JP2007233664A - インストーラを作成するためのプログラム,該プログラムを記憶する記憶媒体,インストーラの作成方法,情報処理装置 - Google Patents

インストーラを作成するためのプログラム,該プログラムを記憶する記憶媒体,インストーラの作成方法,情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】デバイスドライバを予め所望の設定を施した状態でPCにインストールすることを可能にする。
【解決手段】プリンタドライバ71のインストール先であるシステムフォルダ7Sからドライバ構成ファイル711〜714を取得し、変更可否情報を記述したINIファイル72を作成し、これらをまとめてインストーラ100を作成する。これにより、作成されたインストーラ100によってインストールされるプリンタドライバ71Zは、制御設定値の変更が一部制限される。
【選択図】図27

Description

本発明は、プリンタやスキャナ,複合機などの周辺デバイスを制御するデバイスドライバをコンピュータにインストールするためのインストーラを作成する際の処理技術に関する。
コンピュータネットワーク技術が発達している昨今、会社や大学などでは、多数のPC(Personal Computer)を相互に接続して大規模なLAN(Local Area Network)等のネットワークが構築されることが多い。このようなネットワークにはプリンタやスキャナ,複合機などの周辺デバイスも接続され、これらは多数のPCに共有して使用される。
通常、ネットワークが構築される環境では、ネットワークを始めとしてそれに含まれるPCや周辺デバイスまでも統括して管理する管理者が置かれる。このような管理者には、例えばプリンタを常にトナーセーブモード機能をONさせた状態で動作させたい等、それぞれのPCが周辺デバイスを制御する際の設定を予め所望の設定に統一したいという思いがある。それには、周辺デバイスを制御するためのデバイスドライバを予め所望の設定を施した状態でPCにインストールすることが理想的である。
ここで、デバイスドライバのインストールは、インストーラを用いて行われる。インストーラは、デバイスドライバの本体となるドライバ構成ファイルと、デバイスドライバが周辺デバイスを制御する際に用いる制御設定値が記述された初期設定ファイルと、これらをPC内にコピーして必要な設定を行うインストールプログラムと、を含んでいる(このようなものをインストールセットとも呼ぶ)。
特開2003−280840号公報
しかしながら、デバイスドライバを予め所望の設定を施した状態でPCにインストールすることが可能なインストーラを作成するためには、インストーラに含まれる初期設定ファイルの内容を所望の設定値に書き換える必要があるが、それには、デバイスドライバ毎に固有である初期設定ファイルの内容に精通してなければならず、デバイスドライバを提供するベンダーでなければ困難である。
このため、デバイスドライバを提供するベンダーに、初期設定ファイルの内容を所望の設定値に書き換えたインストーラの作成を依頼するのが一般的であるが、納入までに多大な時間を要したり、ベンダー側の負担が増大してしまうといった問題がある。
特許文献1には、プリンタドライバをインストールする際に、設定を使用者に入力させ、記憶し、インストール時に記憶した設定をプリンタドライバに施すインストーラが開示されている。このインストーラを用いれば、インストール時に所望の設定をプリンタドライバに施すことができるので、印刷の度にプリンタドライバの設定を行うという手間をユーザから省くことができる。しかしながら、このインストーラでは、プリンタドライバをインストールするPC毎に設定を行う必要があることから、ネットワークに含まれるそれぞれのPCに対して所望の設定を施すことは管理者にとって大変煩雑である。
また、管理者がプリンタドライバを所望の設定を施した状態でPCにインストールしたとしても、その後にPCを使用するユーザが意のままに設定を変更できるとすれば、管理者の努力が無に帰してしまう惧れがある。
本発明は、上記問題を鑑みて為されたものであり、デバイスドライバを予め所望の設定を施した状態でPCにインストールすることが可能なインストーラを作成するためのプログラム,該プログラムを記憶する記憶媒体,インストーラの作成方法,情報処理装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するため、本発明のプログラムは、
デバイスを制御するためのデバイスドライバがインストールされているコンピュータから、該デバイスドライバを構成するドライバ構成ファイルを摘出する構成摘出ステップと、
デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の変更の可否入力を受付ける可否入力受付ステップと、
可否入力の内容を反映した制御設定値についての変更可否情報が記述された初期設定ファイルを作成する可否設定作成ステップと、
ドライバ構成ファイルと初期設定ファイルとを含み、当該初期設定ファイルに記述されている変更可否情報に従って制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするためのインストーラを作成するインストーラ作成ステップと、
をコンピュータに実行させるプログラムである。
これによれば、使用者は、制御設定値の変更の可否入力を行うことで、制御設定値の変更の可否が所望の状態とされたデバイスドライバのインストーラを作成することができる。
このように、ベンダーならずとも、制御設定値の変更の可否を所望の状態としたデバイスドライバをコンピュータにインストールすることが可能なインストーラを作成することができるので、例えば、ネットワーク等の管理者は作成したインストーラを配布するだけで、ネットワークに含まれる各々のコンピュータにインストールされるデバイスドライバの設定を維持しておくことができる。
また、コンピュータにインストールされているデバイスドライバを構成するドライバ構成ファイルを摘出することで、例えば、ネットワーク等の管理者は、自身のコンピュータでデバイスドライバの動作が正常であるか否かをテストした上で、そのデバイスドライバのインストーラを作成して配布するといった使い方をすることができる。
ここで、「インストール」とは、ドライバ構成ファイルおよび初期設定ファイルをコンピュータ内にコピーして必要な設定を行うことである。詳しくは、例えばコンピュータのOS(Operating System:基本ソフト)がWindows(登録商標)系のOSであれば、デバイスドライバを構成するドライバ構成ファイルを初期設定ファイルとともに「システムフォルダ」に格納し、このデバイスドライバを仮想デバイスとして「レジストリ」に登録することである。
