酸1.65モル、ハイドロキノン5.3gを入れ、160℃で5時間反応させた後、200℃に昇温して1時間反応させ、さらに8.3KPaにて1時間反応させ結晶性ポリエステル樹脂No.1を得た。
原料を下記のものに変更する以外は、合成例1と同様にして、結晶性ポリエステル樹脂No.2を得た。
(No.2)
1,4−ブタンジオール: 23.75モル
エチレングリコール: 1.25モル
フマル酸: 22.75モル
無水トリメリット酸: 1.65モル
ハイドロキノン: 4.8g
[チタン含有触媒(a)の合成]
冷却管、撹拌機及び液中バブリング可能な窒素導入管の付いた反応槽中に、チタニウムジヒドロキシビス(トリエタノールアミネート)の80%水溶液を入れ、窒素にて液中バブリング下、90℃まで徐々に昇温し、90℃で4時間反応(加水分解)させることで、チタニウムジヒドロキシビス(トリエタノールアミネート)を得た。
以降の実施例についても同様の合成法にて、それぞれ本発明に用いるチタン含有触媒(a)を得ることができる。
冷却管、撹拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAのPO2モル付加物430部、ビスフェノールAのPO3モル付加物300部、テレフタル酸257部、イソフタル酸65部、無水マレイン酸10部及び縮合触媒としてチタニウムジヒドロキシビス(トリエタノールアミネート)2部を入れ、220℃で窒素気流下に生成する水を留去しながら10時間反応させた。次いで5〜20mmHgの減圧下に反応させ、酸価が5になった時点で取り出し、室温まで冷却後粉砕して線状ポリエステル樹脂(AX1−1)を得た。
(AX1−1)はTHF不溶分を含有しておらず、その酸価は7、水酸基価は12、Tgは60℃、Mnは6940、Mpは19100であった。分子量1500以下の成分の比率は1.2%であった。
冷却管、撹拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAのEO2モル付加物350部、ビスフェノールAのPO3モル付加物326部、テレフタル酸278部、無水フタル酸40部及び縮合触媒としてチタニウムジヒドロキシビス(トリエタノールアミネート)2部を入れ、230℃で窒素気流下に生成する水を留去しながら10時間反応させた。次いで5〜20mmHgの減圧下に反応させ、酸価が2以下になった時点で180℃に冷却し、無水トリメリット酸62部を加え、常圧密閉下2時間反応後取り出し、室温まで冷却後、粉砕して非線状ポリエステル樹脂(AX2−1)を得た。(AX2−1)はTHF不溶分を含有しておらず、その酸価は35、水酸基価は17、Tgは69℃、Mnは3920、Mpは11200であった。分子量1500以下の成分の比率は0.9%であった。
(AX1−1)400部と(AX2−1)600部をコンテイニアスニーダーにて、ジャケット温度150℃、滞留時間3分で溶融混合した。溶融樹脂をスチールベルト冷却機を使用して、4分間で30℃まで冷却後粉砕して本発明の非晶質ポリエステル樹脂Aを得た。
重縮合触媒をチタンテトライソプロポキシドに代える以外は線状ポリエステル樹脂(AX1−1)と同様に反応させた。触媒失活のために反応が途中で停止してしまい、生成水が留出しなくなる問題が生じたため、反応途中でチタンテトライソプロポキシド2部を4回追加し、比較用線状ポリエステル樹脂(CAX1−1)を得た。
(CAX1−1)は、THF不溶分を含有しておらず、その酸価は7、水酸基価は12、Tgは58℃、Mnは6220、Mpは18900であった。分子量1500以下の成分の比率は2.2%であった。
重縮合触媒をチタンテトライソプロポキシドに代える以外は非線状ポリエステル樹脂(AX2−1)と同様に反応させた。常圧下で16時間、減圧下で8時間反応させた。反応速度が遅かったため、反応途中でチタンテトラプロポキシド2部を3回追加し、比較用非線状ポリエステル樹脂(CAX2−1)を得た。
(CAX2−1)は、THF不溶分を含有しておらず、その酸価は34、水酸基価は16、Tgは68℃、Mnは3420、Mpは12100であった。分子量1500以下の成分の比率は2.1%であった。
(CAX1−1)400部と(CAX2−1)600部をコンテイニアスニーダーにて、ジャケット温度150℃、滞留時間3分で溶融混合した。溶融樹脂をスチールベルト冷却機を使用して、4分間で30℃まで冷却後粉砕して非晶質ポリエステル樹脂Bを得た。
実施例1
処方:
<混練粉砕法によるトナーの製造>
下記のトナー組成物をブレンダーで充分混合したのち、2軸押出し機にて溶融混練(混練温度:140℃、押し出す速度:10kg/時間、圧延ギャップ:2mm、粉砕までの放置時間:48時間)した後、これを粉砕、分級し、体積平均粒径約7.6μmの母体トナーを得た。母体トナー100部に対して、外添剤として、疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品、1次粒子の平均粒径が0.02μm)0.4部をヘンシェルミキサーにて混合を行ない、シアン色のトナーを得た。混合条件は1500rpm、8サイクルで行い、1サイクルにおいて、60秒間攪拌後、60秒停止させた。フィルミング評価の転写電流値は30μAである。
