JP2007236607A - 車両用シートパッド - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シートパッド内の溝に導入された空気が溝のみを介して、座面に連通した各空孔に万遍なく供給されるよう構成された車両用シートパッドを提供する。
【解決手段】車両用シートパッド10のクッションパッドは、パッド本体20と、該パッド本体20の凹所24に嵌合された挿填体30とからなる。挿填体30の上面に溝31〜34が設けられている。貫通孔35は各溝31〜34及び空孔27を介して挿填体30の座面に連通している。溝31〜34のうち、貫通孔35の上端が開口する付近を上方から蓋をして覆うように覆蓋体としてのフィルム37が挿填体30の上面に貼着されている。
【選択図】図3

Description

本発明は車両用シートパッドに関する。本発明の一態様は、特に底面から上方に向って凹陥した凹所が設けられたパッド本体と、該凹所に挿填された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドに関する。本発明の他の態様は、座面から下方に凹所が設けられ、この凹所にスラブを嵌合させた車両用シートパッドに関する。
特開平11−34710号公報及び特開2005−59646号公報には、パッド本体の底面から上方に向って凹部が設けられると共に、該凹部にスラブが挿入されており、該スラブの上面部分にセンサが設置された着座センサ付き座席が記載されている。実公平5−10700号、特表平9−505499号には、パッド内にパッド底面に連通した溝を設けると共に、パッドの上部を通気性素材に構成した車両用シートパッドが記載されている。
また、近年、パッド上面を通気性素材とする代替案として、溝と座面とを連通するように空孔を設けることも創案されている。
特開平11−34710号公報 特開2005−59646号公報 実公平5−10700号 特表平9−505499号
パッドをパッド本体と挿填体又はスラブとの2体にて構成し、両者の間に通気用の溝を設けた車両用シートパッドにあっては、連通部から溝内に空気が供給されたときに、空気圧によってパッド本体の座面部やスラブが押し上げられ、連通部から溝及び各空孔への空気供給が万遍なく行われないようになるおそれがある。
本発明は、車両用シートパッド内の溝に導入される空気が、溝を介して、各空孔に万遍なく供給されるよう構成された車両用シートパッドを提供することを目的とする。
請求項1の車両用シートパッドは、底面部に上方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体と、該凹所に挿填された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドにおいて、該挿填体の上面に設けられた通気用の溝と、該溝と前記パッド本体の座面とを連通する空孔と、該溝と該車両用シートパッド外とを連通する連通部と、を備えてなり、少なくとも前記連通部が開口する付近の該溝に被さるように、覆蓋体を該挿填体の上面に設けたことを特徴とするものである。
請求項2の車両用シートパッドは、請求項1において該覆蓋体は該挿填体の上面に付着されていることを特徴とするものである。
請求項3の車両用シートパッドは、請求項2において、前記覆蓋体は前記溝の全域に被さるように該挿填体の上面に付着されており、該覆蓋体に、前記空孔を該溝内に連通させるための切欠又は開口が設けられていることを特徴とするものである。
請求項4の車両用シートパッドは、座面部に下方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体と、該凹所に嵌合された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドにおいて、該凹所の底面に設けられた通気用の溝と、該溝と前記パッド本体の座面とを連通する空孔と、該溝と該車両用シートパッド外とを連通する連通部と、を備えてなり、少なくとも前記連通部が開口する付近の該溝に被さるように、覆蓋体を該凹所の底面に付着させたことを特徴とするものである。
請求項5の車両用シートパッドは、請求項4において該覆蓋体は該凹所の底面に接着されていることを特徴とするものである。
請求項6の車両用シートパッドは、請求項4又は5において、前記覆蓋体は前記溝の全域に被さるように該凹所の底面に付着されており、該覆蓋体に、前記空孔を該溝内に連通させるための切欠又は開口が設けられていることを特徴とするものである。
請求項7の車両用シートパッドは、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記連通部は溝の延在方向の途中部分に配置されており、該途中部分よりも該延在方向のいずれの側にも前記空孔が設けられていることを特徴とするものである。
