JP2007236969A - 収納装置を組み込んだ厨房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厨房装置における収納容積を大きくできる。収納装置に対して作業を行う際に作業者が加熱源の影響を受けるのを防止する。
【解決手段】加熱調理装置2の上部に配設された換気装置4の上部に配設される収納手段7と、この収納手段7を建築躯体壁面Wとの間に離隔空間12をあけて取り付ける離隔取付手段11とを備えた収納装置5を組み込んだ厨房装置1であって、収納手段7に対する作業、もしくはその直前の動作を検出する検出手段31を設け、検出手段31からの信号によって加熱調理装置2の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納装置を組み込んだ厨房装置に関するものである。
従来、厨房装置としては、図10に示すように、加熱調理装置51や流し台52などを並列配置し、加熱調理装置51の上方には換気装置53を配設し、その側部の流し台52等の上部には各種収納装置54、55を配設したものが知られている。
また、それらの収納装置として、例えば特許文献1に開示されているように、収納ラック体57を収納キャビネット56内に格納した位置と前方下方に引き出した使用位置との間で昇降可能に構成した昇降式の収納装置55も知られている。
特開平7−148037号公報
ところが、上記のような従来の厨房装置においては、換気装置53部分には収納装置が配設されていないため、空間利用効率が悪く、厨房装置における収納容積を十分に大きくとることができないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、厨房装置における収納容積を大きくでき、また、収納装置に対して作業を行う際に作業者が加熱源の影響を受けるのを防止する収納装置を組み込んだ厨房装置を提供することを目的としている。
本発明の収納装置を組み込んだ厨房装置は、加熱調理装置の上部に配設された換気装置の上部に配設される収納手段と、この収納手段を建築躯体壁面との間に離隔空間をあけて取り付ける離隔取付手段とを備えた収納装置を組み込んだ厨房装置であって、収納手段に対する作業、もしくはその直前の動作を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成したことを特徴とするものであり、収納手段が建築躯体壁面との間に離隔空間をあけて配設されるので、その離隔空間にて換気装置の排気空間が確保され、かつ換気装置の上部に収納手段が配設されることによって収納容積を大きくでき、かつ収納手段は換気装置の上部の前部に位置するため容易に収納・取り出しができ、しかも、収納手段に対する作業、もしくはその直前の動作を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成すると、収納装置に対して作業を行う際に作業者が加熱源の影響を受けるのを防止することができる。
また、加熱調理装置の上部に配設された換気装置の上部に配設される収納手段と、この収納手段を建築躯体壁面との間に離隔空間をあけて取り付ける離隔取付手段とを備えた収納装置を組み込んだ厨房装置であって、収納手段は、収納キャビネットと、収納ラック体と、収納ラック体を収納キャビネット内に格納した位置と前方下方に引き出した使用位置との間で昇降可能に支持する昇降支持機構とを備え、収納手段の収納ラック体の引き出し操作、もしくはその直前の動作、又は引き出した状態を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成したことを特徴とするものであってもよく、このものにおいては、収納手段が建築躯体壁面との間に離隔空間をあけて配設されるので、その離隔空間にて換気装置の排気空間が確保され、かつ換気装置の上部に収納手段が配設されることによって収納容積を大きくでき、かつ収納手段は換気装置の上部の前部に位置するため容易に収納・取り出しができ、しかも、換気装置の上部に収納手段を配設しても収納ラック体を前方下方に引き出すことによって、使い勝手良く使用することができ、また、
収納手段の収納ラック体の引き出し操作、もしくはその直前の動作、又は引き出した状態を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成すると、収納ラック体の引き出し時や引き出した状態で、操作者が加熱源の影響を受けたり、収納物が過熱されたりするのを防止することができる。
ここで、本発明の厨房装置に組み込む収納装置として、換気装置を送風手段とこの送風手段を収納したカバー体とを備えた構成とし、その送風手段からの排気を導出する排気ダクトを離隔空間に配設するのが好適である。
また、収納手段の底面と換気装置上面との間に、不燃材層と空気対流空間を介在させると、不燃材層を設けたことによって換気装置上面と収納手段底面との間隔を小さくすることができ、収納手段の容積を大きくとることができるとともに収納手段が下方に位置することによって収納・取り出しも容易でかつ外観も良くなる。
