JP2007236460A - シートパッド及びクッション材 - Google Patents

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JP2007236460A JP2006059683A JP2006059683A JP2007236460A JP 2007236460 A JP2007236460 A JP 2007236460A JP 2006059683 A JP2006059683 A JP 2006059683A JP 2006059683 A JP2006059683 A JP 2006059683A JP 2007236460 A JP2007236460 A JP 2007236460A
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Tomokazu Saito
友和 齊藤
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Abstract

【課題】溝の入口部の幅が小さく、見栄えが良いと共に、表皮材の張付作業性を向上させることができるシートパッド及びクッション材を提供する。
【解決手段】シートパッド10は、パッド本体20と、該パッド本体20の凹所24に嵌合された挿填体30と、凹所24の天井面に沿って設けられたワイヤ40とからなる。このシートパッドに表皮50を装着することによりクッション材が構成される。挿填体30の上面のうち、スリット25の下方に凹条31が設けられている。ワイヤ40は、この凹条31の底面に下半分程度が埋まり、上半分程度が露出するように設けられている。スリット25と凹条31とによって溝が構成されている。スリット25の幅Wは凹条31の幅Wよりも小さい。吊り袋51がCリング41によってワイヤ40に連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明はシートパッドと、該シートパッドの外面に表皮材を被着させて成る車両用シート等におけるクッション材に関するものである。
各種車両のシートやドアの内装品等に、発泡ウレタンに布等の表皮材を組み付けたクッション材が用いられている(特開2003−290574号)。この発泡ウレタンと表皮材は、ウレタンに固定された面ファスナ等のファスナによって着脱自在に組み付けられることがある。特に、吊り意匠をシートに設ける場合には、図3のように、吊り意匠を成形品の外面から凹嵌する溝の部分に位置させる。なお、図3(a)はシート1の斜視図、図3(b)は図(a)のB−B線に沿う断面図である。
同号公報に記載されている通り、このシート1はシートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4を備えており、該シートクッション2の上面及びシートバック3の前面に溝よりなる吊り意匠5が設けられている。このシート1は、ウレタンフォーム6に表皮材7を被せたものである。吊り意匠5の溝底面のウレタンフォーム6にファスナ8が設けられている。表皮材7に設けられたファスナ9が該ファスナ8に結合される。このファスナ8はウレタンフォーム6に一体成形される。ファスナ8,9は、いずれもベルト状の基盤と、該基盤の一方の面(ファスニング面)に設けられた係合突起(フック又はループ)を備えている。このフックとループとが係合することによりファスナ8,9同士が結合される。
なお、このようにファスナを用いる代りに、溝底部にワイヤをシートパッドと一体発泡により設けておくと共に、シート表皮に吊り袋を設けておき、この吊り袋をCリングによって上記ワイヤに固定することも行われている。このCリングは、ホグリンガと称される機械によってリング状に曲げられ、吊り袋とワイヤとを連結する。
特開2003−290574号
上記の吊り意匠5を構成するためのシートパッド6の溝は、小さい方が表皮材張り付け後のクッション材の見栄えが良くなるので好ましいが、溝幅を小さくするとファスナ8,9の幅も小さくなり、表皮材7の引っ張り方向の強度が低くなる。
溝の底の方の幅を入口側の幅よりも小さくすることが考えられるが、このようなアンダーカット形状の溝を有するシートパッドは、成形性が悪い。
本発明は、溝の入口部の幅が小さく、見栄えが良いと共に、表皮材の張付作業性を向上させることができるシートパッド及びクッション材を提供することを目的とするものである。
請求項1のシートパッドは、表皮材が被着される外面に溝を有したシートパッドにおいて、該シートパッドは、上部体と、該上部体と一体化された下部体とからなり、前記溝は該上部体を貫通したスリットよりなることを特徴とするものである。
請求項2のシートパッドは、請求項1において、前記上部体は、底面部に上方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体であり、前記下部体は、該凹所に挿填された挿填体であることを特徴とするものである。
請求項3のシートパッドは、請求項1において、前記上部体は、シートパッドの上面に沿って設けられたスラブであることを特徴とするものである。
請求項4のシートパッドは、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記下部体の上面のうち前記上部体のスリットの下方に凹条が設けられ、この凹条と前記スリットとによって前記溝が構成されていることを特徴とするものである。
請求項5のシートパッドは、請求項4において、該スリットの幅が該凹条の幅よりも小さいことを特徴とするものである。
請求項6のシートパッドは、請求項1ないし5のいずれか1項において、前記溝に、表皮材を係止するための係止部材が設けられていることを特徴とするものである。
請求項7のシートパッドは、請求項1ないし6のいずれか1項において、該シートパッドは発泡合成樹脂よりなることを特徴とするものである。
請求項8のシートパッドは、請求項7において、合成樹脂はポリウレタンであることを特徴とするものである。
