JP2007234053A - キーボードシステム、電子機器、キーボードシート、キーボードシートの設定方法 - Google Patents

キーボードシステム、電子機器、キーボードシート、キーボードシートの設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キーボードシートを貼付した状態で手書き入力とキー入力とを併用でき、文字等の入力操作性を向上できるキーボードシステムを提供すること。
【解決手段】キーボードシステムは、キー21〜32,51〜62を有するキーボードシート6と、タッチ式入力手段11によるタッチを検出して文字等を入力する処理部7を備える。処理部7は、キーエリアXをキーボードシート6に設定するキーエリア設定手段701と、キーがタッチされた際に文字等を入力するキー入力手段71と、手書き操作検出エリア66をキーボードシート6に設定する手書き検出エリア設定手段702と、手書き操作に対応する文字等を入力する手書き入力手段72と、各入力手段71,72の一方が動作するように切り替える入力方式切替手段73とを有する。キーボードシートには、手書きエリアを表示するマークM(M1〜M3)が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、キーボードシステム、前記キーボードシステムを備える電子機器、キーボードシート、およびキーボードシートの設定方法に関する。
近年、小型化された携帯用パソコン(モバイルパソコン)や携帯情報端末(PDA;Personal Digital Assistant )等の電子機器では、小型化の妨げになる「キー入力」に見切りをつけ、表示画面である液晶画面を「ペン」によりタッチして入力を行うペン入力が主流となっている。この場合には、このペンを用いて液晶画面の一部等を構成するタッチ入力検出エリアに、予め設定された所定の文字等を直接書き込むことにより、文字等の手書き入力を行っている。このように文字等を直接書き込んで入力するため、入力する文字に馴染みがあることから、キーボード入力が苦手な人にとっても入力が容易である。
一方、このような手書き入力以外に、一般的なキーボードと同等の入力操作性を確保した上で携帯性を損なわないものが開発されている。すなわち、キートップに文字等が表示された複数個のキーを有する小型でシート状のキーボード(キーボードシート)を、電子機器の液晶画面に貼付して、これらのキーをペンでタッチすることにより、各キーのキートップに表示された文字等のキー入力を可能とするものである。
これらの手書き入力およびキー入力には、それぞれ特有の利点があるため、これらの両入力方式を併用して、文字等の入力操作性の向上を希望するユーザが増えてきている。
しかしながら、キーボードシートを電子機器の液晶画面に一度貼付してしまうと、通常の手書き入力に戻したい場合には、剥がした跡が液晶画面に残らないように丁寧にキーボードシートを剥がさなければならず、また、再度、キーボードシートを使用したい場合には、このキーボードシートを正確に貼付し直さなければならないため、このように入力方式を切り替えて両入力方式を併用しようとすると、このような切替え作業が非常に繁雑になるという問題があった。
本発明の目的は、キーボードシートを貼付した状態のままでも手書き入力とキー入力とを併用できて、文字の入力操作性を向上できるキーボードシステム、電子機器、キーボードシート、およびキーボードシートの設定方法を提供することにある。
本発明に係るキーボードシステム10は、タッチ入力検出エリア4を有する電子機器1において用いられるキーボードシステムであって、キートップに文字が表示された複数個のキー21〜32,51〜62を有するキーボードシート6と、このキーボードシートが前記タッチ入力検出エリアに貼付された状態で、タッチ式入力手段11によるタッチを検出して文字を入力する処理部7とを備え、この処理部は、前記複数個のキーに対応するキーエリアXを前記キーボードシートの所定位置に設定するキーエリア設定手段701と、この設定されたキーエリアにおいて、前記キーがタッチされた際に、このキーのキートップに表示された文字を入力するキー入力手段71と、前記タッチ式入力手段による所定の手書き操作を検出する手書き操作検出エリア66を前記キーボードシートの所定位置に設定する手書き検出エリア設定手段702と、この設定された手書き操作検出エリアにおいて検出された手書き操作に対応する文字を入力する手書き入力手段72と、前記キー入力手段および前記手書き入力手段のうち、いずれか一方の入力手段が動作するように切り替える入力方式切替手段73とを有し、前記キーボードシートには、前記手書き操作検出エリアを表示する手書きエリア表示手段M(M1〜M3)が設けられていることを特徴とする。
ここで、前記処理部に、前記キーエリア設定手段、前記キー入力手段、前記手書き検出エリア設定手段、前記手書き入力手段、および前記入力方式切替手段を実行させるために、例えば、コンピュータによる読み取りが可能なCD−ROMやフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の記録媒体にコンピュータプログラムとして記録させておくことができる。また、通信回線等を介してこのプログラムを送信する構成としてもよい。
また、入力される文字としては、日本語の文字(ひらがな、カタカナ、漢字)や、英字、数字、記号、図形等を含むものである。
本発明では、例えば、以下の手順により文字を入力できる。
すなわち、まず、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを正確に貼付する。次に、例えば、所定の個所をタッチする等して、キーエリア設定手段により、複数個のキーに対応するキーエリアを貼付されたキーボードシート上に設定する。次に、手書き検出エリア設定手段により、貼付されたキーボードシート上に手書き操作検出エリアを設定する。なお、手書き検出エリア設定手段は、キーエリア設定手段による設定に基づいて設定する構成としてもよい。
このようにキーエリアおよび手書き検出エリアを設定した状態で、入力方式切替手段により、手書き入力手段とキー入力手段とを切替えて文字の入力方式を選択する。
手書き入力手段が動作する場合には、手書きエリア表示手段を目印として、キーボードシート上に設定された手書き操作検出エリアにおいてタッチ式入力手段による所定の手書き操作を行うことにより、この手書き操作に対応する文字が入力される。
一方、キー入力手段が動作する場合には、キーボードシート上の複数のキーをタッチ式入力手段でタッチすることにより、このキーのキートップに表示された文字が入力される。
このような手順で文字を入力するため、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを貼付した状態のままでも、手書き入力とキー入力との両方の入力方式を併用でき、入力する文字や文章等に合わせて、適宜ユーザが入力方式を変更できて、文字の入力操作性を向上できる。
この際、手書きエリア表示手段により、キーボードシート上に仮想的な手書き操作検出エリアが示されるため、この手書きエリア表示手段を目印として、手書き操作検出エリアの正確な範囲を把握でき、確実に手書き入力ができる。これにより、文字の入力操作性をより一層向上できる。
また、キーエリア設定手段により、キーボードシート上に複数個のキーに対応するキーエリアが設定され、このキーエリアの各キーをタッチすることにより、キーボートと同様にして、キーのキートップに表示された文字を入力できる。
このようなキーボードシステムにおいて、前記手書き操作検出エリアは、略矩形状に形成され、前記手書きエリア表示手段は、この矩形状の手書き操作検出エリアの四隅部のうちの少なくとも二隅部に設けられたマークM(M1〜M3)として構成できる。
ここで、前記マークとしては、特に形状は限定されないが、例えば、三角形状(△,▽)や、括弧状(「,」や、すみ付き括弧等)、円形状(○)等の任意の記号や図形、文字、これらを組み合わせたものを採用できる。
