JP2007236684A - 穿刺装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入部材に挿通されて、体内に刺入される穿刺針の操作性が良好で、この穿刺針の操作による処置を極めて安全に行えるようにする。
【解決手段】穿刺装置1は操作ユニット10と穿刺部材14を有するコード11とで構成され、操作ユニット10は処置具導入部6に固定されるホルダ部材20に可撓性シース15の後端部を連結したシース保持部材21が嵌合され、シース保持部材21にはガイド筒24が連結され、内部に穿刺部材14を連結したスライド軸25が挿通され、スライド軸25とガイド筒24との間のピッチ送り手段は、圧縮ばね34の付勢力が作用するスライド軸25に設けられ、鉛直面31aと傾斜面31bを有する鋸歯31からなる鋸歯列30A,30Bを有し、スライド軸25にその軸線と直交する方向に移動するストッパリング32が嵌合され、穿刺部材14が可撓性シース15から導出する方向に変位させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波内視鏡等における挿入部に設けた処置具挿通路に挿通されて、例えば細胞診を行うに当って、体内における病変部等から組織細胞を採取する、等の処置を行うために用いられる穿刺装置に関するものである。
被検者の体腔内に挿入されて、体内組織の状態に関する情報を取得するための装置としては、体内挿入型の超音波診断装置がある。また、超音波検査手段と内視鏡観察手段とを一体に組み込んだ超音波内視鏡も従来から広く用いられている。これらは体腔内に挿入されることから、本体操作部に挿入部を連結して設け、この挿入部の先端に超音波検査手段を構成する超音波トランスデューサが、また超音波内視鏡の場合には、超音波トランスデューサと共にカメラ装置等からなる内視鏡観察手段が装着される。超音波トランスデューサを作動させると、体内組織の断層情報が得られることから、病変部である可能性がある部位、つまり関心領域(ROI)を設定することができる。そして、病変の有無及びその種類や、進行の程度等といった詳細な情報を取得するためには、この関心領域における組織細胞を採取して、細胞診を行わなければならない。このために用いられるのが穿刺装置である。
超音波内視鏡等にあっては、その挿入部に処置具挿通路が設けられているので、この処置具挿通路を介して穿刺装置を体腔内に挿入し、この穿刺装置を体腔内壁から体内に刺入することができる。例えば、特許文献1にはこの種の穿刺装置が開示されている。この特許文献1の穿刺装置は、コイルシース内に穿刺針を挿入し、この穿刺針の操作をコイルシースの端部に設けた操作手段で操作できる構成としたものである。穿刺針を操作手段によりコイルシースの先端から突出するには、第1段階として、手動操作で穿刺針をコイルシースから突出させるようになっており、穿刺針が体内において、ある程度の深さまで刺入されたときに、第2段階目の操作を行って、ばねの付勢力により穿刺針を高速で突出することになる。
ここで、ばねの付勢力で穿刺針を高速で突出させるのは、組織が硬い部位であり、手動操作では穿刺針を差し込みにくいことがあり、この部位に容易に刺入できるようにするためである。操作部材にはスイッチ部が設けられ、このスイッチ部を操作することにより穿刺針が突出動作をすることになるが、誤操作によりスイッチ部を作動させてしまうことを考慮して、安全確保のために、スイッチ部を操作しても、直ちには穿刺針が動作しないようにするために、規制部材を設ける構成としている。従って、規制解除状態となっていなければ、スイッチ部が操作されたとしても、穿刺針がコイルシースから突出しないようにしている。
特開2001−37765号公報
ところで、穿刺針は体内に刺入される関係から、例えば血管等に対して傷を付ける等の事態を防止しなければならない。しかしながら、手動操作で穿刺針を突出させる場合にあっては、穿刺針の位置の安定性を確保するのが困難であり、また刺し込み量や方向を誤る可能性がない訳ではない。そして、ばねの付勢力によって穿刺針を突出させる動作については、規制部材による安全措置が施されているにしても、この規制部材による規制は穿刺針の作動開始時点で働く安全措置であり、一度穿刺針の動きが開始されると、途中で停止させることができず、その移動ストローク端位置まで制御できないことになる。従って、穿刺針の操作時に不測の事態が生じる可能性は否定できないものとなる。