JP2007239163A - エア噴射織機 - Google Patents

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Abstract

【課題】緯入れノズルに糸通しのために供給される圧縮空気の噴射力を糸通しする緯糸の糸種に応じた適正な噴射力に迅速かつ容易に調整できるエア噴射織機を提供する。
【解決手段】空気流を利用して緯入れを行うための緯入れノズルと、該緯入れノズルに緯入れ用圧縮空気を供給するための第1の供給路と、前記圧縮空気の圧力と異なる圧力の圧縮空気を前記緯入れノズルへの緯糸の糸通しのために該緯入れノズルに供給する第2の供給路とを備える。第2の供給路には、該供給路を開閉するための開閉弁が設けられており、前記開閉弁は、手動操作器からの開放動作させる制御信号により開放動作する。手動操作器は、前記制御信号を出力するための操作スイッチと、前記開閉弁の開放動作の作動時間を変更可能に設定する設定器とを備える。前記操作スイッチが操作されたとき前記設定器により設定された時間、前記制御信号が前記開閉弁に出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、緯入れノズルから噴射される圧縮空気によって経糸のひ口に緯糸を挿入するエア噴射織機に関する。
エア噴射織機では、例えば特許文献1に示されているように、経糸で構成されるひ口への緯糸の挿入に、緯入れノズルが用いられており、緯入れノズルから噴射される緯入れ用の圧縮空気の連行作用により、緯糸がひ口に挿入される。
この緯入れノズルから緯糸が抜け落ちたとき、緯入れノズルに緯糸を通す糸通し作業を容易とするために、糸通し作業時にのみ、緯入れノズルに糸通し用の空気圧の圧縮空気が供給される。
これによれば、織機の非製織動作時における糸通し作業で、緯糸ノズルに供給される糸通し用の圧縮空気の連行作用により、比較的容易に緯入れノズルに緯糸を糸通しすることができる。
特許第2894465号公報
しかしながら、従来の前記エア噴射織機では、糸通し用の圧縮空気の圧力は、その配管路に設けられたレギュレータで調整する以外に調整することはできない。また、このレギュレータでの調整によっては、糸通し時に緯入れノズルに供給される糸通し用の圧縮空気の圧力を糸通しされる緯糸の種類に応じた適正な圧力に迅速かつ容易に調整することはできない。
そのため、従来の前記エア噴射織機では、緯糸の種類の如何に拘わらず、糸通し用の圧縮空気の圧力をそれぞれの糸種に応じた適正な圧力に調整することは行なわれていない。糸通しの空気圧が高すぎると、緯入れノズルに糸通しするときに緯糸に糸切れを生じることがある。これとは逆に、糸通しの空気圧が低すぎると、緯糸を緯入れノズルに通し難くなることから、糸通し作業の効率が低下してしまう。このことから、緯入れノズルから噴射される糸通し用の圧縮空気の噴射力を糸種に応じた適正な値に迅速かつ容易に調整できるエア噴射織機が望まれていた。
そこで、本発明の目的は、緯入れノズルから噴射される糸通し用の圧縮空気の噴射力を糸通しする緯糸の糸種に応じた適正な噴射力に迅速かつ容易に調整できるエア噴射織機を提供することにある。
本発明は、空気流を利用して緯入れを行うための緯入れノズルと、該緯入れノズルに緯入れ用圧縮空気を供給するための第1の供給路と、前記圧縮空気の圧力と異なる圧力の圧縮空気を前記緯入れノズルへの緯糸の糸通しのために該緯入れノズルに供給する第2の供給路であって該供給路を開閉するための開閉弁が設けられた第2の供給路と、前記第2の供給路を開放すべく前記開閉弁を開放動作させる制御信号を該開閉弁に出力する手動操作器とを含む。前記手動操作器は、前記制御信号を出力するための操作スイッチと、前記開閉弁の開放動作の作動時間を変更可能に設定する設定器とを備える。前記手動操作器は、前記操作スイッチが操作されたとき前記設定器により設定された時間の間、前記制御信号を前記開閉弁に出力することを特徴とする。