このような構成では、複数のキー間の隙間等に前述したマークを設けるだけで、キーボードシート上の各キーの領域を阻害することなく、手軽に手書き操作検出エリアを表示できる。
また、前記キーボードシステムにおいて、前記複数のキーの外周線が前記エリア表示手段として機能するように構成してもよい。
ここで、外周線とは、例えば、複数のキーとして略同寸法で矩形状のキーを並べて配列した場合に、これらの並んで配列された各キーの左右側の辺や上下側の辺のことであり、複数のキーからなる組みが構成され、この組みの外周を繋ぐような境界となる線のことである。
このような場合には、予め設けられた複数のキーによる外周線によって、手書き操作検出エリアを認識できるため、わざわざキーボードシートに特別な加工を施す必要がないから、コストを抑えた上で手書きエリア表示手段を簡単に構成できる。
本発明に係るプログラムは、以上のようなキーボードシステムにおける前記処理部を、キートップに文字が表示された複数個のキーを有するキーボードシートにおける前記複数個のキーに対応するキーエリアを前記キーボードシートの所定位置に設定するキーエリア設定手段と、この設定されたキーエリアにおいて、前記キーがタッチされた際に、このキーのキートップに表示された文字を入力するキー入力手段と、タッチ式入力手段による所定の手書き操作を検出する手書き操作検出エリアを前記キーボードシートの所定位置に設定する手書き検出エリア設定手段と、この設定された手書き操作検出エリアにおいて検出された手書き操作に対応する文字を入力する手書き入力手段と、前記キー入力手段および前記手書き入力手段のうち、いずれか一方の入力手段が動作するように切り替える入力方式切替手段として機能させるためのプログラムである。
このような発明によれば、前述したキーボードシステムと同様の作用、効果を享受できる。また、例えば、このようなプログラムは、インターネット等の通信回線を介して提供することもできるし、記録媒体に記録させて提供することもできる。
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムが記録されたことを特徴とするものであり、前述したキーボードシステムと同様の作用、効果を享受できる。また、キーボードシートと、プログラムが記録された記録媒体とのセットとして、キーボードシステムを提供できる。
本発明に係る電子機器は、前記キーボードシステムを備えることを特徴とし、このような発明によれば、前述したキーボードシステムと同様の作用、効果を享受できる。また、このような場合には、キーボードシステムを含む電子機器の製造者側において、予めキーボードシステムを電子機器に装備しておくことができ、ユーザによるシステム設定の負担を軽減できる。
本発明に係るキーボードシートは、電子機器のタッチ入力検出エリアに貼付して使用されるキーボードシートであって、タッチ式入力手段による所定の手書き操作の検出を行う手書き操作検出エリアを当該キーボードシート上に表示する手書きエリア表示手段が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、キーボードシート上に手書き操作検出エリアを表示する手書きエリア表示手段を構成したので、例えば、このキーボードシートが電子機器のタッチ入力検出エリアに貼付された状態で、キーボードシート上での手書き入力ができるように設定した場合には、この手書きエリア表示手段を目印として、手書き操作検出エリアの正確な範囲を把握でき、確実に手書き入力ができる。これにより、文字の入力操作性を向上できる。
また、もともとの機能として、キーボードシートのキーへのタッチ操作によるキー入力も可能なので、キー入力と手書き入力との両入力方式を併用できて、文字の入力操作性を向上できる。
本発明に係るキーボードシートの設定方法は、キートップに文字が表示された複数個のキーを有するキーボードシートを電子機器のタッチ入力検出エリアに貼付した後に、予め設定された前記キーボードシート上の少なくとも2点をタッチ式入力手段によってタッチして、前記タッチ式入力手段による前記キーボードシート上での所定の手書き操作を検出可能な手書き操作検出エリアを設定することを特徴とする。
ここで、前記キーボードシート上の少なくとも2点としては、例えば、手書き操作検出エリアが長方形状の場合であって、この手書き操作検出エリアを長方形状のキーエリアの内側の所定位置に設ける場合には、キーエリアの長方形の四隅における対角線の位置となる2つの隅部を採用できる。この場合には、キーエリアに基づいて手書き操作検出エリアを設定できる。また、前記キーボードシート上の少なくとも2点としては、手書き操作検出エリアが長方形状の場合において、長方形状の手書き操作検出エリアにおける対角位置の2つの隅部も採用できる。この場合には、キーエリアの設定とは別に設定を行うことができる。
なお、少なくとも2点としたので、一辺を構成する2隅部の2点と、この辺に対向する辺上の1点との3点として手書き操作検出エリアを設定する構成も可能である。要するに、手書き操作検出エリアの外形寸法が把握できるように、エリアの範囲を特定できればよい。
ここで、電子機器にキーボードシートを正しく貼付した際に、キーボードシート上の手書き操作検出エリアと、電子機器のタッチ入力検出エリアにおける手書き入力が可能なエリアとが合致するように設定しておけば、キーボードシートを用いた文字入力の設定を簡素化できる利点がある。ただし、キーボードシートが電子機器の所定位置に正しく貼付されないおそれもあり、この場合には、文字の認識率が低下することになる。
しかしながら、本発明によれば、このような構成を採用した場合でも、タッチ式入力手段によってキーボードシート上の少なくとも2点をタッチするだけで、電子機器側のタッチ入力検出エリアにおける手書き入力可能エリアとは無関係に、キーボードシート上での手書き操作検出エリアを簡単に設定でき、文字の認識率を高めて、文字の入力操作性を向上できる。
また、もともとの機能として、キーボードシートのキーへのタッチ操作によるキー入力も可能なので、キー入力と手書き入力との両入力方式を併用できて、文字の入力操作性を向上できる。
本発明によれば、電子機器のタッチ入力検出エリアにキーボードシートを貼付した状態のままで、手書き入力とキー入力との両方の入力方式を併用でき、入力する文字や文章等に合わせて、適宜ユーザが入力方式を変更できて、文字等の入力操作性を向上できるという効果がある。この際、手書きエリア区画手段を目印として、手書き操作検出エリアの正確な範囲を把握でき、確実に手書き入力ができて、文字等の入力操作性をより一層向上できるという効果がある。
本発明によれば、複数のキー間の隙間等に前述したマークを設けるだけで、キーボードシート上の各キーの領域を阻害することなく、手軽に手書き操作検出エリアを表示できるという効果がある。
本発明によれば、予め設けられた複数のキーの外周線によって、手書き操作検出エリアを認識できるため、わざわざキーボードシートに特別な加工を施す必要がないから、コストを抑えた上で手書きエリア表示手段を簡単に構成できるという効果がある。
本発明によれば、タッチ式入力手段によってキーボードシート上の少なくとも2点をタッチするだけで、電子機器側のタッチ入力検出エリアにおける手書き入力可能エリアとは無関係に、キーボードシート上での手書き操作検出エリアを簡単に設定でき、文字等の認識率を高めて、文字等の入力操作性を向上できるという効果がある。さらに、もともとの機能として、キーボードシートのキーへのタッチ操作によるキー入力も可能なので、キー入力と手書き入力との両入力方式を併用できて、文字等の入力操作性を向上できるという効果もある。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電子機器である携帯情報端末(PDA)1に対してキーボードシステム10を構成するキーボードシート6が貼付される様子を示す斜視図である。
