JP2007234875A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置 Download PDF

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浩行 島田
Katsumi Mori
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Abstract

【課題】チップ面積及び製造コストの増大を抑制しつつ、レーザ照射用の冗長回路を備えた半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に第1の能動層として、本来の機能を有する回路を形成する工程と、前記第1の能動層に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層上に、微細孔を形成する工程と、前記微細孔が形成された絶縁層上に半導体層を形成する工程と、前記半導体層に対してレーザ照射による熱処理を行うことで、前記微細孔を起点として略単結晶化された結晶粒を形成する工程と、前記略単結晶化された結晶粒を用いて第2の能動層としてのレーザリペア用の冗長回路を形成する工程とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
例えば、半導体ICチップ等の集積回路において、製造歩留まりを向上するために、製造プロセス完了後または電気特性試験後に、ロジック回路やメモリーセル等の異常部位にレーザビームを照射することにより修繕(レーザリペア)を行なうことが一般的である(例えば下記特許文献1参照)。
特開2006−19492号公報
ところで、上記のようにレーザリペアを行なう場合、レーザリペア用の回路領域(冗長回路)を、本来の機能を有する回路領域と同一層上に設ける必要があった。そのため、チップ面積が増大すると共に、製造コストが増大するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、チップ面積及び製造コストの増大を抑制しつつ、レーザ照射用の冗長回路を備えた半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体装置の製造方法は、基板上に第1の能動層として、本来の機能を有する回路を形成する工程と、前記第1の能動層に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層上に、微細孔を形成する工程と、前記微細孔が形成された絶縁層上に半導体層を形成する工程と、前記半導体層に対してレーザ照射による熱処理を行うことで、前記微細孔を起点として略単結晶化された結晶粒を形成する工程と、前記略単結晶化された結晶粒を用いて第2の能動層としてのレーザリペア用の冗長回路を形成する工程とを有することを特徴とする。
このような特徴を有する半導体装置の製造方法によると、基板の温度を450℃程度以下に保ちつつ、第1の能動層としての本来の機能を有する回路上に略単結晶粒を成膜することが可能となるため、第1の能動層に形成された回路にダメージを与えずに第2の能動層としてのレーザリペア用の冗長回路を略単結晶粒上に形成することが可能となる。従って、本来の機能を有する回路とレーザリペア用の冗長回路とを同一層上に配置することなく、3次元的な層構造を形成することができるので、チップ面積の増大を抑制することが可能となると共に、製造コストの増大を抑制することが可能となる。
また、前記第2の能動層としてのレーザリペア用の冗長回路を形成する工程は、高密度プラズマによる直接酸化法にて前記略単結晶化された結晶粒上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極をマスクとして前記略単結晶化された結晶粒に不純物イオンを注入する工程と、前記略単結晶化された結晶粒に注入された不純物イオンの活性化アニールを450℃以下の温度で行う工程とを有することが好ましい。
これにより、基板の温度を450℃程度以下に保ちつつ、略単結晶化された結晶粒に薄膜トランジスタを形成することができる。このため、メタル配線やメタルゲートを採用しつつ、略単結晶化された結晶粒に形成された薄膜トランジスタを何層にも渡って積層することができ、伝播遅延の影響を抑制しつつ、薄膜トランジスタの微細化を実現することが可能となる。
また、前記レーザ照射によって、前記微細孔内の底部に存在する半導体層は非溶融状態となり、前記底部以外の半導体層は略完全溶融状態となるように熱処理を行うことが好ましい。
これにより、熱処理後の半導体層の再結晶化は、非溶融状態となっている微細孔の内部、特に底部近傍から始まって周囲へ進行するので、確実に微細孔を起点とした再結晶化を行なうことができる。
また、前記微細孔を起点とした結晶粒の成長過程において、前記微細孔内の底部から当該微細孔の開口部まで1個の結晶粒が到達するように、前記開口部の直径を設定することが好ましい。
これにより、微細孔の上部(開口部)には1個の結晶粒のみが到達するようになり、半導体層における略完全溶融状態の領域では、微細孔の上部に到達した1個の結晶粒を核として結晶化が行われるようになるので、微細孔を中心とした範囲に略単結晶(略単結晶粒)を形成することが可能になる。
また、前記半導体層の材料として、非晶質または多結晶シリコンを使用することが好ま
しい。
これにより、微細孔を中心とした範囲に良質な略単結晶のシリコン結晶粒を形成するこ
とができ、高性能の薄膜トランジスタを形成することが可能になる。