本発明に係るエア噴射織機では、前記手動操作器を操作することにより、第2の供給路に設けられた前記開閉弁を開放動作させることができ、この開閉弁の開放動作により、糸通しのための圧縮空気を緯入れノズルに供給することができる。また、この手動操作器の操作による前記開閉弁の開放動作時間は前記手動操作器に設けられた前記設定器によって変更可能に設定できる。前記開閉弁の開放動作時間を長く設定することにより、緯入れノズルから噴射される糸通し用の圧縮空気の噴射力は高まり、これとは逆に前記開閉弁の開放動作時間を短く設定することにより、緯入れノズルから噴射される糸通し用の圧縮空気の噴射力は低下する。
このことから、前記設定器の操作によって、緯入れノズルから噴射される糸通し用の圧縮空気の噴射力が最適な噴射力となるように、予め糸種に応じて前記開閉弁の開放動作時間を適正に調整することができる。そのため、この設定器の調整操作後、前記手動操作器の前記操作スイッチを単に操作するだけで、該操作スイッチの操作の長短に拘わらず、緯入れノズルから噴射される糸通し用の圧縮空気の噴射力を糸通しの糸種に応じた適正な値に調整することができる。
したがって、本発明に係るエア噴射織機によれば、糸通し用圧縮空気の供給路に設けられるレギュレータを操作することなく、糸通しのために緯入れノズルから糸種に応じた適正な噴射力で圧縮空気を噴射することができる。
前記した糸通し時に加えて、前記緯入れノズルを経た緯糸の給糸カッタによる切断時期に関連して、前記開閉弁を開放動作することができる。前記開閉弁を給糸カッタによる緯糸の切断時期に関連して開放動作させることにより、前記緯入れノズルから従来におけると同様なカッティングブローを前記第2の供給路を経て緯入れノズルに供給することができる。これにより、カッティングブロー用の配管と糸通し用の配管とを兼用することができるので、カッティングブロー専用の管路を用いることなく、緯糸を給糸カッタで切断するとき、該緯糸に生じる縮によって緯入れノズルから緯糸が抜け落ちることを確実に防止することができる。
本発明によれば、前記したように、設定器の操作によって、糸通しのための緯入れノズルから噴射される圧縮空気の噴射力を糸通しされる緯糸の種類に応じて適正に調整することができることから、糸通し作業時の噴射力を糸種に応じた容易かつ迅速に調整することができ、これにより緯糸の糸種の如何に拘わらず緯糸に損傷を与えることなく効率的に緯糸を緯入れノズルに糸通しすることができる。
以下、本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本発明に係るエア噴射織機10は、図1に示されているように、該織機の主軸12の回転に同期的に作動される開口装置(図示せず)と、該開口装置の作動よって経糸で形成されるひ口に挿入された緯糸14を織前に筬打ちするために、前記主軸に連動して揺動運動する筬16と、該筬に一体的に支持された緯入れノズル18を有する緯入れ装置20とを備える。筬16には、その長手方向に沿って該筬の一端から他端に至る従来よく知られた空気案内溝(図示せず)が形成されており、緯入れノズル18の噴出口18aは前記空気案内溝に向けられている。
緯入れ装置20は、圧縮空気を発生するための例えば空気ポンプから成る加圧空気源22と、緯入れノズル18に接続管路24を介して接続されたコネクタ26を経て、加圧空気源22からの圧縮空気を緯入れノズル18に案内するための第1の供給路28と、該第1の供給路とそれぞれ並列的に配置された第2ないし第4の各供給路30、32、34とを有する。
緯入れ用の第1の供給路28には、加圧空気源22からの圧縮空気の圧力を緯糸の緯入れに適した圧力に設定するためのレギュレータ36と、該レギュレータにより調整された圧力の圧縮空気を保留してこれを緯入れノズル18に安定して供給するためのタンク38と、第1の供給路28を遮断状態に保持し、制御信号を受けたときに第1の供給路28を開放する第1の開閉弁40とが、加圧空気源22からコネクタ26に向けて順次配置されている。
