JP2007239177A - 建築物外壁の改装方法 - Google Patents
建築物外壁の改装方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007239177A JP2007239177A JP2006058501A JP2006058501A JP2007239177A JP 2007239177 A JP2007239177 A JP 2007239177A JP 2006058501 A JP2006058501 A JP 2006058501A JP 2006058501 A JP2006058501 A JP 2006058501A JP 2007239177 A JP2007239177 A JP 2007239177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- paint
- coating
- resin
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
【解決手段】ガラス転移温度−20〜80℃である塗料用樹脂の固形分100重量部に対し、シリケート化合物をSiO2換算で0.1〜20重量部含有し、前記シリケート化合物として、テトラアルコキシシラン縮合物(a)が、一分子中に水酸基を3個以上有し分子量が500未満である多価アルコール(b)によって変性された変性シリケート化合物を含み、赤外線反射率20%以上、水蒸気透過度40g/m2・24h以上の塗膜を形成する着色塗料を用いて塗装を行う。
【選択図】なし
Description
第一には、塗膜に対する熱負荷の問題である。上述のように建築物外壁の断熱性を高めれば、その屋外側表面では太陽光直射による熱の逃げ場がなくなる。そのため、外壁の屋外側表面に形成された塗膜は、その影響を直接的に受け、温度が非常に上昇しやすい状態となる。このような温度上昇は、塗膜膨れや剥れ等の異常を誘発する場合がある。
第二には、水分の問題である。通常、有機系塗料ではその塗膜表面が外気に直接曝されていると、劣化の進行とともに降雨等による水分が塗膜表面から吸収されやすくなり、その水分が塗膜内ないし基材内に滞留しやすくなる。基材の裏面等から水分が取り込まれる場合もある。このような状態の塗膜面に対し、通常の塗料で改装を行うと、塗膜の内側に水分が閉じ込められてしまい、その水分の蒸発に伴って、高い確率で塗膜膨れ等の異常が発生する。外壁が断熱性を有する場合は、特に、塗膜の温度上昇が大きくなるため、水分の蒸発による膨れ等が発生しやすくなる。
1.建築物外壁の屋外側に形成された旧塗膜面に対し、少なくとも1種の着色塗料を塗付する建築物外壁の改装方法であって、
(1)外壁が、熱貫流率5.0W/(m2・K)以下の断熱性壁であり、
(2)旧塗膜面が、有機質樹脂を結合材とする塗料によって形成された塗膜を有するものであり、
(3)着色塗料が、ガラス転移温度−20〜80℃である塗料用樹脂の固形分100重量部に対し、シリケート化合物をSiO2換算で0.1〜20重量部含有し、前記シリケート化合物として、
テトラアルコキシシラン縮合物(a)が、一分子中に水酸基を3個以上有し分子量が500未満である多価アルコール(b)によって変性された変性シリケート化合物を含み、赤外線反射率20%以上、水蒸気透過度40g/m2・24h以上の塗膜を形成する塗料であることを特徴とする建築物外壁の改装方法。
本発明は、断熱性壁が熱貫流率の低い基材である場合や、少なくとも上述のような基材と断熱材との複合体によって構成される場合において特に効果的である。
(1)式1により、外壁を構成する各部材の熱伝導率と厚さから熱抵抗を算出する。
熱抵抗=厚さ/熱伝導率・・・(式1)
(2)式2により、各部材の熱抵抗と空気の熱抵抗(熱伝達抵抗)から熱貫流抵抗を算出する。
熱貫流抵抗=屋内側空気の熱抵抗+各部材の熱抵抗の合計+屋外側空気の熱抵抗・・・(式2)
(但し、屋内側空気の熱抵抗は0.11m2・K/W、屋外側空気の熱抵抗は0.04m2・K/Wとする)
(3)式3により、熱貫流抵抗から熱貫流率を算出する。
熱貫流率=1/熱貫流抵抗・・・(式3)
有機系塗料としては、有機質樹脂を含む各種の塗料が挙げられる。具体的には、例えば、JIS K5654「アクリル樹脂エナメル」、JIS K5670「アクリル樹脂系非水分散形塗料」、JIS K5656「建築用ポリウレタン樹脂塗料」、JASS18 M−404「アクリルシリコン樹脂塗料」、JIS K5658「建築用ふっ素樹脂塗料」、JIS K5660「つや有合成樹脂エマルションペイント」、JIS K5663「合成樹脂エマルションペイント」、JIS K5667「多彩模様塗料」、JIS K5668「合成樹脂エマルション模様塗料」、JIS A6909「建築用仕上塗材」の外装薄塗材E、可とう形外装薄塗材E、防水形外装薄塗材E、外装厚塗材E、複層塗材E、防水形複層塗材E、複層塗材RE、防水形複層塗材RE、複層塗材RS、防水形複層塗材RE等が挙げられる。
