JP2007239251A - 目隠し装置 - Google Patents

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武雄 渡邉
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Abstract

【課題】上下に隣接した羽板の間から室内に入り込む赤外線の量を少なくし、その熱エネルギーで室内温度が上昇することを低減できる目隠し装置とする。
【解決手段】横向き姿勢の羽板2を上下方向に間隔を置いて複数有し、その上下に隣接した羽板2の間に太陽光が通過する隙間3を形成した目隠し装置で、その羽板2の上面2aを直接日射6が再帰反射する形状として室内に入り込む直接日射6の量が減少するようにし、前記羽板2の下面2bを間接日射7が複数回連続して反射する形状で、かつ赤外線吸収面として室内に入り込む間接日射7に含まれる赤外線の量を減少することで、室内に入り込む赤外線の量を少なくし、その熱エネルギーで室内温度が上昇することを低減できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ルーバー、がらり、がらり戸、ブラインド等、複数の羽板を備え、主として建物壁体の開口部に用いられる目隠し装置に関する。
従来、建物壁体の開口部に用いられる目隠し装置としては、例えば、特許文献1に開示されたように、複数の羽板を水平姿勢として上下方向に間隔を置いて備え、その上下に隣接した羽板の間から太陽光を室内に採り入れできる、つまり採光できるようにしたブラインドと呼ばれるものが知られている。
実開昭56−167195号公報
前述した従来の採光できる目隠し装置であれば、太陽光を室内に採り入れできるので、室内を明るくできる。
しかし、太陽光が室内に入り込むと、その太陽光中に含まれる赤外線の熱エネルギーによって室内温度が上昇するので、室内を冷房している夏季には好ましくない。
前述した特許文献1に開示したブラインドにおいては、羽板の一方の面に赤外線放射性を有する膜を形成し、この膜を形成した面を室外側に向かうように羽根を垂直とすることで、太陽光中の赤外線を反射し、その赤外線の熱エネルギーで室内温度が上昇しないようにしている。
しかし、このようにすると上下に隣接する羽板の間から太陽光を室内に採り入れることができない。
すなわち、特許文献1に開示したブラインドでは、上下に隣接した羽根の間から室内に入り込む太陽光中の赤外線の量を低減することはできない。
本発明の目的は、上下に隣接した羽板の間から室内に入り込む赤外線の量を少なくし、その熱エネルギーで室内温度が上昇することを低減できるようにした目隠し装置を提供することである。
本発明は、横向き姿勢の羽板を上下方向に間隔を置いて複数有し、その上下に隣接した羽板の間に太陽光が通過する隙間が形成され、
前記各羽板の直接日射が照射される上面を、その直接日射が再帰反射する形状とし、
前記各羽板の間接日射が照射される下面を、間接日射が複数回連続して反射する形状で、かつ赤外線吸収面としたことを特徴とする目隠し装置である。
本発明においては、羽板の上面を、赤外線反射面とすることができる。
このようにすれば、羽板の上面に照射した直接日射に含まれる赤外線が反射されて羽根に吸収されることが低減するので、羽板から輻射熱として放出する熱エネルギーが低減し、室内温度の上昇をより一層低減することができる。
本発明においては、羽板の下面を、可視光線反射面とすることができる。
このようにすれば、間接日射に含まれる可視光線のみを多く室内に入射させることができる。
本発明によれば、羽板の上面に照射される直接日射が再帰反射するので、室内に入り込む直接日射の量が低減する。
また、間接日射は羽板の下面で複数回連続して反射するので、間接日射が赤外線吸収面に当たる回数が多く、赤外線吸収率が高く、室内に入り込む間接日射に含まれる赤外線の量が低減する。
これらが相俟って、室内に入り込む赤外線の量が少なく、赤外線の熱エネルギーで室内温度が上昇することが低減する。
図1に示すように枠体1内に複数の羽板2が上下方向に間隔を置いて取付け、この各羽板2は横向き姿勢、好ましくは水平姿勢で、上下に隣接した羽板2の間には太陽光が通過する隙間3が形成されて目隠し装置、例えばルーバーとしてある。
このようであるから、前記枠体1を建物壁体4の開口部5に取付けることで、上下に隣接した羽板2の間から太陽光が室内に入り込むことができる。
前記羽板2の上面2aには太陽光の直接日射6が照射される。
この直接日射6が反射して上の羽根2の下面2bに当たり、再び反射して上面2aに当たり反射し、このことが繰り返しされることで直接日射6が室内に入り込むことがある。
前述の羽根2の上面2aにおける太陽光の直接日射6が照射される領域は、上下に隣接した羽根2の間隔、羽板2の形状、太陽光の照射角度(太陽の南中高度)などによって異なる。