また、収納手段と離隔空間との間に不燃材層を設けると、離隔空間を換気装置の排気空間として利用する際に、排気空間と収納手段の間に確保すべき空間を小さくでき、その分収納手段を後方に延出できて、収納容積を大きくできる。
また、収納手段の少なくとも後部を構成する部材は全て金属製とすると、耐火性が高く、さらに収納容積を大きくできる。
また、離隔取付手段は、収納手段の両側端近傍位置から建築躯体壁面に向けて延出され、その先端が壁面に取付けられる一対の板状取付部材を備えた構成とすると、収納手段を簡単な構成部材にて建築躯体壁面に離隔空間を確保しながら強固に取付けることができる。また、一対の板状取付部材に代えて、収納手段の適当箇所から建築躯体壁面に向けて延出され、その先端が壁面に取付けられる複数の棒状取付部材を用いてもよい。
また、離隔取付手段を、収納手段とは別体に構成し、収納手段の取付部と、取付部から建築躯体壁面に向けて延出され、その先端が壁面に取付けられる取付部材とから構成すると、収納手段の基本構成を既存のものと同一にすることができ、仕様を共通化してコスト低下を図りながら、多様な展開が可能となる。
また、離隔取付手段を、収納手段とは別体で換気手段のカバー体と一体的に構成することもでき、離隔取付手段を換気装置のカバー体と兼用することで部品点数を少なくできて低コスト化を図ることができる。
また、収納手段と離隔取付手段の何れか一方又は両方に、収納手段の高さ方向の位置調整を行う高さ調整手段を設けると、収納手段の配設時にその荷重が加わる上下方向の位置調整を容易に行うことができる。
また、収納手段と離隔取付手段の両方もしくは何れか一方は、収納手段と離隔取付手段の左右に隣接する壁面もしくは他の収納手段に固定すると、左右に隣接する壁面もしくは他の収納手段が存在する場合にそれを支持体として取付強度を高くすることができる。
また、収納手段の内部から離隔空間に連通する点検口と、取外し自在な点検蓋を設けると、離隔空間に配設された排気ダクト等の点検を収納手段を取り外すことなく、容易に行うことができる。
また、換気装置のカバー体の外面と、収納手段の外面の横断平面形状をほぼ同形状とすると、換気装置と収納手段の外面形状に統一性を持たせることができ、優れた外観を呈する。
また、収納手段もしくは離隔取付手段と換気装置とを相互に連結する連結手段を設けると、前方に張り出す換気装置を収納手段や離隔取付手段にて支持することができ、換気装置の上下寸法を小さく構成しても強度や剛性を確保できる。
また、収納手段の離隔空間側の底部を斜めに切り欠き、その空間を換気装置の配設空間とすると、換気装置における送風手段配設部などの容積の大きい部分をこの空間に配設することにより、換気装置の下部空間を大きく開放することができる。
本発明の収納装置を備えた厨房装置によれば、以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明においては、収納手段を建築躯体壁面との間に離隔空間をあけて配設したので、その離隔空間にて換気装置の排気空間を確保でき、かつ換気装置の上部に収納手段を配設したことによって収納容積を大きくでき、かつ収納手段は換気装置の上部の前部に位置するため容易に収納・取り出しができ、また、収納手段に対する作業、もしくはその直前の動作を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成するので、収納装置に対して作業を行う際に作業者が加熱源の影響を受けるのを防止することができる。
また、請求項2記載の発明においては、収納手段を建築躯体壁面との間に離隔空間をあけて配設したので、その離隔空間にて換気装置の排気空間を確保でき、かつ換気装置の上部に収納手段を配設したことによって収納容積を大きくでき、かつ収納手段は換気装置の上部の前部に位置するため容易に収納・取り出しができ、また、換気装置の上部に収納手段を配設しても収納ラック体を前方下方に引き出すことによって、使い勝手良く使用することができ、しかも、収納手段の収納ラック体の引き出し操作、もしくはその直前の動作、又は引き出した状態を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成するので、収納ラック体の引き出し時や引き出した状態で、操作者が加熱源の影響を受けたり、収納物が過熱されたりするのを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図8を参照して説明する。
図1において、1はキッチンに配設された厨房装置で、下部には加熱調理装置2や流し台3などが並列して配設され、加熱調理装置2の上方には換気装置4が配設されるとともにその上部に収納装置5が配設され、これら換気装置4や収納装置5の側方の流し台3などの上方にはその他の各種の収納装置6が並列して配設されている。
