JP2007237441A - 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接するヘッドユニット間の、ベース部材の伸縮に起因するノズルの位置ずれや撓みの発生が有効に防止され、吐出特性に優れた液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】液滴を吐出する複数のノズルを有する複数のヘッドユニット3と、所定の方向Xに長尺な形状を有し、整列された複数のヘッドユニット3を液滴の吐出方向と反対側から保持するベース部材2とを備えた構成とし、ベース部材2は、所定の方向Xの伸縮に起因する長さの変化を吸収する変化吸収部4を有するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットヘッド等の液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置に関する。
インクジェットヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)のノズルからインクを微細な液滴状にして吐出することにより情報の記録を行うインクジェット記録装置においては、従来、ヘッドを往復走査させるPWA方式のインクジェット記録装置が用いられているが、このようなPWA方式のインクジェット記録装置において、高速印字のためにノズル数を増加すると、ヘッドの質量も増加し、ヘッド走査機構への負荷が大きくなるため、多ノズル化には限界があった。また、往復走査の反転時に、余分な走査距離(アイドルラン)が生じるため、高速化を図る上で不利になるという問題がある。このような問題を解決する方法として、印刷方向に解像度と同ピッチで多数のノズルを配置したフルライン/印字媒体幅のラインヘッド(FWA方式)が知られている。このように多数のノズルを備えるラインヘッドは、一体/単体のヘッドとして製造すると、歩留りが低下したり、また、例えば、大口径シリコンプロセス装置のように高額な製造設備を必要とする等の問題がある。
そこで、比較的ノズル数の少ないヘッドユニットをライン状に複数個接続し、長尺化する技術が開示されている。例えば、金属等のベースプレート(ベース部材)上に、圧力発生素子が設けられた複数の素子基板(ユニット)をライン状に並べて接着固定し、この素子基板上にノズル及びインク流路を備えた長尺のベース部材を接合してラインヘッドを形成する構成を採用している(特許文献1参照)。また、フレームにヘッドチップ(ユニット)を千鳥状に配設した構成を採用している(特許文献2参照)。これらの特許文献1〜2に開示された技術は、いずれも、構成部品の中で最も歩留りの低い素子基板をユニットに分割して製造する方式(一括一体では製造しない方式)において、隣接するユニット相互間の位置決め固定における高精度化を図ったものである。
特開平10−181004号公報 特開2001−199074号公報
しかしながら、上述の特許文献1〜2に記載されたような、ベース部材の上にヘッドユニットをライン状に複数個接続して長尺化したものの場合、装着されるインクジェットヘッド装置の内部において、使用環境の変化や装置内に存在するモーター等の発熱部品によって、温度が変動することに伴い、長尺ヘッドを構成するベース部材やヘッドユニットが伸縮し、両者の熱膨張係数が異なる場合には、伸縮の度合いが異なるので、隣接するヘッドユニットのノズル間距離が基準値から変動してしまったり、ノズル面が撓んでしまったりして、インクを吐出したときのインクの着弾位置が大きくばらついて画像が悪化するという問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、隣接するヘッドユニット間の、ベース部材の伸縮に起因するノズルの位置ずれや撓みの発生が有効に防止され、吐出特性に優れた液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、以下の液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置が提供される。
[1]液滴を吐出する複数のノズルを有する複数のヘッドユニットと、所定の方向に長尺な形状を有し、整列された前記複数のヘッドユニットを前記液滴の吐出方向と反対側から保持するベース部材とを備えた液滴吐出ヘッドにおいて、前記ベース部材は、前記所定の方向の伸縮に起因する長さの変化を吸収する変化吸収部を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
このように、ベース部材を、所定の方向の伸縮に起因する長さの変化を吸収する変化吸収部を有する構成とすることによって、隣接するヘッドユニット間の、ベース部材の伸縮に起因するノズルの位置ずれや撓みの発生を有効に防止して、吐出特性に優れた液滴吐出ヘッドとすることができる。
[2]前記変化吸収部は、前記ベース部材を構成する材料と同じ材料から構成されることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、簡易かつ確実にノズルの位置ずれや撓みの発生を防止して、吐出特性に優れた液滴吐出ヘッドとすることができる。
[3]前記変化吸収部は、前記ベース部材の厚さ方向に貫通する複数の貫通孔から構成されることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、変化吸収部の吸収の度合いを現実の要請に対応して簡易かつ確実に調整することができる。