第2ないし第4の供給路30、32、34は、それぞれ加圧空気源22から第1の供給路28の途中から分岐して、レギュレータ36、タンク38および第1の開閉弁40をバイパスし、再び第1の供給路28に合流して緯入れノズル18に至っている。これにより、第2ないし第4の供給路30、32、34は、第1の供給路28が供給する圧縮空気の圧力と異なる圧力の圧縮空気を供給する。
糸通し用の第2の供給路30には、加圧空気源22からの圧縮空気を減圧するためのレギュレータ42と、第2の供給路30を遮断状態に保持し、制御信号を受けたときに第2の供給路30を開放する第2の開閉弁44とが上流側からコネクタ26に接続された下流側へ向けて順次設けられ、また、第2の開閉弁44とコネクタ26との間には、圧縮空気の逆流を防止するための逆止弁46が設けられている。
第2の供給路30に設けられたレギュレータ42は、緯入れノズル18への糸通しに適するように、加圧空気源22からの圧縮空気の圧力を第1の供給路28に設けられたレギュレータ36の設定圧力よりも低い値に設定する。このように、第2の供給路30の空気圧を第1の供給路28を経て緯入れノズル18に供給される緯入れ用圧縮空気のそれよりも低く設定することにより、緯糸に解撚作用を与えることなく、緯糸の撚り戻りを確実に防止して糸通し作業を容易に行うことができる。
カッティングブロー用の第3の供給路32には、加圧空気源22からの圧縮空気を減圧するためのレギュレータ48と、第3の供給路32を遮断状態に保持し、制御信号を受けたときに第3の供給路32を開放する第3の開閉弁50とが上流側からコネクタ26に接続された下流側へ向けて順次設けられ、また、第3の開閉弁50とコネクタ26との間には、圧縮空気の逆流を防止するための逆止弁52が設けられている。
第3の供給路32に設けられたレギュレータ48は、カッティングブローに適するように、加圧空気源22からの圧縮空気の圧力を第1の供給路28に設けられたレギュレータ36の設定圧力よりも低い値に設定する。
各開閉弁40、44、50は、例えばソレノイドコイルを有し、制御信号を受けたときに前記ソレノイドコイルへの通電によって開動作する従来よく知られたソレノイドバルブを用いることができる。
常時供給用の第4の供給路34には、加圧空気源22からの圧縮空気を減圧するためのレギュレータ54と、圧縮空気の逆流を防止するための逆止弁56とが上流側からコネクタ26に接続された下流側へ向けて順次設けられている。レギュレータ54は、加圧空気源22からの加圧空気を第2および第3の各供給路30、32にそれぞれ設けられたレギュレータ42、48の設定圧力よりもさらに低い圧力に低下させる。
この第4の供給路32には、第1ないし第3の供給路28、30、32におけるような開閉弁は設けられていない。したがって、エア噴射織機10の製織動作中および非製織動作中に拘わらず、該織機への通電によって加圧空気源22が作動する限り、両レギュレータ42、48で設定される圧力よりも低圧の圧縮空気が接続管路24を経て緯入れノズル18に常時供給される。
緯入れノズル18に常時供給されるこの低圧の圧縮空気は、従来よく知られているように、エア噴射織機10の非製織動作中であっても、図示しない緯糸測長貯留装置から緯入れノズル18に供給されかつ該緯入れノズルに糸通しされた緯糸14に撚り戻りを生じさせることなく、該緯糸の先端が緯入れノズル18を経る緯糸14の搬送路から逸脱しないように、緯糸14を搬送経路内に確実に保持する。
緯入れ装置20には、主軸12に設けられたエンコーダ58からの主軸12の回転角情報に応じて各開閉弁40、50を開放動作させるための制御装置60が設けられている。制御装置60は、エンコーダ58からの主軸12の回転角情報に基づいて、緯糸の緯入れ時に緯入れノズル18から緯入れ用圧縮空気を噴出すべく制御信号S1を所定時間開閉弁40に出力する。開閉弁40は、制御信号S1を受けている間、緯入れのために開放動作する。