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、穿刺針の操作性が良好であって、しかもこの穿刺針の操作による処置を極めて安全に行えるようにすることにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、可撓性シースと、この可撓性シース内に挿通され、可撓チューブの先端に穿刺針を連結して設けた穿刺部材とからなり、体腔内への挿入部材に設けた処置具挿通路に挿通される穿刺装置であって、前記処置具挿通路の入口部に着脱可能に固定され、前記可撓性シースが挿通されるホルダ部材と、前記ホルダ部材に挿嵌されて、前記可撓性シースの後端部が固定されるシース保持部材と、前記穿刺部材の後端部が連結され、前記可撓性シースの先端から前記穿刺部材の穿刺針を出没させる操作を行うための操作部材とからなり、前記操作部材は、前記穿刺部材を前記可撓性シースの先端から突出する方向に付勢する付勢手段と、この穿刺部材をこの付勢手段の付勢力により一定間隔毎に間欠的に送り出すピッチ送り手段とを備える構成としたことをその特徴とするものである。
ここで、穿刺針は1本構成のものであっても良く、また内針と外針との2重の穿刺針とすることもできる。この2重の穿刺針の場合には、内針を外針から所定の長さだけ突出させた状態で体内に刺入することになり、内針の先端部分の周胴部に組織の取り込み用の開口を形成する。そして、吸引等により内針の開口から組織が取り込まれると、外針を突出させて、内針に吸引されている組織を切り取るように操作する。従って、この場合においては、可撓性シースから内針と外針とを一体に送り出す際にピッチ送り手段によるピッチ送りを行うようにする。
ホルダ部材は処置具挿通路の入口部における処置具導入部に着脱可能に固定される。一般に、処置具導入部には鉗子栓が着脱可能に装着されるようになっており、この鉗子栓を取り外した状態で、シリンジ等を保持できるようになる。穿刺部材が挿通される可撓性シースは処置具挿通路内に挿通されるが、この可撓性シースを処置具挿通路内に引き込んだ状態と、処置具挿通路から導出させた状態とに変位させるために、シース保持部材をホルダ部材に嵌合させるようにして連結・固定し、この嵌合部の位置を調整可能とする。このように、シース保持部材とホルダ部材との位置関係を調整可能とすることによって、ホルダ部材を処置具導入部に固定した状態で、可撓性シースの挿入部材の先端からの突出長さを制御することができる。可撓性シースは、曲げ方向に可撓性を有するものであり、例えば樹脂チューブ等で形成しても良いが、内部に挿通される穿刺針の鋭利な先端で可撓性シースが損傷するのを防止するためには、可撓性シースを密着コイルで構成するのが望ましい。
ピッチ送り手段は、付勢力による穿刺針の可撓性シースからの送り出しを間欠的に行うものであり、ピッチ間隔は安全性と機能性とから適宜設定される。その送りは電気的に制御する構成としても良く、また機械的に制御するように構成することもできる。いずれにしろ、可撓性シースの先端から穿刺針を送り出す操作は手動操作で行うのではなく、ばね等からなる付勢手段の付勢力を利用して穿刺針の送り出し推力を作用させる。穿刺針の動作制御は、例えばカム機構を用いることもできるが、次のような構成を採用することもできる。
即ち、穿刺針を可撓性シース内に引き込む際に、付勢手段に付勢力を蓄積させるようになし、この穿刺部材を一定のピッチ間隔毎に押し出すために、ピッチ送り手段を備える構成とする。ピッチ送り手段は、穿刺部材の後端部が固定的に連結され、付勢手段に付勢されたスライド部材と、このスライド部材の表面のうち、相対向する部位に2組の鋸歯列を設けることにより構成され、リニア方向のインデックス部とを有するものであり、各鋸歯列を構成する鋸歯は、付勢手段に向いた側からな斜めに立ち上がる傾斜面で、この傾斜面の頂点からスライド部材の軸線と直交する鉛直面となり、各列の鋸歯は相互に1ピッチ分以上軸線方向にずらせた位置に配設されており、かつスライド部材には、その軸線と直交する方向に往復移動可能なストッパリングを備え、このストッパリングは各鋸歯列の各々の鋸歯の鉛直面に選択的に当接可能な構成とすることができる。