請求項9のシートパッドは、請求項1ないし8のいずれか1項において、シートパッドはシートクッション又はシートバック用のシートパッドであることを特徴とするものである。
請求項10のクッション材は、シートパッドの外面に表皮材を接着剤によって接着したクッション材において、該シートパッドが請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシートパッドであり、該表皮材の一部が前記溝の底面に結合されていることを特徴とするものである。
本発明のシートパッド及びそれを用いたクッション材にあっては、シートパッドが上部材と下部体とからなり、上部体にスリットが設けられ、このスリットによって溝を構成しているので、例えばスリットの上側(入口側)の幅を下側の幅よりも小さくすることにより、溝の入口部を奥側よりも小さいものとすることができる。また、下部体に凹条を設け、この凹条の幅をスリットの幅よりも大きくすることによっても、溝の入口部の幅を奥側の幅よりも小さいものとすることができる。
このように、溝の入口部が奥側よりも小さいシートパッドは、クッション材の見栄えが良好である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
図1(a)は実施の形態に係るシートパッドのシート幅方向の断面図、図1(b)は表皮材を張り付けたクッション材の図1(a)におけるB−B線断面図である。
このシートパッド10は、パッド本体20と、該パッド本体20の凹所24に嵌合された挿填体30と、凹所24の天井面に沿って設けられたワイヤ40とからなる。このシートパッドに表皮50を装着することによりクッション材が構成される。
パッド本体20は、尻下部21、腿下部22、サイド部23及び底面の凹所24を有する。
この凹所24は尻下部21の下方のパッド本体20の底面から上方に向って凹陥したものである。この実施の形態では、凹所24及び挿填体30の平面視形状は方形であるが、これに限定されない。
パッド本体20の上面と凹所24の天井面とを連通するようにスリット25が設けられている。
クッション性を重視する車両用シートパッド、或いはシートパッドの上にカバー材として厚さ5mm以上のソフトウレタンやそれに類するものが用いられている場合は、パッド本体20は低密度材で構成し、挿填体30の構成材料として高性能材を使用するのが好ましい。
その場合、シートパッド本体20の構成材料としては、コア密度25〜50kg/m、25%硬度15〜25kgf/φ200のポリウレタンフォームが望ましく、挿填体30はコア密度45〜70kg/m、25%硬度16〜30kgf/φ200のポリウレタンフォームが望ましい。
一方、表面にソフト感が望まれるシートパッドあるいは初期の着座フィーリングを良くすることを目指すシートパッドの場合、パッド本体20の構成材料としては、コア密度40〜70kg/m、25%硬度8〜20kgf/φ200のポリウレタンフォームが望ましく、挿填体30はコア密度25〜55kg/m、25%硬度16〜30kgf/φ200のポリウレタンフォームが好ましい。
この車両用シートパッドにあっては、凹所24及び挿填体30の前後方向の長さが150〜500mm、特に200〜400mmであり、凹所24の深さが尻下部21におけるシートパッド20の厚さの30〜90%、特に60〜80%であることが好ましい。
この実施の形態では、挿填体30及び凹所24が、下側ほど小さくなる逆テーパ形状とされ、これにより挿填体30が凹所24内にしっかりと保持されている。なお、挿填体30は凹所24の内面に接着されてもよく、適宜の留付具によって留め付けられてもよい。
この実施の形態では、パッド本体20の凹所24の天井面は平坦である。
挿填体30の上面のうち、スリット25の下方に凹条31が設けられている。ワイヤ40は、この凹条31の底面に下半分程度が埋まり、上半分程度が露出するように設けられている。
スリット25は、複数個、スリット長手方向を一列に揃えて設けられている。凹条31はこのスリット25の列方向に延在している。このスリット25と凹条31とによって溝が構成されている。スリット25の幅Wは凹条31の幅Wよりも小さい。従って、溝は、入口側(上側)が狭く、奥側(底側)が広いものとなっている。
表皮50には、この溝内に入り込む吊り袋51が設けられている。この吊り袋51がCリング41によってワイヤ40に連結されている。
このように構成されたシートパッド及びクッション材にあっては、スリット25及び凹条31よりなる溝の入口側が狭いので、美観に優れる。また、溝の奥側が広いので、ホグリンガを用いた連結作業を行い易い。
図2(a)は別の実施の形態に係るシートパッドの幅方向の断面図、図2(b)はこのシートパッドに表皮を装着した状態における図2(a)のB−B線断面図である。
この実施の形態に係るシートパッド10Aは、パッド本体20Aと、このパッド本体20Aの上面に被着されたスラブ60とからなる。このパッド本体20A及びスラブ60は発泡ウレタンよりなる。
パッド本体20Aの上面には凹条31が設けられ、この凹条31の底面に図1と同様にワイヤ40が設けられている。
スラブ60には、凹条31の長手方向に沿うように複数個のスリット25が設けられている。このスリット25と凹条31とによって溝が構成されている。凹条31の幅はスリット25の幅よりも大であり、溝は入口側が狭く奥側が広いものとなっている。
表皮50の吊り袋50は、この溝内に引き込まれ、Cリング41によってワイヤ40に連結されている。
この実施の形態においても、スリット25及び凹条31よりなる溝の入口側が狭いので、美観に優れる。また、溝の奥側が広いので、ホグリンガを用いた連結作業を行い易い。
実施の形態に係る車両用シートパッドの構成図である。 別の実施の形態に係る車両用シートパッドの構成図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
10,10A シートパッド
20,20A パッド本体
24 凹所
30 挿填体
31 凹条
40 ワイヤ
50 表皮