したがって、“コンピュータにインストールされているデバイスドライバを構成するドライバ構成ファイル”とは、ドライバ構成ファイルが単にコンピュータの記憶装置に記憶されているのみでは足りず、上述のようなインストールが為されていることが必要となる。すなわち、例えばWindows(登録商標)系のOSであれば、「システムフォルダ」に格納され、仮想デバイスとして「レジストリ」に登録されているデバイスドライバのドライバ構成ファイルであることが必要である。この点は、デバイスドライバを提供するベンダーがインストーラを作成する場合と大きく異なる点である。
次に、本発明のプログラムにおいて、
コンピュータにインストールされているデバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値が記述された初期設定ファイルから、該制御設定値の項目を抽出する項目抽出ステップを更にコンピュータに実行させ、
可否入力受付ステップでは、項目抽出ステップにて抽出した制御設定値の項目に基づいて、該制御設定値の可否入力を受付ける可否設定画面を作成するようにすることができる。
これによれば、初期設定ファイルから制御設定値の項目を抽出することで、可否設定画面において、初期設定ファイルに含まれる制御設定値の項目について余すところなく変更の可否入力を受付けることができる。また、初期設定ファイルから制御設定値の項目を抽出して可否設定画面を表示することから、本発明のプログラムは、どのようなデバイスがどのような制御設定値の項目を有しているのかといったデータを内包する必要がなく、構成を簡略化することができる。
次に、本発明のプログラムにおいて、
制御設定値についての入力の内容を反映した制御設定値が記述された初期設定ファイルを取得する設定取得ステップを更にコンピュータに実行させ、
インストーラ作成ステップでは、初期設定ファイルに記述されている制御設定値でデバイスを制御するとともに、初期設定ファイルに記述されている変更可否情報に従って制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするインストーラを作成するようにすることができる。
これによれば、使用者は、所望の制御設定値および所望の変更可否状態を入力することで、所望の制御設定値でデバイスを制御するとともに、その制御設定値を所望の変更可否状態としたデバイスドライバのインストーラを作成することができる。
このように、ベンダーならずとも、デバイスドライバを予め所望の設定を施した状態で、その設定を維持させるようにコンピュータにインストールすることが可能なインストーラを作成することができるので、例えば、ネットワーク等の管理者は、作成したインストーラを配布するだけで、ネットワークに含まれる各々のコンピュータにインストールされるデバイスドライバの設定を所望の設定にまとめることができ、更にその設定を維持させておくことが可能となる。
また、本発明のプログラムにおいて、
設定取得ステップでは、デバイスドライバが備える制御設定値についての入力を受付ける設定画面を表示する機能を呼び出して実行するステップを含み、設定画面で受付けた入力の内容を反映した制御設定値が記述された初期設定ファイルを取得するようにすることができる。
これによれば、制御設定値の入力を受付けるに際してデバイスドライバが備える機能を呼び出して実行することから、本発明のプログラムは、制御設定値についての入力を受付ける設定画面を表示する機能を内包する必要がなく、構成を簡略化することができる。また、デバイスドライバが備える機能によって表示される設定画面を利用することで、使用者は、普段から使い慣れた設定画面において入力をすることができるので、使用方法を直感的に理解しつつ制御設定値の入力を行うことができる。
次に、本発明のプログラムは、デバイスを制御するためのデバイスドライバをコンピュータにインストールするインストーラに含まれるインストールプログラムとすることができ、
デバイスドライバをコンピュータにインストールするインストールステップと、
インストーラ作成ステップとインストールステップのどちらを実行するかの採択入力を受付ける採択受付ステップと、
を更にコンピュータに実行させるようにすることができる。
これによれば、インストールプログラムの1つの機能として、上述したような新たなインストーラを作成する機能を持たせることで、ベンダーから当該インストールプログラムを含んだインストーラの提供を受けるだけで、インストーラに含まれるデバイスドライバのインストールと、このデバイスドライバを予め所望の設定を施した状態でコンピュータにインストールするインストーラの作成と、の両者を実現することができる。
また、インストールステップでは、設定作成ステップで作成した初期設定ファイルに記述されている制御設定値でデバイスを制御するように、デバイスドライバをコンピュータにインストールすることができる。
これによれば、設定作成ステップで作成した初期設定ファイルをインストールステップにも流用することから、例えば、インストールプログラムとともにインストーラに含まれるデバイスドライバを予め所望の設定を施した状態でコンピュータにインストールすることや、既にコンピュータにインストールされているデバイスドライバの複製を所望の設定を施した状態で新たにインストールすることができる。
本発明は、上記プログラムを記憶するコンピュータ読取可能な記憶媒体として捉えることもできる。
本発明は、インストーラの作成方法として捉えることもできる。
すなわち、本発明のインストーラの作成方法は、
デバイスを制御するためのデバイスドライバがインストールされているコンピュータから、該デバイスドライバを構成するドライバ構成ファイルを摘出する構成摘出ステップと、
デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の変更の可否入力を受付ける可否入力受付ステップと、
可否入力の内容を反映した制御設定値についての変更可否情報が記述された初期設定ファイルを作成する可否設定作成ステップと、
ドライバ構成ファイルと初期設定ファイルとを含み、当該初期設定ファイルに記述されている変更可否情報に従って制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするためのインストーラを作成するインストーラ作成ステップと、
を備える。
また、デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の入力を受付ける入力受付ステップと、
入力の内容を反映した制御設定値が記述された初期設定ファイルを作成する設定作成ステップと、を更に含み、