[4]前記変化吸収部は、前記ベース部材の前記厚さ方向に所定の深さを有する複数の溝から構成されることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、上述の貫通孔の場合と同様に、変化吸収部の吸収の度合いを現実の要請に対応して簡易かつ確実に調整することができる。
[5]前記変化吸収部の前記複数の貫通孔又は前記複数の溝は、千鳥状に配設される前記[3]又は[4]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、変化吸収部の剛性を確保しつつ吸収の度合いを現実の要請に対応して効率よく調整することができる。
[6]前記変化吸収部は、前記ベース部材の、前記所定の方向における中心に対して対称の位置に配設される前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、ヘッド全体において均一に変化を吸収することができる。
[7]前記変化吸収部は、前記ベース部材の、前記複数のヘッドユニットの間の近傍に対応する位置に配設される前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、ヘッド全体において均一に変化を吸収することができる。
[8]液滴を吐出する複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドは、液滴を吐出する前記複数のノズルを有する複数のヘッドユニットと、所定の方向に長尺な形状を有し、整列された前記複数のヘッドユニットを前記液滴の吐出方向と反対側から保持するベース部材とを備え、前記ベース部材は、前記所定の方向の伸縮に起因する長さの変化を吸収する変化吸収部を有する液滴吐出ヘッドであることを特徴とする液滴吐出装置。このように、ノズルの位置ずれや撓みの発生を有効に防止して、吐出特性に優れた液滴吐出ヘッドを備えた構成とすることによって、高精細な印字特性を有する液滴吐出装置とすることができる。
本発明によって、隣接するヘッドユニット間の、ベース部材の伸縮に起因するノズルの位置ずれや撓みの発生が有効に防止され、吐出特性に優れた液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置が提供される。
[第1の実施の形態]
(液滴吐出ヘッドの構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示し、図1は斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1の変化吸収部の拡大図である。
この液滴吐出ヘッド1は、図1に示すように、液滴を吐出する複数のノズル(図示せず)を有する複数のヘッドユニット3と、所定の方向Xに長尺な形状を有し、整列された複数のヘッドユニット3を液滴の吐出方向と反対側から保持するベース部材2とを備えている。そして、ベース部材2は、所定の方向Xの伸縮に起因する長さの変化を吸収する変化吸収部4を有するように構成されている。また、ヘッドユニット3及びベース部材2は、中間部材5を間に介在させた状態で互いに接合されている。さらに、ヘッドユニット3はインクを導入する外部接合部材としてのマニホールド6を備えており、マニホールド6から供給されたインクはヘッドユニット3の複数のノズルから液滴として吐出される。
(ヘッドユニットの構成)
ヘッドユニット3は、ベース部材2側に振動板を有し、この振動板上に配置された、複数の圧電素子と、複数の圧電素子に対向する位置に形成された複数のノズルとを有し、複数の圧電素子を覆うように、圧電素子に電圧を印加するためのフレキシブルプリント配線基板(以下「FPC」という。)を設け、FPCを介して圧電素子を駆動することにより、内部に貯留されている液体がノズルから液滴として吐出するように構成されている。また、ヘッドユニット3は、ノズルが形成された、例えば、自己融着型のポリイミド等の樹脂又はSUS等の金属からなるノズルプレートを有し、このノズルプレートの吐出側と反対側の面(裏面)に、圧力発生室を有する圧力発生室プレート等の、例えば、SUS等の金属からなる複数のプレートからなる流路プレートと、上記振動板と、上記圧電素子と、上記FPCを順次積層して構成されている。ここで、振動板は、例えば、SUS等の金属材、異種金属の複合材、金属と樹脂との複合材、樹脂の表面にスパッタリングや蒸着により金属膜を形成した表面処理材等から構成され、また、圧電素子は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等から構成され、上面に個別電極、下面に共通電極を有するように構成される。また、FPC12は、各圧電素子の個別電極にそれぞれハンダにより接続された導電パターンと、導電パターンの端部に設けられた端子とを有するように構成されている。
(ベース部材の構成)
ベース部材2は、図1に示すように、長尺な棒状の部材であって、耐インク腐食性、寸法安定性及び剛性を有する、SUS等の金属から構成されることが好ましい。また、中間部材5を、例えば、ビス止め等によって着脱可能に取り付けることができるように、加工性に優れていることが好ましい。また、図2に示すように、ヘッドユニット3と中間部材5とは接着剤7によって接合されている。なお、接着剤7として、迅速な硬化を実現して位置決め精度を向上させるため、光硬化型接着剤を用いる場合は、光(紫外線)透過材料を用いることが好ましい。また、ベース部材2は、その両端に、本ヘッド1が搭載される装置の筐体に本ヘッド1を取り付けるための取付部2aを有する。
(変化吸収部の構成)