有機系塗料における有機質樹脂の含有量は特に限定されないが、有機系塗料の固形分中に通常5重量%以上、好ましくは20重量%以上である。
水蒸気透過度の上限は特に制限されないが、水蒸気透過度が大きすぎる場合は、遮水性が不十分となりやすく、旧塗膜に水が浸入するおそれがある。水蒸気透過度の上限は通常500g/m2・24h以下である。
なお、本発明における水蒸気透過度は、JIS K5400−1990「塗料一般試験方法」8.17「水蒸気透過度」の方法によって測定される値である。
(b)成分としては、一分子中に水酸基を3個以上有し、分子量が500未満である多価アルコールが使用できる。このような(b)成分としては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,4−ブタントリオール 、2,3,5−ヘキサントリオール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等が挙げられる。また、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアクリルポリオール等のポリオール化合物のうち、分子量が上記条件を満たすものも使用できる。
(式中、R1〜R4はメチル基と炭素数2〜12のアルキル基が混在しているものとする)で表されるテトラアルコキシシランを平均縮合度1〜200(好ましくは2〜100)となるように縮合させる。縮合方法は、公知の方法による。この場合、縮合の際に他のテトラアルコキシシランを混合して縮合することもできる。
上記一般式で表される化合物の具体例としては、例えば、モノエトキシトリメトキシシラン、モノブトキシトリメトキシシラン、モノイソブトキシトリメトキシシラン、モノペントキシトリメトキシシラン、モノヘトキシトリメトキシシラン、ジメトキシジエトキシシラン、ジメトキシジブトキシシラン等、あるいはこれらの縮合物が挙げられる。
(式中、R1〜R4はエチル基と炭素数3〜12のアルキル基が混在しているものとする)で表されるテトラアルコキシシランを平均縮合度1〜200(好ましくは2〜100)となるように縮合させる。
一般に、アルコキシシランやシリケートは、水と反応して加水分解反応が起こりシラノールとなり、さらにシラノール同士やシラノールとアルコキシにより縮合反応を起こす性質を持っている。この反応を究極まで行うと、シリカ(SiO2)となる。これらの反応は
RO(Si(OR)2O)nR+(n+1)H2O→nSiO2+(2n+2)ROH
(Rはアルキル基を示す。nは整数。)
という反応式で表される。本発明におけるSiO2換算は、この反応式をもとに残るシリカ成分の量を換算したものである。
この他、赤外線透過性を有する顔料を併用することもできる。このような顔料を併用することにより、塗膜の赤外線反射性能を阻害せずに様々な色彩を表出することが可能となる。赤外線透過性を有する顔料としては、ペリレン顔料、アゾ顔料、黄鉛、弁柄、朱、チタニウムレッド、カドミウムレッド、キナクリドンレッド、イソインドリノン、ベンズイミダゾロン、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、コバルトブルー、インダスレンブルー、群青、及び紺青から選ばれる1種以上が好適である。本発明では、赤外線透過性を有する顔料を適宜選択することにより、白色以外の色相においても顕著な効果を発揮することができる。
塗料用樹脂が架橋反応基を有するものであって、当該反応基と反応可能な架橋剤を使用する場合、該架橋剤は硬化剤に混合すればよい。具体的に、塗料用樹脂が水酸基を有するものである場合には、イソシアネート化合物を硬化剤に混合することができる。
着色塗料の塗膜厚みについては、赤外線反射性能及び水蒸気透過性能が本発明の範囲内となるように留意して適宜設定すればよいが、好ましくは10〜500μm、より好ましくは20〜200μmである。このような塗膜厚みであれば、旧塗膜の表面形状を十分に生かすこともできる。
また、着色塗料を塗装する前に、必要に応じ下塗塗料、下地調整塗材等を塗付しておいてもよい。ただし、この場合は本発明の効果を損なわないように、水蒸気透過性能を有する材料を使用する必要がある。
着色塗料を塗装した後には、透明塗料や半透明塗料等を塗付することも可能である。さらには、別の着色塗料を塗付することも可能である。このような場合においては、本発明の効果を損なわないように、赤外線透過性能及び水蒸気透過性能を併有する材料を使用する必要がある。
1.変性シリケート化合物
・変性シリケート(1)
重量平均分子量1000、平均縮合度約8、不揮発分100%、シリカ残量比率56重量%のメチルシリケート(以下「テトラアルコキシシラン縮合物(1)」という)100重量部に対して、n−ブチルアルコール52重量部と、触媒としてジブチルスズジラウレート0.03重量部を添加し、混合後、75℃で8時間脱メタノール反応を行い、テトラアルコキシシラン縮合物(2)を合成した。このテトラアルコキシシラン縮合物(2)のエステル交換率(全アルコキシル基に対するn−ブトキシ基の比率)は38当量%、900℃にて焼成して得られたシリカ残量比率は43重量%であった。