この開閉弁40の開放動作によって緯入れノズル18に緯入れ用圧縮空気が供給されると、第3の供給路32から緯入れノズル18に常時供給される低圧の圧縮空気によって緯入れノズル18に適正な姿勢で保持され続けていた緯糸14は、その姿勢を乱すことなく、緯入れノズル18の噴出口18aから噴出する緯入れ用圧縮空気に連行され、これにより緯糸14は筬16の前記空気案内溝に沿って前記したひ口を経てひ口の反給糸側に確実に案内される。
その後、前記ひ口に挿入された緯糸14は筬16によって織前に筬打ちされると、緯入れノズル18からの緯糸14は、制御装置60からの制御信号S2によって動作する給糸カッタ62により、緯入れノズル18から突出する給糸側の部分で切断される。この給糸カッタ62での緯糸14の切断に関連して、制御装置60から開閉弁50に制御信号S3が出力される。
開閉弁50は、制御信号S3を受けている間、第3の供給路32を開放することから、この開閉弁50の開放動作によって、該第3の供給路を経て緯入れノズル18にカッティングブロー用の圧縮空気が供給される。制御信号S3の出力タイミングおよび出力時間は、従来よく知られているように、緯糸14の切断およびその直後を含む期間、言い換えると切断された緯糸14が緯糸14に生じる縮によって緯入れノズル18から抜け落ちない程度の期間、例えば緯糸14の切断時期の直前からその直後にわたってカッティングブロー用の圧縮空気を緯入れノズル18に供給できるように、適宜選択される。カッティングブロー用圧縮空気の緯入れノズル18への供給により、給糸カッタ62で緯糸14を切断するとき、該緯糸に生じる縮によって緯入れノズル18から緯糸14が抜け落ちることを確実に防止することができる。
例えば、エア噴射織機10の製織動作中に、前記測長貯留装置からの緯糸14が不慮の切断によって緯入れノズル18から抜け落ちたとき、エア噴射織機10の製織動作を中止して、前記測長貯留装置からの緯糸14を改めて緯入れノズル18に通す作業が必要となる。この緯入れノズル18への糸通しを容易とするために、第2の供給路30に設けられた開閉弁44を開放動作させるための手動操作器64が設けられている。
手動操作器64は、緯入れノズル18への糸通しのために操作されたとき、開閉弁44を開放動作させるための制御信号S4を開閉弁44に出力する。開閉弁44は、制御信号S4を受けると、その開放動作によって第2の供給路30を開放させる。
手動操作器64は、図2に示されているように、操作スイッチ66と、出力遮断回路68aを有し操作スイッチ66からの操作信号S5を受ける出力器68と、出力器68からの制御信号S4の出力時間Tすなわち開閉弁44の開放動作時間を設定する設定器70とを備える。操作スイッチ66は、例えば手動操作器64に設けられる図示しない操作パネル上のタッチスイッチ、手動操作器64の図示しないハウジングに設けられる押しボタンスイッチ、スライドスイッチあるいはロータリスイッチのような電気スイッチで構成することができる。
出力器68の出力遮断回路68aは、制御装置60からエア噴射織機10の製織動作を示す制御信号S6を受けているとき、出力器68からの制御信号S4の出力を遮断するように動作し、制御信号S6を受けていないとき、出力器68からの制御信号S4の出力を許すように作動する。
設定器70は、出力器68が操作スイッチ66から制御信号S5を受けたとき、出力器68から開閉弁50への制御信号S4の継続時間を例えば1秒から数秒の0.1秒単位の間で、デジタル的あるいはアナログ的に変化させることができる。この設定器70の設定操作によって設定時間(開放動作時間)Tが出力器60に設定され、その設定時間Tを予め緯入れノズル18に通される緯糸14の種類、詳細には緯糸14の強度に応じて調整しておくことができる。また、緯糸14の種類毎に設定時間Tを予め設定しておき、緯糸14の種類を選択することによって、設定時間Tを決定してもよい。