インストーラ作成ステップでは、初期設定ファイルに記述されている制御設定値でデバイスを制御するとともに、初期設定ファイルに記述されている変更可否情報に従って制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするインストーラを作成するようにすることができる。
本発明は、情報処理装置として捉えることもできる。
すなわち、本発明の情報処理装置は、
デバイスを制御するためのデバイスドライバがインストールされているコンピュータから、該デバイスドライバを構成するドライバ構成ファイルを摘出する構成摘出手段と、
デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の変更の可否入力を受付ける可否入力受付手段と、
可否入力の内容を反映した制御設定値についての変更可否情報が記述された初期設定ファイルを作成する可否設定作成手段と、
ドライバ構成ファイルと初期設定ファイルとを含み、当該初期設定ファイルに記述されている変更可否情報に従って制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするためのインストーラを作成するインストーラ作成手段と、
を備える。
また、デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の入力を受付ける入力受付手段と、
入力の内容を反映した制御設定値が記述された初期設定ファイルを作成する設定作成手段と、更に含み、
インストーラ作成手段では、初期設定ファイルに記述されている制御設定値でデバイスを制御するとともに、初期設定ファイルに記述されている変更可否情報に従って制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするインストーラを作成するようにすることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、情報処理装置としてのPC(Personal Computer)1に、LAN(Local Area Network)等のネットワーク5を介して、周辺デバイスとしてのスキャナ2やプリンタ3、複合機4が接続されたネットワーク環境の概要を示すシステムブロック図である。なお、ネットワーク5を介さずにシリアルケーブルやUSBケーブルなどで直接接続されていても良い。
ここで、PC1には、プリンタ3や複合機4のプリンタ部20(図3参照)を制御するためのプリンタドライバがインストールされている。なお、本実施形態では、デバイスドライバとしてプリンタドライバを対象としているが、スキャナ2を制御するためのスキャナドライバ等を対象としても良い。
プリンタ3は、プリンタ機能を有し、PC1から送信された画像データや文書データを含む印刷データに基づいて画像や文書を記録用紙に印刷する周辺デバイスである。また、スキャナ2は、スキャナ機能を有し、原稿の画像データを読み取る周辺デバイスである。
複合機4は、図3に示すように、下部に配設されたプリンタ部20と、その上部に配設されたスキャナ部21と、ADF(Auto Document Feeder)22を備えた原稿カバー23と、装置上面の前方側に配置された操作パネル24などを一体的に備えた多機能装置(MFP:Multi Function Product)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能などを有する。
図2は、PC1の概略構成を示すブロック図である。PC1は、制御部10と、種々のプログラムやデータが格納されたHDD(Hard Disk Drive)14と、表示部15と、入力部16と、CD−ROM(記憶媒体の一例)に記憶されたデータを読み出すCD−ROMドライブ18と、ネットワーク5と接続するためのLANアダプタ等のNIC(Network Interface Card)17とを備え、これらの各構成要素が内部バス19を介して相互に通信可能に接続されて構成されている。
なお、情報処理装置としては、このようなPC1に限らず、例えば、内部にコンピュータを有したPDA(Personal Digital Assistance)端末などの端末装置であってもよい。
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである。この表示部15は、図示しないビデオボード或いはグラフィックボードを介して制御部10に接続されている。表示部15には、プリンタ3や複合機4における印刷条件(制御設定値)などを設定するための設定画面(詳細は後述)やマウスポインタなどが表示される。なお、表示部15への表示は、PC1の周知のGUI(Graphical User Interface)機能により実現される。
入力部16は、キーボードやマウスなどの入力デバイスである。この入力部16は、図示しないUSB(Universal Serial Bus)端子やPS/2端子を介して制御部10に接続されている。入力部16は、ユーザからの操作によって、プリンタ3や複合機4の印刷条件(制御設定値)の設定入力などを制御部10に入力する。
制御部10は、PC1の各構成要素を統括的に制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13などを備えるコンピュータとして構成されている。PC1において、制御部10はいわゆるマザーボードと称される。
PC1には、OS(Operation System)がインストールされており、OSの環境下で後述するフローチャート(図6ないし図12,図24)の手順に従った処理が実現する。すなわち、当該処理がCPU11により実行されることで、本発明の構成摘出手段・可否入力受付手段・可否設定作成手段・入力受付手段・設定作成手段・インストーラ作成手段が実現する。
本実施形態では、PC1にWindows(登録商標)系のOSがインストールされているものとして説明する。もちろん、他のOSがインストールされたPCにも本発明は適用され得る。
HDD14は、高容量ディスク(記憶媒体の一例)と読取装置とが一体化して構成されたものである。このHDD14には、図4に示すように、OSの動作に必要な各種システムファイル等を格納するシステムフォルダ7S、システムファイルやアプリケーションの設定データ等が記録されているレジストリ7Rなどが設けられている。
システムフォルダ7Sには、PC1にインストールされているプリンタドライバ(ドライバ本体)71が格納されており、また、プリンタドライバ71に適用される印刷条件(制御設定値)の情報などを保持するINIファイル(初期設定ファイル)72や、プリンタドライバ71の設定情報などを保持するINIファイル(設定情報ファイル)74も格納されている。
