JP2007236465A - 多層人工歯用本体部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 義歯の必要な患者一人一人にふさわしい形態、大きさ、色調の人工歯を、歯科医院、歯科技工所等において容易に製作するのに使用する、未だ人工歯にまで至っていない、いわば中間段階にまでレジンで成形された製品としての多層人工歯用本体部材を提供する。
【解決手段】 義歯床と接合する基底面4とエナメル層を築盛する築盛支持面5を有するレジン製の多層人工歯用本体部材1であって、コア層2に積層成形されたデンチン層3の少なくとも前庭側面(前歯においては唇側面、臼歯においては頬側面)が、築盛支持面となっており、歯科医院または歯科技工所等において、築盛支持面に、エナメル層を形成する色の異なるレジンを築盛して、色調、形態を整え、レジンを重合硬化させることで、患者にふさわしい色調と形態を有する人工歯を製作する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、全部床義歯、部分床義歯といった義歯において使用される人工歯を提供するための多層人工歯用本体部材に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、個々の患者にふさわしい人工歯を歯科医院、歯科技工所等において製作するのに使用する未だ人工歯にまで至っていない、いわば中間段階にまでレジンで成形された製品としての多層人工歯用本体部材に関するものである。
義歯に使用される人工歯は、陶歯とレジン歯に分類されるが、レジン歯が製作が容易であり、安価で品質が安定していることから多用されている。
義歯に使用される人工歯のうち、とりわけ、前歯部人工歯は、外観に触れることから審美性が最も重要視され、患者個人の天然歯の形態、大きさ、色調等を再現したものを使用することが理想とされる。
天然歯の形態、大きさ、色調等は、個人差が著しく、また、同一人であっても、加齢に伴って変化することから、メーカー側で全てのケースに対応した前歯部人工歯をそれぞれ製品としてラインアップしておくことは、無限といえる数の人工歯を必要とすることになり現実的でない。
そこで、メーカーは、独自の考え方を基に、顔の輪郭、顔の立体的な作り、性別、年齢、体格、皮膚の色、さらには義歯の機能に影響する歯冠の厚さや舌側面形態等を考慮して、形態、大きさ、色調を分類し、かなり多くの種類の前歯部人工歯を開発し、その中からできるだけ患者個人に適した人工歯を選択できるようにしている。
しかしながら、義歯の製作において、多くの種類の中から患者の天然歯にできるだけ近い形態、大きさ、色調の人工歯を選択するのは煩雑であって時間がかかり、しかも熟練を必要とし容易なことではない。選択された人工歯を用いて製作された義歯が、綺麗すぎて患者に違和感が生じたり、部分床義歯のように隣接する残存歯がある場合には、選択された人工歯が形態、大きさ、色調において残存歯と十分調和しきれないことが多い。人工歯の色調については、例えば、特許文献1に示されるように、成形型を用いて、2層、3層さらにはそれ以上といった多層構造とすることで天然歯に近い色調を再現しようとしているが、未だ十分とは言い難く、また、加齢等に伴う白帯、黄斑、エナメルクラック等までを十分反映させることは困難であって、患者の満足が充分得られるまでには至っていない。
患者の天然歯に似せるため、写真や残存歯等を参考に、選択された人工歯の表面にステインを施し白帯、黄斑、エナメルクラックを形成することが行われるが、このようなステインは人工歯の表面に形成されているに過ぎず、患者の天然歯の自然観を再現し得るにまでは至っておらず、また、義歯の使用中にステインが摩耗したりする。
臼歯部人工歯は、咬合の確保、義歯の安定、咀嚼効率の向上の観点が重要視されるものの、審美性の確保も必要であり、前記した前歯部人工歯と同様な問題が存在することには変わりがない。
特開2003−129594号公報
この発明は、上記のような実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、義歯の必要な患者一人一人にふさわしい形態、大きさ、色調の人工歯を、歯科医院、歯科技工所等において容易に製作するのに使用する、未だ人工歯にまで至っていない、いわば中間段階にまでレジンで成形された製品としての多層人工歯用本体部材を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明は、義歯床と接合する基底面とエナメル層を築盛する築盛支持面を有するレジン製の多層人工歯用本体部材であって、コア層に積層成形されたデンチン層の少なくとも前庭側面が、前記築盛支持面となっていることを特徴とする。