テトラアルコキシシラン縮合物(2)100重量部に対し、グリセリン1.84重量部と、ジブチルスズジラウレート1重量部を添加し、混合後、75℃で8時間脱メタノール反応を行い、変性シリケート(2)を合成した。なお、この反応におけるテトラアルコキシシラン縮合物(2)とグリセリンとのモル比は、1:0.2であり、900℃にて焼成して得られたシリカ残量比率は42重量%であった。
テトラアルコキシシラン縮合物(1)100重量部に対して、イソブチルアルコール52重量部と、触媒としてジブチルスズジラウレート0.03重量部を添加し、混合後、75℃で8時間脱メタノール反応を行い、テトラアルコキシシラン縮合物(3)を合成した。このテトラアルコキシシラン縮合物(3)のエステル交換率(全アルコキシル基に対するイソブトキシ基の比率)は38当量%、900℃にて焼成して得られたシリカ残量比率は43重量%であった。
・主剤(1)
非水分散形アクリルポリオール(水酸基価50KOHmg/g、重量平均分子量80000、ガラス転移温度38℃、固形分50重量%、媒体:ミネラルスピリット、脂肪族炭化水素70重量%)200重量部に対し、酸化チタンを15重量部、黄色酸化鉄を2重量部、弁柄を3重量部、フタロシアニンブルーを1重量部、ミネラルスピリット84重量部、シリコーン系消泡剤1重量部を常法にて均一に混合・撹拌することにより、主剤(1)を製造した。
非水分散形アクリルポリオール(水酸基価50KOHmg/g、重量平均分子量80000、ガラス転移温度38℃、固形分50重量%、媒体:ミネラルスピリット、脂肪族炭化水素70重量%)200重量部に対し、酸化チタンを15重量部、黄色酸化鉄を2重量部、弁柄を3重量部、フタロシアニンブルーを1重量部、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート(分子量508、pKb5.5)2重量部、ミネラルスピリット82重量部、シリコーン系消泡剤1重量部を常法にて均一に混合・撹拌することにより、主剤(2)を製造した。
・硬化剤(1)
イソシアヌレート構造含有ポリイソシアネート(不揮発分100重量%、NCO含有量21重量%)40重量部に対し、ソルベッソ100(エクソンケミカル社製)40重量部、変性シリケート(1)20重量部を均一に混合することにより、硬化剤(1)を製造した。
イソシアヌレート構造含有ポリイソシアネート(不揮発分100重量%、NCO含有量21重量%)40重量部に対し、ソルベッソ100(エクソンケミカル社製)40重量部、変性シリケート(2)20重量部を均一に混合することにより、硬化剤(2)を製造した。
イソシアヌレート構造含有ポリイソシアネート(不揮発分100重量%、NCO含有量21重量%)40重量部に対し、ソルベッソ100(エクソンケミカル社製)40重量部、変性シリケート(3)20重量部を均一に混合することにより、硬化剤(3)を製造した。
イソシアヌレート構造含有ポリイソシアネート(不揮発分100重量%、NCO含有量21重量%)40重量部に対し、ソルベッソ100(エクソンケミカル社製)10重量部、テトラアルコキシシラン縮合物(2)50重量部を均一に混合することにより、硬化剤(4)を製造した。
・着色塗料A
上記方法にて製造した主剤(1)と硬化剤(1)を86:14の重量比率で均一に混合して着色塗料A(グレー色、顔料容積濃度4%)を得た。この着色塗料Aにおける変性シリケート化合物の混合比率は、樹脂固形分100重量部に対してSiO2換算で4.2重量部である。
この着色塗料Aの赤外線反射率を分光光度計(島津製作所製「UV−3100」)にて測定したところ62%であった。赤外線反射率測定に供した試験板は、アルミ板に黒色塗料(アクリル樹脂の固形分100重量部にカーボンブラックを10重量部含むもの)を乾燥膜厚が60μmとなるように塗付した後、着色塗料Aを乾燥膜厚が60μmとなるように塗付することによって作製したものである。
一方、着色塗料Aの水蒸気透過度をJIS K5400−1990「塗料一般試験方法」8.17「水蒸気透過度」の方法によって測定したところ、その値は94g/m2・24hであった。
上記方法にて製造した主剤(1)と硬化剤(2)を86:14の重量比率で均一に混合して着色塗料B(グレー色、顔料容積濃度4%)を得た。この着色塗料Bにおける変性シリケート化合物の混合比率は、樹脂固形分100重量部に対してSiO2換算で4.2重量部である。また、着色塗料Bの赤外線反射率は62%、水蒸気透過度は95g/m2・24hであった。
上記方法にて製造した主剤(1)と硬化剤(3)を86:14の重量比率で均一に混合して着色塗料C(グレー色、顔料容積濃度4%)を得た。この着色塗料Cにおける変性シリケート化合物の混合比率は、樹脂固形分100重量部に対してSiO2換算で4.2重量部である。また、着色塗料Cの赤外線反射率は62%、水蒸気透過度は98g/m2・24hであった。