以上のように、穿刺針を体内に刺入するに当っては、付勢手段による付勢力を推力とするので、付勢手段の付勢力を大きくすることによって、穿刺針に作用させる推力を大きくすることができ、操作性が良好になり、かつ穿刺針の体内への刺入が開始された後にも、所望の位置で停止させることができるので、この穿刺針の操作による処置を極めて安全に行える。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず、図1に穿刺装置1の全体構成を示す。この穿刺装置1は、例えば体内の組織細胞の採取を行うために、図2及び図3に示した超音波内視鏡2の本体操作部3から挿入部4に延在させた処置具挿通路5内に挿通される。処置具挿通路5は、その基端側が本体操作部3に設けた処置具導入部6に接続されており、先端部は挿入部4の先端面に開口している。そして、挿入部4の先端部には超音波トランスデューサ7が装着されており、この超音波トランスデューサ7の装着部より基端側の位置に傾斜面8が形成されており、この傾斜面8に観察部9(図6参照)を含む内視鏡観察手段が設けられている。
穿刺装置1は、処置具導入部6に着脱可能に装着される操作ユニット10と、この操作ユニット10から延在させたコード11とから構成されている。コード11は、図4に拡大して示したように、先端が鋭利になった穿刺針12を有するものであり、この穿刺針12は可撓チューブ13の先端に連結されている。このように、可撓チューブ13を連結した穿刺針12からなる穿刺部材14は、密着コイルからなる可撓性シース15内に挿通されており、操作ユニット10の操作によって、穿刺針12はこの可撓性シース15の内部に引き込んだ状態から、可撓性シース15の先端から所定長さ導出させるように操作可能になっている。ここで、穿刺針12の先端には開口部12aが形成されており、この開口部12aから負圧吸引力を作用させることができるようになっている。
操作ユニット10はホルダ部材20を有し、このホルダ部材20は処置具導入部6に着脱可能に固定されるものである。このホルダ部材20にはシース保持部材21が嵌合されている。シース保持部材21の先端部には、可撓性シース15の後端部を連結・固定したシース連結部材22が螺挿されている。シース保持部材21はホルダ部材20への嵌合部21aを有し、この嵌合部21aは所定長さ分だけホルダ部材20の軸線方向に移動可能となっており、ホルダ部材20に螺挿した固定用ねじ23によってこの嵌合部の任意の位置に位置調整可能に固定できるものである。
シース保持部材21の嵌合部21aの後端側には周胴部21bが延設されており、この周胴部21bにはガイド筒24が螺合等の手段で固定されている。このガイド筒24の内部にはスライド軸25が挿通されており、このスライド軸25の後端部には受け筒26が螺挿により固定されている。さらに、受け筒26の内部にはチューブ連結部材27が挿嵌されて、止めねじ28によって固定されている。
穿刺針12に連結した可撓チューブ13は、シース保持部材21により固定されている可撓性シース15の後端部から延在させて、スライド軸25に軸線方向に貫通するように設けた挿通孔25aを通過して、チューブ連結部材27に固定されている。このチューブ連結部材27には可撓チューブ13に通じる連通孔27aが穿設されており、この連通孔27aはシリンジ等が連結される接続部27bに通じている。
スライド軸25をその軸線方向に移動させることにより、穿刺針12を連結した可撓チューブ13からなる穿刺部材14を可撓性シース15内で押し引きされ、もって穿刺針12を可撓性シース15の先端から出没させることができる。このために、スライド軸25は、その先端近傍位置にはシース保持部材21における周胴部21bの内面に対して摺動可能となっており、スライド軸25の後端部分はガイド筒24の後端側に内向きの円環状に形成したガイド部24aに対して摺動可能となっている。
スライド軸25は、ガイド筒24を連結したシース保持部材21の軸線方向に移動可能となっており、その間にピッチ送り手段を備えている。このピッチ送り手段はガイド筒24とスライド軸25との間に設けられている。図5にも示したように、スライド軸25の後端部側及び先端側は円柱状となり、それぞれガイド筒24のガイド部24a及びシース保持部材21の嵌合部21aと摺動する摺動面部25b及び25cで、これら摺動面部25b,25c間の部位は四角柱からなる作動部25dとなっている。作動部25dには、その相対向する表面に鋸歯列30A,30Bが設けられている。これら鋸歯列30A,30Bは、先端側、つまり摺動面25cに向く側が作動部25dのその表面とほぼ同じ幅を有する垂直壁からなる鉛直面31aとなり、その頂点部から後端側、つまり摺動面25bに向けて傾斜面31bとなった鋸歯31をスライド軸25の軸線方向に向けて所定のピッチ間隔で複数設けることにより構成されている。前後の鋸歯31はそれぞれ1ピッチ間隔を空けて配列されており、かつ各鋸歯列30A,30Bは交互に鋸歯31が配置されている。従って、一方の鋸歯列における前後の鋸歯31間の間隔に他方の鋸歯列を構成する鋸歯31が配置されている。