そして、前記築盛支持面をステイン施工面と兼用することが好ましい。
前記多層人工歯用本体部材は、舌側面にエナメル層が積層成形されているものであってもよい。
また、前記多層人工歯用本体部材は、基底面に維持用孔、および/または、粗面が形成されていることが好ましい。
そして、前記多層人工歯用本体部材が前歯用であって、デンチン層の切端側が指状構造となっていることが好ましい。
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、歯科医院または歯科技工所等において、患者にとってできる限りふさわしい大きさの多層人工歯用本体部材を選択し、その築盛支持面に、エナメル層を形成するレジンを築盛して、色調、形態を整え、レジンを重合硬化させることで、患者にふさわしい色調、形態、大きさを有する人工歯を容易に製作できる。ここにおいて、エナメル層の築盛により形態を整えるとは、築盛する箇所への築盛量を調節することで、患者にふさわしい形態の人工歯とすることを意味する。また、築盛する箇所に応じて種々の色調のレジンを用い、その築盛の量を調節することで、例えば、白帯、黄斑、エナメルクラック等をエナメル層中に有する人工歯を製作することができる。
このように多層人工歯用本体部材は、築盛支持面にエナメル層を築盛して、色調、形態を整えることができることから、従来の人工歯程には、形態、大きさ、色調が異なる多種類の製品を必要とせず、歯科医院または歯科技工所等において、患者に適した多層人工歯用本体部材の選択が容易である。
前記築盛支持面をステイン施工面と兼用するものであると、築盛支持面に、例えば、白帯、黄斑、エナメルクラック等をステインを用いて、形成し、次いで、エナメル層を形成するレジンを築盛して、色調、形態を整え、重合硬化させることで、患者にふさわしい人工歯を容易に製作できる。
この発明の多層人工歯用本体部材を用いて得られた人工歯は、白帯、黄斑、エナメルクラック等をエナメル層中またはデンチン層とエナメル層との境界に設けることができるから、患者の義歯に適用する際、人工歯の歯冠を微調整するために削合、研磨等を行っても、白帯、黄斑、エナメルクラック等が消失せず、また、義歯の使用中にこれらが消失することもない。
前記多層人工歯用本体部材の舌側面にエナメル層が積層成形されていると、エナメル層を形成するレジンによる築盛操作等は、その分省力化でき、歯科医院や歯科技工所等において人工歯の製作を迅速に行うことができるとともに、築盛操作に伴うコストをおさえることができる。ここにおいて、舌側面に成形されたエナメル層は、患者一人一人の個性的な色調等を正確に反映させていなくて画一的であっても、人工歯の審美性等には大きな影響を及ぼす恐れはない。
多層人工歯用本体部材の基底面に維持用孔、および/または、粗面が形成されていると、築盛支持面にエナメル層を築盛して、人工歯を製作した後、接合用の基底面を義歯床と接合させた際、義歯床との強固な接着が得られることになる。
多層人工歯用本体部材が前歯用であって、デンチン層の切端側が指状構造となっていると、築盛支持面に、エナメル層を形成するレジンを築盛して、色調、形態を整え、重合硬化させれば、エナメル層を透してデンチン層の切端側の指状構造が見え、患者にふさわしい審美性に優れた前歯部人工歯を得ることができる。
以下、図面に基づきこの発明の最良の形態を更に詳細に説明する。もちろんこの発明は以下の形態によって限定されるものではない。
この発明の多層人工歯用本体部材の「前庭側面」とは、前歯部用においては唇側面、臼歯部用においては頬側面と咬合面をも含むものを意味するものとして使用する。
また、「レジン」とは、後述するような歯科用のレジン、硬質レジン、コンポジットレジンを含むものであるが、これに限られるものではなく、ポリカーボネート、ポリエーテルサルフォン等も含まれる。
また、「エナメル層」とは、通常着色されているが、透明であってもよい。
図1は、この発明の多層人工歯用本体部材の1形態を示す説明図であって、コア層の基底面を除きデンチン層が積層成形されているものである。
図1の多層人工歯用本体部材1は、前歯用のうち上顎中切歯用として示されており、コア層2とデンチン層3とからなり、コア層2の基底面4に維持用孔4aが形成されたものである。