プリンタドライバ71は、具体的には、印刷に使用されるメインファイルであるDriverファイル711と,UI(User Interface;設定画面)の表示に使用されるメインファイルであるConfigurationファイル712と,これらメインファイルの補助ファイル群であるDependent Filesファイル群713と,設定可能な制御設定値を全て記述しているData Fileファイル714と、を有する。これらのファイル711〜714のことをドライバ構成ファイルという。
他方、レジストリ7Rには、プリンタドライバ71を仮想プリンタとして登録する仮想プリンタ登録レジストリ73が設けられている。この仮想プリンタ登録レジストリ73では、仮想プリンタ名とプリンタドライバ71の対応などが記述されている。
以上のプリンタドライバ71は、例えば、図5に示すようなインストーラ7から、HDD14のシステムフォルダ7Sにインストールされる。インストーラ7は、CD−ROM(記憶媒体)70に格納された状態で配布され、PC1のCD−ROMドライブ18から読み出される。または、ドライバを提供するベンダーのサーバからインターネット等を介した配信を受けても良い。
インストーラ7には、上述したプリンタドライバ71,INIファイル72,INIファイル74が含まれているとともに、これらをPC1にインストールするためのインストールプログラム75が含まれている。インストールプログラム75は、PC1のCPU11に読み込まれて、プリンタドライバ71,INIファイル72,INIファイル74をHDD14のシステムフォルダ7Sにコピーするとともに、このプリンタドライバ71を仮想デバイスとしてレジストリ7Rの仮想プリンタ登録レジストリ73に登録する処理を行う。
なお、インストールプログラム75は、このようなインストール機能に加えて、後述するように新たなインストーラを作成する機能を有している。すなわち、インストールプログラム75は本発明のプログラムに該当し、これを記憶するCD−ROM70は本発明の記憶媒体に該当する。
以下、本発明のプログラムであるインストールプログラム75の処理内容(インストーラの作成方法)について説明する。
図6に、インストールプログラム75のメインルーチンを表すフローチャートを示す。PC1は、インストールプログラム75を起動すると、まず、対象となるプリンタの接続形態を選択させるためのインターフェース選択画面81を表示部15に表示する(S10)。図13に示すように、選択画面81には、対象となるプリンタがローカルプリンタであるか/ネットワークプリンタであるかの選択入力を受付ける入力欄811と、次のステップに進むためのNEXTボタン813などが表示される。なお、選択画面に対する入力は、ユーザによる入力部16への操作によって行われる(以下同じ)。
ここで、ローカルプリンタとは、シリアルポートやパラレルポート、USBポートなどを通じて、PC1に直接的に接続されているプリンタのことを指し。ネットワークプリンタとは、ネットワーク5を経由して、PC1に間接的に接続されているプリンタのことを指す。
NEXTボタン813が押されると、PC1は、選択画面81の入力欄811においていずれの接続形態が選択されているかを判断する(S11)。
対象がネットワークプリンタである場合(S11:YES)、PC1は、ネットワークプリンタの選択を受付ける選択画面82を表示部15に表示する(S12)。図14に示すように、選択画面82には、ネットワーク5を経由して接続されているネットワークプリンタの一覧を表示する表示欄821と、表示欄821の中で選択が可能なカーソル823と、ポートドライバの選択欄822と、次のステップに進むためのNEXTボタン813などが表示される。そして、NEXTボタン813が押されると、PC1は、選択されているネットワークプリンタのプリンタ名・ノード名・IPアドレス・プロトコル情報を記憶する(S13)。
他方、対象がローカルプリンタである場合(S11:NO)、PC1は、ローカルポートの選択を受付ける選択画面83を表示部15に表示する(S14)。図15に示すように、選択画面83には、PC1のローカルポートの一覧を表示する表示欄831と、表示欄831の中で選択が可能なカーソル832と、次のステップに進むためのNEXTボタン834などが表示される。そして、NEXTボタン834が押されると、PC1は、選択されているポート名を記憶する(S15)。
次に、PC1は、インストールされているプリンタドライバの表示画面84を表示部15に表示する処理を行う(S2)。図16に示すように、表示画面84には、インストールされているプリンタドライバを表示させるためのチェック欄(Currently Installed driversチェック欄)843と、チェック欄843がチェックされることによってインストールされているプリンタドライバを表示する表示欄841と、表示欄841の中で選択が可能なカーソル842と、新たなプリンタドライバを探索するための探索ボタン844と、次のステップに進むためのNEXTボタン846などが表示される。
図7に、ステップS2の詳細なフローチャートを示す。プリンタドライバを表示させるためのチェック欄843がチェックされると(S21:YES)、PC1は、インストールされているプリンタドライバ名を取得し(S22)、取得したプリンタドライバ名を表示欄841にリスト表示する(S23)。プリンタドライバ名の取得は、レジストリ7Rの仮想プリンタ登録レジストリ73から取得することができる。他方、チェック欄843がチェックされなければ(S21:NO)、PC1は、表示欄841を空にする(S24)。
そして、NEXTボタン846が押されたら(S26:YES)、PC1は、取得したプリンタドライバ名をリスト表示した表示欄841においてカーソル842により選択されているプリンタドライバ名を取得して(S27)、リターンする。図6に戻り、その後、PC1は、取得したプリンタドライバ名を記憶する(S16)。ここでは、図4の“プリンタドライバ71”が選択されたものとする。
次に、PC1は、対話形式のヘルプ(Interactive Help)を実現するプログラムをインストールするか否かの選択画面85を表示部15に表示する(S31)。図17に示すように、選択画面85は、Interactive Helpをインストールするか否かを選択させるチェック欄851と、次のステップに進むためのNEXTボタン853などが表示される。NEXTボタン853が押されると、PC1は、チェック欄851にチェックがされているか否かを判断し(S32)、チェックされている場合には(S32:YES)、Interactive Helpのインストールが選択されている旨を記憶する(S33)。
