JP2007237335A - 鋼矢板端面のバリ取り装置 - Google Patents

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Kenichiro Fujimoto
健一郎 藤本
Kenichi Nagahira
賢一 永平
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康次 小野
Yoichiro Yamaguchi
陽一郎 山口
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Abstract

【課題】端面直角度に若干の狂いが生じている鋼矢板でも、鋼矢板の端面、特に継手部のバリ取りを効率よくかつ容易に行うことができる構造が簡単な鋼矢板端面のバリ取り装置を提供する。
【解決手段】一側に手摺を有する手押し台車の他側に、所定の間隔およびその高さとした一対の研磨ブラシを回転可能に搭載し、かつ一対の研磨ブラシの周囲を覆うバリ飛散防止用の透明カバーを設けてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼矢板の端面、特に継手部のバリ取りを効率よく行うことができる鋼矢板端面のバリ取り装置に関する。
鋼矢板は、幅方向の両側に継手部という鉤状に形成した部分を有する。鋼矢板同士を接続する際には、一方の鋼矢板の一側端面の継手部に、他方の鋼矢板の一側端面の継手部を位置合わせした後、一方の鋼矢板の鉤状部の内に他方の鋼矢板の鉤状部を挿入する。このようにして複数の鋼矢板を継手部で連結して使用する。
この鋼矢板の連結作業をスムーズに行うためには、継手部の寸法精度を管理することが重要であるが、鋼矢板の端面に大きいバリが残っていないようにすることも重要である。図7に示した鋼矢板Wの端面の継手部に残ったバリWAをサンダーを用いて除去している様子を図8に示した。
しかし、このようなバリ取り作業は、サンダーあるいはグラインダーを人手で持ち、押付ける。このため、従来のバリ取り作業は、多大な労力と熟練を要するという欠点があり、また、除去したバリが飛散するため、人体に悪影響を及ぼすという欠点もある。
このような状況に鑑み、各種のバリ取り装置が提案されている。
例えば、端面の直角度に若干の狂いが生じている鋼矢板であっても、バリ取りが行えるバリ取り装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1記載のバリ取り装置20は、図9、図10に示すように、研磨ブラシ26、27がそれぞれブラシヘッド24、25に装着され、それぞれの研磨ブラシが回転可能になっているとともに旋回するように構成されている。研磨ブラシ26、27には、複数の鋼線束を束ねて構成したものが使用され、バリ除去を行う作用面は、図10に示すようにリング状に形成されている。
図9中、23は、研削シリンダ28や倣い用サーボ29などのブラシヘッド24に設けたモータである。
なお、図11には、端面不揃い量Y1が生じた被処理材Wのバリ取りを行っている状態を模式的に示した。
特開平8−99258号公報
ここで、上記のバリ取り装置20には、若干の端面不揃い量Y1が生じた被処理材の端面のバリ取りを行うために、研磨ブラシから被処理材の端面までの距離を検出する検出器と、得られた測定値から端面の傾斜角度を算出する制御装置と、算出した傾斜角度に応じてブラシヘッド24、25の進退量を調整する研削シリンダ28や倣い用サーボ29などの倣い装置が設けてある。
そして、バリ取り時には、台座21上の基台22に対してブラシヘッド24、25を進退させ、研磨ブラシ24、25を被処理材Wの端面に押圧してバリ除去を行っている。
しかし、かかるバリ取り装置20には、以下の問題があった。
(1)大掛かりな装置となるため、設備の点検、保守が大変になること。
・端面不揃い量Y1が生じた被処理材のバリ取りを行う際、研磨ブラシから被処理材の端面までの距離を検出する工程と、傾斜角度を算出する工程と、傾斜角度に応じてブラシヘッドの進退量を調整する工程とを経た後、基台に対してブラシヘッドを進退させなければならないこと。
・その際、被処理材の端面の位置を検出器の測定可能範囲内でかつバリ取り装置20のシリンダのストローク範囲内に納めなければならないこと。