なお、更に、基底面4は、サンドブラスト等によって粗面とされていてもよい。基底面4に形成された維持用孔4a、粗面は、義歯床との接着固定を向上させるものであって、必ずしも必要とされるものではない。
コア層2には、デンチン層3が基底面4を除き外周面全体に積層成形されている。デンチン層3の切端側3aは指状構造となっており、唇側面には切端に向かう溝状凹凸が形成されている。指状構造、溝状の凹凸は、天然歯のデンチン層(象牙質層)が発育に伴って発生したと同様な疑似構造を示すものであって、エナメル層を築盛して天然歯に似た形態とするのを容易にするとともに、得られた人工歯において、エナメル層を透して指状構造、溝状の凹凸が見えることから、天然歯に似た審美性を生ずるのに寄与する。なお、指状構造、溝状の凹凸は、指状構造、溝状の凹凸が形成されていない多層人工歯用本体部材のデンチン層を切削、研磨して形成するようにしてもよいし、デンチン層に更にデンチン層用のレジンを築盛等して形成するようにしてもよい。もちろん、指状構造、溝状の凹凸が形成されていない多層人工歯用本体部材をそのまま使用してもよい。
このような構造の多層人工歯用本体部材1は、例えば、前記特許文献1に記載した製造方法に準じて製造すればよい。すなわち、コア成形用の成形型によって形成されたキャビティ内に、コア用のレジンとしての餅状またはペースト状レジンを填入して重合させてコア層2を成形し、次いで、デンチン成形用の成形型によって形成されたキャビティ内に、デンチン用の餅状またはペースト状レジンを填入して重合させてコア層2にデンチン層3を積層成形することで、図1に示す多層人工歯用本体部材1を得ることができる。
コア層2は、通常、歯頸部色に着色されている。
コア層又はデンチン層用のレジンとしては、人工歯を成形するのに使用されるものであれば特に限定されるものではなく、(メタ)アクリレート系のレジンが例示される。(メタ)アクリレート系のレジンとしては、歯科用レジン、硬質レジン、コンポジットレジンが使用できるが、歯科用レジンが好ましい。
歯科用のレジンとしては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の粉末状ポリマーと、メチルメタクリレート(MMA)等の液体状のモノマーとを主成分とし、前記モノマーによって粉末状ポリマーが膨潤され、餅状またはペースト状となったものであって、必要に応じて、重合触媒、酸化安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料等が添加されたものを挙げることができる。成形型によって成形する場合は、重合触媒としては、加熱重合触媒を用いる。
また、デンチン層用のレジンとして、硬質レジン、コンポジットレジンであってもよい。硬質レジンとしては、前記したMMA等のモノマーに、例えば、Bis−GMA等の多官能モノマーを加え餅状またはペースト状としたものや、液成分として多官能モノマー、粉成分として石英粉末、アルミナ粉末、シリカ粉末等の粉末状無機充填材および/または有機無機複合充填材とを用いて餅状またはペースト状としたものを挙げることができる。ここにおいて、有機無機複合充填材としては、粉末状無機充填材とメタクリレートもしくはアクリレートとを混合した後、重合させ、次いで、粉砕したものが例示できる。硬質レジンの重合触媒も、成形型によって成形する場合は、加熱重合触媒を用いる。
コンポジットレジンとしては、多官能モノマーと粉末状無機充填材を主成分とし、重合触媒、顔料、染料等が添加された餅状またはペースト状となったものを挙げることができる。コンポジットレジンの重合触媒も、成形型によって成形する場合は、加熱重合触媒を用いる。
次に、図1に示された多層人工歯用本体部材1を用いて、患者にふさわしい人工歯を製作する方法の一例を説明する。
歯科医院または歯科技工所等において、図1に示された多層人工歯用本体部材1の築盛支持面5の唇側に、必要に応じてステインを用いて、図2に示すように白帯6、黄斑7、エナメルクラック8を形成する。患者によっては、白帯、黄斑、エナメルクラック全てを必要とせず、また、ステインの施工を全く必要としないこともあるのはいうまでもない。
ステインとしては、(メタ)アクリレート等のモノマー、顔料、無機充填材、光重合触媒を主要成分とするものを挙げることができる。このステインは、例えば、筆盛りし、光重合させればよい。