上記方法にて製造した主剤(2)と硬化剤(1)を86:14の重量比率で均一に混合して着色塗料D(グレー色、顔料容積濃度4%)を得た。この着色塗料Dにおける変性シリケート化合物の混合比率は、樹脂固形分100重量部に対してSiO2換算で4.2重量部である。また、着色塗料Dの赤外線反射率は62%、水蒸気透過度は95g/m2・24hであった。
上記方法にて製造した主剤(1)と硬化剤(4)を86:14の重量比率で均一に混合して着色塗料E(グレー色、顔料容積濃度4%)を得た。この着色塗料Eにおける変性シリケート化合物の混合比率は、樹脂固形分100重量部に対してSiO2換算で10.7重量部である。また、着色塗料Eの赤外線反射率は60%、水蒸気透過度102g/m2・24hであった。
スレート板(厚さ6mm)の片面に、アクリル系熱可塑性樹脂(Tg−45℃)、酸化チタン、炭酸カルシウム、寒水石、及びゴム粉を主成分とする外装厚塗材E(樹脂含有量30重量%)を玉状に吹付けた後、ミネラルスピリットを付けたプラスチックローラーで玉の凸部を押え、断面が台形状の凹凸を有する4〜8mmの塗膜を形成させ、これを促進耐候性試験機「アイスーパーUVテスター」(岩崎電気株式会社製)にて400時間曝露させたものを旧塗膜とした。
次いで、この旧塗膜に対し、着色塗料Aを乾燥膜厚が60μmとなるようにスプレー塗装した後、スレート板の裏面(塗装面と反対側の面)に住宅用グラスウール(厚さ100mm)及びスレート板(厚さ6mm)を順に積層することにより、試験体を作製した。なお、スレート板(厚さ6mm)・住宅用グラスウール(厚さ100mm)・スレート板(厚さ6mm)からなる積層体は断熱性壁に相当するものであり、その熱貫流率は0.39W/(m2・K)である。
・耐汚染性試験
試験体の塗膜表面に、汚染物質(15重量%カーボンブラック水分散ペースト液)を直径20mm、高さ5mmとなるように滴下し、50℃の恒温室中に2時間放置した。その後流水中にて洗浄し、塗膜表面における汚染物質の残存程度を目視により確認した。評価は、汚染物質が残存しなかったものを○、汚染物質が残存したものを×とした。
試験体に対し、塗膜面より40cmの距離から赤外線ランプ(出力250W)を8時間連続して照射した後、その外観変化を目視にて観察した。評価は、異常が認められなかったものを○、わずかに膨れが認められたものを△、膨れが認められたものを×とした。
得られた試験体について、水浸漬(23℃)18時間→−20℃3時間→80℃3時間を1サイクルとする温冷繰返し試験を合計10サイクル行った後、塗膜表面におけるひび割れ発生の有無を目視によって確認した。評価は、異常が認められなかったものを○、わずかにひび割れ・膨れが認められたものを△、明らかにひび割れ・膨れが認められたものを×とした。
着色塗料Aに替えて着色塗料Bを使用した以外は、試験例1と同様にして試験を行った。
着色塗料Aに替えて着色塗料Cを使用した以外は、試験例1と同様にして試験を行った。
着色塗料Aに替えて着色塗料Dを使用した以外は、試験例1と同様にして試験を行った。
着色塗料Aに替えて着色塗料Eを使用した以外は、試験例1と同様にして試験を行った。
試験例6では、試験例1における着色塗料Aに替えて、溶剤可溶形アクリル樹脂(Tg30℃、固形分50重量%)200重量部に対し、酸化チタンを12重量部、黄色酸化鉄を1.4重量部、弁柄を0.6重量部、カーボンブラックを1.1重量部含有する着色塗料D(グレー色、顔料容積濃度4%、赤外線反射率5%、水蒸気透過度25g/m2・24h)を使用して試験を行った。
Claims (1)
- 建築物外壁の屋外側に形成された旧塗膜面に対し、少なくとも1種の着色塗料を塗付する建築物外壁の改装方法であって、
(1)外壁が、熱貫流率5.0W/(m2・K)以下の断熱性壁であり、
(2)旧塗膜面が、有機質樹脂を結合材とする塗料によって形成された塗膜を有するものであり、
(3)着色塗料が、ガラス転移温度−20〜80℃である塗料用樹脂の固形分100重量部に対し、シリケート化合物をSiO2換算で0.1〜20重量部含有し、前記シリケート化合物として、
テトラアルコキシシラン縮合物(a)が、一分子中に水酸基を3個以上有し分子量が500未満である多価アルコール(b)によって変性された変性シリケート化合物を含み、赤外線反射率20%以上、水蒸気透過度40g/m2・24h以上の塗膜を形成する塗料であることを特徴とする建築物外壁の改装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006058501A JP4914622B2 (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | 建築物外壁の改装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006058501A JP4914622B2 (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | 建築物外壁の改装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007239177A true JP2007239177A (ja) | 2007-09-20 |