本実施の形態の液滴吐出ヘッド1においては、図1、2に示すように、ベース部材2には変化吸収部4が形成されている。この変化吸収部4は、千鳥状に配設された、ベース部材2の厚さ方向に貫通する複数の貫通孔4aから構成されるとともに、ベース部材2を構成する材料と同じ材料から構成されている。さらに、変化吸収部4は、ベース部材2の、所定の方向Xにおける中心(中心線L)に対して対称の位置に配設されるとともに、ベース部材2の、複数のヘッドユニット3の間の近傍に対応する位置に配設されている。
図3は、図1の変化吸収部の拡大図である。なお、図3において、貫通孔4aのX方向の長さをW1、X方向における貫通孔4aの配設間隔をW0、貫通孔4aのY方向の長さL1、Y方向における貫通孔4aの配設間隔をL0として検討した。符号8はマニホールド用貫通孔を示す。図3に示すように、変化吸収部4は、所定の方向Xの伸縮に起因する変形は吸収するが、所定の方向Xに垂直な方向Yには機械的な強度を確保するため、高剛性を有する構成であることが好ましい。このような観点から、変化吸収部4の好ましい寸法関係について検討した結果を説明する。
図4(a)〜(h)は、変化吸収部の好ましい寸法関係について検討した結果を示すグラフである。図4(a)〜(h)に示すように、昇温時の熱膨張係数の相違から発生する伸縮に起因する変形、例えば、ヘッドユニット3のノズル面の撓み及びノズル位置のズレを小さくするためには、W0を小さく、W1を大きく、L1を大きく、L0を小さくすればよいことが分かる。具体的には、ベース部材2のY方向の幅が32mmの場合、W0を1mm、W1を5mm、L1を10mm、L0を1mmとすることを好適例として挙げることができる。
図5(a)は、環境温度が上昇する前のベース部材の全体を2点鎖線で示すとともに、環境温度が上昇した場合のベース部材の全体を実線で示す斜視図、(b)は、環境温度が上昇した場合の変化吸収部を拡大して示す斜視図である。図5に示すように、本実施の形態の液滴吐出ヘッドの場合、昇温時の熱膨張係数の相違から発生する伸縮に起因する変形(ヘッドユニット3のノズル面の撓み)は、ヘッドユニット3が接合するベース部材2の変形自体が、変化吸収部4の自ら変形することによる伸縮の吸収によって小さく抑えられることから、小さく抑えられることになる。
(液滴吐出ヘッドの製造方法)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッド1の製造方法を説明する。
各ヘッドユニット3のノズルが形成された表面とは反対側の表面に光硬化型の位置決め用接着剤を塗布、配設する。
次に、光硬化型の位置決め用接着剤が塗布、配設された各ヘッドユニット3を、所定の位置に整列させ(アライメントし)、ベース部材2を所定の高さまで降下させて、ベース部材2の裏面に、ヘッドユニット3のノズルが形成された表面とは反対側の表面を対向させた状態で各ヘッドユニット3に密着させる。
次に、光(紫外線)を照射して高精細な位置決め精度を保持したまま位置決め用接着剤を硬化させて固定する。
(第1の実施の形態の効果)
(イ)変化吸収部4を、ベース部材2の厚さ方向に貫通する複数の貫通孔4aや溝4bから構成することによって、変化吸収部4の吸収の度合いを現実の要請に対応して簡易かつ確実に調整することができる。
(ロ)中間部材5を用いていることから、ヘッドユニット3の位置決め精度を高精細に保持したまま長尺の液滴吐出ヘッド1を製造することができるとともに、損傷等によって液滴の吐出不良を生じ、交換すべきものとなったヘッドユニット3だけを選択的に交換することができる。
(ハ)位置決め用接着剤として、硬化速度が早く熱収縮が小さい光硬化型接着剤を用いていることから、高精細な位置決め精度を実現することができる。
(ニ)ベース部材の、光(紫外線)硬化型接着剤が塗布される表面を有する部分を、光(紫外線)透過材料から形成していることから、迅速かつ円滑に位置決め精度を高精細に保持することができる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示す。本実施の形態の液滴吐出ヘッド1においては、変化吸収部4は、ベース部材2の、複数のヘッドユニット3の間の近傍に対応する位置に配設されることは第1の実施の形態の場合と同様であるが、ヘッドユニット3の間の全てには配設されずに、1つおきに配設されて構成されている点において相違する。この構成によれば、高剛性を維持しつつ十分な変形防止効果を実現することができる。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示し、ヘッドユニット3として図7(b)に示すような、略平行四辺形の形状のものを用いた場合を示す。図7(a)に示すように、ベース部材2にはヘッドユニット3の形状に対応して、略平行四辺形のマニホールド用貫通孔8が形成され、変化吸収部4も斜めに配設されている。図7(a)に示すベース部材と図7(b)に示すヘッドユニット3とを接着剤7によって接合して図7(c)に示す液滴吐出ヘッド1としている。この場合、ヘッドユニット3は、互いに一定の間隔を開けた状態でベース部材2に配設されており、ベース部材2が変形しても互いに干渉しないように構成されている。この構成によれば、ヘッドユニット3におけるノズルを効率よく配設することができるとともに、十分な変形防止効果を実現することができる。
[第4の実施の形態]
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示す。本実施の形態の液滴吐出ヘッド1における変化吸収部4は、上述の実施の形態に用いられた貫通孔4aの代わりに複数の溝4bから構成されている。この構成によれば、高剛性の要請に対応することができるとともに、十分な変形防止効果を実現することができる。