また、前記略単結晶化された結晶粒が、イントリンジックな半導体粒となるように形成
することが好ましい。
これにより、半導体基板の温度を450℃程度以下に保ちつつ、略単結晶化された結晶
粒に注入された不純物イオンの活性化アニールを行うことができる。このため、メタル配線やメタルゲートを採用しつつ、前記結晶粒を何層にも渡って積層することができ、伝播遅延の影響を抑制しつつ、半導体素子の微細化を実現することが可能となる。
また、本発明に係る半導体装置は、上記半導体の製造方法により製造されることを特徴
とする。
このような特徴を有する半導体装置によれば、装置の小型化及び低コスト化を実現することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す説明図である。まず、図1(a)に示すように、半導体基板1にAs、P、B、BF等の不純物イオンを注入することにより、本来の機能を有する回路領域(ロジック回路やメモリーセル等)の一部となるトランジスタを構成するコレクタ層2、ベース層3及びエミッタ層4を順次形成する。なお、半導体基板1の材料としては、例えば、Si、Ge、SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaNまたはZnSeなどの中から選択することができる。そして、CVD法などの方法により半導体基板1上に、例えば酸化シリコンからなる第1の絶縁層5を形成し、コレクタ層2、ベース層3及びエミッタ層4にそれぞれ接続された配線層6、7、8を形成する。なお、配線層6、7、8の材料としては、Al、Cuなどの他、TiN/Al−Cu/Ti/TiN構造などの積層構造を用いるようにしても良い。さらに、上記第1の絶縁層5及び配線層6、7、8上に、例えば酸化シリコンからなる第2の絶縁層9を形成する。
次に、図1(b)に示すように、CVD法などの方法により第2の絶縁層9上に、第3の絶縁層10を形成する。なお、第3の絶縁層10の材料としては、例えば、酸化シリコンを用いることができる。ここで、第3の絶縁層10の成膜方法としては、HDP−CVD法を用いることが好ましい。これにより、第3の絶縁層10の成膜温度を450℃以下に設定することができ、第3の絶縁層10下の配線層6、7、8に及ぶダメージを抑制しつつ、第2の絶縁層9上に第3の絶縁層10を形成することができる。
そして、第3の絶縁層10に微細孔(以下グレインフィルタと称す)11を形成する。詳細は後述するが、このグレインフィルタ11とは、以下で述べる半導体層12の熱処理工程によって、アモルファス(非晶質)シリコンの溶融再結晶化を行なう際に、結晶粒の成長の起点となるものである。なお、このグレインフィルタ11は、例えば、直径50(nm)以上150(nm)以下程度、高さ750(nm)程度の円筒形状に形成することが望ましい。また、グレインフィルタGFは、円筒形状以外の形状(例えば角柱状など)としても良い。
グレインフィルタ11の形成方法としては、例えば、各グレインフィルタ11の配置を規定するマスクを用いて第3の絶縁層10上に塗布したフォトレジスト膜を露光及び現像し、グレインフィルタ11の位置における第3の絶縁層10を露出させ、残ったフォトレジスト膜をエッチングマスクとして用いて反応性イオンエッチングを行うことにより、露出している第3の絶縁層10に微細孔を形成し、その後、残っているフォトレジスト膜を除去する。また、より小径のグレインフィルタ11を形成する場合には、フォトレジスト膜の除去後、CVD法などの方法により酸化シリコンを堆積することで穴径を狭めることが可能である。特に、PECVD法を使用する場合、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を原料として用いると、より微細なグレインフィルタ11を形成することができる。
次に、図1(c)に示すように、CVD法などによって、第3の絶縁層10上(グレインフィルタ11内も含む)にアモルファス(非晶質)シリコンからなる半導体層12を形成する。また、半導体層12の材料として、アモルファスシリコンに代えて、多結晶シリコンを用いてもよい。なお、半導体層12の成膜方法としては、LP−CVDを用いることが好ましい。これにより、半導体層12の成膜温度を450℃以下に設定することができ、半導体層12下の配線層6、7、8に及ぶダメージを抑制しつつ、第3の絶縁層10上に半導体層12を形成することができる。また、半導体層12をLPCVD法やPECVD法により形成した場合、水素含有量が比較的多くなる場合がある。このような場合には、後述するレーザ照射時において発生する半導体層12のアブレーションを防止するために、水素含有量を低くする(例えば1%以下)ための熱処理を行うことが望ましい。
次に、図1(d)に示すように、半導体層12の表面にレーザ照射を行うことにより熱処理を行う。このレーザ照射は、例えば、波長308(nm)、パルス幅200(ns)程度のXeClエキシマレーザを用いて、エネルギー密度が0.4〜2(J/cm)程度となるように行うことが望ましい。このような条件でレーザ照射を行うことにより、照射したレーザは、そのほとんどが半導体層12の表面付近で吸収される。これは、XeClパルスエキシマレーザの波長(308nm)におけるアモルファスシリコンの吸収係数が0.139(nm−1)と比較的に大きいためである。このため、半導体層12が溶融した場合においても、半導体基板1の温度を400℃程度以下に抑えることができ、配線層6、7、8に熱処理によるダメージが及ばないようにすることができる。