この多層人工歯用本体部材1のエナメル層の築盛支持面5は、デンチン層の外周面全体に渡っており、図2に示された築盛支持面5に、エナメル層を形成するレジンを築盛してエナメル層9を形成し、色調、形態を整え、レジンを重合硬化させることで、患者にふさわしい色調と形態を有する人工歯10を容易に製作できる。図3は得られた人工歯10を示す。なお、審美性等に悪影響を及ぼさない程度において、舌側面の一部にエナメル層を形成するレジンが築盛されなくてもよい場合もある。
築盛に際しては、図1に示す多層人工歯用本体部材1をそのまま使用するのではなく、患者に適するように形態修正してから、ステインの施工、エナメル層の築盛を行ってもよいことはいうまでもない。
なお、築盛支持面の表面をジクロロメタン等のレジンプライマーで表面処理することで、ステインやエナメル層との接着を強固にするようにしてもよい。
エナメル層を形成するレジンとしては、耐摩耗性等の点からは、硬質レジン、コンポジットレジンが好ましいが、前記した歯科用のレジンであってもよい。これらのレジンは、通常、ペースト状のものが築盛に使用される。
これらレジンは、築盛し、重合させることから、光重合型であることが好ましいが、化学重合型であってもよく、また、加熱重合型、常温重合型であってもよい。
光重合型とは、光重合触媒を用いたものであり、化学重合型とは、重合触媒と重合促進剤を利用するものである。
エナメル層を形成する光重合触媒を含有する硬質レジン、または、コンポジットレジンを用いて、エナメル層を築盛する操作は類似することから、硬質レジンを例として更に詳細に説明する。
築盛支持面の場所によって色調を変える場合(例えば、歯冠部と歯頸部で色調を変える場合や、唇側面と舌側面で色調を変える場合等を含む。)は、それぞれに適した色調の硬質レジンを築盛した後、光重合硬化させたり、築盛量が多い場合は、薄く築盛した後、予備重合として光重合硬化させ、築盛と予備重合を繰り返し、形態を整えた最終築盛後に最終重合をしたりする方法を採用すればよい。ここにおいて、光沢と審美性を向上させるため、顔料、染料を有しない硬質レジンを築盛して透明ないし半透明なエナメル最外薄層として形成してもよい。
そして、所定の形態、色調にまで築盛、硬化させた後に、必要に応じて形態修正を行う。このようにして得られた人工歯は、ステインがエナメル層によって覆われており、エナメル層の表面にステインが設けられたものと比べ、使用中にステインが摩耗したりすることがない。
なお、ステインを用いないで、築盛する場所によって種々の色調のエナメル層築盛用のレジンを用い、その築盛の量を調節することで、例えば、白帯、黄斑、エナメルクラック等をエナメル層中に有する人工歯を製作することもでき、この場合は、白帯、黄斑、エナメルクラック等が立体的であって、エナメル層表面から異なる深さ位置に形成できる利点がある。
図4は、図3に示す人工歯10を用いた上顎の全部床義歯11の部分断面説明図で、人工歯10のカラー部12、及び、基底面4が義歯床13に埋設され、基底面4に設けられた維持用孔4aに義歯床のレジンが侵入し、突起状部13aが形成され、人工歯10と義歯床13とが強固に接着固定されている。ここにおいて、カラー部12とは、歯頸部に相当する場所を意味する。
図4に示す義歯11は、歯科医院または歯科技工所等において、一般的な技工操作によって製作できるものであって、例えば、作業模型上に形成された咬合床に人工歯10を配列した後、歯肉を形成して蝋義歯とし、得られた蝋義歯をフラスコ内に埋没し、流蝋してできた空洞部に義歯床用の餅状またはペースト状のレジンを填入し、重合硬化させればよい。
義歯床用の餅状またはペースト状のレジンとしては、前記多層人工歯用本体部材のコア層用のレジンと類似したもの、すなわち、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の粉末状ポリマーと、メチルメタクリレート(MMA)等の液体状のモノマーとを主成分とし、前記モノマーによって粉末状ポリマーが膨潤され、餅状またはペースト状となったものであって、必要に応じて、重合触媒、酸化安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、疑似血管繊維等が添加されたものを挙げることができる。
部分床義歯の製作は、クラスプ等の維持装置を取り付ける点が全部床義歯と異なるが、全部床義歯の製作に準じて行えばよい。