緯糸14の強度が比較的高く、また剛性が比較的高い場合、設定器70での設定時間Tを最大値例えば2秒に設定することにより、操作スイッチ66を操作したとき、開閉弁44の開放動作によって、例えばカッティングブロー用の圧縮空気の圧力よりも僅かに低い圧力の圧縮空気を糸通し用の圧縮空気として緯入れノズル18から噴射することができる。
他方、緯糸14の強度が比較的低い場合、設定器70での設定時間Tを最小値例えば1秒に設定することにより、操作スイッチ66を操作したとき、開閉弁44の開放動作によって、例えば常時供給される前記圧縮空気の圧力よりも僅かに高い圧力の圧縮空気を糸通し用の圧縮空気として緯入れノズル18から噴射することができる。
このように、設定器70で開閉弁44への制御信号S4の設定時間Tを予め設定することができるので、緯入れノズル18に糸通しされる緯糸14の性質に応じて、すなわち緯糸14の種類に応じて、緯入れノズル18から噴射される糸通し用の圧縮空気の噴射圧力を適正に調整することができる。
したがって、緯糸14の先端を緯入れノズル18の通孔に差し入れた状態で該緯入れノズルに糸通し用の前記圧縮空気を供給すると、緯糸14はこれに撚り戻りを生じさせることなく、この空気流に伴って緯入れノズル18の噴出口18aから抜け出るので、容易かつ迅速に緯糸14を緯入れノズル18に通すことができる。
出力器68の出力遮断回路68aは、エア噴射織機10の製織動作中は出力器68からの制御信号S4の出力を阻止するように動作することから、製織動作中に誤って操作スイッチ66が操作されても、開閉弁44への制御信号S4の出力が阻止されるので、製織動作中の緯入れノズル18への不要な糸通し用圧縮空気の供給が確実に阻止される。したがって、この不要な糸通し用圧縮空気の緯入れノズル18への供給で緯糸14が損傷したことによる織物の品質低下を確実に防止することができる。
手動操作器64を制御装置60に組み込むことができる。この場合、手動操作器64の操作によって開閉弁44に出力される前記した制御信号S4は、制御装置60から出力される。
本発明に係るエア噴射織機10によれば、前記したように、手動操作器64の操作スイッチ66の操作により、レギュレータ42を操作することなく、緯入れノズル18から噴出する糸通しのための圧縮空気の噴射力を調整することができる。
したがって、手動操作器64の設定器70の設定により、操作スイッチ66の操作の長短に拘わらず、緯糸14の種類に応じた適正な圧力の糸通し用圧縮空気を緯入れノズル18から噴射することができるので、緯糸14に撚り戻りや損傷を与えることなく、確実かつ容易に糸通しすることができる。
図1の実施例では、糸通し用の第2の供給路30とカッティングブロー用の第3の供給路32とをそれぞれ個別に設けた例を示したが、両供給路30、32を兼用することができる。この場合、第2の供給路30およびカッティングブロー用の第3の供給路32のいずれか一方を不要とすることができる。
第2の供給路30を不要とした場合、残りのカッティングブロー用の第3の供給路32の第3の開閉弁50を制御信号S3で作動させると共に、手動操作器64からの制御信号S4で作動させることができる。
他方、第3の供給路32を不要とした場合、残りの糸通し用の第2の供給路30の第2の開閉弁44を制御信号S4で作動させると共に、制御装置60からの制御信号S3で作動させることができる。
いずれにしても、第2の供給路30または第3の供給路32とを兼用することができることから、配管の簡素化を図ることができるので、コスト削減に有利である。また、カッティングブロー用供給路以外の供給路であっても、それ本来の目的のための利用と、糸通しのための利用とに時間的な重複が生じない限り、他の如何なる供給路をも糸通し用供給路と兼用することができる。