スライド軸25の作動部25dにはストッパリング32が嵌合されている。ストッパリング32は作動部25dの外面形状と、この作動部25dに形成した鋸歯31の1個分より僅かに大きい開口を有するものである。そして、スライド軸25に嵌合させたストッパリング32には上下に、つまり各鋸歯列30A,30Bを設けた部位において、押動操作部33A,33Bが突設されており、これら押動操作部33A及び33Bはガイド筒23を貫通して外部に導出されており、それらの先端部には平坦な押動部33aA及び33aBが形成されている。従って、これら押動部33aA及び33aBを手指で押し込むことにより、ストッパリング32はスライド軸25と直交する方向に向けてほぼ鋸歯31の高さ分だけ変位することになる。
スライド軸25には、さらにその作動部25dと摺動部25bとの境界部分にフランジ部25eが設けられており、このフランジ部25eとガイド筒24のガイド部24aとの間にスライド軸25を先端側に向けて押動するように付勢する付勢手段としての圧縮ばね34が設けられている。一方、ガイド筒24のシース保持部材21への嵌合部側には位置決めスリーブ35が装着されており、ストッパリング32は圧縮ばね34の付勢力によって、常時この位置決めスリーブ35の端面と当接している。さらに、シース保持部材21の嵌合部21aの内部には規制リング36が挿入されており、この規制リング36は止めねじ37によって嵌合部21aの軸線方向における任意の位置に固定できるようになっている。このために、嵌合部21aには止めねじ37が挿通されるスリット38が軸線方向に向けて所定の長さにわたって形成されている。これによって、スライド軸25が先端側に向けて移動したときに、このスライド軸25の端面が規制リング36に当接することによって、その最前進位置が規制されることになる。これによって、可撓性シース15の先端からの穿刺針12の最導出位置が規制される。
本発明は以上のように構成されるものであって、穿刺装置1は超音波内視鏡2の本体操作部3に設けた処置具挿通路5内に挿通されて、そのコード11を挿入部4の先端から導出させて、細胞を採取したり、薬液を注入したりする処置が施される。
ここで、図1に示されているのは、スライド軸25が後端側に引き出されて、穿刺針12が可撓性シース15に引き込まれた穿刺針12のストローク始端位置である。穿刺装置1をこの状態にして、コード11を処置具挿通路5内に挿通させて、操作ユニット10を処置具導入部6に固定する。即ち、ホルダ部材20を処置具導入部6に固定して、固定用ねじ23によりシース保持部材21をホルダ部材20に連結する。当初においては、このシース保持部材21のホルダ部材20への固定位置を調整することによって、コード11の先端が挿入部4の先端から導出しないようにする。以上のようにして穿刺装置1が超音波内視鏡2に組み込まれるが、穿刺装置1の組み込みは超音波内視鏡2の挿入部4を体腔内に挿入する前の段階で行うことができ、また挿入部4を体腔内に挿入して内視鏡検査及び超音波検査を行い、穿刺装置1を用いた処置を行うことを必要としたときに組み込むようにすることもできる。そして、受け筒26には、例えば吸引用シリンジ(薬液を注入する場合には、薬液圧送用のシリンジ)を接続しておく。
図6に示したように、超音波トランスデューサ7を作動させることにより超音波検査を行った結果、関心領域ROIが検出されると、穿刺装置1を使用して、この関心領域ROIから組織細胞を採取する。なお、超音波トランスデューサ7と体腔内壁との間に空気が介在しないようにするために、超音波トランスデューサ7の配置部にはバルーンBを装着して、内部に超音波伝達媒体を封入してバルーンBを膨出させて、体腔内壁に当接させるようにするのが望ましい。
そこで、まず、処置具導入部6に固定されている操作ユニット10における固定用ねじ23を緩めて、シース保持部材21をホルダ部材20の内部に押し込むように操作する。その結果、図7に示したように、コード11が挿入部4の先端から突出することになる。ここで、このコード11の突出量は、好ましくは体腔内壁に当接する位置とする。この操作は内視鏡観察手段を構成する観察窓9から得られる体内画像に基づいて行われる。