図1に示す構造の多層人工歯用本体部材であって、形態、大きさ、色調が異なるものを、例えば、数種類、そして、ステイン、エナメル層を築盛するための色違いのレジンを収納したシリンジ等とをキットとして販売すれば、歯科医院または歯科技工所等において、個々の患者用の多層人工歯用本体部材の選択が容易であり、また、ステインによる築盛支持面へのステイン施工やエナメル層の築盛操作が、あたかも絵の具を使用した描画の如き操作で行うことができ、患者にふさわしい人工歯の製作を容易に行うことができる。
なお、パソコンを使用した多層人工歯用本体部材の築盛支援システムを構築するようにしてもよい。
その支援システムにおいては、パソコンに保存されている患者の天然歯の画像情報データ、または、写真、デジタル写真等から取り込んだ画像情報データと、パソコンに格納されているステイン、エナメル層築盛用のレジンによる色調再現情報テーブル等から、所定のプログラムに従って、ステインの施工、エナメル層の築盛によって、患者一人一人にふさわしい形態、色調、大きさの人工歯を製作するために必要な情報、例えば、施工するステインの選択、施工操作手順等の情報、エナメル層を築盛するレジンの種類・その組合せ、築盛量、築盛操作手順等の情報を提供するシステムが例示できる。
また、所定のプログラムに従いパソコンで画像処理を行わせ、ディスプレイ上に、前記した情報に基づきステイン施工、エナメル層の築盛を行った場合の人工歯、および、それを装着した患者の仮想画像を表示し、患者との協議に基づき、ディスプレイ上に協議結果の仮想画像を表示するとともに、ステイン、築盛するためのエナメル層用のレジン材の選択・組合せ等にデータを反映させるシステムも例示できる。
もちろん、インターネットを利用した築盛支援システムを構築するようにしてもよいことは、いうまでもない。
図5は、この発明の多層人工歯用本体部材の他の形態を示す説明図である。
図5に示す多層人工歯用本体部材21においては、コア層22の基底面23およびカラー部24を除きデンチン層25が積層成形され、コア層22は、基底面23およびカラー部24が露出している。この多層人工歯用本体部材21のエナメル層の築盛支持面26は、デンチン層25の外周面全体となる。
その他は、図1に示した多層人工歯用本体部材1と同様なことから、詳細な説明は省略する。
図6に、図5に示す多層人工歯用本体部材21のデンチン層25の築盛支持面26にステインで白帯、黄斑、エナメルクラックを形成し、次いで、エナメル層27を築盛して得られた人工歯28を示す。
図6に示す人工歯28の製作については、図1に示した多層人工歯用本体部材1を用いて図3に示す人工歯10を製作する方法と同様なことから、詳細な説明は省略する。
なお、審美性等に悪影響を及ぼさない程度において、舌側面の一部にナメル層を形成するレジンが築盛されなくてもよく、また、コア層の一部にまでエナメル層を形成するレジンが築盛されることもある。
図7は、この発明の多層人工歯用本体部材の更に他の形態を示す説明図である。
図7に示す多層人工歯用本体部材31においては、コア層32の唇側面全面と、舌側面の一部に回り込んでデンチン層33が積層成形され、コア層32が基底面34、および、舌側面の大部分において露出している。
その他は、図1に示した多層人工歯用本体部材1と同様なことから、詳細な説明は省略する。
この多層人工歯用本体部材31においては、エナメル層の築盛支持面36は、デンチン層33の外面全体でよいが、審美性等に悪影響を及ぼさない程度において、デンチン層33の舌側面の一部にエナメル層を形成するレジンが築盛されなくてもよく、コア層の一部にまでエナメル層を形成するレジンが築盛されてもよい。
図8に、図7に示す多層人工歯用本体部材31のデンチン層33の築盛支持面36にステインで白帯、黄斑、エナメルクラックを形成し、次いで、エナメル層37を築盛して得られた人工歯38を示す。
図8に示す人工歯38の製作については、図1に示した多層人工歯用本体部材1を用いて図3に示す人工歯10を製作する方法と同様なことから、詳細な説明は省略する。
図9は、この発明の多層人工歯用本体部材の更に他の形態を示す説明図である。
図9に示す多層人工歯用本体部材41は、コア層42の唇側面にデンチン層43が積層成形され、更に、エナメル層44がコア層42の基底面と舌側面を覆って、エナメル層44により基底面45、舌側面形状が積層成形されているものである。この多層人工歯用本体部材41において、コア層42の舌側面を覆うエナメル層44は、略人工歯としての舌側面形状をなしているものである。多層人工歯用本体部材41のエナメル層を築盛する築盛支持面46は、デンチン層43の唇側面とエナメル層44の唇側露出周囲面となっている。築盛するエナメル層のレジンとしては、前述したように硬質レジン等が採用できるが、加熱重合触媒によって重合硬化し、コア層42、義歯床用レジンと接着性のあるものを選択すればよい。エナメル層44の唇側露出周囲面による外形形状は、エナメル層を形成するレジンを築盛する際に、人工歯をイメージするのに有用となる。