次に、PC1は、選択されているプリンタドライバ71のインストール設定情報を表示する処理を行う(S4)。図8に、ステップS4の詳細なフローチャートを示す。PC1は、まず、選択されているプリンタドライバ71についてのインストール設定情報の表示画面86を表示部15に表示する処理を行う(S41)。図18に示すように、表示画面86には、プリンタ名やドライバ名,ポート名などのインストール設定情報が表示される表示欄861と、後述するインストーラを作成する処理を行うか否かを選択するチェック欄862(採択受付ステップとしての表示)と、プリンタドライバ71のインストール設定情報を変更する処理に移るためのセッティングボタン863と、プリンタドライバの初期設定を変更する処理に移るためのカスタムボタン864と、設定を確定するためのFINISHボタン866などが表示される。ここで、表示欄861に表示されるプリンタ名やドライバ名,ポート名などのインストール設定情報は、上述のINIファイル74から取得することができる。
表示画面86において、セッティングボタン863が押されると(S42:YES)、PC1は、選択されているプリンタドライバ71に係るプリンタ名やポート名の変更を受付ける処理を行う(S7)。図9に、ステップS7の詳細なフローチャートを示す。PC1は、まず、プリンタドライバ71に係るプリンタ名やポート名の変更を受付けるセッティング画面87を表示部15に表示する(S71)。図19に示すように、セッティング画面87には、ポート名・プリンタ名・デフォルト情報の設定が可能な設定欄871と、この設定を確定するためのOKボタン872などが表示される。
そして、OKボタン872が押されると(S72:YES)、これらの情報をINIファイル(設定情報ファイル)74に保存する(S73〜S75)。図22に、INIファイル74の内容例を示す。ポート名・プリンタ名・デフォルト情報について設定値が定められている。
ここで、ポート名・プリンタ名・デフォルト情報は、プリンタドライバ71がプリンタとの通信に用いるもの(具体的には、通信インターフェースの選択に用いるもの)であることから、本発明における“デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値”という概念に含まれるものである。従って、上記ステップS7(S71〜S76)は、本発明の設定取得ステップに該当するものである。中でも、上記ステップS71は、本発明の入力受付ステップに該当するものである。また、上記ステップS73〜S75は、本発明の設定作成ステップに該当するものであり、これにより保存(作成)されるINIファイル(設定情報ファイル)74は、本発明の初期設定ファイルという概念に含まれるものである。
図8の説明に戻り、表示画面86においてカスタムボタン864が押されると(S43:YES)、PC1は、選択されているプリンタドライバ71の初期設定ファイル72を取得する処理を行う(S8;設定取得ステップ)。
なお、PC1は、ステップS8(設定取得ステップ)を、デバイスドライバ71の設定画面(User Interface)を表示する機能を呼び出して実行することによって行う。具体的には、プリンタドライバ71が有するConfigurationファイル712(図4参照)に基づいて設定画面を表示する。
図10に、PC1がデバイスドライバ71の設定画面(User Interface;いわゆるプロパティ画面)を表示する機能を呼び出して実行するステップS8の詳細なフローチャートを示す。PC1は、インストール先のシステムフォルダ7Sからプリンタドライバ71を起動すると(S81)、INIファイル72を読み出して各制御設定値を初期化し(S82)、制御設定値の変更を受付けるドライバ初期設定変更画面88を表示部15に表示する(S83;入力受付ステップ)。
図20に示すように、ドライバ初期設定変更画面88には、画面を切替えるためのタブ881と、制御設定値の設定が可能な設定欄882と、これらの設定を確定するためのOKボタン883などが表示される。
ここで、ドライバ初期設定変更画面88に表示される制御設定値は、用紙サイズやマルチページ印刷,印刷方向,印刷枚数,用紙種類,用紙トレイなどの、プリンタを制御する際に送信するデータの作成に用いる値や指令内容を示す値とされる。
そして、OKボタン883が押されると(S84:YES)、PC1は、ドライバ初期設定変更画面88に入力されている制御設定値の内容を取得して(S85)、INIファイル(初期設定ファイル)72に保存(作成)する(S86;設定作成ステップ)。図23に、INIファイル72の内容例を示す。ステップS86では、各制御設定値が与えられる。
以上のようにして、PC1は、インストールされているプリンタドライバ71の動作によってINIファイル72を作成する。そして、リターンがされると、PC1は、再びインストールプログラム75の動作に戻る。
図8のフローチャートに戻り、ステップS8が終了すると、PC1は、INIファイル72における各制御設定値の変更の可否を設定する処理を行う(S89)。図24に、ステップS89の詳細なフローチャートを示す。
ステップS89では、PC1は、まずINIファイル72を読み込んで(S801,S802)、そこから制御設定値の設定項目を抽出する(S803:項目抽出ステップ)。ここでは、図23に示すINIファイル72において、タブ欄および設定項目欄が読取られる。
次に、PC1は、抽出した設定項目に基づいて、タブの表示設定画面(可否設定画面)91を表示部15に表示する(S804:可否入力受付ステップ(その1))。タブの表示設定画面91は、新たに作成されるインストーラ(詳細は後述)によりインストールされるプリンタドライバのドライバ初期設定変更画面(表示形態については図20に示すものと同じ)におけるタブの形態を設定する画面である。
図25に示すように、タブの表示設定画面91は、各タブの表示形態を設定するための設定欄911と、設定を確定するためのOKボタン912とが表示される。設定欄911において、タブの形態は“Enable”“Disable”“Hide”の中から選択される。
“Enable”の場合、対象となるタブに含まれる設定項目の制御設定値は変更可能とされる(後述するように、制御設定値の変更の可否を個別に設定することもできる)。“Disable”の場合、対象となるタブは表示されるものの、その中に含まれる設定項目の制御設定値は変更不可能とされる(例えば、表示形態が区別される)。“Hide”の場合、対象となるタブは表示されず、その結果として該タブに含まれる設定項目の制御設定値は変更不可能とされる。このように、タブの形態を選択することによって、そのタブに含まれる複数の設定項目の制御設定値についての変更可否情報を包括的に制御することができる。