・結晶性ポリエステル樹脂No.1 35部
・非晶質ポリエステル樹脂B 65部
・ポリプロフィンワックス(融点:151℃) 5部
・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部
・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 6部
・ステアリン酸アミド化合物(融点:115℃) 5部
結晶性ポリエステル樹脂、得られたトナーについて下記測定方法、評価方法に従い評価した。結果を表1、表2に示す。
(1)W/Rで示される結晶性ポリエステル樹脂ピーク比の測定法
トナー表面の結晶性ポリエステル樹脂ピーク比は、FT−IR(フーリエ変換赤外分光分析測定装置)を使用しATR法(全反射法)でのATRスペクトルからわかるピーク強度比より求める。ATR法では平滑な面が必要となるため、トナーを加圧成型し平滑面を作る。この時の加圧成型は、トナー0.6gに1tを30sec間荷重し、直径20mmのペレットとした。
本発明では、結晶性ポリエステル樹脂が結晶状態時の特徴的なスペクトル(1165cm-1)のピーク高さをW(図2、高さのベースラインは1199−1137cm-1)、非晶質樹脂の特徴的なスペクトル(例えばポリエステル樹脂の場合、829cm-1「図3、高さのベースラインは784−889cm-1」、スチレン−アクリル系樹脂の場合、699cm-1「図4、高さのベースラインは714−670cm-1」)のピーク高さをRとして、W/Rをピーク強度比として計算した。本発明におけるピーク強度比は、スペクトルを吸光度に直し、そのピーク高さを使用したものである。(例としての図2、図3、図4を参照)。
現像剤のトナー濃度及び該当現像装置の現像バイアスを調整し、感光体にトナー量1.0〜1.4mg/cm2のトナーを付着させる。
5×2cmのセロテープ(登録商標)を上記感光体上画像に貼り、指で全面加圧し、感光体上のトナーを残さずテープに転写させる。転写後のテープとテープ上転写済みトナーの合計重さから、転写前テープ単体の重さを引いて、テープに転写したトナーの重さを求め、Wとする。
該当転写装置にて上記画像転写した後、上記テープ方法同様の手順で、感光体上転写残留トナーの重さを測り、Aとする。
式−(1)にて、トナー転写率を計算する。
トナー転写率(%)=(W−A)×100/W 式−(1)
トナーとキャリアを、トナー濃度4wt%の現像剤として、所定の環境(温度、湿度)に2時間放置した後、上記現像剤を金属ゲージに入れ、回転数285rpmの攪拌装置で780秒攪拌混合した6gの初期剤から1gの現像剤を計量し、Vブローオフ装置(リコー創造開発株式会社製)シングルモード法によるトナーの帯電量分布を測定する。ブロー時、目開き795メッシュを用いる。
ここでのシングルモード法とは、上記記載Vブローオフ装置(リコー創造開発株式会社製)で、装置マニュアルに従い、シングルモードを選び、測定条件は高さ5mm、吸い込み100、2回ブローである。
23℃、相対湿度55%の環境時トナー帯電量をMとし、42℃、相対湿度40%の環境時トナー帯電量をHとした場合に、下記式-(2)によりトナー帯電変動率(%)Pを求める。
トナー帯電変動率(%)P
=(M−H)×100/((H+M)÷2) 式−(2)
上記Vブローオフ装置の原理は特許第3487464号公報の記載内容に準じる。
その他の測定条件の詳細は装置マニュアルのシングルモード測定法の最大値に準じる。
樹脂の酸価及び水酸基価の測定方法は、JIS K 0070に規定の方法による。但しサンプルが溶解しない場合は、溶媒にジオキサンまたはTHF、o−ジクロロベンゼン等の溶媒を用いた。
理学電機社製TG−DSCシステムTAS−100を使用した。まず試料約10mgをアルミ製試料容器に入れ、それをホルダユニットにのせ、電気炉中にセットする。25℃から昇温速度10℃/minで180℃まで加熱する。融点は、TAS−100システム中の解析システムを用いて、融点近傍の吸熱カーブの接線とベースラインとの接点から算出した。
A4紙、縦方向通紙(通紙方向紙の長さ297mm)、連続100枚、該当画像形成装置で出力し、スタートから終了までの出力時間をA秒とし、システム速度をBとした場合、下記式にて、システム速度を求めた。
B(mm/sec)=100枚×297mm÷A秒
(1)フィルミング性の評価
キャリアの製造
・シリコーン樹脂溶液 132.2部
[固形分23重量%(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)]
・アミノシラン 0.66部
[固形分100重量%(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)]
・導電性粒子1 31部
[基体:アルミナ、表面処理;下層=二酸化スズ/上層=二酸化スズを含む
酸化インジウム、粒径:0.35μm,粒子粉体比抵抗:3.5Ω・cm]
・トルエン 300部