このようなレーザ照射により、グレインフィルタ11内の底部には非溶融状態のアモルファスシリコンが残り、それ以外の領域の半導体層12については略完全溶融状態となる。これにより、アモルファスシリコンの溶融再結晶化が、グレインフィルタ11の底部で先に始まり、半導体層12における略完全溶融状態の領域へ進行する。つまり、グレインフィルタ11は、結晶粒の成長の起点となる。この時、グレインフィルタ11の底部では、いくつかの結晶粒が発生し得る。そこで、グレインフィルタ11の開口部の直径を100nm程度に設定することにより、グレインフィルタ11の開口部には1個の結晶粒のみが到達するようにする。これにより、半導体層12の略完全溶融状態の領域では、グレインフィルタ11の開口部に到達した1個の結晶粒を核として結晶成長が進行し、図1(d)に示すように、グレインフィルタ11を中心とした大粒径かつ略単結晶状態のシリコン結晶粒13が形成される。
なお、シリコン結晶粒13を形成した後、CMP(化学的機械的研磨)などの方法にて当該シリコン結晶粒13の表面を平坦化するようにしてもよい。これはシリコン結晶粒13の表面の粗さが大きくなると、シリコン結晶粒13における高電界側でのキャリア移動度が低下してしまうためである。ここでCMPを行う条件の一例としては、例えば軟質ポリウレタン製のパッドと、アンモニア系またはアミン系などのアルカリ溶液にシリカ粒子などの研磨剤を分散させた研磨液とを組み合わせて用いる。ここで研磨液の水素濃度はPH11.0以下、より最適には9.0以下が好ましい。
尚、本実施形態において「略単結晶」とは、結晶粒が単一である場合のみならずこれに近い状態、すなわち、複数の結晶が組み合わせられていてもその数が少なく、半導体薄膜の性質の観点からほぼ単結晶により形成された半導体薄膜と同等の性質を備えている場合も含む。このような略単結晶状態のシリコン結晶粒13は、内部に欠陥が少なく、電気特性の点で、エネルギバンドにおける禁制帯中央部付近の捕獲準位密度が少なくなる効果が得られ、キャリア移動度等の電気的特性に優れた薄膜トランジスタを実現することが可能になる。このように、基板上に微細孔を形成し、この微細孔を結晶成長の起点として半導体層の再結晶化を行うことにより、大粒径の略単結晶シリコンの結晶粒を形成する技術は、例えば、特開平11−87243号公報、特開2005−294628号公報、非特許文献「Single Crystal Thin Film Transistors;IBM TECHNICAL DISCLOSURE BULLETIN Aug.1993 pp257-258」などに記載されている。以下、このような技術をμ−CZ(Czochraiski)法と称す。
次に、図2(a)に示すように、フォトリソグラフィー技術およびドライエッチング技術を用いて、半導体層12及びシリコン結晶粒13のパターニングを行うことにより、半導体層12の不要な部分を除去する。次に、図2(b)に示すように、シリコン結晶粒13の表面の熱酸化処理、ALDまたはCVD処理を行うことにより、シリコン結晶粒13の表面にゲート絶縁膜14を形成する。なお、ゲート絶縁膜14の材料としては、例えば、酸化シリコンの他、HfO、HfON、HfAlO、HfAlON、HfSiO、HfSiON、ZrO、ZrON、ZrAlO、ZrAlON、ZrSiO、ZrSiON、Ta、Y、(Sr,Ba)TiO、LaAlO、SrBiTa、BiTi12、Pb(Zi,Ti)Oなどの誘電体を用いるようにしてもよい。ここで、ゲート絶縁膜14の成膜方法としては、高密度プラズマによる直接酸化膜を用いることが好ましい。これにより、ゲート絶縁膜14の成膜温度を400℃以下に設定することができ、ゲート絶縁膜14下の配線層6、7、8に及ぶダメージを抑制することができる。
そして、ゲート絶縁膜14上にCVDまたはスパッタなどの方法にて多結晶シリコン層、シリサイド層、あるいはメタル層を形成する。そして、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて多結晶シリコン層、シリサイド層、あるいはメタル層をパターニングすることにより、ゲート絶縁膜14上にレーザリペア用の冗長回路の一部となる薄膜トランジスタT1及びT2のゲート電極15を形成する。なお、ゲート電極17の材料としては、例えば、多結晶シリコンの他、TaN、TiN、W、Pt、Cuなどの金属系材料、TaNx/bcc−Ta/TaNxなどの金属積層構造あるいはシリサイドなどの合金材料を用いるようにしても良い。ここで、ゲート電極15の成膜方法としては、HDP−CVDを用いることが好ましい。
次に、ゲート電極15をマスクとして、As、P、B、BFなどの不純物イオンをシリコン結晶粒13内に注入することにより、当該シリコン結晶粒13内に、ソース領域13a、ドレイン領域13b及びチャネル領域13cを形成する。そして、CVDなどの方法にて、ゲート絶縁膜14及びゲート電極15上に、第4の絶縁層16を形成した後、ソース領域13a及びドレイン領域13bの活性化アニール処理を行う。ここで、シリコン結晶粒13はイントリンジックな半導体粒であることが好ましい。これにより、活性化アニール処理の温度を450℃以下に設定することができ、第3の絶縁層10下の配線層6、7、8に及ぶダメージを抑制することができる。