換気装置4は、加熱調理装置2から流出した排気ガスや煙等を吸引する風洞を構成するカバー体に送風手段(図示せず)を内蔵して構成されており、その送風手段からの排気口4aが上面後部に突出開口されている。
収納装置5は、図2、図3に示すように、収納キャビネット8と、この収納キャビネット8内に格納された位置と前方下方に引き出された使用位置との間で昇降可能な収納ラック体9と、収納ラック体9をこのように昇降可能に支持する昇降支持機構10とから成る収納手段7と、収納手段7をキッチンの壁面Wとの間に離隔空間12をあけて取り付ける離隔取付手段11にて構成されている。なお、上記換気装置4の排気口4aは離隔空間12の下部に突出開口している。
収納キャビネット8は、前面開口のボックス状で、上端が開閉自在に支持され、かつ収納ラック体9の移動に伴って開閉する扉板8aにてその前面開口が閉じられ、さらに扉板8aは下端が手が入る程度に若干開いた位置まで開くように付勢され、かつ閉じた位置に押すことで閉じた位置でロックするとともにさらに押すことによりロックを解除するロック手段(図示せず)にて閉じるように構成されている。
また、収納キャビネット8の下面には不燃板13が配設されるとともに、この不燃板13の下面と換気装置4の上面との間に適当な対流空間14が設けられている。対流空間14の外周縁にはパンチングメタル等の通気開口を有する仕切板(図示せず)を配置されて外部と区画されている。不燃板13を介装しなかったり、介装しても厚さが薄いと対流空間14の高さ寸法を大きくする必要があるが、本実施形態の具体例では、不燃板13の厚さを9mmとすることで、対流空間14の高さ寸法を10mm程度としており、収納キャビネット8と換気装置4の間の寸法を小さくしている。
また、上記対流空間14の外周縁に配設した仕切板(図示せず)にて収納手段7と換気装置4を相互に連結しており、これによって前方に張り出している換気手段4が収納手段7にて支持されるため、換気装置4の上下寸法を小さく構成しても必要な強度や剛性を確保できる。勿論、上記仕切板とは別の連結手段を設けても良く、また収納手段7と換気装置4だけでなく、離隔取付手段11と換気装置4を連結しても同様の効果を得ることができる。
また、収納キャビネット8の外面の平面視形状は、図3に示すように換気装置4の平面形状とほぼ同一の隅丸形状に形成され、換気装置4と収納キャビネット8外面形状に統一性を持たせて優れた外観を呈するように構成されている。
収納ラック体9は、例えば両側板と複数段の網かごと前端下部のハンドル等にて構成され、収納キャビネット8の両側内面に配設された昇降支持機構10の平行リンク10aにて上記のように昇降可能に支持されている。昇降支持機構10は、平行リンク10aの前側リンクと後側リンクの各々の基端部を枢支しており、これらリンクの遊端部が収納ラック体9の両側面に枢着されている。平行リンク10aは、昇降支持機構10内に内蔵された適宜連動機構を介してばねとダンパに連結され、収納ラック体9をその重量に関わらずゆっくりと前方下方に引き出すことができるように構成されている。
なお、収納手段7を構成する収納キャビネット8及び収納ラック体9及び昇降支持機構10のほぼ全体、即ち昇降支持機構10の樹脂軸受や収納ラック体9の前端部の操作用ハンドルや収納ラック体9の移動に伴って扉板8aを開かせるために収納ラック体9の前部上端に設けられる樹脂ローラ等を除いて、少なくとも後部を構成する部材は全て金属製とすると、耐火性が高く、さらに収納容積を大きくできて好適である。
離隔取付手段11は、図2、図3、及び図4に示すように、収納キャビネット8の取付部としての合板製の取付基板15と、取付基板15の両側端に前端が固定され後端が壁面Wに固定される一対の板金製の板状取付部材16と、取付基板15の後面、即ち離隔空間12に臨む面、及び換気装置4の上面に対向する下端面に貼り付けられた不燃板17にて構成されている。板状取付部材16は、板金製で、四周に補強フランジ部16aが形成されるとともに、中央部に換気装置4の排気口4aに接続された排気ダクト21を左右何れの方向にでも延出できるように開口部18が形成されている。また、取付基板15及び不燃板17の中央部には、排気ダクト21やそれに付属される遮断手段などを点検するための点検口19が形成され、点検蓋20にて開閉自在に閉じられている。この点検蓋20にも離隔空間12に臨む面には不燃板17と同様の不燃板が装着されている。
なお、図4の例では、収納キャビネット8の取付部を1枚の合板製の取付基板15にて構成したが、図5に示すように、金属や木製や合成樹脂製の角材等から成る枠体22の両側部にのみ収納キャビネット8を取付けるための取付板23を装着固定し、かつ枠体22の離隔空間12に臨む面の全面に不燃板17を配設した構成としてもよい。この場合、点検口19は不燃板17に形成され、かつ同様に不燃板を装着された点検蓋20にて開閉自在に閉じられる。