Claims (10)

  1. 表皮材が被着される外面に溝を有したシートパッドにおいて、該シートパッドは、上部体と、該上部体と一体化された下部体とからなり、前記溝は該上部体を貫通したスリットよりなることを特徴とするシートパッド。
  2. 請求項1において、
    前記上部体は、底面部に上方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体であり、
    前記下部体は、該凹所に挿填された挿填体であることを特徴とするシートパッド。
  3. 請求項1において、前記上部体は、シートパッドの上面に沿って設けられたスラブであることを特徴とするシートパッド。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記下部体の上面のうち前記上部体のスリットの下方に凹条が設けられ、この凹条と前記スリットとによって前記溝が構成されていることを特徴とするシートパッド。
  5. 請求項4において、該スリットの幅が該凹条の幅よりも小さいことを特徴とするシートパッド。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記溝に、表皮材を係止するための係止部材が設けられていることを特徴とするシートパッド。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、該シートパッドは発泡合成樹脂よりなることを特徴とするシートパッド。
  8. 請求項7において、合成樹脂はポリウレタンであることを特徴とするシートパッド。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、シートパッドはシートクッション又はシートバック用のシートパッドであることを特徴とするシートパッド。
  10. シートパッドの外面に表皮材を接着剤によって接着したクッション材において、該シートパッドが請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシートパッドであり、該表皮材の一部が前記溝の底面に結合されていることを特徴とするクッション材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023013432A1 (ja) * 2021-08-02 2023-02-09 テイ・エス テック株式会社 シート

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