図1に示すように、携帯情報端末1は、手のひらに収まる程度の大きさの電子機器であり、一般的なパーソナルコンピュータ(パソコン)が持つ機能の一部を備えている。この携帯情報端末1は、本体2と、この本体2の表面の所定位置に貼付して使用されるキーボードシート6、および本体2に貼付されたキーボードシート6を利用可能とする図1では図示しない処理部を含むキーボードシステム10とを備えている。
携帯情報端末1は、図示を省略するが、タッチ式入力手段として用いるスタイラスペンを備える。このため、本体2には、このスタイラスペンを保持するホルダが設けられており、スタイラスペンの紛失を防止できるようになっている。このような携帯情報端末1を使用する場合には、本体2を左手(右手)で持ってあるいは机などの上に置いて、ホルダから取り出したスタイラスペンを右手(左手)で握って操作することにより行われる。
本体2は、小型の携帯型パソコンとして機能するものであり、その内部には、メモリ等に記憶された各種プログラムを実行するCPUや、ハードディスク等の記憶装置が設けられている。
また、本体2の表面には、外周部分8の表面から一段下がった略長方形状の表示画面3が形成されている。つまり、外周部分8の表面と表示画面3の表面との間には、所定寸法分の段差Dが形成されている。
表示画面3は、ワープロや、表計算、住所録、電子メール、スケジュール等の各種プログラムを実行する際に、文字等を入力したり、入力した文字等を表示したりする部分であり、文字等を入力するためのパッド状のタッチ入力検出エリア4と、文字等を表示する液晶画面5とを備える。
タッチ入力検出エリア4は、前述のスタイラスペンによるタッチ操作がなされた際に、そのタッチ操作によるスタイラスペンの圧力を検出するものであり、略中央に位置する矩形状の手書き操作検出エリア41と、この手書き操作検出エリア41の左右側に位置する機能ボタン42とを備える。
手書き操作検出エリア41は、前記スタイラスペンによる所定の手書き操作を検出する略矩形状のエリアであり、所定の文字等がタッチ操作された際に文字(日本文字、英字等)を検出する略矩形状の文字検出エリア411と、所定の数字等がタッチ操作された際に数字を検出する略矩形状の数字検出エリア412とを備え、これらの両エリア411,412は互いに隣接している。
機能ボタン42は、前記スタイラスペンによるタッチ操作を検出するものであり、4種類の矩形状の機能キー421と、4種類の円形状の機能キー422とを備え、合計で8種類の機能キーを含んで構成される。
液晶画面5は、タッチ入力検出エリア4で検出され圧力等に応じて入力される文字や、インターネット等の通信回線を介して受信した文字や画像を含む各種データ等を表示するための部分である。
図2は、キーボードシート6を示す平面図である。
キーボードシート6は、図2に示すように、上下4段左右3列の12個の文字キー21〜32と、その文字キー21〜32の両側に設けられた12個の機能キー51〜62とを備え、これらのキー21〜32,51〜58は略長方形状に形成されている。
また、キーボードシート6は、略矩形のシート状に構成され、図1に示すように、本体2の表示画面3の段差Dに合致する外形を有している。このため、キーボードシート6の外形を段差Dに合わせることより、タッチ入力検出エリア4に対してキーボードシート6を正確に貼付することができる。
キーボードシート6は、本体2のタッチ入力検出エリア4に貼付された状態で、前記処理部が実行された際に、前記スタイラスペンにより各キー21〜32,51〜62をタッチ操作することにより、各キー21〜32,51〜62のキートップに表示された文字等の入力や機能の実行を行うものである。
キーボードシート6の裏面には、着脱自在の粘着剤からなる粘着層が設けられており、本体2のタッチ入力検出エリア4への貼付および貼り直し等が簡単に行えるようになっている。
キーボードシート6における各キー21〜32,51〜62は、以下のような配列となっており、日本語のローマ字入力が可能となっている。
各文字キー21〜32のキートップの左側(キートップ中心に対して左方向側)において、第1段3個の文字キー21〜23には左側の文字キーから順に文字キー21に数字「1」が、文字キー22に数字「2」が、文字キー23に数字「3」が設定され、第2段3個の文字キー24〜26には左側から文字キー24に数字「4」が、文字キー25に数字「5」が、文字キー26に数字「6」が設定され、第3段3個の文字キー27〜29には左側から文字キー27に数字「7」が、文字キー28に数字「8」が、文字キー29に数字「9」が設定され、第4段3個の文字キー30〜32には左側から文字キー30に数字「0」が、文字キー31に記号「,」が、文字キー32に記号「.」が設定されている。
また、各文字キー21〜32のキートップの上側には、その左側(キートップ中心に対して左上方向側)、真ん中(キートップ中心に対して上方向側)、右側(キートップ中心に対して右上方向側)の順で示すと、文字キー21に「()'」、文字キー22に「{}"」、文字キー23に「「」^」、文字キー24に「<>`」、文字キー25に「[]チルダ記号」、文字キー26に「/%│」、文字キー27に「−+_」、文字キー28に「@*#」、文字キー29に「¥&$」、文字キー30に「・:;」、文字キー31に「、=〜」、文字キー32に「。!?」がそれぞれ設定されている。
さらに、12個の文字キー21〜32のうち、5個の文字キー21〜25には、その左下側(キートップ中心に対して左下方向側)には、母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」が単独でそれぞれ設定されている。なお、文字キー21には、「A」の右側に「−」が設定されている。また、文字キー24には、「E」の右側に「っ」が設定されている。
他の文字キー26〜32には、その他の英字21文字が3文字ずつ設定されている。具体的には、キートップ中心に対して左下方向側、下方向側、右下方向側の順で示すと、文字キー26に「YWX」、文字キー27に「KGF」、文字キー28に「SZJ」、文字キー29に「TDV」、文字キー30に「NCQ」、文字キー31に「HBP」、文字キー32に「RML」がそれぞれ設定されている。すなわち、日本語のローマ字入力において、「か行、さ行、た行、な行、は行、ら行、や行」を入力する子音「K、S、T、N、H、R、Y」が各文字キー26〜32の左下方向側に表示され、「が行、ざ行、だ行、ば行」を入力する子音「G、Z、D、B」や「ま行、わ行」を入力する子音「M、W」や「C」が各文字キー26〜32の下方向側に表記され、「ぱ行」を入力する子音「P」や「F、J、V、Q、L、X」が各文字キー26〜32の右下方向側に表記されている。
一方、機能キー51〜62には、入力モードの切り替えや文字入力時に利用される各種機能が設定されている。すなわち、各機能キー51〜62のキートップには、各機能キー51〜62が単独でタッチ操作された際に、実行される機能を示す記号や文字が表記されている。
ここで、文字等を入力する際の入力モードとしては、「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」、「記号モード」の4つの入力モードがあり、図示を省略するが、選択された入力モードに合わせて、液晶画面5の右下に各入力モードに対応する文字が表示されるようになっている。
文字キー21〜32の左側および右側には、各文字キー21〜32と同様の形状、大きさに設定された8つの機能キー51〜58が配置されている。
これらの8つの機能キー51〜58には、入力モードを切り替えるための機能キーとしての3つの機能キー51〜53と、文字入力の際の編集等を補助するための5つの機能キー54〜58とが設けられている。
機能キー51には、そのキートップに「1/●」と表記され、入力モードを数字入力用の「数字モード」へと切り替えるとともに、液晶画面5の右下に「数」の文字を表示する機能が設定されている。また、機能キー51には、入力モードを記号入力用の「記号モード」へと切り替えるとともに、液晶画面5の右下に「記」の文字を表示する機能も設定されている。