この状態で、図8に示したように、穿刺針12をピッチ送りすることによって、この穿刺針12を関心領域ROI内に刺入させる。而して、穿刺針12及びこれに連結した可撓チューブ13からなる穿刺部材14は、可撓性シース15内に軸線方向に移動可能に挿通されているので、可撓性シース15を固定しておき、その内部で可撓チューブ13を前進させることにより、穿刺針12が可撓性シース15の先端から導出されて、体内に刺入される。ただし、この穿刺針12の体内への刺入は一連の動作で行われるのではなく、所定間隔毎の間欠動作で穿刺針12が進行することになり、しかもそのピッチ送りは圧縮ばね34の付勢力により行われるものであり、この圧縮ばね34のばね力により衝撃的に送り込む動きとなる。
即ち、スライド軸25には鋸歯列30A,30Bが設けられており、これらの鋸歯列30Aまたは30Bを構成するいずれかの、例えば鋸歯列30Aの最先端側の鋸歯31における鉛直面31aにストッパリング32が当接しており、かつ圧縮ばね34の作用によって、この鉛直面31aはストッパリング32に圧接している。そこで、ストッパリング32に設けた押動操作部33A,33Bの一方、具体的には押動操作部33Bをスライド軸25の軸線と直交する方向に移動させる。これによって、スライド軸25は圧縮ばね34の付勢力により図1の矢印方向に移動することになる。ただし、ストッパリング32は鋸歯列30Bの最先端側の鋸歯31における鉛直面31aと対面するので、1回の操作ではスライド軸25はこの鋸歯31の鉛直面31aと当接する位置までしか進行しない。その後、押動操作部33Aを操作して、ストッパリング32を前述とは反対方向に押動することによって、鋸歯列30Bの最先端側の鋸歯31から離脱して、鋸歯列30Aの先端から2番目に位置する鋸歯31の鉛直面31aと当接する位置まで進行する。従って、穿刺針12は図8に仮想線で示したようにして徐々に深く刺入されて、関心領域ROIに至ることになる。
以上のように、ストッパリング32の押動操作部33A,33Bを交互に押動することによって、スライド軸25が鋸歯列30Aの鋸歯31における鉛直面31aと、それより後端側に位置する鋸歯列30Bの鋸歯31における鉛直面31a間の間隔、及びが鋸歯列30Bの鋸歯31における鉛直面31aと、それより後端側に位置する鋸歯列30Aの鋸歯31における鉛直面31aを1ピッチとして、間欠的に穿刺針12が突出して体内に刺入されることになる。ここで、前述した穿刺針12の送りピッチ間隔は、処置すべき部位にもよるが、好ましくは1cm以下、例えば5mm程度とするのが望ましい。
以上のように、穿刺針12をピッチ送りすることによって、穿刺時に安全性を確認しながら操作することができ、例えば穿刺経路に血管等が存在している場合等にあっては、確実に回避動作を取ることができ、また回避できないときには、穿刺操作を中断して、穿刺針12を引き戻す等の操作が可能になる。しかも、穿刺針12はピッチ送りされるにも拘らず、圧縮ばね34に蓄積した付勢力の作用により駆動されることから、移動は高速で衝撃的に行われるようになり、関心領域ROIにおける組織が硬い場合であっても、この組織に確実に刺入させる推力が得られる。また、穿刺針12の刺入深さを容易に制御できるので、超音波トランスデューサ7により穿刺針12の先端位置を確認しながら、ストッパリング32の操作を行って、関心領域ROIにおける所定の位置まで穿刺針12が進行したときに、ストッパリング32の操作によるスライド軸25の前進操作を停止させることによって、この穿刺針12の刺入深さを正確に調整することができる。また、ガイド筒24には規制リング36が装着されており、この規制リング36によって、穿刺針12の突出ストローク終端位置が規制される。従って、超音波トランスデューサ7の観察範囲や、検査部位等を総合勘案して、穿刺針12の最大突出位置を予め規制しておくことにより、さらに安全な処置を行えることになる。
穿刺針12が関心領域ROIに到達すると、受け筒26に接続した吸引用シリンジを作動させて、その開口部12aから体内組織を吸引することにより組織の採取が行われる。なお、穿刺針12を2重針として、内針に開口部を形成し、外針はこの内針に対して摺動可能な構成とすると、内針に吸引した組織を外針で摺り切るようにして切断できることになる。