また、羽根2の下面2bには太陽光の間接日射7が照射される。
この間接日射7も前述の直接日射6と同様に、羽根2の上面2a、下面2bでの反射を繰り返して室内に入り込むことがある。
前述の間接日射7とは、地面や建物などから反射した日射である。
このように、直接日射6、間接日射7が室内に入り込むことで、各日射に含まれる赤外線の熱エネルギーで室内温度が上昇する。
本発明は、このことに着目し、室内に入り込む直接日射の量を低減すると共に、室内に入り込む間接日射の赤外線量を低減することで、赤外線の熱エネルギーで室内温度が上昇することを軽減するようにした。
具体的には、図2に示すように羽板2の上面2aを、照射された直接日射6が再帰反射6aする形状とした。
また、図2に示すように羽根2の下面2bを、照射された間接日射7が複数回連続して反射する形状とし、かつ赤外線吸収塗料を塗布して赤外線吸収面とした。
このようにすることで、羽根2の上面2aに照射された直接日射6は再帰反射するから、室内に入り込む直接日射の量が低減する。
また、間接日射7は羽根2の下面2bで複数回連続して反射するから、間接日射7は赤外線吸収面に複数回当たることで、その間接日射7に含まれる赤外線を吸収する効率(つまり、赤外線吸収率)が向上して多量の赤外線を吸収するので、室内に入り込む間接日射7に含まれる赤外線の量が減少する。
しがたって、室内に入り込む赤外線の量が低減できるので、室内温度の上昇が低減する。
例えば、図2に示すように羽板2の上面2aは凹凸が連続したほぼ波形状10で、その各頂部10aは仮想中心aを中心とする円弧b上に位置し、かつ円弧形状である。各底部10bは円弧形状で、かつ隣接した2つの底部10b,10bと1つの頂部10aは、その頂部10aが直角な直角二等辺三角形の各頂点に位置するようにしてある。
前記羽板2の下面2bは凹部11が連続した凹凸形状で、その凹部11は仮想中心cに向かうコ字形状で、その開口端11aは前述の仮想中心cを中心とする円弧d上に位置していると共に、正方形状である。
これによって、間接日射7は凹部11の一方の側面11bに照射して底面11cに反射し、その底面11cから他方の側面11dに反射し、その側面11dから室内に向けて反射する。つまり、3回反射する。
前述の羽板2の上面2aに赤外線反射塗料を塗布して上面2aを赤外線反射面としても良い。
このようにすれば、直接日射6に含まれる赤外線も効率良く反射されて羽根2が吸収する赤外線の量が減少し、輻射熱として放出する熱エネルギーが低減するから、室内温度の上昇をより一層低減することができる。
しかも、羽板2の表面2aを赤外線を多く吸収する色彩とした場合でも、その羽板2の表面2aに照射された直接日射6に含まれた赤外線が反射され、羽板2に多く吸収されることがなく、羽板2を自由な色彩とすることができる。
前述の羽板2の下面2bに、間接日射7に含まれる可視光線反射塗料を塗布して可視光線反射面としても良い。
このようにすれば、間接日射7に含まれる可視光線が反射されるので、可視光線のみを多く室内に入射させることができる。
前述の赤外線吸収塗料としては、赤外線コーティング(株式会社信州セラミックス製)、近赤外線吸収色素YKR5000シリーズ(山本化成株式会社製)などが利用できる。
前述の赤外線反射塗料としては、ATTSU−9(日本ペイント株式会社製)が利用できる。
前述の可視光線反射塗料としては、可視光線カットフィルター樹脂VPシリーズ(大日本塗料株式会社製)が利用できる。
前述の各塗料は、羽板2の上面2a、下面2bに塗布するのに限ることはなく、焼き付け、コーティング等他の手段で付着させることができる。
前述の羽板2は横向き姿勢で固定としてあるが、回動自在として縦向き姿勢、横向き姿勢にできるようにしても良い。
また、枠体1を用いずに複数の羽板をひもなどで連結して吊り下げるようにしても良い。例えば、ブラインドとしても良い。
本発明の実施の形態を示す全体概略断面図である。 羽板の詳細断面説明図である。
符号の説明
2…羽板、2a…上面、2b…下面、6…直接日射、6a…再帰反射、7…間接日射。

Claims (3)

  1. 横向き姿勢の羽板を上下方向に間隔を置いて複数有し、その上下に隣接した羽板の間に太陽光が通過する隙間が形成され、
    前記各羽板の直接日射が照射される上面を、その直接日射が再帰反射する形状とし、
    前記各羽板の間接日射が照射される下面を、間接日射が複数回連続して反射する形状で、かつ赤外線吸収面としたことを特徴とする目隠し装置。
  2. 羽板の上面を、赤外線反射面とした請求項1記載の目隠し装置。
  3. 羽板の下面を、可視光線反射面とした請求項1又は2記載の目隠し装置。

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