そして、OKボタン912が押されると(S805:YES)、PC1は、各タブの変更可否情報を取得して(S806)、INIファイル72に保存する(S807:可否設定作成ステップ(その1))。ここでは、図23に示すINIファイル72において、タブの可否欄に保存される。
次に、PC1は、抽出した設定項目に基づいて、項目の表示設定画面(可否設定画面)92を表示部15に表示する(S809:可否入力受付ステップ(その2))。項目の表示設定画面92は、新たに作成されるインストーラ(詳細は後述)によりインストールされるプリンタドライバのドライバ初期設定変更画面(表示形態については図20に示すものと同じ)における設定項目(制御設定値の設定欄)の形態を設定する画面である。
図26に示すように、項目の表示設定画面92は、各設定項目の表示形態を設定するための設定欄922と、所定数の設定項目を束ねるタブ921と、設定を確定するためのOKボタン923とが表示される。設定欄922において、各設定項目の形態は“Enable”“Disable”“Hide”の中から選択される。
“Enable”の場合、対象となる設定項目の制御設定値は変更可能とされる。“Disable”の場合、対象となる設定項目は表示されるものの、その制御設定値は変更不可能とされる(例えば、表示形態が区別される)。表示されていれば、使用者は制御設定値を確認することだけはできる。“Hide”の場合、対象となる設定項目は表示されず、その結果として該設定項目の制御設定値は変更不可能とされる。なお、上述したように、タブの設定欄911で“Disable”“Hide”とされているタブに含まれる設定項目は、各設定項目の設定欄922で“Enable”となっていても変更することができない。
そして、OKボタン923が押されると(S810:YES)、PC1は、各設定項目の変更可否情報を取得して(S811)、INIファイル72に保存する(S812:可否設定作成ステップ(その2))。ここでは、図23に示すINIファイル72において、設定項目の可否欄に保存される。
図8のフローチャートに戻り、ステップS89が終了すると、PC1は、プリンタドライバ71のセンター接続設定・アップデート設定の変更を受付ける処理を行う(S9)。図11に、ステップS9の詳細なフローチャートを示す。PC1は、まず、プリンタドライバ71のセンター接続設定・アップデート設定の変更を受付けるセッティング画面89を表示部15に表示する(S91)。図21に示すように、セッティング画面89には、プリンタドライバ71のセンター接続設定・アップデート設定の可否を設定する設定欄891と、この設定を確定するためのOKボタン892などが表示される。
そして、OKボタン892が押されると(S92:YES)、これらの情報をINIファイル(設定情報ファイル)74に保存する(S93)。図22に、INIファイル74の内容例を示す。INIファイル74には、上述したポート名・プリンタ名・デフォルト情報に加えて、センター接続設定・アップデート設定について設定値が定められている。
図8のフローチャートに戻り、PC1は、インストール設定情報の表示画面86(図18参照)を再び表示する(S41)。そして、図6のフローチャートに戻り、表示画面86において以上に説明した設定を確定するFINISHボタン866が押されると(S51;YES)、PC1は、表示画面86において、インストーラ作成ステップ(S6)とインストールステップ(S54)のどちらを実行するかの採択入力を受付けるチェック欄862(“Only Create an Installation Program other users”チェック欄)が選択されているか否かを判断する(S53)。ここで、表示画面86は、採択受付ステップにおける表示として、かかる採択入力を受付ける採択画面としても機能する。
チェック欄862が選択されている場合(S53:YES)、PC1は、上述のようにして作成したINIファイル72とINIファイル74を含んだインストーラを作成する処理を行う(S6)。図12に、ステップS6の詳細なフローチャートを示す。また、図27に、ステップS6の処理内容を模式的に表す図を示す。
ステップS6において、PC1は、選択されているプリンタドライバ71がある場合(S61:YES)、該デバイスドライバ71を構成するドライバ構成ファイル711〜714の名前を、レジストリ7Rの仮想プリンタ登録レジストリ73から取得する(S62)。
次に、PC1は、プリンタドライバ71のインストール先であるシステムフォルダ7Sからドライバ構成ファイル711〜714を取得して、インストーラ作成用フォルダ9へコピーする(S63:構成摘出ステップ)。ここで、コピーしたものには、番号に“Z”を付して“構成ファイル711Z〜714Z”とする(以下同様)。
次に、PC1は、上述のようにして作成したINIファイル72とINIファイル74をインストーラ作成用フォルダ9へコピーする(S64)。
次に、PC1は、ステップS12で表示された選択画面82(図14参照)の選択欄822においてポートドライバが選択されている場合は(S651:YES)、ポートドライバ(図示せず)をインストーラ作成用フォルダ9へコピーする(S652)。
次に、PC1は、ステップS31で表示された選択画面85(図17参照)のチェック欄851においてInteractive Helpのインストールが選択されている場合は(S653:YES)、Interactive Helpデータファイル(図示せず)をインストーラ作成用フォルダ9へコピーする(S654)。
次に、PC1は、インストールプログラム75をインストーラ作成用フォルダ9へコピーする(S66)。または、このようなインストーラ作成機能を有さない通常のインストールプログラムをコピーしても良い。
そして、PC1は、インストーラ作成用フォルダ9に含まれているプリンタドライバ71Z(ドライバ構成ファイル711Z〜714Z),INIファイル72Z,INIファイル74Z,インストールプログラム75Zをまとめて、インストーラ100を作成する(S67:インストーラ作成ステップ)。以上により、インストーラ100を作成する一連の処理は終了する。
このようにして得られたインストーラ100は、それに含まれるインストールプログラム75Zが例えば他のPCにて実行されることで、上述のように作成・コピーされたINIファイル72ZとINIファイル74Zに基づいて動作するプリンタドライバ71Zとして当該PCにインストールすることができる。図28に、プリンタドライバ71Zの動作を表すフローチャートを示す。例えば、プリンタドライバ71Zは、インストールされた後の最初に起動された場合に(S901:YES)、INIファイル72Zが存在するか否かを判断し(S902)、存在すれば(S902:YES)、その内容を取得し(S903)、制御設定値を変更する(S904)。