請求項8の車両用シートパッドは、請求項1ないし7のいずれか1項において、前記連通部は、前記溝を車両用シートパッドの底面に連通するように設けられていることを特徴とするものである。
請求項9の車両用シートパッドは、請求項2ないし8のいずれか1項において、前記覆蓋体は可撓性を有することを特徴とするものである。
請求項10の車両用シートパッドは、請求項9において、前記覆蓋体はフィルムであることを特徴とするものである。
請求項11の車両用シートパッドは、請求項2ないし10のいずれか1項において、前記覆蓋体は着座センサ又はヒーターデバイスであることを特徴とするものである。
請求項12の車両用シートパッドは、請求項2ないし11のいずれか1項において、前記覆蓋体はその一部が伸長可能となっていることを特徴とするものである。
請求項13の車両用シートパッドは、請求項1において、前記覆蓋体は前記挿填体と一体に設けられていることを特徴とするものである。
請求項14の車両用シートパッドは、請求項4において、前記覆蓋体はパッド本体と一体に設けられていることを特徴とするものである。
請求項15の車両用シートパッドは、請求項13又は14において、挿填体は発泡ポリウレタンであり、覆蓋体が一体に成形されていることを特徴とするものである。
請求項16の車両用シートパッドは、請求項15において、覆蓋体は裏面側に向かって凸形状をなしていることを特徴とするものである。
本発明の一態様の車両用シートパッドにあっては、パッド本体の底面の凹所に挿填体が挿填され、この装填体の上面に溝が設けられている。この溝が連通部を介して車両用シートパッド外に連通すると共に、該溝が座面に空孔によって連通している。少なくとも連通部が開口する付近の溝に蓋をするようにして覆蓋体が設けられ、この覆蓋体が挿填体の上面に付着されている。
本発明の他態様の車両用シートパッドにあっては、パッド本体の上面に凹所を設け、この凹所にスラブを嵌合させ、凹所底面に溝を設けている。この態様にあっては、少なくとも連通部が開口する付近の溝に蓋をするようにして覆蓋体が設けられ、この覆蓋体が凹所底面に付着されている。
いずれの態様においても、少なくとも連通部が開口する付近の溝に蓋をするようにして覆蓋体が設けられ、この覆蓋体が挿填体上面又は凹所底面に付着されているので、パッド本体の座面部やスラブに対し連通部からの空気によって加えられる押し上げ力が小さくなり、その浮き上りが防止される。これにより、溝内の全域及び各空孔に万遍なく空気が供給される。
本発明は、特に、連通部は溝の延在方向の途中部分に配置されており、該途中部分よりもいずれの側にも前記空孔が複数個設けられている場合に好適である。
上記空孔を複数個設けることにより、座面の広い範囲に空気を供給することができる。
溝は、シートパッドの底面に連通されるのが好ましい。この場合、該連通部を介して溝にエアコン等から温風又は冷風を供給すると、この温風又は冷風が空孔を介して座面から上方に流出し、乗員の暖房又は冷房を行うことができる。
この暖房又は冷房を快適なものとするために、尻下部の左右両側に空孔を設けるのが好ましい。
上記の覆蓋体は、フィルムであることが好ましいが、着座センサ又はヒーターデバイスを代替品として利用してもよい。
覆蓋体は可撓性を有していることが好ましい。覆蓋体の一部を伸長可能とすることにより、シートパッドの沈み込み変形に自在に追従可能となる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図、第2図、第3図は第1図のII−II線、III−III線に沿う断面図である。第4図は挿填体の斜視図、第5図は覆蓋体としてのフィルムを貼着した挿填体の斜視図である。
この車両用シートパッド10のクッションパッドは、パッド本体20と、該パッド本体20の凹所24に嵌合された挿填体30とからなり、該パッド本体20を貫くようにして空孔27が設けられている。このクッションパッドに表皮を装着することにより車両用シートパッド10が構成される。
パッド本体20は、尻下部21、腿下部22、サイド部23及び底面の凹所24を有する。
この凹所24は尻下部21の下方のパッド本体20の底面から上方に向って凹陥したものである。この実施の形態では、凹所24及び挿填体30の平面視形状は方形であるが、これに限定されない。
パッド本体20の上面には、前後方向の凹条25と横幅方向の凹条26とが、両者が交わることによりH形を呈するように設けられている。
クッション性を重視する車両用シートパッド、或いはシートパッドの上にカバー材として厚さ5mm以上のソフトウレタンやそれに類するものが用いられている場合は、パッド本体20は低密度材で構成し、挿填体30の構成材料として高性能材を使用するのが好ましい。
その場合、シートパッド本体20の構成材料としては、コア密度25〜50kg/m、25%硬度15〜25kgf/φ200のポリウレタンフォームが望ましく、挿填体30はコア密度45〜70kg/m、25%硬度16〜30kgf/φ200のポリウレタンフォームが望ましい。