機能キー52には、そのキートップに「a/A」と表記され、入力モードを「英字モード」に切り替える機能に加えて、「英小文字モード」または「英大文字モード」に切り替える機能も設定されている。
なお、「英小文字モード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「a」の文字が表示され、「英大文字モード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「A」の文字が表示されるように設定されている。
機能キー53には、そのキートップに「あ/ア」と表記され、入力モードを「かなモード」に切り替える機能に加えて、この「かなモード」を「ひらがなモード」または「カタカナモード」に切り替える機能も設定されている。
なお、「ひらがなモード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「あ」の文字が表示され、「カタカナモード」に切り替えられた場合には、液晶画面5の右下に「ア」の文字が表示されるように設定されている。
機能キー54には、そのキートップに上矢印のような記号が表記され、英字モードで1文字入力する際のそのアルファベットを大文字または小文字に切り替える機能や、「ひらがなモード」および「カタカナモード」で1文字入力する際のかな(カナ)を大文字または小文字に切り替える機能を有しており、一般的なシフトキーの機能が設定されている。
機能キー55には、そのキートップに「BS」と表記され、カーソル位置の左側の1文字を削除するバックスペースキーの機能が設定されている。
機能キー56には、そのキートップに左右の矢印等を図示した記号が表記され、英字や記号が3つ並ぶ文字キーを続けてタッチ操作(後述するタップ操作)をする場合に、タッチ操作を区切る機能と、2回続けてタッチ操作が行われた際に、直前に入力された文字を反復する機能とを有するポーズキーが設定されている。
機能キー57には、そのキートップに矢印を図示した記号が表記され、未確定の文字を確定したり、確定後に改行する機能が設定されている。
機能キー58には、そのキートップに「変換Space」と表記され、入力文字を漢字等に変換したり、続けて入力されて変換候補を表示する変換キーとしての機能と、空白を挿入するスペースキーとしての機能が設定されている。
ここで、携帯情報端末1は、起動されると、まず、液晶画面5に初期画面を表示する。使用者は、この初期画面の各種メニューの中から所望する機能(ソフトウェア)、例えば、ワープロやスケジュール管理、住所録等を選択して、各種機能を実行している。このため、このような初期画面等の文字入力以外の画面に、すぐに切り替えられる以下の4つの機能キー59〜62を備えている。これらの4つの機能キー59〜62は、機能キー51〜58の両側に2つずつ設けられており、それぞれ略円形に形成されている。
機能キー59には、そのキートップに家を図示した記号が表記され、初期画面に切り替えるいわゆるホーム機能が設定されている。
機能キー60には、そのキートップに表と矢印を図示した記号が表記され、メニュー画面に切り替えるいわゆるメニュー機能が設定されている。
機能キー61には、そのキートップに「A」の文字を含む記号が表記され、キーボードシート6による入力を可能にする機能が設定されている。
機能キー62には、そのキートップに虫眼鏡を図示した記号が表記され、いわゆる検索機能が設定されている。
また、図2に示すように、キーボードシート6の上端側において、機能キー51と文字キー21との間には、中黒の三角形状のマークM(M1)が表記されている。同様に、キーボードシート6の上端側において、文字キー22と文字キー23との間の位置、および、機能キー55の右端部の位置にもマークM(M2,M3)が設けられている。これらの3つのマークM(M1,M2,M3)によって手書きエリア表示手段が構成され、この手書きエリア表示手段により、後述する手書き操作検出エリアが示されている。
図3は、携帯情報端末1の内部構成を示すブロック図である。
携帯情報端末1は、図3に示すように、前記スタイラスペンとしてのタッチ式入力手段11と、タッチ入力検出エリア4で検出された前記タッチ式入力手段11のタッチ操作に基づいて演算処理を行う処理部7と、この処理部7での演算結果に対応する文字等を出力する液晶画面5とを備える。
ここで、キーボードシート6がタッチ入力検出エリア4に貼付された状態で、スタイラスペン11による機能キー61のタッチ操作がなされると、処理部7が起動して、キーボードシート6のタッチ操作による文字等の入力や、対応する機能の実行が可能な状態となる。
処理部7は、エリア設定手段70と、キー入力手段71と、手書き入力手段72と、これらのキー入力手段71および手書き入力手段72のうち、いずれか一方の入力手段による入力が可能な状態に切り替える入力方式切替手段73とを備える。
この処理部7は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としてのCD−ROMに記録されたコンピュータプログラムが、所定ケーブルや通信回線等を介する等して入力されることにより前記各手段70〜73が機能するようになっている。
エリア設定手段70は、タッチ入力検出エリア4にキーボードシート6が貼付された状態で、キーボードシート6上のタッチ操作を検出して文字等の入力を可能とするエリアを設定するものであり、キーエリア設定手段701と、手書き検出エリア設定手段702とを備える。
キーエリア設定手段701は、図2を参照すれば、キーボードシート6上の所定の2箇所がタッチされることにより、複数個のキー21〜32,51〜58を含む長方形状のキーエリアXをキーボードシート6の所定位置に設定するものである。これにより、キーボードシート6上のキー21〜32,51〜58をタッチ操作して文字等を入力できる。ここで、所定の2箇所とは、長方形状のキーエリアXにおける対角位置の2隅部X1,X2のことである。
このように長方形状のキーエリアXが設定されると、キーエリア設定手段701は、キーボードシート6上のキー21〜32,51〜58に対応して、タッチ入力検出エリア4を略均等に上下4段左右5列の20の部分に分割して、各キー21〜32,51〜58に対応するエリアを設定する。具体的には、上下256ドット×左右256ドットの範囲から前記2点X1,X2を選択すると、自動的にキー21〜32,51〜58の数に対応して平均的に比例分割された小エリアが設定される。これにより、どのキー21〜32,51〜58がタッチされたかは、タッチされた点がどの小エリアに属するかで判別されることになる。
また、キーエリア設定手段701は、図2に示すように、前記2点X1,X2の後に点X2の下側である3つ目の点X3がタッチされた際に、この点X3を検出して、この点X3とキーエリアXとの間に機能キーとしてのエリアYを設定する。このエリアYは、このキーボードシート6を用いた、後述するピンタッチ操作およびバータッチ操作による入力のオン、オフの切り替えるエリアとして機能する。この機能は、機能キー61をタッチ操作した場合と同様に動作する。
手書き検出エリア設定手段702は、図2を参照すれば、スタイラスペン11による所定の手書き操作の検出を行う手書き操作検出エリア66を、キーエリア設定手段701によって設定されたキーエリアXに基づいて、キーボードシート6上に設定する。
この手書き操作検出エリア66は、手書きエリア表示手段を構成するマークMによって示されるエリアであり、前記文字検出エリア411と同様に機能する文字エリア661と、前記数字検出エリア412と同様に機能する数字エリア662とを備える。
文字エリア661は、スタイラスペン11による所定の文字等のタッチ操作を検出する略矩形状のエリアである。
数字エリア662は、スタイラスペン11による所定の数字等のタッチ操作を検出する略矩形状のエリアである。