ここで、INIファイル72Zには、図23に示すように変更可否情報が記述されていることから、インストーラ100によってインストールされたプリンタドライバ7Zは、INIファイル72Zの変更可否情報に従って各制御設定値の変更が可能または不可能とされている。
このようにしてインストールされたデバイスドライバ71Zの設定画面(User Interface;いわゆるプロパティ画面)の表示例を図29に示す。この設定画面は、プリンタドライバ71Zが有するConfigurationファイル712Z(図27参照)に基づいて表示される。
図29に示す設定画面のタブについて説明する。ここで、「Basic」タブは通常に表示されており、これに含まれる制御設定値は変更可能とされている(後述するように、個別に変更不可能とされているものを除く)。これに対して、「Advanced」タブは表示されているものの、非アクティブ色(図では破線で示す)とされて選択が許容されておらず、これに含まれる制御設定値は変更不可能とされている。また、「Accessories」タブと「Support」タブ(図20参照)は表示自体されておらず、これに含まれる制御設定値は変更不可能とされている。これらは、上述したように、図23に示すINIファイル72の内容および図25に示すタブの表示設定画面91において、「Basic」タブが“Enable”、「Advanced」タブが“Disable”、「Accessories」タブと「Support」タブが“Hide”に設定されていることに基づく。
図29に示す設定画面の設定項目について説明する。図では、「Basic」タブが選択されている場合を表す。ここで、「Multiple Page」「Orientation」「Copies」「Media Type」「Paper Source」の設定項目は通常に表示されており、これらの制御設定値は変更可能とされている。これに対して、「Paper Size」は表示されているものの、非アクティブ色(図では破線で示す)とされて選択が許容されておらず、この制御設定値は変更不可能とされている。また、「Duplex/Booklet」の設定項目(図20参照)は表示自体されておらず、この制御設定値は変更不可能とされている。これらは、上述したように、図23に示すINIファイル72の内容および図25に示すタブの表示設定画面91において、「Multiple Page」「Orientation」「Copies」「Media Type」「Paper Source」の設定項目が“Enable”、「Paper Size」の設定項目が“Disable”、「Duplex/Booklet」の設定項目が“Hide”に設定されていることに基づく。
図6のフローチャートの説明に戻る。S53において、チェック欄862が選択されていない場合には(S53:NO)、プリンタドライバ71をPC1にインストールする処理を行う(S54:インストールステップ)。ここでは、例えば、インストーラ7に含まれているプリンタドライバ71(図5参照)をPC1にインストールするばかりでなく、既にPC1にインストールされているプリンタドライバ71(図4参照)を再度PC1にインストールすることができる。
ここで、インストールステップS54では、上述のようにして作成したINIファイル72とINIファイル74をインストールに用いることができる。すなわち、インストーラ7に含まれているプリンタドライバ71(図5参照)をPC1にインストールする場合、新たにインストールされるプリンタドライバ71には所望の設定を施すことができる。また、既にPC1にインストールされているプリンタドライバ71(図4参照)を再度PC1にインストールする場合、再度インストールされるプリンタドライバ71には所望の設定を施すことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの形式に限定されるものではなく、これらに具現された発明と同一性の範囲内において適宜変更して実施し得る。上記実施形態では、ステップS2(図6参照)・ステップS21〜S27(図7参照)において、プリンタドライバ(デバイスドライバ)の表示対象として、コンピュータにインストールされているプリンタドライバを使用したが、ドライバ構成ファイルとそのインストール手順が記述されたINFファイルとがコンピュータに記憶された状態のプリンタドライバを使用しても良い。
ネットワーク環境の概要を示すシステムブロック図 パーソナルコンピュータ(PC)の概略構成を示すブロック図 複合機の外観構成の概略を示す斜視図 プリンタドライバがインストールされたHDDのデータ構造を示す模式図 プリンタドライバが記憶されたCD−ROMのデータ構造を示す模式図 インストールプログラムを起動したPCが行う基本処理を表すフローチャート インストールされているプリンタドライバを表示する表示処理を表すフローチャート 選択されたプリンタドライバの情報を表示する表示処理を表すフローチャート プリンタドライバの設定処理を表すフローチャート(その1) プリンタドライバの設定処理を表すフローチャート(その2) プリンタドライバの設定処理を表すフローチャート(その3) インストーラの作成処理を表すフローチャート ステップS10における表示例 ステップS12における表示例 ステップS13における表示例 ステップS23における表示例 ステップS31における表示例 ステップS41における表示例 ステップS71における表示例 ステップS83における表示例 ステップS91における表示例 設定情報ファイルの内容例 初期設定ファイルの内容例 制御設定値の変更の可否を設定する処理を表すフローチャート ステップS804における表示例 ステップS809における表示例 ステップS6の処理内容を模式的に表す図 作成されたインストーラによってインストールされたプリンタドライバの動作を表すフローチャート 作成されたインストーラによってインストールされたプリンタドライバの表示例
符号の説明
1 PC(Personal Computer;情報処理装置)
2 スキャナ(周辺デバイス)
3 プリンタ(周辺デバイス)
4 複合機(周辺デバイス)
5 ネットワーク
11 CPU(構成摘出手段・入力受付手段・設定作成手段・インストーラ作成手段)
14 HDD(Hard Disk Drive)
15 表示部
16 入力部
18 CD−ROMドライブ
20 プリンタ部
7S システムフォルダ
7R レジストリ
7 インストーラ
70 CD−ROM(記憶媒体)
71 プリンタドライバ