また、維持用孔49は、歯軸に略直交する方向に設けられている。
その他は、図1に示した多層人工歯用本体部材1と同様なことから、詳細な説明は省略する。
このような構造の多層人工歯用本体部材41は、図1に示す多層人工歯用本体部材1の製造方法に準じて、コア層42、デンチン層43、エナメル層44を成形すればよい。すなわち、コア成形用の成形型によって形成されたキャビティ内に、コア用のレジンとしての餅状またはペースト状レジンを填入して重合させてコア層42を成形し、次いで、デンチン成形用の成形型によって形成されたキャビティ内に、デンチン用の餅状またはペースト状レジンを填入して重合させてデンチン層43を成形し、エナメル層成形用の成形型によって形成されたキャビティ内に、エナメル層形成用のペースト状レジンを填入して重合させてエナメル層44を成形し、図9に示す多層人工歯用本体部材41を得ることができる。
図10に、図9に示す多層人工歯用本体部材41のデンチン層43の築盛支持面46にステインで白帯、黄斑、エナメルクラックを形成し、次いで、エナメル層47を築盛して得られた人工歯50を示す。
図10に示す人工歯50の製作については、図1に示した多層人工歯用本体部材1を用いて図3に示す人工歯10を製作する方法と同様なことから、詳細な説明は省略する。
このように、多層人工歯用本体部材の基底面、舌側面にエナメル層が積層成形されていると、エナメル層を形成するレジンによる築盛操作等は、その分省力化でき、歯科医院や歯科技工所等において人工歯の製作を迅速に行うことができるとともに、築盛操作に伴うコストをおさえることができる。ここにおいて、舌側面に成形されたエナメル層は、患者一人一人の個性的な色調等を正確に反映させていなくて画一的であっても、人工歯の審美性等には大きな影響を及ぼす恐れがない。
図11は、この発明の多層人工歯用本体部材の更に他の形態を示す説明図である。
図11に示す多層人工歯用本体部材51は、コア層52の唇側面にデンチン層53が積層成形され、更に、コア層52の舌側面をエナメル層54が覆って、エナメル層54により舌側面形状が積層成形されているものである。この多層人工歯用本体部材51において、コア層52の舌側面を覆うエナメル層54は、略人工歯としての舌側面形状をなしている。
この多層人工歯用本体部材51の図9に示す多層人工歯用本体部材同様に、エナメル層を築盛する築盛支持面56は、デンチン層53の唇側面とエナメル層54の唇側露出周囲面となっている。
その他は、図9に示す多層人工歯用本体部材41と同様であり、また、図11に示す多層人工歯用本体部材51の築盛支持面56にエナメル層を築盛する操作も、図9に示す多層人工歯用本体部材41と同様なことから、詳細な説明は、いずれも省略する。
図1〜図11は、この発明の多層人工歯用本体部材を上顎中切歯用として説明したが、下顎中切歯用、上顎・下顎側切歯用、上顎・下顎犬歯用でもよい。また、上顎又は下顎臼歯用であってもよい。
図12は、この発明の多層人工歯用本体部材の更に他の形態を示す説明図であって、臼歯用のものである。
図12の多層人工歯用本体部材61は、デンチン層62が、コア層63の頬側面と交合面に積層成形されているものである。この多層人工歯用本体部材61においては、コア層63は基底面64、および、舌側面の大部分において露出している。
その他は、図7に示した多層人工歯用本体部材と類似することから、詳細な説明は省略する。
図13は、図12に示す多層人工歯用本体部材61のデンチン層62の築盛支持面66であるデンチン層の頬側面と咬合面にエナメル層67を築盛して得られた人工歯68を示す。
図13に示す人工歯68の製作については、図3に示す人工歯10を製作する方法に準じて行えばよいことから、詳細な説明は省略する。
なお、審美性等に悪影響を及ぼさない程度において、デンチン層62の舌側面の一部にエナメル層を形成するレジンが築盛されなくてもよく、コア層の一部にまでエナメル層を形成するレジンが築盛されてもよい。