ここで、キーボードシート6がタッチ入力検出エリア4に正確に貼付されると、3つのマークMの内側における各キー21〜32,55〜58の領域である手書き操作検出エリア66が、タッチ入力検出エリア4の手書き操作検出エリア41に合致するようになっている。その上、M1とM2との間の領域である文字エリア661は文字検出エリア411に合致し、M2とM3との間の領域である数字エリア662は数字検出エリア412に合致するようになっている。
また、機能キー51〜54,59〜62は、タッチ入力検出エリア4の機能ボタン42に合致するようになっている。特に、機能キー51〜54は、タッチ入力検出エリア4の機能キー421に合致し、機能キー59〜62は、タッチ入力検出エリア4の機能キー422に合致するようになっている。
[キー入力手段(キー入力方式)]
キー入力手段71は、スタイラスペン11によってキーボードシート6のキー21〜32,51〜62がタッチ操作された際に、各文字キー21〜32のキートップに表示された文字等を入力するとともに、機能キー51〜62のキートップに表示された文字等に対応する機能を実行する入力方式のことである。
このキー入力手段71は、キー入力判別手段711と、キー入力文字選択出力手段712とを備える。
キー入力判別手段711は、キーエリア設定手段701で設定されたキーエリアXにおける各キー21〜32,51〜58に対応するエリアを認識し、タッチ式入力手段11によってキー21〜32,51〜58の領域内におけるタッチ操作がされたかどうかを検出する。
具体的には、キー入力判別手段711は、各文字キー21〜32をスタイラスペン11によってタッチ操作した後に、所定の長さ以上移動させないようにタッチするピンタッチ操作(タップ操作)と、所定の長さ以上移動させるバータッチ操作とを判別できるように構成されている。
さらに、キー入力判別手段711は、図4に示すように、スタイラスペンの先端を各文字キー21〜32にタッチした後に、各8方向(左上方向101、上方向102、右上方向103、左方向104、右方向105、左下方向106、下方向107、右下方向108)のいずれかの方向にタッチしたまま所定長さ分移動させるバータッチ操作を行った際に、そのバータッチ操作による移動方向101〜108を判別できるように構成されている。
そして、この8方向のうち、右方向105を除く7方向は、各文字キー21〜32におけるキートップに表示された最大7種類の文字のキートップ中心位置に対する位置(方向)に対応している。
つまり、各文字キー21〜32には最大7種類の文字が設定されており、各文字キー21〜32のキートップに表示された各文字の相対位置(キートップ中心位置に対する位置つまり方向のこと)と、後述する移動方向としての8方向101〜108とが対応するように設定されており、バータッチ入力操作時には、その入力操作の移動方向101〜108に応じてその移動方向側の文字が入力される。
タッチ入力操作の違いを判別する方法としては、図4に示すように、ペンの先端を各文字キー21〜32にタッチした後に、各8方向(左上方向101、上方向102、右上方向103、左方向104、右方向105、左下方向106、下方向107、右下方向108)のいずれかの方向にタッチしたまま所定長さ分移動させるバータッチ操作を行い、キー入力判別手段711がそのバータッチ操作による移動方向101〜108を判別して入力するバータッチ入力を採用している。
このようなバータッチ入力は、例えば、図5に示すように、文字キー27を最初にタッチする始点(A)から、経路109のようにタッチしたまま文字キー27の領域を越えてペンを移動し、ペンによるタッチを終点(B)でやめてペンをキーボードシート6から離したとすると、キー入力判別手段711は、始点(A)に対応する文字キー27を検出し、図中の矢印110に示すように始点(A)から見た終点(B)の方向である右上方向103を移動方向として判別する。この際、始点(A)および終点(B)のみによって、その移動方向を判別するので、タッチの経路109には限定されない。また、右上方向103以外の方向にも同様な操作により入力が可能である。
なお、始点(A)および終点(B)によって移動方向を判別する方法は、特に限定されないが、例えば、始点(A)から見て上方向102を角度0°(360°)とした際に、始点(A)から見て終点(B)が337.5°〜22.5°の45°の角度範囲にある時を上方向102と判別し、また、112.5°〜157.5°の角度範囲にある時には右下方向108と判別すればよい。つまり、45°ずつ8分割された角度範囲内にあるかどうかを判別すればよい。
キー入力文字選択出力手段712は、キー入力判別手段711での判別に基づいて、各文字キー21〜32のキートップにおけるバータッチ入力の際の移動方向101〜108側に表示された文字を選択し、表示画面3にその文字を表示する。ここで、文字キー21〜32のキートップの右方向105側には文字が表示されていないが、右方向105に移動した場合には、左方向104側の文字(数字)が選択されて表示される。
このようなバータッチ入力は、「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」、「記号モード」の4つの入力モードのうち「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」の3つの入力モードにおいて使用可能である。「記号モード」を選択した場合には、記号のみを入力する場合が多いためである。但し、「記号モード」を選択した場合にも、バータッチ入力を使用可能にしてもよい。
一方、各機能キー51〜62を用いて、入力モードを選択したあとに、タッチ入力操作の違いを判別する方法も採用している。
つまり、機能キー51〜62を用いて入力モードを変更した後に、各文字キー21〜32をスタイラスペンによって、所定の長さ以上移動させないようにタッチするピンタッチ操作を行い、そのピンタッチ操作の回数によって入力する文字を判断するピンタッチ入力も可能となっている。
以下に、ピンタッチ入力(タップ入力)およびバータッチ入力の各操作に関して詳述する。
[ピンタッチ入力(タップ入力)]
ピンタッチ入力は、入力モードを切り替えた上で、各キーを1〜3回タップすることで入力するものであり、操作が覚えやすく、誰もが容易に入力できるものである。
具体的には、まず、「かなモード」、「英字モード」、「数字モード」、「記号モード」の4つの入力モードの中から入力したい文字に対応するモードを、各機能キー51〜53をピンタッチ操作することで選択する。
例えば、機能キー53を1回または2回ピンタッチ操作すると、日本語のローマ字による「かな入力(かな漢字変換が可能なひらがな入力)」または「カナ入力(カタカナ入力)」の各日本語入力モードになる。すなわち、各文字キー21〜32のキートップ下側に表示された文字、つまり日本語のローマ字入力用の英字が入力可能な状態となる。
日本語入力モードにおいて、各文字キー21〜32がピンタッチ操作されると、キー入力判別手段711はそのピンタッチ操作回数を判別する。そして、キー入力文字選択出力手段712は、1回のタップ操作であれば、その文字キー21〜32に表示された左下側の文字を選択して液晶画面5に出力する。同様に、キー入力文字選択出力手段712は、2回のタップ操作であれば、各文字キー21〜32の下側の文字を選択し、3回のタップ操作であれば、各文字キー21〜32の右下側の文字を選択して出力する。
つまり、文字キー27においては、「KGF」の文字が入力可能となる。文字キー27を1回ピンタッチ操作した場合には「K」が選択され、2回ピンタッチ操作した場合には「G」が選択され、3回ピンタッチした場合には、「F」の文字が選択される。
日本語入力モードにおいて、文字キー21を2回タップすると長音「ー」が入力され、文字キー24を2回タップすると促音「っ」が入力される。
また、拗音の入力には「Y」を利用し、例えば「ちょ」を入力するには「TYO」つまり文字キー29,26,25をその順序で1回ずつタップして入力すればよい。さらに、撥音「ん」は「N」(キー30)を1あるいは2回タップして入力する。また、かなの小文字を単独で入力するには、機能キー54を1回タップした後に、その文字を入力する。