また、図4や図5に示した例では、取付基板15や枠体22などの取付部を壁面Wに取付ける手段として板状取付部材16を例示したが、これに限らず取付部の適当箇所から壁面Wに向けて延出した複数の棒状取付部材にて構成することもできる。ただし、一対の板状取付部材16を用いると、簡単・軽量な構成で高く支持強度及び剛性が得られ、収納手段7を離隔空間12を確保しながら壁面Wに強固に取付けることができる。
なお、収納キャビネット8の背板8bの中央部には点検口24が設けられ、取付基板15に形成された点検口19又は取付板23、23間の空間及び不燃板17に形成した点検口19を介して離隔空間12に連通するように構成されている。また、この点検口24の内面にも適宜開閉自在に点検蓋(図示せず)を設けてもよい。
次に、収納キャビネット8を離隔取付手段11に対して位置調整して取付けるための構成について、図6、図7を参照して説明する。収納キャビネット8の背板8bの上部の両側部に仮支持用の窓開口25が形成され、離間取付手段11の取付基板15又は取付板23の窓開口25に略対応する位置に高さ調整手段26が取付けられている。高さ調整手段26は、離脱防止鍔27aを有する円板体27から成り、その中心から偏芯した位置が取付ビス28にて回転可能に取付基板15又は取付板23に取付けられ、かつ円板体27を回転操作する回転操作溝29が形成されている。
かくして、図6、図7に示すように、収納キャビネット8の背板8bの窓開口25内に高さ調整部材26が挿入されるように収納キャビネット8を設置し、窓開口25の上縁を円板体27の上端に係合させて収納キャビネット8を仮支持した状態にし、その状態で回転操作溝29を利用して円板体27の回転位置を調整することによって収納キャビネット8の高さ位置を調整することができる。また、左右の位置調整は仮支持した状態で収納キャビネット8をスライドさせて行うことができる。位置調整が終了すると、収納キャビネット8の背板8bに適当に設けられた取付穴に取付ビス(図示せず)を通して取付基板15又は取付板23にビス止めすることによって収納キャビネット8の取付が終了する。なお、高さ調整手段26は収納キャビネット8側に設けてもよい。
また、収納手段7と離隔取付手段11の両方もしくは何れか一方が、図2、図3に示すように、収納手段7と離隔取付手段11の左右に隣接する側壁面Wsや他の収納手段6に固定具30にて固定されている。これによって左右に隣接する側壁面Wsもしくは他の収納手段6が存在する場合にそれを支持体として利用して取付強度を高くすることができる。
また、図2に示すように、収納手段7の収納ラック体9の引き出し操作を開始した時、それに伴う平行リンク10aの回動を検出するリミットスイッチなどの検出手段31が設けられている。この検出手段31による検出信号は、図8に示すように、信号線33にて加熱調理装置2の制御装置34に入力されている。制御装置34は制御バルブ35を制御して加熱調理装置2の各加熱源2aの出力を調整するように構成されており、さらに検出手段31からの検出信号によって複数の加熱源2aの内少なくとも手前側の加熱源2aの出力を停止もしくは微弱とするように構成されている。これによって、収納ラック体9の引き出し時に操作者が加熱源の影響を受け、熱く感じて不快感を覚えたりするのを防止することができる。
なお、検出手段31は、このように引き出し操作を直接検出するものではなくてもよく、反射型赤外線センサ等を用いて操作のために手を伸ばしたときに検出する等、操作の直前の動作を検出するようにしても良い。また、収納ラック体9の引き出した状態を検出するようにしても良く、その場合収納ラック体9が引き出した状態で放置されても、収納物が過熱されるのを防止することができる。
本実施形態の収納装置5によれば、その収納手段7が壁面Wとの間に離隔空間12をあけて配設されているので、離隔空間12にて換気装置4の排気ダクト21の配設空間が確保され、かつ従来利用できなかった換気装置4の上部に収納手段7が配設されているので厨房装置1の収納容積を大きくでき、かつ収納手段7が換気装置4の上部の前部に位置するため収納手段7に対する収納・取り出しを容易に行うことができる。
また、収納手段7を、収納ラック体9を昇降支持機構10にて収納キャビネット8内に格納した位置と前方下方に引き出した使用位置との間で昇降可能に構成しているので、換気装置4の上部に収納手段7を配設しても収納ラック体9を前方下方に引き出すことができ、使い勝手良く使用することができる。
また、収納手段7の底面と換気装置4の上面との間に、不燃板13と空気の対流空間14を介在させているので、不燃板13を設けたことによって換気装置4の上面と収納手段7の底面との間隔を小さくすることができ、収納手段7の容積を大きくとることができるとともに収納手段7が下方に位置することによって収納・取り出しも容易でかつ外観も良くなる。
また、収納手段7と離隔空間12との間にも不燃板17を配設しているので、離隔空間12を換気装置4の排気空間とする利用する際に、排気空間と収納手段7の間に確保すべき空間を小さくでき、その分収納手段7を後方に延出できて、収納容積を大きくできる。