(2)したがって、これら一連の動作を鋼矢板の端面のバリ除去作業で行うと効率が悪くなる。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、端面直角度に若干の狂いが生じている鋼矢板でも、鋼矢板の端面、特に継手部のバリ取りを効率よくかつ容易に行うことができる構造が簡単な鋼矢板端面のバリ取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下のとおりである。
1.一側に手摺を有する手押し台車の他側に、所定の間隔およびその高さとした一対の研磨ブラシを回転可能に搭載し、かつ一対の研磨ブラシの周囲を覆うバリ飛散防止用の透明カバーを設けてなる鋼矢板端面のバリ取り装置。
2.前記一対の研磨ブラシが基台の他側に立設したブラシ取り付け部材に取り付けされてなることを特徴とする上記1.に記載の鋼矢板端面のバリ取り装置。
3.前記一対の研磨ブラシが基台の他側に立設した上下移動可能なブラシ取り付け部材に取り付けされ、該ブラシ取り付け部材と基台との間に配置したジャッキで前記一対の研磨ブラシの高さ位置を調整可能にしてなることを特徴とする上記1.に記載の鋼矢板端面のバリ取り装置。
本発明によれば、手押し台車を前進させ、バリ取りを行う鋼矢板の端面の継手部に、回転させた一対の研磨ブラシ4の作用面を押し付けるだけでよいから、鋼矢板の端面、特に継手部のバリ取りを効率よくかつ容易に行うことができる。また、一対の研磨ブラシの周囲にバリ飛散防止用の透明カバーを設けてなるため、サンダーあるいはグラインダーを人手で持ち押付ける場合に比べて、安全上問題がない。
また、基台の一側に手摺を有する手押し台車を用い、その他側に一対の研磨ブラシを回転可能に搭載したバリ取り装置は構造が簡単であるから、構造が複雑な固定式バリ取り装置に比べて、保守が容易となる。
以下、実施の形態について、図を用いて説明する。
図1は、第1実施の形態にかかるバリ取り装置の斜視図、図2はその正面図、図3は同平面図である。
第1実施の形態にかかるバリ取り装置は、一側に手摺3を有する手押し台車を用い、基台1の他側にブラシ取り付け部材6を立設し、それに一対の研磨ブラシ4を回転可能に取り付けてなる装置である。一対の研磨ブラシの間隔aおよび一対の研磨ブラシの高さbは、バリ取りを行う鋼矢板の継手部の間隔および高さ方向位置に応じて決めてある。
この場合、一対の研磨ブラシ4の高さbを一定とし、一対の研磨ブラシ4は、それぞれモータ5で回転駆動するようにしている。また、一対の研磨ブラシ4の周囲を覆うバリ飛散防止用の透明カバー7を設けてなる。この透明カバー7は、例えばアクリル製の板を加工して作成することができる。このようにすれば、除去したバリが周囲に飛散するのを防止でき、かつバリ取りの状況をよく確認できる。
この手押し台車の基台1には、図3に示すように、車輪2として方向固定輪が前輪2aに、方向可変輪が後輪2bに装着されている。このため、バリ取り時、手押し台車の旋回を容易に行うことができる。図1及び図3中、矢印9の方向が手押し台車の前進方向である。
このバリ取り装置でバリ取りを行う鋼矢板は、普通、バリ取りラインに並べてある。このため、製品形状、製品サイズが同じ場合、バリ取りを行う鋼矢板の継手部の高さは、バリ取りラインのパスライン高さによって決まってくる。そこで、一対の研磨ブラシの高さbは、バリ取りラインのパスライン高さに応じて決めるのが効率的な装置とすることができる。
一方、バリ取りを行う鋼矢板の継手部の間隔は、製品によって決まる。したがって、手押し台車の他側に、バリ取りを行う鋼矢板の継手部の間隔および高さ方向位置に応じて、間隔aおよびその高さbを決めた一対の研磨ブラシを回転可能に搭載するのが好ましい。
図4、図5を用いて、第1実施の形態にかかるバリ取り装置の作用を説明する。
図4(a)には、端面が直角である鋼矢板Wのバリ取りの状態を示し、図4(b)にはその要部を示した。
第1実施の形態にかかるバリ取り装置によれば、一対の研磨ブラシの間隔aおよびその高さbを決めた一対の研磨ブラシ4を回転可能に搭載してなる手押し台車を前進させて、回転させた一対の研磨ブラシ4の作用面をバリ取りを行う鋼矢板Wの端面の継手部に押し付けるだけでよいから、鋼矢板の端面、特に継手部のバリ取りを効率よくかつ容易に行うことができる。
また、図5に示すように、端面直角度に若干の狂いが生じている鋼矢板Wであっても、手押し台車を旋回させた後、手押し台車を前進させ、回転させた一対の研磨ブラシ4の作用面をバリ取りを行う鋼矢板Wの端面の継手部に押し付けるだけでよいから、鋼矢板の端面、特に継手部のバリ取りを効率よくかつ容易に行うことができる。