機能キー52をピンタッチ操作して英字モード(英小文字モードまたは英大文字モード)に切り替えた場合にも、各文字キー21〜32のキートップ下側の文字(英字)が入力可能な状態となり、日本語モードと同様にそのピンタッチ操作の回数(1〜3回)により、左下(1回の場合)、下(2回の場合)、右下(3回の場合)の各文字が選択される。
なお、同じキーの英字が続く場合には、ポーズキー56をタップして区切ればよい。また、同じ英字を続けて入力する場合には、ポーズキー56を2回タップすることでリピート入力される。
機能キー51を1回または2回ピンタッチ操作すると、記号モードまたは数字モードに切り替わる。
記号モードに切り替えられた場合には、各文字キー21〜32のキートップ上側の文字(記号)が入力可能な状態となり、前述と同様にそのピンタッチ操作の回数(1〜3回)により、左上(1回の場合)、上(2回の場合)、右上(3回の場合)の各文字(記号)が選択される。
また、数字モードに切り替えた場合には、各文字キー21〜32のキートップ左側の文字(数字,記号)が入力可能な状態となるため、各キー21〜32を1回ピンタッチ操作することで、各数字やカンマ「,」、ピリオド「.」が入力される。
以上のようにして、ピンタッチ操作を行うことにより、選択された文字等が液晶画面5に出力される。
なお、より具体的には、図6に示すような例文は、各例文の下側に示されたピンタッチ(タップ)操作により、日本語および英語の文が入力される。図6における各英字はピンタッチ操作を行うキーのキートップの文字を示している。
[バータッチ入力]
前記ピンタッチ入力は、タップ数で入力文字を選択する点で分かりやすいため、習熟が容易であるが、各モードを切り替えなければならない。特に、日本語では、例えば「7月9日(土)AM8:30よりスタート」のような短文でも、漢字・ひらがな・カタカナ・英字・数字・記号が入り混じって使われており、そのたびにモードを繰り返し切り替えるのは、煩わしい操作となる。そこで、バータッチ入力においては、モードをできるだけ切り替えずに、文字キーの英字・数字・記号を入力できるように工夫されている。
このバータッチ入力と前述したピンタッチ入力とは、併用して利用できるようになっている。すなわち、入力モードを選択し、ピンタッチ操作で文字を入力している際に、バータッチ入力を行えば、選択される入力モードに関係なくそのバータッチ操作に対応した英字、記号、数字等の文字を入力できる。
例えば、「かなモード」が選択されていて、ピンタッチ入力された際には、ピンタッチ操作の回数に応じてキートップ下側に表示された日本語のローマ字入力用の英字が選択されて表示されるが、左方向104または右方向105にバータッチ入力された際にはキートップ左側に表示された数字が選択されて表示され、左上方向101、上方向102、右上方向103へバータッチ操作された際には、各方向側の記号が選択されて表示され、左下方向106、下方向107、右下方向108へバータッチ操作された際には、各方向側の英字が選択されて表示される。従って、2〜3回のピンタッチ操作で入力していた子音の「M」、「W」や濁音・半濁音用の子音「G、Z、D、B、P」は、下方向107や右下方向108への1回のバータッチ操作で入力できる。
また、「英字モード」が選択されていて、ピンタッチ入力された際には、前述の通り英字が表示され、一方、バータッチ入力された際も、前述と同様にバータッチ操作の際の移動方向側の文字(英字,数字,記号)が選択されて表示される。従って、2〜3回のピンタッチ操作で入力していた各英字も、下方向107や右下方向108への1回のバータッチ操作で入力できる。
このため、「英字モード」では、各キー21〜32のキートップ左下に表記された英字をピンタッチ操作で入力し、下および右下に表記された英字を下方向107や右下方向108へのバータッチ操作で入力すれば、非常に効率的に入力できる。
「数字モード」が選択されていてピンタッチ入力された際には、キートップ左側に表示された数字が選択されて表示されるが、左上方向101、上方向102、右上方向103へバータッチ操作された際には、各方向側の記号が選択されて表示され、左下方向106、下方向107、右下方向108へバータッチ操作された際には、各方向側の英字が選択されて表示される。
なお、「記号モード」が選択されている場合も、同様にバータッチ入力を可能としてもよいが、この記号モードでは他の文字を入力する可能性が小さいため、ピンタッチ入力による記号の入力のみを可能としてもよい。
このようにバータッチ操作を行うと、入力モードに関係なく、各英字、数字、記号を直接入力することができ、特に様々な文字が混在する日本語入力では非常に効率的な入力が可能になる。
以上のようにして、バータッチ操作を行うことにより、選択された文字等が液晶画面5に出力される。
なお、より具体的には、図7に示すような例文は、各例文の下側に示されたバータッチ操作により、日本語および英語の文が入力される。なお、図7における各矢印はバータッチ入力およびその方向を示している。
[高速バータッチ入力]
次に、携帯情報端末1では、バータッチ操作を工夫することで、日本語、英語等で頻度の高い文字を容易に入力できる高速バータッチ入力が採用されている。
具体的には、図8に示すように、母音が設定された文字キー21〜25では、英字は母音「A,I,U,E,O」のみが個別に設定されている。つまり、通常のバータッチ入力においては、文字キー21〜25には、下方向(第2のバータッチ入力方向)107、右下方向(第3のバータッチ入力方向)108、および右方向105のバータッチ入力が設定されていない。さらに、日本語入力において、母音キー21〜25の右上に設定された記号は、使用する頻度が非常に低い。
従って、日本語(かな)入力モードにおける高速バータッチ入力では、これらの文字キー21〜25において、文字が表示されていない方向である下方向107、右下方向108、右方向105と、頻度の低い記号が設定された右上方向103のバータッチ入力を行うと、それぞれ母音促音文字列、母音撥音文字列、複合母音文字列、拗音文字列が入力されるように設定されている。
具体的には、文字キー21〜25で下方向107にバータッチ操作すると、各文字キー21〜25に設定された英字「A,I,U,E,O」に続いて促音「っ」が入力される母音促音文字列「aっ」、「iっ」、「uっ」、「eっ」、「oっ」がそれぞれ選択される。ただし、「aっ」、「eっ」は、直前の選択文字が子音の場合にのみ選択され、直前の文字が子音以外の場合には、キー21では「−」が、キー24では「っ」が選択される。
また、右下方向108にバータッチ操作すると、各文字キー21〜25に設定された英字「A,I,U,E,O」に続いて、撥音「ん」が入力される母音撥音文字列「aん」、「iん」、「uん」、「eん」、「oん」がそれぞれ選択される。
また、文字キー21〜25において、右方向105にバータッチ操作すると、複合母音が入力されるように設定されており、文字キー21では「ai」が、文字キー22では「ui」が、文字キー23では「uu」が、文字キー24では「ei」が、文字キー25では「ou」が入力されるように設定される。
さらに、文字キー21〜25において、右上方向103にバータッチ操作すると、拗音が入力されるように設定されており、文字キー21では「ya」が、文字キー23では「yu」が、文字キー24では「ye」が、文字キー25では「yo」が入力されるように設定される。
なお、各文字キー21〜25のキートップの右上側にはそれぞれ記号が表記されているが、これらの記号は日本語の入力ではほとんど利用されないので、日本語の高速バータッチ入力では、これらの記号に代わって、前述の拗音が入力されるように設定されている。
ただし、文字キー22において、右上方向103にバータッチ操作した場合には、「yi」という入力が必要ないので、キートップの右上側に表記された記号「"」がそのまま入力されるように設定されている。