一方、表面にソフト感が望まれるシートパッドあるいは初期の着座フィーリングを良くすることを目指すシートパッドの場合、パッド本体20の構成材料としては、コア密度40〜70kg/m、25%硬度8〜20kgf/φ200のポリウレタンフォームが望ましく、挿填体30はコア密度25〜55kg/m、25%硬度16〜30kgf/φ200のポリウレタンフォームが好ましい。
この車両用シートパッドにあっては、凹所24及び挿填体30の前後方向の長さが150〜500mm、特に200〜400mmであり、凹所24の深さが尻下部21におけるシートパッド20の厚さの30〜90%、特に60〜80%であることが好ましい。
この実施の形態では、パッド本体20の凹所24の天井面は平坦である。パッド本体20の尻下部の左右両側に、前記空孔27が設けられている。この実施の形態では、空孔27は尻下部の左右にそれぞれ複数個ずつ設けられているが、1個ずつ設けられてもよい。
なお、シートパッドはクッションパッドに表皮を装着したものであるため、第1図では空孔27は破線にて図示されている。この表皮は織布など通気性を有した素材よりなる。
挿填体30の上面には、パッドの中央部を前後方向に延在する前後方向溝34と、該前後方向溝34の最前部から左右に延在した第1横溝31と、該第1横溝31よりも若干後方において前後方向溝34から左右に延在した第2横溝32と、前後方向溝34の最後部から左右に延在した第3横溝33とが設けられている。
これらの溝31〜34のうち、貫通孔35の上端が開口する付近を上方から蓋をして覆うように覆蓋体としてのフィルム37が挿填体30の上面に接着剤や粘着剤(好ましくは接着剤)によって付着されている。この実施の形態では、フィルム37は、前後方向溝34と第2横溝32との交叉部付近から、第3横溝33の近傍付近にかけて配設されている。横溝31の全体と、横溝32、33の延在方向の先端側は、フィルム37によって覆われておらず、露呈している。
挿填体30の中央部には、該第2横溝32と第3横溝33との間の前後方向溝34から挿填体30の底面にまで上下に貫通する連通部としての貫通孔35が設けられている。この実施の形態では、貫通孔35は1個だけ設けられているが、複数個設けられてもよい。
この挿填体30は、その上面の周縁部から張り出したフランジ部36を、凹所24の天井面の周縁の嵌合用雌型部24aに係合させるようにして、凹所24に装着される。
挿填体30を凹所24に装着した状態にあっては、各横溝31,32,33の延在方向の先端が空孔27に連通している。
この実施の形態では、このようにして、溝31〜34を介して貫通孔35と空孔27とが連通している。従って、貫通孔35内に温風又は冷風をエアコン(図示略)等から供給すると、この温風又は冷風が空孔27から上向きに流出し、乗員の暖房又は冷房を行うことができる。
この実施の形態では、貫通孔35の周囲の挿填体30の上面にフィルム37が貼着され、該貫通孔35付近の溝34,32を覆蓋している。このため、貫通孔35からの空気が直接にはパッド本体20の凹所24の天井面には当らないので、貫通孔35から吹き上がる空気圧がパッド本体20の凹所24の天井面を押し上げる力が弱い。
従って、貫通孔35に空気を供給しても、該天井面は挿填体30の上面に密着したままとなる。この結果、貫通孔35からの空気流は前後方向溝34のみを経て各横溝31〜33に流入し、すべての空孔27へ万遍なく供給され、各空孔27から十分な量の空気が流出する。
第6図〜第8図を参照して別の実施の形態について説明する。なお、第6図は挿填体の斜視図、第7図は車両用シートパッドの前後方向断面図、第8図は第7図のVIII−VIII線断面図である。
この実施の形態では、フィルム37’は挿填体30の上面の略全体に貼着されている。フィルム37’のうち、各横溝31〜33の延在方向両端部と重なる位置に開口38が設けられている。各溝31〜33は、この開口38を介して空孔27と連通している。その他の構成は前記実施の形態と同一であり、同一符号は同一部分を示している。なお、開口38の代わりに切欠部をフィルム37’に設けてもよい。
この実施の形態においても、挿填体30の上面に貼着されたフィルム37’によって溝31〜34が覆蓋されているので、貫通孔35からの空気は凹所24の天井面に直接には当らない。従って、貫通孔35からの空気の吹上圧が凹所24の天井面に上向きに作用する力は小さく、該天井面は挿填体30の上面に密着したままとなる。この結果、貫通孔35からの空気流は前後方向溝34のみを経て各横溝31〜33に流入し、すべての空孔27へ万遍なく供給され、各空孔27から十分な量の空気が流出する。
第9図(a)は1枚の一連一体のフィルム37’の代わりに、複数枚のフィルム37a、37b、37cを相互間に若干の間隔をあけて挿填体30の上面に配置した挿填体30の斜視図、第9図(b)は同(a)のB−B線に沿う挿填体上面付近の断面図である。
フィルム37a〜37cに各々開口38が設けられている。この開口38を介して各空孔27が溝31〜33に連通している。