をホモミキサーで10分間分散し、シリコーン樹脂被覆膜形成溶液を得た。芯材として体積平均粒径;70μm焼成フェライト粉を用い、上記被覆膜形成溶液を芯材表面に膜厚0.15μmになるように、スピラコーター(岡田精工社製)によりコーター内温度40℃で塗布し乾燥した。得られたキャリアを電気炉中にて300℃で1時間放置して焼成した。冷却後フェライト粉バルクを目開き125μmの篩を用いて解砕し、[キャリア1]を得た。
上記のようにして作製したトナーの4重量%と、上記試作したキャリアの96重量%とを混合し、得られた二成分現像剤を用いてリコー社製複写機imagio NEO C600改造機にて現像を行い、50,000枚/日で、初期及び100,000枚でそれぞれ評価画像を出す。黒ベタ(A3)3枚を出力し、感光体にトナーがフィルミングすることによる白抜け画像部分の程度を目視で評価した。
imagio NEO C600改造機の改造した内容としては、線速が1650mm/secとなるようにし、現像ギャップを1.26mm、ドクタブレードギャップ1.6mm、反射型フォトセンサ機能をOFFとした状態であった。像担持体、現像装置及び転写装置部の実温度領域は30〜48℃になるように制御する(加熱又は冷却)。
黒ベタ画像で感光体にトナーがフィルミングすることによる白抜け画像部分が多いほど、画像品質が悪い。
評価結果はベタ画像全体対して白抜け部分多さで目視表し、以下のようにランク付けた。
◎:白抜け画像部分が少なくかなり優れる
○:白抜け画像部分が少なく比較的に優れる
△:白抜け画像部分が普通
×:白抜け画像部分がとても多い
上記のようにして作製した二成分現像剤を用いて、線速が1650mm/secとなるようにし改造し、オイル塗布装置を除去したリコー社製複写機imagio NEO C600改造機を用い、定着ローラーの温度を5℃づつ変化させ、低温定着性可能温度を測定した。なお、定着ロールには、オイルを塗布しない条件で評価を行ない、転写紙はリコーフルカラーPPC用紙タイプ6200を用いた。
定着単体機の定着温度を変え、マクベス濃度計による画像濃度が1.2となるようなコピー画像を得た。各温度のコピー画像を砂消しゴムを装着したクロックメーターにより10回擦り、その前後の画像濃度を測定し、下記式にて定着率を求めた。
定着率(%)=〔(砂消しゴム10回後の画像濃度)/(前の画像濃度)〕×100
定着率70%以上を達成する温度を、定着下限温度とした。低温定着性の判定基準は次の通りである。
評価結果は以下のように表わした。
◎:非常に低温で定着し始め定着下限温度が低く、非常に低温定着性に優れる
○:低温定着性にかなり優れる
△:低温定着性が従来のトナーより優れる
×:従来のトナーより、定着下限性が劣る
実施例1において、下記実機評価条件を変更した以外は、実施例1と同様に評価した。
フィルミング評価の転写電流値は25μA。
実施例1において、脂肪酸アミド化合物を、下記のよう
に変更した以外は、実施例1と同様にしてトナーを得、同様に評価した。
・ステアリン酸アミド化合物(融点:115℃) 0部
実施例2
実施例1において、下記実機評価条件を変更した以外は、実施例1と同様に評価した。
混合条件は1000rpm、5サイクル行い、1サイクルにおいて、60秒間攪拌後、60秒停止させた。
実施例1において、結晶性ポリエステル樹脂と非晶質ポリエステル樹脂を、下記のように変更した以外は、実施例1と同様にしてトナーを得、同様に評価した。
・結晶性ポリエステル樹脂No.2 30部
・非晶質ポリエステル樹脂B 70部
実施例1において、結晶性ポリエステル樹脂と非晶質ポリエステル樹脂を、下記のように変更した以外は、実施例1と同様にしてトナーを得、同様に評価した。
・結晶性ポリエステル樹脂No.1 4部
・非晶質ポリエステル樹脂B 96部
実施例3において、非晶質ポリエステル樹脂を下記のように変更した以外は、実施例3と同様にしてトナーを得、同様に評価した。
・非晶質ポリエステル樹脂A 70部
実施例4において、ワックスを下記のように変更した以外は、実施例4と同様にしてトナーを得、同様に評価した。
・ポリプロフィンワックス(融点:145℃) 5部
10 中間転写ベルト
14 支持ロール
15 支持ロール
16 支持ロール
17 中間転写ベルトクリーニング装置
18 画像形成手段
20 タンデム型画像形成装置
21 レーザー露光装置
22 二次転写装置
23 ロール
24 無端二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ロール
25 定着装置
28 シート反転装置
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第一走行体
34 第二走行体
35 結像レンズ
36 読取センサ
40 感光体
42 給紙ロール
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ロール
46 給紙路
47 搬送ロール
48 r給紙路
49 レジストロール
50 給紙ロール
51 手差しトレイ
52 分離ロール
53 手差し給紙路
54 レジストロール
55 切換爪
56 排出ロール
57 排紙トレイ
62 一次転写手段