さらに、日本語(かな)入力モードでは、文字キー26〜32においても、文字が表示されていない右方向105と、日本語で頻度の低い記号が設定されている右上方向103のバータッチ入力を行うと、拗音の長音や「く、き、つ、ち、す、の、は、る」、記号「#、;、〜、?」がそれぞれ入力されるように、高速バータッチ入力が設定されている。
具体的には、図9において、各文字キー26〜32における「その他」の欄に示すように、文字キー26において、右方向105にバータッチ操作をした場合には拗音の長音を入力するための「you」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には「yuu」が入力されるように設定されている。
また、文字キー27において、右方向105にバータッチ操作をした場合には「く」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には「き」が入力されるように設定されている。
さらに、文字キー29において、右方向105にバータッチ操作をした場合には「つ」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には「ち」が入力されるように設定されている。
文字キー28において、右方向105にバータッチ操作をした場合には、さ行の文字の中でも日本語の文書で頻出する「す」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には、キートップの右上側に表記された記号「#」が入力されるように設定されている。
文字キー30において、右方向105にバータッチ操作をした場合には、な行の文字の中でも日本語の文書で頻出する「の」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には、キートップの右上側に表記された記号「;」が入力されるように設定されている。
文字キー31において、右方向105にバータッチ操作をした場合には、は行の文字の中でも日本語の文書で頻出する「は」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には、キートップの右上側に表記された記号「〜」が入力されるように設定されている。
文字キー32において、右方向105にバータッチ操作をした場合には、ら行の文字の中でも日本語の文書で頻出する「る」が入力され、右上方向103にバータッチ操作をした場合には、キートップの右上側に表記された記号「?」が入力されるように設定されている。
以上のような高速バータッチ入力によって、かな文字を短縮して入力する際の入力例を図10に示す。各例文は、図10に示すバータッチ操作により入力される。
[手書き入力手段(手書き入力方式)]
次に、図3を用いて、手書き入力手段72について説明する。
手書き入力手段72は、手書き入力検出手段722と、手書き入力文字選択出力手段723とを備え、手書き検出エリア設定手段702によってキーボードシート6上に設定された手書き操作検出エリア66がスタイラスペン11によって手書きのタッチ操作がされた際に、この手書き操作に対応する文字等を入力する入力方式である。つまり、キーボードシート6上から文字等の手書き入力が可能となっている。
手書き入力検出手段722は、キーボードシート6がタッチ入力検出エリア4に貼付された際に、タッチ入力検出エリア4上の手書き操作検出エリア66を認識し、スタイラスペン11による手書き操作検出エリア66内での手書きタッチ操作がされたかどうかを検出する。具体的には、手書き入力検出手段722は、手書き操作検出エリア内でスタイラスペン11による所定の手書きタッチ操作をした際に、この手書きタッチ操作による手書き文字等の軌跡を検出する。
手書き入力文字選択出力手段723は、手書き入力検出手段722で検出した手書き文字等の軌跡と、予めメモリ等の記憶装置に記憶させた文字パターンとを照合し、この手書き文字等の軌跡に対応する文字パターンを選択して、この選択された文字パターンに対応する文字等を液晶画面5に出力する。
[キーボードシートの設定手順]
図11は、キーボードシート6を用いた文字等の入力手順を示すフロー図である。図11に加えて図3を参照しながら、キーボードシート6を用いて文字等を入力する手順について説明する。
(1)まず、キーボードシート6を本体2のタッチ入力検出エリア4に貼付する(処理S1)。具体的には、キーボードシート6の外形を表示画面3外側の段差D(図1)に当接させてキーボードシート6の位置決めを行い、タッチ入力検出エリア4にキーボードシート6を正確に貼付する。
(2)スタイラスペン11によってキーボードシート6のキー61をピンタッチして、本体2を、キーボードシート6の上から文字等の入力が可能な状態とする(処理S2)。
(3)次に、キーボードシート6上の3点X1,X2,X3をタッチすることにより、エリア設定手段70は、キーエリアXに加えて手書き操作検出エリア66およびエリアYを設定する(処理S3)。
(4)この状態で、入力方式切替手段73を操作することにより、キー入力手段71と手書き入力手段72とのいずれの入力手段を機能させるか選択する(処理S4)。このようにして、手書き入力手段72が機能し、キーボードシート6上からの手書き操作による入力が可能となる。
なお、手書き入力手段72による文字等の入力手順について説明する。
(5)手書き操作検出エリア66において、所定の文字や数字等の手書きタッチ操作をする(処理S5)。
(6)手書き入力検出手段722は、この手書きタッチ操作を検出し、対応する文字等のパターンを照合して、手書き入力文字選択出力手段723に出力する(処理S6)。
(7)手書き入力文字選択出力手段723は、前記手書きタッチ操作に対応する文字等を液晶画面5に出力する(処理S7)。
以上のようにして、キーボードシート6の上から手書き入力される。
本実施形態によれば、以下に示すような効果がある。
(1)携帯情報端末1のタッチ入力検出エリア4にキーボードシート6を貼付した状態のままでも、入力方式切替手段73によって2つの入力手段71,72を切り替えるだけで、手書き入力とキー入力との両方の入力方式を併用でき、入力する文字や文章等に合わせて、適宜ユーザが入力方式を変更できて、文字等の入力操作性を向上できる。
(2)手書きエリア表示手段を構成するマークMにより、キーボードシート6における手書き操作検出エリア66が表示されるため、このマークMを目印として、手書き操作検出エリア66の正確な範囲を把握でき、確実に手書き入力を実施できる。これにより、文字等の入力操作性をさらに向上できる。
(3)手書きエリア表示手段を3箇所のマークM(M1〜M3)として構成したので、複数のキー21〜32,51〜62間の隙間等に、このマークM(M1〜M3)を設けるだけで、キーボードシート6上の各キー21〜32,51〜62の領域を阻害することなく、手軽に手書き操作検出エリア66を表示できる。
(4)3箇所のマークM(M1〜M3)により、手書き操作検出エリア66を、文字エリア661と数字エリア662との2つに分けたので、例えば、英小文字の「b」と数字の「6」と間や、英小文字の「q」と数字の「9」と間の誤認を防止できて、文字等の入力操作性を向上できる。
(5)スタイラスペン11によってキーボードシート6上の2点X1,X2をタッチするだけで、本体2側の手書き操作検出エリア41の位置とは無関係に、キーボードシート6上の手書き操作検出エリア66を簡単に設定でき、文字等の認識率を高めて、文字等の入力操作性を向上できる。
(6)表示画面3の外周部分に位置する段差Dに合わせてキーボードシート6の外形を特定したので、キーボードシート6を表示画面3の適正な位置に貼付できる。
(7)キーボードシート6をタッチ入力検出エリア4に貼付した際に、本体2の手書き操作検出エリア41と、キーボードシート6の手書き操作検出エリア66とが互いに合致する構成としたので、両領域41,61ともに同じ手書き入力の処理を行うことから、手書き操作検出エリア66の設定を行う手書き検出エリア設定手段702の構成の簡素化を図ることができる。なお、他の機能キー51〜62も同様に処理部7の構成の簡素化を達成できる。