[第5の実施の形態]
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示す。本実施の形態の液滴吐出ヘッド1における変化吸収部4は、上述の実施の形態に用いられた貫通孔4aの代わりに複数の架橋構造4cから構成されている。この場合、変化吸収部4の材質としては、ヘッド部材2と同じSUS等の金属であっても、ヘッド部材2とは異なった他の金属であってもよい。また、ゴム、プラスチック等であってもよい。なお、図9(a)は、平行に架橋された場合、図9(b)は交差して配設された場合を示す。また、それぞれ、平面図及び正面図のいずれの場合をも示している。この構成によれば、より大きな変形の吸収の要請に対応して十分な変形防止効果を実現することができる。また、設計の自由度を拡大することができる。
[第6の実施の形態]
(カラープリンタの構成)
図10は、本発明の第6の実施の形態に係る液滴吐出装置を適用したカラープリンタの構成図である。このカラープリンタ100は、略箱型状の筐体101を有し、筐体101内の下部に、用紙Pを収容する給紙トレイ20、筐体101内の上部に、記録済みの用紙Pが排出される排紙トレイ21を各々配設し、給紙トレイ20から記録位置102を経由して排紙トレイ21に至る主搬送路31a〜31e、及び排紙トレイ21側から記録位置102側に至る反転搬送路32に沿って用紙Pを搬送する搬送機構30を有している。
記録位置102には、図1に示す液滴吐出ヘッド1の複数個を並列させて液滴吐出ヘッドユニットを構成し、4個の液滴吐出ヘッドユニットをそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドユニット41(41Y、41M、41C、41K)として用紙Pの搬送方向に配列して液滴吐出ヘッドアレイを構成している。詳細の配置は、後述する。
また、カラープリンタ100は、用紙Pを吸着する吸着手段としての帯電ロール43と、無端ベルト35を介して液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kに対向して配置されたプラテン44と、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kの近傍に配置されたメンテナンスユニット45と、本カラープリンタ100の各部を制御するとともに、画像信号に基づいて液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kを構成する液滴吐出ヘッド1の圧電素子に駆動電圧を印加し、ノズルからインク滴を吐出させ、用紙P上のカラー画像を記録する図示しない制御部とを備える。
液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kは、用紙Pの幅以上の有効印字領域を有する。なお、液滴を吐出させる方法として、圧電方式を用いたが、特に制限はなく、例えば、サーマル方式等の汎用されている方式を適宜用いることができる。
液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kの上部には、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kに対応する色のインクを収容するインクタンク42Y、42M、42C、42Kを配設している。各インクタンク42Y、42M、42C、42Kからは、インクが各液滴吐出ヘッド1に図示しない配管を経由して供給されるように構成されている。
インクタンク42Y、42M、42C、42Kに収容されるインクとしては特に制限はなく、例えば、水性、油性、溶剤系等の汎用されているインクを適宜用いることができる。
搬送機構30は、給紙トレイ20から用紙Pを1枚ずつ取り出して主搬送路31aに供給するピックアップロール33と、主搬送路31a、31b、31d、31e、及び反転搬送路32の各部に配置され、用紙Pを搬送する複数の搬送ロール34と、記録位置102に設けられ、用紙Pを排紙トレイ21方向に搬送する無端ベルト35と、無端ベルト35が張架された駆動ロール36及び従動ロール37と、搬送ロール34及び駆動ロール36を駆動する図示しない駆動モータとを備える。
(カラープリンタの動作)
次に、カラープリンタ100の動作を説明する。搬送機構30は、制御部の制御の下に、ピックアップロール33及び搬送ロール34を駆動し、給紙トレイ20から用紙Pを取り出して主搬送路31a,31bに沿って搬送する。用紙Pが無端ベルト35の近傍に差し掛かると、帯電ロール43の静電吸着力によって用紙Pに電荷が付与され、用紙Pは無端ベルト35に吸着する。
無端ベルト35は、駆動ロール36の駆動によって回転移動し、用紙Pが記録位置102に搬送されると、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kによってカラー画像が記録される。
カラー画像が記録された用紙Pは、搬送機構30によって主搬送路31dを経由して排紙トレイ21に排出される。
なお、両面記録モードが設定されている場合は、排紙トレイ21に一旦排出された用紙Pは、再び主搬送路31eに戻り、反転搬送路32を経由して再び主搬送路31bを経由して記録位置102に搬送され、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kによって前回記録された用紙Pの面と反対の面にカラー画像が記録される。
(第6の実施の形態の効果)