図3に示すエア噴射織機110は、複数の緯糸14、114を扱う多色対応、詳細には2色対応の緯入れ装置120を備える例を示す。緯入れ装置120を示す図3には、図1に示した緯入れ装置20に設けられたと同様な緯入れノズル18、該緯入れノズル18に関連する第1の供給路28、第2の供給路30および第4の供給路34を含む各構成要素が、図1に示したと同一の参照符号を付して示されている。図3および以下の説明では、緯入れノズル18、118毎に設けられるカッティングブロー用の第3の供給路(32)の系は、図面および説明の簡素化のために省略されている。
緯入れ装置120には、緯入れノズル18を通る緯糸14とは異なる緯糸114を筬16の前記空気案内溝に向けて案内する緯入れノズル118が設けられており、さらに該緯入れノズルに関連して、第1、第2、第4の各供給路28、30および34にそれぞれ対応する第1、第2、第4の各供給路128、130および134がそれぞれの分岐管路として設けられている。
第1の供給路128に設けられた開閉弁140およびコネクタ126は、第1の供給路28の開閉弁40およびコネクタ26にそれぞれ対応する。また、第2の供給路130に設けられた開閉弁144および逆止弁146は、第2の供給路30の開閉弁44および逆止弁46にそれぞれ対応する。さらに、第4の供給路134に設けられた逆止弁156は第4の供給路34の逆止弁56に対応する。
制御装置60は、第1の供給路28、128の各開閉弁40、140に制御信号S1を交互に出力する。したがって、従来よく知られているように、緯入れノズル18、118からは主軸12の回転角度に応じて緯糸14および114が交互に前記ひ口に向けて供給され、制御装置60からの制御信号S2によって動作する給糸カッタ62により、適切に切断される。
また、給糸カッタ62により緯糸14、114が切断されるとき、前記したと同様に、図示しない第3の供給路を経て対応するそれぞれの緯入れノズル18、118に適切なカッティングブロー用圧縮空気が供給される。さらに、第4の供給路34、134を経て各緯入れノズル18、118に常時供給される低圧の圧縮空気により、各緯糸14、114は対応する各緯入れノズル18、118内に適正に保持される。
前記したような複数の緯入れノズル18、118が設けられた緯入れ装置120では、各緯糸14、114の種類に応じた各緯入れノズル18、118への糸通し用圧縮空気を供給可能とするために、手動操作器64の前記したと同様な設定器70の設定操作によって、手動操作器64からそれぞれの開閉弁44、144への制御信号S4の設定時間Tを個々に設定可能である。
したがって、手動操作器64からそれぞれの開閉弁44、144へ出力される制御信号S4に応じて、各開閉弁44、144の開放動作時間が変化することから、各緯入れノズル18、118へ糸通しされる各緯糸14、114の種類あるいはその性質に応じて、糸通し用圧縮空気を各緯入れノズル18、118からそれぞれに最適な噴射力で噴射することができる。
取り扱う緯糸14、114の強度が同一であるような場合、手動操作器64の設定器70からの単一の制御信号S4を分割してそれぞれの開閉弁44、144に出力することができる。この場合、ノズル毎に操作スイッチ66を設ける必要はなく、単一の操作スイッチ66の操作によって、糸通し用圧縮空気を両緯入れノズル18、118から同一の噴射力で噴射することができる。
図3に示したような多色対応の緯入れ装置では、すべての緯入れノズル18、118の緯入れ用の第1の供給路28、128に共通のレギュレータ36を用いているが、これに代えて、例えば4色の緯入れ装置では、2つの緯入れノズル18、118毎にそれぞれに共通のレギュレータを用いることができる。
糸通し用の両第2の供給路30、130管路にレギュレータ42、142をそれぞれ設けることに代えて、共通のレギュレータを設けることができる。これにより、供給路30、130の構成の簡素化を図ることができる。