(8)キーボードシート6において、各キー21〜32,51〜62に複数の文字等を設定したので、文字入力に必要なキーの数を少なくできる。このため、同寸法のキーボードシート6においてキー21〜32,51〜62の大型化を図ることができ、入力時の操作性を向上できる。
(9)ローマ字入力により日本語入力するように設定したので、一般的なかな入力の場合に比べて、設定する文字の種類を英字26文字と少なくできるから、より多くの文字や記号等を設定できる。
(10)キー入力方式では、バータッチ入力とピンタッチ入力との両入力方式を採用したので、各入力方式の利点を享受できた上で、バータッチ入力とピンタッチ入力との両方を選択でき、用途や好みにあわせて選択可能であり操作性を向上できる。
(11)各文字キー21〜32のキートップに表示された文字のうち、バータッチ操作時にその移動方向に対応する位置にある文字が選択および出力されるので、入力操作を直感的にかつ容易に把握でき、入力操作性を向上できる。この際、各文字キー21〜32に表示された文字を目視により確認できるので、簡単にかつ迅速に入力操作ができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記手書きエリア表示手段は、3箇所のマークMではなく、複数のキー21〜32,51〜62の外周線に基づいて、手書き操作検出エリア66を表示することもできる。
このような場合には、例えば、キー21,22,24,25,27,28,30,31で区画される領域の外周を文字エリア661とし、さらに、キー23,26,29,32,55〜58で区画される領域の外周を数字エリア662とする構成を採用できる。この場合には、予め設けられたキー21〜32,51〜62の外周線によって、手書き操作検出エリア66を認識できるため、わざわざキーボードシート6に特別な加工を施す必要がないから、コストを抑えた上で手書きエリア表示手段を簡単に構成できる利点がある。
前記実施形態において、マークMをキーボードシート6の上側に設けたが、これに限らず、下側やその中間等の任意の位置に形成できる。この際、マークMの形状も三角形状に限らず、円形状や四角形状等のその他の形状も採用できる。
前記実施形態において、本体2の手書き操作検出エリア41と略同じ位置に、キーボードシート6上の手書き操作検出エリア66を設けたが、これに限らず、例えば、キーボードシート6上の両側縁等に設けてもよい。この際、手書き操作検出エリア66の形状も略矩形状に限らず、円形状や六角形状等のその他の形状としてもよい。要するに、手書き操作検出エリア66の設定位置、形状等は特に限定されないということである。
また、キーエリア設定手段701に基づいて、手書き検出エリア設定手段702が手書き操作検出エリア66を設定していたが、キーエリア設定手段701による設定とは独立して、手書き操作検出エリア66を設定してもよい。特に、外周線に基づいて手書き操作検出エリア66を表示する構成の場合には、使用者が自身の指示によって手書き操作検出エリア66を別途設定できる構成も採用できる。
キーエリア設定手段701は、キーボードシート6の2点X1,X2がタッチされることによりキーエリアXを設定したが、3点以上がタッチされてもよい。
また、3点目X3は特に設定されなくてもよい。
なお、電子機器として携帯情報端末1を採用したが、小型のパソコンや携帯電話機、通信機能を有する電子機器等のその他の電子機器等も採用できる。
本発明に係る電子機器である携帯情報端末(PDA)に対して、キーボードシステムを構成するキーボードシートが貼付される様子を示す斜視図である。 前記キーボードシートを示す平面図である。 前記携帯情報端末の内部構成を示すブロック図である。 バータッチ入力時の移動方向を示す図である。 前記バータッチ入力時のバータッチ操作を示す図である。 ピンタッチ入力による例文の入力操作を示す図である。 前記バータッチ入力による例文の入力操作を示す図である。 前記バータッチ入力の短縮入力である高速バータッチ入力における入力操作を示す図である。 前記高速バータッチ入力における入力操作を示す図である。 前記高速バータッチ入力による例文の入力操作を示す図である。 前記キーボードシートを用いた文字等の入力手順を示すフロー図である。
符号の説明
1…電子機器としての携帯情報端末、3…表示画面、4…タッチ入力検出エリア、5…液晶画面、6…キーボードシート、7…処理部、10…キーボードシステム、11…タッチ式入力手段としてのスタイラスペン、21〜32…文字キー、51〜62…機能キー、66…手書き操作検出エリア、70…エリア設定手段、71…キー入力手段、72…手書き入力手段、73…入力方式切替手段、701…キーエリア設定手段、702…手書き検出エリア設定手段、722…手書き入力検出手段、723…手書き入力文字選択出力手段、M(M1〜M3)…マーク。

Claims (6)

  1. タッチ入力検出エリアを有する電子機器において用いられるキーボードシステムであって、
    キートップに文字が表示された複数個のキーを有するキーボードシートと、
    前記キーボードシートが前記タッチ入力検出エリアに貼付された状態で、タッチ式入力手段によるタッチを検出して文字を入力する処理部とを備え、
    前記処理部は、
    前記複数個のキーに対応するキーエリアを前記キーボードシートの所定位置に設定するキーエリア設定手段と、
    前記キーエリアにおいて、前記キーがタッチされた際に、このキーのキートップに表示された文字を入力するキー入力手段と、
    前記タッチ式入力手段による所定の手書き操作を検出する手書き操作検出エリアを前記キーボードシートの所定位置に設定する手書き検出エリア設定手段と、
    前記手書き操作検出エリアにおいて検出された手書き操作に対応する文字を入力する手書き入力手段と、
    前記キー入力手段および前記手書き入力手段のうち、いずれか一方の入力手段が動作するように切り替える入力方式切替手段とを有し、
    前記キーボードシートには、前記手書き操作検出エリアを表示する手書きエリア表示手段が設けられていることを特徴とするキーボードシステム。
  2. 請求項1に記載のキーボードシステムにおいて、
    前記手書き操作検出エリアは、略矩形状に形成され、
    前記手書きエリア表示手段は、前記矩形状の手書き操作検出エリアの四隅部のうちの少なくとも二隅部に設けられたマークで構成されていることを特徴とするキーボードシステム。
  3. 請求項1に記載のキーボードシステムにおいて、
    前記手書きエリア表示手段は、前記複数のキーの外周線で構成されていることを特徴とするキーボードシステム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のキーボードシステムを備えることを特徴とする電子機器。
  5. タッチ入力検出エリアを有する電子機器において、前記タッチ入力検出エリアに貼付して使用されるキーボードシートであって、
    タッチ式入力手段による所定の手書き操作の検出を行う手書き操作検出エリアを当該キーボードシート上に表示する手書きエリア表示手段が形成されていることを特徴とするキーボードシート。
  6. タッチ入力検出エリアを有する電子機器において、前記タッチ入力検出エリアに貼付して使用されるキーボードシートの設定方法であって、
    キートップに文字が表示された複数個のキーを有するキーボードシートを電子機器のタッチ入力検出エリアに貼付した後に、
    予め設定された前記キーボードシート上の少なくとも2点をタッチ式入力手段によってタッチし、前記タッチ式入力手段による前記キーボードシート上での所定の手書き操作を検出可能な手書き操作検出エリアを設定することを特徴とするキーボードシートの設定方法。
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