100 複写装置本体
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
Claims (11)
- 潜像を担持する像担持体と、
像担持体表面に帯電を施す帯電装置と、
帯電した像担持体の表面に静電潜像を書き込む露光装置と、
像担持体表面に形成された静電潜像をトナーを含む現像剤を用いて可視像化する現像装置と、
像担持体表面の可視像を被転写体及び/又は記録媒体上に転写する転写装置と、
像担持体表面に残った転写残留トナーをクリーニングするクリーニング装置と、
記録媒体上の可視像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
システム速度が500〜1700mm/secであり、
前記トナーが、少なくとも結着樹脂と、脂肪酸アミド化合物、着色剤とを含有し、前記結着樹脂が少なくとも結晶性を有するポリエステル樹脂と、非晶質樹脂とを含有し、前記トナーのFT−IR(フーリエ変換赤外分光分析測定装置)を使用したATR法(全反射法)における、結晶性ポリエステル樹脂の特徴的なスペクトルのピーク高さをWとし、非晶質樹脂の特徴的なスペクトルのピーク高さをRとしたとき、W/Rで示されるピーク比が0.050〜0.55
5であり、
前記画像形成装置が作像時、像担持体表面の可視像部のトナーの量をW(mg/cm2)とし、転写が行なわれた後、像担持体表面に残る転写残留トナーの量をA(mg/cm2)とした場合に、下記式−(1)で表されるトナー転写率Tが75〜100%であることを特徴とする画像形成装置。
トナー転写率T(%)=(W−A)×100/W 式−(1) - 前記現像剤が、磁性粒子からなるキャリアを含む2成分系静電荷像現像用現像剤であり、トナー濃度(トナー重量/(トナー重量+キャリア重量))を4wt%とし、攪拌混合した初期剤を、Vブローオフ装置シングルモードによって測定したトナーの帯電量において、下記式−(2)に示されるトナー帯電変動率(%)Pが0〜40%であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
トナー帯電変動率(%)P
=(M−H)×100/((H+M)÷2) 式−(2)
(ただし、23℃、相対湿度55%の環境時トナー帯電量をMとし、
42℃、相対湿度40%の環境時トナー帯電量をHとする。) - 前記非晶質樹脂が、下記一般式(I)または(II)で表される少なくとも1種のチタン含有触媒(a)の存在下に形成されてなるポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
Ti(−X)m(−OH)n (I)
O=Ti(−X)p(−OR)q (II)
〔式中、Xは炭素数2〜12のモノもしくはポリアルカノールアミンから1個のOH基のHを除いた残基であり、ポリアルカノールアミンの他のOH基が同一のTi原子に直接結合したOH基と分子内で重縮合し環構造を形成していてもよく、他のTi原子に直接結合したOH基と分子間で重縮合し繰り返し構造を形成していてもよい。繰り返し構造を形成する場合の重合度は2〜5である。RはH、または1〜3個のエーテル結合を含んでいてもよい炭素数1〜8のアルキル基である。mは1〜4の整数、nは0〜3の整数、mとnの和は4である。pは1〜2の整数、qは0〜1の整数、pとqの和は2である。mまたはpが2以上の場合、それぞれのXは同一であっても異なっていてもよい。〕 - 前記結晶性ポリエステル樹脂の酸価が20〜45mgKOH/gであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記結晶性ポリエステル樹脂の水酸基価が5〜50mgKOH/gであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記トナーが、離型剤としてワックスを含有し、該ワックスの融点が70〜150℃であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記ワックスが、カルナウバワックス、ポリエチレンワックス、合成エステルワックスの少なくとも1種であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置に用いられることを特徴とする画像形成用トナー。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置に用いられることを特徴とする画像形成用現像剤。
- 請求項8又は9に記載のトナー又は現像剤が充填されたことを特徴とする容器。
- 像担持体と、帯電装置、現像装置、クリーニング装置より選ばれ、少なくとも現像装置を含む手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段は、現像剤を保持し、該現像剤は、請求項9に記載の現像剤であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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