この発明の多層人工歯用本体部材の1形態を示す説明図であって、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のA−A線断面図、(d)は(a)のB−B線断面図である。 図1に示す多層人工歯用本体部材にステインを施工した状態を示し、(a)唇側面図、(b)は右側面(近心)図である。 図1に示す多層人工歯用本体部材の築盛支持面にエナメル層が築盛され、人工歯とされた状態の説明図で、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のC−C線断面図、(d)は(a)のD−D線断面図である。 図3に示す人工歯を用いた上顎の全部床義歯の部分断面説明図である。 この発明の多層人工歯用本体部材の他の形態を示す説明図であって、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のE−E線断面図、(d)は(a)のF−F線断面図である。 図5に示す多層人工歯用本体部材の築盛支持面にエナメル層が築盛され、人工歯とされた状態の説明図で、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のG−G線断面図、(d)は(a)のH−H線断面図である。 この発明の多層人工歯用本体部材の更に他の形態を示す説明図であって、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のI−I線断面図、(d)は(a)のJ−J線断面図である。 図7に示す多層人工歯用本体部材の築盛支持面にエナメル層が築盛され、人工歯とされた状態の説明図で、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のK−K線断面図、(d)は(a)のL−L線断面図である。 この発明の多層人工歯用本体部材の更に他の形態を示す説明図であって、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のM−M線断面図、(d)は(a)のN−N線断面図である。 図9に示す多層人工歯用本体部材の築盛支持面にエナメル層が築盛され、人工歯とされた状態の説明図で、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のP−P線断面図、(d)は(a)のQ−Q線断面図である。 この発明の多層人工歯用本体部材の更に他の形態を示す説明図であって、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のR−R線断面図、(d)は(a)のS−S線断面図である。 この発明の多層人工歯用本体部材の更に他の形態を示す説明図であって、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のT−T線断面図、(d)は(a)のU−U線断面図である。 図12に示す多層人工歯用本体部材の築盛支持面にエナメル層が築盛され、人工歯とされた状態の説明図で、(a)は唇側面図、(b)は右側面(近心)図、(c)は(a)のV−V線断面図、(d)は(a)のW−W線断面図である。
符号の説明
1 多層人工歯用本体部材
2 コア層
3 デンチン層
4 基底面
5 築盛支持面
9 エナメル層

Claims (5)

  1. 義歯床と接合する基底面とエナメル層を築盛する築盛支持面を有するレジン製の多層人工歯用本体部材であって、
    コア層に積層成形されたデンチン層の少なくとも前庭側面が、前記築盛支持面となっていることを特徴とする多層人工歯用本体部材。
  2. 前記築盛支持面をステイン施工面と兼用することを特徴とする請求項1記載の多層人工歯用本体部材。
  3. 舌側面にエナメル層が積層成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の多層人工歯用本体部材。
  4. 基底面に維持用孔、および/または、粗面が形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の多層人工歯用本体部材。
  5. 前記多層人工歯用本体部材が前歯用であって、デンチン層の切端側が指状構造となっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の多層人工歯用本体部材。
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