次に、図2(c)に示すように、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて第4の絶縁層16をパターニングすることにより、ソース領域13a、ドレイン領域13b及び配線層6を露出させる開口部(コンタクトホール)17を形成する。そして、スパッタなどの方法にて各コンタクトホール17内に埋め込まれた導電膜を第4の絶縁層16上に形成し、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて導電膜をパターニングすることにより、ソース領域13aと接続されたソース配線層18、ドレイン領域13bと接続されたドレイン配線層19を形成する。これにより、最上層にレーザリペア用の冗長回路の一部となる薄膜トランジスタT1及びT2が形成される。なお、薄膜トランジスタT1のドレイン配線層19と薄膜トランジスタT2のソース配線層18とは配線層20にて接続されており、当該最上層の配線層20は下層の配線層6と接続されている。このような製造方法により製造された半導体装置をレーザリペアする場合、最上層に形成された冗長回路領域において、例えば配線層20を切断する等の処理を行なう。
以上のように、本半導体装置の製造方法によれば、下層側に本来の機能を有する回路領域を形成し、上層側にレーザリペア用の冗長回路領域を形成することが可能となる。このため、チップ面積の増大を抑制することが可能となると共に、製造コストの増大を抑制することが可能となる。なお、上述したように、μ−CZ法を用いることにより、3次元構造の半導体装置を製造することができるが、従来と比べて製造プロセスが増大するために、ある程度の製造コストの増大は生じることになる。しかしながら、チップ面積の低減に起因する製造コストの抑制効果の方が大きいため、製造プロセスの増大に起因するコスト増を吸収することができる。
また、上記実施形態では、本来の機能を有する回路領域と、レーザリペア用の冗長回路領域とを2層に渡って積層する構造を例示して説明したが、絶縁層上に非晶質半導体層を積層させる方法を繰り返すことにより、下層と冗長回路領域層との間に複数の層を積層するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、非晶質半導体層が単結晶化されたシリコン結晶粒13にトランジスタを形成する方法を例にとって説明したが、非晶質半導体層を単結晶化することなく、直接トランジスタを形成するようにしてもよい。
本発明に係る半導体装置の製造方法の手順を示す第1の説明図である。 本発明に係る半導体装置の製造方法の手順を示す第2の説明図である。
符号の説明
1…半導体基板、2…コレクタ層、3…ベース層、4…エミッタ層、5…第1の絶縁層、6、7、8、20…配線層、9…第2の絶縁層、10…第3の絶縁層、11…グレインフィルタ、12…半導体層、13…シリコン結晶粒、13a…ソース領域、13b…ドレイン領域、13c…チャネル領域、14…ゲート絶縁膜、15…ゲート電極、16…第4の絶縁層、17…コンタクトホール、18…ソース配線層、19…ドレイン配線層、T1、T2…薄膜トランジスタ

Claims (7)

  1. 基板上に第1の能動層として、本来の機能を有する回路を形成する工程と、
    前記第1の能動層に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層上に、微細孔を形成する工程と、
    前記微細孔が形成された絶縁層上に半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層に対してレーザ照射による熱処理を行うことで、前記微細孔を起点として略単結晶化された結晶粒を形成する工程と、
    前記略単結晶化された結晶粒を用いて第2の能動層としてのレーザリペア用の冗長回路を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2の能動層としてのレーザリペア用の冗長回路を形成する工程は、
    高密度プラズマによる直接酸化法にて前記略単結晶化された結晶粒上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極をマスクとして前記略単結晶化された結晶粒に不純物イオンを注入する工程と、
    前記略単結晶化された結晶粒に注入された不純物イオンの活性化アニールを450℃以下の温度で行う工程とを有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記レーザ照射によって、前記微細孔内の底部に存在する半導体層は非溶融状態となり、前記底部以外の半導体層は略完全溶融状態となるように熱処理を行うことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記微細孔を起点とした結晶粒の成長過程において、前記微細孔内の底部から当該微細孔の開口部まで1個の結晶粒が到達するように、前記開口部の直径を設定することを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体層は、非晶質または多結晶シリコンからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記略単結晶化された結晶粒が、イントリンジックな半導体粒となるように形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法により製造されることを特徴とする半導体装置。








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* Cited by examiner, † Cited by third party
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