この場合、本発明の技術思想と異なるが、共通のレギュレータを手動操作器64からの制御信号S4で操作することにより、緯入れノズル18、118からの糸通し用圧縮空気の圧力を調整することができる。また、両第2の供給路30、130管路の各レギュレータよりも下流側に絞り弁(流量調整器)を設け、該絞り弁を手動操作器64からの制御信号S4で操作することにより、緯入れノズル18、118からの糸通し用圧縮空気の流量を調整することができる。
第2の供給路30、130に設けられた開閉弁44、144を糸通しのために開放する動作は、織機の製織停止ボタンあるいは緯糸測長貯留装置の係止ピンのための解舒ボタンの操作に連動させることができる。この場合、前記製織停止ボタンあるいは解舒ボタンが操作されてから所定の時間遅れで開閉弁44、144が開放動作する。また、操作スイッチ58が上記解舒ボタンと連動または兼用し、操作スイッチ58の操作により上記係止ピンを解舒させもよい。
上記実施例では、緯糸14を糸通しするための開閉弁44、144が開放動作中における操作スイッチ66の操作による動作を特に記載しなかったが、操作スイッチ66の操作により制御信号S4が開閉弁44、144に出力され、開閉弁44、144が開放動作中に糸通しが終了した場合、再度操作スイッチ66を操作することにより、制御信号S4の出力を停止させ、開閉弁44、144が閉じ緯入れノズル18、118の噴射を停止されてもよい。
上記実施例では、第2ないし第4の供給路30、32、34は、加圧空気源22から第1の供給路28に有するレギュレータ36、タンク38および第1の開閉弁40をバイパスして緯入れノズル18に至っているが、例えば、緯入れノズル18、118において、空気の流入口を2つ以上設けて、第2ないし第4の供給路30、32、34を第1の供給路28とは独立して構成してもよい。
なお、図3では複数の緯入れノズル18、118に対して、緯入れ用の第1の供給路28、レギュレータ36、およびタンク38がそれぞれ共通に設けられているが、通常これらは各緯入れノズル毎に複数設けられている。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができる。
本発明に係るエア噴射織機の緯入れ装置の実施例を概略的に示す線図である。 図1に示した本発明に係る手動操作器の具体例を示すブロック図である。 本発明に係るエア噴射織機の緯入れ装置の他の実施例を概略的に示す図1と同様な図面である。
符号の説明
10、110 エア噴射織機
14、114 緯糸
18、118 緯入れノズル
28、128 第1の供給路
30、130 第2の供給路
44、144 開閉弁
64 手動操作器
66 操作スイッチ
68 出力器
70 設定器

Claims (2)

  1. 緯入れノズルから噴射される圧縮空気によって経糸のひ口に緯糸を挿入するエア噴射織機において、
    空気流を利用して緯入れを行うための緯入れノズルと、該緯入れノズルに緯入れ用圧縮空気を供給するための第1の供給路と、前記圧縮空気の圧力と異なる圧力の圧縮空気を前記緯入れノズルへの緯糸の糸通しのために該緯入れノズルに供給する第2の供給路であって該供給路を開閉するための開閉弁が設けられた第2の供給路と、前記第2の供給路を開放すべく前記開閉弁を開放動作させる制御信号を該開閉弁に出力する手動操作器とを含み、該手動操作器は、前記制御信号を出力するための操作スイッチと、前記開閉弁の開放動作の作動時間を変更可能に設定する設定器とを備え、前記操作スイッチが操作されたとき前記設定器により設定された時間の間、前記制御信号を前記開閉弁に出力することを特徴とするエア噴射織機。
  2. 前記開閉弁は、また、前記緯入れノズルを経た緯糸の給糸カッタによる切断時期に関連して開放動作される、請求項1に記載のエア噴射織機。
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