各フィルム37a、37b、37c間には、細幅状のフィルム39が配置され、このフィルム39も挿填体30の上面に貼着されている。
フィルム37a、37b、37cの縁部は、このフィルム39の上面に重なっているが、フィルム39に対しては付着していない。このため、挿填体30の上面が凹反りした場合、フィルム37a〜37cとフィルム39との重なり合い部分が摺動し、挿填体30の凹反りが拘束されない。従って、シートパッドに乗員が座って該シートパッドの座面部が沈み込むように変形する場合、フィルム39はこの変形に自在に追従する。
なお、フィルム37a〜37cの縁部の上側にフィルム39の縁部を重ねてもよい。また、開口38の代わりに切欠きを設けてもよい。
フィルム39の代わりに第16図(a),(b)及び第17図に示すフィルム50を用いてもよい。このフィルム50は、溝31の左右両端部に重なる開口51、溝32の左右両端部に重なる開口52、溝33の左右両端部に重なる開口53、開口51,52間を左右方向に延在する長開口54、開口51,52間を左右方向に延在する長開口55を有する。長開口54よりも開口51側の領域56と、長開口55,55間の領域57と、長開口55よりも開口53側の領域58とがそれぞれ接着剤で挿填体30の上面に貼着されている。ただし、長開口54,55の周縁部は挿填体30の上面に付着されていない。このフィルム50は長開口54,55付近がシート前後方向に自在に伸長可能であるため、挿填体30の変形に自在に追従する。
なお、第16図(a)はフィルム50と挿填体30との関係を示す斜視図、同(b)はフィルム50を貼った後の挿填体30の斜視図、第17図は第16図(b)のXVII−XVII線断面図である。
第10図(a)は異なる実施の形態に係る車両用シートパッドの分解斜視図、(b)図は該車両用シートパッドの前後方向の縦断面図((c)図のB−B線断面図)、(c)図は(b)図のC−C線断面図である。
この車両用シートパッド10Aは、パッド本体20Aの座面に凹所24Aを設け、この凹所24Aにスラブ40を上方から嵌着させたものであり、このスラブ40に各空孔27が設けられている。
この車両用シートパッド10Aでは、凹所24Aの底面に前記第1図〜第3図の実施の形態と同一パターンにて溝31〜34が設けられている。パッド本体20Bに、前後方向溝34とパッド本体20Bの底面とを連通する貫通孔35が設けられている。
この凹所24の底面の溝31〜34に対し、フィルム37が第1図〜第5図と同位置に貼着されている。
この第10図の車両用シートパッド10Aにおいても、貫通孔35から吹き上る空気は、フィルム37に当り、スラブ40には直接には当らない。
このため、貫通孔35からの空気の吹上圧がスラブ40に上向きに作用する力は小さく、凹所24Aの底面とスラブ40とは密着したままとなる。この結果、貫通孔35からの空気流は前後方向溝34のみを経て各横溝31〜33に流入し、すべての空孔27へ万遍なく供給され、各空孔27から十分な量の空気が流出する。
第10図の実施の形態でも、第6〜8図に示したフィルム37’を凹所24の底面に貼着していてもよく、また、第9図のようにフィルム37a〜37c、39を凹所24の底面に貼着してもよい。
上記実施の形態は、いずれも本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。例えば、フィルム37,37’の代替品として、シート状の着座センサやヒーターデバイスを用いてもよい。
第11図は実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図、第12図、第13図は第11図のXII−XII線、XIII−XIII線に沿う断面図である。第14図は挿填体の斜視図、第15図は挿填体の断面斜視図である。
この車両用シートパッド10Bのクッションパッドは、パッド本体20と、該パッド本体20の凹所24に嵌合された挿填体30Bとからなる。該パッド本体20の構成は第1図〜第5図のものと同一である。
この実施の形態では、フィルム37が省略され、その代りに挿填体30Bが覆蓋体37Bを一体に備えたものとなっている。この覆蓋体37Bは、貫通孔35の上方位置に前後方向溝34を溝幅方向に横断するように設けられている。
この覆蓋体37Bは下向きに尖った形状となっている。貫通孔35からの空気は、この覆蓋体37Bに当って二手に別れて該溝34に流入し、前方及び後方に向って流れる。この実施の形態でも上記実施の形態と同様の作用効果が奏される。