第6の実施の形態によれば、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kを小型かつ低コストで、環境温度が変動しても信頼性及び吐出性能に優れたものとすることができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲内で色々変形実施が可能である。例えば、上記実施の形態では、圧電素子の個別電極への接続にフレキシブルプリント配線基板を用いたが、多層基板等を用いてもよい。
本発明は、液滴を吐出することによって高精細な画像情報のパターンを形成することが要請される各種産業分野、例えば、高分子フィルムやガラス表面上にインクジェット法を用いてインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルタを形成したり、半田ペーストを基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したり、回路基板の配線を形成する等の電気・電子工業分野、ガラス基板等に反応試薬を吐出してサンプルとの反応を検査するバイオチップを製造する医療分野等で有効に利用される。
本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の変化吸収部の拡大図である。 (a)〜(h)は、変化吸収部の好ましい寸法関係について検討した結果を示すグラフである。 (a)は、環境温度が上昇する前のベース部材の全体を2点鎖線で示すとともに、環境温度が上昇した場合のベース部材の全体を実線で示す斜視図、(b)は、環境温度が上昇した場合の変化吸収部を拡大して示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドにおける変化吸収部の断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドにおける変化吸収部を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る液滴吐出装置の説明図である。
符号の説明
1 液滴吐出ヘッド
2 ベース部材
2a 取付部
3 ヘッドユニット
4 変化吸収部
4a 貫通孔
4b 溝
4c 架橋構造
5 中間部材
6 マニホールド
7 接着剤
8 マニホールド用貫通孔
20 給紙トレイ
21 排紙トレイ
30 搬送機構
31a〜31e 主搬送路
32 反転搬送路
33 ピックアップロール
34 搬送ロール
35 無端ベルト
36 駆動ロール
37 従動ロール
41Y、41M、41C、41K 液滴吐出ヘッドユニット
42Y、42M、42C、42K インクタンク
43 帯電ロール
44 プレテン
45 メンテナンスユニット
100 カラープリンタ
101 筐体
102 記録位置
P 用紙
X 所定の方向
Y 所定の方向に直交する方向

Claims (8)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルを有する複数のヘッドユニットと、所定の方向に長尺な形状を有し、整列された前記複数のヘッドユニットを前記液滴の吐出方向と反対側から保持するベース部材とを備えた液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記ベース部材は、前記所定の方向の伸縮に起因する長さの変化を吸収する変化吸収部を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記変化吸収部は、前記ベース部材を構成する材料と同じ材料から構成されることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記変化吸収部は、前記ベース部材の厚さ方向に貫通する複数の貫通孔から構成されることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記変化吸収部は、前記ベース部材の前記厚さ方向に所定の深さを有する複数の溝から構成されることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 前記変化吸収部の前記複数の貫通孔又は前記複数の溝は、千鳥状に配設される請求項3又は4に記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記変化吸収部は、前記ベース部材の、前記所定の方向における中心に対して対称の位置に配設される請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 前記変化吸収部は、前記ベース部材の、前記複数のヘッドユニットの間の近傍に対応する位置に配設される請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 液滴を吐出する複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    液滴を吐出する前記複数のノズルを有する複数のヘッドユニットと、
    所定の方向に長尺な形状を有し、整列された前記複数のヘッドユニットを前記液滴の吐出方向と反対側から保持するベース部材とを備え、
    前記ベース部材は、前記所定の方向の伸縮に起因する長さの変化を吸収する変化吸収部を有する液滴吐出ヘッドであることを特徴とする液滴吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009297904A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

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