また、離隔取付手段11を、収納手段7とは別体に構成し、収納手段7を取付ける取付基板15等と板状取付部材16や棒状取付部材とから構成しているので、収納手段7の基本構成を既存のものと同一にすることができ、仕様を共通化してコスト低下を図りながら、多様な展開が可能となる。
また、収納手段7の内部から離隔空間12に連通する点検口24、19と、取外し自在な点検蓋20を設けているので、離隔空間12に配設された排気ダクト21等の点検を収納手段7を取り外すことなく、容易に行うことができる。
上記実施形態では、収納手段7の収納キャビネット8が直方体状のボックス形状のものを例示したが、図9に示すように、収納手段7の収納キャビネット8の離隔空間12側の底部に斜めの切欠部32を形成すると、その空間を換気装置4の配設空間の一部として利用することができる。すなわち、換気装置4における送風手段配設部41などの容積の大きい部分をこの空間に配設することによって換気装置4の下部空間を大きく開放することができる。
また、上記実施形態では、換気装置4の上部に配設する収納装置5の収納手段7として、収納ラック体9を前方下方に引き出し可能な昇降式のものを例示したが、本発明の収納装置5はこれに限定されるものではなく、前面が扉体で開閉可能に閉じられた収納キャビネット内に1又は複数の収納棚を設けた収納手段を換気装置4の上部に配設し、離隔取付手段11にて壁面Wに取付けた構成としてもよい。
また、この場合にも上記実施形態と同様に、収納手段7に対する作業、もしくはその直前の動作を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置2の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成すると、収納装置に対して作業を行う際に作業者が加熱源の影響を受けるのを防止することができる。
また、上記実施形態では、離隔取付手段11を収納手段7とは別体にて構成したが、収納手段7から一体的に板状取付部材16や棒状取付部材を延出してその先端を壁面Wに取付けるように構成してもよい。若しくは逆に、離隔取付手段11を収納手段7ではなく、換気装置4のカバー体と一体的に構成することもできる。すなわち、換気装置4のカバー体の後部上に収納手段7の取付部と壁面Wに対する取付部材を一体的に連設してもよい。このように、離隔取付手段11を換気装置4のカバー体と兼用すると、部品点数を少なくできて低コスト化を図ることができる。
本発明の一実施形態の収納装置を設置した厨房装置の全体正面図である。 同実施形態の収納装置の縦断側面である。 同実施形態の収納装置の平面図である。 同実施形態の離隔取付手段の斜視図である。 同実施形態の離隔取付手段の変形例の斜視図である。 同実施形態における収納キャビネットの離隔取付手段に対する取付状態を示す斜視図である。 同実施形態における収納キャビネットの高さ調整手段の縦断側面図である。 同実施形態における加熱調理装置の加熱源の制御構成を示す縦断側面図である。 本発明の収納装置の他の実施形態の縦断側面図である。 従来例の厨房装置の全体斜視図である。
符号の説明
1 厨房装置
2 加熱調理装置
4 換気装置
5 収納装置
6 収納装置
7 収納手段
8 収納キャビネット
9 収納ラック体
10 昇降支持機構
11 離隔取付手段
12 離隔空間
31 検出手段
34 制御装置
W 壁面

Claims (2)

  1. 加熱調理装置の上部に配設された換気装置の上部に配設される収納手段と、この収納手段を建築躯体壁面との間に離隔空間をあけて取り付ける離隔取付手段とを備えた収納装置を組み込んだ厨房装置であって、収納手段に対する作業、もしくはその直前の動作を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成したことを特徴とする収納装置を組み込んだ厨房装置。
  2. 加熱調理装置の上部に配設された換気装置の上部に配設される収納手段と、この収納手段を建築躯体壁面との間に離隔空間をあけて取り付ける離隔取付手段とを備えた収納装置を組み込んだ厨房装置であって、収納手段は、収納キャビネットと、収納ラック体と、収納ラック体を収納キャビネット内に格納した位置と前方下方に引き出した使用位置との間で昇降可能に支持する昇降支持機構とを備え、収納手段の収納ラック体の引き出し操作、もしくはその直前の動作、又は引き出した状態を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号によって加熱調理装置の複数の加熱源の内少なくとも手前側の加熱源の出力を停止もしくは微弱とするように構成したことを特徴とする収納装置を組み込んだ厨房装置。
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