穿刺針12により体内組織を採取した後には、穿刺針12を可撓性シース15内に引き戻す。この操作は、スライド軸25を図1の矢印とは反対方向に移動させる。このスライド軸25に設けた鋸歯列30A,30Bの各鋸歯31は交互に配置しており、かつ穿刺針12の引き戻し方向には傾斜面31bとなっているので、スライド軸25の移動によりストッパリング32はこの傾斜面31bに乗り上げるようになり、この鋸歯31を乗り越えることになる。従って、このスライド軸25の移動によって、ストッパリング32はその軸線と直交する方向に往復移動することにより次々に鋸歯31を乗り越えるようになり、スライド軸25のこの方向への移動時にストッパリング32は鋸歯31と干渉してロックするようなことはない。そして、このスライド軸25の変位によって、圧縮ばね34が圧縮される。
穿刺針12が可撓性シース15の内部に引き込まれたときに、このスライド軸25に対する引っ張り力を解除する。その結果、圧縮ばねストッパリング32は鋸歯列30Aまたは30Bを構成するいずれかの鋸歯31の鉛直面31aに圧接されて、その位置でスライド軸25が停止する。その後、コード11を処置具挿通路5から引き出す。これにより関心領域ROIの組織細胞が採取され、このようにして採取された組織細胞により細胞診を行うことができる。
本発明の実施の一形態を示す穿刺装置の断面図である。 穿刺装置を組み込んだ超音波内視鏡の概略構成図である。 穿刺装置の処置具導入部への接続部を示す構成説明図である。 穿刺装置を構成するコードの先端部分の拡大断面図である。 ピッチ送り手段を構成するスライド軸とストッパリングとの外観図である。 操作前の状態を示す穿刺装置の作用説明図である。 コードの先端を処置具挿通路から導出させた状態を示す穿刺装置の作用説明図である。 穿刺針をピッチ送りしている状態を示す穿刺装置の作用説明図である。
符号の説明
1 穿刺装置 2 超音波内視鏡
4 挿入部 5 処置具挿通路
6 処置具導入部 10 操作ユニット
11 コード 12 穿刺針
12a 開口部 13 可撓チューブ
14 穿刺部材 15 可撓性シース
20 ホルダ部材 21 シース保持部材
22 シース連結部材 24 ガイド筒
25 スライド軸 25b,25c 摺動面部
25d 作動部 26 受け筒
27 チューブ連結部材 30A,30B 鋸歯列
31 鋸歯 31a 鉛直面
31b 傾斜面 32 ストッパリング
33A,33B 押動操作部 34 圧縮ばね
35 位置決めスリーブ 36 規制リング

Claims (3)

  1. 可撓性シースと、この可撓性シース内に挿通され、可撓チューブの先端に穿刺針を連結して設けた穿刺部材とからなり、体腔内への挿入部材に設けた処置具挿通路に挿通される穿刺装置において、
    前記処置具挿通路の入口部に着脱可能に固定され、前記可撓性シースが挿通されるホルダ部材と、
    前記ホルダ部材に挿嵌されて、前記可撓性シースの後端部が固定されるシース保持部材と、
    前記穿刺部材の後端部が連結され、前記可撓性シースの先端から前記穿刺部材の穿刺針を出没させる操作を行うための操作部材とからなり、
    前記操作部材は、前記穿刺部材を前記可撓性シースの先端から突出する方向に付勢する付勢手段と、この穿刺部材をこの付勢手段の付勢力により一定間隔毎に間欠的に送り出すピッチ送り手段とを備える
    構成としたことを特徴とする穿刺装置。
  2. 前記シース保持部材は、前記ホルダ部材への嵌合部の位置を調整可能に固定する構成としたことを特徴とする請求項1記載の穿刺装置。
  3. 前記ピッチ送り手段は、前記穿刺部材の後端部が固定的に連結され、前記付勢手段に付勢されたスライド部材と、このスライド部材の表面のうち、相対向する部位に2組の鋸歯列を設けることにより構成され、リニア方向のインデックス部とを有するものであり、前記各鋸歯列を構成する鋸歯は、前記付勢手段に向いた側からな斜めに立ち上がる傾斜面で、この傾斜面の頂点から前記スライド部材の軸線と直交する鉛直面となり、各列の鋸歯は相互に1ピッチ分以上軸線方向にずらせた位置に配設されており、かつ前記スライド部材には、その軸線と直交する方向に往復移動可能なストッパリングを備え、このストッパリングは前記各鋸歯列の各々の鋸歯の鉛直面に選択的に当接可能な構成としたことを特徴とする請求項1記載の穿刺装置。

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