72 INIファイル(初期設定ファイル)
74 INIファイル(設定情報ファイル)
75 インストールプログラム

Claims (10)

  1. デバイスを制御するためのデバイスドライバがインストールされているコンピュータから、該デバイスドライバを構成するドライバ構成ファイルを摘出する構成摘出ステップと、
    前記デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の変更の可否入力を受付ける可否入力受付ステップと、
    前記可否入力の内容を反映した前記制御設定値についての変更可否情報が記述された初期設定ファイルを作成する可否設定作成ステップと、
    前記ドライバ構成ファイルと前記初期設定ファイルとを含み、当該初期設定ファイルに記述されている前記変更可否情報に従って前記制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするためのインストーラを作成するインストーラ作成ステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. コンピュータにインストールされているデバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値が記述された初期設定ファイルから、該制御設定値の項目を抽出する項目抽出ステップを更にコンピュータに実行させ、
    前記可否入力受付ステップでは、前記項目抽出ステップにて抽出した前記制御設定値の項目に基づいて、該制御設定値の可否入力を受付ける可否設定画面を作成する請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記制御設定値についての入力の内容を反映した制御設定値が記述された初期設定ファイルを取得する設定取得ステップを更にコンピュータに実行させ、
    前記インストーラ作成ステップでは、前記初期設定ファイルに記述されている制御設定値でデバイスを制御するとともに、前記初期設定ファイルに記述されている前記変更可否情報に従って前記制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするインストーラを作成する請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記設定取得ステップでは、前記デバイスドライバが備える前記制御設定値についての入力を受付ける設定画面を表示する機能を呼び出して実行するステップを含み、前記設定画面で受付けた入力の内容を反映した制御設定値が記述された初期設定ファイルを取得する請求項3に記載のプログラム。
  5. デバイスを制御するためのデバイスドライバをコンピュータにインストールするインストーラに含まれるインストールプログラムであって、
    デバイスドライバをコンピュータにインストールするインストールステップと、
    前記インストーラ作成ステップと前記インストールステップのどちらを実行するかの採択入力を受付ける採択受付ステップと、
    を更にコンピュータに実行させる請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプログラムを記憶するコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  7. デバイスを制御するためのデバイスドライバがインストールされているコンピュータから、該デバイスドライバを構成するドライバ構成ファイルを摘出する構成摘出ステップと、
    前記デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の変更の可否入力を受付ける可否入力受付ステップと、
    前記可否入力の内容を反映した前記制御設定値についての変更可否情報が記述された初期設定ファイルを作成する可否設定作成ステップと、
    前記ドライバ構成ファイルと前記初期設定ファイルとを含み、当該初期設定ファイルに記述されている前記変更可否情報に従って前記制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするためのインストーラを作成するインストーラ作成ステップと、
    を備えるインストーラの作成方法。
  8. 前記デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の入力を受付ける入力受付ステップと、
    前記入力の内容を反映した制御設定値が記述された初期設定ファイルを作成する設定作成ステップと、を更に含み、
    前記インストーラ作成ステップでは、前記初期設定ファイルに記述されている制御設定値でデバイスを制御するとともに、前記初期設定ファイルに記述されている前記変更可否情報に従って前記制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするインストーラを作成する請求項7に記載のインストーラの作成方法。
  9. デバイスを制御するためのデバイスドライバがインストールされているコンピュータから、該デバイスドライバを構成するドライバ構成ファイルを摘出する構成摘出手段と、
    前記デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の変更の可否入力を受付ける可否入力受付手段と、
    前記可否入力の内容を反映した前記制御設定値についての変更可否情報が記述された初期設定ファイルを作成する可否設定作成手段と、
    前記ドライバ構成ファイルと前記初期設定ファイルとを含み、当該初期設定ファイルに記述されている前記変更可否情報に従って前記制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするためのインストーラを作成するインストーラ作成手段と、
    を備える情報処理装置。
  10. 前記デバイスドライバがデバイスを制御する際に用いる制御設定値の入力を受付ける入力受付手段と、
    前記入力の内容を反映した制御設定値が記述された初期設定ファイルを作成する設定作成手段と、更に含み、
    前記インストーラ作成手段では、前記初期設定ファイルに記述されている制御設定値でデバイスを制御するとともに、前記初期設定ファイルに記述されている前記変更可否情報に従って前記制御設定値の変更が可能または不可能となるようにデバイスドライバをコンピュータにインストールするインストーラを作成する請求項9に記載の情報処理装置。
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