なお、一対の研磨ブラシの高さbを一定とした第1実施の形態にかかるバリ取り装置では、バリ取りラインをとおるバリ取り対象製品に対応するのが困難である場合、図6(a)、(b)に示すような第2実施の形態にかかるバリ取り装置を用いるのが好ましい。
第2実施の形態にかかるバリ取り装置は、一対の研磨ブラシの高さbを調整可能としてなる装置である。この第2実施の形態にかかるバリ取り装置は、一対の研磨ブラシ4が基台1の他側に立設した上下移動可能なブラシ取り付け部材6に取り付けされ、ブラシ取り付け部材6と基台1との間に配置したジャッキ11で一対の研磨ブラシ4の高さ位置を調整可能にしてなる。
すなわち、ブラシ取り付け部材6は、基台1の他側に立設した案内部材10によって上下移動できるようになっている。12はチルトレバーであり、一対の研磨ブラシ4の高さ位置の微調整を行うものである。
第2実施の形態にかかるバリ取り装置によれば、バリ取りラインをとおるバリ取り対象製品である鋼矢板の継手部の高さが変化しても、ジャッキ11で一対の研磨ブラシ4の高さ位置を調整できるから、バリ取りを行う鋼矢板の端面、特に継手部のバリ取りを効率よくかつ容易に行うことができる。
以上説明した第1、2実施の形態にかかるバリ取り装置の一対の研磨ブラシを回転させるモータは、電気を動力源としているが、エアーモータとすることでも本発明の効果を発揮できる。その際、一対の研磨ブラシをベルトを介して1台のモータで回転駆動してもよいし、2台のモータでそれぞれ回転駆動してもよい。
継手部の間隔が400mmである鋼矢板端面のバリ取り装置を製作し、鋼矢板のパスライン高さが300mmである検査ラインにて行った。
なお、手摺を有する手押し台車は、図1、図2において基台寸法が前後方向:300mm、幅方向:500mmのものである。手押し台車に搭載した一対の研磨ブラシは、2台のモータでそれぞれ駆動した。モータの動力源はAC200Vで、2台のモータに供給した。2台のモータの駆動動力は合計で約2kWである。
駆動動力が合計で約2kWである一対の研磨ブラシを手押し台車に搭載してなるバリ取り装置を用いた結果、継手部の間隔が400mm、鋼矢板のパスライン高さが300mmである鋼矢板の端面継手部のバリ取りを効率よくかつ容易に、安全上問題がない状態で行うことができた。
第1実施の形態にかかるバリ取り装置の斜視図である。 第1実施の形態にかかるバリ取り装置の正面図である。 第1実施の形態にかかるバリ取り装置の底面図である。 (a)は第1実施の形態にかかるバリ取り装置の作用を示す平面図、(b)は要部を示す正面図である。 第1実施の形態にかかるバリ取り装置の他の作用を示す平面図である。 (a)は第2実施の形態にかかるバリ取り装置の斜視図、(b)は同正面図である。 鋼矢板の端面継手部のバリを示す斜視図である。 サンダーを用い、鋼矢板の端面の継手部に残ったバリを除去している様子を示す斜視図である。 特許文献1記載のバリ取り装置の構成を示す側面図である。 図9に示すバリ取り装置の作用を示す正面図である。 図9に示すバリ取り装置の他の作用を示す平面図である。
符号の説明
W 被処理材(鋼矢板)
WA バリ
Y1 端面不揃い量
a 一対の研磨ブラシの間隔
b 一対の研磨ブラシの高さ
1 基台
2、2a、2b 車輪
3 手摺
4 研磨ブラシ
5 モータ
6 ブラシ取り付け部材
7 透明カバー
8 操作スイッチ
9 前進方向
10 案内部材
11 ジャッキ
12 チルトレバー
20 特許文献1記載のバリ取り装置
21 台座
22 基台
23 モータ
24、25 ブラシヘッド
26、27 研磨ブラシ
28 研削シリンダ
29 倣い用サーボ

Claims (3)

  1. 一側に手摺を有する手押し台車の他側に、所定の間隔およびその高さとした一対の研磨ブラシを回転可能に搭載し、かつ一対の研磨ブラシの周囲を覆うバリ飛散防止用の透明カバーを設けてなる鋼矢板端面のバリ取り装置。
  2. 前記一対の研磨ブラシが基台の他側に立設したブラシ取り付け部材に取り付けされてなることを特徴とする請求項1に記載の鋼矢板端面のバリ取り装置。
  3. 前記一対の研磨ブラシが基台の他側に立設した上下移動可能なブラシ取り付け部材に取り付けされ、該ブラシ取り付け部材と基台との間に配置したジャッキで前記一対の研磨ブラシの高さ位置を調整可能にしてなることを特徴とする請求項1に記載の鋼矢板端面のバリ取り装置。
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