JP4914622B2 JP4914622B2 (ja) | 2012-04-11 |
Family
ID=38584982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006058501A Active JP4914622B2 (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | 建築物外壁の改装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4914622B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009091815A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Sk Kaken Co Ltd | 遮熱断熱積層体 |
JP2009149833A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-07-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリケートポリマー及びその製造方法、並びに該シリケートポリマーを含有するコーティング剤 |
JP2013000731A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-07 | Bekku Kk | 被覆方法 |
CN104289395A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-21 | 江苏海晟涂料有限公司 | 一种硅盐填料外墙隔热涂料建筑外墙涂覆工艺 |
KR101827836B1 (ko) | 2017-10-25 | 2018-03-29 | (주)두온에너지원 | 적외선 반사율이 높은 차열도막 시공법 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6466276A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-13 | Kansai Paint Co Ltd | Prevention of adhesion of organism |
JP2003062922A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 光触媒コートアクリルフィルム及び光触媒コート積層体 |
JP2003300010A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-21 | Nippon Paint Co Ltd | 自動車塗膜の補修方法及び基材 |
JP2005206722A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Auto Kagaku Kogyo Kk | 一液型湿気硬化性組成物及びシーリング材組成物 |
JP2006021116A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Sk Kaken Co Ltd | 建築物外壁の改装方法 |
JP2006307115A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-11-09 | Sk Kaken Co Ltd | 塗料組成物 |
-
2006
- 2006-03-03 JP JP2006058501A patent/JP4914622B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6466276A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-13 | Kansai Paint Co Ltd | Prevention of adhesion of organism |
JP2003062922A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 光触媒コートアクリルフィルム及び光触媒コート積層体 |
JP2003300010A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-21 | Nippon Paint Co Ltd | 自動車塗膜の補修方法及び基材 |
JP2005206722A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Auto Kagaku Kogyo Kk | 一液型湿気硬化性組成物及びシーリング材組成物 |