実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図である。 第1図のII−II線に沿う断面図である。 第1図のIII−III線に沿う断面図である。 挿填体の斜視図である。 フィルムを貼着した挿填体の斜視図である。 別のフィルムを貼着した挿填体の斜視図である。 別の実施の形態を示す断面図である。 別の実施の形態を示す断面図である。 別の実施の形態に用いられる挿填体の構成図である。 さらに別の実施の形態に係る車両用シートパッドの構成図である。 異なる実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図である。 第11図のXII−XII線に沿う断面図である。 第11図のXIII−XIII線に沿う断面図である。 挿填体の斜視図である。 挿填体の断面斜視図である。 別の挿填体の斜視図である。 図16のXVII−XVII線断面図である。
符号の説明
10,10A 車両用シートパッド
20,20A パッド本体
24,24A 凹所
27 空孔
30,30B 挿填体
31,32,33 横溝
34 前後方向溝
35 貫通孔(連通部)
37,37’,37a〜37c,39 フィルム(覆蓋体)
37B 覆蓋体
38 開口
40 スラブ

Claims (16)

  1. 底面部に上方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体と、
    該凹所に挿填された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドにおいて、
    該挿填体の上面に設けられた通気用の溝と、
    該溝と前記パッド本体の座面とを連通する空孔と、
    該溝と該車両用シートパッド外とを連通する連通部と、
    を備えてなり、
    少なくとも前記連通部が開口する付近の該溝に被さるように、覆蓋体を該挿填体の上面に設けたことを特徴とする車両用シートパッド。
  2. 請求項1において該覆蓋体は該挿填体の上面に付着されていることを特徴とする車両用シートパッド。
  3. 請求項2において、前記覆蓋体は前記溝の全域に被さるように該挿填体の上面に付着されており、該覆蓋体に、前記空孔を該溝内に連通させるための切欠又は開口が設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  4. 座面部に下方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体と、
    該凹所に嵌合された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドにおいて、
    該凹所の底面に設けられた通気用の溝と、
    該溝と前記パッド本体の座面とを連通する空孔と、
    該溝と該車両用シートパッド外とを連通する連通部と、
    を備えてなり、
    少なくとも前記連通部が開口する付近の該溝に被さるように、覆蓋体を該凹所の底面に付着させたことを特徴とする車両用シートパッド。
  5. 請求項4において該覆蓋体は該凹所の底面に接着されていることを特徴とする車両用シートパッド。
  6. 請求項4又は5において、前記覆蓋体は前記溝の全域に被さるように該凹所の底面に付着されており、該覆蓋体に、前記空孔を該溝内に連通させるための切欠又は開口が設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記連通部は溝の延在方向の途中部分に配置されており、該途中部分よりも該延在方向のいずれの側にも前記空孔が設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項において、前記連通部は、前記溝を車両用シートパッドの底面に連通するように設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  9. 請求項2ないし8のいずれか1項において、前記覆蓋体は可撓性を有することを特徴とする車両用シートパッド。
  10. 請求項9において、前記覆蓋体はフィルムであることを特徴とする車両用シートパッド。
  11. 請求項2ないし10のいずれか1項において、前記覆蓋体は着座センサ又はヒーターデバイスであることを特徴とする車両用シートパッド。
  12. 請求項2ないし11のいずれか1項において、前記覆蓋体はその一部が伸長可能となっていることを特徴とする車両用シートパッド。
  13. 請求項1において、前記覆蓋体は前記挿填体と一体に設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  14. 請求項4において、前記覆蓋体はパッド本体と一体に設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  15. 請求項13又は14において、挿填体は発泡ポリウレタンであり、覆蓋体が一体に成形されていることを特徴とする車両用シートパッド。
  16. 請求項15において、覆蓋体は裏面側に向かって凸形状をなしていることを特徴とする車両用シートパッド。
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