JP2006021116A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Sk Kaken Co Ltd | 建築物外壁の改装方法 |
JP2006307115A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-11-09 | Sk Kaken Co Ltd | 塗料組成物 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009091815A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Sk Kaken Co Ltd | 遮熱断熱積層体 |
JP2009149833A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-07-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリケートポリマー及びその製造方法、並びに該シリケートポリマーを含有するコーティング剤 |
JP2013000731A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-07 | Bekku Kk | 被覆方法 |
CN104289395A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-21 | 江苏海晟涂料有限公司 | 一种硅盐填料外墙隔热涂料建筑外墙涂覆工艺 |
KR101827836B1 (ko) | 2017-10-25 | 2018-03-29 | (주)두온에너지원 | 적외선 반사율이 높은 차열도막 시공법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4914622B2 (ja) | 2012-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5086548B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP4637717B2 (ja) | 建築物外壁の改装方法 | |
JP5165985B2 (ja) | 遮熱断熱積層体 | |
JP4914622B2 (ja) | 建築物外壁の改装方法 | |
JP4982092B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP5165842B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP4937556B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP4484602B2 (ja) | 建築物外壁の改装方法 | |
JP4953271B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP5550164B2 (ja) | 遮熱断熱積層体 | |
JP4959128B2 (ja) | 建築物外壁の塗装方法 | |
JP4092383B2 (ja) | 建築物外壁の改装方法 | |
JP4937597B2 (ja) | 装飾面の塗装仕上げ方法、及び装飾積層体 | |
JP5086530B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP2007090283A (ja) | 装飾面の塗装仕上げ方法、及び装飾積層体 | |
JP5086546B2 (ja) | 塗装仕上げ方法 | |
JP4637704B2 (ja) | 塗装仕上げ方法 | |
JP4087262B2 (ja) | 建築物外装面の塗装方法 | |
JP2020116481A (ja) | 被膜形成方法 | |
JP5086650B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP5086649B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP7128126B2 (ja) | 被膜形成方法 | |
JP2008261210A (ja) | 建築物外壁の改装方法 | |
JP7128125B2 (ja) | 被膜形成方法 | |
JP2004225363A (ja) | 建築物外壁の改装方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110607 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120105 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4914622 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |